JPH07129803A - 硬貨投出装置 - Google Patents
硬貨投出装置Info
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Abstract
貨の干渉によるディスクの回転異常やモータの過負荷を
未然に防止することのできる硬貨投出装置を提供するこ
と。 【構成】 楕円断面の剛体棒109を鋼棒110を介し
てディスク104の回転中心に固着して剛体棒109を
ディスク104と一体的に回転させ、剛体棒109の外
周面における相対的突出部の突出縮退作用により硬貨を
攪拌する。剛体棒109を支承する鋼棒110の断面は
円形に形成されているので、ホッパー101と基板10
2との間の縮径部103の内周壁103aと鋼棒110
との間に硬貨が挟まっても鋼棒110や剛体棒109の
回転がロックされることはなく、ディスク104やモー
タへの過負荷が防止される。剛体棒109の先端を支点
として発生するブリッジは、剛体棒109の上側端面1
09aに形成されたV字型の貫通溝111の回転によっ
て生じる攪拌作用で解消する。
Description
または、疑似硬貨をゲーム用メダルとして利用するゲー
ム機等に用いる硬貨投出装置の改良に関する。
スクを回転させることによりホッパー内部の硬貨を1枚
ずつ捕獲して硬貨投出口に導くようにした硬貨投出装置
として既に様々なものが提案されているが、いずれのも
のも、ホッパーの壁面を傾斜させることによって、ホッ
パーと基板との間の縮径部に設けられたディスクに硬貨
を導くようにしているため、平断面におけるホッパーの
容積はホッパーの下部に行くほど狭搾し、その最下層部
から次々と硬貨が取り出されていく結果、いわゆるブリ
ッジという現象が生じ、ホッパーの下層部に空隙が形成
されて硬貨の取り出しに支承をきたす場合がある。図3
はホッパー1における壁面2と壁面3を支点として多数
の硬貨4が規則的に重合することによってブリッジが発
生した場合の例、また、図4は特にホッパー1の縮径部
5に直近する壁面2と壁面3とを支点として多数の硬貨
4が不規則に重合することによってブリッジが発生した
場合の例を示すもので、いずれも、ホッパー1の最下層
部に位置する縮径部5から次々と硬貨4が取り出されて
いくために生じる。
内の硬貨を攪拌してブリッジの発生を予防するようにし
た硬貨投出装置が、実公平2−19882号公報,実開
昭56−145767号公報等として既に提案されてい
る。
た技術では、螺旋突条を形成した硬貨攪拌棒をディスク
の回転中心に沿って設け、この硬貨攪拌棒を回転させて
螺旋突条により周辺の硬貨に上下方向の推力を与えてホ
ッパー内のブリッジを突き崩すようになっており、図3
および図4に示す例のように多数の硬貨4が略水平に重
合したような場合では、硬貨攪拌棒に摺接した硬貨4の
外周部を螺旋突条で引っ掛けて硬貨4に上下方向の推力
を与えることにより比較的簡単にブリッジを解消させる
ことができる。しかし、図5に示すように多数の硬貨4
がその面を硬貨攪拌棒6の中心軸に平行させた状態で整
列されてしまうと、硬貨攪拌棒6の螺旋突条が硬貨4の
外周部と噛み合わなくなり、推力の伝達が不能となって
硬貨4の整列状態を突き崩すことができなくなる。当
然、硬貨攪拌棒6に直近する1枚の硬貨のみがその面を
硬貨攪拌棒6の中心軸に平行させて摺接し、他の硬貨と
硬貨攪拌棒6との接触を妨げている場合、および、何枚
かの硬貨がその面を硬貨攪拌棒6の中心軸に平行させて
その外周部で硬貨攪拌棒6と摺接させている場合にも同
様の問題が生じる。
攪拌棒をクランク状に屈曲させることにより広範囲に亘
ってブリッジを突き崩すようにしたものが提案されてい
るが、硬貨攪拌棒の屈曲部分が偏心して公転移動するた
め、円柱状の硬貨攪拌棒7をディスク8の回転中心から
偏心して設けたものや(図6参照)、径方向断面輪郭の
形状が楕円等の非回転体形状で形成された硬貨攪拌棒9
をディスク8の回転中心に沿って設けたものと同様(図
7参照)、ホッパー下部における縮径部5の内周壁5a
と硬貨攪拌棒との間に多数の硬貨4がその面を硬貨攪拌
棒の中心軸に平行させた状態で緊密に整列されてしまう
と、図6および図7に示される例のように硬貨攪拌棒の
