JPH07135847A - 菌根性茸類用培地の添加物 - Google Patents
菌根性茸類用培地の添加物Info
- Publication number
- JPH07135847A JPH07135847A JP5312488A JP31248893A JPH07135847A JP H07135847 A JPH07135847 A JP H07135847A JP 5312488 A JP5312488 A JP 5312488A JP 31248893 A JP31248893 A JP 31248893A JP H07135847 A JPH07135847 A JP H07135847A
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- Japan
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- medium
- additive
- mycorrhizal
- pectin
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- Mushroom Cultivation (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 子実体ないし子実体の原基形成に直接結びつ
くような、菌根性茸類菌糸の短期大量増殖を可能にする
菌根性茸類用培地の添加物を提供する。 【構成】 マツタケ、ホンシメジ等菌根性茸類を栽培対
象とし、その人工培地、即ち栄養素等に水を加え、これ
を培地の構成土壌に混含させて構成される培地に添加さ
れる添加物が、天然粗製ペクチンもしくはペクチンの精
製ないし分解物、或は両者の混成物から構成される。
くような、菌根性茸類菌糸の短期大量増殖を可能にする
菌根性茸類用培地の添加物を提供する。 【構成】 マツタケ、ホンシメジ等菌根性茸類を栽培対
象とし、その人工培地、即ち栄養素等に水を加え、これ
を培地の構成土壌に混含させて構成される培地に添加さ
れる添加物が、天然粗製ペクチンもしくはペクチンの精
製ないし分解物、或は両者の混成物から構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菌根性茸類用培地の添
加物に関する。
加物に関する。
【0002】食用とされる菌根性茸類は、マツタケ、ホ
ンシメジ、ヤマドリタケ等格別の風味を有するものが多
い一方、栽培が頗る困難であり、人工栽培も未だ試験段
階に留まっている。
ンシメジ、ヤマドリタケ等格別の風味を有するものが多
い一方、栽培が頗る困難であり、人工栽培も未だ試験段
階に留まっている。
【0003】しかしながら菌根性茸類については、人工
培地を用いて子実体収穫に至る人工栽培は、現時点では
実用の段階には至っていないものの、適切な添加物を加
えることにより培養環境を整えれば、人工の培地におい
ても相当の菌糸の生育は期待可能であり、菌糸の生育が
促進され子実体形成ないし原基形成が実現されれば、菌
根性茸類子実体の人工栽培は、実現したも同然である。
培地を用いて子実体収穫に至る人工栽培は、現時点では
実用の段階には至っていないものの、適切な添加物を加
えることにより培養環境を整えれば、人工の培地におい
ても相当の菌糸の生育は期待可能であり、菌糸の生育が
促進され子実体形成ないし原基形成が実現されれば、菌
根性茸類子実体の人工栽培は、実現したも同然である。
【0004】本発明は、栄養素等に水を加え、培地の構
成土壌に混含させて構成される人工の培地に添加される
添加物に関するもので、菌混性茸類を対象とするもので
ある。
成土壌に混含させて構成される人工の培地に添加される
添加物に関するもので、菌混性茸類を対象とするもので
ある。
【0005】
【従来の技術】菌根性茸類を栽培対象とした培地液ない
し液体培地に関する従来技術としては、本発明の発明者
により平成4年に発明された、液体培地中に含有される
主要培養源炭水化物が、単糖類ないし少糖類炭水化物と
澱粉、デキストリン等多糖類炭水化物とにより構成され
たものがある(特願平4ー335148号)。
し液体培地に関する従来技術としては、本発明の発明者
