JPH07126972A - 濾布用不織布 - Google Patents
濾布用不織布Info
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- JPH07126972A JPH07126972A JP27454493A JP27454493A JPH07126972A JP H07126972 A JPH07126972 A JP H07126972A JP 27454493 A JP27454493 A JP 27454493A JP 27454493 A JP27454493 A JP 27454493A JP H07126972 A JPH07126972 A JP H07126972A
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリベンザゾール系繊維からなるウエブAの
片面側に、ポリベンザゾール繊維にポリフェニレンサル
ファイド繊維を配合してなるウエブBを重ね合わせると
共に、他面側にはポリフェニレンサルファイド繊維から
なるウエブCを重ね合わせてなり、該積層ウエブ中に占
める前記ウエブAの比率およびウエブAに対するウエブ
Cの比率を特定すると共に、積層ウエブ中の全ポリベン
ザゾール系繊維に対するポリフェニレンサルファイド繊
維の比率Zが、下記(1)式の関係を満たす濾布用不織
布を開示する。 1.77X+0.1672≦Z≦0.22X+0.2375 ・・・・(1) 【効果】 耐酸性と高温耐熱性を兼備した高強度の濾布
用不織布であり、この不織布を使用すれば、苛酷な条件
下でも使用可能なバグフィルターを得ることができる。
片面側に、ポリベンザゾール繊維にポリフェニレンサル
ファイド繊維を配合してなるウエブBを重ね合わせると
共に、他面側にはポリフェニレンサルファイド繊維から
なるウエブCを重ね合わせてなり、該積層ウエブ中に占
める前記ウエブAの比率およびウエブAに対するウエブ
Cの比率を特定すると共に、積層ウエブ中の全ポリベン
ザゾール系繊維に対するポリフェニレンサルファイド繊
維の比率Zが、下記(1)式の関係を満たす濾布用不織
布を開示する。 1.77X+0.1672≦Z≦0.22X+0.2375 ・・・・(1) 【効果】 耐酸性と高温耐熱性を兼備した高強度の濾布
用不織布であり、この不織布を使用すれば、苛酷な条件
下でも使用可能なバグフィルターを得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばポリ(パラフ
ェニレンベンツビスオキサゾール)繊維等のポリベンザ
ゾール系繊維を主たる構成繊維とする不織布に関し、よ
り詳しくは耐熱性と寸法安定性および耐薬品性を必要と
する濾過用途、特にバグフィルター用として有用な濾布
用不織布に関するものである。
ェニレンベンツビスオキサゾール)繊維等のポリベンザ
ゾール系繊維を主たる構成繊維とする不織布に関し、よ
り詳しくは耐熱性と寸法安定性および耐薬品性を必要と
する濾過用途、特にバグフィルター用として有用な濾布
用不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業用の濾布、例えばバグフィルターの
素材としては様々の繊維が用いられている。たとえばポ
リプロピレン繊維は、耐酸性や耐アルカリ性に優れたも
のであるが、耐熱性(連続最高使用温度)は高々100
℃と低く、従ってこの繊維からなるバグフィルターは主
として製粉や肥料および製薬製造プラント用として使用
される。またポリエステル系繊維は、耐アルカリ性に乏
しいが、耐熱性は130℃と前者に比べて高くまた耐酸
性にも優れたものであるから、この繊維からなるバグフ
ィルターは、製粉や肥料および製薬用途に加えて、溶鉱
炉の砕石処理プラントやセメント製造プラント等に使用
される。
素材としては様々の繊維が用いられている。たとえばポ
リプロピレン繊維は、耐酸性や耐アルカリ性に優れたも
のであるが、耐熱性(連続最高使用温度)は高々100
℃と低く、従ってこの繊維からなるバグフィルターは主
として製粉や肥料および製薬製造プラント用として使用
される。またポリエステル系繊維は、耐アルカリ性に乏
しいが、耐熱性は130℃と前者に比べて高くまた耐酸
性にも優れたものであるから、この繊維からなるバグフ
ィルターは、製粉や肥料および製薬用途に加えて、溶鉱
炉の砕石処理プラントやセメント製造プラント等に使用
される。
【0003】更に苛酷な高温耐熱性が要求されるバグフ
ィルター用の繊維素材としては、例えば特開昭63−2
35523号公報に開示されている様な全芳香族系ポリ
アミド繊維が提案されている。しかしながら全芳香族系
ポリアミド繊維は、前記したポリプロピレン繊維やポリ
エステル繊維に比べて耐熱性(200℃)、引張特性、
耐アルカリ性等に優れたものであるが、耐酸性に難があ
る。従ってこの繊維を用いたバグフィルターは、主とし
てセメント、アスファルト、アルミニウム精錬、石灰焼
成炉などの用途に使用されている。
ィルター用の繊維素材としては、例えば特開昭63−2
35523号公報に開示されている様な全芳香族系ポリ
