JPH07129578A - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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JPH07129578A
JPH07129578A JP5294127A JP29412793A JPH07129578A JP H07129578 A JPH07129578 A JP H07129578A JP 5294127 A JP5294127 A JP 5294127A JP 29412793 A JP29412793 A JP 29412793A JP H07129578 A JPH07129578 A JP H07129578A
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JP
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rule
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kana
dictionary
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JP5294127A
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Inventor
Yoko Oike
陽子 大池
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接辞と他の単語が接続してできる派生語につ
いても規則辞書が適用されるようにして、基本辞書の容
量を大きくすることなく、かな漢字変換の精度を向上さ
せる。 【構成】 入力されたかな読み文字列について、単語の
読みに対する表記とカテゴリーを表す情報を記憶した基
本辞書に基づいてかな漢字変換し、変換結果記憶領域に
記憶させる。さらに、規則辞書中から、変換結果記憶領
域の内容と一致する規則を検索する。この時、変換結果
記憶領域の内容に接辞がある場合は、前後の単語と併せ
て1語として処理し、一致した規則に従って変換結果を
書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワードプロセッ
サ等に適用されるかな漢字変換処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のかな漢字変換装置におい
ては、特開平3−142658号公報などで開示されて
いるように、単語の読みに対する漢字等の表記を記憶し
た基本辞書を参照してかな漢字変換を行い、変換結果記
憶領域にかな漢字変換結果が記憶される。そして、複数
の単語列のパターンとその書き換え情報とを一組の規則
として格納したものを規則辞書とし、かな漢字変換結果
の中に、その規則辞書中の規則と一致したパターンが検
索されたとき、前記かな漢字変換結果の内容を書き換
え、表示装置により表示するようにしていた。また、こ
のような一連の作用を規則変換と称していた。
【0003】例えば、「ひとをたずねる」と入力したと
きに、基本辞書を参照してかな漢字変換を行う際、基本
辞書中に「尋ねる」「訪ねる」の順に記憶されていた場
合には、第1候補の「尋ねる」が出力され、「人を尋ね
る」と誤変換される(正しくは「人を訪ねる」)。そし
て、この「人を尋ねる」という変換結果が変換結果記憶
領域に記憶される。次に、規則辞書を参照して規則変換
を行うが、このとき、規則辞書中に、<検索因子−単語
パターン:書き換え情報>でなる項目が複数個組み合わ
されて変換規則を形成する各種のパターンが記憶されて
いて、例えば、いま、 <UM−122:N><U−を:N><D−たずねる:
訪ねる> というパターンが記憶されているとする。
【0004】ここに、検索因子のUMは、意味コードが
一致する場合にマッチすることを示し、検索因子のDは
読みが一致する場合にマッチすることを示し、検索因子
のUは単語の読みと表記が完全一致する場合にマッチす
ることを示す。単語パターンの122は人間を表す意味
コードを意味し、書き換え情報のNは書き換えを行わな
いことを表し、「訪ねる」はそのように書き換えること
を表す。上記の変換結果は規則辞書中のパターンとマッ
チするので、変換結果記憶部に記憶されている「人を尋
