JPH07125295A - 感熱記録プリンタ - Google Patents

感熱記録プリンタ

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Publication number
JPH07125295A
JPH07125295A JP27924593A JP27924593A JPH07125295A JP H07125295 A JPH07125295 A JP H07125295A JP 27924593 A JP27924593 A JP 27924593A JP 27924593 A JP27924593 A JP 27924593A JP H07125295 A JPH07125295 A JP H07125295A
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JP
Japan
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preheating
temperature
printing
time
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP27924593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Yokozawa
横沢  達
Yasunori Kobori
康功 小堀
Hidefumi Goto
英文 後藤
Koji Kawakami
浩司 川上
Hiroshi Nakamura
洋 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連続印画において、印画と印画の間に記録ヘッ
ドを所定の温度にするための予熱を、次画面の印画を始
めるときにヘッド温度の上昇が所定の温度で止まるよう
にすることで、ヘッド温度を安定させるための時間を無
くした感熱記録プリンタを提供すること。 【構成】目標温度との差を求める温度差算出器19と、
ヘッド周辺の温度を求める環境温度算出器20から得ら
れたデータに基づいて、ヘッド温度の上昇が所定の温度
で止まる様にするための、予熱時間長を求める予熱時間
算出器21を設ける。 【効果】連続印画において、予熱終了後にヘッド温度を
安定させるために要する時間を無して印画時間を短縮
し、かつ印画濃度を従来と同様に安定させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録プリンタに係
り、特に1画面分の印画終了から次の画面の印画を始め
るまでの期間に、感熱記録ヘッドを所定の温度に予熱す
るための予熱制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から複数のドット状発熱体が一列に
並んだ感熱記録ヘッドを有し、この感熱記録ヘッドを熱
転写インクリボン等の感熱記録媒体に接触させると共
に、通電特性や感熱記録ヘッドに印加する電圧を制御す
ることで、各階調での発熱量を可変し、階調を有する画
像を受像紙上に記録するようにした特開平1-234270号公
報や特開平1-281940号公報、または特開平1-294067号公
報にあるような感熱記録プリンタが実用化されている。
【0003】図2は感熱記録プリンタのブロック図であ
り、その動作を図3のフローチャートに基づいて説明す
る。また、図4に時間とヘッド温度変化の例を示す。
【0004】なお、本例では発熱量を感熱記録ヘッドの
各階調での通電時間、つまり通電特性で制御していると
して説明する。
【0005】プリンタは電源が投入されると、まず感熱
記録プリンタの全体を制御するシステムコントローラ1
が各部の初期化を行い(S1)、次に印画開始命令の待
機動作に入る(S3)。
【0006】待機中は、ヘッド温度検出器3がサーミス
タ31の抵抗値を決められた時間間隔で温度データに変
換し、このデータを予熱制御部13が監視する。そし
て、ヘッド温度が印画初期の濃度むらを防ぐために設定
されている温度P1よりも低くなると、システムコント
ローラ1に予熱要求133を出力してして予熱動作に入
る(S2)。
【0007】まず、ここでは通常の印画動作から説明す
る。
【0008】温度が高く印字動作を開始できるときは、
印画開始命令を受けると、システムコントローラ1は印
画部制御信号15を出力して、印画機構部4に受像紙5
と感熱記録媒体6の印画開始位置を、感熱記録ヘッド2
