JPH07133068A - 口出し装置 - Google Patents

口出し装置

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JPH07133068A
JPH07133068A JP27916993A JP27916993A JPH07133068A JP H07133068 A JPH07133068 A JP H07133068A JP 27916993 A JP27916993 A JP 27916993A JP 27916993 A JP27916993 A JP 27916993A JP H07133068 A JPH07133068 A JP H07133068A
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JP
Japan
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bobbin
yarn
thread
tubular body
tray
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JP27916993A
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English (en)
Inventor
Yuuji Toudou
優司 任堂
Takashi Nakagawa
隆 中川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで、しかも1個所で口出し処理が
確実に行える口出し装置を提供する。 【構成】 気流発生手段(サクションパイプ9)と、気
流発生手段により発生した気流がボビン1の糸層15表
面に沿うように制御する気流制御部材(筒体5)とを備
える。気流制御部材がボビン1の一部又は全部を囲む位
置に進退可能に形成されていると共に、ボビン1の糸層
15表面に係合する糸解離促進部材61が並設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡ボビン等の糸端を
口出ししてワインダ等に供給するための口出し装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】精紡機で生産された精紡ボビンは、ワイ
ンダの各巻取ユニットに供給する際、その糸端が捕捉さ
れやすいように口出し処理される。
【0003】従来の口出し装置は、特開昭61−155
171号公報に開示されているように、回転板にてボビ
ンを多数のステーションに間欠的に移動し、そのステー
ションで順次ボトムバンチ或いはトップバンチを解舒
し、その解舒した糸端をボビンの軸孔に挿入して糸端処
理を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの口出
し装置は、口出しを行うためにボビンを回転板で移動す
るため、装置が大型になりやすく、また各ステーション
でそれぞれボトムバンチやトップバンチの解舒と解舒し
た糸端の口出し処理をタイミングを合わせて同時に行う
ため、各ステーションの内一番効率の悪い処理に合わせ
て間欠移動のタイミングを決める必要があり、生産性を
上げることが難しい。さらに上流側のステーションでの
処理が失敗しても、例えばボトムバンチの解舒ができな
くても下流側では口出し処理をそのまま行ってしまうと
いう問題がある。
【0005】そこで本発明は、コンパクトで、しかも1
個所で口出し処理が効率よく確実に行える口出し装置を
提供すべく創案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、気流発生手段
と、気流発生手段により発生した気流がボビンの糸層表
面に沿うように制御する気流制御部材とを備え、気流制
御部材がボビンの一部又は全部を囲む位置に進退可能に
形成されていると共に、ボビンの糸層表面に係合する糸
解離促進部材が並設されているものである。
【0007】
【作用】上記構成によって、ボビン糸層表面に気流が強
く作用し、この気流によって糸端が糸層から解離され
る。糸解離促進部材はボビンの糸層表面を叩くなどの動
作によりこの解離を促進する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0009】図1及び図2は本発明に係わる口出し装置
の一実施例を示したものである。この口出し装置は、口
出し用移送路2の所定位置(口出し位置P)に設けられ