ねる」の「尋ねる」の部分を「訪ねる」に書き換えて、
「人を訪ねる」という正しい変換結果を得るようにして
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記規
則変換を行うときに、 <UM−122:N><U−を:N><D−たずねる:
訪ねる> という規則は、「先生/を/尋ねる」「友人/を/尋ね
る」(「/」は単語の区切り)等の誤変換には適用され
るが、「音楽/家/を/尋ねる」「研究/者/を/尋ね
る」のように「単語+接辞」の2語で〈人間〉を表す場
合には適用されなかった。これは、「家(か)」「者
(しゃ)」などの接辞は、それだけでは一つの単語とし
ての意味がなく、意味コードを持たないため、規則辞書
では、接辞を意味コードの検索の情報として使うことが
できなかったからである。また、「音楽/家/を/尋ね
る」のような誤変換にも規則を適用するには、基本辞書
の方に「音楽家」「研究者」などの派生語(複合語)を
1語で登録しなければならなかった。すると、「〜家」
「〜者」「御〜」など〈単語+接辞〉のあらゆる可能性
の単語を登録することになり、基本辞書の容量が大きく
なってしまう。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、接辞と他の単語が接続してでき
る派生語または複合語にも、意味情報をもたせることに
より、一つの規則が適用される単語列の範囲を広げ、基
本辞書のメモリ容量を大きくすることなく、より効果的
に規則変換処理を行うことができるかな漢字変換装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明のかな漢字変換装置は、図1に示すように、読
み文字列を入力するための入力手段1と、入力手段1に
より入力された読み文字列を漢字かな混じりの変換文字
列に変換するために必要な単語の読み、表記、カテゴリ
ー情報及び接辞を含む派生カテゴリー情報を記憶した基
本辞書2と、入力手段1により入力された読み文字列を
基本辞書2を用いて前記変換文字列に変換処理するかな
漢字変換手段3と、そのかな漢字変換手段3による変換
結果を記憶する変換結果記憶手段4と、基本辞書2の情
報からなる変換文字列のパターンと、該情報に基づいて
規則変換するための書き換え情報を記憶した規則辞書5
と、変換結果記憶手段4の内容について、規則辞書5に
記憶されたパターンと一致するものを検索する規則検索
手段6と、規則検索手段6における検索時に、前後に連
なる単語のいずれか一方に派生カテゴリー情報を持つ語
があれば、それらの単語を併せた派生語を、カテゴリー
情報を持った1つの単語として処理する派生語処理手段
7と、規則検索手段6により一致したパターンが検索さ
れたとき、規則辞書5の書き換え情報に従って、該当の
変換結果記憶手段4の内容を書き換える規則書き換え手
段8と、変換結果記憶手段4の内容を漢字かな混じりの
文字列として出力する出力手段9とを備えたものであ
る。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明のかな漢字変換装置
では、かな読み文字列が入力手段1から入力され、単語
の読みに対応した表記とその単語のカテゴリーを表す情
報とを記憶した基本辞書2に基づいて、かな漢字変換手
段3によりかな漢字変換され、そのかな漢字変換された
結果が変換結果記憶手段4に記憶される。その後、規則
検索手段6により、規則辞書5中に記憶されている規則
と、変換結果記憶手段4に記憶されている内容とを比較
して、パターンが一致するものがあるか否かを検索す
る。この時に、ある単語とある接辞で構成される派生語
の意味情報も、検索の情報として使用される。そして、
前記規則検索手段6によって、変換結果記憶手段4の内
容と一致した規則が検索されたときに、規則書き換え手
段8により、検索された規則の書き換え指示に従って、
変換結果記憶手段4中の内容の書き換えが行われる。こ
の変換結果記憶手段4に書き換えられた内容が漢字かな
混じり文字列とされて出力手段9により出力される。
【0009】
【実施例】本発明のかな漢字変換装置の一実施例構成を
図2を参照して説明する。かな漢字変換をする文字列を
入力するためのキーボード等の入力装置10は、装置全
体を制御するための中央処理装置(CPU)20に接続
されている。記憶手段としてのRAM30は、CPU2
0に接続され、かな漢字変換された結果を記憶するため