とこれに対向するプラテンローラ7とに挟まれる様に移
動させた後、感熱記録ヘッド2で感熱記録媒体6を介し
て受像紙5を押圧する(S4)。
【0009】次にシステムコントローラ1はヘッド温度
検出器3から受けた感熱記録ヘッド2の温度に基づい
て、各階調で目標濃度を得るための感熱記録ヘッド2の
各階調での通電時間、つまり印画通電特性9を算出す
る。
【0010】図14は通電特性の一例で、階調とある階
調までの累積の通電時間との関係を表しており、例えば
ある画素の第5階調目の印画は、その画素を第4階調目
まで印画した後、さらにΔTの時間だけ長く通電をすれ
ば良いことを示しており、このΔTはヘッド温度によっ
て変化することも示している。
【0011】また図15は階調と印画濃度の関係を表す
印画特性で、先の例のように第4階調目からΔTの通電
をすると、印画濃度がΔD変化することを示している。
【0012】図14と図15の関係は、図15の印画特
性がヘッド温度や環境温度によって変化しないように決
定される。
【0013】以上のように算出された印画通電特性9
は、中間調制御部8の通電特性記憶器81に記憶される
(S5)。
【0014】ここで、中間調制御部8は1行分の階調画
像10を受けると、感熱記録ヘッド2へ各抵抗体に対応
する画像データに従って各抵抗体の通電を目標階調まで
は許可し、それ以降は禁止するための通電データ101
と、それに続いて通電特性記憶器81のデータに基づい
た通電パルス102(図14のΔT)を送る。
【0015】通電パルス102に対して感熱記録ヘッド
2は、パルス期間中に通電許可が出ている抵抗体だけに
電流を供給するので、各抵抗体の発熱量が制御される。
【0016】印画通電特性9の設定が終わると、システ
ムコントローラ1は切替え器12をA側に切替え、次に
印画部制御信号15により印画機構部4に1画面の行数
を設定して、受像紙5と感熱記録媒体6の1行送りを開
始させると共に、この送りに同期して印画同期信号42
を出力させる(S6)。
【0017】中間調制御部8は切替え器12を通して印
画同期信号42を受ける度に、半導体メモリやパソコン
などで構成された階調画像発生源11から階調画像10
を取り込み、通電特性記憶器81に記憶した特性で感熱
記録ヘッド2の通電を行い、1行分の印画を行う(S
7)。
【0018】1画面分の印画同期信号42により印画が
終了するとシステムコントローラ1は印画部制御信号1
5により、印画機構部4に受像紙5を排紙させ(S
8)、ステップ1の処理に戻り1画面分の印画を完了す
る。
【0019】次に予熱動作について説明する。
【0020】感熱記録ヘッド2の温度が低く、予熱動作
(S2)に入った場合、システムコントローラ1は予熱
制御部13の予熱要求133に従い、予め予熱専用に記
憶している予熱通電特性14を、印画通電特性9の代わ
りに中間調制御部8の通電特性記憶器81に設定する
(S9)。
【0021】予熱通電特性14の設定が終わると、シス
テムコントローラ1は切替え器12をB側に切替え、予
熱制御部13に予熱開始信号134を送る(S10)。
【0022】予熱開始信号134を受けると予熱制御部
13は、中間調制御部8へ印画同期信号42に相当する
予熱動作信号131と、階調画像10に相当する予熱用
データ132を繰り返し出力する。
【0023】そして、中間調制御部8は切替え器12を
通して予熱動作信号131を受ける度に予熱用データ1
32を取り込み、通電特性記憶器81に記憶した通電特
性で感熱記録ヘッド2の予熱通電をする(S11)。
【0024】やがて、図4に示すように設定された温度
P2まで感熱記録ヘッド2が加熱されると予熱制御部1
3は、予熱動作信号131の出力を止め、予熱終了13
5をシステムコントローラ1へ出力して予熱動作を終了
する(S12)。
【0025】その後システムコントローラ1は、印画命
令を受けていれば印画動作(S4)に移り、受けていな
ければ印画開始命令の待機(S3)に戻る。
【0026】以降、1画面分の印画が終了すると予熱制
御部13がヘッド温度を確認し、この結果により予熱動
作(S2)または次の印画開始命令の待機(S3)に戻
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】一般に感熱記録ヘッド
には、ヘッドを取りつけるアルミブロックや冷却用の放
熱フィン等があり大きな熱容量を持っている。また感熱
記録ヘッドの温度を検出するサーミスタは、ヘッドの構
