JPH07133031A - 紙搬送機構 - Google Patents
紙搬送機構Info
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- JPH07133031A JPH07133031A JP28116993A JP28116993A JPH07133031A JP H07133031 A JPH07133031 A JP H07133031A JP 28116993 A JP28116993 A JP 28116993A JP 28116993 A JP28116993 A JP 28116993A JP H07133031 A JPH07133031 A JP H07133031A
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- Japan
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- electrode
- stator
- paper
- mover
- electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙の固定操作が容易で、小型化が可能な紙搬
送機構を得ることを目的とする。 【構成】 絶縁性支持体1に電極5〜10を所定間隔に
配設した固定子2と、絶縁性支持体1に電極11〜16
を所定間隔に配設し固定子2に対して相対的に移動可能
な移動子3とを備え、移動子3は、その電極11〜16
と固定子2の電極5〜10との間の誘導電荷により固定
子2に対し相対移動すると共にこの移動子3の電極11
〜16に発生する電荷により紙4を該移動子3に静電吸
着させる構成とする。
送機構を得ることを目的とする。 【構成】 絶縁性支持体1に電極5〜10を所定間隔に
配設した固定子2と、絶縁性支持体1に電極11〜16
を所定間隔に配設し固定子2に対して相対的に移動可能
な移動子3とを備え、移動子3は、その電極11〜16
と固定子2の電極5〜10との間の誘導電荷により固定
子2に対し相対移動すると共にこの移動子3の電極11
〜16に発生する電荷により紙4を該移動子3に静電吸
着させる構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電力を利用して紙
を吸着し、搬送する紙搬送機構に関するものである。
を吸着し、搬送する紙搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は例えば特開平3−152034
号公報に示された従来の紙搬送機構を示す部分断面図、
図19は図18を含む主要構成図である。図において、
30は無端状の基体ベルトで、半導電性高分子物質31
とメッシュ材32とから構成される。メッシュ材32は
半導電性高分子物質31中に埋設され、このメッシュ材
32を挟んで、一方に上部半導電性高分子物質層33
が、他方に下部半導電性高分子物質層34が形成され、
網目内で一体的に結合している。
号公報に示された従来の紙搬送機構を示す部分断面図、
図19は図18を含む主要構成図である。図において、
30は無端状の基体ベルトで、半導電性高分子物質31
とメッシュ材32とから構成される。メッシュ材32は
半導電性高分子物質31中に埋設され、このメッシュ材
32を挟んで、一方に上部半導電性高分子物質層33
が、他方に下部半導電性高分子物質層34が形成され、
網目内で一体的に結合している。
【0003】35、36はパターン電極で、基体ベルト
30の裏面、即ち下部半導電性高分子物質層34の表面
に櫛の歯状に互いに対向するよう形成されている。37
はトレイで、給紙すべき用紙4が載置されている。38
は従動ロール、39は基体ベルト30を駆動する駆動ロ
ール、40は駆動ロールの駆動電源である。
30の裏面、即ち下部半導電性高分子物質層34の表面
に櫛の歯状に互いに対向するよう形成されている。37
はトレイで、給紙すべき用紙4が載置されている。38
は従動ロール、39は基体ベルト30を駆動する駆動ロ
ール、40は駆動ロールの駆動電源である。
【0004】次に動作について説明する。パターン電極
35に高圧の電圧を印加し、パターン電極36に低圧の
電圧を印加すると、電流がパターン電極35からパター
ン電極36に向かって流れ始め、メッシュ材34の網目
を通じて、基体ベルト30の表面にも電流が流れ込む。
その際、搬送メカによって基体ベルト30表面上に搬送
された紙4が基体ベルト表面上の半導電性高分子物質3
1に接触すると、電流が用紙4にも流れ始め、パターン
電極35から、半導電性高分子物質層34及び33を経
て用紙4を通り、再び半導電性高分子物質層33及び3
4を経てパターン電極36へと至る回路が形成され、用
紙4が基体ベルト30上に静電吸着される。そして、基
体ベルト30を駆動ロール39で回転駆動し、静電吸着
された用紙4を搬送する。
35に高圧の電圧を印加し、パターン電極36に低圧の
電圧を印加すると、電流がパターン電極35からパター
ン電極36に向かって流れ始め、メッシュ材34の網目
を通じて、基体ベルト30の表面にも電流が流れ込む。
その際、搬送メカによって基体ベルト30表面上に搬送
された紙4が基体ベルト表面上の半導電性高分子物質3
1に接触すると、電流が用紙4にも流れ始め、パターン
電極35から、半導電性高分子物質層34及び33を経
て用紙4を通り、再び半導電性高分子物質層33及び3
4を経てパターン電極36へと至る回路が形成され、用
紙4が基体ベルト30上に静電吸着される。そして、基
体ベルト30を駆動ロール39で回転駆動し、静電吸着
された用紙4を搬送する。
【0005】また、図20は例えば特開平2−2859
78号公報に示された従来の紙搬送機構を示す部分断面
図であり、図において2は絶縁体内に複数の帯状電極
(図示せず)を具備した固定子、3は固定子2上に載置
され絶縁体層及び抵抗体層からなる移動子で、固定子2
に対し相対的に移動可能に構成されている。41は紙4
を挟み込むキャリアシートである。
78号公報に示された従来の紙搬送機構を示す部分断面
図であり、図において2は絶縁体内に複数の帯状電極
(図示せず)を具備した固定子、3は固定子2上に載置
され絶縁体層及び抵抗体層からなる移動子で、固定子2
に対し相対的に移動可能に構成されている。41は紙4
を挟み込むキャリアシートである。
【0006】次に動作について説明する。固定子2の帯
状電極に電圧が印加されると、移動子3の絶縁体層と抵
抗体層との境界に電荷が誘導され、帯状電極に印加する
電圧や極性を適宜切替えることにより、移動子3はキャ
リアシート及びキャリアシート41内に挟み込まれた紙
4と共に固定子2に対して相対的に移動する。
状電極に電圧が印加されると、移動子3の絶縁体層と抵
抗体層との境界に電荷が誘導され、帯状電極に印加する
電圧や極性を適宜切替えることにより、移動子3はキャ