回転が妨げられてディスクの回転がロックされる場合が
ある。
撓性材料で形成すると、例えば、図8に示されるよう
に、硬貨4がディスク8の孔11に旨く落入するような
位置にあっても、可撓性材料よりなる硬貨攪拌棒10と
縮径部5の内周壁5aとの間で硬貨4が弾性支持されて
該硬貨4の落入が妨げられる場合がある。
ホッパー1における壁面2と壁面3に加え、更に、硬貨
攪拌棒の先端を支点とする3点支持によって発生する場
合もあるが(図9および図10参照)、硬貨攪拌棒の先
端には何らの攪拌手段も設けられていなかったので、こ
のようなブリッジを解消することはできない。なお、硬
貨攪拌棒をクランク状に屈曲させたものでは図9および
図10に示されるようなブリッジが生じることはない
が、クランク状の屈曲部分を広範囲に亘って公転移動さ
せるためには強大なトルクが必要とされ、ディスクおよ
び硬貨攪拌棒を駆動するモータに過大な負荷が作用する
という問題がある。
従来技術の欠点を解消し、ホッパー内におけるブリッジ
の発生、および、硬貨の干渉によるディスクの回転異常
やモータの過負荷を未然に防止し、硬貨の投出動作を円
滑に行うことのできる硬貨投出装置を提供することにあ
る。
は、ディスクの回転中心に沿って該ディスクの上面に突
出して一体的に固着され、前記縮径部の上縁以上の高さ
を有する径方向断面輪郭円形状の鋼棒の先端に、該鋼棒
よりも径の大きな非回転体形状の剛体棒を固設したこと
を特徴とする構成により前記目的を達成した。
を形成ることにより、より確実にブリッジの発生を解消
させることができる。
がディスクと一体的に回転し、非回転体形状における相
対的な突出部が剛体棒の外周に摺接した硬貨に姿勢を問
わず攪拌作用を及ぼすことにより、ホッパーに貯溜され
ている硬貨に相互作用を与えてブリッジの発生を防止す
る。
基板との間の縮径部よりも上方に位置するので、剛体棒
の外周に摺接した硬貨は縮径部の内周壁に規制されるこ
となく、剛体棒の回転による周面の突出および縮退に応
動して自由に移動することができる。剛体棒を支える鋼
棒がディスクの回転中心に沿って設けられ、しかも、鋼
棒の径方向断面輪郭が円形状に形成されているので、ホ
ッパーと基板との間に形成された縮径部の内周壁と鋼棒
の外周面との間の距離は常に等しくなる。この結果、縮
径部の内周壁と鋼棒の外周面との間に硬貨が挟まれた場
合であっても鋼棒は自由に回転することができ、硬貨の
食い込みによるロックおよびモータの過負荷が防止され
る。
しないので、ホッパーの壁面と剛体棒との間で硬貨が弾
性支持されてディスクの孔への落入が阻害されるといっ
た問題も解消される。
ブリッジが発生した場合は、剛体棒の先端に形成された
V字型の貫通溝が支点位置の硬貨と係合してこれを攪拌
し、ブリッジを解消する。
する。図1は本発明を適用した一実施例の硬貨投出装置
100の構成を示す側面図であり、硬貨投出装置100
は、概略において、硬貨を貯溜する半透明のホッパー1
01、該ホッパー101を取り付けて支持する基板10
2、ホッパー101の下部開口部と基板102との間の
縮径部103に内嵌されたディスク104(図示せ
ず)、基板102の裏面に設けられギャードモータ等に
よりディスク104を回転駆動するディスク駆動ユニッ
ト105、および、これらの各部材により構成される投
出装置本体106を両替機や自動販売機等の筐体内に取
り付けるための2枚の側板107により構成され、ディ
スク104の上面には、その回転中心に沿って硬貨攪拌
棒108が固設されている。
図,図2(b)の正面図,図2(c)の側面図に示され
るように、径方向において中実楕円の断面を有する剛体
棒109と、径方向において中実円の断面を有する鋼棒
110とからなり、剛体棒109が鋼棒110に対して
一体的に固着、または、剛体棒109と鋼棒110とが
一体に成形されている。剛体棒109の径方向断面の形
状は楕円に限定されるものではなく、その他の非回転体
形状、即ち、剛体棒109の回転により剛体棒109の
外周部が相対的な突出部を有して硬貨を攪拌できるもの
であれば、その形状を問わない。一実施例における硬貨
攪拌棒108では、剛体棒109が剛性の高い合成樹脂
材料により形成され、この中に、回り止および抜け止の
