JPH07129929A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型磁気ヘッドInfo
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- JPH07129929A JPH07129929A JP27276393A JP27276393A JPH07129929A JP H07129929 A JPH07129929 A JP H07129929A JP 27276393 A JP27276393 A JP 27276393A JP 27276393 A JP27276393 A JP 27276393A JP H07129929 A JPH07129929 A JP H07129929A
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- thin film
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- magnetoresistive effect
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 再生ギャップ長の薄型化及び狭トラック化に
より、摺動方向やトラック方向の不必要な磁界を取り込
み難くし、再生時のSN比を大幅に向上させると共に媒
体の高回転化・信号の短ビット化・高トラック密度化に
対応可能ならしめる。 【構成】 MR素子4をABS面1に対してその長手方
向が垂直となるように配したMRヘッドにおいて、媒体
上を通過する方向Xと同方向のMR素子4と上下に配さ
れる薄膜磁気コア7,8との間隔L1 ,L2 がいずれも
0.3μm以下であり、且つ媒体上を通過する方向と垂
直な方向のMR素子4の幅を4μm以下とする。
より、摺動方向やトラック方向の不必要な磁界を取り込
み難くし、再生時のSN比を大幅に向上させると共に媒
体の高回転化・信号の短ビット化・高トラック密度化に
対応可能ならしめる。 【構成】 MR素子4をABS面1に対してその長手方
向が垂直となるように配したMRヘッドにおいて、媒体
上を通過する方向Xと同方向のMR素子4と上下に配さ
れる薄膜磁気コア7,8との間隔L1 ,L2 がいずれも
0.3μm以下であり、且つ媒体上を通過する方向と垂
直な方向のMR素子4の幅を4μm以下とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハードディスク
に書き込まれた記録情報を読み出すのに好適な磁気抵抗
効果型磁気ヘッドに関する。
に書き込まれた記録情報を読み出すのに好適な磁気抵抗
効果型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のハードディスクの小型化,大容量
化の要求に伴い、高線記録密度化(高TPI化)が容易
な磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、MRヘッドと称す
る。)が注目されている。しかし、MRヘッドは再生専
用のヘッドであるため、ハードディスク用の磁気ヘッド
としては記録ヘッドである巻線型の薄膜磁気ヘッド(以
下、インダクティブヘッドと称する。)が必要になる。
化の要求に伴い、高線記録密度化(高TPI化)が容易
な磁気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、MRヘッドと称す
る。)が注目されている。しかし、MRヘッドは再生専
用のヘッドであるため、ハードディスク用の磁気ヘッド
としては記録ヘッドである巻線型の薄膜磁気ヘッド(以
下、インダクティブヘッドと称する。)が必要になる。
【0003】これらMRヘッドとインダクティブヘッド
は、通常、スライダと称される基板上に積層形成され、
複合一体化される。すなわち、図12に示す如きAl2
O3−Ti−C系の焼結体からなる基板101に、図1
3に示すようにスパッタリング、メッキ、フォトリソグ
ラフィ等の薄膜プロセスを用いてヘッド材料を積層し、
ヘッド素子(MRヘッドとインダクティブヘッドの複合
ヘッド)102を複数作製する。そして、図14に示す
ように、各ヘッドチップ毎に切り出し、外形寸法を決定
するための加工を施してスライダ103を作製する。し
かる後、図15に示すように、ヘッド端子電極にリード
線104をはんだ付けしてサスペンション機構105に
スライダ103を取り付けて完成する。
は、通常、スライダと称される基板上に積層形成され、
複合一体化される。すなわち、図12に示す如きAl2
O3−Ti−C系の焼結体からなる基板101に、図1
3に示すようにスパッタリング、メッキ、フォトリソグ
ラフィ等の薄膜プロセスを用いてヘッド材料を積層し、
ヘッド素子(MRヘッドとインダクティブヘッドの複合
ヘッド)102を複数作製する。そして、図14に示す
ように、各ヘッドチップ毎に切り出し、外形寸法を決定
するための加工を施してスライダ103を作製する。し
かる後、図15に示すように、ヘッド端子電極にリード
線104をはんだ付けしてサスペンション機構105に
スライダ103を取り付けて完成する。
【0004】上記MRヘッドとインダクティブヘッドか
らなる複合型磁気ヘッドは、図16ないし図18に示す
ように、磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と称す
る。)106を一対の薄膜磁気コア107,108によ
って挟み込んだ,いわゆるシールド型のMRヘッドの上
に、一方の薄膜磁気コア108と、この薄膜磁気コア1
08上にヘッド巻線109を介して積層される薄膜磁気
コア110とによって閉磁路を構成するインダクティブ
ヘッドが、同一のスライダ103上に積層された構成と
なっている。
らなる複合型磁気ヘッドは、図16ないし図18に示す
ように、磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と称す
る。)106を一対の薄膜磁気コア107,108によ
って挟み込んだ,いわゆるシールド型のMRヘッドの上
に、一方の薄膜磁気コア108と、この薄膜磁気コア1