リアシート及びキャリアシート41内に挟み込まれた紙
4と共に固定子2に対して相対的に移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の紙搬送機構は以
上のように構成されているので、特開平3−15203
4号公報のものの場合、ベルトやそのベルトを駆動する
搬送機構が必要で、装置全体が大型となり、小型化を図
るにも限界があるという問題点があった。また、特開平
2−285978号公報のものの場合、紙を固定するた
めに毎回キャリアシートに紙を挟み込む必要があり、操
作が煩雑となり使い勝手が悪いという問題点があった。
上のように構成されているので、特開平3−15203
4号公報のものの場合、ベルトやそのベルトを駆動する
搬送機構が必要で、装置全体が大型となり、小型化を図
るにも限界があるという問題点があった。また、特開平
2−285978号公報のものの場合、紙を固定するた
めに毎回キャリアシートに紙を挟み込む必要があり、操
作が煩雑となり使い勝手が悪いという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、紙の固定操作が容易で、小型化
が可能な紙搬送機構を得ることを目的とする。
ためになされたもので、紙の固定操作が容易で、小型化
が可能な紙搬送機構を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る紙搬送機
構は、絶縁性支持体に電極を所定間隔に配設した固定子
と、絶縁性支持体に電極を所定間隔に配設し固定子に対
して相対的に移動可能な移動子とを備え、この移動子が
該移動子の電極と固定子の電極との間の誘導電荷により
固定子に対し相対移動すると共にこの移動子の電極に発
生する電荷により紙を該移動子に静電吸着させる構成と
したものである。
構は、絶縁性支持体に電極を所定間隔に配設した固定子
と、絶縁性支持体に電極を所定間隔に配設し固定子に対
して相対的に移動可能な移動子とを備え、この移動子が
該移動子の電極と固定子の電極との間の誘導電荷により
固定子に対し相対移動すると共にこの移動子の電極に発
生する電荷により紙を該移動子に静電吸着させる構成と
したものである。
【0010】また、絶縁性支持体に電極を所定間隔に配
設した固定子と、絶縁性支持体に第1の電極を所定間隔
で配設すると共にこの第1の電極より固定子側に第2の
電極を所定間隔で配設し前記固定子に対して相対的に移
動可能な移動子とを備え、この移動子が第2の電極と固
定子の電極との間の誘導電荷により固定子に対し相対移
動すると共に第1の電極に発生する電荷により紙を該移
動子に静電吸着させる構成としたものである。
設した固定子と、絶縁性支持体に第1の電極を所定間隔
で配設すると共にこの第1の電極より固定子側に第2の
電極を所定間隔で配設し前記固定子に対して相対的に移
動可能な移動子とを備え、この移動子が第2の電極と固
定子の電極との間の誘導電荷により固定子に対し相対移
動すると共に第1の電極に発生する電荷により紙を該移
動子に静電吸着させる構成としたものである。
【0011】また、移動子の第2の電極に代えて、該移
動子の固定子側に1012〜1015Ω/□の高抵抗層を設
けたものである。
動子の固定子側に1012〜1015Ω/□の高抵抗層を設
けたものである。
【0012】また、移動子を複数から構成し、これら各
移動子が紙搬送方向に対して正逆方向に異なって交互に
固定子と相対的に移動すると共に各移動子が正方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加し紙を静電吸着
し、逆方向に移動する場合には該第1の電極に電圧を印
加せず紙を静電吸着しない構成としたものである。
移動子が紙搬送方向に対して正逆方向に異なって交互に
固定子と相対的に移動すると共に各移動子が正方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加し紙を静電吸着
し、逆方向に移動する場合には該第1の電極に電圧を印
加せず紙を静電吸着しない構成としたものである。
【0013】また、移動子の電極又は第1若しくは第2
の電極又は第1の電極若しくは高抵抗層を、固定子との
相対移動方向面において両端部にのみ設けたものであ
る。
の電極又は第1の電極若しくは高抵抗層を、固定子との
相対移動方向面において両端部にのみ設けたものであ
る。
【0014】また、固定子及び移動子を透明体としたも
のである。
のである。
【0015】
【作用】この発明における紙搬送機構は、移動子の電極
と固定子の電極との間で誘導電荷を発生させることによ
り移動子が固定子に対して相対移動すると共にこの移動
子の電極に印加された電圧により移動子表面に静電力が
発生し、紙を移動子に静電吸着させる。
と固定子の電極との間で誘導電荷を発生させることによ
り移動子が固定子に対して相対移動すると共にこの移動
子の電極に印加された電圧により移動子表面に静電力が
発生し、紙を移動子に静電吸着させる。
【0016】また、移動子の第1の電極に電圧を印加す
ることにより移動子表面に静電力が発生し、紙を移動子
に静電吸着させると共に第2の電極と固定子の電極との
間で誘導電荷を発生させることにより移動子が固定子に
対して相対移動する。
ることにより移動子表面に静電力が発生し、紙を移動子
に静電吸着させると共に第2の電極と固定子の電極との
間で誘導電荷を発生させることにより移動子が固定子に
対して相対移動する。
【0017】また、第2の電極に代えて移動子の固定子
側に設けられた高抵抗層により電圧が印加された固定子
の電極との間で誘導電荷が発生し移動子が固定子に対し
て相対移動する。
側に設けられた高抵抗層により電圧が印加された固定子
の電極との間で誘導電荷が発生し移動子が固定子に対し
て相対移動する。
【0018】また、複数から構成される移動子が、紙搬
送方向の正逆方向にそれぞれ多様に移動し、正方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加し、逆方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加しないことによ
り紙は正方向に移動する移動子に次々と静電吸着され、
正方向へと移動する。
送方向の正逆方向にそれぞれ多様に移動し、正方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加し、逆方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加しないことによ
り紙は正方向に移動する移動子に次々と静電吸着され、
正方向へと移動する。
【0019】また、移動子の両端部に設けられた電極又
は高抵抗層により紙は移動子に静電吸着されると共に移
動子と固定子との間の誘導電荷により移動子は固定子に
対して相対移動する。
は高抵抗層により紙は移動子に静電吸着されると共に移