た気流発生手段となるサクションパイプ9と、サクショ
ンパイプ9による吸引エアがボビン1の糸層15の表面
に沿うように制御する筒体(気流制御部材)5と、ボビ
ン1の糸層15の表面を叩く糸解離促進部材61とによ
り主として構成されている。
【0010】口出し用移送路2は、ボビン1を搬送用ト
レイTに起立させた状態で移送するもので、トレイTの
下面に接触する丸ベルト31と、その丸ベルト31の両
側に沿って設けられ、トレイTの底部両側を受けて案内
する底部ガイド板32と、トレイTのペグ部33を規制
して案内する上部ガイド板34とから成っている。なお
丸ベルト31に代えて平ベルトを用いても構わない。口
出し位置PにはトレイTを停止させるためのストッパ
(図示せず)と、トレイTの有無を検出するためのトレ
イセンサ4とが設けられている。またその上流側には、
ワインダで巻き返し可能なボビン1か否かを判別する判
別装置が設けられ、極少残糸付きボビン、空ボビン、空
トレイは巻き返し不可能と判別される。
【0011】サクションパイプ9は、口出し位置Pに対
応して立設された口出し装置本体(ハウジング)Uの上
部側面に取り付けられ、基端が吸引エアの発生源(ポン
プ等)に接続されていると共に、他端が下方に屈曲して
いる。そして筒体5は、サクションパイプ9の下端に、
シャッターカッター7及び蛇腹ホース6を介して接続さ
れ、口出し位置Pに停止したボビン1と同軸上に位置す
るように形成されている。
【0012】筒体5の側部にはアーム10が取り付けら
れ、そのアーム10が縦のスリット11を通って装置本
体U内に延出され、装置本体U内に固定された垂直な案
内ロッド12に昇降自在に支持されている。そしてアー
ム10の延出端が、案内ロッド12の固定板13に設置
された昇降用エアシリンダ14のピストンロッドに取り
付けられている。昇降用エアシリンダ14は、エア供給
用ホース(図示せず)の途中に設けられた上昇用電磁バ
ルブ17a及び下降用電磁バルブ17bのON・OFF
によって伸縮動作し、アーム10を介して筒体5を上下
させるようになっている。
【0013】シャッターカッター7は、サクションパイ
プ9の出口パイプ8に取り付けられた上板7aと、蛇腹
ホース6に接続した下板7bと、これらの間に設けられ
た固定カッター(図示せず)及びシャッターを兼ねた可
動カッター19とで構成されている。そしてこのシャッ
ターカッター7の位置は、ボビン1の頭部からシャッタ
ーカッター7までの距離が、ボビン1の長さより短くな
るように設定されている。上下板7a,7bには蛇腹ホ
ース6及び出口パイプ8に連通する穴18a,18bが
形成されている。可動カッター19はその穴18a,1
8bよりも大きい略半円形を呈し、糸を切断すると同時
にその面部で連通を遮断するようになっている。この可
動カッター19の一端には軸ロッド59及びレバー52
が取り付けられ、シャッター用アクチュエータ20のロ
ッド20aがレバー52を揺動することで開閉動作する
ようになっている(図1(c)参照)。またサクション
パイプ9内の屈曲部のインコーナ側には、吸引した糸端
を所定の位置に案内するV字状のガイド21が設けら
れ、その糸道YP に臨んで口出し検出用センサ22が設
けられている(図1(b)参照)。そしてこのセンサ2
2の出力で、シャッター用アクチュエータ20を駆動さ
せるためのシャッターカッタ用電磁弁23を作動するよ
うになっている。シャッター用アクチュエータ20は、
口出し装置本体Uに取り付けられたブラケット53によ
り支持されている。
【0014】ブラケット53の下端には、ボビン1から
解舒されてサクションパイプ9に吸引される糸をボビン
1上に押える頭押えレバー27が設けられている。頭押
えレバー27は、アクチュエータ28によりボビン1の
頭に当接・離反するように揺動される。また口出し装置
本体Uには、ボビン1の上部のトップバンチ24を除去
するためのバンチ除去ブラストノズル25が設けられ、
そのブラストノズル25に供給するエアーを断続するブ
ラスト用電磁弁26が設けられている。このブラストノ
ズル25は、トップバンチ24のボビン1に対してのみ
使用され、ボトムバンチの場合には使用されない。
【0015】一方、口出し用移送路2の口出し位置Pに
は、ボビン1の口出しの際に、特に筒体5の下降でボビ
ン1の糸を解舒する際に、トレイTからボビン1の抜け
出しを防止すべく、ボビン1の下部の糸が巻かれていな
い部分を押えるボビン押えレバー29及びそのアクチュ
エータ30が設けられている。また口出し位置Pの底部
ガイド板32の下部には、シャッターカッター7で糸が