の変換結果記憶領域32と、入力されたかな読み文字列
を記憶するための読み入力バッファ34と、変換結果記
憶領域32の内容を漢字かな混じり文字列として記憶す
るための出力バッファ36と、ポインタ情報を記録する
ワークエリア38とが設けられている。
【0010】また、ROM40は、CPU20と接続さ
れ、各種制御プログラムを格納したプログラム部42と
各種辞書データを格納した辞書部52とから構成されて
いる。プログラム部42は、かな漢字変換プログラム4
4と、規則検索プログラム46と、接辞処理プログラム
48と、規則書き換えプログラム50とを格納してい
る。規則検索プログラム46と規則書き換えプログラム
50とで行われる処理を合わせて規則変換処理と呼び、
その規則変換の適用範囲を広げるためのプログラムが接
辞処理プログラム48であり、接辞とそれが付く単語を
併せて一つの意味を持たせる処理をする。更に、辞書部
52は基本辞書54と、接続テーブル56と、規則辞書
58とから構成されている。CRTディスプレイなどか
らなる出力装置60はCPU20に接続され、入力装置
10から入力された読み文字列の変換された内容などを
表示する。
【0011】図3は上記変換結果記憶領域32の記憶状
態を示し、図4は上記基本辞書54に格納された内容例
を示す図である。変換結果記憶領域32には、変換結果
全体が単語単位で基本辞書54の情報を付して記憶され
ている。図示の例では、「おんがくかをたずねる」と入
力した場合の変換結果を示している。同記憶領域32に
は、各単語ごとに、基本辞書54中に記憶されているそ
れぞれの単語を識別するための固有の数値である単語I
D32aと、単語の読み長32bと、単語の表記32c
と、同音語先頭ID32dと、同音語末尾ID32e
と、品詞情報32fと、意味コード32gと、派生意味
コード情報32hとが記憶されている。
【0012】上記同音語先頭ID32dは、基本辞書5
4に記憶された単語の中で、入力装置10から入力され
た文字列(単語)と同音の単語のうち、基本辞書54の
単語ID54aの数値が最も小さいものを示すものであ
る。また、同音語末尾ID32eは、基本辞書54に記
憶された単語の中で、入力装置10から入力された文字
列(単語)と同音の単語のうち、単語ID54aの数値
が最も大きいものを示すものである。意味コード32g
は、基本辞書54中の単語ごとに意味分類によって付さ
れたコードであり、同一の意味コードを持つものは同一
の意味概念に属する。例えば、人間という意味概念に
[122]という意味コード32gが振られていたとし
たら、「先生」「友人」「鈴木」などの単語はすべて、
[122]の意味コード32gを意味情報として持って
いる。
【0013】派生意味コード32hは、基本辞書54中
の品詞データに関して接辞(すなわち接尾辞と接頭辞)
に付されたコードである。名詞など1語で意味をなす単
語には、上記意味コード32gが付されるのに対し、接
辞はそのものだけでは意味をなさず、他の語と併さって
派生語となり、意味をなすものであるので、接辞には、
この派生意味コード32hを付す。この派生意味コード
32hは、接辞処理プログラム48において参照され、
接辞と他の単語が併さってできる派生語の意味コードを
決定するためのものである。
【0014】例えば、接尾辞「〜家(読み:か)」は
「音楽」という単語と併さって〈人間〉の意味をなす。
従って、「〜家」が他の単語と併さってできる派生語は
〈人間〉の意味になるという[H122]が付される。
また、「御/自身」のように、接辞「御」でなく、その
接辞が付いた単語「自身」の方が、意味決定をする場合
は、その単語「自身」の方の意味に依存するということ
で、接辞「御」の派生意味コード32hは空欄となる。
【0015】基本辞書54には、図4に示すように、そ
の単語の固有の識別番号である単語ID54aと、その
単語の読み54bと、その単語の漢字表記54cと、そ
の単語の品詞情報54dと、意味コード54eと、派生
意味コード54fが記憶されている。接続テーブル56
は、単語同士の接続関係を品詞情報により規定するデー
タとして記憶されている。
【0016】また、規則辞書58には、 <検索因子−単語パターン:書き換え情報> からなる項目を複数個組み合わせて形成した規則パター
ンが書かれており、その例を図5に示している。一つの
規則パターンは、複数の項目58a,58b,58c等