ための屈曲または圧延もしくはピン打等を施した先端部
を有する鋼棒110が一体的にインサートされている。
また、剛体棒109の上側端面109aには剛体棒10
9における楕円断面の短軸に沿ってV字型の貫通溝11
1が形成される一方(図2(a)参照)、剛体棒109
の下側端部109bは、鋼棒110との接合点112に
向けて徐々に縮径する円錐形状に形成されている(図2
(b)および図2(c)参照)。なお、ここでいう接合
点とは、剛体棒109と鋼棒110との外観上の接合点
を意味するものであって、剛体棒109に鋼棒110を
インサートして固着した場合における剛体棒109と鋼
棒110との接合部等を指すものではない。
硬貨攪拌棒108をディスク104の回転中心に沿って
ディスク104の上面に一体的に固着した状態におい
て、鋼棒110の露出部分の長さがホッパー101の縮
径部103の高さ以上となるよう、予め決められてい
る。即ち、ディスク104の厚みやディスク104に対
する鋼棒110の取り付け方法等に関する設計上の条件
で鋼棒110の露出部分の長さが変動するということで
あり、より厳密にいうなら、基板102の上面を基準と
してこの面から垂直に計った接合点112までの距離
が、基板102の上面を基準としてこの面から垂直に計
った縮径部103の上縁103bまでの距離よりも長く
ならなければならないということである。なお、硬貨攪
拌棒108はディスク104の回転中心に沿ってディス
ク104の面に対し直角に固着されるが、ディスク10
4自体が斜めに取り付けられているため、硬貨攪拌棒1
08は水平面との間に1直角未満(例えば60)°の所
定の角度を成す。
径部103を除き、基板102を水平面に投影した時に
生じる輪郭形状と略一致する外形を有する矩形状の箱体
によって形成され、その底部には、該ホッパー101に
貯溜された硬貨を縮径部103内のディスク104に誘
導するための斜面を形成する壁面113,114が設け
られている。ホッパー101の内側には、該ホッパー1
01に硬貨を充填する際の硬貨投入操作のときに作業者
の手前側に位置する側に、荷重分散プレート115が設
けられている。荷重分散プレート115は、作業者の手
前側に位置する側の壁面116に沿って水平に設けられ
た揺動軸117により軸支され、壁面116に隣接する
両側の壁面118,118の内側に刻設された円弧状の
溝119,119と該荷重分散プレート115の反軸支
側端部の両側に突設されたダボ120,120との係合
関係により上下の揺動範囲を規制され、硬貨攪拌棒10
8を覆うようにしてホッパー101の内側に延出してい
る。
の関係は荷重分散プレート115における下側の揺動限
度を規制するためのものであり、この関係によって荷重
分散プレート115の上側の揺動限度が規制されるとい
うのは、単にその結果に過ぎない。従って、溝119,
119の下端部の位置に対応して壁面118,118の
内側に突起を形成し、ダボ120,120を備えていな
い荷重分散プレート115の反軸支側端部の両側を下か
ら支持することによって同様の目的を達成することがで
きるが、壁面118,118の内側に突起を形成した場
合、この突起と荷重分散プレート115との間に硬貨が
挟まって荷重分散プレート115が所望の揺動限度まで
下降しなくなる恐れがある。また、円弧状の溝119,
119に替えて円弧状の貫通孔を用いることも可能であ
るが、貫通孔の大きさによっては硬貨の零れ落ちが懸念
され、また、貫通孔に硬貨が挟まると、荷重分散プレー
ト115の上側への揺動が拘束される恐れがある。溝1
19,119およびダボ120,120の構成は以上の
ような考察に基いて考案されたものであり、前述のよう
な欠点が軽微であれば、壁面118,118の内側に形
成した突起で荷重分散プレート115を支える構成、円
弧状の溝119,119に換えて円弧状の貫通孔を用い
る構成等を適用しても差支えない。
も荷重分散プレート115の反軸支側端部の側に設ける
必要はなく、荷重分散プレート115を形成する材料の
機械的強度が許容するのであれば、更に、前述した各種
の揺動限度規制手段、または、それらに替わる揺動限度
規制手段を揺動軸117に近接する位置に配設すること
も可能である。例えば、揺動軸117を荷重分散プレー