定長カットされた際に、そのカットされた定長糸Yをボ
ビン1の軸孔内に引き込むための吸引管35が設けられ
ている。吸引管35の上端開口は、口出し位置Pのトレ
イTの下面中心に向けられている。吸引管35の途中に
は天孔入れサクションシャッター35aが設けられる。
このシャッター35aは、ソレノイド35bで開閉され
るようになっている。また口出し位置Pの上部ガイド板
34上には、ボビン1を挟む両側位置に、糸吹き飛ばし
ノズル50が設けられている。各ノズル50には、ボビ
ン1に向い斜め上方と斜め下方とにブラストエアを噴射
する噴射孔51aが2箇所開口され、このノズル50の
ブラストエアにより、例えばボビン1の糸層から垂れ下
がった糸がボビン押えレバー29のボビン押さえ範囲か
ら吹き飛ばされるようになっている。
【0016】図3及び図4に示すように、糸解離促進部
材61は、縦軸ロッド62に四枚の長方形のウレタンシ
ート63が放射状に取付けられて成り、口出し装置本体
Uと反対側の口出し用移送路2近傍に設けられている。
縦軸ロッド62の上端は支持板64に軸支され、その先
端にプーリ65が取り付けられている。このプーリ65
は、支持板64に取り付けられたモーター66のプーリ
67にベルト68を介して連結され、モーター66の駆
動回転を伝達して縦軸ロッド62及びウレタンシート6
3を回転させるようになっている。ウレタンシート63
は、回転によりボビン1の糸層15の表面をたたく或い
はその先端をこすりつけるような大きさに形成され、筒
体5の昇降及びボビン1の移送に干渉しないように位置
されている。回転方向は、ボビン1の巻方向に対向する
方向(解舒する方向)になるように選択する。またモー
ター66にはタイマ(図示せず)が備えられ、動作が必
要になった時に所定時間だけ回転するようになってい
る。なおモーター66のギヤヘッド69に噛合するギヤ
70を有したアクチュエータ(図示せず)を設けて、所
定のタイミングで支持板64をモーター66の軸回りに
揺動させることにより、ウレタンシート63をボビン1
に接触可能な位置から大きく離間する位置まで移動させ
るようにしてもよい。また口出し位置Pでボビン1を回
転させる手段を設けて、全周に亘って糸層15の表面を
叩くようにしてもよい。さらにこの糸解離促進部材61
を、ボビン1を両側から挟むように二台設置するように
してもよい。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。
【0018】トレイTは、口出し用移送路2に沿って口
出し位置Pに到達するまでに、判別装置によりワインダ
で巻返し可能なボビンか否か、すなわち口出しが必要か
不要かが判別される。口出し不要の場合、例えば、極少
残糸ボビン、空ボビン、ボビンが載置されていない空ト
レイ等である場合、口出し装置で口出し動作は行われ
ず、口出し位置Pを通過する。一方口出し要の場合、例
えば、精紡機あがりの満ボビン、ワインダから排出され
て還流されてきた残糸付きボビン(半玉ボビン或いは豆
玉ボビン)の場合は、以下の口出し動作が行われる。ま
たボトムバンチが施されている満ボビンの場合は、口出
し位置Pの上流側に設けられるボトムバンチカットステ
ーションによりボトムバンチが解舒される。
【0019】トレイTが口出し位置Pまで搬送される
と、ストッパによりトレイTが停止される。トレイセン
サ4がこのトレイTを検出したならば、糸吹き飛ばしノ
ズル50からブラストエアが噴射され、続いてボビン押
えレバー29(アクチュエータ30)が作動してボビン
1の下部がボビン押えレバー29の先端部によって押さ
えられる。これでボビン1にサクション力が作用して
も、ボビン1がトレイTから抜けることがない。またボ
ビン押えレバー29でボビン1を押さえる前にノズル5
0からエアが吹かれるので、ボビン押えレバー29とボ
ビン1との間で糸端が挟まって口出し不成功となること
が防止される。
【0020】そしてボビン押えレバー29の作動と同時
に、アクチュエータ20が作動し、シャッターカッター
7が開き、サクションパイプ9と筒体5とが連通状態と
なり、ボビン1の糸層表面に沿って上昇し筒体5内に向
かう気流(吸引力)が発生する。シャッターカッター7
が作動した後は、筒体5がわずかな時間を置いて下降し
始める。但しこのわずかな時間に、ボビン1の糸端が筒
体5を通ってサクションパイプ9内に吸引され、口出し
検出用センサ22で糸端を検出した場合は、筒体5は下
降しない。筒体5が降下すると、筒体5とボビン1とが
徐々に接近するので、糸層15に作用する気流が強ま
