JPH07137748A - 耐熱包装袋およびその製造法 - Google Patents

耐熱包装袋およびその製造法

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JPH07137748A
JPH07137748A JP28543493A JP28543493A JPH07137748A JP H07137748 A JPH07137748 A JP H07137748A JP 28543493 A JP28543493 A JP 28543493A JP 28543493 A JP28543493 A JP 28543493A JP H07137748 A JPH07137748 A JP H07137748A
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heat
aluminum foil
layer
film
packaging bag
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JP28543493A
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Takuji Sugiyama
琢持 杉山
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SUN A CHEM IND CO Ltd
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SUN A CHEM IND CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レトルト殺菌処理を目的にしたアルミニウム箔
をバリア層とする耐熱包装袋を作るに当たり、内容物に
対する有機溶剤残留による衛生問題がなく、外観上も印
刷,カール等に優れ、かつ、低コストにて製造される耐
熱包装袋およびその製造法を提供する。 【構成】アルミニウム箔e側にあり、かつ、カルボニル
基含有量が1〜600 meq/100g (重合体) の濃度範囲にあ
る変性オレフイン重合体層fと、ポリエチレンテレフタ
レートフイルムc側にあるポリウレタン薄層dとの接着
剤層を介して、アルミニウム箔eと、ポリエチレンテレ
フタレートフイルムcとが熱接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レトルト殺菌可能な密
封包装袋およびその製造法に関し、さらに詳細には、ア
ルミニウム箔と、このアルミニウム箔の一方の表面に設
けられるシ−ル層と、このアルミニウム箔の他方の表面
に設けられるポリエチレンテレフタレートフイルムとか
らなる耐熱性包装袋およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】レトルト殺菌可能な密封包装袋の材料
に、従来からアルミニウム箔の一方の表面に熱シ−ル性
のポリプロピレンなどの結晶性オレフイン樹脂層を設
け、他方の表面に機械的強度の大きいポリエチレンテレ
フタレートなどの耐熱性樹脂層を設けられた積層構造を
有するフイルム状包装材が広く利用されている。
【0003】このフイルム状包装材は互いに重ね合わせ
られ、さらにその周縁部を熱接着されて袋状に成形され
る。
【0004】この袋に内容物を充填し、袋を脱気・密封
し、その後レトルト殺菌処理、すなわち、レトルト釜内
で加熱殺菌されて、内容物の長期保存可能な密封包装体
が製造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】レトルト殺菌処理おい
て、通常、120 ℃の温度もしくは、さらに高い温度に加
熱され、また、内容物が充填された密封包装袋を外部環
境から保護する必要がある。
【0006】したがって、包装材の最外層には、耐熱
性、耐熱水性、および優れた機械的強度を有する樹脂が
従来から使用されている。
【0007】例えば、ポリエチレンテレフタレートなど
のポリエステル、ナイロンなどが使用されている。
【0008】特にポリエチレンテレフタレ−トが耐熱
性、寸法安定性および機械的強度などに優れていること
の理由からレトルト食品の包装材に使用されている。
【0009】苛酷な高温殺菌処理を受けるために、ポリ
エチレンテレフタレ−トフイルムとアルミニウム箔との
接合は、ウレタン系接着剤およびエポキシ系接着剤など