ト115もしくは壁面118,118のいずれか一方に
固着し、他方に嵌合孔を設けて揺動軸117を軸支する
と共に、揺動軸117における勘合部および嵌合孔の形
状を工夫することにより、荷重分散プレート115の揺
動限度を規制することができる。一例として、径方向断
面が中実円の揺動軸117における勘合部の約半分の軸
方向長さに亘って揺動軸117の軸心を頂点として形成
された径方向断面中実扇形の揺動規制嵌合部を設ける一
方、嵌合孔の約半分の軸方向長さに亘って径方向断面中
実扇形の揺動規制片を設け、更に、揺動軸117および
嵌合孔における残り半分の部分を共に円形状に形成して
揺動軸の回転を確保すると共に、揺動軸117の揺動規
制嵌合部における中実扇形と嵌合孔の揺動規制片におけ
る中実扇形との干渉によって揺動限度を規制する方法を
提案する。この場合、揺動規制嵌合部における中実扇形
の頂角をA°,揺動規制片における中実扇形の頂角をB
°とすれば、荷重分散プレート115の揺動可能角度
は、全体として、〔360°−A°−B°〕となる。
重により下側の揺動限度まで下降したときの状態を示し
ており、この下側揺動限度は、荷重分散プレート115
に沿って載置された硬貨が荷重分散プレート115との
間の静止摩擦力に打ち勝って自重で荷重分散プレート1
15から滑り落ちることのできる角度よりも僅かに大き
く、即ち、荷重分散プレート115上の硬貨が容易に滑
り落ちることができるように設定されている。
構成、例えば、基板102,ディスク104,ディスク
駆動ユニット105,側板107等の構成やディスク1
04に設けられた孔による硬貨の捕獲および硬貨投出口
121に至るまでの硬貨の搬送工程等に関しては従来の
硬貨投出装置(例えば、特願平5−246151号とし
て提案されたもの)と同様である。また、基板102,
ディスク104,ディスク駆動ユニット105,側板1
07等の構成やディスク104の孔による硬貨の捕獲お
よび硬貨投出口121へ至るまでの硬貨の搬送工程等
が、前述した硬貨攪拌棒108や荷重分散プレート11
5によりもたらされる本実施例の作用および効果に影響
を与えるというわけでもないので、従来と同様の構成お
よび機能を有する部分に関しては説明を省略する。
て硬貨投出装置100の作用および効果について説明す
る。
させるための準備操作として、この装置100を管理す
る作業者は、予めホッパー101内に所定数以上の硬貨
を充填しておく必要がある。充填のための硬貨投入作業
は、前述したように、ホッパー101の壁面116の側
から行われ、この時、ホッパー101には作業者によっ
て投入された硬貨が一気に流れ込むこととなり、相当な
衝撃が生じることは避けられないが、ホッパー101に
投入される硬貨は荷重分散プレート115に衝突して消
勢された後、ホッパー101の下層側から徐々に充填さ
れて行くので、硬貨攪拌棒108に直接的な衝撃が作用
することはなく、不本意な屈曲等といった損傷は未然に
防止される。
て荷重分散プレート115の配設位置の水準にまで達す
る。そして、硬貨が更に追加投入されると、荷重分散プ
レート115の上に硬貨が積層されて行くこととなる
が、荷重分散プレート115の上に積層された硬貨の荷
重は、揺動軸117およびダボ120と溝119の下端
部を介してホッパー101の壁面118,118に伝達
され、ホッパー101および基板102により直接支持
されるので、ホッパー101の容量自体が従来品と同様
であるとすれば、ホッパー101の下層に配備されたデ
ィスク104に作用する荷重は従来品に比べて減少する
こととなる。これにより、硬貨がホッパー101に大量
に投入されている状態でディスク104を回転しなけれ
ばならないときのモータの駆動トルクは大幅に軽減さ
れ、また、過大な押圧力が上から作用することによって
生じる硬貨の団塊化現象等も発生しにくくなる。即ち、
荷重分散プレート115は、ディスク104に作用する
荷重を軽減することによってディスクの回転異常やモー
タの過負荷を未然に防止すると同時に、過大な荷重によ
って生じる硬貨の団塊化現象や不用意なブリッジの発生
を防止するものであって、硬貨の投出動作を円滑に行わ
せるための一手段として機能している。