により平成4年に発明された、液体培地中に含有される
主要培養源炭水化物が、単糖類ないし少糖類炭水化物と
澱粉、デキストリン等多糖類炭水化物とにより構成され
たものがある(特願平4ー335148号)。
【0006】また、上記従来技術に先行する公知技術と
しては、いわゆる浜田培地、M培地などがある。
しては、いわゆる浜田培地、M培地などがある。
【0007】上記特願平4ー335148号技術は、浜
田培地、M培地の劇的な改善例であり、菌糸の短期大量
増殖により、それまでには見られなかった菌根性茸類の
肉厚偏平な菌糸塊食品の提供を実現した。
田培地、M培地の劇的な改善例であり、菌糸の短期大量
増殖により、それまでには見られなかった菌根性茸類の
肉厚偏平な菌糸塊食品の提供を実現した。
【0008】
【解決すべき課題】しかしながら、上記特願平4ー33
5148号技術にあっても実現されなかったものが、子
実体ないし子実体の原基形成である。子実体の原基形成
には、菌糸の塊状大量増殖が必要とされ、上記従来技術
に加え、菌根性茸類の菌糸の短期増殖をさらに促進する
添加物の開発が望まれていた。
5148号技術にあっても実現されなかったものが、子
実体ないし子実体の原基形成である。子実体の原基形成
には、菌糸の塊状大量増殖が必要とされ、上記従来技術
に加え、菌根性茸類の菌糸の短期増殖をさらに促進する
添加物の開発が望まれていた。
【0009】本発明はこのような課題にかんがみ、子実
体ないし子実体の原基形成に直接結びつくような、菌根
性茸類菌糸の短期大量増殖を可能にする菌根性茸類用培
地の添加物を提供することを目的とする。
体ないし子実体の原基形成に直接結びつくような、菌根
性茸類菌糸の短期大量増殖を可能にする菌根性茸類用培
地の添加物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、菌根性茸類を
栽培対象とした培地に加えられる添加物が、天然粗製ペ
クチン及びペクチンの精製物、或は両者の混成物からな
ることを上記課題解決の手段としている。このペクチン
の分解ないし精製物のうち、上記課題解決において主要
な役割を担っているのは天然粗製ペクチンより分解ない
し精製されるペクチン酸ないしガラクツロン酸である。
栽培対象とした培地に加えられる添加物が、天然粗製ペ
クチン及びペクチンの精製物、或は両者の混成物からな
ることを上記課題解決の手段としている。このペクチン
の分解ないし精製物のうち、上記課題解決において主要
な役割を担っているのは天然粗製ペクチンより分解ない
し精製されるペクチン酸ないしガラクツロン酸である。
【0011】本発明における課題解決手段は、ホンシメ
ジ等 Lyophyllum shimeji 種、およびマツタケ等が属す
るTricholoma 属などの菌根性茸類を主な対象としたも
のである。
ジ等 Lyophyllum shimeji 種、およびマツタケ等が属す
るTricholoma 属などの菌根性茸類を主な対象としたも
のである。
【0012】
【作用】本発明の発明者は、これまでの研究の蓄積によ
り、ペクチンが菌根性茸類菌糸の短期大量増殖を可能に
するとともに、子実体の原基形成に大きな役割を果たし
ていることを発見した。この画期的発見を上記課題解決
に結合させたのが、本発明である。
り、ペクチンが菌根性茸類菌糸の短期大量増殖を可能に
するとともに、子実体の原基形成に大きな役割を果たし
ていることを発見した。この画期的発見を上記課題解決
に結合させたのが、本発明である。
【0013】上述の構成になる添加物を先行例液体培
地、即ち単糖ないし少糖類、多糖類マンニトール、イー
ストエキス、リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム等を
成分として含有する培地液に加え、この培地液をpH
5.0ないし5.5内外にpH調節したものに、ホンシ
メジ等 Lyophyllum shimeji 種、マツタケ等 Tricholom
a属などの菌根性茸類菌種を接種する。
地、即ち単糖ないし少糖類、多糖類マンニトール、イー
ストエキス、リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム等を
