JPH071367A - 歩行アクチュエータ - Google Patents

歩行アクチュエータ

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JPH071367A
JPH071367A JP16615493A JP16615493A JPH071367A JP H071367 A JPH071367 A JP H071367A JP 16615493 A JP16615493 A JP 16615493A JP 16615493 A JP16615493 A JP 16615493A JP H071367 A JPH071367 A JP H071367A
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村 洋 太 郎 畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持力を大きくとることができ、しかも取付
箇所に多少のばらつきがあっても安定した走行性能およ
び保持力を得ることができる歩行アクチュエータを提供
する。 【構成】 接触部分としての足部1,2を有するアクチ
ュエータ3,4を複数備え、一部のアクチュエータ3の
足部1を歩行面8に接しさせ、押付手段6による押付力
を支えながら前進動作を行い、他のアクチュエータ4の
足部2を歩行面8から離間させて前進させ、前記一部の
アクチュエータ3と他のアクチュエータ4の動作を交互
に入れ換えることにより歩行動作を行う。また、アクチ
ュエータ10と非能動体11を有し、押付手段13によ
りそれらを全体として所定の力で歩行面8に対して押付
け、非能動体11によって支えながらアクチュエータ1
0の足部15を移動させる動作と、足部15を歩行面8
に接しさせその接点を保持したままアクチュエータ10
を動かし、足部15に対して相対的に非能動体11を移
動させて移動する動作とを交互に行うことにより歩行動
作を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、停止保持力の大きくと
り得る歩行タイプのアクチュエータ、特に精密位置決め
を適したアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から直線案内機構の駆動には、ステ
ッピングモータや,ACおよびDCサーボモータが使用
されている。これらのアクチュエータは磁界の力を利用
しているため、電磁界の発生,熱の発生等があり、ま
た、高度な位置決めをするのに高価なエンコーダと高度
な制御技術が必要となる。
【0003】また、駆動伝達装置としてボールねじやタ
イミングベルト等が必要であるために多くのスペースが
必要なことや重量が大きいこと等、回転を直線に変換す
ることは効率が悪い。これらを解消するには、ガイド一
体型つまりダイレクトドライブのアクチュエータが必要
であることはいうまでもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在のダイレクトドラ
イブ方式のアクチュエータとしては、直動ステッピング
モータを使用したものやリニアサーボモータがあるが、
電磁界発生,熱の発生,推力の問題点がある。
【0005】一方、熱の発生が少なく、推力が大きくま
た低騒音のモータとして共振を利用した摩擦駆動である
超音波モータがあるが、超音波モータの駆動には高価な
高周波波電源が必要である。また、モータに接触予圧を
加えても駆動中には点接触となるため停止保持力が小さ
くなるため鉛直方向のアクチュエータとしては不向きで
ある。
【0006】また、圧電素子を用いたアクチュエータと
して、インチワームがある。
【0007】しかし、インチワームは、保持力を圧電素
子の力で得ているために停止保持力の大きさには限界が
あるし、停電になると保持力が全くなくなるので、送り
位置が狂ってしまう。また、一定の隙間に介装して使用
するような場合に、隙間のばらつきで保持力が大きく変
動してしまうという問題があった。
【0008】さらに、押さえ→伸び→解放→押さえと、
一連の流れがあるために動きがぎこちない面がある。
【0009】本発明は上記した従来技術の問題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、保
持力を大きくとることができ、しかも取付箇所に多少の
ばらつきがあっても安定した走行性能および保持力を得
ることができる歩行アクチュエータを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、歩行面に対する複数の接触部分