動子と固定子との間の誘導電荷により移動子は固定子に
対して相対移動する。
【0020】また、透明体の固定子及び移動子により移
動子に静電吸着された紙上の情報をこれら固定子及び移
動子を通して読取り可能にする。
動子に静電吸着された紙上の情報をこれら固定子及び移
動子を通して読取り可能にする。
【0021】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。図1及び図2は、この発明の紙搬送機構を示す要
部概念図で、図において1は絶縁支持体、2は固定子、
3は固定子2上を相対的に移動可能な移動子、4は搬送
すべき紙、5〜16は帯状電極、17〜19は固定子電
極電線、20〜22は移動子電極電線である。以下に、
これら構成要素の詳細について説明する。
する。図1及び図2は、この発明の紙搬送機構を示す要
部概念図で、図において1は絶縁支持体、2は固定子、
3は固定子2上を相対的に移動可能な移動子、4は搬送
すべき紙、5〜16は帯状電極、17〜19は固定子電
極電線、20〜22は移動子電極電線である。以下に、
これら構成要素の詳細について説明する。
【0022】固定子2は絶縁支持体1に帯状電極5〜1
0を所定間隔で並べて構成され、移動子3は絶縁支持体
1に帯状電極11〜16を所定間隔で並べて構成され
る。ここで、絶縁支持体1は絶縁性材料よりなるフィル
ムやシート等により構成され、絶縁材料としては特に制
限はなく、絶縁性の良好なセラミックや各種樹脂を使用
することができる。具体的な絶縁性樹脂の例としては、
エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等が挙げら
れ、好ましい絶縁性樹脂は、ポリイミド樹脂、ポリエス
テル樹脂である。
0を所定間隔で並べて構成され、移動子3は絶縁支持体
1に帯状電極11〜16を所定間隔で並べて構成され
る。ここで、絶縁支持体1は絶縁性材料よりなるフィル
ムやシート等により構成され、絶縁材料としては特に制
限はなく、絶縁性の良好なセラミックや各種樹脂を使用
することができる。具体的な絶縁性樹脂の例としては、
エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等が挙げら
れ、好ましい絶縁性樹脂は、ポリイミド樹脂、ポリエス
テル樹脂である。
【0023】絶縁支持体1に設けられる帯状電極5〜1
6は、絶縁支持体の表面に並べても絶縁支持体の内部に
埋設してもよいが、帯状電極5〜16の絶縁性を向上さ
せるためには、絶縁支持体1の表面に絶縁層を形成し、
絶縁支持体1と絶縁層との間に電極を埋設するのが好ま
しい。電極の埋設は、絶縁性の合成樹脂を塗布する方
法、絶縁性合成樹脂フィルムを積層する方法等が挙げら
れ、更にこれらの各方法を適宜組合わせて使用すること
も可能である。
6は、絶縁支持体の表面に並べても絶縁支持体の内部に
埋設してもよいが、帯状電極5〜16の絶縁性を向上さ
せるためには、絶縁支持体1の表面に絶縁層を形成し、
絶縁支持体1と絶縁層との間に電極を埋設するのが好ま
しい。電極の埋設は、絶縁性の合成樹脂を塗布する方
法、絶縁性合成樹脂フィルムを積層する方法等が挙げら
れ、更にこれらの各方法を適宜組合わせて使用すること
も可能である。
【0024】帯状電極5〜10及び11〜16の間隔は
それぞれ所定間隔を保持していればよく、特に限定され
るものではないが、通常0.1〜2.0mmであり、静
電アクチュエータの発生力、駆動電圧等の駆動性能を向
上させるためには、電極間隔の微細化が望ましい。ま
た、本実施例では、電極5〜16に通常的な帯状電極が
採用されているが、ドット型電極であってもよい。ま
た、固定子2側の電極5〜10は基本的には図示したよ
うに3相構造であるが、特にこれに限るものではなく、
n相(ただし、nは正数)構造であってもよい。
それぞれ所定間隔を保持していればよく、特に限定され
るものではないが、通常0.1〜2.0mmであり、静
電アクチュエータの発生力、駆動電圧等の駆動性能を向
上させるためには、電極間隔の微細化が望ましい。ま
た、本実施例では、電極5〜16に通常的な帯状電極が
採用されているが、ドット型電極であってもよい。ま
た、固定子2側の電極5〜10は基本的には図示したよ
うに3相構造であるが、特にこれに限るものではなく、
n相(ただし、nは正数)構造であってもよい。
【0025】また、帯状電極5〜16に印加する電圧波
形は、矩形波、サイン波等いずれも採用可能である。更
に、電極の形成方法は特に制限されないが、スクリーン
印刷法が安価で好ましい。この場合、電極材料としての
導電性インクはスクリーンメッシュに合うように適宜の
粘度に調整されて使用される。
形は、矩形波、サイン波等いずれも採用可能である。更
に、電極の形成方法は特に制限されないが、スクリーン
印刷法が安価で好ましい。この場合、電極材料としての
導電性インクはスクリーンメッシュに合うように適宜の
粘度に調整されて使用される。
【0026】上述のような固定子2及び移動子3の作成
方法を利用し、例えば、絶縁支持体1には100μmの
ポリエステルフィルムを利用し、帯状電極5〜16に
は、銀の導電性粒子をスクリーン印刷し、電極ピッチが
400μm(デュディー50%)となるよう形成し、3
相構造である帯状電極5〜16は、プリント基板等で用
いられる公知の製造技術であるスルーホール加工によっ
て作成し、帯状電極表面には、絶縁耐圧向上のため、絶
縁強度の高い樹脂をオーバーコートする。
方法を利用し、例えば、絶縁支持体1には100μmの
ポリエステルフィルムを利用し、帯状電極5〜16に
は、銀の導電性粒子をスクリーン印刷し、電極ピッチが
400μm(デュディー50%)となるよう形成し、3
相構造である帯状電極5〜16は、プリント基板等で用
いられる公知の製造技術であるスルーホール加工によっ
て作成し、帯状電極表面には、絶縁耐圧向上のため、絶
縁強度の高い樹脂をオーバーコートする。
【0027】次に動作について説明する。用紙4を移動
子3の上に置き、例えば移動子3の電極13、16には
電圧を印加せず、電極12、15に+の電位を持つ電圧
を印加し、電極11、14には−の電位を持つ電圧を印
加すると、用紙4を通じて電極12から11、電極15
から14へ向かって電流が流れ込もうとする。この結
果、通常導電性のある用紙4に誘導電荷が発生し、用紙
4は移動子3に静電吸着する。
子3の上に置き、例えば移動子3の電極13、16には
電圧を印加せず、電極12、15に+の電位を持つ電圧
を印加し、電極11、14には−の電位を持つ電圧を印
加すると、用紙4を通じて電極12から11、電極15
から14へ向かって電流が流れ込もうとする。この結
果、通常導電性のある用紙4に誘導電荷が発生し、用紙
4は移動子3に静電吸着する。
【0028】用紙4が移動子3に静電吸着された後、固
定子2の電極5に+、電極6に−、電極7に+のように
電極左から+−++−+・・・の順序で電圧を印加する