08上にヘッド巻線109を介して積層される薄膜磁気
コア110とによって閉磁路を構成するインダクティブ
ヘッドが、同一のスライダ103上に積層された構成と
なっている。
【0005】すなわち、この複合型磁気ヘッドでは、M
R素子106を挟み込む一対の薄膜磁気コア107,1
08が、再生時に媒体からの磁界を選択的にMR素子1
06に引き込むための磁気シールドコアとして機能し、
その一方の薄膜磁気コア108とヘッド巻線109を挟
み込む薄膜磁気コア110が、記録時の誘導磁気コアと
しての機能を持った、つまり記録ギャップg1 と再生ギ
ャップg2 を別個に持った2ギャップタイプのヘッド構
成となっている。
R素子106を挟み込む一対の薄膜磁気コア107,1
08が、再生時に媒体からの磁界を選択的にMR素子1
06に引き込むための磁気シールドコアとして機能し、
その一方の薄膜磁気コア108とヘッド巻線109を挟
み込む薄膜磁気コア110が、記録時の誘導磁気コアと
しての機能を持った、つまり記録ギャップg1 と再生ギ
ャップg2 を別個に持った2ギャップタイプのヘッド構
成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MRヘッド
の再生ギャップ長は、MR素子106とその上下に設け
られる各薄膜磁気コア107,108との間の線記録方
向における対向距離で表される。かかるヘッドの場合に
は、下層の薄膜磁気コア107とMR素子106間の距
離が下層の再生ギャップ長、上層の薄膜磁気コア108
とMR素子106間の距離が上層の再生ギャップ長とな
る。
の再生ギャップ長は、MR素子106とその上下に設け
られる各薄膜磁気コア107,108との間の線記録方
向における対向距離で表される。かかるヘッドの場合に
は、下層の薄膜磁気コア107とMR素子106間の距
離が下層の再生ギャップ長、上層の薄膜磁気コア108
とMR素子106間の距離が上層の再生ギャップ長とな
る。
【0007】再生ギャップ長が長いと、図19(a)に
示すように、媒体111からの磁束を多く引き込めるた
め、信号検出の際の出力が大きくとれるという利点があ
る。しかし、この反面、不必要な磁束までも拾い易くな
るために、SN比が低下する。また、高密度化・高転送
レート化のため媒体111とヘッドとの相対速度を高め
ると、回転方向の不必要な磁界をMR素子106が取り
入れ易くなり、やはりSN比の低下を招くことになる。
示すように、媒体111からの磁束を多く引き込めるた
め、信号検出の際の出力が大きくとれるという利点があ
る。しかし、この反面、不必要な磁束までも拾い易くな
るために、SN比が低下する。また、高密度化・高転送
レート化のため媒体111とヘッドとの相対速度を高め
ると、回転方向の不必要な磁界をMR素子106が取り
入れ易くなり、やはりSN比の低下を招くことになる。
【0008】これに対し、再生ギャップ長が短い場合
は、図19(b)に示すように、ギャップ近傍部の磁束
のみを引き込むことから、高密度に記録された情報を読
み取れることができ、しかも媒体111とヘッドの相対
速度を高めても不必要な磁界を取り込むことがなく、S
N比の低下は生じない。
は、図19(b)に示すように、ギャップ近傍部の磁束
のみを引き込むことから、高密度に記録された情報を読
み取れることができ、しかも媒体111とヘッドの相対
速度を高めても不必要な磁界を取り込むことがなく、S
N比の低下は生じない。
【0009】ところが、再生ギャップ長を短くし過ぎる
と、MR素子106と薄膜磁気コア107,108との
距離が近くなり過ぎてショート(短絡)する虞れがあ
る。このため、これまでは磁気的・電気的絶縁性の信頼
性を確保すべく、再生ギャップ長を0.3μmよりも長
くせざるをえなかった。つまり、MR素子106と薄膜
磁気コア107,108間に設けられる絶縁膜(ギャッ
プ膜)を単に薄膜磁気コア107上に成膜しただけで
は、その後のエッチング工程等で絶縁膜が叩かれるため
信頼性を損なってしまい、膜厚の薄型化に限界がある。
と、MR素子106と薄膜磁気コア107,108との
距離が近くなり過ぎてショート(短絡)する虞れがあ
る。このため、これまでは磁気的・電気的絶縁性の信頼
性を確保すべく、再生ギャップ長を0.3μmよりも長
くせざるをえなかった。つまり、MR素子106と薄膜
磁気コア107,108間に設けられる絶縁膜(ギャッ
プ膜)を単に薄膜磁気コア107上に成膜しただけで
は、その後のエッチング工程等で絶縁膜が叩かれるため
信頼性を損なってしまい、膜厚の薄型化に限界がある。
【0010】一方、MRヘッドの再生トラック幅は、図
17に示すように、媒体上を通過する方向と垂直な方向
のMR素子106の幅Wで決まる。このMR素子106
の幅Wが広いと、高記録密度化された媒体に対しては、
再生時に該当トラック以外の隣接トラック情報をもノイ
ズとして再生してしまい、再生出力のSN比の低下を招
いてしまう。
17に示すように、媒体上を通過する方向と垂直な方向
のMR素子106の幅Wで決まる。このMR素子106
の幅Wが広いと、高記録密度化された媒体に対しては、
再生時に該当トラック以外の隣接トラック情報をもノイ
ズとして再生してしまい、再生出力のSN比の低下を招
いてしまう。
【0011】これに対して、MR素子106の幅Wを狭
くすると、上記問題は解消するが、磁気異方性が不安定
となり、磁壁の移動に伴うバルクハウゼンノイズが発生
し、再生出力が不安定になる。MR素子106の磁気異
方性を安定なものとなすためには、Ni−Feを蒸着し
て成膜する際に、トラック幅方向に外部磁場を印加すれ
ばよいが、その効果が得られるのはMR素子106の幅
Wが5μm以上としなければならない。つまり、再生ト
ラックの狭小化に支障を来すことになる。
くすると、上記問題は解消するが、磁気異方性が不安定
となり、磁壁の移動に伴うバルクハウゼンノイズが発生
し、再生出力が不安定になる。MR素子106の磁気異
方性を安定なものとなすためには、Ni−Feを蒸着し
て成膜する際に、トラック幅方向に外部磁場を印加すれ
ばよいが、その効果が得られるのはMR素子106の幅
Wが5μm以上としなければならない。つまり、再生ト
ラックの狭小化に支障を来すことになる。
【0012】そこで本発明は、上述の従来の有する技術
