JPH07132889A - 小型船舶用舵の構造 - Google Patents

小型船舶用舵の構造

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JPH07132889A
JPH07132889A JP28268193A JP28268193A JPH07132889A JP H07132889 A JPH07132889 A JP H07132889A JP 28268193 A JP28268193 A JP 28268193A JP 28268193 A JP28268193 A JP 28268193A JP H07132889 A JPH07132889 A JP H07132889A
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JP
Japan
Prior art keywords
rudder
shaft
rudder shaft
blade
frp
Prior art date
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Pending
Application number
JP28268193A
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English (en)
Inventor
Kinya Kitagawa
欽哉 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型船舶用舵を、軽量で取り扱いが容易で、
安価に製造することができるようにする。 【構成】 舵軸3と舵板2とがプラスチックのみで一体
に形成され、この舵板2の外表面はFRP製の外皮20
で形成され、舵軸3はFRP製の筒体で形成され、この
舵軸3の下端は舵板2内に延長されて舵板2の補強材2
1を構成し、舵軸3は、その外表面に平坦面が形成さ
れ、この平坦面に舵柄の基部5が当接することによって
舵柄からの回転力が舵軸に伝達されるように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラスチック製の小
型船舶用舵の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小型船舶用舵としては、舵板をF
RP製の成形品で構成し、これにアルミニウムなどの金
属製のパイプ材からなる舵軸を結合させたものが用いら
れている。このような構造を採用しているのは、舵板は
FRPで容易に成形できるとともに軽量であること、ま
た舵軸は強度が必要であるために金属製にせざるを得な
いためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、舵軸が
金属製であるために重量が大きくなることは避けられ
ず、このため舵の船体への取付けなどの取り扱い作業が
行ないにくく、またプラスチック製の舵板と金属製の舵
軸との結合にも手間がかかり、製造コストも高くなると
いう欠点がある。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、軽量で取り扱いが容易
であり、製造コストも安い小型船舶用舵の構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、舵軸と舵板
とがプラスチックのみで一体に形成され、この舵板の外
表面はFRP製の外皮で形成され、舵軸はFRP製の筒
体で形成されているものである。
【0006】上記舵軸の下端は舵板内に延長して舵板の
補強材を構成させることが好ましい。また上記舵軸は、
その外表面に少なくとも1個所の平坦面が形成され、こ
の平坦面に舵柄の基部が当接することによって舵柄から
の回転力が舵軸に伝達されるように構成することが好ま
しい。また舵軸と舵軸の下端の延長部とにわたって、一
方向繊維からなる補強繊維を舵軸の長さ方向に用いた補
強材を設けることが好ましい。
【0007】
【作用】上記構成では、舵全体がプラスチック製である
ために型成形も容易で舵の重量も軽く、このため船体重
量の軽量化に寄与するとともに、操舵力も小さくてす
み、また保持具などの付帯設備も小さくすることがで
き、舵構造全体のコストダウンにも寄与することができ
る。また舵軸はプラスチックの型成形で製造することに
なるために断面形状は任意に設定することができ、この
ため第2の外表面の一部に平坦面を形成することによ
り、回転防止用のキーなどを用いることなく舵柄と結合
させることができるという利点がある。さらに舵軸およ
びこれに連続する舵板の補強材として一方向繊維からな
る補強繊維を舵軸の長さ方向に用いた補強材を形成する
と、舵軸に加えられる力に対して曲げ強度が強く、金属
製の舵軸を使用することなく充分な強度を持たせること
ができる。
【0008】
【実施例】図1〜図4において、舵10は舵板2と舵軸
3とがプラスチックのみで一体に形成され、この舵板2
の外表面はFRP製の外皮20で構成されている。上記
舵軸3はFRP製の筒体で形成され、下部は太く、中間
部は上側ほど徐々に細く、上部では細径に形成されてい
る(細径部31)。そしてその横断面形状は図2および
図3に示すように、一方の両側面に平坦面38が形成さ
れ、他方の両側面は円弧状に形成されて全体としてほぼ
長方形に形成されている。そして舵軸3の下端部は外周
にステンレス鋼製の円筒形のスリーブ4が外嵌されると
ともに、このスリーブ4との間にはペースト充填層3
