JPH07130282A - 電子放出素子及びそれを用いた電子機器 - Google Patents
電子放出素子及びそれを用いた電子機器Info
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- JPH07130282A JPH07130282A JP15013193A JP15013193A JPH07130282A JP H07130282 A JPH07130282 A JP H07130282A JP 15013193 A JP15013193 A JP 15013193A JP 15013193 A JP15013193 A JP 15013193A JP H07130282 A JPH07130282 A JP H07130282A
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- lower electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】放出電流密度が高く、単色性のよい面状の電子
放出素子を得ることにより、電子線露光装置等の電子源
を提供する。 【構成】MIM型の電子放出素子において、下部電極金
属として、その電子構造におけるフェルミ準位近傍の占
有電子状態密度が高い金属、例えばフェルミ準位直下に
dバンドに起因する非常に大きな占有電子状態を有する
Pd等の第8族遷移金属を下部電極として用いる。 【効果】トンネル現象に寄与する電子数が増えるので放
出電流密度を大幅に向上できる。この効果により低電圧
動作が可能となり、電子線の単色化,素子の長寿命化が
可能となる。
放出素子を得ることにより、電子線露光装置等の電子源
を提供する。 【構成】MIM型の電子放出素子において、下部電極金
属として、その電子構造におけるフェルミ準位近傍の占
有電子状態密度が高い金属、例えばフェルミ準位直下に
dバンドに起因する非常に大きな占有電子状態を有する
Pd等の第8族遷移金属を下部電極として用いる。 【効果】トンネル現象に寄与する電子数が増えるので放
出電流密度を大幅に向上できる。この効果により低電圧
動作が可能となり、電子線の単色化,素子の長寿命化が
可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ビームを面状に放
出する電子放出素子およびそれを用いた電子線応用機器
に関する。
出する電子放出素子およびそれを用いた電子線応用機器
に関する。
【0002】
【従来の技術】単色性のよい面状の電子ビームを取り出
せると期待されている電子放出素子の1つに、電極間に
薄い絶縁膜を挟み込んだ多層膜のトンネル現象を利用し
たものがある。その代表的なものとして金属−絶縁体−
金属構造(MIM構造)が挙げられる。
せると期待されている電子放出素子の1つに、電極間に
薄い絶縁膜を挟み込んだ多層膜のトンネル現象を利用し
たものがある。その代表的なものとして金属−絶縁体−
金属構造(MIM構造)が挙げられる。
【0003】図2はMIM構造を電子放出素子として動
作させたときの原理図を示す。上部電極11と下部電極
13の間に電圧17(数V〜10V)を印加すると、絶
縁膜12内の電界のため、下部電極13中のフェルミ準
位近傍の電子はトンネル現象により障壁を透過し、絶縁
膜12,上部電極11の伝導帯へ出現する。これらの電
子のうち、上部電極11の仕事関数φ以上のエネルギー
を有する電子は、真空10中に放出されることになる。
現在までにAu−Al2O3−Al構造等に於てこの原理
による電子放出が観測されている(応用物理,Vol3
2,No.8,(1963)p568)。
作させたときの原理図を示す。上部電極11と下部電極
13の間に電圧17(数V〜10V)を印加すると、絶
縁膜12内の電界のため、下部電極13中のフェルミ準
位近傍の電子はトンネル現象により障壁を透過し、絶縁
膜12,上部電極11の伝導帯へ出現する。これらの電
子のうち、上部電極11の仕事関数φ以上のエネルギー
を有する電子は、真空10中に放出されることになる。
現在までにAu−Al2O3−Al構造等に於てこの原理
による電子放出が観測されている(応用物理,Vol3
2,No.8,(1963)p568)。
【0004】このMIM構造の電子放出素子には様々な
長所がある。まず、素子が薄膜状の単純な構造であるた
め大面積化が容易であり、面状電子放出素子を作成しや
すい。また上部電極11が平坦かつ大面積のため、針状
の電子放出端を持つ電界放射陰極アレイ等に比べ真空1
0との界面状態が安定であり、環境ガスの影響を受けに
くく、広い真空度の範囲で動作が可能である。さらに1
0V程度の低電圧の印加で電子放出が可能であり高圧電
源等を要しない点も大きな利点である。
長所がある。まず、素子が薄膜状の単純な構造であるた
め大面積化が容易であり、面状電子放出素子を作成しや
すい。また上部電極11が平坦かつ大面積のため、針状
の電子放出端を持つ電界放射陰極アレイ等に比べ真空1
0との界面状態が安定であり、環境ガスの影響を受けに
くく、広い真空度の範囲で動作が可能である。さらに1
