JPH07127931A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置

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JPH07127931A
JPH07127931A JP27911993A JP27911993A JPH07127931A JP H07127931 A JPH07127931 A JP H07127931A JP 27911993 A JP27911993 A JP 27911993A JP 27911993 A JP27911993 A JP 27911993A JP H07127931 A JPH07127931 A JP H07127931A
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JP
Japan
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lubricating oil
compressor
compressors
cmp2
cmp1
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Application number
JP27911993A
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English (en)
Inventor
Akira Morikawa
朗 森川
Takao Yamada
隆生 山田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00Component parts or details not otherwise provided for in this subclass
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 ヒートポンプ装置において、複数の圧縮機C
mp1,Cmp2と、これら圧縮機Cmp1,Cmp2
の吸込対象冷媒Rcから液分を分離抽出し貯留するアキ
ュムレータAcとが冷媒循環回路に介裝され、冷媒Rc
と共にアキュムレータAcに持ち込まれて貯留する圧縮
機潤滑油を、圧縮機Cmp1,Cmp2の夫々に戻す還
流手段K,4,5が設けられ、圧縮機Cmp1,Cmp
2夫々の発熱状態を検出する手段S,Sと、この手
段S,Sの検出情報に基づき圧縮機Cmp1,Cm
p2の夫々に対する還流手段K,4,5からの潤滑油戻
し量の比を調整制御する手段101とが設けられてい
る。 【効果】 潤滑油不足傾向となった圧縮機を的確に検出
し、その圧縮機への滞留潤滑油戻し量比率を自動的に増
大させ、複数圧縮機の何れかでの潤滑油不足を効果的に
抑止し、油不足に起因する運転効率低下や、圧縮機の焼
き付き事故を効果的に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の圧縮機と、これ
ら圧縮機の吸込み対象冷媒から液分を分離抽出して貯留
するアキュムレータとが冷媒循環回路に介裝され、前記
の吸込み対象冷媒とともに前記アキュムレータに持ち込
まれて前記アキュムレータ内に滞留する圧縮機潤滑油
を、前記圧縮機の夫々に戻す還流手段が設けられている
ヒートポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のヒートポンプ装置におけ
るアキュムレータ滞留潤滑油の還流構成を示し、アキュ
ムレータAcは、複数の圧縮機Cmp1,Cmp2の吸込み
対象冷媒としての低圧ガス冷媒Rcを通流する低圧ガス
導入路rcの途中に介裝されている。アキュムレータA
c内の底部には、低圧ガス冷媒Rcから分離された液分