の耐熱耐水性の熱硬化性接着剤を、特に、ウレタン系接
着剤を用いて行われる。
【0010】このウレタン系接着剤は高温処理に対して
も接着力、耐層間剥離性、および耐衝撃性を損なうこと
なく、ポリエチレンテレフタレートフイルムとアルミニ
ウム箔との接合に概ね良好な結果を与える。
【0011】しかしながら、このウレタン系接着剤層が
完全硬化するまで室温で2〜5日間かかるので、ポリエ
チレンテレフタレートフイルムとアルミニウム箔との積
層体をある期間エージングする必要がある。
【0012】このことから、ポリエチレンテレフタレー
トとアルミニウム箔との積層後直ちに次の工程、例え
ば、別の樹脂フイルムの積層および製袋に移ることがで
きず生産能率が良くない。
【0013】さらに、ウレタン系接着剤には、一般にト
ルエン、酢酸エチル、アセトンなどの有機溶媒、未反応
ポリイソシアネートなどを含み、乾燥中もしくは硬化中
にこれら有機溶媒などが周囲に拡散するために、作業員
の健康上、また環境衛生上からウレタン系接着剤の使用
量を抑えることが望まれる。
【0014】さらに従来から、アルミニウム面にポリオ
レフイン層を熱接着させるために、ホットメルト型熱可
塑性樹脂接着剤として、不飽和カルボン酸(例えば、無
水マレイン酸)等で変性された変性オレフイン重合体を
用いることがよく知られている。
【0015】変性フレフイン重合体では、ウレタン系接
着剤にみられる有機溶剤等の問題もなく、高速接着する
ことができるという利点があるが、従来の方法では、前
記最外層と中間層のアルミニウム箔と変性オレフイン重
合体とシール層を積層してから、さらに変性オレフイン
重合体を活性化させることにより、アルミニウム箔へ強
固に接着させるために、該重合体のビカツト軟化点以上
の温度に加熱させる、いわゆる熱接着工程を必要とす
る。
【0016】該方法は温度と時間の因子が大きいため、
すこぶる生産性が悪いことと、再加熱処理により、最外
層フイルムに施される印刷が色調変化とかズレ等が生じ
やすく、また、表面状態の凹凸状のシワ等も生じやす
く、更に、カール等も生じやすくすこぶる商品価値を下
げやすい傾向を生ずる欠点を有するものである。
【0017】本発明は、上述の事情に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、耐熱密封包装袋を能
率よく製造でき、有機溶剤などによる問題を低減し、し
かも優れた接着強度を有する従来品の欠点を解消するこ
とができる耐熱包装袋およびその製造法を提供すること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、アルミニ
ウム箔とポリエチレンテレフタレートフイルムとの接合
において、カルボニル基を含有する変性オレフイン重合
体の層とウレタンの薄層との二種の接着剤層で熱接着す
ることが、上述の発明の目的達成に有効であることを見
い出した。
【0019】すなわち、本発明によれば、アルミニウム
箔と、このアルミニウム箔の第一片面に設けられるシー
ル層と、このアルミニウム箔の第二片面に設けられるポ
リエチレンテレフタレートフイルムとからなる積層フイ
ルムにおいて、前記アルミニウム箔側にあり、かつカル
ボニル基含有量が1〜600meq/100g(重合体)の濃度範
囲にある変性オレフイン重合体の層と、前記ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム側のポリウレタン薄層との接
着剤層を介して、前記アルミニウム箔とポリエチレンテ
レフタレートフイルムとが熱接着されていることを特徴
とするものである。
【0020】さらに、本発明によれば、アルミニウム箔
と、このアルミニウム箔の第一片面に設けられるシール
層と、このアルミニウム箔の第二片面に設けられるポリ
エチレンテレフタレートフイルムとからなる積層フイル
ムである密封包装袋の製造法であって、次の(イ)〜
(ハ)の工程を含む耐熱包装袋の製造法である。
【0021】(イ)前記ポリエチレンテレフタレートフ
イルムの片面に遊離イソシアネート基を含むウレタン接
着剤の薄層を形成する工程。
【0022】(ロ)前記アルミニウム箔の第二片面を前
記ポリエチレンテレフタレートフイルムのウレタン接着
剤層形成面と接着させ、一方カルボニル含有量が1〜60
0meq/100g(重合体)の濃度範囲にある変性オレフイン
重合体を層状に溶融フイルム化してからこれらを再加熱
させることにより積層体を形成する工程。