る。下降する間に、口出し検出用センサ22で糸端が検
出されたならば、筒体5は直ちに上昇する。センサ22
で糸端が検出されない場合は、ボビン1全体をほぼ囲む
位置(ストローク下端)まで筒体5は降下する。筒体5
はストローク下端まで降下し終ると、続いて上昇動作に
入る。筒体5がストローク上端に上昇し終るまでに、通
常の満ボビンであればほとんど糸端はサクションパイプ
9内に吸い上げられるが、毛羽がらみを起こして糸端が
糸層15の表面に張り付いている場合もある(図3中の
1 ,Y2 ,Y3 参照)。このような場合は、センサ2
2により糸端が検出されないこととなり、筒体5がスト
ローク上端に達したタイミングで糸解離促進部材61が
動作する。
【0021】すなわちモーター66の回転駆動によりウ
レタンシート63が適宜時間だけ回転し、ボビン1の糸
層15表面をたたいて張り付いている糸端を起こす。こ
の動作が終了した時点で糸端が吸い上げられれば次のス
テップに移るが、センサ22が糸端を検出しなければ筒
体5は再度下降動作を行い、筒体5の下降及び上昇と糸
解離促進部材61の動作とが合計3回を限度として繰り
返される。それでもセンサ22で糸端が検出されない場
合は、ストッパが解除され、トレイTは、口出し位置P
から払い出される。なおこの繰り返し回数は3回に限ら
ず、1回だけでもよいし、4回以上としてもよい。また
筒体5が上昇し始めてから次に降下し始める間での間
は、糸吹き飛ばしノズル50のブラストエアは停止され
るようになっている。これは電磁バルブ17a,17b
から信号をもらうことで簡単にできる。
【0022】センサ22で糸端が検出され、筒体5が上
昇してストローク上端に達すると、これが図示省略した
センサにより検出され、頭押さえレバー27が作動して
ボビン1の頭部に当接し、ボビン1とサクションパイプ
9との間につながる糸を押さえ、糸が糸層15から過度
に引き出されるのを防止する。なおストローク上端とせ
ずに、筒体5が途中の所定の高さに上昇したときに頭押
えレバー27が作動するようにしてもよい。要は筒体5
と頭押えレバー27とが干渉しないようにすればよい。
アクチュエータ28の作動と同時にソレノイド35bも
作動し、天孔入れサクションシャッター35aが開き、
ボビン1の軸孔に下方への吸引力が作用するようにな
る。
【0023】その後、アクチュエータ20が作動してシ
ャッターカッター7が閉じ、ボビン1からサクションパ
イプ9に吸引されている糸がシャッターカッター7で切
断されると共に、サクションエアが遮断される。切断さ
れたボビン1につながる糸端は、吸引管35の吸引力に
よりボビン1の軸孔内に吸引される。ここで、ボビン1
からシャッターカッター7までの距離がボビン1の長さ
より短く設定されているので、ボビン1内に吸引された
糸端がトレイTを抜けて底部ガイド板32まで延びるこ
とはない。
【0024】続いて、サクションシャッター35aが閉
じ、アクチュエータ28が作動して頭押えレバー27が
元の位置に復帰し、ボビン押えレバー29が元の位置に
復帰する。その後、トレイTを止めているストッパーが
解除され、トレイTが口出し位置Pから払い出され、口
出し用移送路2からワインダーの各巻取ユニットに供給
される。
【0025】なおトップバンチが施された満ボビンの場
合は、シャッターカッター7が開いた後、先ずバンチ除
去ブラストノズル25からブラストエアが所定時間、ボ
ビン1のバンチ巻部に向かって噴射され、トップバンチ
が解舒される。続いて筒体5が下降し始め、以後はボト
ムバンチの場合と同様の動作を行う。
【0026】このように、筒体5により口出しすべきボ
ビン1の糸層15を覆い、その筒体5にサクションエア
を供給することで吸引気流を生じさせるようにしたの
で、糸層15の表面に作用する強い気流で糸端を引き出
すことができ、一回の停止により簡単に、効率よく、か
つ確実にボビン1の口出し処理が行える。そして糸解離
促進部材61を補助的に設けて、ボビン1の糸層15表
面を叩くようにしたので、糸端が糸層15に絡んでいる
場合にも円滑に解離させることができる。またコンパク
トな構成とすることができ、省スペース及びコスト低減
が達成される。
【0027】さらに本発明の口出し装置は、ボビンの種
類、形状にかかわらず処理ができるという大きな利点が
ある。すなわちS撚り、Z撚りのいずれのボビンであっ
ても、また長さの異なるボビン、径の異なる(形状の異
なる)ボビンであっても、半玉,小玉,豆玉ボビンのい
ずれであっても口出しが行える。さらにチェス切れボビ
ンの口出し、精紡で追い継ぎされたボビンの口出しも可