から構成されており、各項目の「単語パターン」には単
語の読み、又は表記、又は意味コードが入る。この規則
辞書58の検索は、単語列について、規則パターンと変
換結果記憶領域32に記憶されている単語パターンとの
パターンマッチングを順次取ることで行われる。「検索
因子」とは、規則変換の書き換え方法の種類を示すもの
で、U因子、D因子、Y因子、UM因子、DM因子があ
る。
【0017】U因子は、因子の後に付く単語パターンと
変換された単語とが読み及び表記で完全一致する場合に
マッチすることを表す。D因子は、同因子の後に付く単
語パターンと変換された単語とが読みで一致する(つま
り同音)場合にマッチすることを表す。Y因子は、同因
子の後に付く単語パターンと変換された単語列(一単語
でもよい)が読みで一致する場合にマッチすることを表
す。また、UM因子は、同因子の後に付く意味コードと
変換された単語の意味コードが一致する場合にマッチす
ることを表す。DM因子は、変換された単語の読みと同
音の単語全ての中に、同因子の後に付く意味コードと同
じ意味コードを持つものがある場合にそれにマッチする
ことを表す。
【0018】「書き換え情報」には、無変化マーカーで
あるN、削除マーカーであるD、単語列、又は意味コー
ドのいずれかが入る。無変化マーカーNが格納されてい
るときは、規則辞書58のパターンに一致した変換結果
記憶領域32中の単語をそのままにし、書き換えないこ
とを表す。削除マーカーDが格納されているときは、そ
の項目を削除することを表す。また、単語列のときは、
規則辞書58のパターンと一致した変換結果記憶領域3
2中の単語をその単語列に書き換えることを表す。更
に、意味コードのときは、基本辞書54に記憶されてい
れる単語の中の、規則辞書58の項目と一致した変換結
果記憶領域32中の単語と同音の単語で、指定された意
味コードを持つ単語に書き換えることを表す。
【0019】上記単語列とは、複数の単語(一つの単語
だけでもよい)が規則辞書58に単語IDで記憶された
ものであり、この単語IDに基づいて基本辞書54を参
照することにより、変換結果記憶領域32の単語読み長
32b、同音語先頭ID32d、同音語末尾ID32e
等の設定が可能である。なお、図5においては、分かり
やすいように辞書中の一部の単語パターンや書き換え情
報について読み、又は表記で表しているが、実際には、
数値(コード)が格納されている。図3、図4でも同様
である。
【0020】次に、このように構成されたかな漢字変換
装置のかな漢字変換動作を図6のフローチャートを参照
して説明する。例えば、読み文字列「おんがくかをたず
ねる」が入力装置10より入力されると、そのかな文字
コードがRAM30の読み入力バッファ34に記憶され
る(S10)。その後、ROM40のかな漢字変換プロ
グラム44により基本辞書54と、接続テーブル56を
参照して、読み入力バッファ34に記憶されているかな
文字コードが漢字かな混じり文に変換され、漢字かな混
じり文「音楽家を尋ねる」と変換される。なお、上記に
おいて、「おんがくか」の「か」の変換候補は基本辞書
54には複数あるが、「家」が辞書中で最先に選択され
る候補であるか、又は使用による学習効果で最先に選択
されたものとする。
【0021】その結果、図3に示すように、その単語I
D32aなどとともに意味コード32g、派生意味コー
ド32hを変換結果記憶領域32に記憶する(S1
2)。その後、ROM40の規則検索プログラム46及
び規則書き換えプログラム50、接辞処理プログラム4
8により、変換結果記憶領域32の内容と規則辞書58
を参照して規則変換処理が行われる(S14)。
【0022】この規則変換処理の具体的な処理について
図7、図8、図9のフローチャートを参照して説明す
る。まず、変換結果記憶領域32に記憶した「音楽家を
尋ねる」の先頭の単語「音楽」にポインタP1を設定す
る(S30)。次に、ポインタP1の指す単語と一致す
る規則が規則辞書58中にあるか否かを検索する(S3
2)。規則の検索(S32)については図8のフローチ
ャート、さらに図8の接辞処理(S200、S218)
については図9のフローチャートを使って説明する。な
お、図9におけるポインタPNは、ポインタP1または
ポインタP7のことを指す。
【0023】図8に示す規則検索サブルーチンにおいて
は、変換結果記憶領域32中の品詞情報を参照して、ポ
インタP1の指す単語が接辞か否かを判定する(S20