アミド繊維が提案されている。しかしながら全芳香族系
ポリアミド繊維は、前記したポリプロピレン繊維やポリ
エステル繊維に比べて耐熱性(200℃)、引張特性、
耐アルカリ性等に優れたものであるが、耐酸性に難があ
る。従ってこの繊維を用いたバグフィルターは、主とし
てセメント、アスファルト、アルミニウム精錬、石灰焼
成炉などの用途に使用されている。
【0004】その後、ポリフェニレンサルファイド繊維
が開発されるに及び、該繊維の有する優れた耐酸性、高
温耐熱性、耐燃焼性、耐酸化性等を生かし、バグフィル
ター用素材として活用する実用化研究も行なわれてい
る。例えば特開昭57−16954号公報には、ポリフ
ェニレンサルファイド繊維からなる長繊維不織布とその
製法、また特開平3−68408号公報には、ポリフェ
ニレンサルファイド繊維からなる濾布用不織布が開示さ
れている。
が開発されるに及び、該繊維の有する優れた耐酸性、高
温耐熱性、耐燃焼性、耐酸化性等を生かし、バグフィル
ター用素材として活用する実用化研究も行なわれてい
る。例えば特開昭57−16954号公報には、ポリフ
ェニレンサルファイド繊維からなる長繊維不織布とその
製法、また特開平3−68408号公報には、ポリフェ
ニレンサルファイド繊維からなる濾布用不織布が開示さ
れている。
【0005】更に、近年開発されたポリベンザゾール系
繊維は格段に優れた高温耐熱性(分解開始温度:670
℃、尚全芳香族系ポリアミドであるデュポン社商品名
「ケブラー」の分解開始温度は430℃)を有している
ほか、引張特性、耐アルカリ性、耐燃焼性および高温寸
法安定性などにおいても優れたものであるところから濾
布用布帛、特にバグフィルター用布帛の素材として注目
されている。
繊維は格段に優れた高温耐熱性(分解開始温度:670
℃、尚全芳香族系ポリアミドであるデュポン社商品名
「ケブラー」の分解開始温度は430℃)を有している
ほか、引張特性、耐アルカリ性、耐燃焼性および高温寸
法安定性などにおいても優れたものであるところから濾
布用布帛、特にバグフィルター用布帛の素材として注目
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリベ
ンザゾール系繊維には耐酸性に難があり、バグフィルタ
ーとして汎用性を高めていくうえで大きな障害となる。
本発明はこの様な事情に着目してなされたものであっ
て、その目的は、ポリベンザゾール系繊維を主たる素材
とし、該繊維の有する優れた諸物性を維持しつつ耐酸性
の改善された濾布用不織布を提供しようとするものであ
る。
ンザゾール系繊維には耐酸性に難があり、バグフィルタ
ーとして汎用性を高めていくうえで大きな障害となる。
本発明はこの様な事情に着目してなされたものであっ
て、その目的は、ポリベンザゾール系繊維を主たる素材
とし、該繊維の有する優れた諸物性を維持しつつ耐酸性
の改善された濾布用不織布を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明に係る濾布用不織布の構成は、ポリベン
ザゾール系繊維からなるウエブAの片面側に、ポリベン
ザゾール系繊維にポリフェニレンサルファイド繊維を配
合してなるウエブBを重ね合わせると共に、他面側には
ポロフェニレンサルファイド繊維からなるウエブCを重
ね合わせてなり、該積層ウエブ中に占める前記ウエブA
の比率Xが45〜75重量%、ウエブAに対するウエブ
Cの比率が14〜40重量%であり、且つ積層ウエブ中
の全ポリベンザゾール系繊維に対するポリフェニレンサ
ルファイド繊維の比率Zが、下記(1)式の関係を満た
すものであるところに要旨を有するものである。
のできた本発明に係る濾布用不織布の構成は、ポリベン
ザゾール系繊維からなるウエブAの片面側に、ポリベン
ザゾール系繊維にポリフェニレンサルファイド繊維を配
合してなるウエブBを重ね合わせると共に、他面側には
ポロフェニレンサルファイド繊維からなるウエブCを重
ね合わせてなり、該積層ウエブ中に占める前記ウエブA
の比率Xが45〜75重量%、ウエブAに対するウエブ
Cの比率が14〜40重量%であり、且つ積層ウエブ中
の全ポリベンザゾール系繊維に対するポリフェニレンサ
ルファイド繊維の比率Zが、下記(1)式の関係を満た
すものであるところに要旨を有するものである。
【0008】 1.77X+0.1672≦Z≦0.22X+0.2375 ・・・・(1)
【0009】
【作用】前記した様に、ポリベンザゾール系繊維は非常
に優れた引張特性、高温耐熱性、寸法安定性などを有し
ている反面、耐酸性に難がある。これに対しポリフェニ
レンサルファイド繊維は、優れた耐酸性を有している
が、引張特性、耐熱性、寸法安定性、加工性等が不十分
である。そこで従来は、両繊維を併用することにより両
特性の補完が図られてきたのであるが、単純にポリベン
ザゾール系繊維にポリフェニレンサルファイド繊維を混
合使用しただけでは、大幅な引張特性と高温耐熱性およ
び耐酸性を改善することはできない。
に優れた引張特性、高温耐熱性、寸法安定性などを有し
ている反面、耐酸性に難がある。これに対しポリフェニ