的な課題に鑑みて提案されたものであって、再生ギャッ
プ長の薄型化及び狭トラック化により、摺動方向やトラ
ック方向の不必要な磁界を取り込み難くし、再生時のS
N比を大幅に向上させることができ、且つ媒体の高回転
化・信号の短ビット化・高トラック密度化に対応できる
磁気抵抗効果型磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
的な課題に鑑みて提案されたものであって、再生ギャッ
プ長の薄型化及び狭トラック化により、摺動方向やトラ
ック方向の不必要な磁界を取り込み難くし、再生時のS
N比を大幅に向上させることができ、且つ媒体の高回転
化・信号の短ビット化・高トラック密度化に対応できる
磁気抵抗効果型磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、磁気記録媒体との対接面に一端縁が臨
むと共に、この対接面に対してその長手方向が垂直とな
るように配される磁気抵抗効果素子と、上記磁気記録媒
体との対接面に臨み、磁気抵抗効果素子の先端側に積層
される先端電極と、上記磁気抵抗効果素子の後端側に積
層される後端電極と、上記磁気抵抗効果素子上に絶縁層
を介してこの磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加す
るバイアス導体と、上記先端電極と後端電極が積層され
た磁気抵抗効果素子及びバイアス導体を挟み込む一対の
薄膜磁気コアとを備えてなり、媒体上を通過する方向と
同方向の磁気抵抗効果素子と上下に配される薄膜磁気コ
アとの間隔がいずれも0.3μm以下であり、且つ媒体
上を通過する方向と垂直な方向の磁気抵抗効果素子の幅
が4μm以下であることを特徴とする。
めに、本発明は、磁気記録媒体との対接面に一端縁が臨
むと共に、この対接面に対してその長手方向が垂直とな
るように配される磁気抵抗効果素子と、上記磁気記録媒
体との対接面に臨み、磁気抵抗効果素子の先端側に積層
される先端電極と、上記磁気抵抗効果素子の後端側に積
層される後端電極と、上記磁気抵抗効果素子上に絶縁層
を介してこの磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加す
るバイアス導体と、上記先端電極と後端電極が積層され
た磁気抵抗効果素子及びバイアス導体を挟み込む一対の
薄膜磁気コアとを備えてなり、媒体上を通過する方向と
同方向の磁気抵抗効果素子と上下に配される薄膜磁気コ
アとの間隔がいずれも0.3μm以下であり、且つ媒体
上を通過する方向と垂直な方向の磁気抵抗効果素子の幅
が4μm以下であることを特徴とする。
【0014】これまでの技術では、再生ギャップ長を
0.3μm以下とすることができなかったが、プロセス
技術の向上により0.3μm以下が可能となった。例え
ば、再生ギャップのデプス部分を除く薄膜磁気コア上に
電気的・磁気的絶縁性を確保する絶縁膜を形成し、その
上にギャップ膜を成膜する。または、再生ギャップのデ
プス部分を除く薄膜磁気コアに溝を設け、この溝内に電
気的・磁気的絶縁性を確保する絶縁膜を形成し、その上
にギャップ膜を成膜する。このようにすることで、デプ
ス部分までは再生ギャップ長が0.3μm以下となり、
それ以外の部分では絶縁層によりMR素子と薄膜磁気コ
アとの絶縁性が確保できる。
0.3μm以下とすることができなかったが、プロセス
技術の向上により0.3μm以下が可能となった。例え
ば、再生ギャップのデプス部分を除く薄膜磁気コア上に
電気的・磁気的絶縁性を確保する絶縁膜を形成し、その
上にギャップ膜を成膜する。または、再生ギャップのデ
プス部分を除く薄膜磁気コアに溝を設け、この溝内に電
気的・磁気的絶縁性を確保する絶縁膜を形成し、その上
にギャップ膜を成膜する。このようにすることで、デプ
ス部分までは再生ギャップ長が0.3μm以下となり、
それ以外の部分では絶縁層によりMR素子と薄膜磁気コ
アとの絶縁性が確保できる。
【0015】一方、MR素子の幅を4μm以下とした場
合でも磁気異方性を安定なものとなすには、MR素子の
エッジをシャープにする、或いはMR素子を蒸着によっ
て成膜する際に印加磁場を強くする等の方法がある。
合でも磁気異方性を安定なものとなすには、MR素子の
エッジをシャープにする、或いはMR素子を蒸着によっ
て成膜する際に印加磁場を強くする等の方法がある。
【0016】
【作用】本発明においては、MR素子とその上下に配さ
れる薄膜磁気コアとの間隔,すなわち再生ギャップ長を
0.3μm以下とし、且つトラック幅となるMR素子の
幅を4μm以下としているので、摺動方向やトラック方
向の不必要な磁界が取り込み難くなり、また、再生時の
SN比が向上する。したがって、媒体の高回転化・信号
の短ビット化・高トラック密度化に対応可能となる。
れる薄膜磁気コアとの間隔,すなわち再生ギャップ長を
0.3μm以下とし、且つトラック幅となるMR素子の
幅を4μm以下としているので、摺動方向やトラック方
向の不必要な磁界が取り込み難くなり、また、再生時の
SN比が向上する。したがって、媒体の高回転化・信号
の短ビット化・高トラック密度化に対応可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例は、
MRヘッドとインダクティブヘッドを同一のスライダー
上に積層形成し、再生ギャップと記録ギャップを別個に
持つ2ギャップ型の複合型磁気ヘッドの例である。
いて図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例は、
MRヘッドとインダクティブヘッドを同一のスライダー
上に積層形成し、再生ギャップと記録ギャップを別個に
持つ2ギャップ型の複合型磁気ヘッドの例である。
【0018】複合型磁気ヘッドは、図1ないし図3に示
すように、ハードディスクとの対接面となるABS面
(エア・ベアリング・サーフエス面)1に再生用磁気ギ
ャップg1 を臨ませるMRヘッドと、このABS面1に
記録用磁気ギャップg2 を臨ませるインダクティブヘッ
ドをAl2 O3 −TiC基板等からなるスライダ2の一
側面上に積層形成した,いわゆる3ポールタイプのヘッ
ド構成とされている。
すように、ハードディスクとの対接面となるABS面
