JPH07130910A - 厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物 - Google Patents
厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物Info
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- JPH07130910A JPH07130910A JP27830893A JP27830893A JPH07130910A JP H07130910 A JPH07130910 A JP H07130910A JP 27830893 A JP27830893 A JP 27830893A JP 27830893 A JP27830893 A JP 27830893A JP H07130910 A JPH07130910 A JP H07130910A
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- Japan
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- glass
- thick film
- pyrochlore
- glass composition
- conductive particles
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C8/00—Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
- C03C8/24—Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions, i.e. for use as seals between dissimilar materials, e.g. glass and metal; Glass solders
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- Materials Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイロクロア型導電粉末を焼成中に分解する
ことなしに安定に保持できるガラスフリットを含む厚膜
用抵抗ペーストのガラス組成物を提供する。 【構成】 重量%でPbO 35〜65,SiO2 2
5〜50,Al2 O31〜10,B2 O3 0.1〜
5,B2 O3 +ZnO≦8,CaO 0.5〜10,M
gO 0〜10を合計90%以上含有する。
ことなしに安定に保持できるガラスフリットを含む厚膜
用抵抗ペーストのガラス組成物を提供する。 【構成】 重量%でPbO 35〜65,SiO2 2
5〜50,Al2 O31〜10,B2 O3 0.1〜
5,B2 O3 +ZnO≦8,CaO 0.5〜10,M
gO 0〜10を合計90%以上含有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厚膜用抵抗ペーストのガ
ラス組成物に関する。
ラス組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッドIC、チップ抵抗、抵抗ネ
ットワーク等の電子部品に利用されている厚膜用抵抗ペ
ーストは特公昭56−28363号、特公昭57−38
163号に示されているように、RuO2 とガラスを反
応させてパイロクロア型導電結晶粒子を析出させるもの
が知られている。しかし、焼成中にガラス中の酸化鉛成
分とRuO2 とを、 2PbO+2RuO2 →Pb2 Ru2 O6 のように化学反応によってパイロクロア型導電粒子を析
出させる方法は、ガラス組成に強い制約条件がある。不
適切なガラス組成を選択すると、この目的とするパイロ
クロア型導電粒子が析出しない場合が数多くある。
ットワーク等の電子部品に利用されている厚膜用抵抗ペ
ーストは特公昭56−28363号、特公昭57−38
163号に示されているように、RuO2 とガラスを反
応させてパイロクロア型導電結晶粒子を析出させるもの
が知られている。しかし、焼成中にガラス中の酸化鉛成
分とRuO2 とを、 2PbO+2RuO2 →Pb2 Ru2 O6 のように化学反応によってパイロクロア型導電粒子を析
出させる方法は、ガラス組成に強い制約条件がある。不
適切なガラス組成を選択すると、この目的とするパイロ
クロア型導電粒子が析出しない場合が数多くある。
【0003】また、ガラス組成の制約のために、この導
電粒子とガラスとの複合材料の熱膨張係数を大幅に低下
