JPH07138760A - 連続真空蒸着装置 - Google Patents
連続真空蒸着装置Info
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- JPH07138760A JPH07138760A JP28328193A JP28328193A JPH07138760A JP H07138760 A JPH07138760 A JP H07138760A JP 28328193 A JP28328193 A JP 28328193A JP 28328193 A JP28328193 A JP 28328193A JP H07138760 A JPH07138760 A JP H07138760A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間連続運転が可能な連続真空蒸着装置を
提供する。 【構成】 複数の真空チャンバー内にそれぞれ加熱装置
とルツボを内蔵した互いに独立した複数の蒸着ステーシ
ョン22からなり、単一の走行基板8が複数の真空チャ
ンバー内を順次通過するように配置され、各蒸着ステー
ションのルツボは同一の蒸着材料を収容しており、かつ
各蒸着ステーションの加熱装置は走行基板の同一面に蒸
着材料を蒸着させるように配置され、各真空チャンバー
は、走行基板が走行する本体部分1と蒸着材料を蒸発さ
せる蒸着部分2とからなり、各蒸着ステーションはそれ
ぞれ、他の蒸着ステーションに影響を与えることなく本
体部分と蒸着部分とを真空遮断する真空遮断装置30を
備える。
提供する。 【構成】 複数の真空チャンバー内にそれぞれ加熱装置
とルツボを内蔵した互いに独立した複数の蒸着ステーシ
ョン22からなり、単一の走行基板8が複数の真空チャ
ンバー内を順次通過するように配置され、各蒸着ステー
ションのルツボは同一の蒸着材料を収容しており、かつ
各蒸着ステーションの加熱装置は走行基板の同一面に蒸
着材料を蒸着させるように配置され、各真空チャンバー
は、走行基板が走行する本体部分1と蒸着材料を蒸発さ
せる蒸着部分2とからなり、各蒸着ステーションはそれ
ぞれ、他の蒸着ステーションに影響を与えることなく本
体部分と蒸着部分とを真空遮断する真空遮断装置30を
備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続真空蒸着装置に係わ
り、更に詳しくは、走行基板に真空中で連続的に蒸着す
るイオンプレーティング装置を含む連続真空蒸着装置に
関する。
り、更に詳しくは、走行基板に真空中で連続的に蒸着す
るイオンプレーティング装置を含む連続真空蒸着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】真空蒸着(vacuum deposition)は、真空
中で材料を加熱して蒸発させ、蒸着材料を基板(被処理
材)の表面に凝固させて被膜を作る成膜プロセスであ
る。かかる成膜プロセスにおいて蒸着材料を加熱するた
めに電子ビームを用い薄板状の連続した走行基板に材料
を蒸着させる連続真空蒸着装置が従来から知られてい
る。この連続真空蒸着装置は、通常の湿式メッキでは扱
えない窒化物、炭化物、酸化物などの蒸着が可能であ
り、2種以上の材料の合金被膜も容易にでき、かつ付着
速度が大きい等の長所を有する。
中で材料を加熱して蒸発させ、蒸着材料を基板(被処理
材)の表面に凝固させて被膜を作る成膜プロセスであ
る。かかる成膜プロセスにおいて蒸着材料を加熱するた
めに電子ビームを用い薄板状の連続した走行基板に材料
を蒸着させる連続真空蒸着装置が従来から知られてい
る。この連続真空蒸着装置は、通常の湿式メッキでは扱
えない窒化物、炭化物、酸化物などの蒸着が可能であ
り、2種以上の材料の合金被膜も容易にでき、かつ付着
速度が大きい等の長所を有する。
【0003】かかる従来の連続真空蒸着装置は、例えば
図7に示すように、連続して走行する薄板状の走行基板
8と、電子ビーム6を放射する電子銃5と、溶解した被
膜用材料4(蒸着材料)を収容するルツボ3と、走行基
板及びルツボを内蔵し真空排気された真空チャンバー5
0とを備え、電子銃5により電子ビーム6を放射し、図
示しない磁界により電子ビーム6の方向を曲げてルツボ
3内の材料を加熱して蒸発させ、蒸発材料を走行基板8
の表面に凝固させて被膜を作るようになっている。
図7に示すように、連続して走行する薄板状の走行基板
8と、電子ビーム6を放射する電子銃5と、溶解した被
膜用材料4(蒸着材料)を収容するルツボ3と、走行基