0V程度の低電圧の印加で電子放出が可能であり高圧電
源等を要しない点も大きな利点である。
【0005】一方、従来の電子線描画装置は、点状電子
源を用いているため、露光面積が小さく、ウェハー全面
の描画に時間がかかり、スループットが小さい。スルー
プットを向上させる為には放射電流密度が高く、単色性
の良い面状電子源から放出された電子ビームを用いた大
面積の一括露光を可能にする必要がある。
源を用いているため、露光面積が小さく、ウェハー全面
の描画に時間がかかり、スループットが小さい。スルー
プットを向上させる為には放射電流密度が高く、単色性
の良い面状電子源から放出された電子ビームを用いた大
面積の一括露光を可能にする必要がある。
【0006】電子デバイスとしては、過去に用いられて
いた真空管デバイスに変わり、半導体デバイスが主流で
ある。これは、半導体デバイスの方が信頼性,集積化の
容易さの点で従来の真空管デバイスより優れていたため
である。しかしながら、デバイスの動作速度を決める電
子の飽和速度は、半導体中の2〜3×105m/s に対
し、真空中ではほぼ光速であり、デバイスの高速化を図
れる可能性がある。この実現の為には集積化が可能な、
薄膜電子源を実現する必要がある。
いた真空管デバイスに変わり、半導体デバイスが主流で
ある。これは、半導体デバイスの方が信頼性,集積化の
容易さの点で従来の真空管デバイスより優れていたため
である。しかしながら、デバイスの動作速度を決める電
子の飽和速度は、半導体中の2〜3×105m/s に対
し、真空中ではほぼ光速であり、デバイスの高速化を図
れる可能性がある。この実現の為には集積化が可能な、
薄膜電子源を実現する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2の原理で電子放出
がなされる場合、理論的には放出電流密度が高く、熱陰
極に比べてエネルギー幅の十分狭い電子線が得られると
期待される。しかし従来のMIM構造の電子放出素子で
は上部電極11に流れ込むダイオード電流に比べ、真空
10中に放出される電子電流の割合(放射比)が低く
(1/104〜1/106 )、放出電流密度が小さい。さ
らに、放出電子のエネルギー幅も大きく広がっているこ
とが報告されている。これは従来のMIM構造の電子放
出素子では、トンネルした電子が絶縁膜12,上部電極
11の伝導帯を走行する際の電子の散乱が大きく、大部
分の電子はエネルギーを失って上部電極11の仕事関数
φ以下のエネルギー準位に落ち込み放射比が低くなるこ
と、また同様の散乱の効果により、電子が様々なエネル
ギー準位をとるようになり、エネルギー幅が広がるため
と考えられている。
がなされる場合、理論的には放出電流密度が高く、熱陰
極に比べてエネルギー幅の十分狭い電子線が得られると
期待される。しかし従来のMIM構造の電子放出素子で
は上部電極11に流れ込むダイオード電流に比べ、真空
10中に放出される電子電流の割合(放射比)が低く
(1/104〜1/106 )、放出電流密度が小さい。さ
らに、放出電子のエネルギー幅も大きく広がっているこ
とが報告されている。これは従来のMIM構造の電子放
出素子では、トンネルした電子が絶縁膜12,上部電極
11の伝導帯を走行する際の電子の散乱が大きく、大部
分の電子はエネルギーを失って上部電極11の仕事関数
φ以下のエネルギー準位に落ち込み放射比が低くなるこ
と、また同様の散乱の効果により、電子が様々なエネル
ギー準位をとるようになり、エネルギー幅が広がるため
と考えられている。
【0008】本発明の目的は、放出電流密度,低エネル
ギー分散化を向上させた面状薄膜電子源を供給するこ
と、およびそれを利用したスループットの高い電子線描
画装置、ならびに微小真空管デバイス等の電子応用機器
を実現することにある。
ギー分散化を向上させた面状薄膜電子源を供給するこ
と、およびそれを利用したスループットの高い電子線描
画装置、ならびに微小真空管デバイス等の電子応用機器
を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次の各々に
より達成できる。
より達成できる。
【0010】1)MIM構造において下部電極として、
占有電子状態が電子相関によってフェルミ準位近傍に局
在し、占有電子状態密度が局所的に高くなるものを用い
て、トンネル電流密度を向上させる。
占有電子状態が電子相関によってフェルミ準位近傍に局
在し、占有電子状態密度が局所的に高くなるものを用い
て、トンネル電流密度を向上させる。
【0011】2)MIM構造において、フェルミ準位近
傍の占有電子状態密度が高い下部電極として、その電子
状態密度が主にdバンド,fバンドによって形成される
物質を用いる。
傍の占有電子状態密度が高い下部電極として、その電子
状態密度が主にdバンド,fバンドによって形成される
物質を用いる。
【0012】3)MIM構造において、下部電極金属と
してフェルミ準位直下に、主にdバンドに起因する非常
に高い占有電子状態密度を持つ第8族遷移金属を用い
る。
してフェルミ準位直下に、主にdバンドに起因する非常
に高い占有電子状態密度を持つ第8族遷移金属を用い
る。