を持ち、その全体にかかる押付力を所定の荷重に保つ押
付手段を設け、前記接触部分の内少なくとも一部の接触
部分を、歩行面に対して押付および離間する方向さらに
歩行面に平行方向に変位させるアクチュエータを設けた
ことを特徴とする。
【0011】前記接触部分としての足部を有するアクチ
ュエータを複数備え、一部のアクチュエータの足部を歩
行面に接しさせ、押付手段による押付力を支えながら前
進動作を行い、他のアクチュエータの足部を歩行面から
離間させて前進させ、前記一部のアクチュエータと他の
アクチュエータの動作を交互に入れ換えることにより歩
進動作を行うことを特徴とする。
【0012】アクチュエータと非能動体を有し、押付手
段によりそれらを全体として所定の力で歩行面に対して
押付け、非能動体によって支えながらアクチュエータの
足部を移動させる動作と、足部を歩行面に接しさせ、そ
の接点を保持したままアクチュエータを動かし、足部に
対して相対的に非能動体を移動する動作とを交互に行う
ことにより歩進動作を行うことを特徴とする。
【0013】アクチュエータと非能動体が別体構成であ
ってもよいし、一体構成としてもよい。
【0014】前記押付手段による押付力は、機械的なば
ね力,流体力,磁力の反発力あるいは吸引力を利用する
ことができる。
【0015】また、足部の変位を検出する変位検出手段
を有していることを特徴とする。
【0016】この変位検出手段によって検出された変位
情報に基づいてアクチュエータを制御して歩行位置の制
御を行うことが好適である。
【0017】押付け力および推力を検出する力検出手段
を有していることを特徴とする。
【0018】力検出手段によって検出された力情報に基
づいて押付力および推力を制御することを特徴とする。
【0019】アクチュエータの変位発生手段は、圧電素
子または電歪素子,熱膨張によって変位する手段,流体
力を利用したもの,ボイスコイルを利用したもの,磁歪
素子を利用したもの等を用いることができる。
【0020】足部の接触面は円弧形状で、歩行面に対し
転がり接触させることが効果的である。
【0021】また、足部は、歩行面から所定距離だけ離
れた位置を支点にして回転可能に支持することが好まし
い。
【0022】足部はばねによるヒンジ機構によって支持
されていることが効果的である。
【0023】
【作用】本発明にあっては、押付手段によって、歩行面
に対して複数の接触部分が全体として所定の押付力で押
しつけられている。
【0024】そして、歩行時には、アクチュエータによ
って接触部分の内少なくとも一部の接触部分を、歩行面
に対して押付て他の接触部分を歩行面から離間させ、さ
らに歩行面に対して水平方向に変位させて前進し、その
後この接触部分を歩行面にさ対して離間させて他の接触
部分を歩行面に対して接触させる。この動きを繰り返す
ことによって歩行運動が実現される。また、押付手段に
よって、接触部分を全体として押付ていることにより、
強い停止保持力が得られる。
【0025】複数の接触部分としては、アクチュエータ
によって駆動される複数の足部を交互に動作させてもよ
いし、アクチュエータによって駆動される足部と、アク
チュエータによっては駆動されないブレーキとの組み合
わせによて歩行動作をさせてもよい。
【0026】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0027】図1(a)〜(c)は本発明の第1の基本形
を、図1(d)〜(f)が第2の基本形を示している。
【0028】まず、第1の基本形について説明すると、
この例は、歩行面に接種億する部分として足部1,2を
有する第1,第2アクチュエータ3,4を備えている。
これら第1,第2アクチュエータ3,4は中間体4に取
り付けられ、この中間体5は押付手段としてのばね部材
6を介して本体7に連結されている。この本体7は歩行
面8に対して一定の隙間9を有するように保持される。
【0029】第1,第2のアクチュエータ3,4の足部
1,2はばね部材6によって所定の荷重でもって歩行面
8に押しつけられている。
【0030】そして、第1のアクチュエータ3の足部1
を歩行面8に接しさせ、ばね部材による6押付力を支え
ながら前進運動を行い、他方の第2のアクチュエータ4
の足部2を歩行面8から離間させて前進させる。これら
動作は同時に行ってもよいし、時間差を設けてもよい。
そして、この第1,第2アクチュエータ3,4の動作を
交互に入れ換えることにより歩行動作がをなされる。
【0031】この第1の基本形については、足部および
アクチュエータを3個以上設けてもよい。
【0032】次に、第2の基本形について説明すると、
kno例ではアクチュエータ10と非能動体としてのブ