板及びルツボを内蔵し真空排気された真空チャンバー5
0とを備え、電子銃5により電子ビーム6を放射し、図
示しない磁界により電子ビーム6の方向を曲げてルツボ
3内の材料を加熱して蒸発させ、蒸発材料を走行基板8
の表面に凝固させて被膜を作るようになっている。
【0004】また、別の連続真空蒸着装置として、鋼板
と亜鉛の密着性向上を目的し、アルミニウムと亜鉛の2
層メッキを行う「真空蒸着亜鉛めっき装置」が開示され
ている(特開平4−88163号)。
と亜鉛の密着性向上を目的し、アルミニウムと亜鉛の2
層メッキを行う「真空蒸着亜鉛めっき装置」が開示され
ている(特開平4−88163号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
連続真空蒸着装置では、長期間の連続運転ができない問
題点があった。すなわち、従来の連続真空蒸着装置は、
図7に例示したように、真空チャンバー内に電子銃とル
ツボを内蔵した単一の蒸着ステーションからなるため、
以下の問題点があった。
連続真空蒸着装置では、長期間の連続運転ができない問
題点があった。すなわち、従来の連続真空蒸着装置は、
図7に例示したように、真空チャンバー内に電子銃とル
ツボを内蔵した単一の蒸着ステーションからなるため、
以下の問題点があった。
【0006】電子銃の運転はカソードの寿命により中
断され、このカソードの寿命は通常、電子銃の型式、容
量、メーカ、等により異なるが、100〜300Hr程
度であるため、連続真空蒸着の連続運転は数日から10
数日間が限界である。 ルツボは常に高温に晒されているため、消耗が激し
く、寿命は数日から2週間程度である。
断され、このカソードの寿命は通常、電子銃の型式、容
量、メーカ、等により異なるが、100〜300Hr程
度であるため、連続真空蒸着の連続運転は数日から10
数日間が限界である。 ルツボは常に高温に晒されているため、消耗が激し
く、寿命は数日から2週間程度である。
【0007】ルツボからの蒸発流はすべて走行基板に
蒸着するわけではなく、無効蒸着物として、走行基板以
外に堆積し、その厚さは例えば1週間で100〜200
mm程度となり、この無効蒸着物を定期的(通常1週間
に1度)に除去する必要がある。 上記3つの理由により従来の連続真空蒸着装置では数日
〜2週間以上の長期間の連続運転が事実上できなかっ
た。また、これらのうち、いずれかの原因で不都合が
生じると、交換や保守のため運転を1日程度中断する必
要があり、生産性が極めて悪化する問題点があった。
更に、従来の連続真空蒸着装置のように1ケ所で蒸着さ
せると、成膜速度(時間当たりの成膜膜厚)が大きくな
り過ぎ、膜質が悪化する問題点があった。
蒸着するわけではなく、無効蒸着物として、走行基板以
外に堆積し、その厚さは例えば1週間で100〜200
mm程度となり、この無効蒸着物を定期的(通常1週間
に1度)に除去する必要がある。 上記3つの理由により従来の連続真空蒸着装置では数日
〜2週間以上の長期間の連続運転が事実上できなかっ
た。また、これらのうち、いずれかの原因で不都合が
生じると、交換や保守のため運転を1日程度中断する必
要があり、生産性が極めて悪化する問題点があった。
更に、従来の連続真空蒸着装置のように1ケ所で蒸着さ
せると、成膜速度(時間当たりの成膜膜厚)が大きくな
り過ぎ、膜質が悪化する問題点があった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
に創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、
長期間連続運転が可能な連続真空蒸着装置を提供するこ
とにある。
に創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、
長期間連続運転が可能な連続真空蒸着装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
真空チャンバー内にそれぞれ加熱装置とルツボを内蔵し
た互いに独立した複数の蒸着ステーションからなり、単
一の走行基板が前記複数の真空チャンバー内を順次通過
するように配置され、各蒸着ステーションのルツボは同
一の蒸着材料を収容しており、かつ各蒸着ステーション
の加熱装置は走行基板の同一面に蒸着材料を蒸着させる
ように配置され、前記各真空チャンバーは、走行基板が
走行する本体部分と蒸着材料を蒸発させる蒸着部分とか
らなり、各蒸着ステーションはそれぞれ、他の蒸着ステ
ーションに影響を与えることなく本体部分と蒸着部分と