(液状冷媒及びその冷媒中に混入した圧縮機潤滑油)が
貯留され、貯留されている液分中、比較的下の方には圧
縮機の潤滑油が滞留し、図示されないが、比較的上の方
には液状冷媒が滞留する。アキュムレータAcのガス冷
媒取り出し側はU字管構造になっており、U字管uの下
部折曲部が、底部に滞留する潤滑油の層に漬かるように
なっている。そして、U字管uの下部折曲部には、アキ
ュムレータAcに滞留する圧縮機潤滑油を複数の圧縮機
Cmp1,Cmp2に戻す還流手段としての油返送孔aが設
けられ、低圧ガス冷媒Rcの取り出しに伴って油返送孔
aからU字管u内に潤滑油が吸い込まれて、低圧ガス冷
媒Rcとともに、滞留する潤滑油が取り出されるように
構成されている。
【0003】そして、アキュムレータAcから取り出さ
れた低圧ガス冷媒Rcと潤滑油とは、圧縮機Cmp1,C
mp2の運転に伴って、圧縮機Cmp1,Cmp2の夫々の冷
媒吸入管r1及びr2に分流されて、各圧縮機内に吸入
されるように構成されていた。
【0004】なお、U字管uの上部に設けられた孔b
は、圧縮機の停止時に、蒸発器側回路部分の圧力上昇に
よって油返送孔aからアキュムレータAc内の液分が圧
縮機に流入するのを防止するための、圧力バランス用連
通孔である。また、図中、Os1及びOs2は、各圧縮
機Cmp1,Cmp2の吐出高圧ガス冷媒Rhに混入されて
いる潤滑油を分離抽出するオイルセパレータ、ro1,
ro2は、オイルセパレータOs1,Os2にて分離抽
出された潤滑油を夫々の圧縮機Cmp1,Cmp2に戻す戻
し路である。戻し路ro1,ro2には、圧縮機吐出側
と圧縮機吸入側とが圧力的に短絡しないように、圧縮機
吐出側の上流側部分と圧縮機吸入側の下流側部分との間
に圧力差を与える減圧用細管1が介裝されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術においては、各圧縮機Cmp1,Cmp2の吐出側に設け
られたオイルセパレータOs1,Os2が正常に機能し
ていたとしても、複数圧縮機Cmp1,Cmp2のうちのい
ずれかで潤滑油不足傾向となるものが生じ、そして、こ
の潤滑油不足のために運転効率の低下や圧縮機の焼き付
き事故を招くことがあった。
【0006】つまり、正常に機能しているオイルセパレ
ータOs1,Os2においても、冷媒中に混入している
潤滑油を完全に分離することは一般にできず、混入潤滑
油の一部は、オイルセパレータOs1,Os2で捕捉分
離されずに冷媒とともにオイルセパレータOs1,Os
2を通過してしまう。
【0007】そして、これら通過潤滑油は冷媒循環回路
を巡っていずれは低圧ガス冷媒Rcとともにアキュムレ
ータAcに至り、その一部は前述の如く液状冷媒ととも
にアキュムレータAcに滞留した後、油返送孔aから吸
い込まれて、また、他部は、低圧ガス冷媒Rcとともに
アキュムレータAcを通過して、最終的に合流状態で低
圧ガス冷媒Rcとともに圧縮機Cmp1,Cmp2に戻るも
のの、この際、通過潤滑油は、油返送孔aからの吸い込
み分、及び、アキュムレータ通過分の双方について、各
圧縮機Cmp1,Cmp2の運転状況や低圧ガス冷媒吸入路
r1,r2の管路抵抗比、また、低圧ガス冷媒中におけ
る分布の偏り等の要因により、成り行き的に分配された
状態で低圧ガス冷媒吸入路r1,r2を介して各圧縮機
Cmp1,Cmp2に吸入され、このため、各オイルセパレ
ータOs1,Os2による潤滑油還流にもかかわらず、
複数圧縮機Cmp1,Cmp2どうしの間で潤滑油保有量の
偏りが生じるとともに、その偏りが次第に大きくなっ
て、上記の如き潤滑油不足傾向となる圧縮機を生じるに
至る。
【0008】一方、このことに対処するため、同図4に
おいて破線で示すように、複数の圧縮機Cmp1,Cmp2
夫々のオイル溜めどうしを連通させる連通路ro3を設