能であり、トッブバンチ,ボトムバンチいずれのボビン
でも口出しできる。
【0028】なお次のようにすることも可能である。す
なわち図1及び図2中二点鎖線で示すように、アーム1
0にボビン1の糸層15のチェス部15aを検出するボ
ビン検出センサ16を設け、このボビン検出センサ16
の検出値に基づいて筒体5を降下させるのである。この
場合、口出し検出用センサ22の検出に関係なく、ボビ
ン検出センサ16がチェス部15aを検出するまで筒体
5が下げられる。その後は、口出し検出用センサ22が
糸端を検出すれば筒体5を上げるようにしてもよいし、
所定時間経過すれば上げるようにしてもよい。このよう
にチェス部15aを見ながら筒体5を下げる方法は、筒
体5が後述するようなチェス部15aに沿う形状となっ
ている場合に使うと好ましい。
【0029】また口出しするボビン1は、精紡機で生産
されてきた満ボビン、巻取ユニットで糸切れし糸継がで
きずに排出された半玉ボビン、口出しが失敗して再度搬
送されたボビンなどがある。さらに糸の巻き終りにトッ
プバンチが施されたボビンやボトムバンチが行われたボ
ビンなどがあり、これらボビン1の種類や形状に応じて
筒体5の形状を選択することがより好ましい。そして筒
体5の内面とボビン1の糸層15表面との間隙はできる
だけ小さく(10mm以下)することが好ましい。
【0030】図5は、このような事情を考慮した筒体5
の形状の例であり、(a)のようにボビン1の上部から
下部に至るまで同径の円筒状の筒体5とするほか、
(b)に示したように、ボビン1のチェス部15aの形
状に合せて上部を逆フレアー状に絞った形状の筒体54
としてもよい。また(c)に示したように、ボビン1の
外周を覆うべく設けられた固定側筒体部55と、固定側
筒体部55内に摺動しチェス部15aの高さに応じて上
下動自在な逆フレアー状の可動筒体部56とで形成して
もよい。さらに(d)に示したように、単独の逆フレア
ー状の可動筒体57を昇降動自在に形成してもよい。
【0031】また図5(e)は、筒体を二つ割りにして
その半割り筒体部48をピン36で開閉自在に連結した
もので、この半割り構造は、図5(c)に示した固定側
筒体部55に適用しても、或いは図5(a)、(b)の
筒体5,54の全体に形成するようにしてもよい。この
構成では、筒体5を昇降させるかわりに開閉機構(図示
せず)を設けることで、ボビン1の一部又は全部を囲む
位置に実質的に進退させることになる。
【0032】図6(a)は、筒体の更に他の実施例を示
したもので、筒体58をボビン1の外周を覆う固定筒部
38と、その上部のフレアー状の可動筒部37とで形成
し、かつ固定筒部38の内周にボビン1の表面の糸が可
動筒部37に吸引されるのを促進するために、ブラスト
エアを図示の矢印のように斜め上方に吹き付けるノズル
口39を多数設けて構成したものである。なお図6
(b),(c)に示すように、ノズル口39からのブラ
ストエアを糸層に対して直角に吹き付けてもよいし、接
線方向に吹き付けてもよい。
【0033】なお以上実施例において、サクションパイ
プ9にシャッターカッター7を設けるものとしたが、筒
体にカッターを設けるようにしてもよい。またサクショ
ンパイプ9と筒体5とは蛇腹ホース6などにより連結す
るほか、分断した状態にしてもエアをボビンの糸層表面
に沿うように制御することは可能である。さらにボビン
押えレバー29に代えて、例えばソレノイドによりボビ
ン下端部に対し進退するプランジャなどを設けてもよ
い。そして糸解離促進部材61の構成は回転するウレタ
ンシート63に限らず、ボビン1の糸層を連続的或いは
間欠的に叩いたり擦り付けたりするもので、且つ糸層を
傷めないようなものであればよい。
【0034】図7は、自動ワインダWに、本発明の口出
し装置Aを組み込む例を示したものである。図中、40
はワインダWに実ボビンを供給するための実ボビン搬送
ライン、41は空ボビン排出ラインである。精紡機から
の実ボビンは、実ボビン供給ライン42からトレイTに
起立した状態で供給される。またボビン排出ライン41
から搬送された空ボビンは、ストリッパ43でボビンか
ら極少残糸をはぎ取られた後、空ボビン供給ライン44
より精紡機(図示せず)に供給される。更に、ボビン排
出ライン41から搬送された半玉ボビンは、ストリッパ
43で処理されることなく、そのままリターンライン4
5より実ボビン搬送ライン40に戻される。
【0035】そして口出し用移送路2は、実ボビン搬送
ライン40から分岐して並行に伸びた後、合流するよう
に形成されており、口出し装置Aは、この口出し用移送