レンサルファイド繊維は、優れた耐酸性を有している
が、引張特性、耐熱性、寸法安定性、加工性等が不十分
である。そこで従来は、両繊維を併用することにより両
特性の補完が図られてきたのであるが、単純にポリベン
ザゾール系繊維にポリフェニレンサルファイド繊維を混
合使用しただけでは、大幅な引張特性と高温耐熱性およ
び耐酸性を改善することはできない。
【0010】そこで本発明者らは、ポリベンザゾール系
繊維とポリフェニレンサルファイド繊維の両特性をより
効果的に発揮せしめ得る様な不織布の構成について詳細
な検討を進めた結果、上記の様に両繊維を適正な積層構
成とすると共に両繊維の構成比率を特定の範囲に設定し
てやれば、両繊維の特性がうまく補完され、卓越した性
能の濾布用不織布が得られることを知り、ここに本発明
を完成したものである。
繊維とポリフェニレンサルファイド繊維の両特性をより
効果的に発揮せしめ得る様な不織布の構成について詳細
な検討を進めた結果、上記の様に両繊維を適正な積層構
成とすると共に両繊維の構成比率を特定の範囲に設定し
てやれば、両繊維の特性がうまく補完され、卓越した性
能の濾布用不織布が得られることを知り、ここに本発明
を完成したものである。
【0011】上記の様に本発明の濾布不織布はA、B、
Cの3種の短繊維ウエブを積層して構成されるものであ
り、第1層はポリベンザゾール系重合体からなる短繊維
ウエブにより構成される。本発明で用いられるポリベン
ザゾール系繊維の種類は特に制限されないが、好ましい
のは例えば特開昭61−501452号の特許請求の範
囲における請求項32〜35に記載されている化学式を
繰り返し単位とする重合体または共重合体とポリリン酸
からなるドープを乾湿式紡糸して得られる繊維である。
Cの3種の短繊維ウエブを積層して構成されるものであ
り、第1層はポリベンザゾール系重合体からなる短繊維
ウエブにより構成される。本発明で用いられるポリベン
ザゾール系繊維の種類は特に制限されないが、好ましい
のは例えば特開昭61−501452号の特許請求の範
囲における請求項32〜35に記載されている化学式を
繰り返し単位とする重合体または共重合体とポリリン酸
からなるドープを乾湿式紡糸して得られる繊維である。
【0012】この第1層を構成するポリベンザゾール系
繊維ウエブAは4.0GPa程度以上の引張強度を有す
るものが好ましく、引張強度が4.0GPa未満のもの
では、成形した濾布用不織布中においてポリフェニレン
サルファイド繊維の低い引張強度を十分に補完し難く、
製品が引張強度不足となる。またこのベンザゾール系繊
維は、均一なウエブを形成すると共に、濾布用不織布の
加工性や集塵効率等の性能を高める意味から、単糸繊度
は0.3〜30デニール、平均繊維長は30〜200m
mのものが好ましい。
繊維ウエブAは4.0GPa程度以上の引張強度を有す
るものが好ましく、引張強度が4.0GPa未満のもの
では、成形した濾布用不織布中においてポリフェニレン
サルファイド繊維の低い引張強度を十分に補完し難く、
製品が引張強度不足となる。またこのベンザゾール系繊
維は、均一なウエブを形成すると共に、濾布用不織布の
加工性や集塵効率等の性能を高める意味から、単糸繊度
は0.3〜30デニール、平均繊維長は30〜200m
mのものが好ましい。
【0013】また、濾布用不織布として引張特性と高温
耐熱性および寸法安定性の面から、該濾布用不織布中に
占める第1層のウエブAの比率は45〜75重量%、よ
り好ましくは50〜70重量%の範囲にすることが必要
であり、ウエブAの重量比率が45%未満では、濾布用
布帛としての引張特性、高温耐熱性、寸法安定性が不十
分になるばかりでなく、通気性が非常に低くなって濾過
時の圧損が著しくなるほか柔軟性も乏しくなる。一方、
第1層短繊維ウエブAの重量比率が75%を超えると、
相対的にポリフェニレンサルファイド繊維ウエブの比率
が少なくなるため、濾布用不織布としての耐酸性や濾布
に付着した塵埃の払い落とし性(所謂防塵性)が悪くな
る。
耐熱性および寸法安定性の面から、該濾布用不織布中に
占める第1層のウエブAの比率は45〜75重量%、よ
り好ましくは50〜70重量%の範囲にすることが必要
であり、ウエブAの重量比率が45%未満では、濾布用
布帛としての引張特性、高温耐熱性、寸法安定性が不十
分になるばかりでなく、通気性が非常に低くなって濾過
時の圧損が著しくなるほか柔軟性も乏しくなる。一方、
第1層短繊維ウエブAの重量比率が75%を超えると、
相対的にポリフェニレンサルファイド繊維ウエブの比率
が少なくなるため、濾布用不織布としての耐酸性や濾布
に付着した塵埃の払い落とし性(所謂防塵性)が悪くな
る。
【0014】第1層を構成するウエブAの目付は、集塵
効率や加工性とも相関性を有しており、濾布用不織布全
体としての目付や第1〜第3の積層ウエブに対する形態
保持性の付与手段にもよるが、通常は30〜180g/
m2 、より好ましくは50〜150g/m2 の範囲のも
のを使用するのがよい。
効率や加工性とも相関性を有しており、濾布用不織布全
体としての目付や第1〜第3の積層ウエブに対する形態