を真空遮断する真空遮断装置を備える、ことを特徴とす
る連続真空蒸着装置が提供される。
真空チャンバー内にそれぞれ加熱装置とルツボを内蔵し
た互いに独立した複数の蒸着ステーションからなり、単
一の走行基板が前記複数の真空チャンバー内を順次通過
するように配置され、各蒸着ステーションのルツボは同
一の蒸着材料を収容しており、かつ各蒸着ステーション
の加熱装置は走行基板の同一面に蒸着材料を蒸着させる
ように配置され、前記各真空チャンバーは、走行基板が
走行する本体部分と蒸着材料を蒸発させる蒸着部分とか
らなり、各蒸着ステーションはそれぞれ、他の蒸着ステ
ーションに影響を与えることなく本体部分と蒸着部分と
を真空遮断する真空遮断装置を備える、ことを特徴とす
る連続真空蒸着装置が提供される。
【0010】本発明の好ましい実施例によれば、前記複
数の蒸着ステーションは、前記真空遮断装置により少な
くとも1つの蒸着ステーションの本体部分が蒸着部分か
ら真空遮断されている場合に、走行基板に所望の成膜速
度で蒸着できる十分な蒸着能力を有する。また、前記真
空遮断装置は、前記本体部分に取付けられかつ蒸着流が
通過する開口を有するシール座と、該シール座に密着す
るシールパッキンを備えたシャッタ板と、該シャッタ板
をシール座に押付ける押付け装置と、前記開口を閉鎖す
る位置と開放する位置との間をシャッタ板を移動させる
移動装置と、からなることが好ましい。
数の蒸着ステーションは、前記真空遮断装置により少な
くとも1つの蒸着ステーションの本体部分が蒸着部分か
ら真空遮断されている場合に、走行基板に所望の成膜速
度で蒸着できる十分な蒸着能力を有する。また、前記真
空遮断装置は、前記本体部分に取付けられかつ蒸着流が
通過する開口を有するシール座と、該シール座に密着す
るシールパッキンを備えたシャッタ板と、該シャッタ板
をシール座に押付ける押付け装置と、前記開口を閉鎖す
る位置と開放する位置との間をシャッタ板を移動させる
移動装置と、からなることが好ましい。
【0011】
【作用】上記本発明の構成によれば、本発明の連続真空
蒸着装置が互いに独立した複数の蒸着ステーションから
なり、各真空チャンバーが本体部分と蒸着部分とから構
成され、かつそれぞれの蒸着ステーションが本体部分と
蒸着部分とを真空遮断する真空遮断装置を備えているの
で、真空遮断装置により真空チャンバーの本体部分を
蒸着部分から真空遮断することにより、加熱装置,ルツ
ボ等の保守・点検或いは無効蒸着物の除去,等を、その
他の蒸着ステーションによる真空蒸着を継続したまま、
各蒸着ステーションについて順次行うことができる。ま
た、なんらかの原因である蒸着ステーションに不都合
が生じても、真空遮断装置によりその蒸着ステーション
の本体部分だけを蒸着部分から真空遮断することによ
り、その他の蒸着ステーションの運転をそのまま継続す
ることができる。更に、単一の走行基板が複数の真空
チャンバー内を順次通過するように配置され、各ルツボ
が同一の蒸着材料を収容し、各加熱装置は走行基板の同
一面に蒸着材料を蒸着させるように配置されているの
で、全体として大きい成膜速度を維持したまま各蒸着ス
テーションにおける成膜速度が小さくなり、良好な膜質
を維持することができる。
蒸着装置が互いに独立した複数の蒸着ステーションから
なり、各真空チャンバーが本体部分と蒸着部分とから構
成され、かつそれぞれの蒸着ステーションが本体部分と
蒸着部分とを真空遮断する真空遮断装置を備えているの
で、真空遮断装置により真空チャンバーの本体部分を
蒸着部分から真空遮断することにより、加熱装置,ルツ
ボ等の保守・点検或いは無効蒸着物の除去,等を、その
他の蒸着ステーションによる真空蒸着を継続したまま、
各蒸着ステーションについて順次行うことができる。ま
た、なんらかの原因である蒸着ステーションに不都合
が生じても、真空遮断装置によりその蒸着ステーション
の本体部分だけを蒸着部分から真空遮断することによ
り、その他の蒸着ステーションの運転をそのまま継続す
ることができる。更に、単一の走行基板が複数の真空
チャンバー内を順次通過するように配置され、各ルツボ
が同一の蒸着材料を収容し、各加熱装置は走行基板の同
一面に蒸着材料を蒸着させるように配置されているの
で、全体として大きい成膜速度を維持したまま各蒸着ス
テーションにおける成膜速度が小さくなり、良好な膜質
を維持することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を
参照して説明する。なお、各図において、共通する部分
には同一の符号を付して使用する。図1は、本発明によ