成分として含有する培地液に加え、この培地液をpH
5.0ないし5.5内外にpH調節したものに、ホンシ
メジ等 Lyophyllum shimeji 種、マツタケ等 Tricholom
a属などの菌根性茸類菌種を接種する。
【0014】菌種接種後相当の培養期間において、天然
粗製ペクチンもしくは、ペクチン酸、ガラクツロン酸等
ペクチンの精製ないし分解物は、酸性多糖類であるた
め、菌根性の茸類菌糸の成長促進栄養素として作用し、
詳細な作用機序は未解明であるものの、上記相当培養期
間の経過後の菌糸量は、本発明添加物を加えていない場
合と比較すれば、その増加は歴然としたものとなる。
粗製ペクチンもしくは、ペクチン酸、ガラクツロン酸等
ペクチンの精製ないし分解物は、酸性多糖類であるた
め、菌根性の茸類菌糸の成長促進栄養素として作用し、
詳細な作用機序は未解明であるものの、上記相当培養期
間の経過後の菌糸量は、本発明添加物を加えていない場
合と比較すれば、その増加は歴然としたものとなる。
【0015】また、ペクチン酸、ガラクツロン酸が菌根
性茸類の菌糸の短期増殖促進効果をもたらす主要物質で
あることは確実であるものの、相当の培養期間経過中
に、天然粗製ペクチンが茸類菌糸から分泌される酵素等
の作用により分解され、ペクチン酸、ガラクツロン酸以
外にも、菌が摂取しやすく菌糸の増殖に適した形のペク
チン分解物が培地中に生起することは十分考えられる。
性茸類の菌糸の短期増殖促進効果をもたらす主要物質で
あることは確実であるものの、相当の培養期間経過中
に、天然粗製ペクチンが茸類菌糸から分泌される酵素等
の作用により分解され、ペクチン酸、ガラクツロン酸以
外にも、菌が摂取しやすく菌糸の増殖に適した形のペク
チン分解物が培地中に生起することは十分考えられる。
【0016】さらに先行技術である特願平4ー4596
9号を参考として調整された培地に本発明添加物を加え
たもの、すなわち、栄養素等に水を加え、本発明添加物
を添加し、これを構成土壌に混含させて構成された培地
に、種菌を接種し、相当の培養期間経過後温度環境を幾
分低温として、相当期間の発生処理を施したところ、顕
著な子実体ないし子実体原基の形成が見られた。
9号を参考として調整された培地に本発明添加物を加え
たもの、すなわち、栄養素等に水を加え、本発明添加物
を添加し、これを構成土壌に混含させて構成された培地
に、種菌を接種し、相当の培養期間経過後温度環境を幾
分低温として、相当期間の発生処理を施したところ、顕
著な子実体ないし子実体原基の形成が見られた。
【0017】
【実施例】以下本発明菌根性茸類用培地の添加物の実施
例を、該添加物を加えていない従来例と比較した培養実
験結果を示す表を参照しつつ説明する。
例を、該添加物を加えていない従来例と比較した培養実
験結果を示す表を参照しつつ説明する。
【0018】(実施例1)本実施例では、実施例添加物
は天然粗製ペクチン(表中ではペクチンと略称)のみか
らなり、特願平4ー335148号の実施例を本発明実
施例添加物を加える前の基本培地液とした。
は天然粗製ペクチン(表中ではペクチンと略称)のみか
らなり、特願平4ー335148号の実施例を本発明実
施例添加物を加える前の基本培地液とした。
【0019】この基本培地液は750mlの培地液中に
澱粉5%(以下%は重量パーセントとする)、グルコー
ス3%、マンニトール0.1%、イーストエキス0.3
%、リン酸二カリウム0.05%、硫酸マグネシウム
0.05%を溶解させたものである。この基本培地液の
pH調整は、1Nの塩酸を用いpH5.0とし、これに
殺菌処理をして本実施例添加物添加前の培地液とした。
澱粉5%(以下%は重量パーセントとする)、グルコー
ス3%、マンニトール0.1%、イーストエキス0.3
%、リン酸二カリウム0.05%、硫酸マグネシウム
0.05%を溶解させたものである。この基本培地液の
pH調整は、1Nの塩酸を用いpH5.0とし、これに
殺菌処理をして本実施例添加物添加前の培地液とした。
【0020】上記基本培地液に3段階の異なる所定量の
本発明実施例添加物を添加したものに Tricholoma属で
あるマツタケ種菌(Tricholoma matutake IFO. 6933