保持性の付与手段にもよるが、通常は30〜180g/
m2 、より好ましくは50〜150g/m2 の範囲のも
のを使用するのがよい。
【0015】濾布用不織布における第2層は、ポリフェ
ニレンサルファイド重合体からなる繊維を配合したポリ
ベンザゾール系繊維のウエブBによって構成する。ここ
で用いられるポリフェニレンサルファイド繊維とは、構
成単位の90モル%程度以上がp−フェニレンサルファ
イド繰り返し単位からなり、また10モル%程度以下の
比率で共重合成分を含む重合体(その製法は、例えば特
公昭45−3268号公報、特公昭52−12240号
公報、特公昭54−8719号公報等に開示されてい
る)を、公知の溶融紡糸法で繊維化したものである。
ニレンサルファイド重合体からなる繊維を配合したポリ
ベンザゾール系繊維のウエブBによって構成する。ここ
で用いられるポリフェニレンサルファイド繊維とは、構
成単位の90モル%程度以上がp−フェニレンサルファ
イド繰り返し単位からなり、また10モル%程度以下の
比率で共重合成分を含む重合体(その製法は、例えば特
公昭45−3268号公報、特公昭52−12240号
公報、特公昭54−8719号公報等に開示されてい
る)を、公知の溶融紡糸法で繊維化したものである。
【0016】本発明において、第2層にポリフェニレン
サルファイド繊維を配合する目的は、濾布用不織布にお
ける厚さ方向に耐熱性と耐酸性に勾配を付与するためで
ある。本発明に係る濾布用不織布の成形に当たっては、
積層ウエブを刺針処理し、もしくはこの刺針処理と共に
加熱溶融や熱圧着処理が併用されるが、この場合には、
前記第1層のウエブAと第2層のウエブBとの間に結合
点を形成させて層間剥離を防ぎ、強度と形態保持性を強
化するものであるから、ポリフェニレンサルファイド繊
維ウエブは加熱溶融または熱圧着に際してポリベンザゾ
ール系繊維に良くなじむこと、換言すれば良く濡れるも
のであることが好ましい。こうした特性は、ポリフェニ
レンサルファイド繊維の溶融粘度が関係するので、用い
るポリフェニレンサルファイドとしては、紡糸安定性お
よび得られる繊維の引張特性が0.30GPa以下に低
下しない範囲で、できるだけ溶融粘度の低いポリフェニ
レンサルファイド重合体を用いるのがよい。
サルファイド繊維を配合する目的は、濾布用不織布にお
ける厚さ方向に耐熱性と耐酸性に勾配を付与するためで
ある。本発明に係る濾布用不織布の成形に当たっては、
積層ウエブを刺針処理し、もしくはこの刺針処理と共に
加熱溶融や熱圧着処理が併用されるが、この場合には、
前記第1層のウエブAと第2層のウエブBとの間に結合
点を形成させて層間剥離を防ぎ、強度と形態保持性を強
化するものであるから、ポリフェニレンサルファイド繊
維ウエブは加熱溶融または熱圧着に際してポリベンザゾ
ール系繊維に良くなじむこと、換言すれば良く濡れるも
のであることが好ましい。こうした特性は、ポリフェニ
レンサルファイド繊維の溶融粘度が関係するので、用い
るポリフェニレンサルファイドとしては、紡糸安定性お
よび得られる繊維の引張特性が0.30GPa以下に低
下しない範囲で、できるだけ溶融粘度の低いポリフェニ
レンサルファイド重合体を用いるのがよい。
【0017】第2層のウエブBに配合されるポリフェニ
レンサルファイド繊維は、0.30GPa程度以上の引
張強度を有するものが好ましい。しかして引張強度が
0.30GPa未満のものでは、カーディング工程にお
けるカード通過性が低下して生産性を悪化させるばかり
でなく、濾布用不織布に成形した後の引張強度も低くな
る。ウエブBを構成するポリベンザゾール系繊維および
ポリフェニレンサルファイド繊維は単糸繊度が0.3〜
30デニール、平均繊維長が30〜200mmのものを
適宜選択して使用すればよいが、カード通過性の面から
すると、両繊維の単糸繊度および平均繊維長は極力近接
させる方が好ましい。
レンサルファイド繊維は、0.30GPa程度以上の引
張強度を有するものが好ましい。しかして引張強度が
0.30GPa未満のものでは、カーディング工程にお
けるカード通過性が低下して生産性を悪化させるばかり
でなく、濾布用不織布に成形した後の引張強度も低くな
る。ウエブBを構成するポリベンザゾール系繊維および
ポリフェニレンサルファイド繊維は単糸繊度が0.3〜
30デニール、平均繊維長が30〜200mmのものを
適宜選択して使用すればよいが、カード通過性の面から
すると、両繊維の単糸繊度および平均繊維長は極力近接
させる方が好ましい。
【0018】ポリベンザゾール系繊維とポリフェニレン
サルファイド繊維の配合・混綿方法に特に制限はなく、
従来公知の方法または装置を使用すればよく、またウエ
ブの形成には通常の不織布製造装置、カーディング法や
エアレイ法等を適用すればよい。
サルファイド繊維の配合・混綿方法に特に制限はなく、
従来公知の方法または装置を使用すればよく、またウエ
ブの形成には通常の不織布製造装置、カーディング法や
エアレイ法等を適用すればよい。
【0019】濾布用不織布における第3層は、ポリフェ
ニレンサルファイド繊維ウエブCによって構成される。
このねらいは、酸性気体に直接接触する濾布用不織布面