させたり、粘性流動温度を変えたりする操作はほとんど
できない。すなわちこの反応系は極めてガラス組成の設
計余裕度が少ない系であることが確認されている。
電粒子とガラスとの複合材料の熱膨張係数を大幅に低下
させたり、粘性流動温度を変えたりする操作はほとんど
できない。すなわちこの反応系は極めてガラス組成の設
計余裕度が少ない系であることが確認されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解決するために、パイロクロア型導電粉末とガラ
スフリットを個別に設計した後に、混合して、両材料を
均一分散させて、導電粒子とガラスとの複合材料の熱膨
張係数を調整させたり、粘性流動温度を変えたりする操
作ができる。使用されるガラスフリットはパイロクロア
型導電粉末を焼成中に分解することなく、安定に保持し
ておく組成であることを特徴として、厚膜用抵抗ペース
トのガラス組成物を提供することにある。
問題を解決するために、パイロクロア型導電粉末とガラ
スフリットを個別に設計した後に、混合して、両材料を
均一分散させて、導電粒子とガラスとの複合材料の熱膨
張係数を調整させたり、粘性流動温度を変えたりする操
作ができる。使用されるガラスフリットはパイロクロア
型導電粉末を焼成中に分解することなく、安定に保持し
ておく組成であることを特徴として、厚膜用抵抗ペース
トのガラス組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、重量百分率でPbO 35〜65、SiO
2 25〜50、Al2 O3 1〜10、B2 O3
0.1〜5、B2 O3 +ZnO≦8、CaO 0.5〜
10、MgO 0〜10を合計で90%以上含有する点
に特徴がある。
するために、重量百分率でPbO 35〜65、SiO
2 25〜50、Al2 O3 1〜10、B2 O3
0.1〜5、B2 O3 +ZnO≦8、CaO 0.5〜
10、MgO 0〜10を合計で90%以上含有する点
に特徴がある。
【0006】
【作用】本発明で用いることのできるパイロクロア型導
電粉末は平均粒径0.1〜0.01μmのPb2 Ru2
O7-X 、Bi2 Ru2 O7 、BiPbRu2 O6.5 、P
b2 Ir2 O6 等のものであり、無機ガラス質フリット
としては平均粒径1〜5μmのPbO−SiO2 −Al
2 O3 −B2 O3 、PbO−SiO2 −Al2 O3 −B
2 O3 −RO(R=Ca、Zn、Mg)等のものが挙げ
られる。
電粉末は平均粒径0.1〜0.01μmのPb2 Ru2
O7-X 、Bi2 Ru2 O7 、BiPbRu2 O6.5 、P
b2 Ir2 O6 等のものであり、無機ガラス質フリット
としては平均粒径1〜5μmのPbO−SiO2 −Al
2 O3 −B2 O3 、PbO−SiO2 −Al2 O3 −B
2 O3 −RO(R=Ca、Zn、Mg)等のものが挙げ
られる。
【0007】化学反応を応用して、焼成中にパイロクロ
ア型導電粒子を析出させる方法は、ガラス成分中に70
wt%以上の酸化鉛(PbO)が必要である。そのため
に導電粉末とガラスとの複合材料としての焼結抵抗体は
熱膨張係数が96%アルミナ基板の約70×10-7/℃
に比較して、80×10-7/℃以上に達してしまう。
ア型導電粒子を析出させる方法は、ガラス成分中に70
wt%以上の酸化鉛(PbO)が必要である。そのため
に導電粉末とガラスとの複合材料としての焼結抵抗体は
熱膨張係数が96%アルミナ基板の約70×10-7/℃
に比較して、80×10-7/℃以上に達してしまう。
【0008】このような熱膨張係数の差の大きい材料を
アルミナ基板に抵抗素子として焼結すると厚膜抵抗体側
に強い残留引張応力が負荷されることになる。このよう
な強い引張応力状態にある脆性焼結体に抵抗値調整を果
たすためにレーザートリムをすると焼結体に多くのクラ
ックが入る。そのために精密な抵抗値コントロールがで
きなかったり、時間の経過とともに抵抗値が変動する弊
害が発生したりする。
アルミナ基板に抵抗素子として焼結すると厚膜抵抗体側
に強い残留引張応力が負荷されることになる。このよう
な強い引張応力状態にある脆性焼結体に抵抗値調整を果
たすためにレーザートリムをすると焼結体に多くのクラ
ックが入る。そのために精密な抵抗値コントロールがで
きなかったり、時間の経過とともに抵抗値が変動する弊
害が発生したりする。
【0009】パイロクロア型導電材料の一つであるPb
2 Ru2 O6 の熱膨張係数は95×10-7/℃とアルミ
ナ基板のそれと比較してはるかに大きい。導電材料とガ
ラスフリットの均一混合した複合材料としての抵抗体の
