JPH07133549A - パイル織布、パイル織機におけるパイル長変更方法及び緯糸密度変更方法並びに装置 - Google Patents

パイル織布、パイル織機におけるパイル長変更方法及び緯糸密度変更方法並びに装置

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JPH07133549A
JPH07133549A JP5281437A JP28143793A JPH07133549A JP H07133549 A JPH07133549 A JP H07133549A JP 5281437 A JP5281437 A JP 5281437A JP 28143793 A JP28143793 A JP 28143793A JP H07133549 A JPH07133549 A JP H07133549A
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JP
Japan
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terry
pile
weft density
basic
amount
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Application number
JP5281437A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Tsuji
幸広 辻
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07133549A publication Critical patent/JPH07133549A/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D39/00Pile-fabric looms
    • D03D39/22Terry looms
    • D03D39/223Cloth control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パイル長及び緯糸密度の変化した織布を製織す
る。 【構成】テリーモーション制御コンピュータC1 はパイ
ル織パターン装置32に記憶されたパイル織パターンに
基づいてサーボモータ22,24の作動を制御し、エキ
スパンションバー6がテリーモーションを行なう。テリ
ー量はパイル織パターンを設定するための複数の基本テ
リー量とテリー基本変更量との組合せで変化し得る。引
き取り制御コンピュータC2 は緯糸密度パターン装置3
3に記憶された緯糸密度パターンに基づいてサーボモー
タ31の作動を制御し、サーフェスローラ7が織布Wを
引き取る。緯糸密度は緯糸密度パターンを設定するため
の複数の基本緯糸密度と緯糸密度基本変更量との組合せ
で変化し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイル織布、筬の筬打
ち位置と織布の織前との相対距離を変更してパイルを形
成するパイル織機におけるパイル織機におけるパイル長
変更方法及び緯糸密度変更方法並びに装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パイル長を変更できるパイル織機が特開
昭56−73141号公報、特開平2−47334号公
報、特開平4−11046号公報に開示されている。特
開昭56−73141号公報のパイル織機では織布経路
形成部材の1つであるサーフェスローラがテリーモーシ
ョン機構によってテリーモーションを行なう。特開平2
−47334号公報ではエキスパンションバーを支持す
るレバーがサーボモータの作動によってテリーモーショ
ン駆動される。又、サーボモータによってカムを往復回
動すると共に、このカムによってスレイソードをテリー
モーション駆動する構成が開示されている。特開平4−
11046号公報のパイル織機では布移動ローラが一方
向に回転するカムによってテリーモーション駆動され
る。
【0003】これらのパイル織機ではテリー量は無段階
的に変更可能であり、パイル長を無段階的に変化させる
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パイル長を無段階的に
変えれば変化に富んだパイル織布の製織が可能となる。
しかし、一層変化に富んだパイル織布を製織しようとす
ればパイル長以外の製織要素を変化させなければならな
い。