(エア・ベアリング・サーフエス面)1に再生用磁気ギ
ャップg1 を臨ませるMRヘッドと、このABS面1に
記録用磁気ギャップg2 を臨ませるインダクティブヘッ
ドをAl2 O3 −TiC基板等からなるスライダ2の一
側面上に積層形成した,いわゆる3ポールタイプのヘッ
ド構成とされている。
【0019】MRヘッドは、図3に示すように、先端部
と後端部にそれぞれ図示しない定電流源からのセンス電
流を通ずるための一対の電極3a,3b(以下、ABS
面1側に設けられる電極3aを先端電極3a、後端側に
設けられる電極3bを後端電極3bと称する。)が積層
されたMR素子4と、このMR素子4に所要の向きの磁
界状態を与えるバイアス導体5とからなる。
と後端部にそれぞれ図示しない定電流源からのセンス電
流を通ずるための一対の電極3a,3b(以下、ABS
面1側に設けられる電極3aを先端電極3a、後端側に
設けられる電極3bを後端電極3bと称する。)が積層
されたMR素子4と、このMR素子4に所要の向きの磁
界状態を与えるバイアス導体5とからなる。
【0020】MR素子4は、その長手方向が上記ABS
面1に対して垂直となるように設けられると共に、その
一端縁が上記ABS面1に臨むようになされている。ま
た、このMR素子4は、例えばSiO2 等よりなる非磁
性の絶縁層を介して静磁的に結合する一対のMR薄膜を
積層した積層膜構成とされ、バルクハウゼンノイズの発
生が回避されるようになっている。なお、MR薄膜は、
例えばパーマロイ等の強磁性体薄膜からなり、その膜厚
が数百オングストローム程度とされる。
面1に対して垂直となるように設けられると共に、その
一端縁が上記ABS面1に臨むようになされている。ま
た、このMR素子4は、例えばSiO2 等よりなる非磁
性の絶縁層を介して静磁的に結合する一対のMR薄膜を
積層した積層膜構成とされ、バルクハウゼンノイズの発
生が回避されるようになっている。なお、MR薄膜は、
例えばパーマロイ等の強磁性体薄膜からなり、その膜厚
が数百オングストローム程度とされる。
【0021】先端電極3aは、その一側縁がABS面1
に臨むようにしてMR素子4の先端部に積層されてい
る。かかる先端電極3aは、後述の後端電極3bとの間
に電流を流してMR素子4にセンス電流を通電する電極
としての機能を有する他、再生用磁気ギャップg1 の上
層ギャップ膜としても機能するようになっている。
に臨むようにしてMR素子4の先端部に積層されてい
る。かかる先端電極3aは、後述の後端電極3bとの間
に電流を流してMR素子4にセンス電流を通電する電極
としての機能を有する他、再生用磁気ギャップg1 の上
層ギャップ膜としても機能するようになっている。
【0022】一方、後端電極3bは、MR素子4の後端
部に直接積層してバック側に延在して設けられ、当該M
R素子4と電気的に接続するようになされている。
部に直接積層してバック側に延在して設けられ、当該M
R素子4と電気的に接続するようになされている。
【0023】上記バイアス導体5は、MR素子4上に設
けられた絶縁層6上に、このMR素子4に対して略直交
する方向(図1の紙面に対して垂直な方向)、つまりM
R素子4を横切る形で設けられている。そして、このバ
イアス導体5の両端部には、直流電源からのバイアス電
流が通電されるようになされている。したがって、この
両端子部より供給される直流電流はトラック幅方向に流
れ、その結果発生するバイアス磁界がMR素子4の長手
方向に印加されることになる。
けられた絶縁層6上に、このMR素子4に対して略直交
する方向(図1の紙面に対して垂直な方向)、つまりM
R素子4を横切る形で設けられている。そして、このバ
イアス導体5の両端部には、直流電源からのバイアス電
流が通電されるようになされている。したがって、この
両端子部より供給される直流電流はトラック幅方向に流
れ、その結果発生するバイアス磁界がMR素子4の長手
方向に印加されることになる。
【0024】そして、かかるMRヘッドにおいては、上
記MR素子4を絶縁層6を介してパーマロイ(Ni−F
e)等の磁性体からなる第1の薄膜磁気コア7と第2の
薄膜磁気コア8とで挟み込んだ,いわゆるシールド型構
成とされている。
記MR素子4を絶縁層6を介してパーマロイ(Ni−F
e)等の磁性体からなる第1の薄膜磁気コア7と第2の
薄膜磁気コア8とで挟み込んだ,いわゆるシールド型構
成とされている。
【0025】MR素子4の下側に設けられる第1の薄膜
磁気コア7は、上記スライダ2上に上記ABS面1にそ
の一端を臨ませるようにしてこのABS面1に対して垂
直にバック側へ延在するようにして設けられている。そ
して、この第1の薄膜磁気コア7とMR素子4との間に
は、再生用磁気ギャップg1 の下層ギャップ膜として機
能する絶縁膜14が設けられている。
磁気コア7は、上記スライダ2上に上記ABS面1にそ
の一端を臨ませるようにしてこのABS面1に対して垂
直にバック側へ延在するようにして設けられている。そ
して、この第1の薄膜磁気コア7とMR素子4との間に
は、再生用磁気ギャップg1 の下層ギャップ膜として機
能する絶縁膜14が設けられている。
【0026】一方、これに対向して設けられる他方の第
2の薄膜磁気コア8は、先の第1の薄膜磁気コア7と同
様に上記ABS面1にその一端を臨ませるようにして、
その先端部に再生用磁気ギャップg1 を構成すると共
に、このABS面1に対して垂直にバック側へ延在して
設けられている。
2の薄膜磁気コア8は、先の第1の薄膜磁気コア7と同
様に上記ABS面1にその一端を臨ませるようにして、
その先端部に再生用磁気ギャップg1 を構成すると共
に、このABS面1に対して垂直にバック側へ延在して
設けられている。
【0027】一方、インダクティブヘッドは、上記MR
素子4のシールドコアとして機能する第2の薄膜磁気コ
ア8を一方の薄膜磁気コアとし、この第2の薄膜磁気コ
ア8に対向して積層される第3の薄膜磁気コア9とによ
って上記ABS面1に臨んでその前方端部間に記録用磁
気ギャップg2 を構成するようになっている。
素子4のシールドコアとして機能する第2の薄膜磁気コ
ア8を一方の薄膜磁気コアとし、この第2の薄膜磁気コ
ア8に対向して積層される第3の薄膜磁気コア9とによ