レーキ手段11が中間体12に取り付けられ、この中間
体12が第1の基本形と同様にばね部材13を介して本
体14に連結されている。
【0033】そして、この押付手段としてのばね部材1
3のばね力により、アクチュエータ10とブレーキ手段
11が全体として所定の力でもって歩行面8に対して押
しつけられている。この押付力をブレーキ手段11によ
って支えながらアクチュエータ10を移動させる動作
と、足部15を歩行面8に接しさせ、その接点を保持し
たままアクチュエータ10を動かし、足部15に対して
相対的にブレーキ手段11を移動させて移動動作とを、
交互に行うことにより歩行動作を行うようになってい
る。
【0034】図2は、第1の基本形の足部およびアクチ
ュエータの構成例を示している。
【0035】このアクチュエータは、図2(a),(b)に
示すように、足部16と、この足部16を薄肉の板ばね
部17を介して支持する支持部18と、足部16を支持
部18間に介装されるV字配置の第1,第2変位発生手
段19,20と、から構成されている。而して、足部1
6は、歩行面8から所定距離だけ離れた位置の前記板ば
ね部17を支点にして回転可能に支持されている。そし
て、第1,第2変位発生手段19,20に対して、図2
(e),(f)に示すような波形の駆動信号を入力すること
により、足部16をその直立姿勢から進行方向とは逆側
に蹴り出すように足部16を動作させるようになってい
る。
【0036】このように構成されたアクチュエータA,
Bを、図2(g)に示すように2つ並列に並べ、図2(h)
に示すような信号を入力することにより、歩行運動をさ
せる。
【0037】上記図2(a),(b)は足部16が自由状態
で歩行面8に常時離れている常時開タイプの構成であっ
たが、図2(i),(j)に示すように、足部16が常時歩
行面8に接している常時閉タイプの構成をとることもで
きる。
【0038】この歩行アクチュエータは、図2(k)に
示すような隙間が一定の直線あるいは曲線案内装置に取
り付けることが好適である。
【0039】図3(a),(b)には足部16の歩行動作を
示している。
【0040】この実施例では、図3(a)に示すように、
直立姿勢から後方に蹴り出すような動作をさせる。同図
(b)のように、かかと部16aから歩行面8に接触する
と、かかと部16aおよび歩行面8の摩耗が早いために
好ましくない。
【0041】さらに、足部16の接触面の形状として、
図3(d)に示すように円弧形状としておくことが好まし
い。このようにすれば、図3(c)に示す転動体21と同
様に転がり接触させることが可能となり、摩耗が著しく
改善される。
【0042】図4にはアクチュエータの他の構成例を示
している。
【0043】図4(a),(b)は、2つの変位発生手段2
2,23を平行に並べて設けたものである。
【0044】また、図4(c)は、ばね部17として平行
平板構造を用い、上下,左右に変形可能とし、それぞれ
の方向に変位を発生させる変位発生手段22,23,2
4を設けたものである。
【0045】図4(d)は、図4(a),(b)のばね部の構
成として板ばね構造を用いたものである。
【0046】変位発生手段としては、圧電素子または電
歪素子,熱膨張を利用した手段,流体圧を利用した手
段,ボイスコイルを利用したもの、磁歪素子等、種々の
ものを利用することができる。
【0047】また、図1に示すた基本形のばね部材の他
に、押付手段としては、流体圧を利用するもの、磁力の
反発力,吸引力を利用するもの等を用いることができ
る。
【0048】図5(a)は制御構成例を示している。
【0049】すなわち、足部16の変位を検出する変位
検出手段25と、この変位検出手段25によって検出さ
れた変位情報に基づいてアクチュエータ3,4を制御す
るコントローラ26と、から構成されている。
【0050】さらに、押付力を検出する力検出手段27
を設け、この力検出手段27からの力情報に基づいて押
付力を調整することも可能である。
【0051】図5(b)は、図2に示すタイプのアクチュ
エータにおいて、変位検出手段として歪ゲージ23を用
いた例を示している。
【0052】図5(c),(d)は変位発生手段19,20
変位量に対して歪出力を検出し、その歪出力を変位発生
手段19,20にフィードバックすることで変位量を制
御するようにしたものである。
【0053】このうち図5(c)は、歪ゲージ28のアナ
ログ出力をそのままフィードバックしたもので、図5
(d)は出力をデジタル変換してCPUにフィードバック
したものである。
【0054】図6(a)は一枚の板を打ち抜いて構成した
もので、基本的には足部29と、この足部2を囲むC字