販売機等からの硬貨投出指令によってディスク駆動ユニ
ット105の駆動が開始されるとディスク104が回転
し、従来と同様の硬貨の捕獲および搬送動作によりホッ
パー101の最下層側から硬貨が次々と取り出され、硬
貨投出口121から払い出されて行くこととなる。前述
したように、ホッパー101に対する硬貨の充填作業が
完了した直後の投出動作であっても、モータに作用する
負荷は従来品に比べて少なく、また、ホッパー101の
下流側に貯溜された硬貨に作用する荷重も小さいので、
硬貨の投出を円滑に行うことができる。
る硬貨が次々に取り出されて行くと、ホッパー101内
における硬貨の分布状態や硬貨相互間での接触状態が様
々に変化するが、硬貨の投出動作が行われる度に、ディ
スク104と共に回転する剛体棒109の相対的な突出
部、つまり、長軸側の側端部が剛体棒109の外周部に
位置する硬貨を攪拌し、この攪拌運動が相互に隣接する
硬貨を介してホッパー101内にある多くの硬貨に伝播
される。そして、硬貨の分布がより自然となる方向、即
ち、ホッパー101内の硬貨の分布が一様となる方向に
この攪拌運動が作用するので、少なくとも、剛体棒10
9の上側端面109aよりも下層側で生じる可能性のあ
る図3,図4,図5のようなブリッジの発生は未然に防
止することができる。この攪拌作用は剛体棒109の相
対的な突出部が剛体棒109の外周部に位置する硬貨を
押圧することによって生じるものであるから、もし、硬
貨がその面を剛体棒109の中心軸に平行させて整列し
てしまったような状態、例えば、図5に示されるような
状態が生じたとしても、螺旋突条により上下方向の推力
を与えて硬貨を攪拌するものとは異なり、直立した硬貨
の姿勢による影響を受けることなく、これを徐々に解消
して行くことが可能である。
aよりも上層側に積層された硬貨に関しては、剛体棒1
09の外周部の運動によって生じる攪拌作用が必ずしも
十分に伝播されるとは限らず、例えば、ホッパー101
の壁面113と114および剛体棒109の上側端面1
09aを支点として図9および図10に示されるような
ブリッジが発生する可能性がある。しかし、剛体棒10
9の上側端面109aには、楕円断面の短軸に沿ってV
字型の貫通溝111が長軸方向の両端まで拡張して形成
されているので(図2(b)参照)、水平面との間に所
定の角度を成して配備された剛体棒109の回転に伴っ
て、貫通溝111における溝幅方向の両端部109c,
109cが比較的大きく上下動し、両端部109c,1
09cの上下動により、剛体棒109の上側端面109
aを支点として支持された硬貨に上下方向の揺さぶりが
掛けられ、同時に、両端部109c,109cからの引
っ掻き作用による水平面内での揺さぶりが作用する。
aを支点として支持されている硬貨は図9および図10
に示されるような支持状態を維持することが困難とな
り、剛体棒109の上側端面109a上の位置から弾き
出されて中央部のブリッジが解消され、更に、これをき
っかけとして、ブリッジ全体が総崩れとなって解消され
る。なお、貫通溝111の両端部109c,109cの
上下動が大きいというのは、上側端面109aに楕円断
面の長軸に沿ってV字型の貫通溝111を形成した場合
との比較である。剛体棒109の先端を支点として生じ
るブリッジを解消するためには、上側端面109aにお
ける楕円断面の短軸に沿ってV字型の貫通溝111を形
成し、溝幅方向両端部に形成される楔状の突起の上下動
や引っ掻き効果を増長することが好ましいが、長軸方向
に溝を形成したとしてもこれらの効果が失われるという
わけではない。剛体棒109の径方向断面が他の非回転
体形状、例えば、矩形や瓢箪形等に形成されている場合
もこれと同様であり、断面の最大直径に直交する方向に
V字型の貫通溝を形成し、その両端に形成される楔状の
突起の上下動および引っ掻き作用によっとて生じる攪拌
効果を高めることが望ましい。
よび解消に関連する硬貨の移動現象がホッパー101内
で繰り返し生じる間に、ホッパー101における縮径部
103の内周壁103aと硬貨攪拌棒108との間に、
例えば、図6および図7に示される例のようにして多数
の硬貨がその面を硬貨攪拌棒108の中心軸に平行させ
た状態で緊密に整列する可能性もある。しかし、縮径部