と、図3に示すように固定子2と移動子3との同符号電
荷同士が対向するため、これらが反発し、また異符号電
極同士の引力の作用により、図4に示すように移動子3
が用紙4を静電吸着させたまま、固定子2上を右方向に
1ピッチ移動する。
定子2の電極5に+、電極6に−、電極7に+のように
電極左から+−++−+・・・の順序で電圧を印加する
と、図3に示すように固定子2と移動子3との同符号電
荷同士が対向するため、これらが反発し、また異符号電
極同士の引力の作用により、図4に示すように移動子3
が用紙4を静電吸着させたまま、固定子2上を右方向に
1ピッチ移動する。
【0029】以後、固定子2に印加する電圧を+−++
−+・・・、++−++−・・・、−++−++・・・
の順に切替えることで、移動子3及びこれに静電吸着さ
れた用紙4は所定の搬送方向へ移動する。その際、固定
子2、移動子3に印加する電圧は、例えば±600Vを
使用すればよい。以上のように、移動子3に用紙4を静
電吸着させ、静電フィルムに供給する電圧を制御すれ
ば、ベルト及び機構メカを使うことなく紙を搬送するこ
とが可能となる。
−+・・・、++−++−・・・、−++−++・・・
の順に切替えることで、移動子3及びこれに静電吸着さ
れた用紙4は所定の搬送方向へ移動する。その際、固定
子2、移動子3に印加する電圧は、例えば±600Vを
使用すればよい。以上のように、移動子3に用紙4を静
電吸着させ、静電フィルムに供給する電圧を制御すれ
ば、ベルト及び機構メカを使うことなく紙を搬送するこ
とが可能となる。
【0030】実施例2.図5は、上記のような構成の紙
搬送機構を用いて、画像読取装置を構成した場合の要部
概念図であり、例えばFAXやコピー機等、用紙上の情
報を読取る機能を有する機器において使用されるもので
ある。従って、図示されない構成要素については、従来
公知のFAXやコピー機と同様であり、その説明を省略
する。図中23は画像情報を読取るイメージセンサで、
移動子3の上面(即ち移動子3の用紙4との接触面)に
焦点が定められている。
搬送機構を用いて、画像読取装置を構成した場合の要部
概念図であり、例えばFAXやコピー機等、用紙上の情
報を読取る機能を有する機器において使用されるもので
ある。従って、図示されない構成要素については、従来
公知のFAXやコピー機と同様であり、その説明を省略
する。図中23は画像情報を読取るイメージセンサで、
移動子3の上面(即ち移動子3の用紙4との接触面)に
焦点が定められている。
【0031】固定子2、移動子3、用紙4等は上述の実
施例1と同様のものであるが、固定子2の電極5〜10
及び移動子3の電極11〜16は、例えば酸化インジウ
ム一酸化錫(略称ITO)等の無色透明な電極材料より
なり、例えばポリエチレンテレフタレート(略称PE
T)等の無色透明な絶縁材料からなるフィルム上にIT
O層を積層したフィルムを、エッチング処理して、固定
子2及び移動子3に透明電極を形成している。そして、
固定子2の下面(即ち固定子2のイメージセンサ23側
の面)から移動子3の上面までの厚み(距離)は、略一
定であり、イメージセンサ23はこれら固定子2及び移
動子3を挟んで用紙4と対向する位置に配置されてい
る。
施例1と同様のものであるが、固定子2の電極5〜10
及び移動子3の電極11〜16は、例えば酸化インジウ
ム一酸化錫(略称ITO)等の無色透明な電極材料より
なり、例えばポリエチレンテレフタレート(略称PE
T)等の無色透明な絶縁材料からなるフィルム上にIT
O層を積層したフィルムを、エッチング処理して、固定
子2及び移動子3に透明電極を形成している。そして、
固定子2の下面(即ち固定子2のイメージセンサ23側
の面)から移動子3の上面までの厚み(距離)は、略一
定であり、イメージセンサ23はこれら固定子2及び移
動子3を挟んで用紙4と対向する位置に配置されてい
る。
【0032】次に動作について説明する。実施例1と同
様な動作にて用紙4が移動子3の表面に静電吸着され
る。用紙4は静電力により移動子3に略密着した状態と
なる。移動子3は固定子2上を実施例1と同様な動作に
より移動し、イメージセンサ23に対しても相対的に移
動する。その際、イメージセンサ23は無色透明な固定
子2及び移動子3を通して、用紙4の移動子2側の紙面
上の情報を読取る。イメージセンサ23により読取られ
た画像情報のその後の処理フローは従来の画像読取装置
と同様であり、FAXやコピー機等における処理も従来
と同様である。
様な動作にて用紙4が移動子3の表面に静電吸着され
る。用紙4は静電力により移動子3に略密着した状態と
なる。移動子3は固定子2上を実施例1と同様な動作に
より移動し、イメージセンサ23に対しても相対的に移
動する。その際、イメージセンサ23は無色透明な固定
子2及び移動子3を通して、用紙4の移動子2側の紙面
上の情報を読取る。イメージセンサ23により読取られ
た画像情報のその後の処理フローは従来の画像読取装置
と同様であり、FAXやコピー機等における処理も従来
と同様である。
【0033】このような構成とすることにより、用紙4
は移動子3に静電吸着されているので、用紙4が浮くこ
とがない。従って、小型化はできるものの焦点深度が浅
い完全密着型のイメージセンサを用いた画像読取装置の
ような場合、従来、用紙が少し浮いただけで焦点がぼ
け、画質が大幅に劣化するという問題点があったが、本
発明の構成を用いればそのような問題が解消される。即
ち、本発明の紙搬送機構を採用した画像読取装置によれ
ば、ベルトや機構メカを使用することなく紙搬送が可能
となり、装置全体が小型化できると共に、静電力を利用
しているので、用紙の浮きがなくなり、焦点深度が浅い
完全密着型のイメージセンサを用いた場合でも画質が劣
化することはなく、さらなる小型化が図れる。
は移動子3に静電吸着されているので、用紙4が浮くこ
とがない。従って、小型化はできるものの焦点深度が浅
い完全密着型のイメージセンサを用いた画像読取装置の
ような場合、従来、用紙が少し浮いただけで焦点がぼ
け、画質が大幅に劣化するという問題点があったが、本
発明の構成を用いればそのような問題が解消される。即
ち、本発明の紙搬送機構を採用した画像読取装置によれ
ば、ベルトや機構メカを使用することなく紙搬送が可能
となり、装置全体が小型化できると共に、静電力を利用
しているので、用紙の浮きがなくなり、焦点深度が浅い
完全密着型のイメージセンサを用いた場合でも画質が劣
化することはなく、さらなる小型化が図れる。
【0034】実施例3.図6はこの発明における紙搬送
機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、11aは移動子3に用紙4
を静電吸着させる静電力を発生させる第1の電極、11
bは固定子2の電極5′との間で誘導電荷を発生させる
第2の電極である。