造上の制約から、通常はアルミブロック等に取りつけら
れている。
【0028】そのため、設定した温度P2に到達した時
刻T2で予熱を終了しても、実際には図4のように時刻
T2以降も温度が上昇する。
【0029】しかし、印画濃度を安定させるには、予熱
を終了して印画動作に移行した後、温度上昇が止まった
時(T3)にサーミスタからの温度に基づいて印画通電
特性を算出した方が好ましい。
【0030】したがって連続印画において、直前の印画
が淡い画像つまり発熱量の少ない画像や、熱転写プリン
タの置かれた環境温度が例えば10度Cのような低温の
場合、次の印画のために印画紙や感熱記録媒体の頭出し
等をする間に、感熱記録ヘッドの温度が低下して予熱が
行われると、結果前記の様に温度上昇が止まるのを待つ
ため次画面の印画開始が遅れ、印画時間の増大を招くと
いう問題点があった。
【0031】またイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、ブラック(K)といったカラーの感熱記録
媒体を面単位で重ね合せて印画をするカラー感熱記録プ
リンタにおいては、重ね合せた色合いを均一に保つため
に、各色の印画開始温度が安定していることはもちろ
ん、単色印画に比べて数倍要する印画時間も使い勝手の
点からなるべく短い方が好ましい。
【0032】この場合、予熱には決められた時間内で加
熱し、かつ温度上昇を止めることが要求されるが、時間
短縮の為に急激な加熱をすると、その後温度が安定する
までにかえって時間を要するという問題があった。
【0033】本発明の目的は、前記従来の問題点に鑑み
てなされたもので、連続印画において安定した濃度を得
るとともに、各印画面間に行う予熱による印画時間の増
大を防ぐことにある。
【0034】
【課題を解決するため手段】前記目的を達成するため
に、本発明は1画面分の印画終了後、次の印画動作を始
める以前に行う予熱によるヘッド温度の上昇が、次画面
の印画通電特性を算出する時には予熱目標温度で止まる
ようにするために、前画面の印画終了後からヘッド温度
検出手段が検出した感熱記録ヘッドの温度の推移と目標
温度との差に基づいて、予熱する期間または時間長を決
定する予熱時間算出手段を備える。
【0035】また、発明は前画面の印画終了後からヘッ
ド温度検出手段が検出した感熱記録ヘッドの温度推移お
よび目標温度との差に基づいて、次画面を印画する前の
限られた時間内に行う予熱によるヘッド温度の上昇が、
次画面の印画通電特性を算出する時には予熱目標温度で
止まるようにするための、感熱記録ヘッドの予熱発熱量
を求める予熱量算出手段を備える。
【0036】さらに、発明はヘッド温度検出手段が検出
した予熱中のヘッド温度の推移により、限られた時間内
に行う予熱によるヘッド温度の上昇が、精度良く目標の
温度で止まるように、予熱期間中に感熱記録ヘッドの発
熱量を可変する予熱量算出手段を備える。
【0037】
【作用】請求項1において、予熱時間算出手段は予熱す
る時間長を、次画面の通電特性算出時にはヘッド温度の
上昇が目標の温度で止まるように決定するので、連続印
画において印画終了から次の印画開始までに入る予熱に
よる待ち時間を短縮することが出来る。
【0038】請求項2において、予熱量算出手段は感熱
記録ヘッドの発熱量を、次画面の通電特性算出時にヘッ
ド温度の上昇が目標の温度で止まるように決定するの
で、連続印画において印画終了から次の印画開始までの
予熱による待ち時間を短縮することが出来る。
【0039】請求項3において、予熱量算出手段は感熱
記録ヘッドの発熱量をヘッド温度の推移に従って可変す
るので、ヘッド温度を目標の温度に精度良く近づけるこ
とが出来る。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0041】図1に本発明の第一の実施例のブロック図
を示す。
【0042】図1は予熱制御部13のブロック図で、1
6はシステムコントローラ1によって初期化時に設定さ
れる予熱開始温度記憶器、17は同様に設定される予熱
終了温度記憶器、18はヘッド温度と予熱開始温度(P
1)を比較して予熱要求133を出力するための比較
器、19は予熱要求133を出力したときのヘッド温度
と予熱終了温度記憶器17に記憶された予熱終了温度
(P2)との差を求める温度差算出器、20は印画終了
後のヘッド温度の低下傾向をヘッド温度検出器3から受
けるデータの差分量の変化から求め、これに基づいて感