け、これにより、複数圧縮機Cmp1,Cmp2夫々のオイ
ル溜めにおける潤滑油油面を常に同一高さに保って、各
圧縮機Cmp1,Cmp2の潤滑油保有量を確保するといっ
たことも考えられる。
【0009】しかしながら、各圧縮機Cmp1,Cmp2に
おける潤滑油保有量の適正範囲下限(換言すれば、油面
高さの適正範囲下限)は、それら圧縮機Cmp1,Cmp2
に対する個別の回転数調整に伴い個別に変化するもので
あり、また、それら圧縮機Cmp1,Cmp2の回転数を同
調的に変更調整するにしても、圧縮機個々の異なる変化
特性で変化するものであり、さらには、回転数調整を行
わない形式であっても経年変化として、それら圧縮機C
mp1,Cmp2における潤滑油保有量の適正範囲下限は圧
縮機個々の変化特性をもって次第に変化するものであ
る。
【0010】そして、このように圧縮機Cmp1,Cmp2
の回転数調整や経年変化によって、それら圧縮機Cmp
1,Cmp2の夫々における潤滑油保有量の適正範囲下限
が変化することから、複数の圧縮機Cmp1,Cmp2のう
ち、あるものについては現状の潤滑油保有量に余裕があ
るにもかかわらず、他のあるものについては潤滑油保有
量の適正範囲下限が上昇することで相対的に潤滑油不足
の状態となる、といった潤滑油不足の発生形態もあり、
このような形態で潤滑油不足となる圧縮機が生じること
については、前記の如き連通路ro3を設ける構成で
も、その潤滑油不足の発生を防止できないものであっ
た。
【0011】本発明の目的は、上記従来欠点を解消する
点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるヒートポン
プ装置の第一の特徴構成は、前記圧縮機夫々の発熱状態
を検出する発熱検出手段と、その発熱検出手段の検出情
報に基づいて前記圧縮機の夫々に対する前記還流手段か
らの潤滑油戻し量の比を調整制御する戻し量制御手段と
が設けられている点にある。
【0013】本発明によるヒートポンプ装置の第二の特
徴構成は、第一の特徴構成を実施する際の好適な具体構
成を特定するもので、前記圧縮機の吐出高圧ガス冷媒に
混入されている圧縮機潤滑油を分離抽出して、その分離
抽出した潤滑油を前記圧縮機の夫々に戻す吐出側分離還
流手段が設けられ、前記戻し量制御手段が、前記発熱検
出手段の検出情報に基づいて、前記還流手段からの潤滑
油戻し量の比と、前記圧縮機の夫々に対する前記吐出側
分離還流手段からの潤滑油戻し量の比との両方を同調的
に調整制御するように構成されている点にある。
【0014】
【作用】本発明の第一の特徴構成によれば、圧縮機夫々
の発熱状態を検出する発熱検出手段と、その発熱検出手
段の検出情報に基づいて圧縮機の夫々に対する還流手段
からの潤滑油戻し量の比(すなわち、圧縮機に対するア
キュムレータ滞留潤滑油の戻し量比)を調整制御する戻
し量制御手段とが設けられているから、複数の圧縮機の
うちいずれかが潤滑油不足傾向となると、それに伴うそ
の圧縮機での発熱を発熱検出手段にて検出することで、
その潤滑油不足傾向となった圧縮機を検知でき、そし
て、その発熱検出手段の検出情報に基づき、複数の圧縮
機に対するアキュムレータAcからの滞留潤滑油の戻し
量の比を戻し量制御手段により調整制御することで、潤
滑油不足傾向となった圧縮機に対するアキュムレータ滞
留潤滑油の戻し量の比率を増大側に調整できる。
【0015】第二の特徴構成によれば、圧縮機の吐出高
圧ガス冷媒に混入されている圧縮機潤滑油も分離抽出し
て、その分離抽出した潤滑油の前記圧縮機の夫々に対す
る戻し量の比と、前記の還流手段からの潤滑油戻し量の
比(すなわち、アキュムレータ滞留潤滑油の戻し量比)
との両方を、前記の発熱検出手段の検出情報に基づき同
調的に調整制御するから、潤滑油不足傾向となった圧縮
