JPH07126170A - 糖質吸収抑制剤 - Google Patents
糖質吸収抑制剤Info
- Publication number
- JPH07126170A JPH07126170A JP27848993A JP27848993A JPH07126170A JP H07126170 A JPH07126170 A JP H07126170A JP 27848993 A JP27848993 A JP 27848993A JP 27848993 A JP27848993 A JP 27848993A JP H07126170 A JPH07126170 A JP H07126170A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sugar
- glucose
- absorption
- absorption inhibitor
- carbohydrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 節食や特殊な療法によることなく、糖質の吸
収を効率的にかつ安全に阻害する糖質吸収抑制剤を得
る。 【構成】 糖とアミノ酸との結合体を主成分とし、水溶
性であることを特徴とする糖質吸収抑制剤。
収を効率的にかつ安全に阻害する糖質吸収抑制剤を得
る。 【構成】 糖とアミノ酸との結合体を主成分とし、水溶
性であることを特徴とする糖質吸収抑制剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肥満の予防や治療に、
あるいは糖尿病の治療薬として用いられる糖質の腸管吸
収抑制剤に関する。
あるいは糖尿病の治療薬として用いられる糖質の腸管吸
収抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活が豊かになり、糖質の過多
摂取による肥満等が原因となり、糖尿病、動脈硬化症、
心臓病及び高血圧症等の成人病が増加している。そのた
め、肥満防止が健康上非常に重要視されるようになって
きている。
摂取による肥満等が原因となり、糖尿病、動脈硬化症、
心臓病及び高血圧症等の成人病が増加している。そのた
め、肥満防止が健康上非常に重要視されるようになって
きている。
【0003】肥満は基本的にはカロリーと代謝の問題で
あるので、肥満防止法としては、摂取カロリーの低減や
運動によるカロリーコントロール、場合によっては一時
的な飢餓療法等が提案されている。しかし食欲は人間の
本能であるので節食による摂取カロリーの低減は容易で
はなく、また、運動やその他の療法によるカロリーコン
トロールは誰でも実行し得るものでなく、療法によって
は栄養学上の問題点もある。
あるので、肥満防止法としては、摂取カロリーの低減や
運動によるカロリーコントロール、場合によっては一時
的な飢餓療法等が提案されている。しかし食欲は人間の
本能であるので節食による摂取カロリーの低減は容易で
はなく、また、運動やその他の療法によるカロリーコン
トロールは誰でも実行し得るものでなく、療法によって
は栄養学上の問題点もある。
【0004】また、簡便な方法として、食事の際に食物
中80%近くを占める炭水化物(澱粉など)の消化酵素
の作用を阻害する物質を服用する方法が考えられてい
る。消化酵素として、唾液及び膵液中にはα−アミラー
ゼが存在し、小腸粘膜微絨毛膜にはスクラーゼ、マルタ
ーゼ、イソマルターゼ、ラクターゼなどの膜消化酵素が
局在している。これらの消化酵素が炭水化物の消化に関
与しており、近年これらの消化酵素の阻害物質が数種見
い出されている。
中80%近くを占める炭水化物(澱粉など)の消化酵素
の作用を阻害する物質を服用する方法が考えられてい
る。消化酵素として、唾液及び膵液中にはα−アミラー
ゼが存在し、小腸粘膜微絨毛膜にはスクラーゼ、マルタ
ーゼ、イソマルターゼ、ラクターゼなどの膜消化酵素が
局在している。これらの消化酵素が炭水化物の消化に関
与しており、近年これらの消化酵素の阻害物質が数種見
い出されている。
【0005】また、糖質の腸管での吸収は小腸粘膜細胞
に局在する能動輸送系により主に行われていることが明
らかになっている。その機構を簡単にまとめると、吸収
上皮細胞の刷子縁膜にある担体にNa+ と糖とが結合し
て、Na+ の濃度差によって生じた電気化学的勾配によ
って膜を通過し、細胞内にNa+ と糖が取り込まれる
(林幸三,川崎尚:代謝19:661,1982,川崎