熱記録ヘッド2が置かれている環境温度を推定する環境
温度算出器、21は環境温度算出器20と温度差算出器
19から出力されたデータに基づいて予熱する時間長を
求める予熱時間算出器、22は予熱時間算出器21から
受けた時間を刻み、予熱終了信号135を出力する予熱
タイマー、23は予熱開始信号134を受けて予熱動作
信号131を出力し、また予熱終了信号135で予熱動
作信号131の出力を停止する予熱動作信号発生器、2
4は予熱用データ132を記憶した予熱用データ記憶器
で、初期化において特定の階調(例えば、最も累積通電
時間が長い階調)が設定される。
【0043】本実施例の動作を図1、及び図5のフロー
チャート、さらにヘッド温度と時間経過の例を示した図
6を用いて説明する。
【0044】前画面の印画が終了すると、環境温度算出
器20が環境温度の推定を開始するとともに、印画機構
部4による排紙(S4)が行われる。
【0045】次いで、連続印画(S5)の時は、予熱制
御部13は比較器18により現在のヘッド温度と予熱開
始温度記憶器16に設定された予熱開始温度を比較し
て、本発明の予熱動作を必要とする場合は予熱要求13
3を出力する。
【0046】予熱要求133を受けたシステムコントロ
ーラ1は、切替え器12をB側にし、さらに予熱通電特
性14を中間調制御部8に設定する(S6)。
【0047】予熱通電特性14が設定されている間に予
熱制御部13は、予熱時間算出器21により環境温度算
出器20と温度差算出器19から得られたデータに基づ
いて、予熱タイマー22に設定する予熱時間長を求める
(S15)。
【0048】ここで予熱時間長は、予熱終了後の温度上
昇を考慮し、次画面の印画通電特性9を算出する時にヘ
ッド温度の温度上昇が予熱終了温度で止まる様に決定さ
れる。
【0049】図11は温度差および環境温度に対する予
熱時間長の関係を示す例であるが、温度差は大まかな予
熱時間長を求めるために、また環境温度はヘッドからの
放熱量を考慮して予熱時間長を補正するために用いられ
る。
【0050】求められた予熱時間長は予熱タイマー22
に設定され(S8)、予熱制御部13はシステムコント
ローラ1から予熱開始信号134が来るのを待つ(S
9)。
【0051】時刻T1において予熱開始信号134を受
けると、予熱タイマー22が設定された時間分のカウン
トダウンまたはアップを開始し、同時に予熱動作信号発
生器23が予熱動作信号131の出力を開始することで
予熱が始まる(S10)。
【0052】予熱タイマー22は設定された時間長、つ
まりT2’までカウントすると、予熱終了134を予熱
動作信号発生器23とシステムコントローラ1へ出力す
る(S11)。
【0053】これによって、予熱動作信号発生器23は
予熱動作信号131の出力を停止するので、中間調制御
部8の動作が止まり予熱通電が終了する。また、システ
ムコントローラ1は、印画部制御信号15を出力して印
画機構部4に給紙等の印画準備(S1)をさせ、次いで
ヘッド温度を測定して印画通電特性9の設定を行い(S
2)、次画面の印画を開始する。
【0054】以上のように、従来は検出したヘッド温度
が予熱終了温度P2に達する時刻T2まで予熱をしてい
たため、実際の印画は時刻T3からであったが、本発明
によれば予熱終了後のヘッド温度上昇を考慮して予熱す
る時間を決定するので、時刻T2から印画を開始するこ
とが可能となり、予熱による待ち時間を短縮することが
出来る。
【0055】なお、本発明において予熱時間算出器21
の構成は、温度差算出器19と環境温度算出器20から
出力される2つのデータを元に、マイクロコンピュータ
上のソフトウエアで処理する構成や、この2つのデータ
の組合わせを条件として、予め計算した結果をリード・
オンリー・メモリ(ROM)に記憶しておき、予熱時に
はこの2つのデータをアドレスデータとしてROMを読
み出すようにした構成、更にはROMの代わりにランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)を用い、電源投入後の
初期化においてマイクロコンピュータで、この2つのデ
ータの組合わせを条件に計算した結果を記憶させるなど
の構成が考えられる。
【0056】またここで、マイクロコンピュータ(ディ
ジタル・シグナル・プロセッサ等も含む)は時間計算専
用に設けた場合や、システムを制御するコントローラ用
のものと兼用する場合も有ることは想像に難くない。
【0057】次に、本発明の第二の実施例を図7に示