って上記ABS面1に臨んでその前方端部間に記録用磁
気ギャップg2 を構成するようになっている。
【0028】すなわち、第2の薄膜磁気コア8に対向し
て積層される第3の薄膜磁気コア9は、上記ABS面1
に臨む前方端部でこの第2の薄膜磁気コア8側に屈曲さ
れ、その間隙が狭くなされた対向部分に記録用磁気ギャ
ップg2 を構成するようになっている。なお、この第3
の薄膜磁気コア9は、後方端部で上記第2の薄膜磁気コ
ア8と磁気的に接触するようになっている。
て積層される第3の薄膜磁気コア9は、上記ABS面1
に臨む前方端部でこの第2の薄膜磁気コア8側に屈曲さ
れ、その間隙が狭くなされた対向部分に記録用磁気ギャ
ップg2 を構成するようになっている。なお、この第3
の薄膜磁気コア9は、後方端部で上記第2の薄膜磁気コ
ア8と磁気的に接触するようになっている。
【0029】そして、上記第3の薄膜磁気コア9と第2
の薄膜磁気コア8の接続部である磁気的結合部10に
は、この磁気的結合部10を取り囲むようにしてスパイ
ラル状のヘッド巻線11が設けられている。ヘッド巻線
11は、第3の薄膜磁気コア9と第2の薄膜磁気コア8
間の絶縁性を確保するために、絶縁層12によって埋め
込まれている。
の薄膜磁気コア8の接続部である磁気的結合部10に
は、この磁気的結合部10を取り囲むようにしてスパイ
ラル状のヘッド巻線11が設けられている。ヘッド巻線
11は、第3の薄膜磁気コア9と第2の薄膜磁気コア8
間の絶縁性を確保するために、絶縁層12によって埋め
込まれている。
【0030】なお、第3の薄膜磁気コア9の上には、上
記スライダ2上に積層されるMRヘッドとインダクティ
ブヘッドを保護するための保護層13が形成されてい
る。
記スライダ2上に積層されるMRヘッドとインダクティ
ブヘッドを保護するための保護層13が形成されてい
る。
【0031】そして特に本実施例では、図3中矢印Xで
示す媒体上を通過する方向と同方向のMR素子4と、そ
の上下に配される各薄膜磁気コア7,8との距離L1 ,
L2(以下、再生ギャップ長L1 ,L2 と称する。)が
いずれも0.3μm以下とされている。すなわち、MR
素子4と第1の薄膜磁気コア7との対向距離L1 (絶縁
膜14の膜厚に相当する。)が0.3μm、MR素子4
と第2の薄膜磁気コア8との対向距離L2 (先端電極3
aの厚みに相当する。)が0.3μm以下となってい
る。
示す媒体上を通過する方向と同方向のMR素子4と、そ
の上下に配される各薄膜磁気コア7,8との距離L1 ,
L2(以下、再生ギャップ長L1 ,L2 と称する。)が
いずれも0.3μm以下とされている。すなわち、MR
素子4と第1の薄膜磁気コア7との対向距離L1 (絶縁
膜14の膜厚に相当する。)が0.3μm、MR素子4
と第2の薄膜磁気コア8との対向距離L2 (先端電極3
aの厚みに相当する。)が0.3μm以下となってい
る。
【0032】再生ギャップ長L1 ,L2 を0.3μm以
下とするのは、次のことに基づく。例えば、記録密度2
00Mb/inch2 以上を達成するために、トラック
密度を4000TPIとすれば、線記録密度は(200
Mb/inch2 ÷4000TPI)50KFCI以上
必要となる。そこで、D70(記録周波数を上げていった
ときに、出力が70%に落ちた時点での1インチ当たり
の磁化反転数)が50KFCI以上になるのは、ギャッ
プ長が0.3μm以下となる。実用上、ハードディスク
ドライブ装置で使える線記録密度は、ヘッドの出力が約
70%〜100%と考えると、200Mb/inch2
以上を4000TPIで達成するために、ギャップ長が
0.3μm以下でなければならない。
下とするのは、次のことに基づく。例えば、記録密度2
00Mb/inch2 以上を達成するために、トラック
密度を4000TPIとすれば、線記録密度は(200
Mb/inch2 ÷4000TPI)50KFCI以上
必要となる。そこで、D70(記録周波数を上げていった
ときに、出力が70%に落ちた時点での1インチ当たり
の磁化反転数)が50KFCI以上になるのは、ギャッ
プ長が0.3μm以下となる。実用上、ハードディスク
ドライブ装置で使える線記録密度は、ヘッドの出力が約
70%〜100%と考えると、200Mb/inch2
以上を4000TPIで達成するために、ギャップ長が
0.3μm以下でなければならない。
【0033】また、この磁気ヘッドでは、図2に示すよ
うに媒体上を通過する方向Xと垂直な方向YのMR素子
4の幅Wが4μm以下とされている。つまり、再生用磁
気ギャップg1 ,g2 のトラック幅が4μm以下となっ
ている。例えば、トラック密度を4000TPI以上と
する場合には、実効トラック幅は4μm以下にしなけれ
ばならない。ここで、実効トラック幅には、MR素子4
の幅Wにフリンジング分を考慮しなければならない。つ
まり、実効トラック幅≧MR素子の幅となる。したがっ
て、トラック密度を4000TPI以上を得るために
は、4≧実効トラック幅となるので、結果的に4≦MR
素子の幅となる。
うに媒体上を通過する方向Xと垂直な方向YのMR素子
4の幅Wが4μm以下とされている。つまり、再生用磁
気ギャップg1 ,g2 のトラック幅が4μm以下となっ
ている。例えば、トラック密度を4000TPI以上と
する場合には、実効トラック幅は4μm以下にしなけれ
ばならない。ここで、実効トラック幅には、MR素子4
の幅Wにフリンジング分を考慮しなければならない。つ
まり、実効トラック幅≧MR素子の幅となる。したがっ
て、トラック密度を4000TPI以上を得るために
は、4≧実効トラック幅となるので、結果的に4≦MR
素子の幅となる。
【0034】以上のように、再生ギャップ長L1 ,L2
を0.3μm以下、MR素子4の幅W(トラック幅)を
4μm以下のように狭ギャップ化及び狭トラック化する
ことにより、再生時のSN比が向上し、媒体の高回転化
・信号の短ビット化,高トラック密度化に対応でき、ハ
ードディスクドライブ装置の高記録密度化及び高転送レ
ート化を図ることができる。
を0.3μm以下、MR素子4の幅W(トラック幅)を
4μm以下のように狭ギャップ化及び狭トラック化する
ことにより、再生時のSN比が向上し、媒体の高回転化