103の上縁103bよりも下の部分には非回転体形状
の断面を有する剛体棒109はなく、単に、剛体棒10
9を支承する鋼棒110があるのみで、しかも、この鋼
棒110の断面輪郭は円であるから、鋼棒110が回転
することによって鋼棒110と内周壁103aとの間で
硬貨が強力に挾圧されて鋼棒110の回転が妨げられる
ということはない。縮径部103よりも上の位置でこの
ような現象が生じた場合には、鋼棒110が一時的に弾
性屈曲して剛体棒109における相対的な突出部、即
ち、整列硬貨に干渉する長軸側の端部109c,109
cを硬貨から退避させるので、剛体棒109自体の回転
が妨げられるということもない。鋼棒110および剛体
棒109の回転を阻害する要因が排除される結果、ディ
スク104のロックおよびモータの過負荷といった現象
も未然に防止される。
剛性の高い材料で形成されているので、剛体棒109と
縮径部103の内周壁103aとの間で硬貨が弾性支持
されてディスク104の孔への落入が妨げられるといっ
た図8のような状況も未然に防止される。
る硬貨の投出動作が繰り返し行われる間にホッパー10
1内の貯溜硬貨が徐々に減少してくると、荷重分散プレ
ート115よりも上の層に貯溜されていた硬貨が荷重分
散プレート115の傾斜に沿って徐々に滑り落ち、その
減少分を補給する。また、硬貨の分布状態や硬貨相互間
での接触状態の変化等によってホッパー101内の硬貨
の嵩が一時的に増大して上層部の硬貨の水準が隆起した
ような場合には、荷重分散プレート115が揺動軸11
7を中心に上方に揺動し、ホッパー101の最下層部に
位置するディスク104等に作用する荷重が不用意に増
大するのを防止し、ディスク104の回転に必要とされ
るトルクの増大や、無理な回転によって生じるディスク
104の損傷を未然に防止する。
いる状態でディスク104の回転駆動に必要とされるモ
ータトルクを軽減することのみを目的とするのであれ
ば、荷重分散プレート115を傾斜させてホッパー10
1内に固着しても構わないが、そうした場合には、荷重
分散プレート115よりも下層側で生じる硬貨の嵩の増
大が荷重分散プレート115の下面によって抑制され、
荷重分散プレート115よりも下層側で内圧が上昇して
ディスク104に過大な負荷が作用するという問題があ
り、これを解消するためには、本実施例の如く、荷重分
散プレート115を揺動自在とすることが望ましい。
に、大量投入時の硬貨の荷重を支えることのみを目的と
するのであれば、ホッパー101の下層側に配備するこ
とが望ましいということになるが、その配備位置が余り
にも下層側になると、荷重分散プレート115自体が障
害となって縮径部103への硬貨の供給が妨げられ不用
意な空隙やブリッジ現象が生じる恐れがあり、一方、そ
の配備位置が余りにも上層側となるとポッパー101内
の硬貨の荷重を支えるという意味がなくなり、また、荷
重分散プレート115よりも下層側で生じた嵩の増大に
応動して荷重分散プレート115が上に揺動したときに
荷重分散プレート115上の硬貨が外部に落ち零れると
いう危険もある。これらの状況を勘案するとき、少なく
とも、図1に示されるようなホッパー101の形状およ
び大きさに対して最適となる荷重分散プレート115の
配設位置は、その揺動軸117、即ち、荷重分散プレー
ト115の上流側端部とホッパー101の上縁との間の
垂直距離が、概略において硬貨1枚分となる位置であ
る。図1に関しては特にスケールを明らかにしないが、
使用対象となる硬貨の大きさ、および、揺動軸117と
ホッパー101の上縁との間の距離の関係に基いて、ホ
ッパー101の大きさが推定できる。
と一体的に回転する剛体棒の非回転体形状における相対
的な突出部で硬貨を押圧することによってホッパー内の
硬貨を攪拌するようにしたので、水平状態,直立状態と
いった硬貨の姿勢に関わりなく確実に硬貨を攪拌してブ
リッジの発生を予防することができる。しかも、硬貨を
攪拌する剛体棒は鋼棒を介してディスクに固着され、鋼
棒の径方向の断面形状が円形に形成されているので、ホ
ッパーと基板との間の縮径部の内周壁と鋼棒との間に硬
貨が挟まったような場合であっても鋼棒や剛体棒の回転
がロックされることはなく、ディスクやモータへの過負