す。
【0058】本実施例が第一の実施例と異なる点は、予
め決めらた所定時間内に所定の温度にまで予熱すること
にあり、このため予熱制御手段はヘッド温度を基に必要
な総発熱量を求め、この発熱量を得る様に予熱期間中の
通電特性を決める。
【0059】図7において、25は温度差算出器19と
環境温度算出器20、さらにシステムコントローラ1が
設定した予熱制限時間に基づいて総発熱量を求め、これ
から予熱通電特性14を計算する予熱量算出器である。
【0060】また、図8は図2を基本にしたブロック図
で、26は切替え器12に印画通電特性9と予熱通電特
性14の切替え機能を新たに付加した切替え器で、予熱
中はB側に切替えられる、136は予熱する時間長でシ
ステムコントローラ1に記憶されている予熱制限時間で
ある。
【0061】さらに、図16は予熱様算出器25の一例
を示すブロック図で、251は温度差算出器19と環境
温度算出器20から予熱期間中に必要な発熱量を求める
総発熱量算出器。図12はその出力の一例で、温度差に
対しては差が大きければ総発熱量も大きく、環境温度に
対しては温度が高ければ総発熱量は逆に小さくなる様に
決定される。
【0062】252は初期化で設定される予熱用の基本
的な通電特性である基本通電特性、253は予熱制限時
間136と総発熱量算出器251の出力から、基本通電
特性を温度条件に合せるための係数を算出する通電係数
算出器。図13はその出力の一例で、予熱制限時間に対
しては時間が長ければ累積通電時間を短く、また総発熱
量に対しては発熱が大きければ累積通電時間が長くなる
ように係数が決定される。
【0063】254は通電係数を基本通電特性に階調毎
に掛け合わせて、予熱用の通電特性である予熱通電特性
14を出力する乗算器である。
【0064】本実施例の動作を図7、図8、図16およ
び図9のフローチャートと、ヘッド温度と時間経過の例
を示した図10を用いて説明する。
【0065】1画面分の印画が終了すると、第一の実施
例と同様に環境温度算出器20が環境温度の推定を開始
するとともに、印画機構部4が排紙(S4)を行う。
【0066】次いで、連続印画(S5)の時は、予熱制
御部13は比較器18によりヘッド温度を確認し、予熱
を必要とする場合には予熱要求133を出力する(S
6)。
【0067】予熱要求133を受けたシステムコントロ
ーラ1は、切替え器26をB側へ切替え、予熱制限時間
136を予熱タイマー22と予熱量算出器25へ設定す
る(S7)。
【0068】つぎに予熱制御部13は、予熱量算出器2
5において温度差算出器19と環境温度算出器20から
得られたデータ、さらに予熱制限時間136に基づい
て、次画面の印画通電特性9を算出するときには温度上
昇が、予熱終了温度で止まる様に基本通電特性252に
係数を掛けて、予熱期間中使われる予熱通電特性14を
求める。
【0069】このように求められた予熱通電特性14
は、切替え器26を通して通電特性記憶器81に設定さ
れ(S8)、予熱制御部13はシステムコントローラ1
から予熱開始信号134が来るのを待つ(S9)。
【0070】以降、第一の実施例と同様に時刻T1に予
熱タイマー22がカウントを開始して、設定された通電
特性で予熱通電が繰り返され(S10)、総発熱量算出
産器251が求めた発熱量に達する時刻T2’の制限時
刻になると予熱が終了する(S11)。
【0071】その後、印画準備(S1)、印画通電特性
の算出(S2)と続いて、次画面の印画を開始する。
【0072】以上のように、本発明によれば制限された
予熱時間内に、速やかに感熱記録ヘッドを加熱し、かつ
次の画面の印画開始時には目標の温度でヘッド温度の上
昇が止まるように予熱量を制御するので、特にカラー感
熱記録プリンタにおいては、重ね合せた色合いを均一に
保ち、かつ予熱による待ち時間を短縮することが出来
る。
【0073】なお、実施例の説明において予熱の終了
を、予熱タイマー22からの予熱終了135で行ってい
るが、これはシステムコントローラ1が内部でカウント
する手段を有するなら、予熱タイマー22と同じ時間長
を内部でカウントし、終了信号を受けないで自動的に次
の印画準備等の動作に移るようにしても良い。
【0074】次に、本発明の第三の実施例を図17に示
す。
【0075】本実施例は第二の実施例における通電特性
を、予熱途中にヘッド温度の変化と残り予熱時間に応じ
て可変させる。
【0076】このため第二の実施例において、予熱を開