【0023】(ハ)前記変性オレフイン重合体フイルム
を、該フイルムのビカツト軟化点以上に熱しながら積層
する工程。
【0024】
【作用】前述のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0025】まず、ポリエチレンテレフタレートフイル
ムとアルミニウム箔とが、ウレタン接着剤により積層さ
れていて、その内側がアルミニウム箔である積層フイル
ムを得る。
【0026】一方、内側が変性ポリプロピレン層である
ところの、カルボニル含有量が1〜600meq/100g(重合
体)の変性ポリプロピレンと結晶性ポリプロピレンとの
共押出フイルムを得るもので、アルミニウム箔接着面
は、該変性ポリプロピレン層である。
【0027】これらフイルムにおいて、変性オレフイン
重合体層と前記ポリエチレンテレフタレートフイルム側
にあるポリウレタン薄層との接着剤層を介して、前記ア
ルミニウム箔とポリエチレンテレフタレートフイルムと
を熱接着すると、レトルト殺菌可能な密封包装袋が製造
される。
【0028】
【実施例】次に本発明に関する耐熱包装袋およびその製
造法の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0029】本発明の好まして態様として、シール層が
結晶性オレフイン樹脂からなり、このシール層が変性オ
レフイン重合体の層を介してアルミニウム箔と熱接着さ
れた耐熱包装材である場合、本発明実施例の耐熱包装袋
の一例の構造が断面的に図1において示される。
【0030】この図1において、耐熱包装袋Xは、次の
層からなる積層フイルムであって、最外層としてポリエ
チレンテレフタレートフイルムcと、順次内側に、ポリ
ウレタンの薄層dと、アルミニウム箔eと、変性オレフ
イン重合体層fと、結晶性オレフイン樹脂gとから構成
された積層フイルムにより製袋される。
【0031】本発明実施例の耐熱包装袋の最外層に用い
られるポリエチレンテレフタレートフイルムcは、未延
伸もしくは二軸延伸されたもののいずれでもよく、その
厚さは耐熱包装袋の用途に応じて決めることができる。
【0032】本発明実施例による耐熱包装袋のポリウレ
タンの薄層dは、ウレタン結合をもつ重合体からなる。
【0033】好ましくは、両未端に水酸基をもった分子
量のやや高いポリオールプレポリマーと、多官能のイソ
シアナート基をもつポリイソシアナートからなる三次元
構造を有するポリウレタンである。
【0034】本発明実施例においてポリウレタンdは、
薄い層であっても十分であり、好ましくは、1m2 あた
り0.05〜1.0gのポリウレタン固体量の割合(0.05〜1.0g
(solid) /m2 )で、さらに好ましくは,0.1 〜0.5g(s
olid) /m2 )で、ポリエチレンテレフタレートフイル
ム面上の実質的全面に形成される。
【0035】ここで、この使用量を最低制限量未満に低
減すると、ポリエチレンテレフタレートフイルムと変性
オレフイン重合体層との接着強度が低下し、最大制限量
を越えると使用量の割に接着強度が上らず、製品コスト
面から、また、有機溶剤による健康衛生上から、さら
に,完全硬化に時間を要するなどから好ましくない問題
が表面化する。
【0036】本発明実施例による変性オレフイン重合体
fは、その中にカルボニル基含有量が1〜600meq/100g
(重合体)の範囲にあるものである。
【0037】この変性オレフイン重合体fは、当業界に
おいてアルミニウムなどの金属基体に対して接着可能で
あり、また、オレフイン樹脂に対しても接着し得ること
が知られている。
【0038】すなわち、アクリル酸、無水マレイン酸、
アクリル酸メチル、アクリルアミドおよび、アクロレイ
ンなどのカルボニル基含有エチレン系不飽和単量体を、
グラフト共重合、ブロツク共重合、ランダム共重合ある
いは未端処理等の方法で、エチレン、プロピレンなどの
ポリオレフイン、および、オレフインと別の単量体との
共重合体などのオレフイン重合体の主鎖または側鎖に導
入したものである。
【0039】このように、含有されたカルボニル基が被
着材表面の水酸基、また空気中の水分や吸着している水
分の水酸基と作用して接着性を向上させる。
【0040】カルボニル含有量が変性オレフイン重合体
100gあたり1meq 未満になると、接着強度が低下してレ
トルト殺菌時に層間剥離が生じ昜く、他方、600meqを越
えると、溶融粘度が高くなり押出加工が不可能となるこ