機への潤滑油補充を効果的かつ能率良く行うことができ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明の第一の特徴構成によれば、潤滑
油不足傾向となった圧縮機を的確に検出することができ
て、その圧縮機に対するアキュムレータからの滞留潤滑
油の戻し量の比率を自動的に増大側に調整することがで
きるから、冷媒循環回路に介裝した複数の圧縮機のいず
れかで潤滑油不足が生じるといったことを効果的に抑止
できるようになり、このような潤滑油不足の発生に起因
する運転効率の低下や、圧縮機の焼き付き事故を効果的
に防止し得るヒートポンプ装置を提供することができ
る。
【0017】ちなみに、潤滑油不足傾向となった圧縮機
を判定するには、その判定情報として、各圧縮機の発熱
状態を検出するに代え、各圧縮機の潤滑油保有量を検出
する形態も考えられるが、潤滑油不足傾向となって発熱
が生じるに至る潤滑油保有量は、前述の如く圧縮機個々
の特性や運転状況によって大きく相違することから、潤
滑油保有量の検出では、潤滑油不足傾向となったことの
判定が不的確になり易く、この点、圧縮機の発熱状態に
基づく判定の方が、潤滑油不足傾向となったことをより
的確に判定できる。
【0018】第二の特徴構成によれば、吐出高圧ガス冷
媒から分離した潤滑油とアキュムレータ滞留潤滑油との
両方についての戻し量比調整をもって、潤滑油不足傾向
となった圧縮機への潤滑油補充を効果的かつ能率良く行
えるから、潤滑油不足の発生に起因する運転効率の低下
や焼き付き事故を、より一層効果的に防止し得る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ヒートポンプ装置の一例としてのヒート
ポンプ式空調装置を示し、Uoは室外機、Uiは、空調
対象域に対して給気SAを供給する複数の室内機であ
る。空調対象域は、図示されないが、複数の室内機Ui
が複数の空調対象域(例えば、複数の個室)に対して夫
々各別に給気SAを供給するように構成されても良い
し、また、一つの空調対象域(例えば、大部屋)に対し
て複数の室内機Uiが給気SAを供給するように構成さ
れても良い。
【0020】室外機Uoと室内機Uiとの間には、高圧
ガス冷媒Rhを通流させる高圧ガス主管Ghと、低圧ガ
ス冷媒Rcを通流させる低圧ガス主管Gcと、液冷媒を
流通させる液主管Wとの3管が設けられている。室外機
Uoと複数の室内機Uiとは、上記3管を介して、冷媒
の受給を行えるように構成され、冷媒循環回路が構成さ
れている。
【0021】室内機Uiには、空調対象域への給気SA
を温調する室内熱交換器Niと、室内熱交換器Niによ
り温調された給気SAを空調対象域へ送給する給気ファ
ンF1と、夫々の室内熱交換器Niに対応する膨張弁e
x1とが装備されている。
【0022】室外機Uoには、外気OAを吸放熱対象空
気とする室外熱交換器Noと、その室外熱交換器Noに
対して外気OAを通風する室外ファンF2と、室外熱交
換器Noに対応する膨張弁ex2と、2台の圧縮機Cmp
1,Cmp2と、圧縮機Cmp1,Cmp2の吸込み対象冷媒
としての低圧ガス冷媒Rcから液分を分離抽出して貯留
するアキュムレータAcと、圧縮機Cmp1,Cmp2の吐
出高圧ガス冷媒Rhに混入されている潤滑油を分離抽出
して、その分離抽出した潤滑油を圧縮機Cmp1及びCmp
2の夫々に戻す吐出側分離還流手段Kと、本ヒートポン
プ式空調装置の制御部Hとが装備されている。
【0023】v1〜v9は、運転モードなどに応じて冷
媒回路を切り換える切換弁である。
【0024】膨張弁ex1及びex2は、対応する熱交
換器Ni又はNoに向かって液冷媒が通流される場合に
は、本来の冷媒膨張手段として機能し、一方、対応する
熱交換器Ni又はNoから遠ざかる側へ向かって液冷媒
が通流される場合には、単に流量調整弁として機能する
ように、切り換え可能に構成されている。