形の中間体30と、さらにその外側を取り囲むC字形の
本体31と、から構成されている。そして、足部29と
中間体30とはばねヒンジ部32にて回転変形自在に支
持され、中間体30と本体31とは平行平板機構のばね
部33によって支持されている。このばね部33材によ
って、C字形の中間体30の両端から下方に伸びるブレ
ーキ部34と、足部29とを歩行面8に対して押しつけ
るように構成されている。
【0055】図6(b),(c)は、非能動体としてのブレ
ーキ部34とアクチュエータ35を模式的に表したもの
で、並列に配置するのが最も単純な構成である。この
点、上記した図6(a)に示した構成は、一平面にブレー
キ部34とアクチュエータ35を製作可能としたもので
ある。
【0056】ブレーキ部34および足部29の歩行面8
との接触面は、摩擦係数が大きいことが望ましい。摩擦
係数を大きくすることで、保持力が大きくkなる。した
がって、接触面には摩擦係数の大きい物質(たとえばカ
ーボンメタル等)をコーテイングしておくことが効果的
である。
【0057】一方、足部29の角部については摩耗しや
すいので丸みを付け、さらに摩擦係数の小さい物質(た
とえばPTFE等)でコーテイングすることが効果的で
ある。
【0058】図6(d)は、図6(a)と変位発生手段3
6,37の向きを異ならせたもので、ハの字形に配置さ
れている。この例では、中央がブレーキ部34で、両側
が足部29,29となる。
【0059】図7は、図6(a)のアクチュエータのばね
部を別体として、アクチュエータ35とブレーキ部34
のみを一枚の平板で構成したものである。ばね部材38
は、ブレーキ部34およびアクチュエータ35の両側面
を挟み付けるようにして組み付けられるコ字方のブロッ
ク体で、左右の挟持片39,39と、これらを連結する
連結片40とから構成される。この挟持片39,39に
それぞれ平行平板構造のばね部41,41が設けられて
いる。そして、連結片40がアクチュエータ35および
ブレーキ部34の上端面に当接し、挟持片39,39の
下端部がブレーキ部34,34の下端部に結合する。
【0060】図8(a)は、図6(a)のアクチュエータの
概念図であり、アクチュエータ35およびブレーキ部3
4の押付力はばね部材33のばね定数kを変えることに
よって自由に変えられる。図6(a)の平行平板構造をと
ったものでは、ばね部33の肉厚を変えることで、ばね
定数を変化させることができる。また、ばねとしては、
コイルばね,皿ばね等種々のばねを適用できる。
【0061】ここで、歩行運動する再に、ばね部33が
縮まったり伸びたりするが、どちらにしても押付力は大
して変化しない。歩行字の変位量は、たとえば数[μ
m]程度と考えると、もともとのばねの自然長からする
と、通常圧縮量が2〜3[mm]程度に押さえている状
態になっているから、10[μm]動いたとしても力の
変動分は千分の一程度しか変わらない。したがって、非
常に安定した保持力を確保できる。
【0062】図8(b)に示す例は、歩行アクチュエータ
を並列に並べて推力および保持力を高めたものである。
【0063】図9(a),(b)は中心にばね部43がある
状態にして上下一体化したものである。このようにすれ
ば、筒体内部またはコ字状体内周を移動可能となる。歩
行アクチュエータは筒体直径よりも短くすることで押付
力をかける。
【0064】図10(a),(b)は片側の軸受を組み付け
たもので、歩行アクチュエータのブレーキ部34および
アクチュエータ35の逆側に直道ころがり案内機構装4
4を設けたものである。歩行アクチュエータにばね部3
3があるためミスアライメントを吸収でき、また転動体
45に対して所定の予圧をかけることができる。
【0065】図11は歩行アクチュエータ46の取付方
法を示している。
【0066】歩行アクチュエータ46は、保持力を得る
ために予圧をかけなければならない。予圧をかける方法
として、図11(a)〜(c)に示すような方法がある。
【0067】図11(a)に示す例は、調整ボルト46を
使用したもので、案内部48と歩行アクチュエータ46
を接合ボルト49で接合すると共に、調整ボルト47に
よって歩行アクチュエータ46を押さえる。
【0068】図11(b)は、図11(a)の調整ボルト4
6の代わりにテーパギブ50を用いたものであり、11
(c)は、偏心ピン51を用いた例である。
【0069】図12は、直線または曲線案内内のブロッ
ク54側に歩行アクチュエータ46を取り付けた例を示
している。
【0070】図12(a)はレール52の側面を押さえて
歩行する例である。
【0071】図12(b)は歩行アクチュエータ46を2
個用い、レール52の左右側面を押さえて歩行する例で