0,32が形成されている。この舵軸3は、後述のよう
に幅方向中心面9を境界として舵板2とともに2分割部
材としてそれぞれ型成形され、これらが境界面9で互い
に貼り合わされることにより一体化されている。
【0009】上記舵軸2の高さ方向の中間部には、後述
の舵柄の基部5が取付けられ、この舵柄の基部5は一対
の部材からなり、この部材が舵軸3の両側の平坦面38
を挾み付けることにより一体に回転するように固定され
ている。また舵軸上部の細径部31では図4に示すよう
に、円周方向の一定範囲が小径に形成され、その部分に
ペースト充填層32が設けられることにより全体が円筒
形になるように形成されている。このペースト充填層3
2には、マットおよびロービングなどからなる強化繊維
を内包させて舵軸3の曲げ強度およびねじり強度を向上
させるようにしている。
【0010】図5は舵軸3の下端部およびそれに連続す
る舵板2の一方の側の壁の断面を示し、舵軸3の下端は
舵板2内に延長されて舵板2の補強材を構成している。
すなわち、舵軸3を構成する部材が下方に延長されてそ
の延長部で舵板の外皮20が構成され、両者の境界線3
3を挾む領域には両者の内面に外側から補強材(補強
層)21,22,23が積層され、かつ外側から順次上
下方向の長さが短くなるように形成され、これによって
層の厚さが急激に変化しないようにして応力の集中を緩
和するようにしている。舵軸3および外皮20の構成
は、例えば外皮20および舵軸3は、外側(型面)から
クロスを3プライ、ダブルバイアスを1プライ、ユニデ
ィレクション(1方向繊維)を3プライ、ダプルバイア
スを2プライからなるFRPの積層体で形成されてい
る。また補強材21はユニディレクション6プライ、補
強材22はユニディレクション9プライ、補強材23は
ユニディレクション12プライからなる補強繊維を使用
したFRPで構成すればよい。とくに、舵軸およびこれ
に連続する舵板の補強材としてユニディレクションの補
強繊維を使用すると、舵軸に加えられる力に対して曲げ
強度が強く、金属製の舵軸を使用することなく充分な強
度を持たせることができ、このためプラスチック製であ
りながら比較的板厚を薄くすることができて舵の軽量化
に有効である。
【0011】上記舵板2は、図6および図7に示すよう
に構成されている。すなわち、舵板2の外形を形成する
外皮20の内部に、舵軸3からの延長部である補強材2
1,22,23が配置され、補強材21は外皮20の両
側部内面に沿って下方に延びるとともに、前後方向には
斜め下向きに延びる傾斜部210が形成されている。ま
た補強材22は、舵軸3と同様の形状で舵板上部が形成
されるとともに、それより下部は平坦形状で外皮20の
内面に沿って舵板2の下部付近まで延びている。さらに
補強材23は舵板2の上部にのみ配置され、舵軸3内で
はスリーブ4よりわずかに上部まで延びている。舵板2
の内部の外皮費20と補強材21との間の前部および後
部の空間には発泡材からなる芯材25が充填され、また
それらの間の空間29は何も充填されていない。但し、
この空間29にも発泡材を充填してもよい。
【0012】なお、舵軸3と舵板2との境界線33の部
分を最も厚く形成したのは、この部分が強度的に最も過
酷な状態になるからである。また傾斜部210を形成し
たのは、舵軸3と舵板2との接続部で急激に断面係数が
変化することになるために、この部分の応力の集中を緩
和するためであり、力を受ける傾斜部210によって舵
軸3からの力を徐々に舵板2の下方へ伝達するようにし
ている。
【0013】上記のような構造の舵軸3と舵板2とは一
体に形成されているが、これを製造するには幅方向中心
面9を境界として2分割部材としてそれぞれ型成形し、
したがって図1〜図7に示す形状の分割(半割れ)部材
を製造し、これらを境界面9で互いに貼り合わせること
により全体としてプラスチック製の一体成形品の舵とす
る。舵板2の上壁は舵軸3の延長部によって一体に形成
してもよく、あるいは両者は別に形成して互いに接着し
てもよい。この接着において、舵板2では発泡材からな
る芯材25が広い接着面を形成して強固な接着を可能と
しており、また舵軸3では境界線9で接合された個所の
外側を両分割部材にわたってペースト充填層32で接合
することにより強固な結合を行なっている。また外皮2
0の型成形においては、外面が型面となるように成形す
ることになり、このため舵板2の外表面は平滑な型面と
なり、したがって水による推進抵抗を小さくすることが
できる。さらに舵軸3は型成形で製造するために断面形
状は任意に設定することができ、このため図3に示すよ
うな平坦面38を形成することにより、回転防止用のキ
ーなどを用いることなく舵柄と結合させることができ
る。
【0014】図8は舵板2の別の例を示し、2分割部材
のそれぞれの外皮20の内面には、横断面半円形状の発
泡材からなる芯材24をFRP製の外皮26で覆うとと
もにその両側を外皮20の内面に接着した補強材を、そ
れぞれ舵の上下方向に延在させて形成している。この補
強材は舵の上側ほど断面積が大きくなるようにすること
が好ましい。
【0015】図9はさらに別の例を示し、2分割部材の
一方の外皮20の内面には、横断面台形の発泡材からな
る芯材25をFRP製の外皮27で覆った形状の補強材
を、舵の上下方向に延在させて形成し、その頂部を他方
の外皮20の内面に接着剤28により接着させている。
この台形形状は、例えば高さhを幅bの1.5倍程度に
すればよい。
【0016】図10および図11は、上記のような舵1