・信号の短ビット化,高トラック密度化に対応でき、ハ
ードディスクドライブ装置の高記録密度化及び高転送レ
ート化を図ることができる。
【0035】次に、上述の複合型磁気ヘッドの製造方法
について、その工程順に従って説明する。先ず、図4
(a),(b)に示すように、Al2 O3 −TiC基板
等からなるスライダ15上にスパッタリング等によっ
て、例えばFe−Si−Al系の磁性材からなる1層目
のシールド磁性体である第1の薄膜磁気コア16を形成
する。第1の薄膜磁気コア16は、再生用磁気ギャップ
が形成されるフロント部分が幅狭でバック側に亘ってそ
のコア幅が広くなるようなパターンとして形成される。
について、その工程順に従って説明する。先ず、図4
(a),(b)に示すように、Al2 O3 −TiC基板
等からなるスライダ15上にスパッタリング等によっ
て、例えばFe−Si−Al系の磁性材からなる1層目
のシールド磁性体である第1の薄膜磁気コア16を形成
する。第1の薄膜磁気コア16は、再生用磁気ギャップ
が形成されるフロント部分が幅狭でバック側に亘ってそ
のコア幅が広くなるようなパターンとして形成される。
【0036】次に、図5(a),(b)に示すように、
第1の薄膜磁気コア16上に、例えばAl2 O3 等の絶
縁材料をスパッタリング等によって所定の膜厚(0.3
μm以下)よりも厚め、例えば0.4μm程度に成膜し
て下層ギャップ膜17を形成する。なお、図5(a)で
は、下層ギャップ膜17の図示を省略する。しかる後、
下層ギャップ膜17を滑らかにし且つ下層ギャップ厚と
してのAl 2 O3 厚を制御するために鏡面研磨用の布等
で研磨を施し、当該下層ギャップ膜17の膜厚を0.3
μm以下の例えば0.2μmにする。
第1の薄膜磁気コア16上に、例えばAl2 O3 等の絶
縁材料をスパッタリング等によって所定の膜厚(0.3
μm以下)よりも厚め、例えば0.4μm程度に成膜し
て下層ギャップ膜17を形成する。なお、図5(a)で
は、下層ギャップ膜17の図示を省略する。しかる後、
下層ギャップ膜17を滑らかにし且つ下層ギャップ厚と
してのAl 2 O3 厚を制御するために鏡面研磨用の布等
で研磨を施し、当該下層ギャップ膜17の膜厚を0.3
μm以下の例えば0.2μmにする。
【0037】次に、図6(a),(b)に示すように、
下層ギャップ膜17上に順次Ni−Feを40nm、A
l2 O3 を10nm、Ni−Feを40nm成膜する。
次いで、MR保護層として例えばAl2 O3 を20nm
蒸着やスパッタリング等によって成膜した後、フォトレ
ジストによるパターンニング・イオンエッチングにより
素子幅Wを4μm以下としたMR素子18を形成する。
下層ギャップ膜17上に順次Ni−Feを40nm、A
l2 O3 を10nm、Ni−Feを40nm成膜する。
次いで、MR保護層として例えばAl2 O3 を20nm
蒸着やスパッタリング等によって成膜した後、フォトレ
ジストによるパターンニング・イオンエッチングにより
素子幅Wを4μm以下としたMR素子18を形成する。
【0038】続いて、図7(a),(b)に示すよう
に、MR素子18と後述の工程で作成するバイアス導体
とを絶縁するための例えば500nm厚のSiO2 等よ
りなる絶縁層19をスパッタリング等によって成膜す
る。しかる後、MR素子18の摺動面でない側の電極作
成のために、絶縁層19の一部を除去して電極接続孔2
0を形成する。
に、MR素子18と後述の工程で作成するバイアス導体
とを絶縁するための例えば500nm厚のSiO2 等よ
りなる絶縁層19をスパッタリング等によって成膜す
る。しかる後、MR素子18の摺動面でない側の電極作
成のために、絶縁層19の一部を除去して電極接続孔2
0を形成する。
【0039】次に、MR素子18上に絶縁層19を介し
てバイアス導体21を形成すると共に、上記電極接続孔
20を介してMR素子18の後端に電気的に接続するよ
うに後端電極22を形成する。バイアス導体21は、M
R素子18の長手方向に対して略直交する方向にABS
面に沿って形成する。一方、後端電極22は、MR素子
18の延在方向に沿って形成する。なお、これらバイア
ス導体21と後端電極22は、いずれもCu等をスパッ
タリング等した後、エッチングする等して所定パターン
とする。
てバイアス導体21を形成すると共に、上記電極接続孔
20を介してMR素子18の後端に電気的に接続するよ
うに後端電極22を形成する。バイアス導体21は、M
R素子18の長手方向に対して略直交する方向にABS
面に沿って形成する。一方、後端電極22は、MR素子
18の延在方向に沿って形成する。なお、これらバイア
ス導体21と後端電極22は、いずれもCu等をスパッ
タリング等した後、エッチングする等して所定パターン
とする。
【0040】次に、図8(a),(b)に示すように、
バイアス導体21及び後端電極22と後述の工程で作成
される第2の薄膜磁気コアとの絶縁をとるために、例え
ば500nm厚程度にSiO2 等よりなる絶縁層23を
スパッタリング等によって成膜する。続いて、図9
(a),(b)に示すように、MR素子18のABS面
側の先端電極を形成するために、絶縁層19,23を除
去して電極接続孔24を形成し、当該MR素子18の先
端部を露出させる。
バイアス導体21及び後端電極22と後述の工程で作成
される第2の薄膜磁気コアとの絶縁をとるために、例え
ば500nm厚程度にSiO2 等よりなる絶縁層23を
スパッタリング等によって成膜する。続いて、図9
(a),(b)に示すように、MR素子18のABS面
側の先端電極を形成するために、絶縁層19,23を除
去して電極接続孔24を形成し、当該MR素子18の先
端部を露出させる。
【0041】次に、図10に示すように、上記電極接続
孔24が形成される部分に非磁性且つ導電性を有するT
i等をスパッタリング等によってその膜厚が0.3μm
以下となるように成膜する。そして、フォトレジストに
よるパターニング・リアクティブイオンエッチング等に
よって、下層ギャップ膜としても機能する先端電極25
を形成する。
孔24が形成される部分に非磁性且つ導電性を有するT
i等をスパッタリング等によってその膜厚が0.3μm
以下となるように成膜する。そして、フォトレジストに
