JPH07128016A - 2物体の重畳状態の検出方法および装置 - Google Patents

2物体の重畳状態の検出方法および装置

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JPH07128016A
JPH07128016A JP27272493A JP27272493A JPH07128016A JP H07128016 A JPH07128016 A JP H07128016A JP 27272493 A JP27272493 A JP 27272493A JP 27272493 A JP27272493 A JP 27272493A JP H07128016 A JPH07128016 A JP H07128016A
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良三 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光透過率が非常に高くて光が透過したか否か
を検出することが困難な第1の物体と、光が透過したこ
と又は遮断されたことを検出することが可能な第2の物
体との重畳状態(のずれ)を検出可能にすること。 【構成】 光源1と、前記光源1の光軸に沿って前記光
源1に対向配置された撮像手段2との間の光照射領域2
0に配置された、第1の物体3と第2の物体4とが前記
光軸方向に重畳された物品5を配置し、それらの2物体
の重畳状態を検出する方法において、前記第1の物体3
が前記撮像手段2の所定の画素によって撮像されるよう
に前記物品5を前記光照射領域20内の所定の撮像位置
6に位置決めして配置し、前記撮像位置6において前記
第1の物体3又は前記第1の物体3と第2の物体4とが
位置ずれせずに重畳されている場合の第2の物体4の外
周縁に沿う境界線の内側又は外側のいずれかの領域に前
記検査領域を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2物体の重畳状態のず
れを検出する方法及び装置に関する。本発明は、内容物
を充填したプラスチック容器の開口部を密封するため
に、プラスチック容器の開口部に蓋材を載置し、密封装
置に連続搬送した後の前記プラスチック容器の開口部と
蓋材との重畳状態のずれを検出する際に使用できる。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品等の業界においては、製品
を無菌に充填包装する技術が頻繁に使用されている。か
かる包装製品の形態としては、ビン詰め、缶詰等の伝統
的形態があるが、現在ではプラスチック材料を主体とし
た包装容器が圧倒的に多く、これらは一定の衛生環境の
下で容器充填、蓋体装着が行われるのが一般である。こ
のような包装製品の典型として無菌カップゼリーを例示
することができる。無菌カップゼリーは、容器の開口部
外周縁にフランジ部を有するプラスチック容器(以下カ
ップと記載することがある)に、予め滅菌されたゼリー
を充填し、カップの開口部全体にアルミ箔の蓋を載置
し、前記フランジ部と前記アルミ箔の蓋とをヒートシー
ルによって溶着包装したものである。この際、カップ及
び蓋は予め各々滅菌されており、かつ前記充填操作及び
包装操作は完璧な無菌雰囲気下で行われるため、包装さ
れたカップ内部のゼリーは長期間無菌状態を維持するこ
とができ、かかる製品は数十日間もの賞味期間を消費者
に保証することができる。一般に食品、医薬品等の業界
において、包装製品の製造にあたって最も警戒される事
故は、包装製品の内部と外部とが連通することによって
生じる汚染事故である。例えば前記無菌カップゼリーで
は、内部が完全に密閉されていない製品、即ち、包装状
態が不良である包装品(以下、不良品と記載する)が出
荷された場合は、前記包装品の内部に雑菌が侵入し、賞
味期限前に腐敗する等、諸々の不都合が生じる。
【0003】この様な不良品の態様には種々のものがあ
るが、特に高い頻度で発生するものには次の(B1)及
び(B2)がある。 (B1)シール部分の接着自体が不完全で、シール部分
の全部又は一部が接着されていない場合 (B2)密閉シールするベき2物体(例えば、カップと
蓋)の重畳ずれが生じ、そのまま2物体が接着された場
合 包装製品の製造にあたっては、衛生性又は無菌性を確保
する観点から、内容物が確実に密封されていることを確
認することが望ましく、包装品の包装状態の良否、特に
前記(B1)及び(B2)の不良品を識別する検査が重
要不可欠なものとなっている。
【0004】従来、光学的手段により前記(B1)の不
良品を検出する技術として、次の(ア)及び(イ)が知
られている。 (ア)シール部分に光線を照射した上で撮像して画像処
理し、シールの良好な箇所と不良な箇所との透過光量の
差を検出する(特開昭60−204431号公報)。 (イ)シール部分にレーザービームを照射し、シールの
良好な箇所と不良な箇所との透過光量の差を検出する。
又は、透過ビーム像を撮像し画像処理により検出する
(特開昭62−276444号公報)。 また、光学的手段により前記(B2)の不良品を検出す
る技術として、次の(ウ)が知られている。 (ウ)シール部分を挟んで発光素子と受光素子を対向配
置し、受光量の変動によってシール紙のずれを判定する
(特開昭63−317421号公報)。 一方、本発明者らは、前記(B2)の不良品を検出する
技術を開発し、既に特許出願している(特開平2−14
0601号公報(以下先願技術と記載する))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記(ア)及び(イ)
の技術は、シール部分を透過した光について種々の処理
を行うため、いずれも接着シールするベき2物体の材質
が光透過性を有するものでなくてはならず、例えば一方
の物体がアルミ箔等の光を遮断する材料である場合には
適用できなかった。更に、従来、包装品のなかでも2物
体を重畳して密封シールする形式の包装品、例えば、容
器に別体の蓋を被蓋する場合等では、前記(B1)の不
良品よりも前記(B2)の不良品が発生するケースが圧
倒的に多く、従って前記(B2)の不良品の検査技術が
強く望まれていた。しかし、前記(ア)及び(イ)の技
術は、本来前記(B1)の不良品を対象としており、前
記(B2)の不良品に対しては事実上その有効性を充分
に発揮できなかった。また、前記(ウ)の技術は、袋に
シール紙を被せる場合に限定された特殊な技術であっ
て、広く一般の包装品に適用することができなかった。
【0006】従って、前記(B2)の不良品を検出する
技術としては、本発明者らの先願技術が有効な手段とい
えるが、本発明者らの先願技術には、次に記載するよう
にその適用範囲に多少の制約があった。先願技術におい
て検出の対象となる物品は、複合光光源からの照射光に
関して透過色を有する第1の物体と、光源からの照射光
に関して第1の物体とは異なる透過色及び/又は第1の
物体とは異なる透過率を有する第2の物体とが光軸方向
に重畳された物品である。特に、第1の物体が前記照射
光に関して透過色を有することは、前記第1の物体と背
景とを識別するために重要であり、透過色の差を利用し
て透過光量及び/又は波長組成を限定して画像を抽出
し、これによって第1の物体と背景とを識別する。
【0007】しかし、例えば第1の物体が、光源からの
照射光に関して識別可能な透過色及び識別可能な透過量
を有しない場合には、第1の物体と背景とを識別するこ
とが因難であった。具体的に例示すれば次のとおりであ
る。第1の物体がプラスチック製の容器であり、かつそ
の材容が無色透明であって光透過率が高い場合は、容器
を通過する透過光と容器の周囲を透過する照射光(背景
光)とは、両者の透過光量又は光の波長組成の差が少な
いので、第1の物体とこれに重畳された第2の物体との
重畳状態のずれた領域の画像を抽出した場合、抽出した
領域とそれ以外の領域とそれ以外の領域とを2値化して
識別することが因難であった。
【0008】また、第1の物体と第2の物体がともに光
を遮蔽する材質である場合、例えば第1の物体が紙製の
容器であり、第2の物体がアルミ箔である場合などで
は、先願技術を適用することが困難であった。結局、先
願技術においては、第1の物体が無色透明、又は厚さが
薄い等の性質を有するとき、又は光を遮蔽する材質であ
るときには、検査精度が充分に確保できず、あるいは適
用すること自体が困難な場合があり、換言すれば、物品
の光学的性質によって適用範囲が制約された。前述の事
情に鑑み、本発明は次の記載内容を技術的課題とする。 (O01)光透過率が非常に高くて光が透過したか否かを
検出することが困難な第1の物体と、光が透過したこと
又は遮断されたことを検出することが可能な第2の物体
との重畳状態(のずれ)を検出可能にすること。
【0009】
【課題を解決するための手段】次に本発明の理解を容易
にするために作成した、図1(本発明の説明図)によ
り、前記課題を解決するために案出した本発明を説明す
る。
【0010】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願に係る第1発明の2物体の重畳状態の検出方法
は、光源(1)と、前記光源(1)の光軸に沿って前記
光源(1)に対向配置された撮像手段(2)との間の光
照射領域(20)に、第1の物体(3)と、第2の物体
(4)とが前記光軸方向に重畳された物品(5)を配置
し、その物品(5)を撮像したときの前記撮像手段
(2)の受光領域の中で所定の領域を検査領域に設定
し、前記検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に
含まれる領域の面積が許容範囲に有るか否かによって、
2物体の重畳状態を検出する方法において、下記の要件
を備えたことを特徴とする、(Y01)前記第1の物体
(3)が前記撮像手段(2)の所定の画素によって撮像
されるように前記物品(5)を前記光照射領域(20)
内の所定の撮像位置(6)に位置決めして配置するこ
と、 (Y02)前記検査領域は、前記撮像位置(6)において
前記第1の物体(3)又は前記第1の物体(3)と第2
の物体(4)とが位置ずれせずに重畳されている場合の
第2の物体(4)の外周縁に沿う境界線の内側又は外側
のいずれかの領域に設定すること。
【0011】(第2発明)また、本出願に係る第2発明
の2物体の重畳状態の検出方法は、前記第1発明の2物