る連続真空蒸着装置の全体構成図である。この図におい
て、本発明の連続真空蒸着装置は、複数の真空チャンバ
ー内にそれぞれ加熱装置とルツボを内蔵した互いに独立
した複数の蒸着ステーション22(22−1、22−
2、22−3、...22−n、nは2以上の整数)か
らなる。また、単一の走行基板8が複数の真空チャンバ
ー内を順次通過するように配置され、各蒸着ステーショ
ン22のルツボは同一の蒸着材料を収容している。更
に、各蒸着ステーションの加熱装置は走行基板8の同一
面に蒸着材料を蒸着させるように配置されている。
参照して説明する。なお、各図において、共通する部分
には同一の符号を付して使用する。図1は、本発明によ
る連続真空蒸着装置の全体構成図である。この図におい
て、本発明の連続真空蒸着装置は、複数の真空チャンバ
ー内にそれぞれ加熱装置とルツボを内蔵した互いに独立
した複数の蒸着ステーション22(22−1、22−
2、22−3、...22−n、nは2以上の整数)か
らなる。また、単一の走行基板8が複数の真空チャンバ
ー内を順次通過するように配置され、各蒸着ステーショ
ン22のルツボは同一の蒸着材料を収容している。更
に、各蒸着ステーションの加熱装置は走行基板8の同一
面に蒸着材料を蒸着させるように配置されている。
【0013】各真空チャンバーは、走行基板8が走行す
る本体部分1と蒸着材料を蒸発させる蒸着部分2(2−
1、2−2、2−3、...2−n)とからなる。更
に、各蒸着ステーション22はそれぞれ、他の蒸着ステ
ーションに影響を与えることなく本体部分1と蒸着部分
2とを真空遮断する真空遮断装置30を備えている。
る本体部分1と蒸着材料を蒸発させる蒸着部分2(2−
1、2−2、2−3、...2−n)とからなる。更
に、各蒸着ステーション22はそれぞれ、他の蒸着ステ
ーションに影響を与えることなく本体部分1と蒸着部分
2とを真空遮断する真空遮断装置30を備えている。
【0014】図1において、各蒸着ステーション22に
は独立してルツボ及び加熱装置が設けられている。この
図における加熱装置は、電子銃であるが、本発明はこれ
に限定されず、例えば抵抗加熱装置、誘導加熱装置、等
であってもよい。なお、以下の説明では、本発明の効果
が最もでる電子銃による加熱について説明する。
は独立してルツボ及び加熱装置が設けられている。この
図における加熱装置は、電子銃であるが、本発明はこれ
に限定されず、例えば抵抗加熱装置、誘導加熱装置、等
であってもよい。なお、以下の説明では、本発明の効果
が最もでる電子銃による加熱について説明する。
【0015】複数の蒸着ステーション22は、真空遮断
装置30により少なくとも1つの蒸着ステーション22
の本体部分1が蒸着部分2から真空遮断されている場合
に、走行基板8に所望の成膜速度で蒸着できる十分な蒸
着能力を有するように設定されている。すなわち、蒸着
ステーション22は少なくとも2台であり、好ましくは
3台以上、例えば必要な電子銃出力が300KWの場
合、従来では300KW電子銃×1台だが、本発明の例
では100KW電子銃×4台を設けるのが良い(図1の
n=4)。
装置30により少なくとも1つの蒸着ステーション22
の本体部分1が蒸着部分2から真空遮断されている場合
に、走行基板8に所望の成膜速度で蒸着できる十分な蒸
着能力を有するように設定されている。すなわち、蒸着
ステーション22は少なくとも2台であり、好ましくは
3台以上、例えば必要な電子銃出力が300KWの場
合、従来では300KW電子銃×1台だが、本発明の例
では100KW電子銃×4台を設けるのが良い(図1の
n=4)。
【0016】これにより、常時100KW×3台で必要
量をまかなうことができ、残り1台は休止することがで
きる。すなわち、蒸着ステーション4ケ所のうち、不特
定の3ケ所のみを稼働し、残り1ケ所を休止することが
できる。
量をまかなうことができ、残り1台は休止することがで
きる。すなわち、蒸着ステーション4ケ所のうち、不特
定の3ケ所のみを稼働し、残り1ケ所を休止することが
できる。
【0017】図2〜図5は、1つの蒸着ステーション2
2の作動を示す構成図であり、図2は真空遮断するため
にシャッタ板(後述する)が待機位置よりルツボ上に移
動しているところを示す図であり、図3は、シャッタ板
がルツボ上に来て押付け装置によりシャッタ板を押し上
げ本体部分1と蒸着部分2を真空的に遮断したところを
示す図であり、図4は、通常の蒸着時にシャッタ板が待
機しているところを示す図であり、図5は図4のA−A
線における断面図である。
2の作動を示す構成図であり、図2は真空遮断するため