の耐酸性を改善する為であり、ポリフェニレンサルファ
イド系短繊維ウエブからなる第3層の重量比率は第1層
および第2層との関係も考慮して決められるべきであ
り、第1層ウエブAの量を基準とした場合の比率は14
〜40%、より好ましくは16〜35%の範囲にすべき
である。しかして該比率が14%未満では濾布用不織布
が耐酸性不足となり、一方この比率が40%を超える
と、得られる濾布用不織布の高温耐熱性や引張強度およ
び高温寸法安定性等が不十分となる。
ニレンサルファイド繊維ウエブCによって構成される。
このねらいは、酸性気体に直接接触する濾布用不織布面
の耐酸性を改善する為であり、ポリフェニレンサルファ
イド系短繊維ウエブからなる第3層の重量比率は第1層
および第2層との関係も考慮して決められるべきであ
り、第1層ウエブAの量を基準とした場合の比率は14
〜40%、より好ましくは16〜35%の範囲にすべき
である。しかして該比率が14%未満では濾布用不織布
が耐酸性不足となり、一方この比率が40%を超える
と、得られる濾布用不織布の高温耐熱性や引張強度およ
び高温寸法安定性等が不十分となる。
【0020】この第3層のウエブCを構成するポリフェ
ニレンサルファイド繊維は、0.30GPa以上の引張
強度を有するものが好ましく、また不織布を成形する際
の刺針処理に加熱溶融または熱圧着処理を併用する場合
には、前記と同様の理由から、紡糸安定性と得られる繊
維物性が0.30GPa未満に低下しない範囲で溶融粘
度のできるだけ低い重合体から得た繊維を用いることが
望まれる。
ニレンサルファイド繊維は、0.30GPa以上の引張
強度を有するものが好ましく、また不織布を成形する際
の刺針処理に加熱溶融または熱圧着処理を併用する場合
には、前記と同様の理由から、紡糸安定性と得られる繊
維物性が0.30GPa未満に低下しない範囲で溶融粘
度のできるだけ低い重合体から得た繊維を用いることが
望まれる。
【0021】また該第3層のウエブCを構成するポリフ
ェニレンサルファイド繊維としては、単糸繊度が0.3
〜30デニール、平均繊維長が30〜200mmの範囲
のものから適宜選択すればよいが、カード通過性の面か
らすると、前記ウエブA,Bを構成する繊維の単糸繊度
や平均繊維長に近いものを使用するのがよい。
ェニレンサルファイド繊維としては、単糸繊度が0.3
〜30デニール、平均繊維長が30〜200mmの範囲
のものから適宜選択すればよいが、カード通過性の面か
らすると、前記ウエブA,Bを構成する繊維の単糸繊度
や平均繊維長に近いものを使用するのがよい。
【0022】このとき不織布全体中に占めるポリベンザ
ゾール系繊維およびポリフェニレンサルファイド繊維の
配合比率は、濾布用不織布の高温耐熱性、引張強度、形
態保持性、耐酸性、集塵効率等に顕著な影響を及ぼし、
また第1層のウエブAから第3層のウエブCへのポリベ
ンザゾール系繊維とポリフェニレンサルファイド繊維の
配合比率の勾配も、不織布の引張強度、高温耐熱性、耐
酸性に大きく影響する。従って本発明では、まず前記ウ
エブA,B,Cの積層形態を特定し、ポリベンザゾール
系繊維とポリフェニレンサルファイド繊維からなるウエ
ブBを中間にして、その片面にポリベンザゾール系繊維
からなるウエブAを重ね合わせると共に、他面側にポリ
フェニレンサルファイド繊維からなるウエブCを重ね合
わせ、それによりポリベンザゾール系繊維の配合比率に
勾配を持たせている。
ゾール系繊維およびポリフェニレンサルファイド繊維の
配合比率は、濾布用不織布の高温耐熱性、引張強度、形
態保持性、耐酸性、集塵効率等に顕著な影響を及ぼし、
また第1層のウエブAから第3層のウエブCへのポリベ
ンザゾール系繊維とポリフェニレンサルファイド繊維の
配合比率の勾配も、不織布の引張強度、高温耐熱性、耐
酸性に大きく影響する。従って本発明では、まず前記ウ
エブA,B,Cの積層形態を特定し、ポリベンザゾール
系繊維とポリフェニレンサルファイド繊維からなるウエ
ブBを中間にして、その片面にポリベンザゾール系繊維
からなるウエブAを重ね合わせると共に、他面側にポリ
フェニレンサルファイド繊維からなるウエブCを重ね合
わせ、それによりポリベンザゾール系繊維の配合比率に
勾配を持たせている。
【0023】それに加えて本発明では、両繊維の特性を
より効果的に発揮させるため、積層ウエブ全量(A+B
+C)中に占める全ポリベンザゾール系繊維に対するポ
リフェニレンサルファイド繊維の比率Zが前記(1)式
の要件を満たす様に定めている。しかして、(1)式の
Zを超える多量のポリフェニレンサルファイド繊維を配
合して得た濾布用不織布では、引張強度や高温耐熱性が
悪くなると共に、ポリフェニレンサルファイド繊維によ
って生じる収縮力が高くなりすぎて形態保持性や寸法安
定性も低下し、一方、(1)式で定めるZの下限値を下
回るポリフェニレンサルファイド繊維が配合されたもの
では濾布用不織布として十分な耐酸性が得られなくなる
からである。
より効果的に発揮させるため、積層ウエブ全量(A+B
+C)中に占める全ポリベンザゾール系繊維に対するポ
リフェニレンサルファイド繊維の比率Zが前記(1)式