体の重畳状態の検出方法において、記の要件を備えたこ
とを特徴とする、(Y03)前記物品(5)の前記光照射
領域(20)内の所定の撮像位置(6)への配置は、搬
送手段により搬送される物品(5)を前記撮像位置
(6)を通過させること、又は撮像位置(6)に停止さ
せることにより行うこと、(Y04)前記物品(5)が、
前記撮像位置(6)に到達したとき、それを検出して撮
像位置検出信号を出力すること、(Y05)前記撮像位置
(6)を透過又は停止した際の前記物品(5)を撮像す
る撮像手段(2)として前記撮像位置検出信号に応じて
作動するビデオカメラを用いること、(Y06)前記検査
領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれる領域
の面積は、前記設定された検査領域から受光した前記ビ
デオカメラの各画素の中で光量が所定の範囲に含まれる
光を受光した画素の数をカウントすることにより検出す
ること、(Y07)前記カウント値が所定の基準範囲を外
れたことを検出したとき異常信号を出力すること。
【0012】(本発明の実施態様1)本出願に係る発明
の実施態様1の2物体の重畳状態の検出方法は、前記第
1又は2発明の2物体の重畳状態の検出方法において、
下記の要件を備えたことを特徴とする、 (Z01)前記検査領域は、前記撮像位置(6)において
前記第1の物体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれ
せずに重畳されている場合の第2の物体(4)の外周縁
に沿う境界線で分割された境界線の外側の領域に設定す
ること、(Z02)前記検査領域から受光した光の光量が
所定の範囲に含まれる領域として、前記第2の物体
(4)を透過した光の有する光量が所定の範囲に含まれ
る領域を採用したこと。
【0013】(第3発明)また、本出願に係る第3発明
の2物体の重畳状態の検出方法は、前記第1又は2発明
の2物体の重畳状態の検出方法において、下記の要件を
備えたことを特徴とする、(Y08)前記検査領域は、前
記撮像位置(6)において前記第1の物体(3)又は前
記第1の物体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせ
ずに重畳されている場合の第2の物体(4)の外周縁に
沿う境界線で分割された境界線の内側の領域に設定する
こと、(Y09)前記検査領域から受光した光の光量が所
定の範囲に含まれる領域として、前記第2の物体(4)
を透過していない光の有する光量が所定の範囲に含まれ
る領域を採用したこと。
【0014】(第4発明)また、本出願に係る第4発明
の2物体の重畳状態の検出方法は、前記第1ないし3の
いずれかの発明の2物体の重畳状態の検出方法におい
て、下記の要件を備えた、(Y010)前記光源(1)と
して複数の波長の光を含む複合光光源(1)を用いるこ
と、(Y011)前記撮像手段(2)としてビデオカラー
カメラを用いること。(Y012)前記検査領域から受光
した光の光量が所定の範囲に含まれるか否かの判定が、
受光した光の複数の波長に対して行われること。
【0015】(第5発明)また、本出願に係る第5発明
の2物体の重畳状態の検出方法は、前記第1ないし4の
いずれかの発明の2物体の重畳状態の検出方法におい
て、下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y013)
前記光照射領域(20)内にある所定の撮像位置(6)
に物品(5)を配置する操作を、前記物品(5)を嵌入
させる切欠部を外周縁に有するスターホイールと、前記
スターホイールの外周縁に近接して配置されるガイド
と、前記物品(5)を前記ガイドに押圧する押圧手段と
を備えた位置決め装置によって行うこと。
【0016】(第6発明)また、本出願に係る第6発明
の2物体の重畳状態の検出装置は、光源(1)と、前記
光源(1)の光軸に沿って前記光源(1)に対向配置さ
れた撮像手段(2)との間の光照射領域(20)に、第
1の物体(3)と、第2の物体(4)とが前記光軸方向
に重畳された物品(5)を配置し、その物品(5)を撮
像したときの前記撮像手段(2)の受光領域の中で所定
の領域を検査領域に設定し、前記検査領域から受光した
光の光量が所定の範囲に含まれる領域の面積を検出する
目標面積検出手段を設け、検出された目標面積が許容範
囲に有るか否かを判別する手段(即ち、判別手段)によ
り、2物体の重畳状態を検出する装置において、下記の
要件を備えたことを特徴とする、(Y014)前記第1の
物体(3)が前記撮像手段(2)の所定の画素によって
撮像されるように前記物品(5)を前記光照射領域(2
0)内の所定の撮像位置(6)に位置決めして配置する
位置決め配置手段、(Y015)前記検査領域は、前記撮
像位置(6)において前記第1の物体(3)又は前記第
1の物体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせずに
重畳されている場合の第2の物体(4)の外周縁に沿う
境界線の内側又は外側のいずれかの領域に設定されたこ
と。
【0017】(第7発明)また、本出願に係る第7発明
の2物体の重畳状態の検出装置は、前記第6発明の2物
体の重畳状態の検出装置において、下記の要件を備えた
ことを特徴とする、(Y016)前記物品(5)が、前記
撮像位置(6)に配置されたとき、それを検出して撮像
位置検出信号を出力する手段、即ち、撮像位置検出信号
出力手段、(Y017)前記撮像位置(6)に配置された
前記物品(5)を撮像する撮像手段(2)として前記撮
像位置検出信号に応じて作動するビデオカメラを用いた
こと、(Y018)前記目標面積検出手段は、前記設定さ
れた検査領域から受光した前記ビデオカメラの各画素の
中で光量が所定の範囲に含まれる光を受光した画素の数
をカウントするカウンタにより構成されたこと、(Y01
9)前記カウント値が所定の基準範囲を外れたことを検
出したとき異常信号を出力する手段、即ち異常信号出力
手段。
【0018】(本発明の実施態様2)本出願に係る発明
の実施態様2の2物体の重畳状態の検出装置は、前記第
6又は7発明の2物体の重畳状態の検出装置において、
下記の要件を備えたことを特徴とする、(Z03)前記検
査領域は、前記撮像位置(6)において前記第1の物体
(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせずに重畳され
ている場合の第2の物体(4)の外周縁に沿う境界線で
分割された境界線の外側の領域に設定されたこと、(Z
04)前記検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に
含まれる領域として、前記第2の物体(4)を透過した
光が有する波長及び光量が所定の範囲に含まれる領域が
採用されたこと。
【0019】(第8発明)また、本出願に係る第8発明
の2物体の重畳状態の検出装置は、前記第6又は7発明
の2物体の重畳状態の検出装置において、下記の要件を
備えたことを特徴とする、 (Y020)前記検査領域は、前記撮像位置(6)におい
て前記第1の物体(3)又は前記第1の物体(3)と第
2の物体(4)とが位置ずれせずに重畳されている場合
の第2の物体(4)の外周縁に沿う境界線で分割された
境界線の内側の領域に設定されたこと、(Y021)前記
検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれる
領域として、前記第1の物体3のみを透過して前記第2
の物体(4)を透過していない光の有する光量が所定の
範囲に含まれる領域が採用されたこと。
【0020】(第9発明)また、本出願に係る第9発明
の2物体の重畳状態の検出装置は、前記第6ないし8の
いずれかの発明の2物体の重畳状態の検出装置におい
て、下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y022)
前記光源(1)として複数の波長の光を含む複合光光源
(1)が用いられたこと、(Y023)前記撮像手段
(2)としてビデオカラーカメラが用いられたこと。
(Y024)前記検査領域から受光した光の光量が所定の
範囲に含まれるか否かの判定が、受光した光の複数の波
長に対して行われること。
【0021】(本発明の実施態様3)また、本出願に係
る発明の実施態様3の2物体の重畳状態の検出装置は、
前記第6ないし9のいずれかの発明の2物体の重畳状態
の検出装置において、下記の要件を備えたことを特徴と
する、(Z05)前記物品(5)を嵌入させる切欠部を外
周縁に有し且つ前記切欠部に嵌入した物品(5)を前記
光照射領域(20)内にある所定の撮像位置(6)に搬
送するスターホイールと、前記スターホイールの外周縁
に近接して配置されたガイドと、前記物品(5)を前記
ガイドに押圧する押圧手段とを備えた位置決め装置。
【0022】(課題を解決するための手段の補足説明)
図1は、木発明の方法及び装置の構成の概略を説明する
説明図である。本発明における検査対象物品(5)(例
えば、プラスチック容器にゼリー等の食品を充填し、ア
ルミ箔などの蓋をシールした製品)は、2以上の物体か
らなり、一の物体(3)(例えばプラスチック容器、以
下、第1の物体(3)という)と他の一の物体(4)で
構成される。後者(4)は前記光源(1)からの照射光
に関して少なくとも光が透過したこと又は遮断されたこ
とを検出することが可能な物体(例えばアルミ箔、又は
照射光に関して透過色を有するプラスチック製の蓋、以
下、第2の物体(4)という)であることが必要であ
る。
【0023】前記光源(1)としては、単色光、赤外
光、複合光等を発する光源(1)を使用することが可能
である。しかしながら、透過光が種々異なる検査対象物
品(5)を取り扱う場合に、常に高精度で2物体の重畳
状態のずれを検出するためには、複合光光源(1)を用
い、且つ撮像手段(2)としてカラービデオカメラを用
いることが望ましい。その場合、前記検査領域から受光
した光量が所定の範囲に含まれるか否かの判定は、各画
素毎に、受光した光の複数の波長に対して行う。即ち、
カラービデオカメラ(撮像手段)によって検査領域から
の光を受光した場合、各画素は、R,G,Bの波長に分
けて受光する。この場合各画素毎に、R,G,Bの各波
長に対してそれらの光量が所定の範囲に含まれるか否か
を判断し、R,G,Bの全ての波長に対して条件(光量