熱膨張係数を、望ましくはアルミナ基板以下に、低下す
るためにはガラス組成デザインを工夫する必要がある。
2 Ru2 O6 の熱膨張係数は95×10-7/℃とアルミ
ナ基板のそれと比較してはるかに大きい。導電材料とガ
ラスフリットの均一混合した複合材料としての抵抗体の
熱膨張係数を、望ましくはアルミナ基板以下に、低下す
るためにはガラス組成デザインを工夫する必要がある。
【0010】これらの問題点を解決するために、本発明
はあらかじめ熱膨張係数、軟化点などの希望する諸特性
を正確にコントロールしたガラスフリットを別個に作っ
ておき、後で導電粉末を所定量添加して、均一混合する
ことを目的とした。現在工業的に広く採用されている抵
抗ペーストの焼成条件は最高温度850℃で約9分間で
ある。
はあらかじめ熱膨張係数、軟化点などの希望する諸特性
を正確にコントロールしたガラスフリットを別個に作っ
ておき、後で導電粉末を所定量添加して、均一混合する
ことを目的とした。現在工業的に広く採用されている抵
抗ペーストの焼成条件は最高温度850℃で約9分間で
ある。
【0011】特に分解しやすい複合酸化物であるパイロ
クロア導電粒子は、この焼成中に抵抗特性を発揮するた
めに、ガラスから変質作用を受けてはならない。
クロア導電粒子は、この焼成中に抵抗特性を発揮するた
めに、ガラスから変質作用を受けてはならない。
【0012】特に反応法によるパイロクロア導電粒子の
析出にはガラス成分中のB2 O3 、ZnO組成の含有量
の上限に強い制約条件がある。これらの組成が一定限度
以上ガラス中に含有すると導電粒子は析出しなくなる。
しかしガラスフリットを予め準備しておく個別設計法で
は前法に比較して、多くのB2 O3 、ZnO組成がガラ
ス中に含有してもパイロクロア導電粒子を分解すること
はない。だがガラス中である限度以上の含有量になる
と、導電粒子をやはり分解してしまう。この含有量の範
囲を決定したのが本発明の骨子の一つである。ガラス中
でB2 O3 の主な役割りは、ガラスの溶融性を向上させ
る、熱膨張係数を低下させる、厚膜焼結体の靱性強度を
増進させる等の優れた作用がある。
析出にはガラス成分中のB2 O3 、ZnO組成の含有量
の上限に強い制約条件がある。これらの組成が一定限度
以上ガラス中に含有すると導電粒子は析出しなくなる。
しかしガラスフリットを予め準備しておく個別設計法で
は前法に比較して、多くのB2 O3 、ZnO組成がガラ
ス中に含有してもパイロクロア導電粒子を分解すること
はない。だがガラス中である限度以上の含有量になる
と、導電粒子をやはり分解してしまう。この含有量の範
囲を決定したのが本発明の骨子の一つである。ガラス中
でB2 O3 の主な役割りは、ガラスの溶融性を向上させ
る、熱膨張係数を低下させる、厚膜焼結体の靱性強度を
増進させる等の優れた作用がある。
【0013】またZnO成分も同じように、ガラスの溶
融性を向上させる、熱膨張係数を低下させる、厚膜抵抗
体のノイズ特性を好転させる等の効果がある。
融性を向上させる、熱膨張係数を低下させる、厚膜抵抗
体のノイズ特性を好転させる等の効果がある。
【0014】従って、特性の優れた厚膜用抵抗焼結体を
作るためにはガラスフリットの組成を厳密に設計してお
く必要がある。
作るためにはガラスフリットの組成を厳密に設計してお
く必要がある。
【0015】本発明ではパイロクロア導電粒子のガラス
中での熱安定性を評価した方法は次のようである。パイ
ロクロア導電粉末25wt%と種々のガラスフリット7
5wt%を湿式法で均一分散混合し、この乾燥混合粉末
をアルミナ坩堝に入れて、850℃で2時間焼結する強
制試験を実施した。この焼結体を粉砕して、X線回折法
(XRD)によってパイロクロア導電粒子の安定性を調
査した。もし分解していれば、導電粒子の一部がRuO
2 に解離していることになる。この焼成試験方法によっ
て得た粉末をXRDで解析し、少しでもRuO2 が検出
されれば、パイロクロア導電粒子を分解するガラス組成
として不適当と判断した。
中での熱安定性を評価した方法は次のようである。パイ
ロクロア導電粉末25wt%と種々のガラスフリット7
5wt%を湿式法で均一分散混合し、この乾燥混合粉末
をアルミナ坩堝に入れて、850℃で2時間焼結する強
制試験を実施した。この焼結体を粉砕して、X線回折法
(XRD)によってパイロクロア導電粒子の安定性を調
査した。もし分解していれば、導電粒子の一部がRuO
2 に解離していることになる。この焼成試験方法によっ
て得た粉末をXRDで解析し、少しでもRuO2 が検出
されれば、パイロクロア導電粒子を分解するガラス組成
として不適当と判断した。