よるパターニング・リアクティブイオンエッチング等に
よって、下層ギャップ膜としても機能する先端電極25
を形成する。
【0042】次に、図11(a),(b)に示すよう
に、Ni−Feをメッキ等によって形成することによっ
て、第2の薄膜磁気コア26を形成する。そして、この
第2の薄膜磁気コア26を接地するために、当該第2の
薄膜磁気コア26のバック側に接地電極(GND電極)
27を形成する。
に、Ni−Feをメッキ等によって形成することによっ
て、第2の薄膜磁気コア26を形成する。そして、この
第2の薄膜磁気コア26を接地するために、当該第2の
薄膜磁気コア26のバック側に接地電極(GND電極)
27を形成する。
【0043】以上の工程でMRヘッドが完成する。その
後、かかるMRヘッド上にインダクティブヘッドを形成
する。なお、インダクティブヘッドの製造方法を説明す
るに当たっては、図示は省略して説明する。インダクテ
ィブヘッドを形成するには、先ず、第2の薄膜磁気コア
26上にヘッド巻線をスパイラル状に絶縁層(いずれも
図示を省略する。)によって埋め尽くす形で形成する。
後、かかるMRヘッド上にインダクティブヘッドを形成
する。なお、インダクティブヘッドの製造方法を説明す
るに当たっては、図示は省略して説明する。インダクテ
ィブヘッドを形成するには、先ず、第2の薄膜磁気コア
26上にヘッド巻線をスパイラル状に絶縁層(いずれも
図示を省略する。)によって埋め尽くす形で形成する。
【0044】そして、上記ヘッド巻線を覆うようにして
第3の薄膜磁気コア(図示は省略する。)を積層するこ
とによって、ABS面側に記録用磁気ギャップを形成し
たインダクティブヘッドを完成させる。しかる後、MR
ヘッドとインダクティブヘッドを保護すべく、第3の薄
膜磁気コア上に保護層を形成する。
第3の薄膜磁気コア(図示は省略する。)を積層するこ
とによって、ABS面側に記録用磁気ギャップを形成し
たインダクティブヘッドを完成させる。しかる後、MR
ヘッドとインダクティブヘッドを保護すべく、第3の薄
膜磁気コア上に保護層を形成する。
【0045】そして最後に、記録用磁気ギャップと再生
用磁気ギャップがそれぞれ所定のデプスとなるようにA
BS面となる主面を研磨して複合型磁気ヘッドを完成す
る。
用磁気ギャップがそれぞれ所定のデプスとなるようにA
BS面となる主面を研磨して複合型磁気ヘッドを完成す
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気抵抗効果型磁気ヘッドによれば、MR素子とそ
の上下に配される薄膜磁気コアとの間隔,すなわち再生
ギャップ長を0.3μm以下とし、且つMR素子の幅を
4μm以下としているので、摺動方向やトラック方向の
不必要な磁界の取り込みを減少させることができ、その
結果再生時のSN比を大幅に向上させることができる。
したがって、媒体の高回転化・信号の短ビット化・高ト
ラック密度化に対応でき、ハードディスクドライブ装置
の高密度化及び高転送レート化を図ることができる。
明の磁気抵抗効果型磁気ヘッドによれば、MR素子とそ
の上下に配される薄膜磁気コアとの間隔,すなわち再生
ギャップ長を0.3μm以下とし、且つMR素子の幅を
4μm以下としているので、摺動方向やトラック方向の
不必要な磁界の取り込みを減少させることができ、その
結果再生時のSN比を大幅に向上させることができる。
したがって、媒体の高回転化・信号の短ビット化・高ト
ラック密度化に対応でき、ハードディスクドライブ装置
の高密度化及び高転送レート化を図ることができる。
【図1】複合型磁気ヘッドの拡大縦断面図である。
【図2】複合型磁気ヘッドの要部拡大横断面図である。
【図3】複合型磁気ヘッドの要部拡大縦断面図である。
【図4】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)は第1の薄膜磁気コア形成工程を示す要部拡
大平面図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
で、(a)は第1の薄膜磁気コア形成工程を示す要部拡
大平面図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
【図5】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)は下層ギャップ膜形成工程を示す要部拡大平
面図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
で、(a)は下層ギャップ膜形成工程を示す要部拡大平
面図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
【図6】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)はMR素子形成工程を示す要部拡大平面図、
(b)はその要部拡大縦断面図である。
で、(a)はMR素子形成工程を示す要部拡大平面図、
(b)はその要部拡大縦断面図である。
【図7】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)はバイアス導体及び後端電極形成工程を示す
要部拡大平面図、(b)はその要部拡大縦断面図であ
る。
で、(a)はバイアス導体及び後端電極形成工程を示す
要部拡大平面図、(b)はその要部拡大縦断面図であ
る。
【図8】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)は絶縁層形成工程を示す要部拡大平面図、
(b)はその要部拡大縦断面図である。
で、(a)は絶縁層形成工程を示す要部拡大平面図、
(b)はその要部拡大縦断面図である。
【図9】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)は電極接続孔形成工程を示す要部拡大平面
図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
で、(a)は電極接続孔形成工程を示す要部拡大平面
図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