株)を接種し、22〜23℃で培養して、種菌接種後1
20日後、240日後の菌糸量を測定比較した結果が下
記表1である。
本発明実施例添加物を添加したものに Tricholoma属で
あるマツタケ種菌(Tricholoma matutake IFO. 6933
株)を接種し、22〜23℃で培養して、種菌接種後1
20日後、240日後の菌糸量を測定比較した結果が下
記表1である。
【表1】 表1に示されるとおり、培養期間120日においては、
本発明実施例添加物を添加しない基本培地と比較して、
本発明実施例添加物を適宜量、0.1〜0.5重量パー
セント内外加えた場合の方が、菌糸の増殖度がよい。ま
た培養期間240日においても、菌糸の増加が相当量認
められる。
本発明実施例添加物を添加しない基本培地と比較して、
本発明実施例添加物を適宜量、0.1〜0.5重量パー
セント内外加えた場合の方が、菌糸の増殖度がよい。ま
た培養期間240日においても、菌糸の増加が相当量認
められる。
【0021】また異なる4段階の所定量の本実施例添加
物を加えた培地液を、特願平4ー45969号を参考と
して、ピートモス150g、炭酸カルシウム3.20g
からなる培地構成土壌に混含させpHを5.0としたの
ち、同様にマツタケ種菌(Tricholoma matutake IFO. 6
933株)を接種し、22〜23℃で300日間培養後さ
らに17℃の室内で50日間発生処理を施して子実体原
基形成の有無を観察した。その結果を示すのが表2であ
る。
物を加えた培地液を、特願平4ー45969号を参考と
して、ピートモス150g、炭酸カルシウム3.20g
からなる培地構成土壌に混含させpHを5.0としたの
ち、同様にマツタケ種菌(Tricholoma matutake IFO. 6
933株)を接種し、22〜23℃で300日間培養後さ
らに17℃の室内で50日間発生処理を施して子実体原
基形成の有無を観察した。その結果を示すのが表2であ
る。
【0022】なお、原基形成観察実験で用いられた培地
容器は、本発明の発明者の新規発明に係る特願平1ー1
98479号実施例の合成樹脂製袋状容器である。
容器は、本発明の発明者の新規発明に係る特願平1ー1
98479号実施例の合成樹脂製袋状容器である。
【0023】
【表2】 表2に示されるとおり、本実施例添加物である天然粗製
ペクチンを0.1〜1.0重量%内外加えた場合、子実
体の原基形成率が頗る良好である。また原基の菌糸量も
本実施例添加物を加えなかった場合と比較して著しく増
大している。
ペクチンを0.1〜1.0重量%内外加えた場合、子実
体の原基形成率が頗る良好である。また原基の菌糸量も
本実施例添加物を加えなかった場合と比較して著しく増
大している。
【0024】(実施例2)本実施例でも実施例1と同
様、実施例添加物は天然粗製ペクチン(表中ではペクチ
ンと略称)のみからなり、特願平4ー335148号の
実施例を本発明実施例添加物を加える前の基本培地液と
した。
様、実施例添加物は天然粗製ペクチン(表中ではペクチ
ンと略称)のみからなり、特願平4ー335148号の
実施例を本発明実施例添加物を加える前の基本培地液と
した。
【0025】この基本培地液は750mlの培地液中に
澱粉5%(以下%は重量パーセントとする)、グルコー
ス3%、マンニトール0.1%、イーストエキス0.3
%、リン酸二カリウム0.05%、硫酸マグネシウム
0.05%を溶解させたものである。この基本培地液の
pH調整は、1Nの塩酸を用いpH5.3〜5.5と
し、これに殺菌処理をして本実施例添加物添加前の培地
液とした。
澱粉5%(以下%は重量パーセントとする)、グルコー
ス3%、マンニトール0.1%、イーストエキス0.3
%、リン酸二カリウム0.05%、硫酸マグネシウム
0.05%を溶解させたものである。この基本培地液の
pH調整は、1Nの塩酸を用いpH5.3〜5.5と
し、これに殺菌処理をして本実施例添加物添加前の培地
液とした。
【0026】上記基本培地液に4段階の異なる所定量の
本発明実施例添加物を添加したものに ホンシメジ(Ly
ophyllum shimeji H−11株)種菌を接種し、22〜
23℃で培養して、種菌接種後50日後、100日後の