【0016】PbOが35wt%未満ではガラスの軟化
点が高過ぎて所定の温度で焼結できなくなる。65wt
%を越えるとガラスの熱膨張係数が大きくなり過ぎる。
点が高過ぎて所定の温度で焼結できなくなる。65wt
%を越えるとガラスの熱膨張係数が大きくなり過ぎる。
【0017】SiO2 が25wt%未満では厚膜抵抗体
の強度、化学的耐久性が悪くなる。50wt%を越える
とガラスの軟化点が高くなり過ぎる。
の強度、化学的耐久性が悪くなる。50wt%を越える
とガラスの軟化点が高くなり過ぎる。
【0018】Al2 O3 が1wt%未満になるとガラス
の耐候性が劣化する。10wt%を越えるとガラスの軟
化点が高くなり過ぎる。
の耐候性が劣化する。10wt%を越えるとガラスの軟
化点が高くなり過ぎる。
【0019】B2 O3 が0.1wt%未満ではガラスの
溶融性が低下する。また厚膜焼結体の靱性強度が弱くな
る。5wt%を越えるとパイロクロア導電粒子を焼成中
に分解してしまう。B2 O3 +ZnOが8wt%を越え
るとパイロクロア導電粒子を一部RuO2に分解して、
抵抗特性を充分に発揮できなくなる。
溶融性が低下する。また厚膜焼結体の靱性強度が弱くな
る。5wt%を越えるとパイロクロア導電粒子を焼成中
に分解してしまう。B2 O3 +ZnOが8wt%を越え
るとパイロクロア導電粒子を一部RuO2に分解して、
抵抗特性を充分に発揮できなくなる。
【0020】CaOが0.5wt%未満になると厚膜抵
抗体の耐候性がわるくなる。またTCRを上昇させる効
果が減じる。10wt%を越えると熱膨張係数が高過ぎ
て、アルミナ基板に厚膜抵抗体を焼結した時に膜強度が
弱くなる。
抗体の耐候性がわるくなる。またTCRを上昇させる効
果が減じる。10wt%を越えると熱膨張係数が高過ぎ
て、アルミナ基板に厚膜抵抗体を焼結した時に膜強度が
弱くなる。
【0021】MgOが10wt%を越えると厚膜抵抗体
のノイズ特性がわるくなる。
のノイズ特性がわるくなる。
【0022】なお、本発明において上記成分以外にもB
aO、SrO、CuO、MnO、Sm2 O3 、Gd2 O
3 、Eu2 O3 、Nd2 O3 、Y2 O3 、GeO2 、T
iO2 、ZrO2 等の成分を1種あるいは2種以上10
wt%まで含有させることもできる。
aO、SrO、CuO、MnO、Sm2 O3 、Gd2 O
3 、Eu2 O3 、Nd2 O3 、Y2 O3 、GeO2 、T
iO2 、ZrO2 等の成分を1種あるいは2種以上10
wt%まで含有させることもできる。
【0023】10wt%を越えるとガラスが分相した
り、熱膨張係数が急増するために好ましくない。以上の
組成を有するガラスはパイロクロア導電粒子を焼成中に
安定に保持しておき、また熱膨張係数が50〜75×1
0-7/℃であり、厚膜用抵抗ペーストのガラスに適した
組成である。
り、熱膨張係数が急増するために好ましくない。以上の
組成を有するガラスはパイロクロア導電粒子を焼成中に
安定に保持しておき、また熱膨張係数が50〜75×1
0-7/℃であり、厚膜用抵抗ペーストのガラスに適した
組成である。
【0024】
【実施例】表1に示すように、それぞれの組成の酸化物
を合計1kgになるように精秤し、混合素原料を混合機
で1〜2時間混合する。混合の終了した粉末を白金坩堝
に入れて、抵抗加熱炉中で1200〜1300℃の温度
で1〜2時間溶融する。途中で数回、白金パドルで溶融
ガラスを攪拌し、ガラスの均質性を充分高めてやる。
を合計1kgになるように精秤し、混合素原料を混合機
で1〜2時間混合する。混合の終了した粉末を白金坩堝
に入れて、抵抗加熱炉中で1200〜1300℃の温度
で1〜2時間溶融する。途中で数回、白金パドルで溶融
ガラスを攪拌し、ガラスの均質性を充分高めてやる。
【0025】ガラスが清澄したら、ローラークウェンチ
機に溶融ガラスを流出させて、室温中で急冷する。ガラ
スの熱膨張係数、転移点、屈伏点の測定には、徐冷操作
の終わった、脈理、泡のないガラスを使う。
機に溶融ガラスを流出させて、室温中で急冷する。ガラ
スの熱膨張係数、転移点、屈伏点の測定には、徐冷操作
の終わった、脈理、泡のないガラスを使う。
【0026】表1にそれぞれのガラスの熱膨張係数(室
温〜400℃)、転移点および屈伏点を記す。室温に冷
えたガラスを耐摩耗性の優れているボールミルでエチル
アルコールやイソプロパノール等の有機溶剤を適当量加
えて、72時間湿式微粉砕をする。
温〜400℃)、転移点および屈伏点を記す。室温に冷
えたガラスを耐摩耗性の優れているボールミルでエチル
アルコールやイソプロパノール等の有機溶剤を適当量加
えて、72時間湿式微粉砕をする。