にシャッタ板(後述する)が待機位置よりルツボ上に移
動しているところを示す図であり、図3は、シャッタ板
がルツボ上に来て押付け装置によりシャッタ板を押し上
げ本体部分1と蒸着部分2を真空的に遮断したところを
示す図であり、図4は、通常の蒸着時にシャッタ板が待
機しているところを示す図であり、図5は図4のA−A
線における断面図である。
【0018】図2〜図5において、ルツボ3に蒸着材料
4を入れ、電子銃5より電子ビーム6を蒸着材料4に照
射して蒸発させ、発生した蒸発流10を走行基板8に蒸
着させるようになっている。また、走行基板8はガイド
ローラ7を介して真空チャンバー内を連続的に走行す
る。すなわち、単一の走行基板8が複数の真空チャンバ
ー内を順次通過するように配置されている。
4を入れ、電子銃5より電子ビーム6を蒸着材料4に照
射して蒸発させ、発生した蒸発流10を走行基板8に蒸
着させるようになっている。また、走行基板8はガイド
ローラ7を介して真空チャンバー内を連続的に走行す
る。すなわち、単一の走行基板8が複数の真空チャンバ
ー内を順次通過するように配置されている。
【0019】これらの図において、真空遮断装置30
は、真空チャンバーの本体部分1に取付けられかつ蒸発
流10が通過する開口を有するシール座11と、該シー
ル座11に密着するシールパッキン15を備えたシャッ
タ板14と、該シャッタ板14をシール座11に押付け
る押付け装置20と、前記開口を閉鎖する閉鎖位置と開
放する待機位置との間をシャッタ板14を移動させる移
動装置32と、からなる。
は、真空チャンバーの本体部分1に取付けられかつ蒸発
流10が通過する開口を有するシール座11と、該シー
ル座11に密着するシールパッキン15を備えたシャッ
タ板14と、該シャッタ板14をシール座11に押付け
る押付け装置20と、前記開口を閉鎖する閉鎖位置と開
放する待機位置との間をシャッタ板14を移動させる移
動装置32と、からなる。
【0020】シール座11は本体部分1の開口部に取り
付けられ、その下面はシールパッキン15が当たるシー
ル面となっている。また、このシール面に蒸発流10の
一部が付着しないよう、防着カバー12により、蒸着時
は防御されるようになっている。防着カバー12は回転
中心軸13を中心として回転できる。回転するとシール
座11の下面から防着カバー12が外れる位置にくる。
防着カバー12は図5に示すようにシール座11の各辺
に沿って4ケ所に設けられている。
付けられ、その下面はシールパッキン15が当たるシー
ル面となっている。また、このシール面に蒸発流10の
一部が付着しないよう、防着カバー12により、蒸着時
は防御されるようになっている。防着カバー12は回転
中心軸13を中心として回転できる。回転するとシール
座11の下面から防着カバー12が外れる位置にくる。
防着カバー12は図5に示すようにシール座11の各辺
に沿って4ケ所に設けられている。
【0021】図5において、走行基板8の走行方向にあ
る防着カバー12aは、走行基板8の走行方向に対し直
角方向にある防着カバー12bと干渉しないように、防
着カバー12bを防着カバー12aが覆うように設けて
ある。また、防着カバー12a、12bの回転中心軸1
3も相互に干渉しないように、取付高さをずらしてあ
る。更に、防着カバー12は回転中心軸13に取付けら
れており、回転中心軸13を中心として回転する。回転
中心軸13は真空シール25で真空シールされ、外部の
図示しないアクチュエータにより駆動される。
る防着カバー12aは、走行基板8の走行方向に対し直
角方向にある防着カバー12bと干渉しないように、防
着カバー12bを防着カバー12aが覆うように設けて
ある。また、防着カバー12a、12bの回転中心軸1
3も相互に干渉しないように、取付高さをずらしてあ
る。更に、防着カバー12は回転中心軸13に取付けら
れており、回転中心軸13を中心として回転する。回転
中心軸13は真空シール25で真空シールされ、外部の
図示しないアクチュエータにより駆動される。
【0022】図2、図5に示すように、シャッタ板14
は移動装置32により走行基板8の走行方向に直角方向
に移動可能に設けられている。移動装置32は、車輪1
7、レール18、サポート19等からなり、シャッタ板
14はサポート19に取付られたレール18上を車輪1
7により移動する。車輪17はシャッタ板14のアーム
16に取付けられ、シャッタ板14の上面には周辺に沿
ってシールパッキン15が埋め込まれている。
は移動装置32により走行基板8の走行方向に直角方向
に移動可能に設けられている。移動装置32は、車輪1