【0025】アキュムレータAcは、2台の圧縮機Cmp
1,Cmp2に対して低圧ガス冷媒Rcを送給する低圧ガ
ス導入路rcの途中に介裝されている。アキュムレータ
Ac内の底部には、低圧ガス冷媒Rcから分離された液
分が貯留され、貯留されている液分の比較的下の方に圧
縮機の潤滑油が滞留し、図示されないが、比較的上の方
には液状冷媒が滞留する。
【0026】制御部Hは、マイクロコンピュータを主要
部として構成され、内蔵させるソフト・ウェアによっ
て、本ヒートポンプ式空調装置の各種動作を制御できる
ように構成されている。
【0027】吐出側分離還流手段Kは、圧縮機Cmp1,
Cmp2からの吐出高圧ガス冷媒Rhに混入されている潤
滑油を分離抽出するオイルセパレータOsと、オイルセ
パレータOsにて分離抽出された潤滑油を圧縮機Cmp
1,Cmp2の夫々に戻す戻し路ro1及びro2とから
構成されている。
【0028】オイルセパレータOsは、両方の圧縮機C
mp1,Cmp2からの高圧ガス冷媒Rh中に混入されてい
る潤滑油を分離抽出し、高圧ガス冷媒Rhは、高圧ガス
送給路rhへ送給し、分離された潤滑油は、戻し路ro
1及びro2から抽出されるように構成されている。
【0029】戻し路ro1,ro2の基端側部分は、一
本にまとめられて、オイルセパレータOsに接続されて
いる。戻し路ro1及びro2の先端は、圧縮機Cmp
1,Cmp2の冷媒吸入管r1又はr2の途中部分に、夫
々接続されている。圧縮機Cmp1,Cmp2の運転に伴っ
て冷媒吸入管r1及びr2内の低圧ガス冷媒Rcが吸引
されると、戻し路ro1及びro2内の潤滑油も吸引さ
れて、低圧ガス冷媒Rcと共に、潤滑油が圧縮機Cmp1
又はCmp2内に戻されるように構成されている。
【0030】戻し路ro1,ro2の夫々には、夫々の
潤滑油の通流量を調整する流量調整弁2及び3が備えら
れている。流量調整弁2及び3は、互いの弁開度の調節
により、オイルセパレータOsからの戻し潤滑油の圧縮
機Cmp1,Cmp2に対する分配比を、変更調節できるよ
うに構成されている。
【0031】戻し路ro1,ro2の途中部分は、夫
々、アキュムレータAc内を通っている。戻し路ro
1,ro2の途中部分の夫々には、圧縮機Cmp1,Cmp
2の吐出側と吸入側とが圧力的に短絡しないように、圧
縮機吐出側の上流側部分と圧縮機吸入側の下流側部分と
の間に圧力差を与える減圧用細管1が介裝されており、
減圧用細管1は、図示されないが、アキュムレータAc
内に滞留する液状冷媒の層に漬かるように設けられてい
る。
【0032】これにより、減圧用細管1において、オイ
ルセパレータOsからの高温の潤滑油とアキュムレータ
Ac内の液状冷媒とを熱交換させることができ、液状冷
媒によって高温の潤滑油が冷却されるとともに、潤滑油
が放熱する熱によって液状冷媒を再び気化させることが
できる。
【0033】圧縮機Cmp1,Cmp2の吐出口近くには、
圧縮機Cmp1,Cmp2の夫々の吐出高圧ガス冷媒Rhの
温度Th1,Th2を検出する温度センサS1及びS2
が備えられている。
【0034】圧縮機Cmp1及びCmp2の吐出側は、オイ
ルセパレータOsを介して連通しているので、夫々の吐
出高圧ガス冷媒Rhの温度Th1及びTh2(又は圧
力)は、特に圧縮機の潤滑不良や焼き付きが発生してい
ない通常のヒートポンプ装置の運転状態においては、同
一のはずである。しかしながら、圧縮機Cmp1又はCmp
2が潤滑油不足を生じて、潤滑不良により発熱したり焼
き付きを起こしたりしていると、その影響により、発熱
している圧縮機側の温度Th1又はTh2が上昇するこ
とが確認されている。そこで、検出温度Th1,Th2
の高低差により、潤滑不良や焼き付きによる発熱を検出
することができ、従って、温度センサS1及びS2は、
圧縮機Cmp1,Cmp2夫々の発熱状態を検出する発熱検