尚:病態生理2:12,1983)。この段階の阻害剤
としてフロリジンなどがあり、糖質の吸収量を低下させ
ることが可能と考えられる。しかしながら、これら阻害
物質は微生物または植物より得られたオリゴ糖系及びペ
プチド系のものであり、安全性、有効性の点で問題点を
有しており、そのほとんどが未だ実用化の段階まで至っ
ていない。また、人工甘味料も繁用されているが、これ
は砂糖の添加量を抑制するだけで、炭水化物の分解物で
ある糖質吸収には影響がなく、肥満に対して特に大きな
効果は期待できない。
に局在する能動輸送系により主に行われていることが明
らかになっている。その機構を簡単にまとめると、吸収
上皮細胞の刷子縁膜にある担体にNa+ と糖とが結合し
て、Na+ の濃度差によって生じた電気化学的勾配によ
って膜を通過し、細胞内にNa+ と糖が取り込まれる
(林幸三,川崎尚:代謝19:661,1982,川崎
尚:病態生理2:12,1983)。この段階の阻害剤
としてフロリジンなどがあり、糖質の吸収量を低下させ
ることが可能と考えられる。しかしながら、これら阻害
物質は微生物または植物より得られたオリゴ糖系及びペ
プチド系のものであり、安全性、有効性の点で問題点を
有しており、そのほとんどが未だ実用化の段階まで至っ
ていない。また、人工甘味料も繁用されているが、これ
は砂糖の添加量を抑制するだけで、炭水化物の分解物で
ある糖質吸収には影響がなく、肥満に対して特に大きな
効果は期待できない。
【0006】また、糖尿病まで進行した場合は、インシ
ュリン投与により血糖値の制御をはかるか、トラザミ
ド、グリジミンナトリウム、トルブタミド、アセトヘキ
サミド等の薬物の投与により膵臓のランゲルハンス島β
細胞のインシュリン分泌を促進する療法が用いられ、一
方では強烈な食事制限が施される。
ュリン投与により血糖値の制御をはかるか、トラザミ
ド、グリジミンナトリウム、トルブタミド、アセトヘキ
サミド等の薬物の投与により膵臓のランゲルハンス島β
細胞のインシュリン分泌を促進する療法が用いられ、一
方では強烈な食事制限が施される。
【0007】インシュリンやインシュリン分泌促進剤は
作用が強烈である反面、副作用が大きく、血糖値の極端
な低下による死亡や不可逆的後遺症を引き起こすことが
多く報告されている。
作用が強烈である反面、副作用が大きく、血糖値の極端
な低下による死亡や不可逆的後遺症を引き起こすことが
多く報告されている。
【0008】糖質吸収抑制剤として従来よりインド原産
のギムネマ属ガガイモ科の植物が研究されている。その
うちギムネマシルベスタはインドにおいて古くから糖尿
病の民間伝承薬として知られている。ギムネマシルベス
タの温水抽出物やアルコール抽出物は、腸管における炭
水化物の吸収を抑制する作用があることから、お茶とし
て飲んだり、食品に添加して用いることが提案されてい
る(特開昭63−105661号公報、特開昭61−5
023号公報)。
のギムネマ属ガガイモ科の植物が研究されている。その
うちギムネマシルベスタはインドにおいて古くから糖尿
病の民間伝承薬として知られている。ギムネマシルベス
タの温水抽出物やアルコール抽出物は、腸管における炭
水化物の吸収を抑制する作用があることから、お茶とし
て飲んだり、食品に添加して用いることが提案されてい
る(特開昭63−105661号公報、特開昭61−5
023号公報)。
【0009】ギムネマシルベスタはギムネマ酸を含み、
この物質が糖吸収抑制の中心的役割を演じていると考え
られているが、その作用機序は明らかではない(吉岡伸
一:米子医学雑誌37:142,1986)。
この物質が糖吸収抑制の中心的役割を演じていると考え
られているが、その作用機序は明らかではない(吉岡伸
一:米子医学雑誌37:142,1986)。
【0010】しかしながら、ギムネマ酸は舌上の味覚受
容体と結合し、味覚の知覚抑制として働くことが明らか
にされており、しかも、ギムネマシルベスタは経口的に
投与されるもので、経口投与した場合、その効果が約1
時間持続する。従って、ギムネマシルベスタ投与後は食
事等が味気なくなってしまう等の問題がある。また、ギ
ムネマ酸はギムネマシルベスタから抽出されるが、比較
的高価であり、天然由来であるため安定供給も難しい。
容体と結合し、味覚の知覚抑制として働くことが明らか
にされており、しかも、ギムネマシルベスタは経口的に
投与されるもので、経口投与した場合、その効果が約1