【0013】4)第8族遷移金属としてPd,Pt,N
i,Co,Feを用いる。
i,Co,Feを用いる。
【0014】5)下部電極金属として複数の第8族遷移
金属からなる合金を用いる。
金属からなる合金を用いる。
【0015】6)MIM構造の電子放出素子の駆動電圧
を、上部電極金属の電子放出しきい値電圧+0.5V 以
下とする。
を、上部電極金属の電子放出しきい値電圧+0.5V 以
下とする。
【0016】
【作用】MIM構造の電子放出素子は、図2に示すよう
に絶縁膜12に、上部電極11と下部電極13より高電
界を印加し、実効的に薄くなった障壁をトンネルした電
子を放出させる。この場合トンネル電流密度jは、下部
電極13の占有電子状態中のエネルギーEの電子に対す
る透過確率をT(E),フェルミ分布関数をf(E),電子
状態密度をD(E),トンネル障壁に入射する電子の速度
をv,電気素量をeとした時、数1と表わされる。
に絶縁膜12に、上部電極11と下部電極13より高電
界を印加し、実効的に薄くなった障壁をトンネルした電
子を放出させる。この場合トンネル電流密度jは、下部
電極13の占有電子状態中のエネルギーEの電子に対す
る透過確率をT(E),フェルミ分布関数をf(E),電子
状態密度をD(E),トンネル障壁に入射する電子の速度
をv,電気素量をeとした時、数1と表わされる。
【0017】
【数1】
【0018】ここで、∫dkは、運動量空間での積分を
意味する。
意味する。
【0019】透過確率T(E)は、障壁の厚さと高さに敏
感に影響されるので、実際にはトンネルする電子はフェ
ルミ準位近傍の電子がほとんどである。従って、放出電
流密度を高くするためには、下部電極13として、特に
透過確率T(E)が高い領域のフェルミ準位近傍(フェル
ミ準位直下〜結合エネルギー2eV)の占有電子状態密
度D(E)が高い物質を用いればよい。
感に影響されるので、実際にはトンネルする電子はフェ
ルミ準位近傍の電子がほとんどである。従って、放出電
流密度を高くするためには、下部電極13として、特に
透過確率T(E)が高い領域のフェルミ準位近傍(フェル
ミ準位直下〜結合エネルギー2eV)の占有電子状態密
度D(E)が高い物質を用いればよい。
【0020】価電子帯を構成する占有電子状態数の総数
は元素によって大差はないため、フェルミ準位近傍の占
有電子状態密度を上げるには、電子相関に起因する電子
状態密度のフェルミ準位近傍での局在化を利用する。そ
れを実現する例として、その価電子帯上部の占有電子状
態が主にdバンド,fバンドに起因する物質を用いれば
よい。これらは次の根拠による。
は元素によって大差はないため、フェルミ準位近傍の占
有電子状態密度を上げるには、電子相関に起因する電子
状態密度のフェルミ準位近傍での局在化を利用する。そ
れを実現する例として、その価電子帯上部の占有電子状
態が主にdバンド,fバンドに起因する物質を用いれば
よい。これらは次の根拠による。
【0021】一般にd電子,f電子は電子相関(電子間
のクーロン相互作用)による斥力が大きく、バンド分散
が小さいためエネルギー的に局在化する。すなわち単位
エネルギー当りのバンド数が多くなるため、電子状態密
度が、あるエネルギーの近傍で局所的に非常に高くな
る。これに対し、従来のMIM電子源に、酸化膜形成の
容易さの観点から用いられてきたAlは、フェルミ準位
近傍がsバンド,pバンドによって形成されており、電
子間のクーロン相互作用による斥力が小さいため、バン
ド分散が大きくエネルギー的に広がり、単位エネルギー
当りの電子状態密度は局所的には低くなる。この比は数
10倍〜100倍程度になることが光電子分光等による
電子構造の研究から明らかである。
のクーロン相互作用)による斥力が大きく、バンド分散
が小さいためエネルギー的に局在化する。すなわち単位
エネルギー当りのバンド数が多くなるため、電子状態密
度が、あるエネルギーの近傍で局所的に非常に高くな
る。これに対し、従来のMIM電子源に、酸化膜形成の
容易さの観点から用いられてきたAlは、フェルミ準位
近傍がsバンド,pバンドによって形成されており、電
子間のクーロン相互作用による斥力が小さいため、バン
ド分散が大きくエネルギー的に広がり、単位エネルギー
当りの電子状態密度は局所的には低くなる。この比は数
10倍〜100倍程度になることが光電子分光等による
電子構造の研究から明らかである。
【0022】図3にdバンドに起因する電子状態を持つ
Ni(18)と、従来から用いられてきたAl(19)の光
電子スペクトルの模式図を示す(詳しくはトピックス
インアプライド フィジックス 第27巻(1979
年)p204およびp369:Topics in Applied Phy
sics Vol.27(1979)p204およびp369を参
照)。Ni(18)はフェルミ準位直下から2eVの範囲
で局在的な高い電子状態密度を持つのに対し、Al(1
9)は8eVの範囲でブロードな電子状態密度を持つこ
とが明らかである。よってdバンド,fバンドがフェル
ミ準位近傍の占有電子状態を形成するものをMIM構造
の電子放出素子の下部電極13に用いれば、電子放出素