出手段として構成されている。
【0035】流量調整弁2,3及び温度センサS1,S
2は、制御部Hに接続されている。制御部Hには、その
機能として、発熱検出手段としての温度センサS1,S
2の検出情報に基づいて、圧縮機Cmp1,Cmp2の夫々
に対する吐出側分離還流手段Kからの潤滑油戻し量の比
を調整制御する戻し量制御手段101が構成されてい
る。
【0036】本実施例において、戻し量制御手段101
は、温度Th1,Th2の偏差ΔThに基づいて、流量
調整弁2,3の弁の開閉速度を調整制御するように構成
されている。
【0037】図2には、圧縮機Cmp1,Cmp2の吐出高
圧ガス冷媒Rhの温度Th1,Th2の偏差ΔThに対
する、流量調整弁2,3の弁の開閉方向及び開閉速度を
示すグラフが示されている。縦軸は、0位が、弁の静止
状態、+側が、弁の開き方向への操作速度、−側が弁の
閉じ方向への操作速度を表すように構成されている。横
軸は、ΔTh=Th1−Th2とする偏差ΔThであ
り、温度Th1の方が高いときには+側に、温度Th2
の方が高いときには−側に偏位する。グラフ線g1は、
戻し路ro1の通流量、すなわち、圧縮機Cmp1への潤
滑油の戻し量を制御する流量調整弁3の弁開閉速度を表
し、グラフ線g2は、戻し路ro2の通流量、すなわ
ち、圧縮機Cmp2に対する潤滑油の戻し量を制御する流
量調整弁2の弁開閉速度を表すグラフである。
【0038】以下、同図に従って、戻し量制御手段10
1の制御動作を説明する。最初、偏差ΔThの値が0に
近く、不感帯の範囲内の値であるとする。流量調整弁2
及び3の弁開閉速度は、グラフ線g1及びg2に示すよ
うに、共に0であり、弁は両方とも、その時の弁開度の
状態で静止されている。
【0039】まず、圧縮機Cmp1の検出温度Th1が上
昇すると、偏差ΔThは、グラフ横軸の+方向に偏位す
る。更に温度Th1が上昇して、偏差ΔThが不感帯の
範囲から逸脱すると、グラフ線g1に示すように、流量
調整弁3が最大速度で全開状態にされ、以後、流量調整
弁3の弁は、全開状態のまま静止される。流量調整弁2
は、グラフ線g2に示すように、偏差ΔThに従って、
偏差ΔThが大きいほど、速い速度で閉じ方向に操作さ
れる。これにより、圧縮機Cmp2への潤滑油の戻し量は
次第に減少され、検出温度Th1が上昇している圧縮機
Cmp1への潤滑油の戻し量は、できる限り多くされる。
【0040】次に、上記の操作の結果、圧縮機Cmp1の
潤滑油不足が解消され、発熱が減少すると、検出温度T
h1が下降して、偏差ΔThの+方向への偏位量が減少
する。このとき、流量調整弁2は、グラフ線g2に示す
ように、偏差ΔThの偏位量の減少に従って弁の閉じ方
向への操作速度が次第に減少され、偏差ΔThの値が不
感帯の範囲内に戻るに伴って、その時の弁開度の状態で
静止される。この間、流量調整弁3は、グラフ線g1に
示すように、弁開閉速度はずっと0のままで、全開状態
で静止されている。
【0041】その後、偏差ΔThが再び不感帯の範囲か
ら逸脱するまでは、上記の静止状態が維持される。そし
て、偏差ΔThが再び不感帯の範囲から逸脱して、+方
向へ偏位した場合には、上述の動作が繰り返され、流量
調整弁2が、更に閉じ方向に操作される。
【0042】一方、偏差ΔThが−方向へ偏位して不感
帯の範囲から逸脱した場合には、上述のと逆の動作が行
われる。すなわち、グラフ線g2に示すように、流量調
整弁2が最大速度で全開状態にされ、以後、偏差ΔTh
が不感帯の範囲内に戻るまで、全開状態のまま静止され
る。流量調整弁3は、グラフ線g1に示すように、偏差
ΔThが不感帯の範囲から逸脱している間はずっと、偏
差ΔThに応じた速度で閉じ操作される。これにより、
圧縮機Cmp1への潤滑油の戻し量は次第に減少され、圧
縮機Cmp2への戻し量はできる限り多くされる。