時間持続する。従って、ギムネマシルベスタ投与後は食
事等が味気なくなってしまう等の問題がある。また、ギ
ムネマ酸はギムネマシルベスタから抽出されるが、比較
的高価であり、天然由来であるため安定供給も難しい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の肥満予防上の問題点に鑑みてなされたものであって、
節食や特殊な療法に依存することなく、かつ味覚障害な
どの障害を引き起こすことなく、糖質の吸収を効果的に
阻害する新規な糖質吸収抑制剤を提供することにある。
の肥満予防上の問題点に鑑みてなされたものであって、
節食や特殊な療法に依存することなく、かつ味覚障害な
どの障害を引き起こすことなく、糖質の吸収を効果的に
阻害する新規な糖質吸収抑制剤を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】食物として摂取された炭
水化物は小腸から消化吸収される。従って、小腸からの
吸収の場を阻害することにより糖質の吸収量を低下させ
ることが可能になると考えられる。
水化物は小腸から消化吸収される。従って、小腸からの
吸収の場を阻害することにより糖質の吸収量を低下させ
ることが可能になると考えられる。
【0013】本発明の糖質吸収阻害剤は、糖とアミノ酸
との結合体を主成分とし、水溶性であることを特徴とす
るものである。本発明に用いられるアミノ酸としては、
アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニン、
ヒスチジン、セリン、スレオニン、アスパラギン、グル
タミン、アミノ酪酸、アミノヒドロキシ酪酸、アミノピ
メリン酸、ジアミノピメリン酸、アミキヘキサン酸、ア
ミノ吉草酸などが挙げられるが、特にこれらに限定され
るものではない。
との結合体を主成分とし、水溶性であることを特徴とす
るものである。本発明に用いられるアミノ酸としては、
アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニン、
ヒスチジン、セリン、スレオニン、アスパラギン、グル
タミン、アミノ酪酸、アミノヒドロキシ酪酸、アミノピ
メリン酸、ジアミノピメリン酸、アミキヘキサン酸、ア
ミノ吉草酸などが挙げられるが、特にこれらに限定され
るものではない。
【0014】本発明に用いられる糖質には、単糖類とし
てグルコース、ガラクトース、二糖類としてはスクロー
ス、マルトース、ラクトースが用いられる。担体との親
和性を考慮したとき、グルコースを用いるのが好まし
い。
てグルコース、ガラクトース、二糖類としてはスクロー
ス、マルトース、ラクトースが用いられる。担体との親
和性を考慮したとき、グルコースを用いるのが好まし
い。
【0015】本発明の糖質吸収抑制剤は、小腸内で自由
に拡散し、糖質の担体と結合し得るため、水溶性である
ことが必要である。水不溶性になる場合には、糖質の担
体に対する親和性が低下すると考えられる。
に拡散し、糖質の担体と結合し得るため、水溶性である
ことが必要である。水不溶性になる場合には、糖質の担
体に対する親和性が低下すると考えられる。
【0016】糖とアミノ酸を結合させる反応としては、
糖の水酸基を臭化シアンによって活性化し、アミノ酸
中の1級アミノ基と反応させる方法、エピクロルヒド
リンを用いて糖の水酸基を活性化してアミノ酸中の1級
アミノ基と反応させる方法、糖を過ヨウ素酸で酸化し
て、アミノ酸中の1級アミノ基との間にシッフの塩基を
形成させ、これを水素化ホウ素ナトリウムで還元する方
法などの一般的な反応を用いることができるが、特にこ
れらに限定されるものではない。
糖の水酸基を臭化シアンによって活性化し、アミノ酸
中の1級アミノ基と反応させる方法、エピクロルヒド
リンを用いて糖の水酸基を活性化してアミノ酸中の1級
アミノ基と反応させる方法、糖を過ヨウ素酸で酸化し
て、アミノ酸中の1級アミノ基との間にシッフの塩基を
形成させ、これを水素化ホウ素ナトリウムで還元する方
法などの一般的な反応を用いることができるが、特にこ
れらに限定されるものではない。
【0017】また、本発明の糖質吸収抑制剤は、経口投
与で用いられる。製剤化にあたっては、製剤学の技術分
野における周知の技術によってカプセル、錠剤、顆粒
剤、散剤糖に調製することができる。該糖質腸管吸収抑
制剤と物理的及び化学的に適合し得る1種類以上の添加
剤を混合した製剤として投与してもよい。使用できる添