0)。この接辞処理は図9に示すごとくであり、ポイン
タP1が指す単語「音楽」は名詞であり、接尾辞でもな
く(S310・NO)、接頭辞でもないので(S320
・NO)接辞処理せず、図8のS202に進む。ポイン
タP5を規則辞書58中の先頭の規則5−1の先頭項目
58a、この例では、 <UM−122:N> (意味コード122[人間]を持つ単語に一致:書き換
えない)に設定し(S202)、このポインタP5の規
則項目と、ポインタP1の指す単語「音楽」とを比較す
る(S204)。この場合、規則項目と単語は一致しな
いので(S204・NO)、S206へ進む。
【0024】S206で、ポインタP5の示す規則5−
1は規則辞書58中で最後の規則ではないので(S20
6・NO)、ポインタP5を次の規則5−2の先頭項目 <DM−136:136> (ポインタの指す単語と同音の単語の中に、意味コード
136[植物]を持つ単語があるものに一致すれば、意
味コード136を持つ単語に書き換える)に移動し(S
208)、前記S204に戻り、再びポインタP5の規
則項目とポインタP1の指す単語「音楽」とを比較す
る。上記の比較検索でも両者は一致しないので(S20
4・NO)、再び、S206に移り、以下、同様な処理
を繰り返す。そして、規則辞書58の規則の先頭項目に
「音楽」に一致する規則がなく、最後の規則まで検索す
ると(S206・YES)、規則フラグをOFFとし
(S210)、図7の制御処理に戻る。
【0025】図7において、次に、規則フラグを調べ
(S34)、この場合、規則フラグがOFFであるので
(S34・NO)、ポインタP1の指す「音楽」が変換
結果記憶領域32の末尾単語であるかを調べる(S4
8)。「音楽」は末尾単語ではないので(S48・N
O)、ポインタP1を次の単語「家(読み;か)」へ移
動させ(S50)、ポインタP1の指す「家」に一致す
る規則があるかどうかを検索する(S32)。
【0026】そして、図8、図9に示す規則検索サブル
ーチンにおいては、変換結果記憶領域32中の品詞情報
を参照して、ポインタP1の指す単語は、接辞か否かを
判定する(S310,S320)。「家(読み;か)」
は接尾辞であるので(S310・YES)、接辞処理プ
ログラム48により、本発明の特徴である接辞処理を行
う。接尾辞の処理として、変換結果記憶領域32におけ
る前の単語「音楽」と併せた派生語「音楽家」に、ポイ
ンタP1を設定し直し(S312)、変換結果記憶領域
32に格納した情報の内、意味コード32gの情報を、
派生意味コード54fの情報により修正して、「12
2」とする。
【0027】次に、後で行う書き換え処理のために、接
尾辞フラグをONにし(S314)、ポインタP1の示
す単語の一つ前の単語に、ポインタPXを設定する(S
316)。もしここで、ポインタP1の指す単語が、
「家」の代わりに「御」などの接頭辞であれば(S31
0・NO、S320・YES)、変換結果記憶領域32
における後ろの単語、例えば「判断」と併せた派生語
「御判断」にポインタP1を設定し直し(S322)、
続いて、接頭辞フラグをONにし(S324)、ポイン
タP1の示す単語に、ポインタPXを設定する(S32
6)。
【0028】接辞処理終了後には、ポインタP5を規則
辞書58中の先頭の規則5−1の先頭項目58aの<U
M−122:N>に設定し(S202)、ポインタP5
の指す規則項目<UM−122:N>と、ポインタP1
の指す「音楽家」を比較する(S204)。この場合、
「音楽家」の持つ意味コードは「122」であり、規則
項目と一致する(S204・YES)。次に、ポインタ
P5は規則の末尾項目ではないので(S212・N
O)、ポインタP5をポインタP6にコピーし、ポイン
タP1をポインタP7にコピーする(S214)。
【0029】次いで、ポインタP6を、規則5−1中の
次の規則項目58b <U−を:N> (「を」という単語そのものに一致(読みおよび表記が
一致):書き換えない)に移動し、ポインタP7も変換
結果記憶領域32に記憶されている「家」の次の単語
「を」に移動する(S216)。ポインタP7の指す単
語「を」は接辞ではないので、接辞処理はせず(S21
8、S310・NO、S320・NO)、ポインタP6
とポインタP7を比較する(S220)。ポインタP6
の指す規則項目<U−を:N>は、ポインタP7の指す
単語「を」に一致する(S220・YES)。続いて、