【0043】そして、図1に示すように、戻し路ro
1,ro2の夫々の、アキュムレータAc内に位置する
途中部分には、側管を備えたオリフィス管4が介裝され
ている。図3に示すように、オリフィス管4の側管4a
には、フレキシブル・チューブ5が接続され、フレキシ
ブル・チューブ5の先端側部分は、アキュムレータAc
内に滞留する潤滑油の層に漬かるように、アキュムレー
タAcの底部に這わされている。
【0044】オリフィス管4に潤滑油が通流されると、
オリフィスに生じる陰圧によって、側管4a内の潤滑油
がオリフィス管4に吸引される。オリフィスに生じる陰
圧は、オリフィス管4に通流する潤滑油の通流量が多い
ほど強く生じるので、戻し路ro1又はro2の潤滑油
通流量の増減に伴って、フレキシブル・チューブ5から
抽出されるアキュムレータAc内の潤滑油の抽出量も増
減されることになる。そして、抽出されたアキュムレー
タAcからの潤滑油は、オイルセパレータOsからの潤
滑油と同様、圧縮機Cmp1,Cmp2の夫々に戻される。
【0045】従って、吐出側分離還流手段Kと、オリフ
ィス管4及びフレキシブル・チューブ5とで、吸込み対
象冷媒としての低圧ガス冷媒Rcとともにアキュムレー
タAcに持ち込まれてアキュムレータAc内に滞留する
圧縮機潤滑油を、圧縮機Cmp1,Cmp2の夫々に戻す還
流手段が構成され、吐出側分離還流手段Kからの潤滑油
戻し量の比を調整制御する戻し量制御手段101は、同
時に、発熱検出手段としての温度センサS1,S2の検
出情報に基づいて圧縮機Cmp1,Cmp2の夫々に対する
前記還流手段K,4,5からの潤滑油戻し量の比を調整
制御する戻し量制御手段としても構成されている。
【0046】そして、戻し量制御手段101は、還流手
段K,4,5からの潤滑油戻し量の比と、吐出側分離還
流手段Kからの潤滑油戻し量の比との両方を、同調的に
調整制御するように構成されている。
【0047】〔別実施例〕還流手段は、上述の吐出側分
離還流手段Kとオリフィス管4及びフレキシブル・チュ
ーブ5とで構成されるものに限らない。例えば、流量調
整弁2,3及び減圧用細管1が介裝され、先端が圧縮機
Cmp1,Cmp2の冷媒吸入管r1,r2の夫々に接続さ
れている戻し路ro1,ro2がアキュムレータAcの
底部に接続され、還流手段が、アキュムレータAcと上
記戻し路ro1,ro2とで構成されても良い。
【0048】戻し路ro1,ro2の先端部は、圧縮機
Cmp1,Cmp2の本体内の吸引側部分に直接接続されて
も良い。
【0049】戻し量制御手段101は、流量調整弁2,
3により、潤滑油戻し量の比を調整制御するものに限ら
ず、適宜変更できる。例えば、流量調整弁2,3の代わ
りに、戻し路ro1及びro2の通流を選択的に切り換
える切換弁5,6が設けられ、発熱検出手段としての温
度センサS1,S2の検出情報に基づいて、切換弁5,
6の断続が切り換えられるように構成されても良い。
【0050】また、戻し量制御手段101は、潤滑油戻
し量の比を、時間により調整制御するように構成されて
も良い。すなわち、例えば、上述の切換弁5及び6の単
位時間当たりの通流時間又は遮断時間の長短又は回数
を、検出温度Th1,とTh2との偏差ΔThに基づい
て調整制御するように構成されても良い。
【0051】複数の圧縮機は、2台に限らない。圧縮機
が3台以上設けられている場合には、戻し量制御手段1
01は、吐出高圧ガス冷媒Rhの温度が最高の圧縮機と
最低の圧縮機とを選択して、それら選択された2台の圧
縮機に対して、最高検出温度ThmとThnとの偏差Δ
Thに基づいて、上述と同様の流量調整弁の調整制御を
行えば良い。この場合、図2に示すグラフは、横軸をΔ
Th=Thm−Thnに読み替え、且つ、グラフの右半
分のみを使用する。グラフ線g1は、最高検出温度Th