始する直前にのみデータを算出していた温度差算出器1
9および環境温度算出器20は、本実施例では予熱中も
繰り返し算出をする様に動作する。また、予熱タイマー
22は予熱終了135に加えて、予熱終了までの時間を
示す予熱残り時間221も出力する様に動作する。
【0077】図18は本実施例における予熱量算出器2
5のブロック図で、第二の実施例とは通電係数が予熱残
り時間221により変化する点以外は同じであり、予熱
期間中は予熱動作信号131に同期して予熱通電特性1
4の変更をするように動作する。
【0078】図19は通電特性を決定する通電係数算出
器253の出力の一例で、予熱残り時間221に対し
て、予熱開始時は通電時間を長くする1より大きな係数
が、また残り時間が少なくなると通電時間を短くする係
数が出力されるようになっていいる。
【0079】なお、上記以外の各ブロックは図7、図1
6と同様の動作をする。
【0080】本実施例の動作を図17と図8を用いて説
明する。
【0081】まず前画面の印画終了後、予熱要求133
を出力するまでは、第二の実施例と同様に動作し、予熱
要求133を受けたシステムコントローラ1は、予熱制
限時間136を予熱タイマー22へ設定する。
【0082】つぎに予熱制御部13は、予熱量算出器2
5において温度差算出器19と環境温度算出器20から
得られたデータ、さらに予熱残り時間221に基づい
て、基本通電特性252に係数を掛けて、予熱通電特性
14を求める。
【0083】予熱通電特性14は、切替え器26を通し
て通電特性記憶器81に設定され、予熱制御部13はシ
ステムコントローラ1から予熱開始信号134が来るの
を待つ。
【0084】以降、時刻T1に予熱が開始されると、予
熱タイマー22が出力する予熱残り時間221が変化
し、これに応じて順次算出される予熱通電特性14が切
替え器26を通して通電特性記憶器81に設定され、設
定された通電特性で予熱が行われて、時刻T2’の制限
時刻になると予熱が終了する。
【0085】予熱終了後は第二の実施例と同様に動作
し、次画面の印画が始まる。
【0086】以上のように、本発明によれば予熱初期は
累積通電時間の長い通電特性で速やかに加熱し、その後
は残り時間とヘッド温度の変化に応じて、通電係数を小
さくすることにより、制限された予熱時間内に感熱記録
ヘッドを加熱し、かつ加熱のし過ぎが起こらない精度の
高い予熱を実現できる。
【0087】次に本発明の第四の実施例を図20に示
す。
【0088】感熱記録ヘッドが発生する熱量は図14、
図15にあるように、階調または各階調での通電時間を
決める通電特性によって制御できる。そこで、本実施例
は第二の実施例における発熱量の制御を通電特性に代っ
て、予熱時の階調つまり予熱用データを変えることによ
り行う。
【0089】図20は図7において予熱量算出器25の
機能を、ヘッド温度に従って予熱用データ132を算出
する予熱データ算出器27に、また予熱用データ記憶器
24は通電特性を記憶する予熱通電特性記憶器28に、
それぞれ置き換えることによって構成されたものであ
る。
【0090】また図21は予熱データ算出器27のブロ
ック図で、ここでも基本通電特性252が基本予熱デー
タ272に、通電係数算出器253も予熱制限時間13
6と総発熱量から、基本予熱データ272を温度条件に
合せるための係数を算出するデータ係数算出器273に
それぞれ置き換えられている。
【0091】なお、データ係数算出器273は、第二の
実施例と同様に予熱制限時間に対しては時間が長ければ
階調を低く、また総発熱量に対しては発熱が大きければ
階調が高くなるように係数が決定される。
【0092】本実施例の動作を図20と図8を用い、予
熱要求133が出力された時点から説明する。なお、こ
れ以前の動作は第二の実施例と同じである。
【0093】予熱要求133を受けたシステムコントロ
ーラ1は、切替え器26をB側へ切替え、予熱制限時間
136を予熱タイマー22と予熱データ算出器27へ設
定する。
【0094】つぎに予熱制御部13は、予熱用データ算
出器27において温度差算出器19と環境温度算出器2
0から得られたデータ、さらに予熱制限時間136に基
づいて、次画面の印画通電特性9を算出するときには、
ヘッド温度の上昇が予熱終了温度で止まる様に基本予熱
データ272に係数を掛けて、予熱用データ132を求
める。このように求められた予熱用データ132は、予
熱中は切替え器26を通して予熱動作信号42に同期し
て中間調制御部8へ取り込まれる。