7、レール18、サポート19等からなり、シャッタ板
14はサポート19に取付られたレール18上を車輪1
7により移動する。車輪17はシャッタ板14のアーム
16に取付けられ、シャッタ板14の上面には周辺に沿
ってシールパッキン15が埋め込まれている。
【0023】また、図3に示すように、シャッタ板14
はルツボ3の真上に来た後、押付け装置20により押し
上げることにより、シールパッキン15がシール座11
面に当たり、真空的に真空チャンバーの本体部分1と遮
断される。押付け装置20は、例えば液圧シリンダ、電
動シリンダ等がよい。更に図4、図5に示すように、真
空蒸着の操業時はシャッタ板14は待機位置に引き込ま
れており、蒸着に支障がないようになっている。シャッ
タ板14の移動はロッド23が前後に移動することによ
り行われる。真空シール24はロッド23の真空シール
である。
はルツボ3の真上に来た後、押付け装置20により押し
上げることにより、シールパッキン15がシール座11
面に当たり、真空的に真空チャンバーの本体部分1と遮
断される。押付け装置20は、例えば液圧シリンダ、電
動シリンダ等がよい。更に図4、図5に示すように、真
空蒸着の操業時はシャッタ板14は待機位置に引き込ま
れており、蒸着に支障がないようになっている。シャッ
タ板14の移動はロッド23が前後に移動することによ
り行われる。真空シール24はロッド23の真空シール
である。
【0024】蒸着ステーション22の大気開放は、真空
排気9を止め、大気充圧弁26より大気を充圧すること
により行われる。この時、シャッタ板14は大気圧によ
りシール座11に押付けられるため、通常、押付け装置
20による押し上げをやめても、シャッタ板14の自重
により落下することはない。従って様々な保守・点検作
業は蒸着ステーション22を大気開放してこの状態で行
うことができる。
排気9を止め、大気充圧弁26より大気を充圧すること
により行われる。この時、シャッタ板14は大気圧によ
りシール座11に押付けられるため、通常、押付け装置
20による押し上げをやめても、シャッタ板14の自重
により落下することはない。従って様々な保守・点検作
業は蒸着ステーション22を大気開放してこの状態で行
うことができる。
【0025】上述した構成により、所要電子銃容量が
300KWの場合、例えば図6に示す操業パターン(横
軸時間、縦軸各ステーションの運転) のように、合計1
00KW×4台の電子銃を用い、4ケ所の蒸着ステーシ
ョンを用い、常時3台を運転することにより、長期間
(例えば1ケ月以上)の連続運転が可能となる、4ケ
所のうち1ケ所の蒸着ステーションは運転を停止しても
影響がなく、停止している時に、カソードの交換、ルツ
ボの保守・交換、無効蒸着物の除去作業が余裕をもって
できる、また、この間は停止している蒸着ステーショ
ンは、本体の真空チャンバーに対し真空的に遮断されて
いるため、この蒸着ステーションを大気充圧しても、本
体の連続運転になんら影響を与えない、蒸着した膜質
はゆっくり成膜するため良質な膜となるため、蒸着ステ
ーションが1ケ所に比べて複数蒸着ステーションの方が
成膜速度が小さく、より良質な膜質となる、ある蒸着
ステーションにおいて、ルツボからの蒸発量分布が何ら
かの原因で変動しても、複数(nケ所)の蒸着ステーシ
ョンの場合、成膜した膜厚分布への影響が1/nの範囲
内での変動で済む、等の効果を得ることができる。
300KWの場合、例えば図6に示す操業パターン(横
軸時間、縦軸各ステーションの運転) のように、合計1
00KW×4台の電子銃を用い、4ケ所の蒸着ステーシ
ョンを用い、常時3台を運転することにより、長期間
(例えば1ケ月以上)の連続運転が可能となる、4ケ
所のうち1ケ所の蒸着ステーションは運転を停止しても
影響がなく、停止している時に、カソードの交換、ルツ
ボの保守・交換、無効蒸着物の除去作業が余裕をもって
できる、また、この間は停止している蒸着ステーショ
ンは、本体の真空チャンバーに対し真空的に遮断されて
いるため、この蒸着ステーションを大気充圧しても、本
体の連続運転になんら影響を与えない、蒸着した膜質
はゆっくり成膜するため良質な膜となるため、蒸着ステ
ーションが1ケ所に比べて複数蒸着ステーションの方が
成膜速度が小さく、より良質な膜質となる、ある蒸着
ステーションにおいて、ルツボからの蒸発量分布が何ら
かの原因で変動しても、複数(nケ所)の蒸着ステーシ
ョンの場合、成膜した膜厚分布への影響が1/nの範囲
内での変動で済む、等の効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】上述したように、本発明の構成によれ
ば、本発明の連続真空蒸着装置が互いに独立した複数の
蒸着ステーションからなり、各真空チャンバーが本体部
分と蒸着部分とから構成され、かつそれぞれの蒸着ステ
ーションが本体部分と蒸着部分とを真空遮断する真空遮
断装置を備えているので、真空遮断装置により真空チ
ャンバーの本体部分を蒸着部分から真空遮断することに
より、加熱装置,ルツボ等の保守・点検或いは無効蒸着
物の除去,等を、その他の蒸着ステーションによる真空
蒸着を継続したまま、各蒸着ステーションについて順次
行うことができる。また、なんらかの原因である蒸着
ステーションに不都合が生じても、真空遮断装置により
その蒸着ステーションの本体部分だけを蒸着部分から真
空遮断することにより、その他の蒸着ステーションの運
転をそのまま継続することができる。更に、単一の走
行基板が複数の真空チャンバー内を順次通過するように
配置され、各ルツボが同一の蒸着材料を収容し、各加熱
装置は走行基板の同一面に蒸着材料を蒸着させるように
配置されているので、全体として大きい成膜速度を維持
したまま各蒸着ステーションにおける成膜速度が小さく
なり、良好な膜質を維持することができる。
ば、本発明の連続真空蒸着装置が互いに独立した複数の
蒸着ステーションからなり、各真空チャンバーが本体部
分と蒸着部分とから構成され、かつそれぞれの蒸着ステ
ーションが本体部分と蒸着部分とを真空遮断する真空遮
断装置を備えているので、真空遮断装置により真空チ
ャンバーの本体部分を蒸着部分から真空遮断することに
より、加熱装置,ルツボ等の保守・点検或いは無効蒸着
物の除去,等を、その他の蒸着ステーションによる真空
蒸着を継続したまま、各蒸着ステーションについて順次
行うことができる。また、なんらかの原因である蒸着
ステーションに不都合が生じても、真空遮断装置により
その蒸着ステーションの本体部分だけを蒸着部分から真
空遮断することにより、その他の蒸着ステーションの運
転をそのまま継続することができる。更に、単一の走
行基板が複数の真空チャンバー内を順次通過するように
配置され、各ルツボが同一の蒸着材料を収容し、各加熱
装置は走行基板の同一面に蒸着材料を蒸着させるように
配置されているので、全体として大きい成膜速度を維持
したまま各蒸着ステーションにおける成膜速度が小さく
なり、良好な膜質を維持することができる。
【0027】従って、本発明の連続真空蒸着装置は、長
期間連続運転が可能である優れた効果を有する。
期間連続運転が可能である優れた効果を有する。
【図1】本発明による連続的真空蒸着装置の全体構成図
である。
である。
【図2】遮断するためにシャッタ板が待機位置よりルツ
ボ上に移動しているところを示す図である。
ボ上に移動しているところを示す図である。
【図3】シャッタ板がルツボ上に来て、押付け装置によ
りシャッタ板を押し上げ、真空チャンバー1と2を真空
的に遮断したところを示す図である。
りシャッタ板を押し上げ、真空チャンバー1と2を真空
的に遮断したところを示す図である。
【図4】通常の蒸着時にシャッタ板が待機している状態
を示す図である。
を示す図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】4ケ所の蒸着ステーションで操業する場合の操
業パターンを示す図である。
業パターンを示す図である。
【図7】従来の連続的真空蒸着装置の全体構成図であ
る。
る。
1 真空チャンバーの本体部分 2 真空チャンバーの蒸着部分 3 ルツボ 4 蒸着材料 5 電子銃 6 電子ビーム 7 ガイドローラ 8 走行基板 9 真空排気 10 蒸発流 11 シール座 12 防着カバー 13 回転中心軸 14 シャッタ板 15 シールパッキン 16 アーム 17 車軸 18 レール 19 サポート 20 押付け装置 21 防着板 22 蒸着ステーション 23 ロッド 24 真空シール 25 真空シール 26 大気充圧弁 30 真空遮断装置 32 移動装置 50 真空チャンバー
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の真空チャンバー内にそれぞれ加熱
装置とルツボを内蔵した互いに独立した複数の蒸着ステ
ーションからなり、 単一の走行基板が前記複数の真空チャンバー内を順次通
過するように配置され、各蒸着ステーションのルツボは
同一の蒸着材料を収容しており、かつ各蒸着ステーショ
ンの加熱装置は走行基板の同一面に蒸着材料を蒸着させ