機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、11aは移動子3に用紙4
を静電吸着させる静電力を発生させる第1の電極、11
bは固定子2の電極5′との間で誘導電荷を発生させる
第2の電極である。
【0035】次に動作について説明する。用紙4を移動
子3の上に置き、例えば移動子3の第1の電極11aに
+の電圧を印加し、隣接する第1の電極に−の電圧を印
加すると、用紙4を通じて第1の電極11aから隣接す
る第1の電極へと電流が流れ流れ込もうとする。この結
果、通常導電性のある用紙4に誘導電荷が発生し、用紙
4は移動子3に静電吸着する。
子3の上に置き、例えば移動子3の第1の電極11aに
+の電圧を印加し、隣接する第1の電極に−の電圧を印
加すると、用紙4を通じて第1の電極11aから隣接す
る第1の電極へと電流が流れ流れ込もうとする。この結
果、通常導電性のある用紙4に誘導電荷が発生し、用紙
4は移動子3に静電吸着する。
【0036】また、用紙4が上述の動作により移動子3
に静電吸着された後、移動子3の第2の電極11bに+
の電圧を印加し、隣接する第の電極には電圧を印加せ
ず、さらに隣の第2の電極には−の電荷を印加し、一方
の固定子2の電極5′に+、隣接する第2の電極に−、
さらに隣の第2の電極7に+のように実施例1と同様に
し、さらに電圧を適宜切替えることによって、固定子2
と移動子3との同符号電荷同士の反発及び異符号電極同
士の引力の作用を利用して、用紙4を静電吸着させたま
ま、固定子2上を移動させることができる。
に静電吸着された後、移動子3の第2の電極11bに+
の電圧を印加し、隣接する第の電極には電圧を印加せ
ず、さらに隣の第2の電極には−の電荷を印加し、一方
の固定子2の電極5′に+、隣接する第2の電極に−、
さらに隣の第2の電極7に+のように実施例1と同様に
し、さらに電圧を適宜切替えることによって、固定子2
と移動子3との同符号電荷同士の反発及び異符号電極同
士の引力の作用を利用して、用紙4を静電吸着させたま
ま、固定子2上を移動させることができる。
【0037】このように、移動子3に用紙4を静電吸着
させるための第1の電極と、移動子3を移動させるため
の第2の電極とを別々に設けることにより、それぞれが
独自に制御可能となり、実施例1の場合に比し、用紙4
を静電吸着させる静電力をより大きくすることが可能に
なる。尚、本実施例では電圧の切替えを固定子2側の電
極でなく、移動子3側の第2の電極で行うことも可能で
ある。また、実施例2の画像読取装置に適用することも
可能である。
させるための第1の電極と、移動子3を移動させるため
の第2の電極とを別々に設けることにより、それぞれが
独自に制御可能となり、実施例1の場合に比し、用紙4
を静電吸着させる静電力をより大きくすることが可能に
なる。尚、本実施例では電圧の切替えを固定子2側の電
極でなく、移動子3側の第2の電極で行うことも可能で
ある。また、実施例2の画像読取装置に適用することも
可能である。
【0038】実施例4.図7は、この発明における紙搬
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、2a、2bは固定子であ
り、その構造は実施例1と同様のものである。3a、3
bはそれぞれ固定子2a、2bに対して相対的に移動可
能な移動子であり、その構造は実施例2と同様のもので
ある。17〜19は固定子2aの固定子電極電線、25
〜27は固定子2bの固定子電極電線である。
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、2a、2bは固定子であ
り、その構造は実施例1と同様のものである。3a、3
bはそれぞれ固定子2a、2bに対して相対的に移動可
能な移動子であり、その構造は実施例2と同様のもので
ある。17〜19は固定子2aの固定子電極電線、25
〜27は固定子2bの固定子電極電線である。
【0039】上記のように構成された紙搬送機構の動作
を、図8、9の順序に従って説明する。図8において、
固定子2a、2bの電線(17、18、19)、(2
5、26、27)に各々(−、+、−)、(+、−、
+)の電圧を印加する。そして、移動子3a、3bの
(第1の電極11a/第2の電極11b)に(+、−、
0/0、+、−)、(0、0、0/+、−、0)の電圧
を印加すれば、移動子3aは左方向へ、移動子3bは右
方向へ移動する。その際、用紙4は移動子3aとは静電
吸着しているが、移動子3bとは静電吸着していないの
で、結果として図8に示すように、用紙4は左方向に移
動する。
を、図8、9の順序に従って説明する。図8において、
固定子2a、2bの電線(17、18、19)、(2
5、26、27)に各々(−、+、−)、(+、−、
+)の電圧を印加する。そして、移動子3a、3bの
(第1の電極11a/第2の電極11b)に(+、−、
0/0、+、−)、(0、0、0/+、−、0)の電圧
を印加すれば、移動子3aは左方向へ、移動子3bは右
方向へ移動する。その際、用紙4は移動子3aとは静電
吸着しているが、移動子3bとは静電吸着していないの
で、結果として図8に示すように、用紙4は左方向に移
動する。
【0040】上記のような動作により、用紙4が図9に
示すように左方向へ電極にして所定ピッチ分移動した
後、固定子2a、2bの電線(17、18、19)、
(25、26、27)には(+、−、+)、(−、+、
−)の電圧を印加し、移動子3a、3bの(第1の電極
11a/第2の電極11b)には(0、0、0/+、
−、0)、(+、−、0/0、+、−)の電圧を印加す
ると、今度は移動子3aは右方向へ、移動子3bは左方
向へ移動する。その際、用紙4と移動子3aとの静電吸
着は解除され、用紙4と移動子3bとが静電吸着される
ので、結果として用紙4は左方向に移動する。
示すように左方向へ電極にして所定ピッチ分移動した
後、固定子2a、2bの電線(17、18、19)、
(25、26、27)には(+、−、+)、(−、+、
−)の電圧を印加し、移動子3a、3bの(第1の電極
11a/第2の電極11b)には(0、0、0/+、
−、0)、(+、−、0/0、+、−)の電圧を印加す
ると、今度は移動子3aは右方向へ、移動子3bは左方
向へ移動する。その際、用紙4と移動子3aとの静電吸
着は解除され、用紙4と移動子3bとが静電吸着される
ので、結果として用紙4は左方向に移動する。
【0041】このような動作を繰り返し、用紙4を静電
吸着する移動子3を適宜切替えて、移動子を紙の搬送方
向の正逆方向に交互に動かすことにより、用紙4を所定
方向にのみ搬送することが可能になる。この結果、移動
子3の移動範囲を狭めることができ、より小さいスペー
スで用紙の搬送が可能となる。上記実施例では、移動子
が2つの場合を例にとって説明したが、移動子は2個に
限るものではなく、2個以上の複数個であってよい。
吸着する移動子3を適宜切替えて、移動子を紙の搬送方
向の正逆方向に交互に動かすことにより、用紙4を所定