【0027】スラリー状になった懸濁液を容器に移し
て、温度60〜120℃の防爆型乾燥炉中で有機溶剤を
揮散させて、平均粒径約2μmの乾燥ガラスフリットを
得る。
て、温度60〜120℃の防爆型乾燥炉中で有機溶剤を
揮散させて、平均粒径約2μmの乾燥ガラスフリットを
得る。
【0028】次にこのガラスフリット75wt%と平均
粒径約0.05μmのパイロクロア型導電粉末Pb2 R
u2 O6.5 25wt%を合計60.0g秤量し、この混
合粉末を5.0mmφの安定化ジルコニアボール143
0gを充填してある容量0.8mlの小型強制攪拌ミル
(アトリションミル)に入れ、分散剤として純水を12
5ml加え、回転数400rpmで5.0時間湿式混合
分散する。
粒径約0.05μmのパイロクロア型導電粉末Pb2 R
u2 O6.5 25wt%を合計60.0g秤量し、この混
合粉末を5.0mmφの安定化ジルコニアボール143
0gを充填してある容量0.8mlの小型強制攪拌ミル
(アトリションミル)に入れ、分散剤として純水を12
5ml加え、回転数400rpmで5.0時間湿式混合
分散する。
【0029】アトリションミルとは固定された円筒形の
ミル内に腕の付いた攪拌棒が埋めこまれていて、これが
円筒に入れられたボールと砕料とを攪拌し、ボールどう
しの衝撃や摩擦などの力で微粉砕、混合するものであ
る。従来型の回転式ボールミルに比較して、短時間内に
効率的に微粉砕、混合を行なえる特徴を持つ。
ミル内に腕の付いた攪拌棒が埋めこまれていて、これが
円筒に入れられたボールと砕料とを攪拌し、ボールどう
しの衝撃や摩擦などの力で微粉砕、混合するものであ
る。従来型の回転式ボールミルに比較して、短時間内に
効率的に微粉砕、混合を行なえる特徴を持つ。
【0030】アトリションミルによるガラスの粉砕効果
を評価すると次のようになった。アトリション処理する
前の原料ガラスフリットは平均粒径1.9μm、最大粒
径10.6μmであるが、アトリションミルで前記条件
で5時間処理すると平均粒径0.8μm、最大粒径3.
7μmとなり、微粉砕化効果が極めて高い。
を評価すると次のようになった。アトリション処理する
前の原料ガラスフリットは平均粒径1.9μm、最大粒
径10.6μmであるが、アトリションミルで前記条件
で5時間処理すると平均粒径0.8μm、最大粒径3.
7μmとなり、微粉砕化効果が極めて高い。
【0031】
【表1】
【0032】乾燥の終わったこの混合粉末をアルミナル
ツボに入れて、温度850℃の電気炉中で2時間焙焼
し、空気中または水中で急冷させる。この焙焼体を平均
粒径10μm程度になるよう粗粉砕し、その後前述した
と同様な方法で、72時間ボールミルで平均粒径2μm
になるよう湿式微粉砕を行う。
ツボに入れて、温度850℃の電気炉中で2時間焙焼
し、空気中または水中で急冷させる。この焙焼体を平均
粒径10μm程度になるよう粗粉砕し、その後前述した
と同様な方法で、72時間ボールミルで平均粒径2μm
になるよう湿式微粉砕を行う。
【0033】微粉砕した乾燥焙焼粉を70wt%、有機
ビヒクルとしてエチルセルローズのターピネオール溶液
を30wt%加えてスリーロール混練機で混練を行い、
得たペーストを96%アルミナ基板上にスクリーン印刷
して、最高温度125℃で25分間、電気炉中で乾燥
後、空気雰囲気式ベルト焼成炉でピーク温度850℃、
ピーク時間9分間で焼成させ、厚膜抵抗体を作った。な
お、厚膜焼結抵抗体の平均膜厚は10μmにした。
ビヒクルとしてエチルセルローズのターピネオール溶液
を30wt%加えてスリーロール混練機で混練を行い、
得たペーストを96%アルミナ基板上にスクリーン印刷
して、最高温度125℃で25分間、電気炉中で乾燥
後、空気雰囲気式ベルト焼成炉でピーク温度850℃、
ピーク時間9分間で焼成させ、厚膜抵抗体を作った。な
お、厚膜焼結抵抗体の平均膜厚は10μmにした。
【0034】また電気特性はR(シート抵抗値)、TC
R(抵抗温度係数、HTCR:+25〜+125℃、C
TCR:−55〜+25℃、ppm/℃)、電流ノイズ
(dB)について測定を行った。
R(抵抗温度係数、HTCR:+25〜+125℃、C
TCR:−55〜+25℃、ppm/℃)、電流ノイズ
(dB)について測定を行った。
【0035】表2にそれぞれの抵抗体の抵抗特性と焙焼
中のパイロクロア型導電粒子の安定性をXRDによって
解析した結果を記す。
中のパイロクロア型導電粒子の安定性をXRDによって
解析した結果を記す。
【0036】電極はAg−Pdペースト(住友金属鉱山
製C−4311)を使用し、抵抗体の評価パターンは
1.0×1.0mmで行った。
製C−4311)を使用し、抵抗体の評価パターンは
