JPH07128444A - 車両用距離測定装置 - Google Patents

車両用距離測定装置

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Publication number
JPH07128444A
JPH07128444A JP5294155A JP29415593A JPH07128444A JP H07128444 A JPH07128444 A JP H07128444A JP 5294155 A JP5294155 A JP 5294155A JP 29415593 A JP29415593 A JP 29415593A JP H07128444 A JPH07128444 A JP H07128444A
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JP
Japan
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vehicle
ultrasonic
behind
satellite
signal
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JP5294155A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Obara
睦生 小原
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自車と前後の車両との相対位置関係をリアル
タイムに検出し、他車線の車両と自車線の車両との区別
が可能な車両用距離測定装置を提供すること。 【構成】送信用超音波センサ11,13を車両の前後に
設けて超音波バースト信号を発信し、受信用超音波セン
サ12,14を車両の前後に設けて他車からの超音波バ
ースト信号を受信し、GPS受信機16で衛星からの時
刻情報を受信する。情報処理手段19において、衛星か
らの時刻情報に同期して送信用超音波センサ11,13
から超音波バースト信号を発信し、受信用超音波センサ
12,14を介して受信した前方車または後方車からの
超音波バースト信号の到着時刻を、衛星からの時刻情報
に同期して検出し、この両時刻の差から前方車または後
方車との相対距離を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用の距離測定装置
に関し、特に当該車両の前後を走行する車両の位置を超
音波を用いて、測定するようにした車両用距離測定装置
に関するものである。
【0002】追突等の車両事故を防止するためには、当
該車両の前後を走行する他車との車間距離が適正に保た
れていることが必要であるが、そのためには、運転者の
視覚に頼るだけでなく、なんらかの距離測定装置を備え
て、前後を走行している車両との距離を測定して、不適
正な場合、警報を行うことが望ましい。
【0003】このような目的に使用される車両用距離測
定装置は、前後車両の相対位置をリアルタイムに検知し
て、運転者に表示することができるとともに、信頼性が
高く、安全性に寄与できるものであることが必要であ
る。
【0004】
【従来の技術】図10は、従来の車両用距離測定方式を
示したものであって、反射方式を用いたものを例示して
いる。この内、図10(a)には構成を示し、図10
(b)には発信波と受信波のタイミングチャートを示
す。
【0005】この従来方式では、自車1に備えた超音波
センサ2からバースト波からなる超音波信号を送出し、
前方(または後方)の他車3による反射波を、送信用と
共用の、又は専用の超音波センサで受信することによっ
て他車を検出する。即ち、発信波と受信波の時間差をT
〔sec〕とすると、車間距離L〔m〕は、音速をC
〔m/sec〕として、次式の関係によって測定され
る。
【0006】L=(T/2)×C
【0007】このように、反射方式による車両用距離測
定装置では、超音波信号が自車から発信されてから、他
車に到達し、反射されて再び自車に戻ってくるまでの時
間を計測して、他車との車間距離を求めるようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】反射方式による車両用
距離測定装置では、空気中における超音波信号の減衰に
基づくS/N比の低下によって、超音波センサによって