方向にのみ搬送することが可能になる。この結果、移動
子3の移動範囲を狭めることができ、より小さいスペー
スで用紙の搬送が可能となる。上記実施例では、移動子
が2つの場合を例にとって説明したが、移動子は2個に
限るものではなく、2個以上の複数個であってよい。
【0042】また、図10に示すように移動子3a、3
bを櫛型上の2枚組としてもよく、さらに複数の移動子
の隣り合うそれぞれの端部を、このような嵌合される形
状に形成してもよい。このような構造にすると、例えば
用紙4の端部が移動子3aと3bとの間に落ち込むよう
なことが防止できる。また、本実施例のものを実施例2
の画像読取装置に適用する場合、用紙4が常に移動子の
上面の高さに保持されるので、焦点深度が浅い完全密着
型イメージセンサを用いる場合には特に効果がある。
bを櫛型上の2枚組としてもよく、さらに複数の移動子
の隣り合うそれぞれの端部を、このような嵌合される形
状に形成してもよい。このような構造にすると、例えば
用紙4の端部が移動子3aと3bとの間に落ち込むよう
なことが防止できる。また、本実施例のものを実施例2
の画像読取装置に適用する場合、用紙4が常に移動子の
上面の高さに保持されるので、焦点深度が浅い完全密着
型イメージセンサを用いる場合には特に効果がある。
【0043】実施例5.図11はこの発明における紙搬
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例4と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、24は移動子3a、3bの
絶縁支持体1表面に表面抵抗が1014Ω/□程度となる
よう塗布された帯電防止効果の弱い帯電防止剤等の抵抗
体層であり、実施例4の第2の電極11bの代わりに設
けられている。尚、抵抗体層24の表面抵抗は実用上、
1012〜1015Ω/□程度であればよい。
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例4と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、24は移動子3a、3bの
絶縁支持体1表面に表面抵抗が1014Ω/□程度となる
よう塗布された帯電防止効果の弱い帯電防止剤等の抵抗
体層であり、実施例4の第2の電極11bの代わりに設
けられている。尚、抵抗体層24の表面抵抗は実用上、
1012〜1015Ω/□程度であればよい。
【0044】上記のように構成された紙搬送機構の動作
は実施例4と同様であり、抵抗体層24と固定子2の電
極との間の誘導電荷を利用し、移動子3a、3bは所定
方向へ移動する。このように抵抗体層24は第2の電極
の役割を担っている。このような構成とすることによ
り、実施例3の場合に比し、移動子をより薄型化でき
る。尚、抵抗体層24は、上記実施例1〜3にも適用で
き、何れの場合にも移動子をより薄型化できるという効
果が得られる。
は実施例4と同様であり、抵抗体層24と固定子2の電
極との間の誘導電荷を利用し、移動子3a、3bは所定
方向へ移動する。このように抵抗体層24は第2の電極
の役割を担っている。このような構成とすることによ
り、実施例3の場合に比し、移動子をより薄型化でき
る。尚、抵抗体層24は、上記実施例1〜3にも適用で
き、何れの場合にも移動子をより薄型化できるという効
果が得られる。
【0045】実施例6.図12はこの発明における紙搬
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、移動子3は、この移動子の
固定子2に対する移動方向面内における両端部にのみ電
極を有している。
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。図において、移動子3は、この移動子の
固定子2に対する移動方向面内における両端部にのみ電
極を有している。
【0046】このような構成としても、移動子3及び固
定子2の各電極に印加する電圧が大きければ、実施例1
と同様に用紙4を移動子3上に静電吸着させて搬送可能
であり、実施例1の場合に比べて移動子の作成プロセス
がより容易となる。尚、本実施例の構成は上記実施例1
〜5に適用可能である。
定子2の各電極に印加する電圧が大きければ、実施例1
と同様に用紙4を移動子3上に静電吸着させて搬送可能
であり、実施例1の場合に比べて移動子の作成プロセス
がより容易となる。尚、本実施例の構成は上記実施例1
〜5に適用可能である。
【0047】実施例7.ところで、平成3年電気学会全
国大会において、東京大学樋口俊郎教授により発表され
た「固定子・移動子に電極を有する静電フィルムアクチ
ュエータの試作(平成3年電気学会全国大会,86
5)」の原理がある。同原理は、『 移動子の電極4ピ
ッチの距離と固定子の電極3ピッチの距離とを等しくし
て(以下、この固定子の電極3ピッチの距離をuとす
る)、固定子と移動子の電圧パターンを同一方向にずら
す実験を行ったところ、移動子に垂直方向の反発力と右
方向の駆動力が働くが、移動子が右に動くにつれ、反発
力が減少するとともに摩擦力が増加するので、結果とし
て、u/12までしか移動子が移動しないという実験結
果を得た(図14参照)。』というものである。
国大会において、東京大学樋口俊郎教授により発表され
た「固定子・移動子に電極を有する静電フィルムアクチ
ュエータの試作(平成3年電気学会全国大会,86
5)」の原理がある。同原理は、『 移動子の電極4ピ
ッチの距離と固定子の電極3ピッチの距離とを等しくし
て(以下、この固定子の電極3ピッチの距離をuとす
る)、固定子と移動子の電圧パターンを同一方向にずら
す実験を行ったところ、移動子に垂直方向の反発力と右
方向の駆動力が働くが、移動子が右に動くにつれ、反発
力が減少するとともに摩擦力が増加するので、結果とし
て、u/12までしか移動子が移動しないという実験結
果を得た(図14参照)。』というものである。
【0048】尚、同原理の発表において、紙を移動子に
静電吸着させて搬送することについては全く触れられて
いない。図13は上記原理をこの発明に取り込んだ紙搬
送機構の実施例を示す要部概念図である。図において、
移動子3の電極を4相化、固定子2の電極を3相化し、
この移動子3の電極4ピッチの距離と固定子2の電極の
3ピッチの距離とが等しくなるよう構成している。
静電吸着させて搬送することについては全く触れられて
いない。図13は上記原理をこの発明に取り込んだ紙搬
送機構の実施例を示す要部概念図である。図において、
移動子3の電極を4相化、固定子2の電極を3相化し、
この移動子3の電極4ピッチの距離と固定子2の電極の
3ピッチの距離とが等しくなるよう構成している。
【0049】このような構成とすることにより、実施例
1と同様の動作により用紙4を移動子3に静電吸着させ
れば、固定子2の電極1ピッチより細かいピッチで紙を