が所定の範囲に含まれるか否か)を満足する光を受光し
た画素を、前記光量が所定の範囲に含まれる光を受光し
た画素とする。この画素の数により、前記検査領域から
受光した光量が所定の範囲に含まれる領域の面積を検出
する。
【0024】本発明において前記検査対象物品(5)
は、光源(1)とその光源(1)の光軸に沿ってその光
源(1)に対向配置された撮像手段(2)との間に設け
た、べルトコンベアー、ターンテーブル、スターホイー
ル等の工業的搬送手段(図示せず)の搬送路に沿って、
前記2物体が前記光軸方向に重畳された状態で連続的に
搬送する手段を用いるのが便利である。なお、検査対象
物品(5)の搬送手段としては、ロボットアーム又は手
作業等を採用するすことが可能である。図1では、物品
(5)は紙面に垂直方向に搬送する例が示されている。
また、本発明では、前記物品(5)が撮像位置(6)に
到達したときに撮像位置検出信号を出力させて、撮像位
置検出信号に応じて撮像手段(2)により物品(5)の
透過光パターンの撮像を行うことが可能である。また、
物品(5)が撮像位置(6)に近接した所定の位置にき
たことを検出し、その位置検出信号を受けて前記物品
(5)の位置を調節し、光照射領域(20)内の所定の
撮像位置(6)を通過、又は光照射領域(20)内の所
定の撮像位置(6)に停止させるとともに、撮像手段
(2)で透過光パターンを撮像するように構成すること
が可能である。
【0025】本発明において「所定の撮像位置(6)を
通過させる」は、次々に連続的に移送されてくる個々の
物品(5)の第1の物体(3)を、位置決め装置(図示
せず)で操作することによって、全て同一の撮像位置
(6)を通過させることである。また、本発明において
「所定の撮像位置(6)に停止させる」は、次々に連続
的に移送されてくる個々の物品(5)の第1の物体
(3)を、同一の撮像位置(6)に一度停止させること
である。物品(5)がこの撮像位置(6)を通過する瞬
間、又は停止した後に物品(5)の透過光パターンの撮
像が行われる。前記撮像位置(6)と撮像手段(2)と
は、予め位置関係が固定されているため、撮像された静
止画像においては連続的に移送されてくる個々の物品
(5)の透過光パターンは各々の画像中で同一の場所に
位置することになる。
【0026】次いで、得られた像を画像処理する。画像
処理装置に到達する光学的映像パタ一ンは、例えば、第
1の物体(3)及び第2の物体(4)が光を透過する性
質を有する場合は、 (A1)何物をも透過しなかった領域(図1(7)の光
線領域) (A2)第1の物体(3)が第2の物体(4)と重なり
あっていない領域(図1(8)の光線領域) (A3)第2の物体(4)のみを透過した領域 (A4)第1と第2の物体(3と4)を透過した領域 (A5)第1と第2の物体(3と4)及びその他の物体
(第3の物体、例えばゼリー)を透過した領域 等の領域を有する。
【0027】前記(A1)の領域は光源(1)の全波長
成分を含み、前記(A2)の領域は第1の物体(3)の
透過色のみの波長成分を含み、前記(A3)の領域は、
第1の物体(3)の透過光とは異なる波長成分及び/又
は第1の物体(3)とは異なる透過率によって減ぜられ
た光量を舎み、前記(A4)の領域は、第1の物体
(3)の透過色から更に第2の物体(4)の透過色によ
って制限された波長成分及び/又は第2の物体(4)の
透過率によって減ぜられた光量を含み、前記(A5)の
領域は、前記第1と第2の物体(4)を透過した光から
更に第3の物体の透過色及び/又は透過率によって制限
された波長成分及び/又は光量を含んでいる。
【0028】前記(A1)〜(A5)の領域が波長成分と
光量とによって、互いに識別が可能である場合は、2物
体の重畳状態のずれによって変化する前記(A2)〜
(A4)の面積を検出することによって、2物体の重畳
状態のずれを検出することが可能である。しかし、前記
(A1)〜(A5)の領域が波長成分と光量のみでは互い
に識別できない場合、例えば、前記(A1)の領域と
(A2)の領域とが識別できない場合には、以下の操作
を行うことにより2物体の重畳状態のずれを検出でき
る。
【0029】物品(5)を撮像したときの前記撮像手段
(2)の受光領域の中で所定の領域を検査領域に設定す
る。本発明においては、物品(5)の第1の物体(3)
は常に所定の撮像位置(6)において撮像されるため、
静止画像の中で常に同一の位置にある。従って、設定さ
れる検査領域を、前記撮像位置(6)において前記第1
の物体(3)又は前記第1の物体(3)と第2の物体
(4)とが位置ずれせずに重畳されている場合の第2の
物体(4)の外周縁に沿う境界線の例えば内側の領域に
設定すれば、前記(A1)の領域を予め検査対象から除
外することができる。取り込んだ静止画像の中で前記
(A1)の領域と(A2)の領域との境界は常に一定の位
置に存在するため、面積を算出する対象をこの境界に接
する内側の領域(検査領域)に限定すれば、前記(A
1)の領域と(A2)の領域とを前述したような波長成分
と光量とによって識別する必要はなくなる。
【0030】前記検査領域の境界線の一部は、前記第1
の物体(3)又は前記第1の物体(3)と弟2の物体
(4)とが位置ずれせずに重畳されている場合の第2の
物体(4)の外周縁に一致させるのが好ましい。またこ
の際、前記第1の物体(3)の外周縁か、前記第1の物
体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせずに重畳さ
れている場合の第2の物体(4)の外周縁かは、第1の
物体及び第2の物体の形状、大きさ、材質等により随意
に選択できる。例えば、第1の物体(3)及び第2の物
体(4)の外周縁が同じ大きさの円形であるならば、前
記境界線は前記第1の物体(3)の外周縁又は前記第1
の物体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせずに重
畳されている場合の第2の物体(4)の外周縁のどちら
の外周縁に一致させても良い。しかしながら、このよう
な場合でも、例えば第2の物体(4)の外周縁が外側に
突出する小さな突出部(例えば、第2の物体(4)を第
1の物体(3)から引き剥がす際の把手部)を有する円
形である場合には、前記検査領域の境界線の一部は、前
記突出部の影響をうけないよう、前記第1の物体(3)
の外周縁に一致さることが望ましい。
【0031】前記撮像位置(6)において前記第1の物
体(3)又は前記第1の物体(3)と第2の物体(4)
とが位置ずれせずに重畳されている場合の第2の物体
(4)の外周縁を境界線として、その境界線に接する境
界線内側の領域を前記検査領域に設定した場合、実際の
検査対象物品(5)の2物体に重畳状態のずれが無い場
合には、前記検査領域の透過光は全て第2の物体(4)
を透過する。しかしながら、2物体の重畳状態に位置ず
れがある場合には、前記検査領域の透過光の中に、第2
の物体(4)を透過しない領域が発生する。その検査領
域中で、透過光が第2の物体(4)を透過しない領域の
面積は、2物体の重畳状態の位置ずれの量に関連する。
【0032】前記検査領域中で、透過光が第2の物体
(4)を透過しない領域と、透過した領域では、撮像手
段(2)で受光する光量が異なるので、前記第2の物体
(4)を透過しない領域、又はそれ以外の領域(即ち、
第2の物体(4)を透過した領域)の面積は検出するこ
とができる。検出される面積は、2物体の重畳状態の位
置ずれの量に対応しているので、2物体の重畳状態の位
置ずれ量を、検出することができる。なお、前記第2の
物体(4)を透過しない領域、又はそれ以外の領域の面
積は、必ずしもその正確な数値を検出する必要はなく、
面積の大きさの程度が分かれば本発明で利用可能であ
る。
【0033】第1の物体(3)と第2の物体(4)との
重畳状態のずれが大きい場合には、異常信号を発するこ
とが可能である。この異常信号は、作業員に不良品発生
を知らせる警報、警告灯等、又は前記不良品を自動的に
除去する操作等の作動信号として用いられる。
【0034】本発明の2物体の重畳状態の検出装置で
は、物品(5)が撮像位置(6)に到達したとき、それ
を検出して撮像位置検出信号を出力する手段を使用する
ことができる。撮像位置検出信号を出力する手段(1
3、16)としては、市販の近接式スイッチ、接触式ス
イッチ等が利用できるが、非接触式のものが望ましく、
特に光電スイッチが推奨される。また本発明の2物体の
重畳状態の検出装置は、物品(5)の第1の物体(3)
の位置を調節して所定の撮像位置(6)を通過させ、又
は所定の撮像位置(6)に停止させる位置決め配置手段
を備えている。この位置決め配置手段は、次々に連続的
に移送されてくる個々の物品(5)の第1の物体(3)
を所定の撮像位置(6)に誘導し、物品(5)の透過光
パターンを静止画像として撮像する際に、個々の物品
(5)の第1の物体(3)を常に同一の撮像位置(6)
に位置させることを目的としており、この目的を達する
ならばいかなるものでも良い。
【0035】前記物品(5)を撮像したときの前記撮像
手段(2)の受光領域の中で所定の領域を検査領域に設
定し、前記検査領域から受光した光の光量が所定の範囲
に含まれる領域の面積を検出する目標面積検出手段は画
像処理装置(9)を用いて構成することができる。撮像
手段(2)及び画像処理装置(9)は市販のセットを用
いることができる。また画像処理装置(9)には画像を
表示するモニター(12)を接続し、モニター(12)
に検出された前記目標面積を表示することも可能であ
る。検出された目標面積が許容範囲に有るか否かを判別
する手段は前記画像処理装置と別体に構成することが可
能であるが、画像処理装置に前記判別する手段の機能を
持たせることが可能である。前記判別手段は、その出力
導線(11)を、例えば、作業員に不良品の発生を連絡
する警報器、警報灯、あるいは前記不良品を自動的に除
去する装置等(各々図示せ)に結線して使用される。
【0036】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。 (第1発明の作用)本出願に係る第1発明の2物体の重
畳状態の検出方法では、光源(1)と、前記光源(1)
の光軸に沿って前記光源(1)に対向配置された撮像手
段(2)との間の光照射領域(20)に、第1の物体
(3)と第2の物体(4)とが前記光軸方向に重畳され
た物品(5)(検査対象物品)が、配置される。その