の要件を満たす様に定めている。しかして、(1)式の
Zを超える多量のポリフェニレンサルファイド繊維を配
合して得た濾布用不織布では、引張強度や高温耐熱性が
悪くなると共に、ポリフェニレンサルファイド繊維によ
って生じる収縮力が高くなりすぎて形態保持性や寸法安
定性も低下し、一方、(1)式で定めるZの下限値を下
回るポリフェニレンサルファイド繊維が配合されたもの
では濾布用不織布として十分な耐酸性が得られなくなる
からである。
【0024】本発明の濾布用不織布は、前記したウエブ
A、B、Cの3種を積層した後、形態保持性を付与して
不織布マット状に成形する。形態保持性を付与するに
は、ニードルパンチ、ステッチおよびスパンレース等の
手段を用いてウエブに機械的に交絡を施す方法や加熱溶
融や熱圧着の手段により熱的に結合点を形成させる方法
などが採用できる。
A、B、Cの3種を積層した後、形態保持性を付与して
不織布マット状に成形する。形態保持性を付与するに
は、ニードルパンチ、ステッチおよびスパンレース等の
手段を用いてウエブに機械的に交絡を施す方法や加熱溶
融や熱圧着の手段により熱的に結合点を形成させる方法
などが採用できる。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例を示すが、本発明はもと
より下記実施例によって制限を受けるものではなく、前
後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施
することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の
技術的範囲に含まれる。
より下記実施例によって制限を受けるものではなく、前
後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施
することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の
技術的範囲に含まれる。
【0026】尚、下記実施例で採用した性能評価等は次
の方法で行なった。 <繊維の繊度>標準状態(温度20±2℃、相対湿度6
5±2%の状態)の試験室で、サーチ社製のオートバイ
プロ式繊度測定器「DENIER COMPUTER DC-11B型」を用い
て、試料長50mm、本数20で単糸繊度を測定し、算
術平均値を求めて繊度とした。 <繊維の引張強度および伸度>JIS L−1013に
準拠し、オリエンテック(株)社製テンシロンにより、
つかみ間隔20cm、引張速度100%/min、n=
10で測定を行ない、算術平均値を求めた。
の方法で行なった。 <繊維の繊度>標準状態(温度20±2℃、相対湿度6
5±2%の状態)の試験室で、サーチ社製のオートバイ
プロ式繊度測定器「DENIER COMPUTER DC-11B型」を用い
て、試料長50mm、本数20で単糸繊度を測定し、算
術平均値を求めて繊度とした。 <繊維の引張強度および伸度>JIS L−1013に
準拠し、オリエンテック(株)社製テンシロンにより、
つかみ間隔20cm、引張速度100%/min、n=
10で測定を行ない、算術平均値を求めた。
【0027】<不織布の引張強度、伸度、耐酸性>不織
布の縦方向を試験片の長手方向とし、JIS K−70
54に準拠して25mm当たりの破断強力を測定した。
なお、試料は不織布を10cm×10cmの大きさに切
断し、これを7%硫酸中に20分間浸した後、液から取
り出して風乾し、さらに200℃の熱風中で1時間の加
熱処理を行なって調整した。 <不織布の通気量>フラジール型通気を使用し、JIS
L−1096−6−27−1−Aに準拠した方法・条
件で通気量を測定した。 <高温耐熱性>空気雰囲気中で温度と時間を変えて加熱
処理した不織布につき、JIS−K−7054に準拠し
た方法・条件で破断強力を測定して保持率を求めた。保
持率が50%未満は×、50%以上は○として高温耐熱
性を判定した。
布の縦方向を試験片の長手方向とし、JIS K−70
54に準拠して25mm当たりの破断強力を測定した。
なお、試料は不織布を10cm×10cmの大きさに切
断し、これを7%硫酸中に20分間浸した後、液から取
り出して風乾し、さらに200℃の熱風中で1時間の加
熱処理を行なって調整した。 <不織布の通気量>フラジール型通気を使用し、JIS
L−1096−6−27−1−Aに準拠した方法・条
件で通気量を測定した。 <高温耐熱性>空気雰囲気中で温度と時間を変えて加熱
処理した不織布につき、JIS−K−7054に準拠し
た方法・条件で破断強力を測定して保持率を求めた。保
持率が50%未満は×、50%以上は○として高温耐熱
性を判定した。
【0028】実施例1〜6 引張強度が5.9GPa、単糸繊度が3.0デニール、
繊維長が51mmのポリベンザゾール系短繊維[ポリ
(パラフェニレンベンツビスオキサゾール)短繊維]ウ
エブを第1層とし、強度が0.6GPa、単糸繊度が
1.0デニール、繊維長が51mmのポリフェニレンサ
ルファイド繊維が特定比率で配合された引張強度5.9