搬送することができ、より細かいピッチで用紙4を搬送
することが可能となる。本実施例よれば、現行の製造技
術において作成可能な電極1ピッチの長さが最小でも2
00μm程度であることを考慮にいれれば、例えば、8
0μm程度の紙搬送精度を要求するFAX、スキャナの
原稿移動型の画像読取部等に応用するのに非常に適して
いる。
1と同様の動作により用紙4を移動子3に静電吸着させ
れば、固定子2の電極1ピッチより細かいピッチで紙を
搬送することができ、より細かいピッチで用紙4を搬送
することが可能となる。本実施例よれば、現行の製造技
術において作成可能な電極1ピッチの長さが最小でも2
00μm程度であることを考慮にいれれば、例えば、8
0μm程度の紙搬送精度を要求するFAX、スキャナの
原稿移動型の画像読取部等に応用するのに非常に適して
いる。
【0050】尚、本実施例の構成を上記実施例に適用す
ることは可能であり、特に実施例2のような画像読取装
置に適用した場合、上述のように紙搬送精度が高いので
精度のよい画像読取装置が得られるという効果を奏す
る。
ることは可能であり、特に実施例2のような画像読取装
置に適用した場合、上述のように紙搬送精度が高いので
精度のよい画像読取装置が得られるという効果を奏す
る。
【0051】実施例8.図15はこの発明における紙搬
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。本実施例における特徴は、固定子2を半
円状とし、帯状電極を放射状に形成すると共に、移動子
3を短冊状(扇型でもよい)とした点にある。このよう
な構成としても上記実施例と同様の効果が得られる。
尚、上記1〜8の実施例に示された発明は、移動子の電
極が3相の場合を例にとり説明したが、これに限るもの
ではなく、相数については各種の組合わせが可能であ
る。また、本発明はその要旨を変更しない限り、上記実
施例に限定されるものではない。
送機構の他の実施例を示す要部概念図であり、図におい
て、実施例1と同一符号のものは同様または相当のもの
を示している。本実施例における特徴は、固定子2を半
円状とし、帯状電極を放射状に形成すると共に、移動子
3を短冊状(扇型でもよい)とした点にある。このよう
な構成としても上記実施例と同様の効果が得られる。
尚、上記1〜8の実施例に示された発明は、移動子の電
極が3相の場合を例にとり説明したが、これに限るもの
ではなく、相数については各種の組合わせが可能であ
る。また、本発明はその要旨を変更しない限り、上記実
施例に限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば絶縁性
支持体に電極を所定間隔に配設した固定子と、絶縁性支
持体に電極を所定間隔に配設し固定子に対して相対的に
移動可能な移動子とを備え、この移動子が該移動子の電
極と固定子の電極との間の誘導電荷により固定子に対し
相対移動すると共にこの移動子の電極に発生する電荷に
より紙を該移動子に静電吸着させる構成としたので、紙
の移動子への固定操作が容易となり、装置が小型化でき
るという効果が得られる。
支持体に電極を所定間隔に配設した固定子と、絶縁性支
持体に電極を所定間隔に配設し固定子に対して相対的に
移動可能な移動子とを備え、この移動子が該移動子の電
極と固定子の電極との間の誘導電荷により固定子に対し
相対移動すると共にこの移動子の電極に発生する電荷に
より紙を該移動子に静電吸着させる構成としたので、紙
の移動子への固定操作が容易となり、装置が小型化でき
るという効果が得られる。
【0053】また、絶縁性支持体に電極を所定間隔に配
設した固定子と、絶縁性支持体に第1の電極を所定間隔
で配設すると共にこの第1の電極より固定子側に第2の
電極を所定間隔で配設し前記固定子に対して相対的に移
動可能な移動子とを備え、この移動子が第2の電極と固
定子の電極との間の誘導電荷により固定子に対し相対移
動すると共に第1の電極に発生する電荷により紙を該移
動子に静電吸着させる構成としたので、紙を静電吸着さ
せる静電力をより大きくすることが可能になるという効
果が得られる。
設した固定子と、絶縁性支持体に第1の電極を所定間隔
で配設すると共にこの第1の電極より固定子側に第2の
電極を所定間隔で配設し前記固定子に対して相対的に移
動可能な移動子とを備え、この移動子が第2の電極と固
定子の電極との間の誘導電荷により固定子に対し相対移
動すると共に第1の電極に発生する電荷により紙を該移
動子に静電吸着させる構成としたので、紙を静電吸着さ
せる静電力をより大きくすることが可能になるという効
果が得られる。
【0054】また、移動子の第2の電極に代えて、該移
動子の固定子側に1012〜1015Ω/□の高抵抗層を設
けたので、移動子をより薄型化できるという効果が得ら
れる。
動子の固定子側に1012〜1015Ω/□の高抵抗層を設
けたので、移動子をより薄型化できるという効果が得ら
れる。
【0055】また、移動子を複数から構成し、これら各
移動子が紙搬送方向に対して正逆方向に異なって交互に
固定子と相対的に移動すると共に各移動子が正方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加し紙を静電吸着
し、逆方向に移動する場合には該第1の電極に電圧を印
加せず紙を静電吸着しない構成としたので、移動子の移
動スペースをより小さくでき、装置を小型化できるとい
う効果が得られる。
移動子が紙搬送方向に対して正逆方向に異なって交互に
固定子と相対的に移動すると共に各移動子が正方向に移
動する場合には第1の電極に電圧を印加し紙を静電吸着
し、逆方向に移動する場合には該第1の電極に電圧を印
加せず紙を静電吸着しない構成としたので、移動子の移
動スペースをより小さくでき、装置を小型化できるとい
う効果が得られる。
【0056】また、移動子の電極又は第1若しくは第2
の電極又は第1の電極若しくは高抵抗層を、固定子との
相対移動方向面において両端部にのみ設けたので、機構
の構造が簡素化され、作成が容易になるという効果が得
られる。
の電極又は第1の電極若しくは高抵抗層を、固定子との
相対移動方向面において両端部にのみ設けたので、機構
の構造が簡素化され、作成が容易になるという効果が得
られる。
【0057】また、固定子及び移動子を透明体としたの
で、固定子及び移動子を通して紙上の情報を読取ること
が可能になり、画像読取装置等に組込んだ場合、装置全
体を小型化できるという効果が得られる。
で、固定子及び移動子を通して紙上の情報を読取ること
が可能になり、画像読取装置等に組込んだ場合、装置全
体を小型化できるという効果が得られる。
【図1】この発明の実施例1における紙搬送装置を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図2】この発明の実施例1における紙搬送装置を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図3】この発明の実施例1における紙搬送装置の動作