子の大幅(数10〜100倍)な放出電流密度の向上を
達成できる。
Ni(18)と、従来から用いられてきたAl(19)の光
電子スペクトルの模式図を示す(詳しくはトピックス
インアプライド フィジックス 第27巻(1979
年)p204およびp369:Topics in Applied Phy
sics Vol.27(1979)p204およびp369を参
照)。Ni(18)はフェルミ準位直下から2eVの範囲
で局在的な高い電子状態密度を持つのに対し、Al(1
9)は8eVの範囲でブロードな電子状態密度を持つこ
とが明らかである。よってdバンド,fバンドがフェル
ミ準位近傍の占有電子状態を形成するものをMIM構造
の電子放出素子の下部電極13に用いれば、電子放出素
子の大幅(数10〜100倍)な放出電流密度の向上を
達成できる。
【0023】具体的には第8族遷移金属はフェルミ準位
直下に主にdバンドに起因する非常に大きな占有電子状
態を持ち有効である。第8族遷移金属中、Pd,Pt,
Ni,Co,Feは融点が比較的低いため蒸着法などに
よる成膜が容易であり素子作製に向く。又、下部電極1
3としては、第8族遷移金属同士の合金であるCoPt,
FeNi等や第8族遷移金属を含む化合物であるNiS
i2 などを用いることもできる。
直下に主にdバンドに起因する非常に大きな占有電子状
態を持ち有効である。第8族遷移金属中、Pd,Pt,
Ni,Co,Feは融点が比較的低いため蒸着法などに
よる成膜が容易であり素子作製に向く。又、下部電極1
3としては、第8族遷移金属同士の合金であるCoPt,
FeNi等や第8族遷移金属を含む化合物であるNiS
i2 などを用いることもできる。
【0024】このような手法によって高い放出電流密度
を達成したMIM型電子放出素子においては、目標の放
出電流密度を取るのに過剰な電圧をかける必要がない。
そこで、両電極にかける駆動電圧を上部電極11の電子
放出しきい値電圧+0.5V以下に制限すれば、フェル
ミ準位より0.5eV 以上低いエネルギー準位からトン
ネルした電子、および絶縁膜12中或いは上部電極11
中で散乱されエネルギーを失った電子をカットできるた
め、放出電子のエネルギー幅を0.5eV 以下に抑える
ことが出来る。即ち単色性の良い電子ビームを得ること
ができる。また低電圧動作のため、絶縁膜12の破壊も
防止でき、電子放出素子の長寿命化が達成できる。
を達成したMIM型電子放出素子においては、目標の放
出電流密度を取るのに過剰な電圧をかける必要がない。
そこで、両電極にかける駆動電圧を上部電極11の電子
放出しきい値電圧+0.5V以下に制限すれば、フェル
ミ準位より0.5eV 以上低いエネルギー準位からトン
ネルした電子、および絶縁膜12中或いは上部電極11
中で散乱されエネルギーを失った電子をカットできるた
め、放出電子のエネルギー幅を0.5eV 以下に抑える
ことが出来る。即ち単色性の良い電子ビームを得ること
ができる。また低電圧動作のため、絶縁膜12の破壊も
防止でき、電子放出素子の長寿命化が達成できる。
【0025】電子線描画装置での露光時間は放出電流密
度に逆比例して短くなるから、上記のような高い放出電
流密度を持つ面状電子源を使用すれば、短時間の大面積
一括露光が可能となり、スループットを大幅に向上でき
る。また、微小真空管による信号増幅素子を作成した場
合、放出電流密度の向上により、相互コンダクタンスが
向上するため、素子の低ノイズ化,高利得化,高速化を
実現する。
度に逆比例して短くなるから、上記のような高い放出電
流密度を持つ面状電子源を使用すれば、短時間の大面積
一括露光が可能となり、スループットを大幅に向上でき
る。また、微小真空管による信号増幅素子を作成した場
合、放出電流密度の向上により、相互コンダクタンスが
向上するため、素子の低ノイズ化,高利得化,高速化を
実現する。
【0026】
【実施例】本発明を用いた実施例を図1を用いて説明す
る。表面を清浄化した基板14上に下部電極13として
Pdを10nm蒸着する。下部電極13としてPt,N
i,Co,Feなどを用いる場合には、所望の金属また
は合金を蒸着する。基板14には、例えば、熱酸化によ
り表面に酸化シリコン膜を形成したシリコン基板を用い
るとよい。続いて同じ真空中でAlを4nm蒸着する。
この二層膜を陽極酸化法により上面のAlのみ酸化す
る。陽極酸化は3%酒石酸アンモニウム水溶液で4Vの
化成電圧で行う。陽極酸化によって酸化できるAlの膜
厚は高い精度で化成電圧に依存しているため、4Vの化
成電圧で4nmのAlのみ選択的に酸化できる。このよ
うにして、Pdから構成される下部電極13上にAl2
O3で構成される絶縁膜12を形成出来る。Alの膜厚
を4nm以外に設定した場合は、化成電圧もそれに対応
した電圧とすることは言うまでもない。次に絶縁膜12
上に上部電極11を形成する。上部電極11としては、
例えばAuを超高真空中での蒸着により10nm形成す
ればよい。
る。表面を清浄化した基板14上に下部電極13として
Pdを10nm蒸着する。下部電極13としてPt,N
i,Co,Feなどを用いる場合には、所望の金属また
は合金を蒸着する。基板14には、例えば、熱酸化によ