ポインタP6の指す規則項目は、末尾項目ではないので
(S222・NO)、前記S216に戻り、ポインタP
6を次の規則項目58c <D−たずねる:訪ねる> (「たずねる」という読みの単語に一致:「訪ねる」と
いう表記に書き換え)へ移動させ、ポインタP7を次の
単語「尋ねる」へ移動させる(S216)。ポインタP
7の指す単語「尋ねる」も接辞ではないので、接辞処理
はしない(S218)。
【0030】ポインタP6の示す項目<D−たずねる:
訪ねる>は、ポインタP7の指す単語「尋ねる」と、読
みで一致する(S220・YES)。ここで、ポインタ
P6は末尾項目なので(S222・YES)、ワークエ
リア38に規則フラグONを記憶し(S224)、図7
のフローチャートのS34に戻る。
【0031】S34で、規則フラグがONであると(S
34・YES)、S36〜S46で示される、規則書き
換えプログラム50による規則書き換え処理に入る。こ
の処理では、適用される規則項目の先頭から順次、項目
を移しつつ、それに対応する単語列の単語を規則に応じ
て書き換えする。まず、ポインタP2をポインタP1に
設定する(S36)。ポインタP1は、変換結果記憶領
域32に記憶した単語列のうち、規則が適用される単語
列「音楽家を尋ねる」の先頭の単語「音楽家」を指して
いる。また、ポインタP3をポインタP7に設定する
(S38)。ポインタP7は、変換結果記憶領域32に
記憶した単語列のうち、規則を適用する単語列「音楽家
を尋ねる」の末尾の単語「尋ねる」を指している。
【0032】続いて、ポインタP4を規則辞書58中の
マッチングした規則5−1の先頭項目に設定し(S4
0)、ポインタP4の指す書き換え情報に従ってポイン
タP2の指す単語を書き換える(S42)。いま、ポイ
ンタP4の指す規則辞書58中の規則5−1の先頭項目
58a<UM−122:N>の書き換え情報は「N」で
あるので、書き換えは行わない(S42)。
【0033】次に、ポインタP2とポインタP3とが一
致するかを調べる(S44)。いま、ポインタP2の指
す単語は「音楽家」であり、ポインタP3の指す単語は
「尋ねる」であって、等しくないので(S44・N
O)、ポインタP2を次の単語「を」へ、ポインタP4
を次の規則項目58b<U−を:N>へ移動させる(S
46)、前記S42に戻り、上記と同様な処理を行う。
S46において、もし、検索の時に記憶したポインタP
Xが、ポインタP2の示す単語を示していれば、接辞処
理プログラム48により、ポインタP2を示す単語と、
その後ろの単語と併せた派生語に、ポインタP2を設定
し直してから、書き換えを行う。この場合、S42で、
今度の規則項目58bの書き換え情報は「N」であるの
で、「を」の書き換えは行わない。次いで、ポインタP
2とポインタP3は、それぞれ「を」と「尋ねる」を指
し、等しくないので(S44・NO)、ポインタP2を
次の単語「尋ねる」へ、ポインタP4を次の規則項目5
8c<D−たずねる:訪ねる>へ移動させ(S46)、
S42に戻って同様な処理を繰り返す。
【0034】規則項目58cの書き換え情報は、「訪ね
る」であるので、ポインタP2の指す「尋ねる」を「訪
ねる」に書き換える(S42)。その後、ポインタP2
とポインタP3は同じ単語を指しているので(S44・
YES)、ポインタP2が最後の単語まで進んだことを
意味し、規則5−1による書き換えは終了する。さら
に、その後に次の単語があれば、上記と同様な処理を繰
り返し、ポインタP1が変換結果記憶領域32中の末尾
の単語になるまで(S48・YES)、規則検索および
書き換えを行い、規則変換処理を終了する。
【0035】そして、これらの規則変換の結果は、再
度、変換結果記憶領域32に格納され、そして、変換結
果記憶領域32の内容が出力バッファ領域36に格納さ
れ、出力装置60に変換候補として表示される(図6の
S16)。その後、ユーザーから確定キーが入力されれ
ば(S18・YES)、変換結果記憶領域32に記憶さ
れている単語が確定され、処理は終了する。確定キー以
外のものが入力されたときは(S18・NO)、候補変
更処理に進む(S20)。その結果は再度、変換結果記
憶領域32に格納される。そして、変換結果記憶領域3
2の内容が出力バッファ36に格納され、出力装置60
に表示される(S16)。その後、ユーザーから確定キ
ーが入力されれば(S18・YES)、変換結果記憶領