【0095】以降、第二の実施例と同様に時刻T1に予
熱タイマー22がカウントを開始すると、中間調制御部
8は予熱動作信号42に同期して、切替え器26を通し
て取り込んだ予熱用データ132に従った発熱をして、
やがて総発熱量算出産器251が求めた発熱量に達する
時刻T2’の制限時刻になると予熱が終了する。
【0096】予熱終了後は第二の実施例と同様に動作
し、次画面の印画が始まる。
【0097】以上のように、本発明によれば第二の実施
例と同じ予熱量を階調データの制御で得ることが可能と
なる。
【0098】なお、第三の実施例においても本実施例と
同様に、予熱用データの算出手段と予熱通電特性の算出
手段を互いに置き換えることが可能で、予熱量の制御も
第三の実施例と同様に出来ることは明らかである。
【0099】
【発明の効果】請求項1によれば、次画面の印画前に行
う予熱の時間長を、次画面の印画動作を開始したときに
ヘッド温度の上昇が目標温度で止まるように決定するの
で、印画開始後すぐに通電特性を算出できる。したがっ
て連続印画において予熱による待ち時間を短縮すること
が出来る。
【0100】請求項2によれば、限られた予熱時間内に
発生する発熱量を、次画面の印画動作を始めたときにヘ
ッド温度の上昇が目標温度で止まるように決定するの
で、印画開始後すぐに通電特性を算出できる。したがっ
て、連続印画において予熱による待ち時間を短縮するこ
とが出来る。
【0101】請求項3によれば、予熱期間中の発熱量
を、次画面の印画動作を開始したときにヘッド温度の上
昇が精度良く目標温度で止まるように可変するので、連
続印画において予熱による待ち時間を短縮するととも
に、印画濃度を安定させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における予熱制御部のブロック図
である。
【図2】感熱プリンタのブロック図である。
【図3】従来例を説明するフローチャートである。
【図4】従来の予熱におけるヘッド温度の変化を示す図
である。
【図5】第1の実施例を説明するフローチャートであ
る。
【図6】第1の実施例におけるヘッド温度の変化を示す
図である。
【図7】第2の実施例における予熱制御部のブロック図
である。
【図8】第2の実施例における感熱プリンタのブロック
図である。
【図9】第2の実施例を説明するフローチャートであ
る。
【図10】第2の実施例におけるヘッド温度の変化を示
す図である。
【図11】第1の実施例における予熱時間長の特性図で
ある。
【図12】第2の実施例における総発熱量の特性図であ
る。
【図13】第2の実施例における通電係数の特性図であ
る。
【図14】印画階調とヘッドの通電時間の関係図であ
る。
【図15】印画階調と印画濃度の関係図である。
【図16】第2の実施例における予熱量算出器のブロッ
ク図である。
【図17】第3の実施例における予熱制御部のブロック
図である。
【図18】第3の実施例における予熱量算出器のブロッ
ク図である。
【図19】第3の実施例における通電係数の特性図であ
る。
【図20】第4の実施例における予熱制御部のブロック
図である。
【図21】第4の実施例における予熱データ算出器のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…システムコントローラ、 2…感熱記録ヘッド、 3…ヘッド温度検出器、 4…印画機構部、 8…中間調制御部、 13…予熱制御部、 19…温度差算出器、 20…環境温度算出器、 21…予熱時間算出器、 25…予熱量算出器、 27…予熱データ算出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 英文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 川上 浩司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 中村 洋 茨城県勝田市稲田1410番地株式会社日立製 作所AV機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発熱抵抗体が一列に並んだ感熱記録
    ヘッドと、1行分の階調画像データを受けて、階調毎の
    感熱記録ヘッドの通電時間(発熱時間)を通電特性に従
    って可変し、各抵抗体の発熱量の違いで受像紙上に1行
    分の階調画像を印画する中間調制御手段と、 感熱記録ヘッドの温度を測定するヘッド温度検出手段