り表面に酸化シリコン膜を形成したシリコン基板を用い
るとよい。続いて同じ真空中でAlを4nm蒸着する。
この二層膜を陽極酸化法により上面のAlのみ酸化す
る。陽極酸化は3%酒石酸アンモニウム水溶液で4Vの
化成電圧で行う。陽極酸化によって酸化できるAlの膜
厚は高い精度で化成電圧に依存しているため、4Vの化
成電圧で4nmのAlのみ選択的に酸化できる。このよ
うにして、Pdから構成される下部電極13上にAl2
O3で構成される絶縁膜12を形成出来る。Alの膜厚
を4nm以外に設定した場合は、化成電圧もそれに対応
した電圧とすることは言うまでもない。次に絶縁膜12
上に上部電極11を形成する。上部電極11としては、
例えばAuを超高真空中での蒸着により10nm形成す
ればよい。
【0027】本実施例において、Alの酸化過程を陽極
酸化法の替わりに、気相酸化法を用いることも有効であ
る。AlとPdの二層膜を真空槽に入れ、0.001 〜
10Torr程度の酸素を導入して基板を加熱することによ
りAlを酸化し、Al2O3からなる絶縁膜12を形成す
ることが出来る。絶縁膜12として酸化シリコンSiO
2 を用いる場合には、この気相酸化法の方が有効であ
る。また、本実施例において上部電極11として不純物
を高濃度にドープして低抵抗化した半導体を用いてもよ
い。例えば、リンPをドープしたSiが有効である。
酸化法の替わりに、気相酸化法を用いることも有効であ
る。AlとPdの二層膜を真空槽に入れ、0.001 〜
10Torr程度の酸素を導入して基板を加熱することによ
りAlを酸化し、Al2O3からなる絶縁膜12を形成す
ることが出来る。絶縁膜12として酸化シリコンSiO
2 を用いる場合には、この気相酸化法の方が有効であ
る。また、本実施例において上部電極11として不純物
を高濃度にドープして低抵抗化した半導体を用いてもよ
い。例えば、リンPをドープしたSiが有効である。
【0028】本発明を用いた別の実施例を図4に示す。
下部電極13および絶縁膜12は先の実施例と同様に形
成する。次にSiO2 やAl2O3などの絶縁体を化学気
相蒸着法(CVD法)などにより50nm程度の膜厚で
蒸着し、保護層15を形成する。この上に、上部電極1
1を先の実施例と同様の方法で形成する。さらに、Au
など低抵抗の材料を100nm程度蒸着して電極端子1
6を形成する。このようにして形成したMIM電子放出
素子では、上部電極11および下部電極13の周辺部が
膜厚の厚い保護層15で覆われているため、電極周辺部
への電界集中が起こるのを防ぐことができ、安定した電
子放出と電子放出素子の長寿命化が実現出来る。さら
に、電極端子16は上部電極11よりも膜厚が厚いため
低抵抗であり、MIM電子放出素子を動作させる際、上
部電極11から下部電極13に流れる動作電流による電
圧降下を防げる。
下部電極13および絶縁膜12は先の実施例と同様に形
成する。次にSiO2 やAl2O3などの絶縁体を化学気
相蒸着法(CVD法)などにより50nm程度の膜厚で
蒸着し、保護層15を形成する。この上に、上部電極1
1を先の実施例と同様の方法で形成する。さらに、Au
など低抵抗の材料を100nm程度蒸着して電極端子1
6を形成する。このようにして形成したMIM電子放出
素子では、上部電極11および下部電極13の周辺部が
膜厚の厚い保護層15で覆われているため、電極周辺部
への電界集中が起こるのを防ぐことができ、安定した電
子放出と電子放出素子の長寿命化が実現出来る。さら
に、電極端子16は上部電極11よりも膜厚が厚いため
低抵抗であり、MIM電子放出素子を動作させる際、上
部電極11から下部電極13に流れる動作電流による電
圧降下を防げる。
【0029】また、これらの実施例において下部電極1
3上に形成するAlをエピタキシャル膜とすると、それ
を酸化して得られる絶縁膜12も結晶性の良いものが得
られる。このようにすると、下部電極13から上部電極
11へトンネルする電子の絶縁膜12内での散乱確率が
減少するため、トンネル電流が増大し、また、真空中に
放出される電流量も増大し、また放出電子の運動エネル
ギー分布も小さくなりエネルギー分散が小さい良質な電
子ビームを得ることが出来る。また、下部電極13をエ
ピタキシャル成長膜または単結晶膜とすると、その上に
形成するAlもエピタキシャル膜あるいは配向膜となり
やすくなるので、下部電極13のエピタキシャル膜化も
有効である。
3上に形成するAlをエピタキシャル膜とすると、それ
を酸化して得られる絶縁膜12も結晶性の良いものが得
られる。このようにすると、下部電極13から上部電極
11へトンネルする電子の絶縁膜12内での散乱確率が
減少するため、トンネル電流が増大し、また、真空中に
放出される電流量も増大し、また放出電子の運動エネル
ギー分布も小さくなりエネルギー分散が小さい良質な電
子ビームを得ることが出来る。また、下部電極13をエ
ピタキシャル成長膜または単結晶膜とすると、その上に
形成するAlもエピタキシャル膜あるいは配向膜となり
やすくなるので、下部電極13のエピタキシャル膜化も
有効である。
【0030】図5は本発明による別の実施例を示したも
のである。Pd,Ptなどの単結晶基板を下部電極13
とし、その上に絶縁膜12,保護層15,上部電極1
1,電極端子16を形成する。これらの形成方法は、先
の実施例と同様である。このように、下部電極13とし
て単結晶を用いることにより、絶縁膜12および上部電
極11の結晶性が向上するため、放出電子の電流量が増
大し、ビーム特性も向上することは先に述べた通りであ
る。
のである。Pd,Ptなどの単結晶基板を下部電極13
とし、その上に絶縁膜12,保護層15,上部電極1
1,電極端子16を形成する。これらの形成方法は、先
の実施例と同様である。このように、下部電極13とし
て単結晶を用いることにより、絶縁膜12および上部電
極11の結晶性が向上するため、放出電子の電流量が増
大し、ビーム特性も向上することは先に述べた通りであ
る。
【0031】図6は、本発明のMIM面状電子放出素子
を電子線描画装置に搭載した例である。MIM電子放出
素子21から発生した面状電子線は、Si製マスク22
で集積回路パターンに整形される。この電子線はブラン
カ23を通った後、電子レンズ24により縮小し、偏向
器25を通過して、ウェハ26上に転写される。ウェハ
26は可動ステージ27に載せて露光範囲を移動させ
る。本発明の面状電子源を用いた場合、放出電流密度が
高く1回の露光時間が短いこと、また大面積の一括露光
が可能なのでステージの移動回数が少なくなり、スルー
プットの大幅な向上が可能となる。
を電子線描画装置に搭載した例である。MIM電子放出
素子21から発生した面状電子線は、Si製マスク22
で集積回路パターンに整形される。この電子線はブラン
カ23を通った後、電子レンズ24により縮小し、偏向
器25を通過して、ウェハ26上に転写される。ウェハ
26は可動ステージ27に載せて露光範囲を移動させ
る。本発明の面状電子源を用いた場合、放出電流密度が
高く1回の露光時間が短いこと、また大面積の一括露光
が可能なのでステージの移動回数が少なくなり、スルー
プットの大幅な向上が可能となる。
【0032】図7は別の電子線描画装置の例である。本
発明のMIM電子放出素子を多数の小さな格子状に形成
する。このMIM電子放出素子マトリクス28は各々独
立に動作し、それぞれ回路パターン発生器29により制
御され、全体として集積回路パターンに整形される。こ
の後上記と同様のシステムによってウェハ26上に転写
される。本発明の面状電子源を用いたスループット向上
の効果は先に述べた通りである。この装置の場合、回路
パターンを電気的な任意に整形出来るので、マスクを使
用する場合より柔軟性が高く、さらにスループットを向
上できる。
発明のMIM電子放出素子を多数の小さな格子状に形成
する。このMIM電子放出素子マトリクス28は各々独
立に動作し、それぞれ回路パターン発生器29により制
御され、全体として集積回路パターンに整形される。こ
の後上記と同様のシステムによってウェハ26上に転写
される。本発明の面状電子源を用いたスループット向上
の効果は先に述べた通りである。この装置の場合、回路
パターンを電気的な任意に整形出来るので、マスクを使
用する場合より柔軟性が高く、さらにスループットを向
上できる。
【0033】図8は、本発明のMIM面状電子放出素子
を微小真空管として適用した例である。表面に100n
mの熱酸化膜30を形成した高濃度PドープSi基板3
1にフォトリソ工程により1×1mm2 のMIM形成領域
をパターニングし、酸化膜を100nmエッチングす
る。そこにメタルマスクを用い、Pdを蒸着によって8
5nm形成し下部電極13とする。この上に同様にして
Alを5nm形成する。これを熱酸化法により、Alを
全て酸化し絶縁膜12とする。つづいて、Auを10n
m蒸着し上部電極11を形成し、MIM構造を完成す
る。
を微小真空管として適用した例である。表面に100n
mの熱酸化膜30を形成した高濃度PドープSi基板3
1にフォトリソ工程により1×1mm2 のMIM形成領域
をパターニングし、酸化膜を100nmエッチングす
る。そこにメタルマスクを用い、Pdを蒸着によって8
5nm形成し下部電極13とする。この上に同様にして
Alを5nm形成する。これを熱酸化法により、Alを
全て酸化し絶縁膜12とする。つづいて、Auを10n
m蒸着し上部電極11を形成し、MIM構造を完成す
る。
【0034】次に、電子放出面の両側をRFスパッタリ
ング法によりSiO2 の絶縁厚膜32を1000nm堆
積し、その上に放出電流を取り出すアノード板33を接
合する。これにより、微小真空管を完成する。印加電圧
17は高濃度PドープSi基板31と上部電極11の間
に印加される。上部電極11とアノード板33の間には
電子の引込み電圧34として50Vを印加する。印加電
圧17を0Vから高めていくと、あるしきい値以上にな
ると放出電流は急激に増加する。これは、下部電極1
3,上部電極11,アノード板33をそれぞれソース,
ゲート,ドレインと考えるとエンハンスメント型電界効
果トランジスタと同じ特性になっている。本発明のMI
M電子源を用いた場合、放出電流即ちドレイン電流が高
く、素子の相互コンダクタンスが上がるため、低ノイ