域32に記憶されている単語が確定され、処理は終了す
る。
【0036】以上説明したように、規則変換に接辞処理
を加えることにより、派生語・複合語が含まれている文
字列について、基本辞書や規則辞書にそのような派生語
やそれを含んだ規則まで記憶させておかなくとも、効率
的に規則変換処理を行うことができるようになる。これ
により、基本辞書の容量を大きくすることなく、かな漢
字変換の精度を一層高めることができる。
【0037】また、接辞処理は接辞に限らず、他の単語
と併さって複合語になると、意味が元の意味から変化す
るような単語も、処理の対象とすれば、より効率的な規
則変換が可能となる。例えば「食品」という単語は、前
に「鈴木」がついて「鈴木食品」となれば<会社名>を
意味することとなる。このような単語にも応用できると
いうことである。また、本発明は、日本語ワードプロセ
ッサのかな漢字変換装置に限ったものではなく、日本語
入力を伴う各種の機器に適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明のかな漢字変換装置によれば、規則変換処理におい
て、接辞を含む派生語のカテゴリーを規定しておき、接
辞処理を行った派生語を規則変換の対象とすることで、
規則変換の適用範囲が拡大し、基本辞書や規則辞書のデ
ータ容量を大きくすることなく、より効率的かつ的確に
規則変換処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のかな漢字変換装置のブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例によるかな漢字変換装置のブ
ロック構成図である。
【図3】本実施例の変換結果記憶領域の内容を示す概念
図である。
【図4】本実施例の基本辞書の内容を示す概念図であ
る。
【図5】本実施例の規則辞書の内容を示す概念図であ
る。
【図6】本実施例のかな漢字変換装置のフローチャート
である。
【図7】本実施例の規則変換のフローチャートである。
【図8】本実施例の規則検索サブルーチンのフローチャ
ートである。
【図9】本実施例の接辞処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 入力装置 20 中央処理装置 30 RAM 32 変換結果記憶領域 40 ROM 42 プログラム部 44 かな漢字変換プログラム 46 規則検索プログラム 48 接辞処理プログラム 50 規則書き換えプログラム 52 辞書部 54 基本辞書 58 規則辞書 60 出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み文字列を入力するための入力手段
    と、 その入力手段により入力された読み文字列を漢字かな混
    じりの変換文字列に変換するために必要な単語の読み、
    表記、カテゴリー情報及び接辞を含む派生カテゴリー情
    報を記憶した基本辞書と、 前記入力手段により入力された読み文字列を前記基本辞
    書を用いて前記変換文字列に変換処理するかな漢字変換
    手段と、 そのかな漢字変換手段による変換結果を記憶する変換結
    果記憶手段と、 前記基本辞書の情報からなる変換文字列のパターンと、
    該情報に基づいて規則変換するための書き換え情報を記
    憶した規則辞書と、 前記変換結果記憶手段の内容について、前記規則辞書に
    記憶されたパターンと一致するものを検索する規則検索
    手段と、 その規則検索手段における検索時に、前後に連なる単語
    のいずれか一方に派生カテゴリー情報を持つ語があれ
    ば、それらの単語を併せた派生語を、カテゴリー情報を
    持った1つの単語として処理する派生語処理手段と、 前記規則検索手段により一致したパターンが検索された
    とき、前記規則辞書の書き換え情報に従って、該当の変
    換結果記憶手段の内容を書き換える規則書き換え手段
    と、 前記変換結果記憶手段の内容を漢字かな混じり文字列と
    して出力する出力手段とを備えたことを特徴とするかな
    漢字変換装置。
JP5294127A 1993-10-29 1993-10-29 かな漢字変換装置 Withdrawn JPH07129578A (ja)

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