とから、またカルボニル基含有量の割に接着強度が上ら
ず製品コスト面から好ましくない問題を生じる。
【0041】この変性オレフイン重合体fの厚さは、少
なくとも3μであり、好ましくは、5μ〜20μである。
【0042】この厚さが最小限界より小さいとレトルト
殺菌処理に耐える接着強度を得ることができない。
【0043】他方、最大限界を越えると接着強度が使用
量の割に増加せず、製品コスト面から不利となる。
【0044】本発明実施例における第一の片面に、シー
ル層が設けられたアルミニウム箔eには、例えば、アル
ミニウム箔eの一の表面にオレフイン樹脂フイルムgを
接着させた積層フイルム、アルミニウム箔eとオレフイ
ン樹脂フイルムgとが変性オレフイン重合体で接合され
た積層フイルム、および、アルミニウムでメッキされた
オレフイン樹脂フイルムgなどがある。
【0045】アルミニウム箔eまたは層gの厚さは、耐
熱密封袋Xの用途に応じて適宜変えることができ、例え
ば、1μ〜100 μの厚さである。
【0046】上記のオレフイン樹脂フイルムgは、本発
明実施例における耐熱包装袋Xでシール層として働く。
【0047】次いで、本発明実施例による耐熱包装袋X
の製造法について説明する。
【0048】本発明実施例による製造法の(イ)工程に
おいて、まず、ポリエチレンテレフタレートフイルムc
の一の表面にウレタン接着剤の薄層dが形成される。
【0049】このウレタン系接着剤には、耐熱包装袋1
の用途、被着材の種類や性質に応じた種々のタイプのも
のがある。
【0050】好ましくは、この接着剤は、イソシアネー
ト基をもっている反応型であり、例えば、酢酸エチル溶
液で希釈されて使用される。
【0051】この薄層dの形成方法には、接着剤浴に液
上ロールを浸し、このロールにより引き上げられた接着
剤にフイルムを接触させて、薄層形成を行うロールコー
ター型式、フイルム面に接着剤を噴霧するスプレー型
式、フイルムを接着剤浴に浸漬するデイピング型式など
がある。
【0052】(イ)工程後、必要に応じて接着剤の薄層
dが乾燥される。この乾燥は、加熱や送風などにより短
時間で行うことが好ましい。
【0053】本発明実施例による製造法(ロ)工程にお
いて、先ず(イ)工程によってポリエチレンテレフタレ
ートフイルムc上に形成された接着剤層dをアルミニウ
ム箔eを積層する。
【0054】一方、カルボニル含有量が1〜600meq/10
0 g(重合体)の濃度範囲にある変性オレフイン重合体
fを、層状に溶融フイルム化するが、この方法は(ニ)
の工程で追加されているように、本発明実施例構成のシ
ーラント層となる結晶性オレフイン樹脂フイルムgと共
押出された共押出フイルムとなっている。
【0055】該共押出フイルムはインフレーション法、
下ダイキャスティング法等の方法にて行われる。
【0056】変性オレフイン重合体層fを結晶性オレフ
イン重合体層gとの間には、ナイロン樹脂等により適宜
補強されても構なわない。
【0057】次いで(ハ)工程において、前記共押出フ
イルムの変性オレフイン重合体フイルムf面を、該フイ
ルムfのビカット軟化点以上の温度に加熱して、アルミ
ニウム箔e面と積層する方法における加熱方法は、赤外
線照射または加熱ロール接触あるいは熱風照射等適宜な
方法が選択されるが、オレフインがポリプロピレンであ
るときは、加熱温度は好ましくは 150〜230 ℃である。
【0058】本発明実施例の製造工程上の特徴の一つ
は、(ヘ)工程である熱接着積層装置が自動製袋機に組
込まれており、積層と製袋がインラインで行われること
により耐熱包装袋Xが合理的に製造されることである。
【0059】本発明実施例の製造法を、図2の製造例と
構成例によって説明する。
【0060】この図2に示すようにAの加熱積層ライン
と、Bの製袋ラインがインラインになっている。
【0061】図中、1においてW1は、ポリエチレンテレ
フタレートフイルムcがアルミニウム箔eとウレタン接
着剤により積層されたものの巻き取りであり、巻き取り
の内側はアルミニウム箔eである。
【0062】2においてW2は、カルボニル含有量が1〜
600meq/100 g(重合体)の変性ポリプロピレンと結晶
性ポリプロピレンとの共押出フイルムであり、巻き取り
の内側は、該変性ポリプロピレン層である。
【0063】W2フイルムは、3において予熱ロールH1に
よって、150 〜230 ℃の範囲の中で適宜の温度にて加熱
されてから、W1フイルムのアルミニウム箔e面と、やは