加剤としては、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、炭酸カルシウム、カオリン、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タ
ルク、ポリエチレングリコール、寒天、硬化油などを使
用することができる。また、必要に応じて着色剤、着香
剤、矯臭剤、安定化剤などを用いてもよい。
与で用いられる。製剤化にあたっては、製剤学の技術分
野における周知の技術によってカプセル、錠剤、顆粒
剤、散剤糖に調製することができる。該糖質腸管吸収抑
制剤と物理的及び化学的に適合し得る1種類以上の添加
剤を混合した製剤として投与してもよい。使用できる添
加剤としては、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、炭酸カルシウム、カオリン、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タ
ルク、ポリエチレングリコール、寒天、硬化油などを使
用することができる。また、必要に応じて着色剤、着香
剤、矯臭剤、安定化剤などを用いてもよい。
【0018】また、本発明の糖質腸管吸収抑制剤は液状
製剤としてもよい。このような液状製剤に関しては、水
自身またはエタノール、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコールもしくはグリセロールまたはソルビト
ールの希水溶液のような水ベースの医薬的に許可される
担体が好ましい。このような製剤は、防腐剤、矯味剤及
び甘味料を含んでもよい。
製剤としてもよい。このような液状製剤に関しては、水
自身またはエタノール、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコールもしくはグリセロールまたはソルビト
ールの希水溶液のような水ベースの医薬的に許可される
担体が好ましい。このような製剤は、防腐剤、矯味剤及
び甘味料を含んでもよい。
【0019】用いる添加剤の中では、デンプン、スクロ
ース、フルクトースなどの糖質は、それらが糖質吸収抑
制剤の使用により吸収を阻害しようとする物質であるの
で、避けるか、または最小限の使用にする。
ース、フルクトースなどの糖質は、それらが糖質吸収抑
制剤の使用により吸収を阻害しようとする物質であるの
で、避けるか、または最小限の使用にする。
【0020】上記のようにして得られた製剤は肥満治療
や糖尿病治療のための医薬品として使用される他、機能
性食品(肥満予防)として、例えばジュース、ケーキ、
パン、クッキー、チョコレート、飴などに添加すること
もできる。
や糖尿病治療のための医薬品として使用される他、機能
性食品(肥満予防)として、例えばジュース、ケーキ、
パン、クッキー、チョコレート、飴などに添加すること
もできる。
【0021】本発明の糖質吸収抑制剤の投与量は病気の
悪性度、患者の年齢、病状や一般状態、病気の進行度な
どによって一定してものではないが、成人一回当たり
0.1〜100g、通常食前に服用する。
悪性度、患者の年齢、病状や一般状態、病気の進行度な
どによって一定してものではないが、成人一回当たり
0.1〜100g、通常食前に服用する。
【0022】
【作用】本発明の糖質吸収抑制剤は、糖質の能動輸送を
行う担体に対して親和性を有する物質であり、この担体
に結合して、拮抗的に糖質の腸管からの吸収を抑制する
という作用を果たす。本発明では、糖とアミノ酸との結
合体としたことにより、該結合体に、腸に存在する糖質
の担体に特異的に結合する能力が付与されている。さら
に、糖にアミノ酸が結合しているため該結合体自身の親
水性が高められている。従って、担体に結合した該結合
体は細胞内への取り込み速度が著しく低下するため、結
果として糖質全体の体内への輸送能力が低下し、糖質の
吸収量が減少するものと考えられる。
行う担体に対して親和性を有する物質であり、この担体
に結合して、拮抗的に糖質の腸管からの吸収を抑制する
という作用を果たす。本発明では、糖とアミノ酸との結
合体としたことにより、該結合体に、腸に存在する糖質
の担体に特異的に結合する能力が付与されている。さら
に、糖にアミノ酸が結合しているため該結合体自身の親
水性が高められている。従って、担体に結合した該結合
体は細胞内への取り込み速度が著しく低下するため、結
果として糖質全体の体内への輸送能力が低下し、糖質の