ある。
【0072】図12(c)はレール52の取付面を押さえ
て歩行する例である。
【0073】図12(d)は、左右2個の歩行アクチュエ
ータ46で、レール52の取付面53を押さえて歩行す
る例である。
【0074】図12(e)は、一つもしくは2つ以上の歩
行アクチュエータ46を用い、レール52の上面を押さ
えて歩行する例である。
【0075】図12(f)は、歩行アクチュエータ46を
2個のブロック54,54の間に介装した例である。
【0076】図13は直線または曲線案内装置のブロッ
ク54に、歩行アクチュエータ46を埋め込んだ例を示
している。
【0077】同図(a),(b)は、ブロック54の中心に
入れる場合、同図(b)は端に入れる場合、同図(c)は2
つもしくは3つ以上入れる場合を、それぞれ示してい
る。
【0078】図14はレール52を分割して、その間に
歩行アクチュエータ46を配置した例で、ブロック高さ
を低く抑えることができる。
【0079】図15はアウタレール52にブロック54
を挟さみ込んだタイプの直道案内装置に歩行アクチュエ
ータ46を組み付けた例である。
【0080】図16はボールスプラインに歩行アクチュ
エータ46を取り付けた例である。ボールスプラインは
6条で2条づつ120°の角度で等配されている。そこ
で、歩行アクチュエータ46をボールスプラインナット
に120°の角度で等配することにより、3つを同期し
て片寄りのない移動が可能となる。
【0081】図17はXYテーブルの駆動機構に適用し
たものである。
【0082】テーブル55に歩行アクチュエータ46を
1つまたはそれ以上平行に固定して足部29を別の面に
押し当てることにより移動する。2つのテーブル55,
56を組み合わせることにより、非常に薄型のXYテー
ブルを実現できる。
【0083】X軸の歩行アクチュエータ46が停止して
いるときは、Y軸にもブレーキがかかる。X軸の歩行ア
クチュエータ46が動作するときは、Y軸の歩行アクチ
ュエータ46のブレーキは持ち上がり解放されX軸方向
に動作する。
【0084】図示例ではXY各軸方向2個使いである
が、各軸4個使いでもよい。
【0085】図18は通常のテーブルに取り付けた例で
ある。
【0086】歩行アクチュエータ46は、テーブル57
に固定してベース58を歩いても、また、ベース58に
固定してテーブル57を歩いても、どちらでもテーブル
57を動かすことができる。
【0087】図18(a)は1つもしくは2つ以上の歩行
アクチュエータ46をテーブル57に付けた場合、図1
8(b)は一つもしくは2つ以上の歩行アクチュエータ4
6を中心および中心以外につけた場合を、それぞれ示し
ている。
【0088】図19は歩行アクチュエータ46を用いた
自走テーブルの他の実施例である。
【0089】凹状のベース59を用い、ベース59の両
側のエッジ部60,60に歩行アクチュエータ46の足
部28上およびブレーキ部34を押し当てることによっ
て予圧および剛性をもたせて移動することができる。
【0090】図20はリニアスケール61を用いたフィ
ードバック制御の構成例を示している。
【0091】これはレール52と平行にリニアスケール
61を取付け、そのリニアスケール52の出力を読みと
り、変位発生手段36,37にフィードバックすること
で、微小変位させるものである。
【0092】図20(b)は、リニアスケール61の出力
をCPUに直接入力し、ソフトウエアによって位置制御
するものである。
【0093】図20(c)は、リニアスケール61の出力
をF/V変換して速度ループに使用し、リニアスケール
61の出力を偏差カウンタに入力して位置サーボとす
る。また、速度ループと位置サーボを同時に使用するも
のである。
【0094】図21は、歩行アクチュエータ46を把持
具として用いる例である。
【0095】レール62をV字状に配置し、それぞれ歩
行アクチュエータ46,46を設けた2つ以上のブロッ
ク63,63に指64,64を付けることにより、互い
の指64,64で対象物を挟むことができる。歩行アク
チュエータ46はばねになっているため、指先に滑らか
な動作を与えることができる。
【0096】図22は、歩行アクチュエータ46を用い
た回転筒63である。
【0097】中心にある円柱軸64を回転しないように
固定し、回転ベアリング65を介して回転筒63を回転
自在に組み付ける。この回転筒63内部に、一つまたは
それ以上の歩行アクチュエータ46を円柱軸64に固定
し、回転筒63の内側をに歩かせることにより回転筒6
3が回転する。
【0098】図23は歩行アクチュエータ46により円
盤66を回転させる例である。
【0099】回転軸67付きの円盤66に歩行アクチュ