検知できるエリア(距離)に制限を受ける。このため、
現状では、この方式のものは、車庫入れ時に障害物を検
知する程度の利用に限られている。
【0009】また、反射方式による車両用距離測定装置
の場合、石等のような路上の凹凸によって反射された信
号を検知して、誤動作するという問題がある。
【0010】図11は、反射方式による誤動作を説明す
るものであって、図11(a)は検知エリアを示し、図
11(b)は石等がある場合の受信波を示したものであ
る。この図11に示すように、自車1の検知エリア4内
に石5等の路上の凹凸がある場合には、これによる反射
波Aと前方車3による反射波Bとが生じる。この両反射
波A,Bは、車両用距離測定装置にとっては同質のた
め、該車両用距離測定装置では区別することができず誤
動作する。
【0011】更に、この方式の車両用距離測定装置で
は、検知エリア内にある他車との距離のみを測定するも
のであるため、時には他の車線を走行している車両も検
出して、無用の警報を発生するという不都合があった。
【0012】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに自車の前後に位置する車両の相対位置
をリアルタイムに検知して、運転者に表示することがで
きるとともに、計測可能範囲が広く、また、道路上の凹
凸による誤動作を排除し,更には他車線を並行走行する
車両と自車線を走行する車両とを区別して測定すること
が可能な車両用距離測定装置を提供することを、その目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、車両の前後
に設けられた超音波バースト信号を発信する送信用超音
波センサと、車両の前後に設けられた他車からの超音波
バースト信号を受信する受信用超音波センサと、衛星か
らの時刻情報を受信するGPS受信機と、衛星からの時
刻情報に同期して送信用超音波センサから超音波バース
ト信号を発信すると共に,受信用超音波センサを介して
受信した前方車または後方車からの超音波バースト信号
の到着時刻を衛星からの時刻情報に同期して検出し,両
時刻の差から前方車または後方車と自車との相対距離を
求める情報処理手段とを備える、等の構成を採ってい
る。これによって前述した目的を達成しようとするもの
である。
【0014】
【作用】車両の前後に送信用超音波センサ11,13を
設けて超音波バースト信号を発信すると共に、同じく車
両の前後に受信用超音波センサ12,14を設けて他車
からの超音波バースト信号を受信する。また、GPS受
信機16により衛星からの時刻情報を受信する。
【0015】そして、GPS受信機16を介して受信し
た衛星からの時刻情報に同期して送信用超音波センサ1
1,13から超音波バースト信号を発信するととにも、
受信用超音波センサ12,14を経て受信した前方車ま
たは後方車からの超音波バースト信号の到着時刻を衛星
からの時刻情報に同期して検出して、両時刻の差から前
方車または後方車との相対距離を求める。
【0016】従って、本発明によると、自車と前後の車
両との相対距離をリアルタイムに検出し運転者に通知す
ることができる。
【0017】また、この場合、車両の前後に設けられた
2個ずつの受信用超音波センサによって求められた、前
方車または後方車との距離から、情報処理手段19によ
って演算を行い、前方車または後方車と自車との相対位
置を求める。
【0018】従って、本発明によれば、他車線を走行す
る車両と自車線を走行する車両とを区別して警報を行う
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図9に
基づいて説明する。図1は、本発明の車両用距離測定装
置の一実施例の構成を示したものであって、自車に設け
られる、本発明装置のシステム構成を例示している。図
2は、図1に示された装置における各部の信号を示すタ
イミングチャートである。また図3は、各センサの共振
周波数を示したものである。
【0020】第1図に示す実施例は、車両の前後に設け
られた超音波バースト信号を発信する送信用超音波セン
サ11,13と、この車両の前後に設けられた他車から
の超音波バースト信号を受信する受信用超音波センサ1
2,14と、衛星からの時刻情報を受信するGPS受信
機16と、衛星からの時刻情報に同期し、記送信用超音