吸収量が減少するものと考えられる。
【0023】
【発明の効果】よって、本発明の糖質吸収抑制剤は、糖
質の腸管からの吸収量を著しく減少させ得るため、肥満
等の予防や治療を苦痛を与えることなく行うことが可能
となる。
質の腸管からの吸収量を著しく減少させ得るため、肥満
等の予防や治療を苦痛を与えることなく行うことが可能
となる。
【0024】
【実施例】以下に本発明を実施例につき説明する。実施例1 D−グルコース10gに2M炭酸ナトリウム緩衝液(p
H=11)50mlを加え、スターラーで攪拌した。こ
れに、粉砕した臭化シアン5.9gを加えて約10分間
攪拌し、反応させた。反応の際、5M水酸化ナトリウム
及び氷を加えてpHを11、温度を20℃に制御した。
反応終了後、直ちにL−アスパラギン酸7.4gを加え
て4℃で一昼夜攪拌して反応させた。反応物をヘキサン
に投入して結晶化し、D−グルコース−L−アスパラギ
ン酸結合体を得た。
H=11)50mlを加え、スターラーで攪拌した。こ
れに、粉砕した臭化シアン5.9gを加えて約10分間
攪拌し、反応させた。反応の際、5M水酸化ナトリウム
及び氷を加えてpHを11、温度を20℃に制御した。
反応終了後、直ちにL−アスパラギン酸7.4gを加え
て4℃で一昼夜攪拌して反応させた。反応物をヘキサン
に投入して結晶化し、D−グルコース−L−アスパラギ
ン酸結合体を得た。
【0025】実施例2 L−アスパラギン酸の代わりにL−リジン8.1gを用
いる以外は実施例1と同様にして、D−グルコース−L
−リジン結合体を得た。
いる以外は実施例1と同様にして、D−グルコース−L
−リジン結合体を得た。
【0026】<腸管吸収阻害試験>実験動物としてWi
star系雄性ラット8週令(平均体重180g)を用
いた。ラットに16〜18時間水だけ与え、絶食させた
後、エーテル麻酔下に断頭屠殺し、脱血後開腹した。小
腸中部約12cmを切断し、約10mlのタイロード液
(1リットル中NaCl:8g,KCl:0.2g,C
aCl2 :0.2g,MgCl2 :0.1g,NaH2
PO4 :0.05g,NaHCO3 :1g,Gluco
se:1g含有、pH=8.0)で腸管を3回洗浄し
た。ステンレス棒(直径:3mm)を、切断した小腸に
差し込み、糸で結紮し、タイロード液で濡らしたキムワ
イプでなぞるようにして、腸管を反転させ、反転させた
一端を結紮した。26Gの注射針を差し込み、反転腸内
をタイロード液で満たした。さらに、糸で結紮し、約3
cmの反転腸Sac(内部のタイロード液のグロコース
濃度は100mg/dl)を3つ作製した。
star系雄性ラット8週令(平均体重180g)を用
いた。ラットに16〜18時間水だけ与え、絶食させた
後、エーテル麻酔下に断頭屠殺し、脱血後開腹した。小
腸中部約12cmを切断し、約10mlのタイロード液
(1リットル中NaCl:8g,KCl:0.2g,C
aCl2 :0.2g,MgCl2 :0.1g,NaH2
PO4 :0.05g,NaHCO3 :1g,Gluco
se:1g含有、pH=8.0)で腸管を3回洗浄し
た。ステンレス棒(直径:3mm)を、切断した小腸に
差し込み、糸で結紮し、タイロード液で濡らしたキムワ
イプでなぞるようにして、腸管を反転させ、反転させた
一端を結紮した。26Gの注射針を差し込み、反転腸内
をタイロード液で満たした。さらに、糸で結紮し、約3
cmの反転腸Sac(内部のタイロード液のグロコース
濃度は100mg/dl)を3つ作製した。
【0027】15mlのプラスチック遠沈管にタイロー
ド液のみ(比較例1)及び実施例1〜2の糖質吸収抑制
剤50mgを含有するタイロード液10mlをそれぞれ
加えた。反転腸Sacを各々遠沈管に浸漬し、95体積
%O2 及び5体積%CO2 を含む混合ガスを吹き込みな
がら37℃にて120分間インキュベートした。インキ
ュベート後、反転腸Sac内の液を取り出し、液中のグ
ルコース濃度を自動グルコース測定装置(京都第一化学
社製、グルコースオートアンドスタットGA1120)
で測定した。結果を表1に示す。
ド液のみ(比較例1)及び実施例1〜2の糖質吸収抑制
剤50mgを含有するタイロード液10mlをそれぞれ
加えた。反転腸Sacを各々遠沈管に浸漬し、95体積
%O2 及び5体積%CO2 を含む混合ガスを吹き込みな
がら37℃にて120分間インキュベートした。インキ
ュベート後、反転腸Sac内の液を取り出し、液中のグ