GPaで単糸繊度が1.0デニール、繊維長51mmの
ポリベンザゾール系短繊維(同前)ウエブを第2層と
し、また引張強度が5.96GPa、単糸繊度が1.5
デニール、繊維長が51mmのポリフェニレンサルファ
イド短繊維ウエブを第3層とし、これらを重畳した後、
ニードルパンチ機によって毎分500ストローク、針深
さ5mm、針密度120本で刺針処理を施し、目付45
0g/m2 のニードルパンチング不織布を形成した。次
いで各不織布のポリフェニレンサルファイド繊維側を高
周波加熱した後、加熱ローラーでプレス表面処理した。
このとき、不織布全体に占める第1層および第3層の重
量比率、第2層の混合ウエブを構成するポリベンザゾー
ル系繊維とポリフェニレンサルファイド繊維の配合比率
等を表1に示す様に変更した。得られた各不織布の性能
評価結果を表1に示す。
繊維長が51mmのポリベンザゾール系短繊維[ポリ
(パラフェニレンベンツビスオキサゾール)短繊維]ウ
エブを第1層とし、強度が0.6GPa、単糸繊度が
1.0デニール、繊維長が51mmのポリフェニレンサ
ルファイド繊維が特定比率で配合された引張強度5.9
GPaで単糸繊度が1.0デニール、繊維長51mmの
ポリベンザゾール系短繊維(同前)ウエブを第2層と
し、また引張強度が5.96GPa、単糸繊度が1.5
デニール、繊維長が51mmのポリフェニレンサルファ
イド短繊維ウエブを第3層とし、これらを重畳した後、
ニードルパンチ機によって毎分500ストローク、針深
さ5mm、針密度120本で刺針処理を施し、目付45
0g/m2 のニードルパンチング不織布を形成した。次
いで各不織布のポリフェニレンサルファイド繊維側を高
周波加熱した後、加熱ローラーでプレス表面処理した。
このとき、不織布全体に占める第1層および第3層の重
量比率、第2層の混合ウエブを構成するポリベンザゾー
ル系繊維とポリフェニレンサルファイド繊維の配合比率
等を表1に示す様に変更した。得られた各不織布の性能
評価結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1はすべて本発明の規定要件を満たす実
施例であり、いずれも高強度で、高温耐熱性、耐酸性、
耐熱性の格段に優れたものであり、例えばバグフィルタ
ー用の濾布として苛酷な条件にも耐え得るものであるこ
とが分かる。
施例であり、いずれも高強度で、高温耐熱性、耐酸性、
耐熱性の格段に優れたものであり、例えばバグフィルタ
ー用の濾布として苛酷な条件にも耐え得るものであるこ
とが分かる。
【0031】比較例1〜4 上記実施例1において、不織布全体に占める第1層およ
び第3層の重量比率、第2層の混合ウエブを構成するポ
リベンザゾール系繊維とポリフェニレンサルファイド繊
維の配合比率等が全て本発明の規定範囲を外れる様に変
更した他は同様にして実験を行ない表2に示す結果を得
た。
び第3層の重量比率、第2層の混合ウエブを構成するポ
リベンザゾール系繊維とポリフェニレンサルファイド繊
維の配合比率等が全て本発明の規定範囲を外れる様に変
更した他は同様にして実験を行ない表2に示す結果を得
た。
【0032】
【表2】
【0033】表2から明らかである様に、不織布全体に
対する第1層ウエブAの比率Xが本発明の範囲から外れ
る場合(比較例1〜2)、不織布を構成する全ポリフェ
ニレンサルファイド繊維ウエブ量とポリベンザゾール系
繊維ウエブ量の比率Zが本発明の範囲を外れる場合(比
較例3〜4)は、耐熱性、耐酸性、破断強力の何れかが
欠けるため本発明の目的とする性能を有する濾布用不織
布は得られない。
対する第1層ウエブAの比率Xが本発明の範囲から外れ
る場合(比較例1〜2)、不織布を構成する全ポリフェ
ニレンサルファイド繊維ウエブ量とポリベンザゾール系
繊維ウエブ量の比率Zが本発明の範囲を外れる場合(比
較例3〜4)は、耐熱性、耐酸性、破断強力の何れかが
欠けるため本発明の目的とする性能を有する濾布用不織
布は得られない。
【0034】比較例5,6 実施例1、2においてポリベンザゾール系繊維に代えて
全芳香族系ポリアミド繊維(「ケブラー29」デュポン
社の商品名)を使用した以外は実施例1、2に記載した
のと同一の方法で積層ウエブを作成し、該ウエブを用い
て実施例1と同様の手順および方法でニードルパンチ処
理を行なって不織布を作成すると共にその物性を調べ
た。結果を表3に示す。
全芳香族系ポリアミド繊維(「ケブラー29」デュポン
社の商品名)を使用した以外は実施例1、2に記載した
のと同一の方法で積層ウエブを作成し、該ウエブを用い
て実施例1と同様の手順および方法でニードルパンチ処
理を行なって不織布を作成すると共にその物性を調べ
た。結果を表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】表3からも明らかである様に、従来の代表
的な耐熱性繊維を使用し、且つ好適な積層構成とした不
織布であっても、耐熱性と耐酸性の両立は期待できな
い。
的な耐熱性繊維を使用し、且つ好適な積層構成とした不
織布であっても、耐熱性と耐酸性の両立は期待できな