原理を示す図である。
原理を示す図である。
【図4】この発明の実施例1における紙搬送装置の動作
原理を示す図である。
原理を示す図である。
【図5】この発明の実施例2における紙搬送機構及びこ
れを用いる画像読取装置を示す概略断面図である。
れを用いる画像読取装置を示す概略断面図である。
【図6】この発明の実施例3における紙搬送装置を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図7】この発明の実施例4における紙搬送装置を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図8】この発明の実施例4における紙搬送装置の動作
原理を示す図である。
原理を示す図である。
【図9】この発明の実施例4における紙搬送装置の動作
原理を示す図である。
原理を示す図である。
【図10】この発明の実施例4における紙搬送装置の移
動子を示す概略平面図である。
動子を示す概略平面図である。
【図11】この発明の実施例5における紙搬送装置を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図12】この発明の実施例6における紙搬送装置を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図13】この発明の実施例7における紙搬送装置を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図14】この発明の実施例7における静電アクチュエ
ータの動作原理を示す図である。
ータの動作原理を示す図である。
【図15】この発明の実施例8における紙搬送装置を示
す概略上面図である。
す概略上面図である。
【図16】この発明の実施例8における紙搬送装置を示
す概略上面図である。
す概略上面図である。
【図17】この発明の実施例8における紙搬送装置を示
す概略上面図である。
す概略上面図である。
【図18】従来の紙搬送装置を示す概略断面図である。
【図19】従来の紙搬送装置を示す構成図である。
【図20】従来の紙搬送装置を示す概略断面図である。
1 絶縁支持体 2 固定子 3 移動子 4 用紙 5〜16 帯状電極 11a 第1の電極 11b 第2の電極 23 イメージセンサ 24 抵抗体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 正弘 横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成株 式会社総合研究所内 (72)発明者 井上 義夫 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社パーソナル情報機器開発研究所内 (72)発明者 永田 良浩 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社パーソナル情報機器開発研究所内
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁性支持体に電極を所定間隔に配設し
た固定子と、絶縁性支持体に電極を所定間隔に配設し前
記固定子に対して相対的に移動可能な移動子とを備え、
前記移動子は、この移動子の電極と前記固定子の電極と
の間の誘導電荷により前記固定子に対し相対移動すると
共にこの移動子の電極に発生する電荷により紙を該移動
子に静電吸着させる構成としたことを特徴とする紙搬送
機構。 - 【請求項2】 絶縁性支持体に電極を所定間隔に配設し
た固定子と、絶縁性支持体に第1の電極を所定間隔で配
設すると共にこの第1の電極より固定子側に第2の電極
を所定間隔で配設し前記固定子に対して相対的に移動可
能な移動子とを備え、前記移動子は、前記第2の電極と
前記固定子の電極との間の誘導電荷により前記固定子に
対し相対移動すると共に第1の電極に発生する電荷によ
り紙を該移動子に静電吸着させる構成としたことを特徴
とする紙搬送機構。 - 【請求項3】 前記移動子の第2の電極に代えて、該移
動子の前記固定子側に1012〜1015Ω/□の高抵抗層
を設けたことを特徴とする請求項2記載の紙搬送機構。 - 【請求項4】 移動子を複数から構成し、これら各移動
子が紙搬送方向に対して正逆方向に異なって交互に前記
固定子と相対的に移動すると共に各移動子が正方向に移
動する場合には前記第1の電極に電圧を印加し紙を静電
吸着し、逆方向に移動する場合には該第1の電極に電圧
を印加せず紙を静電吸着しない構成としたことを特徴と
する請求項2又は3記載の紙搬送機構。 - 【請求項5】 前記移動子の電極又は前記第1若しくは
前記第2の電極又は前記第1の電極若しくは前記高抵抗
層を、前記固定子との相対移動方向面において両端部に
のみ設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の紙搬
送機構。 - 【請求項6】 前記固定子及び前記移動子を透明体とし
たことを特徴とする請求項1乃至5記載の紙搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28116993A JPH07133031A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 紙搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28116993A JPH07133031A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 紙搬送機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07133031A true JPH07133031A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17635317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28116993A Pending JPH07133031A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 紙搬送機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07133031A (ja) |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP28116993A patent/JPH07133031A/ja active Pending
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