ルコース濃度を自動グルコース測定装置(京都第一化学
社製、グルコースオートアンドスタットGA1120)
で測定した。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から、糖質吸収抑制剤を加えない場合
(比較例1)には、グルコースは濃度勾配に逆らった能
動輸送により反転腸Sac内に輸送され、初期値(10
0mg/dl)の約5倍の濃度まで上昇するのに対し
て、糖質吸収抑制剤を加えたとき(実施例1,2)の反
転腸Sac内グルコース濃度は、ほとんど初期値と変化
がないことから、グルコースの能動輸送が阻害されてい
ることがわかる。
(比較例1)には、グルコースは濃度勾配に逆らった能
動輸送により反転腸Sac内に輸送され、初期値(10
0mg/dl)の約5倍の濃度まで上昇するのに対し
て、糖質吸収抑制剤を加えたとき(実施例1,2)の反
転腸Sac内グルコース濃度は、ほとんど初期値と変化
がないことから、グルコースの能動輸送が阻害されてい
ることがわかる。
【0030】<糖負荷試験>実験動物としてWista
r系雄性ラット8週令(平均体重約160g)を用い、
実験前日より一晩水だけ与え絶食させた後、グルコース
2g/ラット1kg及び実施例1,2で得た結合体50
mgを生理食塩水5mlに溶解させ10mg/ml濃度
に調製した溶液0.8mlをゾンデを用いて強制投与し
た。投与前、投与15分後及び投与45分後に頸静脈よ
り0.2ml採血し、速やかに遠心分離機にかけ、血漿
を回収した。
r系雄性ラット8週令(平均体重約160g)を用い、
実験前日より一晩水だけ与え絶食させた後、グルコース
2g/ラット1kg及び実施例1,2で得た結合体50
mgを生理食塩水5mlに溶解させ10mg/ml濃度
に調製した溶液0.8mlをゾンデを用いて強制投与し
た。投与前、投与15分後及び投与45分後に頸静脈よ
り0.2ml採血し、速やかに遠心分離機にかけ、血漿
を回収した。
【0031】この血漿について、自動グルコース測定装
置(京都第一化学社製 グルコースオートアンドスタッ
トGA 1120)を用いてグルコース濃度を測定し
た。この試験を5匹のラットを用い、投与前と投与後の
グルコース濃度の差を血糖上昇値とした。
置(京都第一化学社製 グルコースオートアンドスタッ
トGA 1120)を用いてグルコース濃度を測定し
た。この試験を5匹のラットを用い、投与前と投与後の
グルコース濃度の差を血糖上昇値とした。
【0032】なお、対照として試料の代わりに生理食塩
水を0.8ml投与し同様の操作を行った。結果を下記
の表2に示す。
水を0.8ml投与し同様の操作を行った。結果を下記
の表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】投与15分後の血糖上昇値をみると、対照
群の平均値は117mg/dlであったのに対して、実
施例1投与群の平均値は54mg/dl、実施例2投与
群の平均値は63mg/dlであり有意に低い値とあっ
た。また、投与45分後は対照群が79mg/dlであ
ったのに対して、実施例1投与群は43mg/dl、実
施例2投与群は48mg/dlであり、糖吸収抑制効果
が認められた。
群の平均値は117mg/dlであったのに対して、実
施例1投与群の平均値は54mg/dl、実施例2投与
群の平均値は63mg/dlであり有意に低い値とあっ
た。また、投与45分後は対照群が79mg/dlであ
ったのに対して、実施例1投与群は43mg/dl、実
施例2投与群は48mg/dlであり、糖吸収抑制効果
が認められた。
Claims (1)
- 【請求項1】 糖とアミノ酸との結合体を主成分とし、
水溶性であることを特徴とする糖質吸収抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27848993A JPH07126170A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 糖質吸収抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27848993A JPH07126170A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 糖質吸収抑制剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07126170A