【0005】本発明は、パイル長を無段階的に変化させ
たパイル織布よりも一層変化に富んだパイル織布及びそ
の製織方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1に記
載の発明では、パイル織布のパイル長を変化させると共
に、緯糸密度を変化させた。
【0007】請求項2に記載の発明では、筬の筬打ち位
置と織布の織前位置とのいずれか一方を変更するテリー
モーション駆動手段を備え、テリーモーション駆動手段
の作動によって筬の筬打ち位置と織布の織前との相対距
離を変更してパイルを形成するパイル織機を対象とし、
大きさの異なる少なくとも2つの基本テリー量と、これ
らの基本テリー量から選択された1つの基本テリー量に
少なくとも1つのテリー基本変更量を加算又は減算した
テリー量とによりパイル長要素を含むパイル織パターン
をテリー量指示手段に設定し、選択された基本テリー量
をテリー量指示手段から前記テリーモーション駆動手段
に指示する第1のテリー量変更モードと、選択された1
つの基本テリー量に少なくとも1つのテリー基本変更量
を加算又は減算してテリー量を変更し、この変更された
テリー量をテリー量指示手段からテリーモーション駆動
手段に指示する第2のテリー量変更モードとを組み合わ
せてパイル長を変更するようにした。
【0008】請求項3に記載の発明では、織布を引き取
る速度を変更可能な引き取り駆動手段を備え、筬の筬打
ち位置と織布の織前との相対距離を変更してパイルを形
成するパイル織機を対象とし、大きさの異なる少なくと
も2つの基本緯糸密度と、これらの基本緯糸密度から選
択された1つの基本緯糸密度に少なくとも1つの緯糸密
度基本変更量を加算又は減算した緯糸密度とにより緯糸
密度パターンを緯糸密度指示手段に設定し、選択された
基本緯糸密度を緯糸密度指示手段から前記引き取り駆動
手段に指示する第1の緯糸密度変更モードと、選択され
た1つの基本緯糸密度に少なくとも1つの緯糸密度基本
変更量を加算又は減算して緯糸密度を変更し、この変更
された緯糸密度を緯糸密度指示手段から引き取り駆動手
段に指示する第2の緯糸密度変更モードとを組み合わせ
て緯糸密度を変更するようにした。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の発明と請求項3に記載の発明とを組み合わせた。請
求項5に記載の発明では、筬の筬打ち位置と織布の織前
位置とのいずれか一方を変更するテリーモーション駆動
手段を備え、テリーモーション駆動手段の作動によって
筬の筬打ち位置と織布の織前との相対距離を変更してパ
イルを形成するパイル織機を対象とし、大きさの異なる
少なくとも2つの基本パイル長と、これらの基本パイル
長から選択された1つの基本パイル長に少なくとも1つ
のパイル長基本変更量を加算又は減算したパイル長とに
より設定されたパイル織パターンを記憶するパイル織パ
ターン記憶手段と、前記基本パイル長及び基本パイル長
に少なくとも1つのパイル長基本変更量を加算又は減算
したパイル長を入力するための入力手段と、前記記憶さ
れたパイル織パターンの読み取りに基づいてパイル形成
に必要な1単位の緯入れサイクル数の各緯入れサイクル
におけるテリー量を算出するテリー量算出手段と、算出
されたテリー量情報に基づいて前記テリーモーション駆
動手段の作動を制御するテリーモーション制御手段とを
備えたパイル長変更装置を構成した。
【0010】請求項6に記載の発明では、織布を引き取
る速度を変更可能な引き取り駆動手段を備え、筬の筬打
ち位置と織布の織前との相対距離を変更してパイルを形
成するパイル織機を対象とし、大きさの異なる少なくと
も2つの基本緯糸密度と、これらの基本緯糸密度から選
択された1つの基本緯糸密度に少なくとも1つの緯糸密
度基本変更量を加算又は減算した緯糸密度とにより設定
された緯糸密度パターンを記憶する緯糸密度パターン記
憶手段と、前記基本緯糸密度及び基本緯糸密度に少なく
とも1つの緯糸密度基本変更量を加算又は減算した緯糸
密度を入力するための入力手段と、前記記憶された緯糸
密度パターンの読み取りに基づいて引き取り速度を算出
する引き取り速度算出手段と、算出された引き取り速度
情報に基づいて前記引き取り駆動手段の作動を制御する
引き取り制御手段とを備えた緯糸密度変更装置を構成し
た。
【0011】
【作用】テリー量指示手段は設定されたパイル織パター
ンの読み取りに基づいてテリーモーション駆動手段の制
御を指示する。読み取られたパイル織パターンが第1の
テリー量変更モード又は第2のテリー量変更モードの場
合にはパイル長が変化する。テリー基本変更量は各基本
テリー量間の差に比して小さい。第1のテリー量変更モ
ードを選択すればパイル長変化が大きく、第2のテリー
量変更モードを選択すればパイル長変化が小さい。
【0012】請求項5に記載の発明では、パイル織パタ
ーンが基本パイル長及びパイル長基本変更量によって設
定されており、テリー量算出手段がパイル長をテリー量
に変換する。テリーモーション制御手段は変換されたテ
リー量に基づいてテリーモーション駆動手段の作動を制
御する。
【0013】緯糸密度指示手段は設定された緯糸密度パ
ターンの読み取りに基づいて引き取り駆動手段の制御を
指示する。読み取られた緯糸密度パターンが第1の緯糸
密度変更モード又は第2の緯糸密度変更モードの場合に
は緯糸密度が変化する。緯糸密度基本変更量は各基本緯
糸密度間の差に比して小さい。第1の緯糸密度変更モー
ドを選択すれば緯糸密度変化が大きく、第2の緯糸密度
変更モードを選択すれば緯糸密度変化が小さい。
【0014】請求項6に記載の発明では、引き取り速度
算出手段が緯糸密度を引き取り速度に変換する。引き取
り制御手段は変換された引き取り速度に基づいて引き取
り駆動手段の作動を制御する。
【0015】緯糸密度変化及びパイル長変化のあるパイ
ル織布はパイル長変化のみのパイル織布よりも変化に富
んだ織布となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図10に基づいて説明する。図1は織機全体の側面を示
し、1は地織用ワープビームである。図示しない送り出
しモータの作動により地織用ワープビーム1から送り出
される地経糸Tはバックローラ2及びテンションローラ
3を経由して綜絖4及び変形筬5を通される。織布Wは
エキスパンションバー6、サーフェスローラ7及びガイ
ドローラ8,9を経由してクロスローラ10に巻き取ら
れる。
【0017】地織用ワープビーム1の上方にはパイル用
ワープビーム11が支持されている。図示しない送り出
しモータの作動によりパイル用ワープビーム11から送
り出されるパイル用経糸Tpはテンションローラ12を
経由して綜絖4及び変形筬5に通される。
【0018】織機の前後中央部には三叉状の中間レバー
13が支軸13aを中心に回動可能に配設されている。
織機の後部には支持レバー14が支軸14aを中心に回
動可能に配設されており、支持レバー14にはテンショ
ンローラ12が支持されている。支持レバー14と中間
レバー13の第1アーム13bとはロッド15により連
結されている。織機の前部には支持レバー16が支軸1
6aを中心に回動可能に配設されており、支持レバー1
6にはエキスパンションバー6が支持されている。支持
レバー16と中間レバー13の第2アーム13cとはロ
ッド17により連結されている。中間レバー13が回動
すると支持レバー14,16が同一方向へ回動し、テン
ションローラ12及びエキスパンションバー6が同一方
向へ同量変位する。この変位によりパイル用経糸Tpの
経路及び織布Wの経路が変位し、織布Wの織前W1 が変
位する。
【0019】中間レバー13の上方にはテリーモーショ
ン駆動手段となるテリーモーション駆動機構18が配設
されている。図2に基づいてテリーモーション駆動機構
18を説明する。
【0020】駆動軸19には一対のカム板からなるテリ
ーモーションカム20及びウォームホイール21が止着
されている。駆動軸19の近傍にはサーボモータ22が
配設されており、その駆動ウォーム22aがウォームホ
イール21に噛合している。サーボモータ22は一方向
へ回転し、テリーモーションカム20が一方向へ回転す
る。
【0021】駆動軸19の直上にはカムレバー23が支
軸23aにより揺動可能に支持されている。カムレバー
23はカムフォロア23b,23cを介してテリーモー
ションカム20に係合している。カムレバー23はテリ
ーモーションカム20の回転に伴って図2に鎖線で示す
テリー量零位置と実線で示すテリー量有位置とに切換配
置される。
【0022】カムレバー23の上方にはテリー量切換機
構を構成するサーボモータ24が配設されている。カム
レバー23の左右両側にはボールねじ25A,25Bが
回転可能に平行配置されており、それらの上端には被動
歯車25aが止着されている。被動歯車25aはサーボ
モータ24の駆動歯車24aに噛合しており、サーボモ
ータ24の作動によりボールねじ25A,25Bが同一
方向へ同一速度で回転する。
【0023】両ボールねじ25A,25B間には被動バ
ー26が架設支持されている。被動バー26は両ボール
ねじ25A,25Bの回転によりボールねじ25A,2
5Bに沿って上下に螺合変位する。被動バー26には直
線状の保持溝26aが形成されており、保持溝26aに
はスライダ27が嵌入支持されている。スライダ27に
は連結ピン27aが止着されている。カムレバー23に
は円弧状のガイド溝23dが形成されており、ガイド溝
23dには連結ピン27aがスライド可能に嵌入されて
いる。従って、被動バー26の上下動に伴って連結ピン
27aがガイド溝23d内を上下にスライド変位する。
【0024】カムレバー23の側方には二叉状の変位方
向転換レバー28が支軸28aを中心に回動可能に配設
されている。変位方向転換レバー28の第1アーム28
bと連結ピン27aとはリンク29により連結されてい
る。変位方向転換レバー28の第2アーム28cと中間
レバー13の第3アーム13dとはロッド30により連
結されている。従って、テリーモーションカム20の回
転に伴うカムレバー23の揺動変位がリンク29、変位
方向転換レバー28、ロッド30、中間レバー13、ロ
ッド17及び支持レバー16からなる変位伝達機構を介
してエキスパンションバー6に伝達される。この変位伝
達によりエキスパンションバー6が支軸16aを中心に
して回動変位する。
【0025】なお、織布Wの幅方向の縮みを防止するテ
ンプル装置(図示略)及び織布Wの織前W1 付近の下動
を防止するフェルプレート(図示略)もエキスパンショ
ンバー6の変位に追随するようになっている。又、カム
レバー23の揺動変位は中間レバー13、ロッド15及
び支持レバー14を介してテンションローラ12に伝達
される。
【0026】織布Wを引き取るサーフェスローラ7のロ
ーラ軸にはウォームホイール7aが止着されており、ウ
ォームホイール7aにはサーボモータ31の駆動ウォー
ム31aが噛合している。サーフェスローラ7はサーボ
モータ31の作動により織布Wを引き取る方向に回転す
る。クロスローラ10は図示しないトルクリミッタを介
してサーフェスローラ7に作動連結されており、クロス
ローラ10は織布Wを定張力で巻き取る。
【0027】サーボモータ22,24はテリーモーショ
ン制御コンピュータC1 の制御を受ける。テリーモーシ
ョン制御コンピュータC1 はパイル織パターンに基づい
てサーボモータ22,24の作動を制御する。サーボモ
ータ31は緯糸密度制御コンピュータC2 の制御を受け
る。緯糸密度制御コンピュータC2 は緯糸密度パターン
に基づいてサーボモータ31の作動を制御する。
【0028】織機全体を制御する織機制御コンピュータ
0 にはパイル織パターン装置32及び緯糸密度パター
ン装置33が接続されている。織機制御コンピュータC
0 には機台回転角度検出用のロータリエンコーダ34が
接続されている。ロータリエンコーダ34は緯入れ1サ
イクル毎に原点信号を織機制御コンピュータC0 に出力
する。織機制御コンピュータC0 は緯入れ3サイクルに
1回の割合で原点信号の入力に応答してパイル織パター
ン装置32からパイル織パターンを読み出してテリーモ
ーション制御コンピュータC1 に送信する。又、織機制
御コンピュータC0 は緯入れ1サイクル毎の原点信号の
入力に応答して緯糸密度パターン装置33から緯糸密度
を読み出して緯糸密度制御コンピュータC2 に送信す
る。
【0029】図7及び図8のグラフは3本緯タオル組織
のテリー量変位及び織布引き取り速度を表す。横軸は機
台回転角度を表し、上側の縦軸はテリー量t、即ち筬打
ち位置と織前W1 との間の距離を表す。下側の縦軸は織
布引き取り速度Vを表す。緯糸密度は織布の引き取り速
度Vとは逆の関係にあり、引き取り速度Vが大きいほど
緯糸密度は粗になり、引き取り速度Vが小さいほど緯糸
密度は密になる。緯糸密度dは単位長さ当たりの緯糸本
数で表され、dが大きいほど緯糸密度は密になり、dが
小さいほど緯糸密度は粗になる。
【0030】機台回転角度θ0 ,θ1 ,θ2 ,θ3 は筬
打ち時を表し、θ1 =θ2 =θ3 である。筬打ち時θ1
ではエキスパンションバー6が図1の実線位置及び図3
の鎖線で示す位置にある。筬打ち時θ2 ではエキスパン
ションバー6が図3の実線及び図5の鎖線で示す第1の
織布経路変位位置にある。筬打ち時θ3 ではエキスパン
ションバー6が図5の実線で示す第2の織布経路変位位
置にある。
【0031】図9(a),(b)及び図10(a),
(b)は3本緯タオル組織のパイル形成状態及び緯糸密
度状態を示す。Wbはボーダー部である。Y1 は筬打ち
時θ1に筬打ちされたファーストピック緯糸である。フ
ァーストピック緯糸Y1 の筬打ち時にはカムレバー23
が図2の鎖線で示すテリー量零位置にあり、図3に鎖線
で示すように織前W1 と筬打ち位置Pとが一致する。Y
2 は筬打ち時θ2 に筬打ちされた第1ルーズピック緯糸
であり、Y3 は筬打ち時θ3 に筬打ちされた第2ルーズ
ピック緯糸である。ルーズピック時の緯糸Y2 ,Y3
筬打ち時点ではカムレバー23が図2及び図5の実線で
示すテリー量有位置にある。
【0032】パイル織パターン装置32には入力装置3
5が接続されている。入力装置35はパイル織パターン
をパイル織パターン装置32に入力するためのものであ
る。パイル織パターンは、大きさの異なる2つの基本パ
イル長L1 ,L2 (L1 <L 2 )、不変更量L0 、パイ
ル長Lを加算変更するためのパイル基本変更量(L+Δ
L)及びパイル長Lを減算変更するためのパイル基本変
更量(L−ΔL)のいずれか1つをパイル形成に必要な
緯入れ3サイクル毎に対応したものである。図7の例で
は曲線E1 ,E2 ,E3 ,E4 ,E5 ,E6 ,E7 ,E
8 で示すパイル織パターンは(L1 ,L0 ,L0 ,L+
ΔL,L+ΔL,L+ΔL,L+ΔL,L0 )で表され
る。図8の例では曲線F1 ,F2 ,F3 ,F4 ,F5
6 ,F 7 ,F8 で示すパイル織パターンは、(L1
0 ,L0 ,L0 ,L2 ,L0 ,L0 ,L−ΔL)で表
される。
【0033】緯糸密度パターン装置33には入力装置3
6が接続されている。入力装置36は緯糸密度パターン
を緯糸密度パターン装置33に入力するためのものであ
る。緯糸密度パターンは、大きさの異なる2つの基本緯
糸密度d1 ,d2 (d1 >d 2 )、不変更量d0 、緯糸
密度dを加算変更するための緯糸密度基本変更量(d+
Δd)及びテリー量dを減算変更するための緯糸密度基
本変更量(d−Δd)のいずれか1つを緯入れ1サイク
ル毎に対応したものである。図7の例では直線G1 から
直線G2 への密度変化は(・・・d0 ,d1 ,d0 ・・
・)で表される。直線G2 ,G3 ,G4 ,G5 ,G6
7 )で示す緯糸密度パターンは(・・・d0 ,d+Δ
d,d+Δd,d+Δd,d+Δd,d−Δd)で表さ
れる。図8の例では直線H1 から直線H2 への密度変化
は(・・・d0 ,d2 ,d0 ・・・)で表される。直線
2 から直線H3 への密度変化は(・・・d0 ,d1
0 ・・・)で表される。直線H3 ,H4 ,H5 で示す
緯糸密度パターンは(・・・d0 ,d+Δd,d+Δ
d)で表される。
【0034】織機制御コンピュータC0 はパイル織パタ
ーン装置32から読み取ったパイル織パターンに基づい
てパイル形成に必要な1単位の緯入れサイクル数、即ち
緯入れ3サイクルの各サイクルのテリー量を計算し、こ
の計算されたテリー量情報を前記原点信号の入力毎にテ
リーモーション制御コンピュータC1 に出力する。即
ち、織機制御コンピュータC0 はテリー量算出手段でも
ある。
【0035】テリーモーション制御コンピュータC1
テリー量情報に基づいてサーボモータ24の作動量、即
ち引き取り速度を計算し、この計算結果に基づいてサー
ボモータ24の作動を制御する。即ち、テリーモーショ
ン制御コンピュータC1 はテリーモーション制御であ
る。そして、テリーモーション制御コンピュータC1
織機制御コンピュータC0 及びパイル織パターン装置3
2と共にテリー量指示手段を構成する。サーボモータ2
4の作動によるテリー量変更は図4に示すようにカムレ
バー23がテリー量零位置にあるときにサーボモータ2
4を作動して行われる。
【0036】連結ピン27aが図4の実線位置にあると
きには図7の曲線E1 ,E2 ,E3及び図8の曲線
1 ,F2 ,F3 ,F4 で表すテリー量t1 が得られ、
連結ピン27aが図4の鎖線位置にあるときには図7の
曲線E4 で表すテリー量t2 が得られる。連結ピン27
aが図5の実線位置にあるときには図8の曲線F5 ,F
6,F7 で表すテリー量t3 が得られ、連結ピン27a
が図5の鎖線位置にあるときには図8の曲線F8 で表す
テリー量t4 が得られる。
【0037】織機制御コンピュータC0 は緯糸密度パタ
ーン装置33から読み取った緯糸密度パターンに基づい
て次の緯入れサイクルの引き取り速度を計算し、この計
算された引き取り速度情報を緯糸密度制御コンピュータ
2 に出力する。即ち、織機制御コンピュータC0 は引
き取り速度算出手段でもある。緯糸密度制御コンピュー
タC2 は引き取り速度情報に基づいてサーボモータ31
の回転速度を計算し、この計算結果に基づいてサーボモ
ータ31の回転速度を制御する。即ち、緯糸密度制御コ
ンピュータC2 は引き取り制御手段である。そして、緯
糸密度制御コンピュータC2 は織機制御コンピュータC
0 及び緯糸密度パターン装置33と共に緯糸密度指示手
段を構成する。
【0038】図9(a),(b)及び図10(a),
(b)に示すパイルP1 ,P2 ,P3は図7に曲線
1 ,E2 ,E3 で示すテリー量、即ちパイル長要素を
含むパイル織パターンから得られる。パイルP1
2 ,P3 の長さは基本パイル長L1 である。図10
(a),(b)に示すパイルP4 は図7に曲線E4 で示
すパイル長要素を含むパイル織パターンから得られる。
パイルP4 の長さは(L1 +ΔL)である。図10
(b)に示すパイルP5 は図7に曲線E5 で示すパイル
長要素を含むパイル織パターンから得られる。パイルP
5 の長さは(L1 +2ΔL)である。
【0039】図9(a),(b)及び図10(a),
(b)に示すパイル織布Wのボーダー部Wbにおける緯
糸の間隔S1 は図7に直線G1 で示す引き取り速度で得
られる。ボーダー部Wb及びパイル形成部における緯糸
の間隔S2 は図7に直線G2 で示す引き取り速度で得ら
れる。図10(a),(b)に示すパイル形成部におけ
る間隔S3 は図7に直線G3 で示す引き取り速度で得ら
れる。図10(b)に示すパイル形成部における緯糸の
間隔S4 は図7に直線G4 で示す引き取り速度で得られ
る。
【0040】図7に曲線E3 で示すテリー量t1 から曲
線E4 で示すテリー量(t1 +Δt)への変化は第1の
テリー量変更モードである。同様に、曲線E4 ,E5
6,E7 で示すテリー量の各変化は第1のテリー量変
更モードである。第1のテリー量変更モードではパイル
長変化が小さく、テリー基本変更量Δtを小さくすれば
パイル長変化は無段階状態に近づく。図8に曲線F4
示すテリー量t1 から曲線F5 で示すテリー量t3 への
変化は第2のテリー量変更モードである。第2のテリー
量変更モードは第1テリー量変更モードに比してパイル
長変化が大きい。
【0041】第1のテリー量変更モード及び第2のテリ
ー量変更モードを組み合わせれば、第1のテリー量変更
モードのみ、あるいは第2のテリー量変更モードのみに
よるパイル長変化に比して変化に富んだパイル織布Wが
得られる。
【0042】図7に直線G2 で示す引き取り速度(換言
すれば緯糸密度d1 )から直線G3で示す引き取り速度
〔換言すれば緯糸密度(d1 +Δd)〕への変化は第1
の緯糸密度変更モードである。同様に、直線G3
4 ,G5 ,G6 ,G7 で示す緯糸密度の各変化は第1
の緯糸密度変更モードである。緯糸密度基本変更量Δd
を小さくすれば緯糸密度変化は無段階状態に近づく。図
7に直線G1 で示す引き取り速度(換言すれば緯糸密度
2 )から直線G2 で示す引き取り速度(換言すれば緯
糸密度d1 )への変化は第2の緯糸密度変更モードであ
る。第2の緯糸密度変更モードは第1緯糸密度変更モー
ドに比して緯糸密度変化が大きい。
【0043】第1の緯糸密度変更モード及び第2の緯糸
密度変更モードを組み合わせれば、第1の緯糸密度変更
モードのみ、あるいは第2の緯糸密度変更モードのみに
よる緯糸密度変化に比して変化に富んだ織布Wが得られ
る。
【0044】さらに、第1のテリー量変更モード、第2
のテリー量変更モード、第1の緯糸密度変更モード及び
第2の緯糸密度変更モードを組み合わせれば、図10
(c)に示すように一層変化に富んだパイル織布Wが得
られる。図10(c)のパイル織布Wは図7のテリー量
変化及び緯糸密度変化に対応する。
【0045】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば基本テリー量及びテリー基本変更
量そのものによってパイル織パターンを設定するように
してもよい。
【0046】又、パイル織パターンに緯糸密度パターン
を組み込んだ実施例も可能である。パイル織パターンが
基本パイル長及びパイル長基本変更量によって設定され
ている場合には緯糸密度はパイル形成に必要な1単位の
緯入れサイクル数毎に変化可能である。パイル織パター
ンが基本テリー量及びテリー基本変更量によって設定さ
れている場合には緯糸密度は緯入れサイクル毎に変化可
能である。
【0047】さらに本発明は特開平2−154029号
公報に開示されるような筬打ち位置変位方式にも適用可
能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、第1のテ
リー量変更モード、第2のテリー量変更モード、第1の
緯糸密度変更モード及び第2の緯糸密度変更モードを組
み合わせてパイル長及び緯糸密度を変更するようにした
ので、変化に富んだパイル織布を製織できるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 織機全体の側面図である。
【図2】 ルーズピック時の状態にあるテリーモーショ
ン機構を示す拡大側面図である。
【図3】 ルーズピック時の状態にあるエキスパンショ
ンバーを示す拡大側面図である。
【図4】 カムレバーがテリー量零位置にあるテリーモ
ーション機構を示す拡大側面図である。
【図5】 ルーズピック時の状態にあるテリーモーショ
ン機構を示す拡大側面図である。
【図6】 ルーズピック時の状態にあるエキスパンショ
ンバーを示す拡大側面図である。
【図7】 テリー量の変化及び引き取り速度の変化を示
すグラフである。
【図8】 テリー量の変化及び引き取り速度の変化を示
すグラフである。
【図9】 (a),(b)はパイル形成状態及び緯糸密
度変化を示す断面図である。
【図10】(a),(b)はパイル長変化及び緯糸密度
変化を示す断面図である。(c)はパイル長及び緯糸密
度を変化させたパイル織布を示す略体側面図である。
【符号の説明】
32…テリー量指示手段を構成するパイル織パターン記
憶手段となるパイル織パターン装置、33…緯糸密度指
示手段を構成する緯糸密度パターン記憶手段となる緯糸
密度パターン装置、35…パイル長を入力する入力装
置、36…緯糸密度を入力する入力装置、C0 …テリー
量指示手段を構成するテリー量算出手段及び緯糸密度指
示手段を構成する引き取り速度算出手段となる織機制御
コンピュータ、C1 …テリーモーション制御手段となる
テリーモーション制御コンピュータ、C2 …引き取り制
御手段となる引き取り制御コンピュータ、W…パイル織
布。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイル長を変化させると共に、緯糸密度を
    変化させたパイル織布。
  2. 【請求項2】筬の筬打ち位置と織布の織前位置とのいず
    れか一方を変更するテリーモーション駆動手段を備え、
    テリーモーション駆動手段の作動によって筬の筬打ち位
    置と織布の織前との相対距離を変更してパイルを形成す
    るパイル織機において、 大きさの異なる少なくとも2つの基本テリー量と、これ
    らの基本テリー量から選択された1つの基本テリー量に
    少なくとも1つのテリー基本変更量を加算又は減算した
    テリー量とによりパイル長要素を含むパイル織パターン
    をテリー量指示手段に設定し、 選択された基本テリー量をテリー量指示手段から前記テ
    リーモーション駆動手段に指示する第1のテリー量変更
    モードと、 選択された1つの基本テリー量に少なくとも1つのテリ
    ー基本変更量を加算又は減算してテリー量を変更し、こ
    の変更されたテリー量をテリー量指示手段からテリーモ
    ーション駆動手段に指示する第2のテリー量変更モード
    とを組み合わせてパイル長を変更するパイル織機におけ
    るパイル長変更方法。
  3. 【請求項3】織布を引き取る速度を変更可能な引き取り
    駆動手段を備え、筬の筬打ち位置と織布の織前との相対
    距離を変更してパイルを形成するパイル織機において、 大きさの異なる少なくとも2つの基本緯糸密度と、これ
    らの基本緯糸密度から選択された1つの基本緯糸密度に
    少なくとも1つの緯糸密度基本変更量を加算又は減算し
    た緯糸密度とにより緯糸密度パターンを緯糸密度指示手
    段に設定し、 選択された基本緯糸密度を緯糸密度指示手段から前記引
    き取り駆動手段に指示する第1の緯糸密度変更モード
    と、 選択された1つの基本緯糸密度に少なくとも1つの緯糸
    密度基本変更量を加算又は減算して緯糸密度を変更し、
    この変更された緯糸密度を緯糸密度指示手段から引き取
    り駆動手段に指示する第2の緯糸密度変更モードとを組
    み合わせて緯糸密度を変更するパイル織機における緯糸
    密度変更方法。
  4. 【請求項4】筬の筬打ち位置と織布の織前位置とのいず
    れか一方を変更するテリーモーション駆動手段及び織布
    を引き取る速度を変更可能な引き取り駆動手段を備え、
    テリーモーション駆動手段の作動によって筬の筬打ち位
    置と織布の織前との相対距離を変更してパイルを形成す
    るパイル織機において、 大きさの異なる少なくとも2つの基本テリー量と、これ
    らの基本テリー量から選択された1つの基本テリー量に
    少なくとも1つのテリー基本変更量を加算又は減算した
    テリー量とによりパイル長要素を含むパイル織パターン
    をテリー量指示手段に設定し、 大きさの異なる少なくとも2つの基本緯糸密度と、これ
    らの基本緯糸密度から選択された1つの基本緯糸密度に
    少なくとも1つの緯糸密度基本変更量を加算又は減算し
    た緯糸密度とにより緯糸密度パターンを緯糸密度指示手
    段に設定し、 選択された基本テリー量をテリー量指示手段から前記テ
    リーモーション駆動手段に指示する第1のテリー量変更
    モードと、 選択された1つの基本テリー量に少なくとも1つのテリ
    ー基本変更量を加算又は減算してテリー量を変更し、こ
    の変更されたテリー量をテリー量指示手段からテリーモ
    ーション駆動手段に指示する第2のテリー量変更モード
    と、 選択された基本緯糸密度を緯糸密度指示手段から前記引
    き取り駆動手段に指示する第1の緯糸密度変更モード
    と、 選択された1つの基本緯糸密度に少なくとも1つの緯糸
    密度基本変更量を加算又は減算して緯糸密度を変更し、
    この変更された緯糸密度を緯糸密度指示手段から引き取
    り駆動手段に指示する第2の緯糸密度変更モードとを組
    み合わせてパイル長及び緯糸密度を変更するパイル織機
    におけるパイル長及び緯糸密度の変更方法。
  5. 【請求項5】筬の筬打ち位置と織布の織前位置とのいず
    れか一方を変更するテリーモーション駆動手段を備え、
    テリーモーション駆動手段の作動によって筬の筬打ち位
    置と織布の織前との相対距離を変更してパイルを形成す
    るパイル織機において、 大きさの異なる少なくとも2つの基本パイル長と、これ
    らの基本パイル長から選択された1つの基本パイル長に
    少なくとも1つのパイル長基本変更量を加算又は減算し
    たパイル長とにより設定されたパイル織パターンを記憶
    するパイル織パターン記憶手段と、 前記基本パイル長及び基本パイル長に少なくとも1つの
    パイル長基本変更量を加算又は減算したパイル長を入力
    するための入力手段と、 前記記憶されたパイル織パターンの読み取りに基づいて
    パイル形成に必要な1単位の緯入れサイクル数の各緯入
    れサイクルにおけるテリー量を算出するテリー量算出手
    段と、 算出されたテリー量情報に基づいて前記テリーモーショ
    ン駆動手段の作動を制御するテリーモーション制御手段
    とを備えたパイル織機におけるパイル長変更装置。
  6. 【請求項6】織布を引き取る速度を変更可能な引き取り
    駆動手段を備え、筬の筬打ち位置と織布の織前との相対
    距離を変更してパイルを形成するパイル織機において、 大きさの異なる少なくとも2つの基本緯糸密度と、これ
    らの基本緯糸密度から選択された1つの基本緯糸密度に
    少なくとも1つの緯糸密度基本変更量を加算又は減算し
    た緯糸密度とにより設定された緯糸密度パターンを記憶
    する緯糸密度パターン記憶手段と、 前記基本緯糸密度及び基本緯糸密度に少なくとも1つの
    緯糸密度基本変更量を加算又は減算した緯糸密度を入力
    するための入力手段と、 前記記憶された緯糸密度パターンの読み取りに基づいて
    引き取り速度を算出する引き取り速度算出手段と、 算出された引き取り速度情報に基づいて前記引き取り駆
    動手段の作動を制御する引き取り制御手段とを備えたパ
    イル織機における緯糸密度変更装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5673141A (en) * 1979-11-10 1981-06-17 Iwama Shiyotsuki Seisakusho Kk Long and short pile weaving apparatus in towel weaving machine
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JPH02293443A (ja) * 1989-05-02 1990-12-04 Katsuzawa Denshi Gijutsu Kk 経糸送り制御による柄出法とその制御装置

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