エータ46を付けることで円盤66と回転軸67を回転
運動させることが可能である。また、円盤66を円柱に
して歩行アクチュエータ46を2つ以上つけて回転させ
ることも可能である。
【0100】図24は自動調心タイプの歩行アクチュエ
ータダイレクトドライブモータの例である。
【0101】図24(a)は、2ー歩行アクチュエータダ
イレクトドライブモータ、図24(b)が3ー歩行アクチ
ュエータダイレクトドライブモータを示している。
【0102】基本的には円筒状の外壁部68を歩行アク
チュエータ46が歩行することで回転する。圧縮ばね6
8は剛性を上げるために使用する。
【0103】図25は歩行アクチュエータ46がロータ
70の回りを歩くことにより回転する自動調心タイプの
北アクチュエータモータの例である。歩行アクチュエー
タ46にばね部33があるので、自動調心される。
【0104】同図(a)は2ー歩行アクチュエータのタイ
プで、回転させるために必要な相は2相または4相であ
り、同図(b)は3ー歩行アクチュエータモータのタイプ
で、回転に必要な相は2相または6相である。
【0105】図26は歩行アクチュエータ46をステッ
ピングモータ,サーボモータ72に適用したものであ
る。
【0106】現在のステッピングモータおよびサーボモ
ータはエンコーダ75の分能能の範囲までしか位置決め
ができない。しかし、歩行アクチュエータ46を組み合
わせることで、エンコーダ75の分解能を越えて位置決
めできる。歩行アクチュエータ72はステータ部73と
ロータ部74の間に設けられる。
【0107】図27はナット回転型のボールねじ駆動に
適用した例である。
【0108】ボールねじナット76の周りに回転ベアリ
ング77をつける。回転ベアリング77の外輪を治具で
テーブル78に固定する。歩行アクチュエータ46を回
転ベアリング77,77の間に装着し、ボールねじ軸7
9固定の下で、ナット76回転によってテーブル78を
移動させる。
【0109】図28は歩行アクチュエータ46のにより
ボールねじ軸79を駆動する例である。
【0110】ボールねじナット76に取り付けられる歩
行アクチュエータ46のブレーキと足部がねじの山に当
たるようにする。歩行アクチュエータ46は、図中矢印
方向に歩くことでナット76が回転する。
【0111】図28(c)は歩行アクチュエータ46をナ
ット76に埋め込んだ例である。
【0112】図29は、現在地より360°いずれの方
向にも3つの変位発生手段80,81,82によって、
変位可能な円周内であれば自由に動くため、360°自
由に変位させることができる。
【0113】変位発生手段80,81,82の配置は、
上から見て120°,横から見たとき3つとも水平より
45°の角度である。
【0114】装置構成は、下方が開いた円筒状のケース
83内に小サイズの皿ばね84,大サイズの皿ばね85
を介してハット形の円筒86を挿入する。このハット型
円筒86の端面にブレーキ足86が設けられ、さらにハ
ット型円筒86内に上記した変位発生手段80,81,
82および足部29が組み込まれる。
【0115】図30は、図29の逆構成で、変位発生手
段80,81,82を上から見て120°等配、水平方
向から45°にすることで足部29はいずれの方向にも
変位可能な円周内で自由に動く。よって、変位発生手段
80,81,82と球88は摩擦によっていずれの方向
にも回転する。この球88の上に板を水平にのせると、
板はいずれの方向にも動くことになる。
【0116】図31は歩行アクチュエータを使用した球
体89による360°移動させる例である。
【0117】球体89に4つ歩行アクチュエータ46を
図のように配置して加圧することにより、360°いず
れの方向にも移動するようになる。
【0118】図32の歩行アクチュエータにおいて、微
動または保持力の必要の場合には静的に歩行アクチュエ
ータ46の原理を利用する。
【0119】一方、粗動または保持力が必要ない場合に
は、動的に超音波モータの原理を採用する。
【0120】超音波モータ使用の時は、足部34が持ち
上がる電圧を予めかけておき、変位発生手段36,37
に高周波電圧をかける。このとき、ばね33による初期
押付力を変化させることにより固有振動数が変化し、高
速走行も可能である。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歩行アク
チュエータにあっては、電源が切れても押付手段によっ
て歩行面に押し付けられているので歩行面に自己保持さ
れる。
【0122】また、取付箇所に多少の寸法ばらつきがあ
っても保持力の変動をほとんどなくすことが可能であ
り、安定した運動性能を得ることができる。