い。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、不
織布の厚さ方向でポリベンザゾール系繊維とポリフェニ
レンサルファイド繊維の配合比率を適正に調整すると共
に、不織布の厚さ方向でポリベンザゾール系繊維の配合
比率に勾配を持たせることによって、耐酸性と高温耐熱
性を兼備した高強度の濾布用不織布を提供し得ることに
なった。従って、この不織布を使用すれば、苛酷な条件
下でも使用可能なバグフィルターを製造することがで
き、産業界に寄与すること大である。
織布の厚さ方向でポリベンザゾール系繊維とポリフェニ
レンサルファイド繊維の配合比率を適正に調整すると共
に、不織布の厚さ方向でポリベンザゾール系繊維の配合
比率に勾配を持たせることによって、耐酸性と高温耐熱
性を兼備した高強度の濾布用不織布を提供し得ることに
なった。従って、この不織布を使用すれば、苛酷な条件
下でも使用可能なバグフィルターを製造することがで
き、産業界に寄与すること大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/48 B 7199−3B 1/54 L 7199−3B
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリベンザゾール系繊維からなるウエブ
Aの片面側に、ポリベンザゾール系繊維にポリフェニレ
ンサルファイド繊維を配合してなるウエブBを重ね合わ
せると共に、他面側にはポリフェニレンサルファイド繊
維からなるウエブCを重ね合わせてなり、該積層ウエブ
中に占める前記ウエブAの比率Xが45〜75重量%、
ウエブAに対するウエブCの比率が14〜40重量%で
あり、且つ積層ウエブ中の全ポリベンザゾール系繊維に
対するポリフェニレンサルファイド繊維の比率Zが、下
記(1)式の関係を満たすものであることを特徴とする
濾布用不織布。 1.77X+0.1672≦Z≦0.22X+0.2375 ・・・・(1)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27454493A JP3430424B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 濾布用不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27454493A JP3430424B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 濾布用不織布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07126972A true JPH07126972A (ja) | 1995-05-16 |
| JP3430424B2 JP3430424B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17543199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27454493A Expired - Fee Related JP3430424B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 濾布用不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3430424B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007136453A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-06-07 | Morimura Kosan Kk | 繊維濾過膜体 |
| WO2009087901A1 (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-16 | Toray Industries, Inc. | ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP27454493A patent/JP3430424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007136453A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-06-07 | Morimura Kosan Kk | 繊維濾過膜体 |
| WO2009087901A1 (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-16 | Toray Industries, Inc. | ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3430424B2 (ja) | 2003-07-28 |
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