mの圧縮機に対する潤滑油戻し量を制御する流量調整弁
の弁開閉速度を表し、グラフ線g2は、最低検出温度T
hnの圧縮機に対する流量調整弁の弁開閉速度を表すグ
ラフとなる。
【0052】発熱検出手段は、上述の実施例の吐出高圧
ガス冷媒Rhの温度Th1,Th2を検出するもの(温
度センサS1,S2)に限らず、適宜変更できる。例え
ば、圧縮機Cmp1,Cmp2のボディー本体の温度を検出
しても良いし、圧縮機Cmp1,Cmp2内の潤滑油の油温
を検出しても良い。
【0053】ヒートポンプ装置は、複数の圧縮機を並列
に接続するものに限らず、圧縮機を直列に接続するもの
でも良い。また、ヒートポンプ装置は、空調装置に限ら
ない。
【0054】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートポンプ式空調装置の全体構成を示す構成
【図2】流量調整弁の弁開閉速度を表すグラフ
【図3】オリフィス管の構造を示す断面図
【図4】従来の還流手段の構成を示す構成図
【符号の説明】
Ac アキュムレータ Cmp1 圧縮機 Cmp2 圧縮機 K 吐出側分離還流手段(還流手段) Rc 吸込み対象冷媒 Rh 高圧ガス冷媒 S1 発熱検出手段 S2 発熱検出手段 4 還流手段 5 還流手段 101 戻し量制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧縮機(Cmp1,Cmp2)と、こ
    れら圧縮機(Cmp1,Cmp2)の吸込み対象冷媒(R
    c)から液分を分離抽出して貯留するアキュムレータ
    (Ac)とが冷媒循環回路に介裝され、 前記の吸込み対象冷媒(Rc)とともに前記アキュムレ
    ータ(Ac)に持ち込まれて前記アキュムレータ(A
    c)内に滞留する圧縮機潤滑油を、前記圧縮機(Cmp
    1,Cmp2)の夫々に戻す還流手段(K,4,5)が設
    けられているヒートポンプ装置であって、 前記圧縮機(Cmp1,Cmp2)夫々の発熱状態を検出す
    る発熱検出手段(S1,S2)と、 その発熱検出手段(S1,S2)の検出情報に基づいて
    前記圧縮機(Cmp1,Cmp2)の夫々に対する前記還流
    手段(K,4,5)からの潤滑油戻し量の比を調整制御
    する戻し量制御手段(101)とが設けられているヒー
    トポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機(Cmp1,Cmp2)の吐出高
    圧ガス冷媒(Rh)に混入されている圧縮機潤滑油を分
    離抽出して、その分離抽出した潤滑油を前記圧縮機(C
    mp1,Cmp2)の夫々に戻す吐出側分離還流手段(K)
    が設けられ、前記戻し量制御手段(101)が、前記発
    熱検出手段(S1,S2)の検出情報に基づいて、前記
    還流手段(K,4,5)からの潤滑油戻し量の比と、前
    記圧縮機(Cmp1,Cmp2)の夫々に対する前記吐出側
    分離還流手段(K)からの潤滑油戻し量の比との両方を
    同調的に調整制御するように構成されている請求項1記
    載のヒートポンプ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10122708A (ja) * 1996-10-22 1998-05-15 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10122708A (ja) * 1996-10-22 1998-05-15 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置

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