り、150 〜230 ℃の温度範囲の中での適宜の温度にて、
ニツプロール4によって積層する。
【0064】この後、冷却ロール5にて該積層フイルム
は冷却される。
【0065】そして、引取ロール7から、アキュムレー
ター8にて、次の製袋ラインの間欠作動に合わせて該積
層体をアキュムレートする。
【0066】次に、Bの製袋ラインでは、通常の三方自
動製袋機での機構9、半切11、タテシール12、冷却13、
ヨコシール14、冷却15、そして、カツトが駆動装置10に
より順次作動され、製袋が行われるもので、耐熱包装袋
Xが得られる。
【0067】(実施例および比較例)以下、例を示して
本発明実施例および比較例を具体的に説明する。
【0068】(実施例)アルミニウム箔との熱接着層と
して、融点145 ℃,密度0.90g/cm3 ,MFR (メルトフロ
ーレイト)12g/10min のランダムポリプロピレンに無水
マレイン酸がグラフトされた次の性質を有する変性ポリ
プロピレン重合体を調製した。
【0069】平均カルボニル基濃度200meq/100 g(重
合体),MFR 16g/10min ,融点150℃,密度0.91g/cm
3 、また、袋の最内層シーラントとして、融点165 ℃,
密度0.91g/cm3 ,MFR 2g/10minのブロツク共重合タイプ
ポリプロピレンを用いて、二層共押出Tダイキャスティ
ング装置により、押出温度250 ℃にて、該変性ポリプロ
ピレン:ブロツク共重合タイプポリプロピレン=1:7
の総厚80μの共押出フイルムを作成した。
【0070】一方、貼合面に、レトルト用印刷インキに
よって印刷を施した12μ厚二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフイルムと、9μ厚アルミニウム箔とを、エス
テル型のウレタン接着剤にて汎用のドライラミネーシヨ
ン法によって貼合して積層体を得た。
【0071】これら各々の積層体の巻き取りを、熱接着
ラミネート装置組み込みの自動製袋機に装着した。
【0072】この後の工程は、先に図2にて説明したよ
うに、本発明実施例構成の15cm×20cm(シール巾1cm)
の寸法の耐熱包装袋を、毎分30袋の製袋速度にて製造を
行った。
【0073】出来たもののアルミニウム箔面と、変性ポ
リプロピレン面との剥離強度は800g/1.5cmであった。
【0074】該袋に市販の辛口タイプ調理済カレーを充
填シールしてから、121 ℃で40分のレトルト処理を行っ
た。
【0075】このものの外観には何ら異常が見られな
く、アルミニウム箔面と変性ポリプロピレン面との剥離
強度は、900g/1.5cmとレトルト処理前より上っていた。
【0076】(比較例)前記した(実施例)と全く同一
構成として、変性ポリプロピレンとブロック共重合ポリ
プロピレン共押出ラミネート法にて、前記二軸延伸ポリ
エステルとアルミニウム箔の積層体のアルミニウム箔面
に積層した該巻き取りを、前記熱接着ラミネート装置組
み込みの自動製袋機に装置して、(実施例)と同じく予
熱ロールでの加熱,熱接着ロールでのニップ,冷却後に
製袋作業を行った。
【0077】結果としては十分な熱接着剤強度を得る条
件では印刷部にかかった過剰な熱のために、印刷部に色
調の変化が生じ、かつ、ウレタン接着剤層の軟化により
印刷にズレが生じた。
【0078】表面全体に凹凸状のシワ等が生じ、製袋後
の袋にも大きなカールが生じて、大いに商品価値を失う
ものであった。
【0079】
【発明の効果】本発明の耐熱包装袋および製造法によっ
て次なる効果が得られる。
【0080】イ.従来の各層を溶剤型ウレタン接着剤に
て貼合して積層する方法に比べ、アルミニウム箔とシー
ラント層は、変性ポリオレフインにより熱接着されるた
めに、内容物に接する側に有機溶剤の残留による衛生問
題が無く安心であり、特に、食品,医療品等は有用であ
る。
【0081】ロ.従来の方法にあるものに比べ、表面状
態に優れカール等も少ないために、商品価値が高くな
る。
【0082】ハ.製袋の前工程のインラインで熱接着に
よる積層が行われるために、工程の合理化がはかられ、
低コストで製品ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する耐熱包装袋の一実施例を示す一
部の拡大断面図である。
【図2】図1における耐熱包装袋の製造ラインを概略的
に示す説明図である。
【符号の説明】