際、前記第1の物体(3)が前記光照射領域(20)の
所定の撮像位置(6)に位置決めして配置される。この
ため、前記第1の物体(3)は常に前記撮像手段(2)
の所定の画素によって撮像される。また、前記第1の物
体(3)に第2の物体(4)が位置ずれせずに重畳され
ている場合には、第2の物体(4)も、前記撮像手段
(2)の所定の画素によって撮像される。前記撮像位置
(6)において前記第1の物体(3)又は前記第1の物
体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせずに重畳さ
れている場合の第2の物体(4)の外周縁に沿う境界線
の内側又は外側のいずれかの領域が検査領域に設定され
る。
【0037】例えば、前記検査領域の境界線として第2
の物体(4)の外周縁を採用し、その境界線の内側を検
査領域に設定する場合、2物体の重畳状態に位置ずれが
無い場合には、前記検査領域を受光する全ての画素は、
前記第2の物体(4)の存在領域を透過した光を受光す
る。しかしながら、2物体の重畳状態に位置ずれが有る
場合には、前記検査領域を受光する画素は、第2の物体
(4)が存在する領域(存在領域)を透過した光を受光
する画素と第2の物体(4)が存在しない領域(非存在
領域)を透過した光を受光する画素とに別れる。第2の
物体(4)を透過した光と透過していない光とが区別で
きる光透過率を第2の物体(4)が有する場合、例えば
前記第2の物体(4)を透過していない光を受光した画
素の数をカウントすることによって、前記検査領域の中
で、第2の物体(4)が存在しない領域(非存在領域)
の面積を検出することができる。この検出面積は2物体
の重畳状態にずれが無い場合には0であるので、その検
出面積が大きい程、重畳状態のずれが大きいことにな
る。なお、前記検出面積は必ずしも正確な数値で検出す
る必要はなく、重畳状態の良否を判別することができる
程度に、前記2物体の重畳状態ずれの程度を判断できれ
ば実用になる。
【0038】前記のように、画像処理装置に到達する光
学的映像パターンは、前記(A1)〜(A5)の領域を有
しているが、前記(A1)の領域と(A2)の領域との境
界に接する検査領域を設定すれば、前記(A1)の領域
と(A2)の領域とは、敢えて波長成分と光量とによっ
て識別する必要はなくなる。このため、先願技術では検
査が困難であった物品(5)、例えば、第1の物体
(3)が無色透明である等の理由により、第1の物体
(3)の透過光(8)が背景光(7)と識別できない場
合(即ち、前記(A1)の領域と前記(A2)の領域と
で、波長成分と光量に差が少なく、互いに識別が因難で
ある場合)であっても、本発明は問題なく検査すること
ができるのである。
【0039】(第2発明の作用)また、本出願に係る第
2発明の2物体の重畳状態の検出方法では、前記物品
(5)の前記光照射領域(20)内の所定の撮像位置
(6)への配置は、搬送手段により搬送される物品
(5)の第1の物体(3)を前記撮像位置(6)を通過
させること、又は撮像位置(6)に停止させることによ
り行われる。前記物品(5)が、前記撮像位置(6)に
到達したとき、撮像位置検出信号が出力される。撮像手
段(2)としてのビデオカメラは、前記撮像位置検出信
号に応じて作動し、前記撮像位置(6)を通過又は停止
した際の前記物品(5)を撮像する。前記設定された検
査領域からの光を受光した前記ビデオカメラの各画素の
中で光量が所定の範囲に含まれる光を受光した画素の数
をカウントすることにより、前記受光光量が所定の範囲
に含まれる領域の面積が、検出される。前記カウント値
が所定の基準範囲を外れたことを検出したとき異常信号
が出力される。
【0040】(本発明の実施態様1の作用)本出願に係
る発明の実施態様1の2物体の重畳状態の検出方法で
は、前記検査領域は、前記撮像位置(6)において前記
第1の物体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせず
に重畳されている場合の第2の物体(4)の外周縁に沿
う境界線で分割された境界線の外側の領域に設定され
る。2物体の重畳状態にずれが無い状態では、前記境界
線の外側の前記検査領域では、前記第2の物体(4)は
殆ど存在しない。しかしながら、2物体の重畳状態にず
れが有る状態では、前記検査領域に前記ずれの大きさに
応じた面積の第2の物体(4)が存在するようになる。
前記第2の物体(4)の存在領域を透過した光の光量は
第2の物体(4)の非存在領域を透過した光の光量に比
べて少なくなるので、前記第2の物体(4)の存在領域
を透過した光と透過しない光とは区別されて撮像手段
(2)の各画素で検出されるようになる。前記第2の物
体(4)の存在領域を透過した光を検出した画素の数に
より、第2の物体(4)の存在領域を透過した光が検出
される領域の面積を検出することができる。その検出面
積は、前記2物体の重畳状態のずれの大きさに応じた大
きさとなるので、2物体の重畳状態の良否を判別するこ
とができる。
【0041】(第3発明の作用)本出願に係る第3発明
の2物体の重畳状態の検出方法では、前記検査領域は、
前記撮像位置(6)において前記第1の物体(3)又は
前記第1の物体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれ
せずに重畳されている場合の第2の物体(4)の外周縁
に沿う境界線で分割された境界線の内側の領域に設定さ
れる。2物体の重畳状態にずれが無い状態では、前記境
界線の内側の前記検査領域では、その検査領域の大部分
に前記第2の物体(4)が存在し、第2物体が存在しな
い領域は殆ど無い。しかしながら、2物体の重畳状態に
ずれが有る状態では、前記検査領域に前記ずれの大きさ
に応じた面積の第2の物体(4)が存在しない領域が生
じる。前記第2の物体(4)の非存在領域を透過した光
の光量は第2の物体(4)の存在領域を透過した光の光
量に比べて多くなるので、前記第2の物体(4)を透過
しない光と透過した光とは区別されて撮像手段(2)の
各画素で検出されるようになる。前記第2の物体(4)
を透過しない光を検出した画素の数により、第2の物体
(4)を透過しない光が検出される領域の面積を検出す
ることができる。その検出面積は、前記2物体の重畳状
態のずれの大きさに応じた大きさとなるので、2物体の
重畳状態の良否を判別することができる。
【0042】(第4発明の作用)本出願に係る第4発明
の2物体の重畳状態の検出方法では、前記光源(1)と
して複数の波長の光を含む複合光光源(1)を用いる。
前記複合光光源(1)から出射して前記第1の物体
(3)と第2の物体(4)とが重畳された物品(5)を
透過した透過光パターンは、撮像手段(2)としてのビ
デオカラーカメラで撮像される。前記検査領域から受光
した光の光量が所定の範囲に含まれるか否かの判定は、
受光した光の複数の波長に対して行われる。即ち、例え
ば、前記複合光光源(1)として白色光(R,G,Bの
全ての波長成分を有する光)を用いた場合、前記検査領
域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれるか否か
の判定は、各画素毎に、受光した光の複数の波長に対し
て行う。即ち、カラービデオカメラ(撮像手段)によっ
て検査領域からの光を受光した場合、各画素は、R,
G,BのフィルタによりR,G,Bの波長に分けて受光
することになる。この場合各画素毎に、R,G,Bの各
波長に対してそれらの光量が所定の範囲に含まれるか否
かを判断し、R,G,Bの全ての波長に対して条件(光
量が所定の範囲に含まれるか否か)を満足する光を受光
した画素を、前記光量が所定の範囲に含まれる光を受光
した画素とする。この画素の数により、前記検査領域か
ら受光した光の光量が所定の範囲に含まれる領域の面積
を検出する。
【0043】(第5発明の作用)また、本出願に係る第
5発明の2物体の重畳状態の検出方法では、スターホイ
ールの外周縁に設けられた切欠部に物品(5)の第1の
物体(3)を嵌入させ、このスターホイールを回転させ
て前記物品(5)を搬送する。このようにして搬送した
前記物品(5)の第1の物体(3)を押圧手段により、
前記スターホイールの外周縁に近接して配置されたガイ
ドに押圧して物品(5)の第1の物体(3)を所定の撮
像位置(6)に位置決め配置する。
【0044】(第6発明の作用)本出願に係る第6発明
の2物体の重畳状態の検出装置では、光源(1)と、前
記光源(1)の光軸に沿って前記光源(1)に対向配置
された撮像手段(2)との間の光照射領域(20)に、
第1の物体(3)と、第2の物体(4)とが前記光軸方
向に重畳された物品(5)(検査対象物品)が、配置さ
れる。その際、前記位置決め配置手段は、前記物品
(5)の第1の物体(3)を前記光照射領域(20)内
の所定の撮像位置(6)に位置決めして配置する。この
ため、前記第1の物体(3)は前記撮像手段(2)の所
定の画素によって撮像される。従って、前記第1の物体
(3)に第2の物体(4)が位置ずれせずに重畳されて
いる場合には、第2の物体(4)も、前記撮像手段
(2)の所定の画素によって撮像される。前記検査領域
は、前記撮像位置(6)において前記第1の物体(3)
又は前記第1の物体(3)と第2の物体(4)とが位置
ずれせずに重畳されている場合の第2の物体(4)の外
周縁に沿う境界線の内側又は外側のいずれかの領域に設
定される。
【0045】例えば、前記境界線として第2の物体
(4)の外周縁を採用し、その境界線の内側を検査領域
に設定する場合、2物体の重畳状態に位置ずれが無い場
合には、前記検査領域を受光する全ての画素は、前記第
2の物体(4)を透過した光を受光する。しかしなが
ら、2物体の重畳状態に位置ずれが有る場合には、前記
検査領域を受光する画素は、第2の物体(4)の存在領
域を透過した光を受光する画素と第2の物体(4)の非
存在領域を透過した光を受光する画素とに別れる。第2
の物体(4)を透過した光と透過していない光とが区別
できる光透過率を第2の物体(4)が有する場合、例え
ば前記第2の物体(4)を透過していない光を受光した
画素の数をカウントすることによって、前記検査領域の
中で、第2の物体(4)を透過していない領域の面積を
検出することができる。この検出面積は2物体の重畳状
態にずれが無い場合には0であるので、その検出面積が
大きい程、重畳状態のずれが大きいことになる。