ズ,高利得,高速のデバイスとなる。
ング法によりSiO2 の絶縁厚膜32を1000nm堆
積し、その上に放出電流を取り出すアノード板33を接
合する。これにより、微小真空管を完成する。印加電圧
17は高濃度PドープSi基板31と上部電極11の間
に印加される。上部電極11とアノード板33の間には
電子の引込み電圧34として50Vを印加する。印加電
圧17を0Vから高めていくと、あるしきい値以上にな
ると放出電流は急激に増加する。これは、下部電極1
3,上部電極11,アノード板33をそれぞれソース,
ゲート,ドレインと考えるとエンハンスメント型電界効
果トランジスタと同じ特性になっている。本発明のMI
M電子源を用いた場合、放出電流即ちドレイン電流が高
く、素子の相互コンダクタンスが上がるため、低ノイ
ズ,高利得,高速のデバイスとなる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、MIM型電子放出素子の下部
電極金属として、フェルミ準位近傍の占有電子状態密度
が大きい金属を用いることにより、放出電流密度を大幅
に向上させることが出来る。更にその効果で低電圧動作
が可能となるため、電子線の単色化、及び絶縁破壊の防
止を行うことが出来る。
電極金属として、フェルミ準位近傍の占有電子状態密度
が大きい金属を用いることにより、放出電流密度を大幅
に向上させることが出来る。更にその効果で低電圧動作
が可能となるため、電子線の単色化、及び絶縁破壊の防
止を行うことが出来る。
【図1】本発明の実施例の電子放出素子の断面図。
【図2】MIM型電子放出素子の動作原理を示す図。
【図3】Ni、およびAlの光電子スペクトル図。
【図4】本発明の実施例の電子放出素子の断面図。
【図5】本発明の実施例の電子放出素子の断面図。
【図6】本発明の電子放出素子を用いた電子線描画装置
の実施例の構成図。
の実施例の構成図。
【図7】本発明の電子放出素子を用いた電子線描画装置
の実施例の構成図。
の実施例の構成図。
【図8】本発明の電子放出素子を用いた微小真空管の信
号増幅素子の実施例の断面図。
号増幅素子の実施例の断面図。
11…上部電極、12…絶縁膜、13…下部電極、14
…基板、15…保護層、16…電極端子。
…基板、15…保護層、16…電極端子。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/027 49/00 (72)発明者 会田 敏之 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 矢口 富雄 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 成清 正 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 山田 絵実子 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (12)
- 【請求項1】金属または半導体により構成される上部電
極と下部電極との間に絶縁膜を挟んだ構造を有する電子
放出素子において、下部電極として、価電子帯全体の占
有電子状態中の内、フェルミ準位近傍(フェルミ準位直
下から2eVの結合エネルギーの範囲)の占有電子状態
密度が局所的に高い物質を用いることを特徴とする電子
放出素子。 - 【請求項2】請求項1の電子放出素子において、下部電
極として、フェルミ準位近傍に電子相関に起因する局在
化した高い占有電子状態密度を持つ物質を用いることを
特徴とする電子放出素子。 - 【請求項3】請求項1,2の電子放出素子において、下
部電極のフェルミ準位近傍の占有電子状態が、主に局所
的に高い占有電子状態密度を持つdバンド,fバンドに
よって形成されるものを用いることを特徴とする電子放
出素子。 - 【請求項4】請求項1乃至3の電子放出素子において、
下部電極として、フェルミ準位直下に、主にdバンドに
起因する高い占有電子状態密度を持つ周期表第8族遷移
金属を用いることを特徴とする電子放出素子。 - 【請求項5】請求項3の第8族遷移金属として、Pd,
Pt,Ni,Co,Feを用いる事を特徴とする電子放
出素子。 - 【請求項6】請求項1乃至3の電子放出素子において、
下部電極として、複数の第8族遷移金属元素からなる合
金、あるいは第8族遷移金属元素を含む化合物を用いる
ことを特徴とする電子放出素子。 - 【請求項7】請求項1乃至6の電子放出素子において、
下部電極として、第8族遷移元素の金属または合金、或
いは第8族遷移元素を含む化合物の、単結晶あるいは単
結晶膜あるいは配向膜を用いることを特徴とする電子放
出素子。 - 【請求項8】請求項1乃至7の電子放出素子において、
下部電極を構成する金属上に別の金属を形成し、それを
酸化することにより絶縁膜とすることを特徴とする電子
放出素子。 - 【請求項9】請求項1乃至8の電子放出素子において、
上部電極と下部電極にかける駆動電圧を上部電極金属の
電子放出しきい値電圧+0.5V 以下の範囲に抑えて放
出させることを特徴とする電子放出素子。 - 【請求項10】請求項1乃至9の電子放出素子と、電子