菌糸量を測定比較した結果が下記表3である。
本発明実施例添加物を添加したものに ホンシメジ(Ly
ophyllum shimeji H−11株)種菌を接種し、22〜
23℃で培養して、種菌接種後50日後、100日後の
菌糸量を測定比較した結果が下記表3である。
【0027】
【表3】 表3に示されるとおり、培養期間50日においては、本
発明実施例添加物を添加しない基本培地と比較して、本
発明実施例添加物を適宜量、0.1〜0.5重量パーセ
ント内外加えた場合の方が、菌糸の増殖度がよい。また
培養期間100日においても、菌糸の増加が相当量認め
られる。
発明実施例添加物を添加しない基本培地と比較して、本
発明実施例添加物を適宜量、0.1〜0.5重量パーセ
ント内外加えた場合の方が、菌糸の増殖度がよい。また
培養期間100日においても、菌糸の増加が相当量認め
られる。
【0028】また異なる5段階の所定量の本実施例添加
物を加えた培地液を、特願平4ー45969号を参考と
して、ピートモス150g、コナラを原料とする粉炭
3.75g、炭酸カルシウム3.75gからなる培地構
成土壌に混含させpHを5.3〜5.5としたのち、同
様にホンシメジ(Lyophyllum shimeji M−11株 およ
び奈良林試株1501株)を接種し、22〜23℃で9
0日間培養後さらに16℃の室内で30日間発生処理を
施して子実体形成の有無を観察した。その結果を示すの
が表4である。
物を加えた培地液を、特願平4ー45969号を参考と
して、ピートモス150g、コナラを原料とする粉炭
3.75g、炭酸カルシウム3.75gからなる培地構
成土壌に混含させpHを5.3〜5.5としたのち、同
様にホンシメジ(Lyophyllum shimeji M−11株 およ
び奈良林試株1501株)を接種し、22〜23℃で9
0日間培養後さらに16℃の室内で30日間発生処理を
施して子実体形成の有無を観察した。その結果を示すの
が表4である。
【0029】なお、子実体形成観察実験で用いられた培
地容器は、本発明の発明者の新規発明に係る特願平1ー
198479号実施例の合成樹脂製袋状容器である。
地容器は、本発明の発明者の新規発明に係る特願平1ー
198479号実施例の合成樹脂製袋状容器である。
【0030】
【表4】 表4に示されるとおり、本実施例添加物である天然粗製
ペクチンを0.1重量パーセント以上加えた場合にのみ
子実体の形成が確認された。本実施例添加物を1.0重
量パーセント加えた場合、菌糸量が最大となっている。
ペクチンを0.1重量パーセント以上加えた場合にのみ
子実体の形成が確認された。本実施例添加物を1.0重
量パーセント加えた場合、菌糸量が最大となっている。
【0031】(実施例3)本実施例では、実施例添加物
はペクチン酸、或はガラクツロン酸からなり、実施例
1、2と同様特願平4ー335148号の実施例を本発
明実施例添加物を加える前の基本培地液とした。この基
本培地液は、実施例2と同様750mlの培地液中に澱
粉5%(以下%は重量パーセントとする)、グルコース
3%、マンニトール0.1%、イーストエキス0.3
%、リン酸二カリウム0.05%、硫酸マグネシウム
0.05%を溶解させたものである。この基本培地液の
pH調整は、1Nの塩酸を用いpH5.3〜5.5と
し、これに殺菌処理をして本実施例添加物添加前の培地
液とした。
はペクチン酸、或はガラクツロン酸からなり、実施例
1、2と同様特願平4ー335148号の実施例を本発
明実施例添加物を加える前の基本培地液とした。この基
本培地液は、実施例2と同様750mlの培地液中に澱
粉5%(以下%は重量パーセントとする)、グルコース
3%、マンニトール0.1%、イーストエキス0.3
%、リン酸二カリウム0.05%、硫酸マグネシウム
0.05%を溶解させたものである。この基本培地液の
pH調整は、1Nの塩酸を用いpH5.3〜5.5と
し、これに殺菌処理をして本実施例添加物添加前の培地
液とした。
【0032】この基本培地液に本実施例添加物であるペ
クチン酸とガラクツロン酸を所定量0.1重量パーセン
ト加えた培地液を、特願平4ー45969号を参考とし
て、ピートモス150g、コナラを原料とする粉炭3.
75g、炭酸カルシウム3.75gからなる培地構成土
壌に混含させpHを5.3〜5.5としたのち、同様に
ホンシメジ(Lyophyllum shimeji H−11株 および奈
良林試株1501株)を接種し、22〜23℃で90日
間培養後さらに16℃の室内で30日間発生処理を施し
て子実体形成の有無を観察した。その結果を示すのが表
5である。
クチン酸とガラクツロン酸を所定量0.1重量パーセン
ト加えた培地液を、特願平4ー45969号を参考とし
て、ピートモス150g、コナラを原料とする粉炭3.
75g、炭酸カルシウム3.75gからなる培地構成土
壌に混含させpHを5.3〜5.5としたのち、同様に
ホンシメジ(Lyophyllum shimeji H−11株 および奈
良林試株1501株)を接種し、22〜23℃で90日
間培養後さらに16℃の室内で30日間発生処理を施し
て子実体形成の有無を観察した。その結果を示すのが表
5である。
【0033】なお、子実体形成観察実験で用いられた培
地容器は、実施例1、2で用いられたものと同様、本発
明の発明者の新規発明に係る特願平1ー198479号
実施例の合成樹脂製袋状容器である。
地容器は、実施例1、2で用いられたものと同様、本発
明の発明者の新規発明に係る特願平1ー198479号
実施例の合成樹脂製袋状容器である。
【0034】
【表5】 表5に示されるとおり、本発明実施例添加物がペクチン
酸、ガラクツロン酸である場合にも、無添加の場合には
見られなかった子実体形成が見られ、実施例1、2とほ
ぼ同様の所見が得られた。
酸、ガラクツロン酸である場合にも、無添加の場合には
見られなかった子実体形成が見られ、実施例1、2とほ
ぼ同様の所見が得られた。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明菌根性茸類
用培地の添加物によれば、子実体ないし子実体の原基形
成に直接結びつくような、菌根性茸類菌糸の短期大量増
殖を可能にする菌根性茸類用培地の添加物が提供され、
格別の風味を有し大きな市場性を持つマツタケ、ホンシ
メジ等菌根性茸類の人工栽培が初めて実現に至った。
用培地の添加物によれば、子実体ないし子実体の原基形
成に直接結びつくような、菌根性茸類菌糸の短期大量増
殖を可能にする菌根性茸類用培地の添加物が提供され、
格別の風味を有し大きな市場性を持つマツタケ、ホンシ
メジ等菌根性茸類の人工栽培が初めて実現に至った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645)
Claims (4)
- 【請求項1】菌根性茸類を栽培対象とし、栄養素等に水
を加え、培地の構成土壌に混含させて構成される培地に
加えられる添加物が、天然粗製ペクチンもしくはペクチ
ンの精製ないし分解物、或は両者の混成物からなること
を特徴とする菌根性茸類用培地の添加物。 - 【請求項2】ペクチンの精製ないし分解物がペクチン酸
或はガラクツロン酸であることを特徴とする請求項1記
載の菌根性茸類用培地の添加物。 - 【請求項3】栽培対象となる菌根性茸類が Lyophyllum
shimeji 種であることを特徴とする請求項1および2記
載の菌根性茸類用培地の添加物。 - 【請求項4】栽培対象となる菌根性茸類が Tricholoma
属であることを特徴とする請求項1および2記載の菌根
性茸類用培地の添加物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5312488A JPH07135847A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 菌根性茸類用培地の添加物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5312488A JPH07135847A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 菌根性茸類用培地の添加物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07135847A true JPH07135847A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=18029818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5312488A Pending JPH07135847A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 菌根性茸類用培地の添加物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07135847A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1226748A1 (en) * | 2001-01-26 | 2002-07-31 | The University of Tokyo | Method of forming an artificial shiro of matsutake |
| CN102675480A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-09-19 | 华南理工大学 | 一种具有高得率的白灵菇多糖的制备方法 |
| CN103694365A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 舒梅 | 一种超高压提取松茸多糖的工艺 |
-
1993
- 1993-11-17 JP JP5312488A patent/JPH07135847A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1226748A1 (en) * | 2001-01-26 | 2002-07-31 | The University of Tokyo | Method of forming an artificial shiro of matsutake |
| CN102675480A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-09-19 | 华南理工大学 | 一种具有高得率的白灵菇多糖的制备方法 |
| CN103694365A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 舒梅 | 一种超高压提取松茸多糖的工艺 |
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