るように配置され、 前記各真空チャンバーは、走行基板が走行する本体部分
と蒸着材料を蒸発させる蒸着部分とからなり、各蒸着ス
テーションはそれぞれ、他の蒸着ステーションに影響を
与えることなく本体部分と蒸着部分とを真空遮断する真
空遮断装置を備える、ことを特徴とする連続真空蒸着装
置。 - 【請求項2】 前記複数の蒸着ステーションは、前記真
空遮断装置により少なくとも1つの蒸着ステーションの
本体部分が蒸着部分から真空遮断されている場合に、走
行基板に所望の成膜速度で蒸着できる十分な蒸着能力を
有する、ことを特徴とする請求項1に記載の連続真空蒸
着装置。 - 【請求項3】 前記真空遮断装置は、前記本体部分に取
付けられかつ蒸着流が通過する開口を有するシール座
と、該シール座に密着するシールパッキンを備えたシャ
ッタ板と、該シャッタ板をシール座に押付ける押付け装
置と、前記開口を閉鎖する位置と開放する位置との間を
シャッタ板を移動させる移動装置と、からなることを特
徴とする請求項1に記載の連続真空蒸着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28328193A JP3569933B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 連続真空蒸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28328193A JP3569933B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 連続真空蒸着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07138760A true JPH07138760A (ja) | 1995-05-30 |
| JP3569933B2 JP3569933B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=17663424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28328193A Expired - Fee Related JP3569933B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 連続真空蒸着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3569933B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002033190A (ja) * | 2000-05-12 | 2002-01-31 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置の作製方法 |
| JP2014173170A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 成膜装置 |
| JP2016117954A (ja) * | 2016-03-31 | 2016-06-30 | 住友重機械工業株式会社 | 成膜装置及び成膜装置用チャンバー |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28328193A patent/JP3569933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002033190A (ja) * | 2000-05-12 | 2002-01-31 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置の作製方法 |
| JP2014173170A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 成膜装置 |
| JP2016117954A (ja) * | 2016-03-31 | 2016-06-30 | 住友重機械工業株式会社 | 成膜装置及び成膜装置用チャンバー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3569933B2 (ja) | 2004-09-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
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