【0046】従って、前記目標面積検出手段は、前記物
品(5)を撮像したときの前記撮像手段(2)の受光領
域の中で所定の領域(例えば、第2の物体(4)の外周
縁を境界線とする境界線内側)を検査領域に設定し、前
記検査領域から受光した光の波長及び光量が所定の範囲
に含まれる領域(画素で受光した光が第2の物体(4)
を透過していない領域)の面積(即ち、目標面積)を検
出する。前記判別手段は、検出された目標面積が許容範
囲に有るか否かを判別する。
【0047】(第7発明の作用)また、本出願に係る第
7発明の2物体の重畳状態の検出装置では、前記物品
(5)が、前記撮像位置(6)に配置されたとき、撮像
位置検出信号出力手段は、それを検出して撮像位置検出
信号を出力する。撮像手段(2)としてのビデオカメラ
は、前記撮像位置検出信号に応じて作動し、前記撮像位
置(6)に配置された前記物品(5)を撮像する。前記
目標面積検出手段のカウンタは、前記設定された検査領
域から受光した前記ビデオカメラの各画素の中で光量が
所定の範囲に含まれる光を受光した画素の数をカウント
する。前記異常信号出力手段は、前記カウント値が所定
の基準範囲を外れたことを検出したとき異常信号を出力
する。
【0048】(本発明の実施態様2の作用)本出願に係
る発明の実施態様2の2物体の重畳状態の検出装置で
は、前記検査領域は、前記撮像位置(6)において前記
第1の物体(3)と第2の物体(4)とが位置ずれせず
に重畳されている場合の第2の物体(4)の外周縁に沿
う境界線で分割された境界線の外側の領域に設定されて
いる。2物体の重畳状態にずれが無い状態では、前記境
界線の外側の前記検査領域では、前記第2の物体(4)
は殆ど存在しない。しかしながら、2物体の重畳状態に
ずれが有る状態では、前記検査領域に前記ずれの大きさ
に応じた面積の第2の物体(4)が存在することにな
る。前記第2の物体(4)の存在領域を透過した光の光
量は第2の物体(4)の非存在領域を透過した光の光量
に比べて少なくなるので、前記第2の物体(4)の存在
領域を透過した光と非存在領域を透過した光とは区別さ
れて撮像手段(2)の各画素で検出される。前記第2の
物体(4)の存在領域を透過した光を検出した画素の数
により、第2の物体(4)の存在領域の面積を検出する
ことができる。その検出面積は、前記2物体の重畳状態
のずれの大きさに応じた大きさとなるので、2物体の重
畳状態の良否を判別することができる。
【0049】(第8発明の作用)また、本出願に係る第
8発明の2物体の重畳状態の検出装置では、前記検査領
域は、前記撮像位置(6)において前記第1の物体
(3)又は前記第1の物体(3)と第2の物体(4)と
が位置ずれせずに重畳されている場合の第2の物体
(4)の外周縁に沿う境界線で分割された境界線の内側
の領域に設定されている。2物体の重畳状態にずれが無
い状態では、前記境界線の内側の前記検査領域では、そ
の検査領域の全部又は大部分に前記第2の物体(4)が
存在し、第2物体が存在しない領域は全く又は殆ど無
い。しかしながら、2物体の重畳状態にずれが有る状態
では、前記検査領域に前記ずれの大きさに応じた面積の
第2の物体(4)が存在しない領域(非存在領域)が生
じる。前記第2の物体(4)の非存在領域を透過した光
の光量は第2の物体(4)の存在領域を透過した光の光
量に比べて多くなるので、前記第2の物体(4)の非存
在領域を透過した光と存在領域を透過した光とは区別さ
れて撮像手段(2)の各画素で検出されるようになる。
前記第2の物体(4)の非存在領域を透過した光を検出
した画素の数により、第2の物体(4)が存在しない領
域の面積を検出することができる。その検出面積は、前
記2物体の重畳状態のずれの大きさに応じた大きさとな
るので、2物体の重畳状態の良否を判別することができ
る。
【0050】(第9発明の作用)また、本出願に係る第
9発明の2物体の重畳状態の検出装置では、前記複数の
波長の光を含む複合光光源(1)から出射して前記第1
の物体(3)と第2の物体(4)とが重畳された物品
(5)を透過した透過光パターンは、撮像手段(2)と
してのビデオカラーカメラで撮像される。前記検査領域
から受光した光の光量が所定の範囲に含まれるか否かの
判定が、受光した光の複数の波長に対して行われる。即
ち、例えば、前記複合光光源(1)として白色光(R,
G,Bの全ての波長成分を有する光)を用いた場合、前
記検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれ
るか否かの判定は、各画素毎に、受光した光の複数の波
長に対して行う。即ち、カラービデオカメラ(撮像手
段)によって検査領域からの光を受光した場合、各画素
は、R,G,BのフィルタによりR,G,Bの波長に分
けて受光することになる。この場合各画素毎に、R,
G,Bの各波長に対してそれらの光量が所定の範囲に含
まれるか否かを判断し、R,G,Bの全ての波長に対し
て条件(光量が所定の範囲に含まれるか否か)を満足す
る光を受光した画素を、前記光量が所定の範囲に含まれ
る光を受光した画素とする。この画素の数により、前記
検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれる
領域の面積を検出する。
【0051】(本発明の実施態様3の作用)本出願に係
る発明の実施態様3の2物体の重畳状態の検出装置で
は、位置決め装置は、スターホイールの外周縁に設けら
れた切欠部に物品(5)の第1の物体(3)を嵌入さ
せ、このスターホイールを回転させて前記物品(5)を
搬送する。このようにして搬送した前記物品(5)の第
1の物体(3)を押圧手段により、前記スターホイール
の外周縁に近接して配置されたガイドに押圧して物品
(5)の第1の物体(3)を所定の撮像位置(6)に位
置決め配置する。
【0052】
【実施例】次に実施例を示し、本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。 (実施例1) (1)構成 (1−1)物品 図4は本発明の実施例において検査対象とする包装容器
の、不良品の一例の説明図で、図4Aは容器の外観斜視
図、図4Bは平面図、図4Cは正面図である。容器は、
カップ24(透明プラスチック製)、蓋25(アルミ箔
製)、内容物(図示せず。例えばコーヒーゼリー)より
なる。カップ24の開口部24aの外側にフランジ部2
6を備えている。フランジ部26の外周と蓋25の外周
とは略々同一直径である。容器は、カップ24内部に内
容物が充填された後、カップ24の上に蓋25が戴置さ
れ、フランジ部26でヒートシールにより密封される。
この際、通常の良品は、フランジ部26の外周と蓋25
がずれることなく、略々同一円周上に重合してシールさ
れているが、図4に示すものは、カップ24と蓋25と
がずれてシールされ、内容物が外気と導通している不良
品である。
【0053】(1−2)位置決め装置 図3は本発明の一実施例の位置決め装置を示す概略平面
図である。本位置決め装置は、台座17(日本自動機器
工業製、特注品)、スターホイール18(硬質ガラス
製、外径φ570mm)、ガイド15(日本自動機器工業
製、特注品)、及びエアーノズル14(φ6mmエアチュ
ーブ、自作品)を備えている。台座17には容器を搬入
する搬入べルトコンべアー22(ワイオープラント株式
会社製、TTUP−826)及び検査後の容器を搬出す
る搬出ベルトコンベアー23(ワイオープラント株式会
社製、TTUP−826)が設置されている。台座17
の上面、搬入ベルトコンべアー22及び搬出ベルトコン
べアー23のべルト面は、全て同一の高さであり、か
つ、台座17の二箇所には切り欠き部17a及び17bが
あり、ここで搬入ベルトコンベアー22の末端及び搬出
ベルトコンべアー23の先端が各々台座17に突出して
いるため、搬入べルトコンベアー22、台座17、及び
搬出べルトコンベアー23の上を容器が、順次水平移動
できる。
【0054】台座17の上にはスターホイール18が設
置されるが、スターホイール18の中心軸21は台座1
7を貫通しており、台座17の下側に固設された回転手
段(図示せず。モーター、NSK社製、M−RS060
8FN001、MC13C)に接続されているため、ス
ターホイール18は前記回転手段によって回転する。ス
ターホイール18の外周縁18aの近傍にガイド15
が、外周縁18aと一定のクリアランスをもった状態で
台座17の上に配設される。台座17における容器の通
路の一部では、台座17が円形にくりぬかれ透明部材が
貫入され、複合光照射領域20が形成される。前記複合
光照射領域20の位置には、エアーノズル14が設置さ
れる。位置センサー(オムロン社製、E32−T12
L)は、光センサー13及び発光素子16及びアンプユ
ニット13aから構成されている。エアーノズル14は
スターホイール18の下側で、かつエアーを吹き出す口
がガイド15に向く方向で設置され、発光素子16はス
ターホイール18の上側で、かつ容器5の高さよりも低
い高さで設置される。
【0055】(1−3)検出機器 図2は本発明の一実施例の検出部を示す拡大断面図であ
る。図2は、図3の位置決め装置の複合光照射領域20
の周辺の拡大断面図も兼ねている。図2において、矢印
Xはスターホイール18の中心方向を示す。スターホイ
ール18の上側で、かつ容器の高さよりも低い位置に発
光発子16が設置されており、発光素子16の同一光軸
上に光センサー13が対向設置され、容器が通過する際
に光軸を遮る形態とする。発光素子16及び光センサー
13はアンプユニット13aに結線されており、アンプ
ユニット13aの出力線は、コンピュータ10(オムロ
ン社製、C40P)に結線される。
【0056】エアーノズル14は、空気供給管(図示せ
ず)を介して空気供給源(図示せず)と接続されてお
り、空気が供給される。また、エアーノズル14は、空
気噴出のオンオフを指令する入力信号を入力するために
コンピュータ10と電気的に結線されている。複合光照
射領域20の下側には、複合光光源1(HAYASI
製、LGB1−83000−R65)が設置されてお
り、複合光照射領域20の上側には、ビデオカラーカメ
ラ2(ソニー製、E32−T12L)が設置されてい
る。ビデオカラーカメラ2は画像処理装置9(オムロン
製、3Z4C−C1)と結線され、画像処理装置9の入
力端子はコンピュータ10の出力端子と結線される。画
像処理装置9はモニタテレビ12を備えている。