x 耐熱包装袋 c ポリエチレンテレフタレートフイルム d ポリウレタンの薄層 e アルミニウム箔 f 変性オレフイン重合体層 g 結晶性オレフイン樹脂
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム箔と、このアルミニウム箔
    の第一片面に設けられるシール層と、このアルミニウム
    箔の第二片面に設けられるポリエチレンテレフレタレー
    トフイルムとからなる積層フイルムにおいて、前記アル
    ミニウム箔側にあり、かつカルボニル基含有量が1〜60
    0 meq/100g (重合体) の濃度範囲にある変性オレフイン
    重合体層と、前記ポリエチレンテレフタレートフイルム
    側にあるポリウレタン薄層との接着剤層を介して、前記
    アルミニウム箔とポリエチレンテレフタレートフイルム
    とが熱接着されていることを特徴とする耐熱包装袋。
  2. 【請求項2】 シール層が結晶性オレフイン樹脂からな
    り、このシール層が前記変性オレフイン重合体の層を介
    してアルミニウム箔と熱接着された請求項1記載の耐熱
    包装袋。
  3. 【請求項3】 ポリウレタンの薄層が0.1 〜0.5g(soli
    d)/m2 のポリウレタン層である請求項1記載の耐熱包
    装袋。
  4. 【請求項4】 アルミニウム箔と、該アルミニウム箔の
    第一片面に設けられるシール層と、このアルミニウム箔
    の第二片面に設けられるポリエチレンテレフタレートフ
    イルムとからなる積層フイルムである耐熱包装袋の製造
    法であって、次の(イ)〜(ハ)の工程を含むことを特
    徴とする耐熱包装袋の製造法。 (イ)前記ポリエチレンテレフタレートフイルムの片面
    に遊離イソシアネート基を含むウレタン接着剤の薄層を
    形成する工程。 (ロ)前記アルミニウム箔の第二片面を前記ポリエチレ
    ンテレフタレートフイルムのウレタン接着剤層形成面と
    接着させ、一方カルボニル含有量が1〜600 meq/100g
    (重合体)の濃度範囲にある変性オレフイン重合体を層
    状に溶融フイルム化してから、これらを再加熱させるこ
    とにより積層体を形成する工程。 (ハ)前記変性オレフイン重合体フイルムを、該フイル
    ムのビカット軟化点以上に熱しながら積層する工程。
  5. 【請求項5】 シール層が結晶性オレフイン樹脂からな
    り、かつこのシール層が前記変性オレフイン重合体の層
    を介してアルミニウム箔の第一片面に熱接着されている
    耐熱包装袋の製造法であって、次の(ニ)、(ホ)また
    は(ヘ)の工程を含む請求項4記載の耐熱包装袋の製造
    法。 (ニ)前記変性オレフイン重合体フイルムと、結晶性オ
    レフイン樹脂フイルムは共押出された共押出フイルムと
    なっている。 (ホ)該共押出フイルムは変性オレフイン重合体層のビ
    カット軟化点以上で加熱された状態で、前記ポリエステ
    ルフイルム/アルミニウム箔の積層体のアルミニウム箔
    面に熱接着されて積層される。 (ヘ)前記(ホ)工程の熱接着積層装置が自動製袋機に
    組込まれた装置にて積層と製袋がインラインで行われ
    る。
  6. 【請求項6】 前記ウレタン接着剤を0.1 〜0.5g(soli
    d)/m2 の割合で、前記ポリエチレンテレフタレートフ
    イルムの片面に塗布する請求項4記載の耐熱包装袋の製
    造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000103009A (ja) * 1998-09-28 2000-04-11 Toppan Printing Co Ltd レトルト用包装材料
JP2008195409A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Fuji Tokushu Shigyo Kk 食品等の包装用袋及びその製造方法
JP2009227280A (ja) * 2007-11-08 2009-10-08 Showa Marutsutsu Co Ltd ヘアカラー用包装材
JP2019014482A (ja) * 2017-07-03 2019-01-31 フジモリプラケミカル株式会社 包装材料および包装袋

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