荷が防止される。また、剛体棒の剛性が高く容易に弾性
変形しないので、ホッパーの壁面と剛体棒との間で硬貨
が弾性支持されてディスクの孔への落入が阻害されると
いった事故が未然に防止され、更に、剛体棒の先端を支
点として発生するブリッジも、剛体棒の先端に形成され
たV字型の貫通溝が硬貨と係合して回転することによっ
て生じる攪拌作用により解消することができる。
成を示す側面図である。
詳細に示す図で、図2の(a)は上面図、図2の(b)
は正面図、図2の(c)は側面図である。
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
により生じるブリッジの一例を示す図である。
により生じるロックの一例を示す図である。
により生じるロックの一例を示す図である。
によって生じる問題点を例示する図である。
として発生するブリッジの一例を示す図である。
点として発生するブリッジの一例を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 硬貨を捕捉する複数の孔を同心円上に配
備したディスクをホッパーと基板との間の縮径部に設け
て回転させ、前記孔を通って捕獲された硬貨を前記ディ
スクの回転により搬送して硬貨投出口に導くようにした
硬貨投出装置において、前記ディスクの回転中心に沿っ
て該ディスクの上面に突出して一体的に固着され、前記
縮径部の上縁以上の高さを有する径方向断面輪郭円形状
の鋼棒の先端に、該鋼棒よりも径の大きな非回転体形状
の剛体棒を固設したことを特徴とする硬貨投出装置。 - 【請求項2】 剛体棒の径方向断面輪郭が楕円状に形成
されていることを特徴とする請求項1記載の硬貨投出装
置。 - 【請求項3】 剛体棒の上側端面における短軸に沿って
V字型の貫通溝が形成されている請求項2記載の硬貨投
出装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5293933A JP3050734B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 硬貨投出装置 |
| KR1019940022111A KR100309355B1 (ko) | 1993-09-07 | 1994-09-02 | 경화투출장치 |
| US08/301,815 US5695395A (en) | 1993-09-07 | 1994-09-07 | Coin dispensing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5293933A JP3050734B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 硬貨投出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07129803A true JPH07129803A (ja) | 1995-05-19 |
| JP3050734B2 JP3050734B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17801049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5293933A Expired - Fee Related JP3050734B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-10-29 | 硬貨投出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3050734B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5293933A patent/JP3050734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3050734B2 (ja) | 2000-06-12 |
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