波センサ11,13から超音波バースト信号を発信する
ととにも、受信用超音波センサ12,14を介して受信
した前方車または後方車からの超音波バースト信号の到
着時刻を、衛星からの時刻情報に同期して検出して、こ
の両時刻の差から前方車または後方車との相対距離を求
める情報処理手段19を設けるという構成をとってい
る。
【0021】これを更に詳述すると、図1に示されたシ
ステムにおいては、自車の前後の車両の相対位置を、超
音波を使用して計測する。この場合、従来方式と異な
り、前後車両から発せられる直接波を検出することによ
って、目的を達成する。直接波によって距離測定を行う
ためには、各車両間において、時刻の同期をとる必要が
あるが、本発明においては、人工衛星を用いた測位シス
テムである、グローパル・ポジショニング・システム
(GPS)を利用して、時刻同期を行う。
【0022】そのため、各車両はGPS受信機16を有
し、GPSアンテナ15を経て受信した、衛星電波に基
づく時間信号22に同期して、超音波信号を送信する。
もしも、自車の前後の接近した場所に他車が存在すれ
ば、自車の受信用超音波センサ12,14によって受信
した、他車の信号26,28によって、処理用コンピュ
ータからなる処理装置19で処理を行うことによって、
他車の位置を算出するようになっている。
【0023】以下、図1ないし図3に基づいて、本シス
テムにおける各装置の動作を説明する。
【0024】図1において、送信用超音波センサ11,
13は、送信用回路17,20から出力であるバースト
信号23,29によって駆動され所定の超音波を送出す
る。バースト信号を形成する高周波信号の周期Tb は、
送信用超音波センサ11,13の共振周波数によって定
まる。例えば図2の例では、一方のバースト信号23は
「Tb =1/f1 」であり、他方のバースト信号29は
「Tb =1/f2 」である。
【0025】ここで、仮に自車の前後に他車が存在すれ
ば、この超音波は、他車の受信用超音波センサによって
受信される。送信用超音波センサは、車両の前後に、そ
れぞれ1個づつ装備される。また、受信用超音波センサ
12,14は、自車の前後を走行している車両から送信
された超音波を受信する。
【0026】各超音波センサの共振周波数は、自車が送
信した超音波の反射波と区別するために、例えば、図3
のように割り当てられる。また前後車両の超音波源の位
置を検出するために、受信用超音波センサは前後にそれ
ぞれ2個ずつ装備する。2個の受信用超音波センサは、
左右に距離をおいて、路面から同じ高さに固定する。
【0027】符号15はGPSアンテナを示す。このG
PSアンテナ15は、GPS用人工衛星から送られてく
る測距用電波を受信する。また、符号16は、この電波
を受信するGPS受信機である。GPS受信機16は、
GPSアンテナ15を経て入力された電気信号から受信
機の位置を検出するものであるが、他の機能として、そ
の電波から精密な時刻を検出することができる。GPS
受信機16は、時刻信号22を同期用として周期的に情
報処理手段19に送信する。
【0028】本装置を装備したすべてのシステムにおい
て、時刻同期をとることが必要なのは、送信用超音波セ
ンサを駆動するバースト信号23,29であり、時刻信
号22は、時刻精度が高いことが必要であるが、その送
信周期Tgps はすべてのシステムで同一である必要はな
い。
【0029】情報処理手段19は、短時間であれば十分
に精度が高い内蔵時計を持っていて、時刻信号22を正
確に分割することができるので、時刻信号22の周期T
gpsは、前後車両を測定する周期Tより大きくても差し
支えない。
【0030】情報処理手段19は、GPS受信機16か
らの時刻信号22を受信し、内蔵時計の補正を行う。そ
して適正なタイミングと周期で、送信用回路17,20
へ送信指示信号25,27を送出する。
【0031】送信指示信号25,27の送信タイミング
および周期は、本装置を装備したすべてのシステムにお
いて同一となるように取り決める。例えば、受信用超音
波センサに入力された信号が、いつ発信されたものか間
違えないように、空気中で超音波が十分減衰する時間以
上に、周期Tを取り決める必要がある。
【0032】また、送信指示信号25,27は、必ずし
も同時に発信する必要はなく、交互に繰り返す方法も考
えられる。そうすれば、ある時間には前後のどちらかの