【0057】(2)(実施例1の作用) 実施例1の作用を説明する。容器5が搬入ベルトコンベ
アー22により位置決め装置に搬入される。容器はスタ
ーホイール18の切欠部19に嵌入され、スターホイー
ル18の回転に追動して台座17の上を周回する。スタ
ーホイール18の外縁18aとガイド15とのクリアラ
ンスが容器の外径よりも狭いため、容器はスターホイー
ル18の切欠部19とガイド15との間隙に保持された
まま移送される。容器が、複合光照射領域20を通過す
る際、発光素子16が投光する光を遮蔽し、これにより
光センサー13が容器の存在を検出してアンプユニット
13aが位置検出信号を出力する。位置検出信号は、コ
ンピュータ10に入力される。コンピュータ10は、位
置検出信号に応じてエアーノズル14にオン信号を出力
し、また、画像処理装置9に作動信号を出力する。これ
によりエアーノズル14は空気を噴出し、この空気によ
り容器5はガイド15に押し付けられる。また、画像処
理装置9は、コンピュータ10からの作動信号に応じ
て、ビデオカラーカメラ2のシャッターをきり容器の静
止画像を取り込む。
【0058】本実施例では、画像処理装置9は、前記容
器5を撮像したときの前記ビデオカラーカメラ2の受光
領域の中で所定の領域を検査領域に設定し、前記検査領
域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれる領域の
面積を検出する目標面積検出手段としての機能を有して
いる。この画像処理装置は、取り込んだ画像を以下の手
順で処理する。ビデオカラーカメラ2からの入力画像
は、画像処理装置9において波長成分及び光量に応じて
予め定めた基準に基づいて多段階デジタル信号に変換さ
れる。図5は、本発明の一実施例の画像の説明図で、図
5Aはカップ24及び蓋25の2物体が位置ずれの無い
重畳状態でビデオカラーカメラ2で撮像された画像を示
し、図5Bは図4に示す状態(位置ずれの有る状態)の
カップ24及び蓋25をビデオカラーカメラ2に取り込
んだ入力画像を示している。又、図5Cは本実施例の別
な態様を示す図である。この実施例ではカップ24は常
に所定の撮像位置で撮像される。また、カップ(第1の
物体)24と蓋(第2の物体)25とはそれらの重畳状
態にずれがなければ、外形は重なり合い、蓋(第2の物
体)25も常に所定の位置で撮像される。前記重畳状態
にずれの無いときに配置される蓋(第2の物体)25の
外周縁の位置を境界線としてその内側の所定幅のリング
状の部分(即ち、前記フランジ部26が存在する部分)
を検査領域28に設定する。
【0059】そうすると、前記ビデオカラーカメラ2の
前記検査領域を撮像する画素は定まる。即ち、ビデオカ
ラーカメラ2の所定の画素は常に前記検査領域28(即
ち、前記フランジが配置される部分)からの光を検出す
る。前記、所定の画素を特定するために先ず最初に、カ
ップ(第1の物体)24と蓋(第2の物体)25とが位
置ずれ無く重畳された物品を撮像位置に配置して、ビデ
オカラーカメラ2で前記物品の透過光パターンを撮像す
る(図5A参照)。
【0060】このとき、前記検査領域28からは、前記
フランジ26及びそれに重なった蓋25の両方を透過し
た光がビデオカラーカメラ2に入射する。この検査領域
28からのビデオカラーカメラ2への入射光の光量は、
その他の部分と異なる所定の範囲にある。また、前記検
査領域28からの光を検出するビデオカラーカメラ2の
画素(即ち、検査領域検出画素)は定まっている。前記
検査領域検出画素は、前記2物体24,25位置ずれし
ていない重畳状態での前記検査領域28からの受光量が
他の部分と異なるので、他の画素と区別して特定するこ
とが可能である。
【0061】前記検査領域検出画素の特定は例えば次の
ようにして行うことが可能である。モニター画面上でマ
ウスを用いて、前記検査領域28の外周縁及び内周縁に
重なる円を描き、それらの円に囲まれた円環状の領域
(検査領域28に重なる領域)を表示する画素を検査領
域検出画素として定める。そして、前記検査領域検出画
素のデータ記憶メモリのアドレスを記憶しておく。
【0062】なお、前記検査領域検出画素の特定は例え
ば次のようにして行うことも可能である。モニタ画面上
でカーソルで前記検査領域28内の任意の位置を指定し
て、その部分の表示データを記憶しているメモリから
R,B,Gの階調データを読出し、その階調データをモ
ニタ画面に表示する。前記読出したR,B,Gの階調デ
ータが例えば、R=R1(R1=0〜31)、B=B1
(B1=0〜31)、G=G1(G1=0〜31)であっ
たとする。この場合に、R、B,Gの各階調データR
1,B1,G1,に対する上下の閾値を例えば±4とし
て、R1−4≦R≦R1+4、B1−4≦B≦B1+4、G
1−4≦G≦G1+4、の閾値内のデータが記憶されてい
る画素を前記検査領域検出画素と定めることができる。
なおこの場合、前記R、B,Gの各階調データに対する
上下の閾値は、前記検査領域28内の1個の画素だけで
なく、複数の画素の階調データを読出して定めることが
好ましい。
【0063】なおまた、例えばR1−4≦R≦R1+4、
B1−4≦B≦B1+4、G1−4≦G≦G1+4のデータ
が記憶されている画素にR=31、B=31、G=31
の階調データを付与するとともに、他の画素にR=0、
B=0、G=0を付与し、そのデータに基づいてモニタ
画面に画像を表示すれば、画面上に白、黒の2値表示が
行われる。その画面を見ながら、前記閾値を調整して、
前記図5Aに示すリング状の検査領域28が白く、他の
領域が黒く表示されるように、閾値を調節することも可
能である。前述のようにして調節した閾値内に属するデ
ータが記憶されている画素を検査領域検出画素と定める
こともできる。
【0064】前記検査領域検出画素が定まった場合、そ
れらの画素のデータが記憶されたアドレスをアドレス記
憶テーブルに記憶しておけば、物品5を前記ビデオカラ
ーカメラ2で撮像したときの前記検査領域検出画素に記
憶されたデータのみを読出すことが可能である。
【0065】図5A,5Bから分かるように、前記検査
領域28からの光を受光する検査領域検出画素は、図5
Aの状態ではカップ(第1の物体)24及び蓋(第2の
物体)25の両方を透過した光を検出する。ところが前
記検出領域検出画素は、図5Bの状態ではカップ24を
のみを透過した光を受光する画素と、カップ24及び蓋
25の両方を透過した光を受光する画素とに別れる。そ
して、前記カップ24と蓋25とのずれ量が大きくなる
と、前記検出領域検出画素のうち、カップ24のみを透
過した光を受光する画素の数が増加し、カップ24及び
蓋25の両方を透過した光を受光する画素の数が減少す
る。
【0066】したがって、カップ(第1の物体)24と
蓋(第2の物体)25とのずれ量は、カップ24のみを
透過した光を受光する画素の数、又は、カップ24及び
蓋25の両方を透過した光を受光する画素の数のどちら
によっても検出することができる。すなわち、前記検査
領域28の中のカップ24のみが存在する領域、又はカ
ップ24及び蓋25が重なって存在する領域のどちらの
領域の面積からでも、2物体24,25のずれ量を検出
することができる。以後、前記検査領域の中の2つの領
域のうちの実際に検出する領域を目的領域ということに
する。そして、目的領域からの光を受光する画素を目的
画素ということにする。
【0067】前記目的画素の特定は例えば次のようにし
て行うことが可能である。カップ24と蓋25とを最大
許容ずれ量だけ位置ずれさせた物品を前記ビデオカラー
カメラ2の各画素で撮像する。撮像した画像の光量を
R,B,Gの各波長毎に0〜31階調のデジタル階調デ
ータに変換して画像メモリに記憶させる。前記画像メモ
リに記憶させたデータを読出して撮像画像をモニター画
面に表示する。モニター画面では、前記検査領域28内
の前記フランジ部26のみを透過した光の領域を目的領
域26aとし、この目的領域26aの位置をカーソルで指
定して、その部分の表示データを記憶しているメモリか
らR,B,Gの階調データを読出し、モニター画面に表
示する。
【0068】前記読出したR,B,Gの階調データが例
えば、R=23、B=25、G=27であったとする。
この場合に、R、B,Gの各階調データに対する上下の
閾値を例えば15≦R≦31、17≦B≦31、17≦
G≦31のように定め、その閾値内のデータが記憶され
ている画素を前記目的画素と定めることができる。な
お、前記R、B,Gの各階調データに対する上下の閾値
は、前記目的領域26a内の1個の画素だけでなく、複
数の画素の階調データを読出して定めることが好まし
い。
【0069】なおまた、例えば15≦R≦31、17≦
B≦31、17≦G≦31のデータが記憶されている画
素にR=31、B=31、G=31の階調データを付与
するとともに、他の画素にR=0、B=0、G=0を付
与し、そのデータに基づいてモニタ画面に画像を表示す
れば、画面上に白、黒の2値表示が行われる。その画面
を見ながら、前記閾値を調整して、前記図5Bに示すリ
ング状の検査領域28の中の目的領域26aが白く、他
の領域が黒く表示されるように、閾値を調節することも
可能である。前述のようにして定めた閾値内に属するデ
ータが記憶されている画素を目的画素と定めることもで
きる。前記目的画素は、前述した画像処理の手順により
抽出して特定することができ、容易にウウントすること
ができる。
【0070】前述のようにして得られる次の3種のデー
タをメモリに記憶しておく。 (a)設定した検査領域検出画素のアドレス (b)2物体24、25の重畳状態に位置ずれがある場
合の前記目的画素が受光する光量の範囲を定める閾値
(前記R,B,Gの階調データに対する閾値) (c)目的とする画素の画素数について容器が不良品か
否かを判別する基準となる所定値 これらのデータは、複数の容器5の連続検査に先立っ
て、2物体の重畳状態にずれがある物品のサンプルを用
いて予め取得しておく。
【0071】前述したように、ビデオカラーカメラ2の
撮像画像が、図5Bに示す場合、検出の目的領域を、カ
ップ24のフランジ部26において蓋25が重なってい
ない部分、即ち図5Bにおける26aの領域とする。こ
の目的領域26aからの光を受光した前記検査領域検出
画素(即ち、目的画素)には、前記閾値の範囲内の階調
データが記憶されることとなる。この閾値の範囲内の階
調データを記憶した検査領域検出画素の数(目的画素の
数)は容易にカウントすることができる。そのカウント
値が所定値以上の場合は異常信号を出力する。
【0072】本実施例の容器においては、カップ24が
透明プラスチック製であり、かつフランジ26の厚さが
薄いため、フランジ部26が照射光をよく透過する。従
って、目的領域26aの透過光と背景光が極めて近似し
ており、目的領域26aと背景との境界を識別すること
が困難で、従来の方法では目的領域26aの面積を検出
することができない。しかし、前述したように本実施例
では、容器を所定の撮像位置に位置決めするため、容器
の像はウインドウ(表示画面)27内の常に特定の位置
に存在する。従って、画像処理にあたっては、予め検査
領域を限定することができる。このため、前述のよう
に、検査領域28の内部における前記目的領域26aの
面積を求めることができるのである。
【0073】(3)実施例1の効果 以上の実施例1は、次に記載する効果を有する。 (3−1)画像中のフランジ部26に相当する環状領域
を検査領域28としたことによって、フランジ部26を
透過した透過光とフランジ部26の周囲を透過した背景
光とを、敢えて波長成分と光量によって識別する必要が
なく、フランジ部26の厚さが極度に薄い容器、フラン
ジ部26が無色透明である容器等であっても精度良く検
査することができる。又、蓋の大きさや形状等の影響を
受けることがない。 (3−2)位置決め装置においては、容器5をガイド1
5に圧接する方式をとっているため、容器5は切欠部1
9よりも小さければどのようなものでも使用できる。従
って、容器の大きさ、種類等を変更しても、スターホイ
ール18を交換する必要がなく、一台で多くの品種に対
応できる。 (3−3)スターホイール18の材質が硬質ガラスであ
るため、光学的処理を妨げることがない。 (3−4)位置決め装置は、回転式であり、容器5を停
止することなく連続的に検査できる。従って、処理速度
が大きく、検査効率が良い。図3の装置は10000個
/時の能力を有している。 (3−5)位置決め装置の押圧手段は接触式でも良い
が、気体の噴射を利用した非接触式を採用したため、処
理速度が大きく、物品の光学的処理を妨げることもな
い。
【0074】(実施例2)次に本発明の実施例2を説明
する。 (1)構成 (1−1)対象物品 実施例1と同様である。(1−2)位置決め装置 図6は本発明の他の実施例の位置決め装置を示す概略平
面図である。図6において、実施例1と共通する要素に
は実施例1と同一の符号を付してあり、その場合の各機
器の仕様は実施例1と同一である。容器を搬入する搬入
ベルトコンベアー22の末端に、角状の複合光照射領域
20が一辺を接する形で配置され、更に、容器を搬出す
る搬出ベルトコンベアー23の先端が他辺に配置され
る。搬入ベルトコンべアー22、複合光照射領域20、
及び搬出ベルトコンベアー23の上面の高さは同一であ
る。搬入ベルトコンベアー22の上にガイド15aが設
置されるが、ガイド15aの長手方向が搬入ベルトコン
ベアー22のべルト進行方向に対して垂直になる向き
に、かつベルトの上面から微少なクリアランスをとった
高さで設置される。ガイド15aの近傍には、位置セン
サーとしての発光素子16及び光センサー13が対向配
備される。ガイド15aと並行に、一対の押圧手段14
a、14b(エアーシリンダー、SMC社製、CJ2L1
6)が物品5を挟んで各々対向配置され、複合光照射領
域20上の容器5を搬出ベルトコンべアー23に押し出
すために、押圧手段14c(エアーシリンダー、SMC
社製、CJ2L16)が搬出ベルトコンべアー23の反
対側に配置される。一対の押圧手段14a、14b及び押
圧手段14cはコンピュータ10と結線される。
【0075】(1−3)検出機器 図7は本発明の実施例2の検出機器の構成を示す説明図
である。図7において、実施例1と共通する要素には実
施例1と同一の符号を付してあり、その場合の各機器の
仕様は実施例1と同一である。複合光照射領域20上の
容器5を挟んで、複合光光源1及びビデオカラーカメラ
2が配設される。その他、構成及び機器仕様は実施例1
と同様である。
【0076】(2)作用 搬入ベルトコンベアー22により容器5が搬入され、ガ
イド15aに当たって動きが止まる。容器5が発光素子
16からの光を遮断し、光センサー13が容器5を検出
してアンプユニット13aがコンピューター10に位置
検出信号を出力する。コンピューター10は一対の押圧
手段14a、14bを作勤させ、容器5が一対の押圧手段
14a、14bによって双方向から挟持される。容器5は
そのまま複合光照射領域20上に移動させられ、ここで
停止する。次いで、コンピューター10は画像処理装置
9に作動信号を出力し、容器5は画像処理装置9によっ
て撮像される。その後、容器5は一対の押圧手段14
a、14bより開放され、押圧手段14cによって搬出ベ
ルトコンべアー23に押し出され、搬出される。以後の
手順は実施例1と同様である。
【0077】試験例 前記実施例1の装置を用いて、実際の生産現場において
試験を行った。 (1)試験条件 以上の物品は、フランジ部の厚さが薄く、色も薄いた
め、先願技術を用いても充分な検査精度が得られなかっ
た物品である。
【0078】 (1−2)試験条件 処理能力 10000個/時 目的画素の 光量及び波長組成 R 15〜31 B 17〜31 G 17〜31 検査領域(二重円) 直径画素280以上300以下 (環状部面積) 9100画素 不良品判別基準 1600画素以上を不良品と認定
【0079】(1−3) 試験条件の設定法 重畳ずれ量がほぼ許容最大値と思われる状態のコーヒー
ゼリーの容器を複合光照射領域内の所定の撮像位置に置
き、ビデオカラーカメラの露出を適当な値に設定して撮
像し、モニターに表示した。表示された画像の中で、カ
ップの中心を中心点とする直径画素300の円がカップ
のフランジ部の外周縁に重なり、直径画素280の円が
カップのフランジ部の内周縁に重なっているため、この
二つの円で囲まれたを領域を検査領域に設定した。モニ
ター画面上の検査領域は、カップのみの部分及びカップ
と蓋とが重なっている部分の二種類に分けられ、前記カ
ップのみの部分が、前記カップと蓋とが重なっているよ
りも明るく映った。そこで前記カップのみの部分を目的
領域とした。
【0080】本画像処理装置は、抽出したい領域(即
ち、目的領域)をカーソルで指定すれば、当該領域の
R,B,Gの階調を自動的に認識し、当該領域を2値化
抽出するための概略の閾値範囲を算出する機能を有して
いる。また、前記概略の閾値範囲に基づいて画面全体を
2値化し、当該領域を他の領域から抽出して表示する機
能を有している。本試験例では、このようにして自動的
に算出された概略の閾値範囲は、各々10≦R≦31、
20≦B≦31、10≦G≦30だった。この閾値範囲
に基づく2値化画面においては、前記目的領域が略々白
色に表現されている。そこで前記目的領域が更に白色に
近づくように前記閾値の値をマニアル操作で微調節し
た。その結果、最終的に各々15≦R≦31、17≦B
≦31、17≦G≦31の設定で前記目的領域は白色に
なった。次に、抽出された目的領域の画素数をカウント
した。画素数は1800画素であったため、不良品を判
別するための所定値を、安全をみて1600画素とし、
目的領域の画素数が1600画素以上である容器を不良
品として識別する設定とした。また、容器が不良品であ
った場合は、全ての搬送装置及び位置決め装置が非常停
止する構成をとった。
【0081】(2)試験結果 良品4600個に不良品(人為的に蓋の位置をずらした
試料)3個の割合で人為的に混入し、これを連続的に検
査した結果、混入していた不良品3個を全部識別した。
またその際、良品を誤検出することは全くなかった。こ
の試験の結果から、先願技術が適用できない範囲にも本
発明が適用でき、かつ精度、安定性、処理能力において
も十分生産に使用できることが立証された。
【0082】(変更例)以上、本発明の実施例及び試験
例を詳述したが、本発明は、前記実施例及び試験例に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本
発明の要旨の範囲内で、種々の小設計変更を行うことが
できる。本発明の変更実施例を下記に例示する。
【0083】(H01) 例えば、前述の図5Bでは検査
領域を二重円の環状部分にしているが、外側の円の内部
全体を検査領域とすることも可能である。 (H02)検査領域28を第2の物体25の外周縁の外側
に設定する場合、検査領域を第2の物体25の外周縁の
外側の全領域としてしまうと、検査領域検出画素の数が
多くなる。この場合、前記検査領域検出画素を、モニタ
画面上でマウス又はカーソルで閉じた線図を描き、その
線図の内側の画像を表示する画像データを記憶する画素
に限定することが可能である。
【0084】(H03)これまでは主として第1の物体が
光が透過させる場合を想定して説明してきたが、第1の
物体(3、24)が光を透過させず、完全に遮蔽する場
合であっても本発明を適用することができる。例えば、
検査領域を前記境界線の外側に設定すれば、この検査領
域には第1の物体の透過光(8)は全く含まれず、第1
の物体の光学的性質に影響されることなく重畳状態のず
れを検出することができる。例えば、実施例及び試験例
では、カップ(第1の物体)24が透明な容器を対象と
していたが、カップ24が紙製である場合は、検査領域
28を異なる態様にする必要がある。図5Cは、検査領
域の設定の別な態様を示す図である。カップ24が紙製
であれば照射光を全て遮蔽するため、カップ24の内側
の検出光量、即ち、カップ24の外周縁に沿う境界線の
内側の検出光量は、2物体24、25の重畳状態のずれ
の有無に関わらず常に0となる。従って、検査領域は、
例えば以下のような態様で設定する。フランジ部26の
外周縁に沿う境界線と、その境界線の外側に適度の幅を
もって設定される円28aとによって囲まれた環状部分
を検査領域28′と設定する。そして、この検査領域2
8′においては、カップ24と蓋25とが重畳ずれした
場合、蓋25のうちカップ24からはみ出した部分26
a′が生じるので、そのはみ出した部分26a′を目的
領域とする。前記はみ出した部分26a′を抽出2値化
することにより、そのはみ出した部分26a′の面積、
即ち、カップ24と蓋25との重畳状態の位置ずれを検
出することができる。又、蓋25が光を遮蔽する材質
(例えば、アルミ箔等)である場合は、前記はみ出した
部分26a′における蓋25の透過光量は0となるの
で、同様に面積を求めることができ、重畳状態の位置ず
れ量を検出することができる。
【0085】(H04)実施例1の位置決め装置の各構成
要素においては、各々の目的を達するものであればいか
なるものでも良いが、前記スターホイール18の材質は
透明部材であることが望ましく、実施例1に記載した材
質の他に透明硬質プラスチック等が挙げられる。又、切
欠部19の形状は、多角形その他いかなる形状であって
も良い。
【0086】
【発明の効果】前述の本発明の2物体の重畳状態の検出
方法および装置は、下記の効果を奏することができる。 (E01) 光透過率が非常に高くて光が透過したか否か
を検出することが困難な第1の物体と、光が透過したこ
と又は遮断されたことを検出することが可能な第2の物
体との重畳状態(のずれ)を検出することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の2物体の重畳状態の検出方法
および装置の説明図である。
【図2】 図2は本発明の2物体の重畳状態の検出装置
の実施例1の検出部を示す拡大断面図である。
【図3】 図3は同実施例1の位置決め装置を示す平面
模式図である。
【図4】 図4は本発明の実施例において検査対象とす
る包装容器の、不良品の一例の説明図で、図4Aは容器
の外観斜視図、図4Bは平面図、図4Cは正面図であ
る。
【図5】 図5は、本発明の一実施例の画像の説明図
で、図5Aはカップ24及び蓋25の2物体が位置ずれ
の無い重畳状態でビデオカラーカメラ2で撮像された画
像を示し、図5Bは図4に示す状態(位置ずれの有る状
態)のカップ24及び蓋25をビデオカラーカメラ2に
取り込んだ入力画像を示している。又、図5Cは本実施
例の別な態様を示す図である。
【図6】 図6は本発明の実施例2の位置決め装置を示
す平面模式図である。
【図7】 図7は同実施例2の検出機器を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…光源、2…撮像手段、3…第1の物体、4…第2の
物体、5…物品、6…撮像位置、9…画像処理装置、1
2…モニタ、(13,16)…撮像位置検出信号を出力
する手段、20…光照射領域、

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源の光軸に沿って前記光
    源に対向配置された撮像手段との間の光照射領域に、第
    1の物体と、第2の物体とが前記光軸方向に重畳された
    物品を配置し、その物品を撮像したときの前記撮像手段
    の受光領域の中で所定の領域を検査領域に設定し、前記
    検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれる
    領域の面積が許容範囲に有るか否かによって、2物体の
    重畳状態を検出する方法において、下記の要件を備えた
    ことを特徴とする2物体の重畳状態の検出方法、(Y0
    1)前記第1の物体が前記撮像手段の所定の画素によっ
    て撮像されるように前記物品を前記光照射領域内の所定
    の撮像位置に位置決めして配置すること、(Y02)前記
    検査領域は、前記撮像位置において前記第1の物体の外
    周縁又は前記第1の物体と第2の物体とが位置ずれせず
    に重畳されている場合の第2の物体の外周縁に沿う境界
    線の内側又は外側のいずれかの領域に設定すること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の2物体の重畳状態の検出方法、(Y03)前
    記物品の前記光照射領域内の所定の撮像位置への配置
    は、搬送手段により搬送される物品を前記撮像位置を通
    過させること、又は撮像位置に停止させることにより行
    うこと、(Y04)前記物品が、前記撮像位置に到達した
    とき、それを検出して撮像位置検出信号を出力するこ
    と、(Y05)前記撮像位置を通過又は停止した際の前記
    物品を撮像する撮像手段として前記撮像位置検出信号に
    応じて作動するビデオカメラを用いること、(Y06)前
    記検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれ
    る領域の面積は、前記設定された検査領域から受光した
    前記ビデオカメラの各画素の中で光量が所定の範囲に含
    まれる光を受光した画素の数をカウントすることにより
    検出すること、 (Y07)前記カウント値が所定の基準範囲を外れたこと
    を検出したとき異常信号を出力すること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えた請求項1又は2記載
    の2物体の重畳状態の検出方法、(Y08)前記検査領域
    は、前記撮像位置において前記第1の物体の外周縁又は
    前記第1の物体と第2の物体とが位置ずれせずに重畳さ
    れている場合の第2の物体の外周縁に沿う境界線で分割
    された境界線の内側の領域に設定すること、(Y09)前
    記検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれ
    る領域として、前記第1の物体のみを透過して第2の物
    体を透過していない光の有する光量が所定の範囲に含ま
    れる領域を採用したこと。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えた請求項1ないし3の
    いずれかに記載の2物体の重畳状態の検出方法、(Y01
    0)前記光源として複数の波長の光を含む複合光光源を
    用いること、(Y011)前記撮像手段としてビデオカラ
    ーカメラを用いること、(Y012)前記検査領域から受
    光した光の光量が所定の範囲に含まれるか否かの判定
    が、受光した光の複数の波長に対して行われること。
  5. 【請求項5】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれかに記載の2物体の重畳状態の
    検出方法、(Y013)前記光照射領域内にある所定の撮
    像位置に物品を配置する操作を、前記物品を嵌入させる
    切欠部を外周縁に有するスターホイールと、前記スター
    ホイールの外周縁に近接して配置されるガイドと、前記
    物品を前記ガイドに押圧する押圧手段とを備えた位置決
    め装置によって行うこと。
  6. 【請求項6】 光源と、前記光源の光軸に沿って前記光
    源に対向配置された撮像手段との間の光照射領域に、第
    1の物体と、第2の物体とが前記光軸方向に重畳された
    物品を配置し、その物品を撮像したときの前記撮像手段
    の受光領域の中で所定の領域を検査領域に設定し、前記
    検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれる
    領域の面積を検出する目標面積検出手段を設け、検出さ
    れた目標面積が許容範囲に有るか否かを判別する手段に
    より、2物体の重畳状態を検出する装置において、下記
    の要件を備えたことを特徴とする2物体の重畳状態の検
    出装置、(Y014)前記第1の物体が前記撮像手段の所
    定の画素によって撮像されるように前記物品を前記光照
    射領域内の所定の撮像位置に位置決めして配置する位置
    決め配置手段、(Y015)前記検査領域は、前記撮像位
    置において前記第1の物体の外周縁又は前記第1の物体
    と第2の物体とが位置ずれせずに重畳されている場合の
    第2の物体の外周縁に沿う境界線の内側又は外側のいず
    れかの領域に設定されたこと。
  7. 【請求項7】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項6記載の2物体の重畳状態の検出装置、(Y016)
    前記物品が、前記撮像位置に配置されたとき、それを検
    出して撮像位置検出信号を出力する手段、(Y017)前
    記撮像位置に配置された前記物品を撮像する撮像手段と
    して前記撮像位置検出信号に応じて作動するビデオカメ
    ラを用いたこと、(Y018)前記目標面積検出手段は、
    前記設定された検査領域から受光した前記ビデオカメラ
    の各画素の中で光量が所定の範囲に含まれる光を受光し
    た画素の数をカウントするカウンタにより構成されたこ
    と、(Y019)前記カウント値が所定の基準範囲を外れ
    たことを検出したとき異常信号を出力する手段。
  8. 【請求項8】 下記の要件を備えた請求項6又は7記載
    の2物体の重畳状態の検出装置、(Y020)前記検査領
    域は、前記撮像位置において前記第1の物体の外周縁又
    は前記第1の物体と第2の物体とが位置ずれせずに重畳
    されている場合の第2の物体の外周縁に沿う境界線で分
    割された境界線の内側の領域に設定されたこと、(Y02
    1)前記検査領域から受光した光の光量が所定の範囲に
    含まれる領域として、前記第1の物体のみを透過して第
    2の物体を透過していない光の有する光量が所定の範囲
    に含まれる領域が採用されたこと。
  9. 【請求項9】 下記の要件を備えた請求項6ないし8の
    いずれかに記載の2物体の重畳状態の検出装置、(Y02
    2)前記光源として複数の波長の光を含む複合光光源が
    用いられたこと、(Y023)前記撮像手段としてビデオ
    カラーカメラが用いられたこと。(Y024)前記検査領
    域から受光した光の光量が所定の範囲に含まれるか否か
    の判定が、受光した光の複数の波長に対して行われるこ
    と。
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CN114359759A (zh) * 2020-09-28 2022-04-15 顺丰科技有限公司 一种称重状态的确定方法、装置以及设备

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