1.0×1.0mmで行った。
【0037】また850℃で2時間焙焼した粉末をX線
回折法(XRD)で評価すると、ガラス組成の不適切な
ものは複合酸化物としてのパイロクロア型導電粒子がガ
ラス流動によって、一部分解作用を受けてRuO2 に変
質していることが確認される。変質を受けているもの
は、電流ノイズ特性が極めて不安定で測定ができなかっ
た。またTCR特性も大きく負側へ移行して行き、TC
R修正剤で修正できない範囲まで低下してしまう。
回折法(XRD)で評価すると、ガラス組成の不適切な
ものは複合酸化物としてのパイロクロア型導電粒子がガ
ラス流動によって、一部分解作用を受けてRuO2 に変
質していることが確認される。変質を受けているもの
は、電流ノイズ特性が極めて不安定で測定ができなかっ
た。またTCR特性も大きく負側へ移行して行き、TC
R修正剤で修正できない範囲まで低下してしまう。
【0038】
【表2】
【0039】またパイロクロア型導電粒子を焼成中に安
定に保持できるガラス組成と、反対に分解を促進するガ
ラス組成で10MΩ/□、1MΩ/□、100kΩ/□
の3種類のペーストを作り、焼成温度(800℃、85
0℃、900℃の三水準で保持時間はそれぞれ9分間に
統一する)に依って抵抗値がどのように変動するか調べ
た。
定に保持できるガラス組成と、反対に分解を促進するガ
ラス組成で10MΩ/□、1MΩ/□、100kΩ/□
の3種類のペーストを作り、焼成温度(800℃、85
0℃、900℃の三水準で保持時間はそれぞれ9分間に
統一する)に依って抵抗値がどのように変動するか調べ
た。
【0040】その結果、表3に示すように、前者の方が
はるかに変動が少ないことが確認できた。特に900℃
の焼成時の抵抗値の変化にガラス組成効果による差が出
ている。焼成温度に依る抵抗値の変動が少ないほど、焼
成温度に鈍感で優れた抵抗特性の一つと言える。
はるかに変動が少ないことが確認できた。特に900℃
の焼成時の抵抗値の変化にガラス組成効果による差が出
ている。焼成温度に依る抵抗値の変動が少ないほど、焼
成温度に鈍感で優れた抵抗特性の一つと言える。
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明の実施によりパイロクロア型導電
粉末を焼成中に分解することなしに安定に保持できるガ
ラスフリットを含む厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物
が提供できその効果は大である。
粉末を焼成中に分解することなしに安定に保持できるガ
ラスフリットを含む厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物
が提供できその効果は大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量百分率でPbO 35〜65、Si
O2 25〜50、Al2 O3 1〜10、B2 O3
0.1〜5、B2 O3 +ZnO≦8、CaO0.5〜1
0、MgO 0〜10を合計で90%以上含有すること
を特徴とする厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27830893A JPH07130910A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27830893A JPH07130910A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07130910A true JPH07130910A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17595535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27830893A Pending JPH07130910A (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 厚膜用抵抗ペーストのガラス組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07130910A (ja) |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP27830893A patent/JPH07130910A/ja active Pending
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