路2の途中に設けられている。この場合口出し装置Aの
上流側には、ボトムバンチが施されたボビンに対して、
そのボトムバンチをカットするロータリーカッター装置
46が設けられている。トップバンチである場合はロー
タリーカッター46の代わりにサーチャー(ボビンのバ
ックワインドを探し切断する装置)を設ける。また、ボ
トムバンチの場合、ロータリーカッター装置とサーチャ
ーとを並設してもよい。
【0036】なお口出し装置Aは、口出し処理能力に応
じて、例えば図中二点鎖線で示すように補助移送路2a
を口出し用移送路2に並列に接続し、その補助移送路2
aにも設けるようにしてもよい。この場合、トツプバン
チやボトムバンチが施された満ボビンは口出し用移送路
2を通って口出しするようにし、半玉ボビンや口出し処
理が不成功のボビンは、この補助移送路2aに供給して
その口出し装置Aで処理するようにしてもよい。
【0037】口出し処理後のボビンは、実ボビン搬送ラ
イン40に戻されてワインダWに供給されるが、口出し
処理が不成功のボビンは、バイパスライン47より空ボ
ビン排出ライン41に流され、半玉ボビンとともに再度
口出し処理が行われる。なおバイパスライン47にも本
発明の口出し装置Aを設けて、口出し不成功のボビンを
処理するようにしてもよい。
【0038】図8は、ワインダWに接続された既存の口
出し装置(例えば特公平5−5746号公報に示す装
置)49に本発明の口出し装置Aを組み込む例を示した
ものである。既存口出し装置49は実ボビン搬送ライン
40に設けられていると共に、本発明の口出し装置Aは
実ボビン搬送ライン40とボビン排出ライン41とを結
ぶバイパスライン47に設けられている。すなわち、既
存口出し装置49によって口出し処理が成功しなかった
ボビンを、本発明の口出し装置Aが口出し処理するもの
である。この場合、本発明の口出し装置AはワインダW
内に設けてもよい。このほかの構成は前記図7と同様で
ある。
【0039】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0040】気流制御部材で口出しすべきボビンの糸層
の全部又は一部を覆い、その気流制御部材に気流発生手
段で吸引気流を生じさせると共に、ボビンの糸層表面に
係合する糸解離促進部材を並設させたので、コンパクト
な構成により、その位置で簡単に、かつ確実に口出し処
理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる口出し装置の一実施例を示した
斜視図及び断面図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1の糸解離促進部材を示した側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1の筒体の各種例を示した図である。
【図6】同じく筒体の他の例を示した図である。
【図7】本発明の口出し装置をワインダに組み込んだ例
を示した平面図である。
【図8】同じく本発明の口出し装置を既存の口出し装置
と共にワインダに組み込んだ例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 ボビン 5 筒体(気流制御部材) 9 サクションパイプ(気流発生手段) 15 糸層 61 糸解離促進部材 T トレイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気流発生手段と、該気流発生手段により
    発生した気流がボビンの糸層表面に沿うように制御する
    気流制御部材とを備え、該気流制御部材がボビンの一部
    又は全部を囲む位置に進退可能に形成されていると共
    に、上記ボビンの糸層表面に係合する糸解離促進部材が
    並設されていることを特徴とする口出し装置。
JP27916993A 1993-11-09 1993-11-09 口出し装置 Pending JPH07133068A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112079201A (zh) * 2019-06-12 2020-12-15 村田机械株式会社 纱线处理方法以及纱线处理装置
CN116409676A (zh) * 2021-12-31 2023-07-11 深圳市微埃智能科技有限公司 毛刷找头装置、毛刷找头方法及投纱机器人

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