ビームを所望の位置のみ透過させてパターン化するマス
ク部と、前記パターン化した電子ビームを被露光面に投
射するための電子光学系とから構成される電子線描画装
置。 - 【請求項11】請求項1乃至9の電子放出素子をマトリ
クス状に配列し、それぞれが独立に動作出来るようにし
た面状の電子放出源と、パターンデータからパターン信
号を発生し、前記電子放出源に出力するためのパターン
発生器と、前記電子放出源から放出された所望のパター
ンの電子ビームを被露光面に投射するための電子光学系
とから構成される電子線描画装置。 - 【請求項12】請求項1乃至9の電子放出素子と、前記
電子放出素子から放出された電子を集める第3電極とか
ら構成された信号増幅素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15013193A JPH07130282A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 電子放出素子及びそれを用いた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15013193A JPH07130282A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 電子放出素子及びそれを用いた電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07130282A true JPH07130282A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=15490164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15013193A Pending JPH07130282A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 電子放出素子及びそれを用いた電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07130282A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0896354A1 (en) * | 1997-08-08 | 1999-02-10 | Pioneer Electronic Corporation | Electron emission device and display device using the same |
| EP0911854A1 (en) * | 1997-08-08 | 1999-04-28 | Pioneer Electronic Corporation | Electron emission device and display device using the same |
| US6583578B1 (en) | 1999-10-18 | 2003-06-24 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Field emission-type electron source and manufacturing method thereof |
| KR100710211B1 (ko) * | 2000-10-25 | 2007-04-20 | 엘지전자 주식회사 | 전계 방출 표시 소자 |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15013193A patent/JPH07130282A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0896354A1 (en) * | 1997-08-08 | 1999-02-10 | Pioneer Electronic Corporation | Electron emission device and display device using the same |
| EP0911854A1 (en) * | 1997-08-08 | 1999-04-28 | Pioneer Electronic Corporation | Electron emission device and display device using the same |
| US6583578B1 (en) | 1999-10-18 | 2003-06-24 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Field emission-type electron source and manufacturing method thereof |
| KR100710211B1 (ko) * | 2000-10-25 | 2007-04-20 | 엘지전자 주식회사 | 전계 방출 표시 소자 |
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