超音波しか存在しないので、前後の超音波センサには、
同一のものを使用できる。
【0033】符号18,21は受信用回路である。これ
は受信用超音波センサ12,14から送られてきたセン
サ信号24,30を入力して、適正な増幅,ノイズ除去
等を行って処理済センサ信号26,28を作成し、情報
処理手段19へ送出する。
【0034】図1においては、センサ信号24,30と
処理済センサ信号26,28とによって示しているが、
実際は、受信用超音波センサ12,14として、それぞ
れ2個のセンサを使用するので、センサ信号24,30
および処理済センサ信号26,28は、それぞれ2チャ
ネルの信号からなっている。
【0035】図2においては、センサ信号の例として波
形を1個だけ示している。また図2においては、処理済
センサ信号の例が示されていないが、この信号は、セン
サ信号からノイズを除去し、情報処理手段19において
信号を取り込むのに適当なレベルまで増幅したものであ
り、センサ信号とほぼ同様である。
【0036】情報処理手段19は、受信用回路18,2
1から処理済センサ信号26,28を取り込み、前後車
両の送信用超音波センサの、自車に対する相対位置を算
出する。
【0037】図4は、処理装置の構成を示すブロック図
である。また、図5は情報処理手段19の処理を示すフ
ローチャートである。以下、両図に基づいて情報処理手
段19の動作を説明する。
【0038】図4において、内部時計31は、GPS受
信機16から時刻信号22を受けて補正されるので、十
分高い精度を有している。内部時計31は、内部バス3
7を経て、CPU34から制御されるようになってお
り、本システムの装置を装備するすべての車両における
同期タイミングを同一にするため、予め定められたタイ
ミングで、送信指示信号25,27を送出する。また、
送信指示信号を出力すると同時に、アナログディジタル
(A/D)変換部32に対して、トリガ信号を出力す
る。
【0039】A/D変換部32は、アナログ信号である
処理済センサ信号26,28を、ディジタル信号に変換
する。A/D変換部32の入力は、処理済センサ信号2
6,28であって、入力数は、受信用超音波センサの個
数分である。A/D変換部32は、内部にランダムアク
セスメモリ(RAM)を有しており、ディジタル信号に
変換されたデータは、このRAMの所定の場所に格納さ
れる。データの格納位置は、どの受信用超音波センサか
らのものであるかと、A/D変換開始後の経過時間によ
って決定される。
【0040】A/D変換は、内部時計31からのトリガ
信号によって開始される。A/D変換は、所定のサンプ
リング周期で、ある設定された時間まで行われる。その
後、内部時計31からのトリガ信号が入力されるまで
は、A/D変換を行わない。A/D変換部32内部のR
AMは、内部バス37を介して、CPU34によって読
み取られる。所定時間のデータ取り込みが終了したと
き、内部バス37を経て、CPU34に対して割り込み
を発生することによって、取り込みが終了したことを知
らせる。
【0041】外部インタフェース部33は、前後車両の
存在の有無と、もし存在すれば、その車両の相対位置の
データを、表示装置等の外部装置へ出力する。
【0042】処理装置19は、予めリードオンリーメモ
リ(ROM)36に格納されているプログラムに応じ
て、他のデバイスの制御と、データの処理等を行う。
【0043】図6は、前後車両に対する測位の原理を説
明するものであって、図6(a)は前方(後方)の車両
から送出された超音波信号が、自車の受信用超音波セン
サに到達する際の位置関係を示し、図6(b)は各信号
のタイミングを説明するものである。
【0044】図6に於いて、超音波信号が受信用超音波
センサ1,2に到達するまでの伝播時間をT1,2 とし
たとき、前方(又は後方)の車両の送信用超音波センサ
と、自車の各受信用超音波センサ1,2までの距離L1,
2 は、次式の関係によって計算できる。
【0045】 L1 =C×T1 …(1)
【0046】 L2 =C×T2 …(2)
【0047】 L1 2=(x−x1 2 +(y−y1 2 …(3)
【0048】 L2 2=(x−x2 2 +(y−y2 2 …(4)
【0049】ここで、x,yは自車を座標原点としたと
きの前方(後方)の車両の座標位置を、x1,1 は受信
用超音波センサ1の座標位置を、x2,2 は受信用超音
波センサ2の座標位置を、各々示す。
【0050】このように、自車のそれぞれの受信用超音
波センサの位置が既知のとき、距離L1,2 を知って、
式(1)〜(4)を解くことによって、自車を規準とす
る前方(又は後方)の車両の位置x,yを求めることが
できる。なお、式(3),(4)によって2つの解が得
られるが、自車の超音波センサの前方を示す解が真の位
置を示し、後方を示すものは意味のない解である。
【0051】本装置は、基本的には、前後車両の有無を
調べ、存在すればその位置を示す装置であるが、これを
外部装置と接続することによって、次のような運用を考
えることができる。
【0052】即ち、表示装置に前後車両の位置を表示し
て、運転者に示すことができる。必要ならば、警告音を
発生し、表示をフラッシュさせる等の方法によって、注
意を促すことができるので、運転者は、これによって安
全な運行を行うことが可能となる。
【0053】また、隣接する車線を走行する車両と、自
車線を走行する車両とを区別することができるので、自
車線の前後車両のみを表示させるようにすることもでき
るので、情報量を減縮して、運転者の精神的負担を軽減
することができる。
【0054】このようにすることによって、霧の発生時
や雨天等において、視界が悪いときは、運転者の目の代
わりとなることができ、安全運行上、極めて有効なもの
となる。
【0055】更に、この際得られた位置データを用い
て、自車が前方車両を追従するように、操舵,加減速を
自動制御することによって、隊列走行を行うことができ
る。
【0056】図7は、隊列走行時の制御方法を示すフロ
ーチャートである。前方車の現在位置と、前方車の存在
すべき位置(規準位置)との差を検出し、これと、自車
の現在速度と操舵量とから、目標とすべき操舵量と速度
を計算し、目標操舵量に応じて操舵制御装置を制御し、
目標速度に応じて駆動制御装置を制御することによっ
て、前者との車間距離を常に一定に保って、隊列走行を
行うことができる。
【0057】また、別の応用として、後続車に対して追
突の危険性がある旨の警告を行う機能を付加することは
簡単であり、これによって、後続車が自車に追突する危
険を避けることができる。
【0058】図8は、後続車への追突警告を行う場合の
警告方法を説明するものであって、図中、記号aは追突
の危険がある場合のバースト波の波形を示し、記号bは
追突の危険がない場合のバースト波の波形を示してい
る。
【0059】即ち、前方車との距離が過小になってい
て、自車のブレーキ操作によって、後続車が追突する危
険性がある場合は、図8に示すように、バースト波aを
一定周期で送出する。後続車において、情報処理手段1
9は、受信信号における一定周期のバースト波の有無を
調べ、これを検出した時は外部装置を介してその旨を運
転者に通知することによって警告を受けることができ
る。バースト波はノイズに強いので警告方法として適し
ている。一方、後続車が追突する危険性がないときは、
図8に示すバースト波bを距離計測周期ごとに1回だけ
送出する。
【0060】本実施例の車両用距離測定装置を従来方式
と比較した場合、従来方式では、超音波信号を、反射物
までの往復距離を伝播させる必要があるのに対し、本実
施例の方式では、直接波を使用するので、計測可能距離
を2倍に延ばすことができる。また同じ距離にある車両
の場合、直接波方式の場合のS/N比は、反射方式の場
合に比べて高くなる。
【0061】又、反射方式では、検出すべき車両より自
車に近いところに石等の反射物がある場合、検出すべき
車両から反射信号より先に、石等からの反射信号が戻っ
てきて、区別することができない。更に、反射方式で
は、検出すべき車両の、例えばバンバー,タイヤ,リヤ
ウインドウ等種々の部分からの多重反射が発生して区別
がつかない。このように、従来方式では、マルチパスの
信号によって距離測定の信頼性が低くなる。
【0062】図9は、本実施例の方式の場合のマルチパ
スの影響を説明するものであって、図9(a)はマルチ
パス反射の発生を示し、図9(b)は直接波とマルチパ
ス受信波とのタイミングを示したものである。
【0063】本実施例の方式では検出すべき車両からの
直接波を受信するので、検出すべき車両からの入力信号
が受信用超音波センサに最も早く受信されるのに対し、
壁や路面等の反射によって生じるマルチパスの入力信号
は、直接波より遅れて受信用超音波センサに到達する。
従って、このようなマルチパスの信号を容易に識別して
除去することができるので、信頼性の高い距離計測を行
うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自車と前後の車両との相対位置関係をリアルタイムに検
出して運転者に通知することが出来るので、装置の信頼
性向上を図ることができ、とくに、他車線を走行する車
両と自車線を走行する車両とを区別することができるの
で、運転者に余分な警告を与えることがなく、警報の信
頼性を高めることができるという従来にない優れた車両
用距離測定装置を提供することができる。
【0065】また、本発明によれば、前後車両の位置を
検出することができるので、位置データを用いて、操
舵、加減速の制御を自動的に行うことができ、複数車両
の隊列走行を自動化することができる。
【0066】本発明方式では、同期に人工衛星(GP
S)からの高精度の時刻情報を利用するので、結果的に
前後車両の位置計測を精度よく行うことができる。さら
に本発明方式では、前後車両からの直接波を用いて距離
測定を行うため、計測可能距離範囲が長く、S/Nが高
い利点がある。また道路の凹凸等による超音波のマルチ
パス伝播による誤動作を生じない。また、自車と前方車
とが接近した場合、後続車に対した警告を行って、注意
を促すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用距離測定装置の一実施例を示す
図である。
【図2】図1に示された装置における各部の信号を示す
タイミングチャートである。
【図3】各センサの共振周波数を示す図である。
【図4】処理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】処理装置の処理を示すフローチャートである。
【図6】前後車両に対する測位の原理を示す説明図で、
図6(a)は前後車両の位置関係を示し、図6(b)は
受信波の受信時間を示す説明図である。
【図7】隊列走行時の制御方法を示すフローチャートで
ある。
【図8】後続車への追突警告を行う場合の警告方法を説
明する図である。
【図9】本発明方式の場合のマルチパスの影響を示す説
明図で、図9(a)は前方車からの伝播経路を示し、図
9(b)はその時の受信波形を示す。
【図10】従来の車両用距離測定方式を示す説明図で、
図10(a)は反射波の伝播経路を示し、図10(b)
はその時の受信波形を示す。
【図11】従来例における後動作の一例を示す説明図
で、図11(a)は反射波の伝播経路を示し、図11
(b)はその時の受信波形を示す。
【符号の説明】
11 送信用超音波センサ 12 受信用超音波センサ 13 送信用超音波センサ 14 受信用超音波センサ 16 GPS受信機 19 情報処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 15/60 8113−5J 15/93

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後に設けられた超音波バースト
    信号を発信する送信用超音波センサと、前記車両の前後
    に設けられ他車からの超音波バースト信号を受信する受
    信用超音波センサと、衛星からの時刻情報を受信するG
    PS受信機とを備え、 前記衛星からの時刻情報に同期して前記送信用超音波セ
    ンサから超音波バースト信号を発信し,且つ前記各受信
    用超音波センサを介して受信した前方車または後方車か
    らの超音波バースト信号の到着時刻を前記衛星からの時
    刻情報に同期して検出し,当該両時刻の差から前方車ま
    たは後方車との相対距離を求める情報処理手段とを設け
    たことを特徴とする車両用距離測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用距離測定装置に
    おいて、受信用超音波センサを車両の前後にそれぞれ個
    別に装備し、前記各受信用超音波センサによって求めら
    れた前方車又は後方車との距離から、前記情報処理手段
    によって前方車又は後方車との相対位置を求めることを
    特徴とする車両用距離測定装置。
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