【0123】さらに、非常に簡単な構造でありながら応
用範囲が極めて広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の歩行アクチュエータの基本概念
の説明図である。
【図2】図2は本発明の第1のタイプの゜歩行アクチュ
エータの足部のアクチュエータ部分の説明図である。
【図3】図3は足部の動作説明図である。
【図4】図4はアクチュエータ部分の他の構成例を示す
図である。
【図5】図5は歩行アクチュエータの制御構成を示す図
である。
【図6】図6は本発明の第2のタイプの歩行アクチュエ
ータの変形例の説明図である。
【図7】図7は図6の変形例を示す図である。
【図8】図8は図6の変形例を示す図である。
【図9】図9は図6の変形例を示す図である。
【図10】図10は片側転がり案内型の歩行アクチュエ
ータを示す図である。
【図11】図11は歩行アクチュエータの取付方法を示
す図である。
【図12】図12は転がり案内装置に取り付けた例を示
す図である。
【図13】図13も転がり案内装置に取付た例を示す図
である。
【図14】図14は転がり案内装置に取り付けた例を示
す図である。
【図15】図15は他の形式の転がり案内装置に取り付
けた例を示す図である。
【図16】図16はボールスプラインに取り付けた例を
示す図である。
【図17】図17はXYテーブルに適用した図である。
【図18】図18はテーブル移送装置に適用した図であ
る。
【図19】図19はXYテーブルの他の構成例を示す図
である。
【図20】図20はリニアスケールを用いた制御構成例
を示す図である。
【図21】図21は把持具に適用した図である。うr.
【図22】図22は回転筒を構成した図である。
【図23】図23は回転円盤を構成した図である。
【図24】図24はダイレクトドライブモータの構成例
を示す図である。
【図25】図25は他の形式のダイレクトドライブモー
タの構成例を示す図である。
【図26】図26はステッピングモータ等の分解能を高
めるための構成例を示す図である。
【図27】図27はボールねじ駆動の構成例を示す図で
ある。
【図28】図28は他のボールねじ駆動の構成例を示す
図である。
【図29】図29は360°の方向に変位可能な歩行ア
クチュエータの構成例を示す図である。
【図30】図30は図29のアクチュエータを用いて球
を360°の方向に回転可能とする構成例を示す図であ
る。
【図31】図31は、歩行アクチュエータを用いて球体
を回転させる他の方式を示す図である。
【図32】図32は歩行アクチュエータを超音波モータ
として用いる場合を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2 足部 3,4 第1,第2アクチュエータ 5 中間体 6 ばね部材 7 本体 8 歩行面 9 隙間 10 アクチュエータ 11 ブレーキ手段 12 中間体 13 ばね部材 14 本体 15 足部 16 足部 17 板ばね部 18 支持部 19,20 第1,第2変位発生部 25 変位検出手段 26 コントローラ 27 力検出手段 28 歪ゲージ 29 足部 30 中間体 31 本体 32 ばねヒンジ部 33 ばね部 34 ブレーキ部 35 アクチュエータ 36,37 変位発生手段 38 ばね部材 46 歩行アクチュエータ
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行面に対する複数の接触部分を持ち、
    その全体にかかる押付力を所定の荷重に保つ押付手段を
    設け、前記接触部分の内少なくとも一部の接触部分を、
    歩行面に対して押付および離間する方向さらに歩行面に
    平行方向に変位させるアクチュエータを設けたことを特
    徴とする歩行アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 接触部分としての足部を有するアクチュ
    エータを複数備え、一部のアクチュエータの足部を歩行
    面に接しさせ、押付手段による押付力を支えながら前進
    動作を行い、他のアクチュエータの足部を歩行面から離
    間させて前進させ、前記一部のアクチュエータと他のア
    クチュエータの動作を交互に入れ換えることにより歩行
    動作を行う請求項1に記載の歩行アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 アクチュエータと非能動体を有し、押付
    手段によりそれらを全体として所定の力で歩行面に対し
    て押付け、非能動体によって支えながらアクチュエータ