    と、ヘッド温度検出手段から受けた温度に従って中間調
    制御手段を制御し、複数回数の通電をすることで感熱記
    録ヘッドを予熱する予熱制御手段と、これら各手段を制
    御するためのシステム制御手段を有し、 1画面の画像を複数行に分けて印画するように動作し、
    1画面分の印画を始める前に、予熱制御手段により感熱
    記録ヘッドを所定の温度まで予熱することで、印画初期
    の濃度むらを防ぐようにした熱転写プリンタにおいて、 2画面以上を連続して印画する場合において、前画面の
    印画終了後からヘッド温度検出手段により検出される感
    熱記録ヘッドの温度変化の推移と、予熱目標温度との差
    から、予熱する期間または時間長を求める予熱時間算出
    手段を設け、次画面の印画動作を開始する前から予熱時
    間分の予熱を行い、印画を開始したときにヘッド温度検
    出手段で測定した温度が、所定の温度に到達しているこ
    とを特徴とする感熱記録プリンタ。
  2. 【請求項2】複数の発熱抵抗体が一列に並んだ感熱記録
    ヘッドと、1行分の階調画像データを受けて、階調毎の
    感熱記録ヘッドの通電時間(発熱時間)を通電特性に従
    って可変し、各抵抗体の発熱量の違いで受像紙上に1行
    分の階調画像を印画する中間調制御手段と、 感熱記録ヘッドの温度を測定するヘッド温度検出手段
    と、ヘッド温度検出手段から受けた温度に従って中間調
    制御手段を制御し、複数回数の通電をすることで感熱記
    録ヘッドを予熱する予熱制御手段と、これら各手段を制
    御するためのシステム制御手段を有し、 1画面の画像を複数行に分けて印画するように動作し、
    1画面分の印画を始める前に、予熱制御手段により感熱
    記録ヘッドを所定の温度まで予熱することで、印画初期
    の濃度むらを防ぐようにした熱転写プリンタにおいて、 2画面以上を連続して印画する場合において、前画面の
    印画終了後からヘッド温度検出手段により検出される感
    熱記録ヘッドの温度変化の推移と、予熱目標温度との差
    から、限られた時間内に予熱をするための感熱記録ヘッ
    ドの発熱量を求める予熱量算出手段を設け、次画面の印
    画動作を開始するまでの所定時間内に予熱を行い、印画
    が始まったときにヘッド温度検出手段で測定した温度
    が、所定の温度に到達していることを特徴とする感熱記
    録プリンタ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の感熱記録ヘッドの予熱制御
    において、 所定時間内に少なくとも2回以上予熱量算出手段によ
    り、感熱記録ヘッドの発熱量を変化させる様にしたこと
    を特徴とする感熱記録プリンタ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006027217A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Sanwa Newtec Co Ltd サーマルプリンタ装置
JP2010240883A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Sinfonia Technology Co Ltd サーマルプリンタ
JP2013208786A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Brother Industries Ltd 印刷装置
JP2019006128A (ja) * 2016-09-26 2019-01-17 カシオ計算機株式会社 印刷装置、印刷方法、及び、プログラム
US10744789B2 (en) 2016-09-26 2020-08-18 Casio Computer Co., Ltd. Printing device, printing method, and nonvolatile computer-readable recording medium
CN118372558A (zh) * 2024-05-20 2024-07-23 南阳柯丽尔科技有限公司 热敏打印头温度控制方法、装置、电子设备及存储介质

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