true JPH07126170A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17598043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27848993A Pending JPH07126170A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 糖質吸収抑制剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07126170A (ja) |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP27848993A patent/JPH07126170A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5421512B2 (ja) | D−プシコースの血糖上昇抑制効果の利用 | |
| Russel | Elemental diets | |
| Bertiere et al. | Stress and sucrose hyperphagia: role of endogenous opiates | |
| WO2020239724A1 (en) | Compositions comprising 2 -fucosyllactose and gos | |
| JP3507523B2 (ja) | 糖質吸収抑制剤 | |
| EP2397039A1 (en) | Compositions for delaying progression of diabetes using Salacia oblonga extract | |
| KR100877600B1 (ko) | 메타독신 및 마늘유를 유효성분으로 함유하는 알코올성지방간 및 지방간성 간염의 예방 및 치료용 약학 조성물 | |
| Twersky et al. | Nutritional deficiencies in chronic pancreatitis | |
| JPH05255097A (ja) | 液状組成物 | |
| JP2002012547A (ja) | 糖質分解阻害剤、インスリン分泌抑制剤及び健康飲食物 | |
| JP2002154967A (ja) | 糖尿病治療剤 | |
| GB2360706A (en) | Pharmaceutical compositions comprising ubiquinone 10 and/or succinic acid | |
| Taubin et al. | Nutritional aspects of chronic pancreatitis | |
| US6448232B1 (en) | Method of using dihydrochalcone derivatives to block glucose transfer | |
| KR100304312B1 (ko) | 아연이보충된전립선추출물 | |
| WO2007043363A1 (ja) | 低血糖症状抑制用組成物 | |
| Bounous et al. | Use of an elemental diet in animals during treatment with 5-fluorouracil (NSC-19893) | |
| Bloom | Diabetes explained | |
| KR100227002B1 (ko) | 수용성 고점도 급셀룰로오스에테르약 제조성물 및 그의사용 | |
| WO2000033850A1 (fr) | Remedes contre l'hyperammoniemie | |
| JPH07126170A (ja) | 糖質吸収抑制剤 | |
| JPH11158075A (ja) | 膵機能調節剤 | |
| JP2001048794A (ja) | 桑の葉由来粉末およびカキ由来粉末の混合物を含むniddm治療用の医薬組成物および健康食品 | |
| JP4524018B2 (ja) | 桑の葉およびアガリクス抽出混合物を含むインスリン非依存型糖尿病の予防、治療用の医薬組成物および健康食品 | |
| JP2009062348A (ja) | ケナフ類(ケナフ、ローゼル)の種子成分による血糖値低下作用及び血糖値上昇抑制作用 |