    の足部を移動させる動作と、足部を歩行面に接しさせそ
    の接点を保持したままアクチュエータを動かし、足部に
    対して相対的に非能動体を移動させて移動する動作とを
    交互に行うことにより歩行動作を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の歩行アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 アクチュエータと非能動体が別体構成で
    ある請求項3に記載の歩行アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 アクチュエータと非能動体が一体構成で
    ある請求項3に記載の歩行アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 押付手段による押付力は機械的なばね力
    である請求項1,2または3に記載の歩行アクチュエー
    タ。
  7. 【請求項7】 押付手段による押付力は流体圧である請
    求項1,2または3に記載の歩行アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 押付手段による押付力は磁力の反発力あ
    るいは吸引力である請求項3に記載の歩行アクチュエー
    タ。
  9. 【請求項9】 足部の変位を検出する変位検出手段を有
    している請求項1に記載の歩行アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 変位検出手段によって検出された変位
    情報に基づいてアクチュエータを制御して歩行位置の制
    御を行う請求項9に記載の歩行アクチュエータ。
  11. 【請求項11】 押付け力および推力を検出する力検出
    手段を有している請求項1に記載の歩行アクチュエー
    タ。
  12. 【請求項12】 力検出手段によって検出された力情報
    に基づいて押付力および推力を制御する請求項11に記
    載の歩行アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 アクチュエータの変位発生手段は、圧
    電素子または電歪素子により構成される請求項1,2ま
    たは3に記載の歩行アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 アクチュエータの変位発生手段は熱膨
    張によって変位する手段である請求項1,2または3に
    記載の歩行アクチュエータ。
  15. 【請求項15】 アクチュエータの変位発生手段は流体
    圧を利用したものである請求項1,2または3に記載の
    歩行アクチュエータ。
  16. 【請求項16】 アクチュエータの変位発生手段はボイ
    スコイルを利用したものである請求項1,2または3に
    記載の歩行アクチュエータ。
  17. 【請求項17】 アクチュエータの変位発生手段は磁歪
    素子を利用したものである請求項1,2または3に記載
    の歩行アクチュエータ。
  18. 【請求項18】 足部の接触面は円弧形状で、歩行面に
    対し転がり接触する請求項1,2または3に記載の歩行
    アクチュエータ。
  19. 【請求項19】 足部は、歩行面から所定距離だけ離れ
    た位置を支点にして回転可能に支持されている請求項
    1,2または3に記載の歩行アクチュエータ。
  20. 【請求項20】 足部はばねによるヒンジ機構によって
    支持されている請求項19に記載の歩行アクチュエー
    タ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187671A (ja) * 1986-02-14 1987-08-17 Hitachi Ltd 足底付き多関節二脚歩行ロボットの歩行安定制御方式
JPS63199185A (ja) * 1987-02-12 1988-08-17 Agency Of Ind Science & Technol 脚式移動機械の脚機構
JPS6447686A (en) * 1987-08-15 1989-02-22 Agency Ind Science Techn Walking machine
JPH04226885A (ja) * 1990-04-27 1992-08-17 Rockwell Internatl Corp ロボット関節

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