0を船体100に適用した例を示し、船尾船底板11に
は上方に突出する筒部12が形成されるとともに、この
筒部12の先端部に延長部13が取付けられ、筒部12
の内部にはベアリング14が取付けられている。そして
この部分に下側から舵10の舵軸3が貫通されて舵軸下
端部に予め取付けられた図2に示すスリーブ4をベアリ
ング14に当接させる。また船体100のデッキ15を
舵軸3の上端部が貫通し、その上端部で保持具16によ
って舵10の荷重が支持されるとともに舵軸3が回転可
能な状態に保持されている。
【0017】なお、延長部13は筒部12の下部から浸
入する水が船内に浸入するのを防止するためであり、ま
た舵軸下端部にスリーブ4を取付けたのは、舵軸3の回
転による摺動で摩耗が生じることなく小さな抵抗で回転
が行なわれるようにするためである。
【0018】また上記保持具16の部分の直下では、舵
軸3に対して図3に示すように舵柄基部5が舵軸3と一
体に回転するように取付けられ、舵柄50の先端部には
連設棒6が連結され、この連設棒6は船首方向に延びて
その先端部にはデッキ15に回転可能に取付けられた軸
7と一体のアーム70に連結されている。そしてこの軸
7に対して船の操縦者が操作する操作杆8が取付けられ
ている。
【0019】上記構成においては、舵10の全体がプラ
スチック製であるために型成形も容易で舵の重量も軽
く、このため船体重量の軽量化に寄与するとともに、操
舵力も小さくてすみ、保持具16などの付帯設備も小さ
くすることができ、舵構造全体のコストダウンにも寄与
することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
舵全体がプラスチック製であるために型成形も容易で舵
の重量も軽く、このため船体重量の軽量化に寄与すると
ともに、操舵力も小さくてすみ、また保持具などの付帯
設備も小さくすることができ、舵構造全体のコストダウ
ンにも寄与することができる。また舵軸はプラスチック
の型成形で製造することになるために断面形状は任意に
設定することができ、このため第2の外表面の一部に平
坦面を形成することにより、回転防止用のキーなどを用
いることなく舵柄と結合させることができるという利点
がある。さらに舵軸およびこれに連続する舵板の補強材
として一方向繊維からなる補強繊維を舵軸の長さ方向に
用いた補強材を形成すると、舵軸に加えられる力に対し
て曲げ強度が強く、金属製の舵軸を使用することなく充
分な強度を持たせることができ、このためプラスチック
製でありながら比較的板厚を薄くすることができて舵の
軽量化に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す舵の縦断面側面図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】図1のE−E線断面図である。
【図7】図1のF−F線断面図である。
【図8】この発明の別の実施例を示す図7相当図であ
る。
【図9】この発明のさらに別の実施例を示す図7相当図
である。
【図10】この発明を船体へ適用した例を示す断面側面
図である。
【図11】図10の平面図である。
【符号の説明】
2 舵板 3 舵軸 4 スリーブ 5 舵柄基部 10 舵 11 船底板 12 舵軸用の筒部 20 舵の外皮 21,22,23 補強材 25 発泡材からなる芯材 30,31 ペースト充填層 50 舵柄

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵軸と舵板とがプラスチックのみで一体
    に形成され、この舵板の外表面はFRP製の外皮で形成
    され、舵軸はFRP製の筒体で形成されていることを特
    徴とする小型船舶用舵の構造。
  2. 【請求項2】 上記舵軸の下端は舵板内に延長されて舵
    板の補強材を構成していることを特徴とする請求項1記
    載の小型船舶用舵の構造。
  3. 【請求項3】 上記舵軸は、その外表面に少なくとも1
    個所の平坦面が形成され、この平坦面に舵柄の基部が当
    接することによって舵柄からの回転力が舵軸に伝達され
    るように構成されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の小型船舶用舵の構造。
  4. 【請求項4】 舵軸と舵軸の下端の延長部とにわたっ
    て、一方向繊維からなる補強繊維を舵軸の長さ方向に用
    いた補強材を設けたことを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の小型船舶用舵の構造。
JP28268193A 1993-11-11 1993-11-11 小型船舶用舵の構造 Pending JPH07132889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230027488A1 (en) * 2019-12-23 2023-01-26 Michigan Wheel Marine wake adapted rudder assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230027488A1 (en) * 2019-12-23 2023-01-26 Michigan Wheel Marine wake adapted rudder assembly
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