【図10】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)は先端電極形成工程を示す要部拡大平面図、
(b)はその要部拡大縦断面図である。
で、(a)は先端電極形成工程を示す要部拡大平面図、
(b)はその要部拡大縦断面図である。
【図11】複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、(a)は第2の薄膜磁気コア形成工程を示す要部拡
大平面図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
で、(a)は第2の薄膜磁気コア形成工程を示す要部拡
大平面図、(b)はその要部拡大縦断面図である。
【図12】従来のMRヘッドとインダクティブヘッドを
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、基板作成工程を示す斜視図である。
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、基板作成工程を示す斜視図である。
【図13】従来のMRヘッドとインダクティブヘッドを
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、ヘッド素子形成工程を示す斜視図である。
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、ヘッド素子形成工程を示す斜視図である。
【図14】従来のMRヘッドとインダクティブヘッドを
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、ヘッドチップ切り出し工程を示す斜視図である。
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、ヘッドチップ切り出し工程を示す斜視図である。
【図15】従来のMRヘッドとインダクティブヘッドを
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、サスペンション取り付け工程を示す斜視図である。
複合化した複合型磁気ヘッドの製造工程を順次示すもの
で、サスペンション取り付け工程を示す斜視図である。
【図16】従来の複合型磁気ヘッドの拡大縦断面図であ
る。
る。
【図17】従来の複合型磁気ヘッドの要部拡大横断面図
である。
である。
【図18】従来の複合型磁気ヘッドの要部拡大平面図で
ある。
ある。
【図19】(a)は再生用磁気ギャップの長いMRヘッ
ドが媒体から磁界を受ける様子を示す模式図であり、
(b)は再生用磁気ギャップの短いMRヘッドが媒体か
ら磁界を受ける様子を示す模式図である。
ドが媒体から磁界を受ける様子を示す模式図であり、
(b)は再生用磁気ギャップの短いMRヘッドが媒体か
ら磁界を受ける様子を示す模式図である。
1・・・ABS面 2・・・スライダ 3a・・・先端電極 3b・・・後端電極 4・・・MR素子 5・・・バイアス導体 7・・・第1の薄膜磁気コア 8・・・第2の薄膜磁気コア 9・・・第3の薄膜磁気コア 10・・・磁気的結合部 11・・・ヘッド巻線
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気記録媒体との対接面に一端縁が臨む
と共に、この対接面に対してその長手方向が垂直となる
ように配される磁気抵抗効果素子と、 上記磁気記録媒体との対接面に臨み、磁気抵抗効果素子
の先端側に積層される先端電極と、 上記磁気抵抗効果素子の後端側に積層される後端電極
と、 上記磁気抵抗効果素子上に絶縁層を介してこの磁気抵抗
効果素子にバイアス磁界を印加するバイアス導体と、 上記先端電極と後端電極が積層された磁気抵抗効果素子
及びバイアス導体を挟み込む一対の薄膜磁気コアとを備
えてなり、 媒体上を通過する方向と同方向の磁気抵抗効果素子と上
下に配される薄膜磁気コアとの間隔がいずれも0.3μ
m以下であり、且つ媒体上を通過する方向と垂直な方向
の磁気抵抗効果素子の幅が4μm以下であることを特徴
とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27276393A JPH07129929A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27276393A JPH07129929A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07129929A true JPH07129929A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17518409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27276393A Withdrawn JPH07129929A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 磁気抵抗効果型磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07129929A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6154345A (en) * | 1997-04-07 | 2000-11-28 | Nec Corporation | Magnetoresistive effect composite head |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27276393A patent/JPH07129929A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6154345A (en) * | 1997-04-07 | 2000-11-28 | Nec Corporation | Magnetoresistive effect composite head |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |