JPH0713926B2 - 自冷式ガス絶縁変圧器 - Google Patents
自冷式ガス絶縁変圧器Info
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- JPH0713926B2 JPH0713926B2 JP8056187A JP8056187A JPH0713926B2 JP H0713926 B2 JPH0713926 B2 JP H0713926B2 JP 8056187 A JP8056187 A JP 8056187A JP 8056187 A JP8056187 A JP 8056187A JP H0713926 B2 JPH0713926 B2 JP H0713926B2
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- gas
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は多数の筒状巻線を多重筒状に配列してなる変圧
器に関し、特に筒状巻線間に介在される層間絶縁と垂直
ダクトの構造を改善した自冷式ガス絶縁変圧器に関す
る。
器に関し、特に筒状巻線間に介在される層間絶縁と垂直
ダクトの構造を改善した自冷式ガス絶縁変圧器に関す
る。
(従来の技術) 第6図には、従来のこの種の変圧器の巻線構造が縦断面
で示されている。即ち、同図において、1は内側絶縁
筒、2は絶縁被覆された素線導体を円筒状に巻回してな
る多数の円筒状巻線で、これらは同心円をなす多重円筒
状に配置されている。各円筒状巻線2は一つおきの層間
に層間絶縁物3が介在され、そして層間絶縁物3が介在
しない一つおきの層間には、複数個のスペーサを周方向
に間隔をおいて配置する等によって冷却用の垂直ダクト
4が確保されている。また、各円筒状巻線2は巻回進行
方向が交互に反転されているため、渡り線5による層間
接続は上端同志及び下端同志で交互に行なわれている。
で示されている。即ち、同図において、1は内側絶縁
筒、2は絶縁被覆された素線導体を円筒状に巻回してな
る多数の円筒状巻線で、これらは同心円をなす多重円筒
状に配置されている。各円筒状巻線2は一つおきの層間
に層間絶縁物3が介在され、そして層間絶縁物3が介在
しない一つおきの層間には、複数個のスペーサを周方向
に間隔をおいて配置する等によって冷却用の垂直ダクト
4が確保されている。また、各円筒状巻線2は巻回進行
方向が交互に反転されているため、渡り線5による層間
接続は上端同志及び下端同志で交互に行なわれている。
以上の構成によれば、冷却媒体である絶縁ガスは上下部
間の温度差により垂直ダクト4を上昇する自然対流によ
り循環して巻線を冷却する。このようなガス絶縁変圧器
においては鉱油絶縁変圧器等とは異なり、層間絶縁物中
に鉱油等を用いた油入等より著しく熱伝導率の小さいガ
ス層が介在し、層間絶縁物3の熱伝導抵抗が大きいた
め、巻線層即ち円筒状巻線2の少なくとも片面には冷却
用の垂直ダクト4を設けるのが冷却上好ましく、一方円
筒状巻線2相互間の絶縁を与えた場合は固体絶縁とした
方が必要絶縁距離を短くでき、巻線のコンパクト化の上
で好ましい。このため、一般には第6図のように、垂直
ダクト4と層間絶縁物3を一層毎に交互に配置するのが
得策である。
間の温度差により垂直ダクト4を上昇する自然対流によ
り循環して巻線を冷却する。このようなガス絶縁変圧器
においては鉱油絶縁変圧器等とは異なり、層間絶縁物中
に鉱油等を用いた油入等より著しく熱伝導率の小さいガ
ス層が介在し、層間絶縁物3の熱伝導抵抗が大きいた
め、巻線層即ち円筒状巻線2の少なくとも片面には冷却
用の垂直ダクト4を設けるのが冷却上好ましく、一方円
筒状巻線2相互間の絶縁を与えた場合は固体絶縁とした
方が必要絶縁距離を短くでき、巻線のコンパクト化の上
で好ましい。このため、一般には第6図のように、垂直
ダクト4と層間絶縁物3を一層毎に交互に配置するのが
得策である。
ところでこのガスの流量は循環力(自冷式即ちガス自然
循環冷却の場合には上下のガス温度差による熱浮力によ
り決まる)と巻線内ガス流路の圧力損失とがバランスす
るように決まる。
循環冷却の場合には上下のガス温度差による熱浮力によ
り決まる)と巻線内ガス流路の圧力損失とがバランスす
るように決まる。
ここで巻線内の圧力損失hについては垂直ダクト4が第
7図に示すように巾w(m),半径方向間隙長、即ち厚
さd(m)の矩形ダクトとみなすことができるから、垂
直ダクト4下部へのガス流入量がQ(m3/s)である時の
巻線内圧力損失h(mmAg)は一般に下式(I)で近似で
きる。
7図に示すように巾w(m),半径方向間隙長、即ち厚
さd(m)の矩形ダクトとみなすことができるから、垂
直ダクト4下部へのガス流入量がQ(m3/s)である時の
巻線内圧力損失h(mmAg)は一般に下式(I)で近似で
きる。
ここで、γはガスの比重量(kg/m3)、gは重力加速度
(m/s2)、ξ1は垂直ダクト4の入口損失係数、ξ2は
垂直ダクト4内の摩擦損失係数、ξ4は垂直ダクト4の
出口損失係数である。またΔQは垂直ダクト4内で巻線
から熱を奪うことによるガスの体積増加分で、ガスの熱
膨脹率をβ(1/℃)、垂直ダクト4の入口と出口間のガ
ス温度差をΔθ(℃)とすると、一般に下式(II)で表
わされる。
(m/s2)、ξ1は垂直ダクト4の入口損失係数、ξ2は
垂直ダクト4内の摩擦損失係数、ξ4は垂直ダクト4の
出口損失係数である。またΔQは垂直ダクト4内で巻線
から熱を奪うことによるガスの体積増加分で、ガスの熱
膨脹率をβ(1/℃)、垂直ダクト4の入口と出口間のガ
ス温度差をΔθ(℃)とすると、一般に下式(II)で表
わされる。
ΔQ=β・Δθ・Q…………(II) 第8図は自冷式ガス絶縁変圧器の他の従来例を示すもの
で、同図中、第6図と同一部分には同一符号が付されて
いる。この第8図に示す巻線構造において、層間絶縁物
6は円筒状巻線2の相互間に要求される絶縁の度合に応
じて絶縁厚さをtからt′まで順次変えることにより絶
縁物の量を低減したものである。これに応じて垂直ダク
ト7の厚さ(半径方向間隙長)もd1からd2まで順次変化
するテーパ状のものとしている。この場合の巻線内圧力
損失hについても前述と全く同様に垂直ダクト7が第9
図に示すような形状のダクトとみなすことができるから
下式(III)で近似できる。
で、同図中、第6図と同一部分には同一符号が付されて
いる。この第8図に示す巻線構造において、層間絶縁物
6は円筒状巻線2の相互間に要求される絶縁の度合に応
じて絶縁厚さをtからt′まで順次変えることにより絶
縁物の量を低減したものである。これに応じて垂直ダク
ト7の厚さ(半径方向間隙長)もd1からd2まで順次変化
するテーパ状のものとしている。この場合の巻線内圧力
損失hについても前述と全く同様に垂直ダクト7が第9
図に示すような形状のダクトとみなすことができるから
下式(III)で近似できる。
今、第6図と第8図において、仮りに垂直ダクト4およ
び7の平均厚さを同一とし、即ち、d1+d2=2dとする
と、第8図における巻線内圧力損失hと垂直ダクト7の
上,下厚さd2,d1との関係は(II),(III)式を用い
ると下式(IV)のように表わすことができる。
び7の平均厚さを同一とし、即ち、d1+d2=2dとする
と、第8図における巻線内圧力損失hと垂直ダクト7の
上,下厚さd2,d1との関係は(II),(III)式を用い
ると下式(IV)のように表わすことができる。
ところで一般にダクトの入口,出口損失係数ξ1、ξ3
はξ1=0.5,ξ3=1.0程度であり、また熱膨張率βは1
/273程度であるから、このIV式の{ }の値、即ち の値をCとすれば h∞CQ2………(V) となり、Cは垂直ダクトの入口と出口間のガス温度差Δ
θと垂直ダクトの上,下厚さd2,d1とにより決まり、従
ってこのCは圧力損失の大きさを表わす定数と言える。
はξ1=0.5,ξ3=1.0程度であり、また熱膨張率βは1
/273程度であるから、このIV式の{ }の値、即ち の値をCとすれば h∞CQ2………(V) となり、Cは垂直ダクトの入口と出口間のガス温度差Δ
θと垂直ダクトの上,下厚さd2,d1とにより決まり、従
ってこのCは圧力損失の大きさを表わす定数と言える。
例えば温度差Δθ=20℃およびΔθ=100℃について、
定数Cとダクト厚さの上下比d2/d1の関係を求めてみる
と、第4図の特性線A(Δθ=20℃)およびB(Δθ=
100℃)のようになる。この第4図からわかるように、
垂直ダクトの平均厚さを一定とした場合に、d1に比べd2
を小さくすると巻線内圧力損失hは加速度的に増加し、
ガスのような熱膨張率の大きい冷却媒体ではガス温度差
Δθが大きくなる程その傾向が顕著になる。絶縁油のよ
うな熱膨張率の小さい冷媒を用いた場合には、実公昭53
−14885号公報中でも指摘されてある通り、第8図のよ
うに垂直ダクトを上部先細り状にし、巻線上部の熱伝達
率を向上させ巻線の冷却改善をすることも可能である
が、ガス絶縁変圧器、とりわけ自冷式においては冷却媒
体であるガスの熱膨張率が大きいこと及びガス循環力を
確保する上である程度の上下温度差Δθが必要であるこ
とから、このような構造では徒らに巻線内圧力損失を増
加させ、従ってガス循環流量の低下を招きかって巻線の
冷却性を損う結果となる。
定数Cとダクト厚さの上下比d2/d1の関係を求めてみる
と、第4図の特性線A(Δθ=20℃)およびB(Δθ=
100℃)のようになる。この第4図からわかるように、
垂直ダクトの平均厚さを一定とした場合に、d1に比べd2
を小さくすると巻線内圧力損失hは加速度的に増加し、
ガスのような熱膨張率の大きい冷却媒体ではガス温度差
Δθが大きくなる程その傾向が顕著になる。絶縁油のよ
うな熱膨張率の小さい冷媒を用いた場合には、実公昭53
−14885号公報中でも指摘されてある通り、第8図のよ
うに垂直ダクトを上部先細り状にし、巻線上部の熱伝達
率を向上させ巻線の冷却改善をすることも可能である
が、ガス絶縁変圧器、とりわけ自冷式においては冷却媒
体であるガスの熱膨張率が大きいこと及びガス循環力を
確保する上である程度の上下温度差Δθが必要であるこ
とから、このような構造では徒らに巻線内圧力損失を増
加させ、従ってガス循環流量の低下を招きかって巻線の
冷却性を損う結果となる。
従って第6図の場合と同一のガス流量を得ようとした場
合、第8図の構造では垂直ダクト7の平均厚さ{(d1+
d2)/2}をdよりも大きくする必要があり、層間絶縁物
6の厚さを部分的に低減しても、巻線の半径方向寸法は
あまり小さくならない。
合、第8図の構造では垂直ダクト7の平均厚さ{(d1+
d2)/2}をdよりも大きくする必要があり、層間絶縁物
6の厚さを部分的に低減しても、巻線の半径方向寸法は
あまり小さくならない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように層間絶縁物の厚さを要求される絶縁度合に
応じて低減しても、その低減による冷却ダクト厚さ増加
が巻線冷却の向上に充分有効には反映できないという問
題があった。
応じて低減しても、その低減による冷却ダクト厚さ増加
が巻線冷却の向上に充分有効には反映できないという問
題があった。
本発明はこの問題を解決するためになされたもので、そ
の目的は冷却性能の向上と層間絶縁物量の低減を図り
得、巻線構造がコンパクトになる自冷式ガス絶縁変圧器
を提供することにある。
の目的は冷却性能の向上と層間絶縁物量の低減を図り
得、巻線構造がコンパクトになる自冷式ガス絶縁変圧器
を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この目的を達成するために本発明による自冷式ガス絶縁
変圧器では多数の筒状巻線を多重筒状に配置すると共
に、これら筒状巻線の一つおきの層間に層間絶縁物を配
置し、且つ層間絶縁物を配置していない一つおきの層間
にスーペサ等によって垂直ダクトを形成してこの垂直ダ
クト内に絶縁ガスを自然循環させるものであって、前記
層間絶縁物の半径方向の厚さを下方に行くほど増加さ
せ、前記垂直ダクトの半径方向間隙長を上方に行くほど
増加させたことを特徴とする。
変圧器では多数の筒状巻線を多重筒状に配置すると共
に、これら筒状巻線の一つおきの層間に層間絶縁物を配
置し、且つ層間絶縁物を配置していない一つおきの層間
にスーペサ等によって垂直ダクトを形成してこの垂直ダ
クト内に絶縁ガスを自然循環させるものであって、前記
層間絶縁物の半径方向の厚さを下方に行くほど増加さ
せ、前記垂直ダクトの半径方向間隙長を上方に行くほど
増加させたことを特徴とする。
(作用) この構成によれば、層間絶縁物は隣り合う二つの筒状巻
線間電圧即ち層間電圧が低い位置ほど薄くなり、それば
かりでなく垂直ダクトの半径方向間隙長も層間電圧が低
い位置ほど短縮される。この結果、絶縁上の観点では層
間絶縁物の占有スペース及び垂直ダクトの占有スペース
が必要最小限に抑えられ、巻線全体の体積を減少させる
ことができ、一方、垂直ダクトの半径方向間隙長が上方
に行くほど拡大される結果、冷却媒体である絶縁ガスの
循環時の圧力損失を低減することができ、従って、ガス
流量が増加して冷却性能が向上する。
線間電圧即ち層間電圧が低い位置ほど薄くなり、それば
かりでなく垂直ダクトの半径方向間隙長も層間電圧が低
い位置ほど短縮される。この結果、絶縁上の観点では層
間絶縁物の占有スペース及び垂直ダクトの占有スペース
が必要最小限に抑えられ、巻線全体の体積を減少させる
ことができ、一方、垂直ダクトの半径方向間隙長が上方
に行くほど拡大される結果、冷却媒体である絶縁ガスの
循環時の圧力損失を低減することができ、従って、ガス
流量が増加して冷却性能が向上する。
(実施例) 以下本発明の一実施例について第1図乃至第4図を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
21は図示しない鉄心脚に挿入される内側絶縁筒、22は絶
縁被覆された素線導体を円筒状に巻回してなる多数の円
筒状巻線であり、これら円筒状巻線は同心円をなす多重
円筒状に配置されている。各円筒状巻線22の一つおきの
隙間には層間絶縁物23が介在され、また層間絶縁物23を
介在していない一つおきの層間にはスペーサを介在する
等によって上下端が開口する冷却用の垂直ダクト24が確
保されている。又各円筒状巻線22はその巻回進行方向が
隣り合う巻線に対して1層毎に反対方向になっているた
め、渡り線25による層間接続は円筒状巻線22の上端同志
及び下端同志で交互に行なわれ、いわゆるU字接続とな
っている。
縁被覆された素線導体を円筒状に巻回してなる多数の円
筒状巻線であり、これら円筒状巻線は同心円をなす多重
円筒状に配置されている。各円筒状巻線22の一つおきの
隙間には層間絶縁物23が介在され、また層間絶縁物23を
介在していない一つおきの層間にはスペーサを介在する
等によって上下端が開口する冷却用の垂直ダクト24が確
保されている。又各円筒状巻線22はその巻回進行方向が
隣り合う巻線に対して1層毎に反対方向になっているた
め、渡り線25による層間接続は円筒状巻線22の上端同志
及び下端同志で交互に行なわれ、いわゆるU字接続とな
っている。
前記層間絶縁物23は、第2図に示すように、幅寸法(上
下方向寸法)の異なる多数の絶縁シート26a,26b,…26n
を多重層に巻回して構成され、特に内側層ほど幅寸法の
小さい絶縁シート26a,26b,…とすることによって層間絶
縁物23の厚さは下方ほど厚く上端に行くほど薄くなる形
状になっている。特にこの場合において、絶縁シート26
a,26b,…26nの内、第2図中高さ方向寸法Hで示すよう
に、低温度領域に位置するものには低耐熱絶縁物を用
い、高温度領域にまでおよぶものには高耐熱絶縁物を用
いている。又、この層間絶縁物23は第1図に示す渡り線
25の接続状態から理解されるように、層間電圧が上端に
おいて低い円筒状巻線22,22間に介在されている部分ほ
ど薄くなるように形成され、換言すれば層間絶縁物23は
その厚さが層間電圧の増加に従って厚くなるような配置
になっている。このような層間絶縁物23の形状及び配置
によって垂直ダクト24の半径方向間隙長は上端に行くほ
ど増加するテーパー状になる。即ち下端である入口の間
隙長d1よりも上端である出口の間隙長d2が大きくなって
いる。このダクト構造は圧力損失についての検討上第3
図に示す構造体として表すことができる。
下方向寸法)の異なる多数の絶縁シート26a,26b,…26n
を多重層に巻回して構成され、特に内側層ほど幅寸法の
小さい絶縁シート26a,26b,…とすることによって層間絶
縁物23の厚さは下方ほど厚く上端に行くほど薄くなる形
状になっている。特にこの場合において、絶縁シート26
a,26b,…26nの内、第2図中高さ方向寸法Hで示すよう
に、低温度領域に位置するものには低耐熱絶縁物を用
い、高温度領域にまでおよぶものには高耐熱絶縁物を用
いている。又、この層間絶縁物23は第1図に示す渡り線
25の接続状態から理解されるように、層間電圧が上端に
おいて低い円筒状巻線22,22間に介在されている部分ほ
ど薄くなるように形成され、換言すれば層間絶縁物23は
その厚さが層間電圧の増加に従って厚くなるような配置
になっている。このような層間絶縁物23の形状及び配置
によって垂直ダクト24の半径方向間隙長は上端に行くほ
ど増加するテーパー状になる。即ち下端である入口の間
隙長d1よりも上端である出口の間隙長d2が大きくなって
いる。このダクト構造は圧力損失についての検討上第3
図に示す構造体として表すことができる。
又、垂直ダクト24の半径方向両側に位置する円筒状巻線
22が渡り線25によって下端で接続されている状態から明
らかなように垂直ダクト24による絶縁距離は上端ほど即
ち層間電圧が高くなるほど大きくなる構造になる。
22が渡り線25によって下端で接続されている状態から明
らかなように垂直ダクト24による絶縁距離は上端ほど即
ち層間電圧が高くなるほど大きくなる構造になる。
この様な構造の変圧器において運転中は絶縁ガスが温度
差による自然対流によって垂直ダクト24内を上方に移動
する循環が行なわれ巻線の冷却を行なう。
差による自然対流によって垂直ダクト24内を上方に移動
する循環が行なわれ巻線の冷却を行なう。
この様な絶縁ガスの循環において、垂直ダクト24におけ
る圧力損失hは第3図のような形状のダクトとみなす
と、式(III)で近似できる。更に垂直ダクト24の平均
間隙長を第6図に示す従来の垂直ダクト4と等しい(d1
+d2=2d)と仮定すれば、式(V)が成り立ち、第4図
に示す圧力損失特性よりd1/d2が1より大きくなった度
合だけ垂直ダクト24の圧力損失が小さくなり、従って巻
線内のガス流量が増大して巻線の冷却性能が向上する。
一方、層間絶縁物23の厚さは円筒状巻線22,22間の電圧
が低くなる位置ほど薄くなり、これに伴って垂直ダクト
24の間隙長も円筒状巻線22,22間電圧が低くなるほど減
少する構造になり、従って層間絶縁物23及び垂直ダクト
24の占有スペースを絶縁上必要とする最小限に抑制でき
るので巻線構造がコンパクトになる。又、本実施例によ
れば層間絶縁物23を構成する絶縁シート26a,26b…には
温度が比較的低い中間部から下方に位置する部分につい
ては低価格の低耐熱絶縁物を用いているので経済的に有
利になる。
る圧力損失hは第3図のような形状のダクトとみなす
と、式(III)で近似できる。更に垂直ダクト24の平均
間隙長を第6図に示す従来の垂直ダクト4と等しい(d1
+d2=2d)と仮定すれば、式(V)が成り立ち、第4図
に示す圧力損失特性よりd1/d2が1より大きくなった度
合だけ垂直ダクト24の圧力損失が小さくなり、従って巻
線内のガス流量が増大して巻線の冷却性能が向上する。
一方、層間絶縁物23の厚さは円筒状巻線22,22間の電圧
が低くなる位置ほど薄くなり、これに伴って垂直ダクト
24の間隙長も円筒状巻線22,22間電圧が低くなるほど減
少する構造になり、従って層間絶縁物23及び垂直ダクト
24の占有スペースを絶縁上必要とする最小限に抑制でき
るので巻線構造がコンパクトになる。又、本実施例によ
れば層間絶縁物23を構成する絶縁シート26a,26b…には
温度が比較的低い中間部から下方に位置する部分につい
ては低価格の低耐熱絶縁物を用いているので経済的に有
利になる。
第2図と同一部分に同一符号を付して示す第5図は本発
明の他の実施例を示すものであり、層間絶縁物27は幅の
狭い絶縁シート27aを半径方向に一部ラップさせながら
多層に巻回し、そしてこの様な巻回を高さ方向に多段に
行なうと共に、その巻回数を上方ほど少なくして、断面
テーパ形状に形成してなるものである。この実施例によ
れば低温度領域に配置される絶縁シート27aの材質をす
べて低耐熱絶縁物とすることができ、その上方に位置す
る絶縁シートのみを高耐熱絶縁物とすればよいので高価
な高耐熱絶縁物の使用量を大幅に削減することができ
る。又、層間絶縁物を形成するのに同一寸法の絶縁シー
トを用いることができるので構成部品種類を削減し得る
点で優れている。
明の他の実施例を示すものであり、層間絶縁物27は幅の
狭い絶縁シート27aを半径方向に一部ラップさせながら
多層に巻回し、そしてこの様な巻回を高さ方向に多段に
行なうと共に、その巻回数を上方ほど少なくして、断面
テーパ形状に形成してなるものである。この実施例によ
れば低温度領域に配置される絶縁シート27aの材質をす
べて低耐熱絶縁物とすることができ、その上方に位置す
る絶縁シートのみを高耐熱絶縁物とすればよいので高価
な高耐熱絶縁物の使用量を大幅に削減することができ
る。又、層間絶縁物を形成するのに同一寸法の絶縁シー
トを用いることができるので構成部品種類を削減し得る
点で優れている。
[発明の効果] 本発明によれば、以上述べたように層間絶縁物の厚さを
上方ほど薄くし同時に垂直ダクトの半径方向間隙長を上
方ほど増加させる構成としたことにより巻線構造がコン
パクトになり、同時に冷却性能が向上する自冷式ガス絶
縁変圧器を提供することができる。
上方ほど薄くし同時に垂直ダクトの半径方向間隙長を上
方ほど増加させる構成としたことにより巻線構造がコン
パクトになり、同時に冷却性能が向上する自冷式ガス絶
縁変圧器を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す要部の縦断面図、第2
図は第1図に示す一部分の拡大縦断面図、第3図はダク
トの作用説明図、第4図は圧力損失特性曲線図、第5図
は本発明の変形例を示す第2図相当図、第6図は従来例
を示す要部の縦断面図、第7図は従来における垂直ダク
トの作用を説明するための図、第8図は他の従来例を示
す第6図相当図、第9図は第8図に対する第7図相当図
である。 図中、22は円筒状巻線、23,27は層間絶縁物、24は垂直
ダクトである。
図は第1図に示す一部分の拡大縦断面図、第3図はダク
トの作用説明図、第4図は圧力損失特性曲線図、第5図
は本発明の変形例を示す第2図相当図、第6図は従来例
を示す要部の縦断面図、第7図は従来における垂直ダク
トの作用を説明するための図、第8図は他の従来例を示
す第6図相当図、第9図は第8図に対する第7図相当図
である。 図中、22は円筒状巻線、23,27は層間絶縁物、24は垂直
ダクトである。
Claims (1)
- 【請求項1】素線導体を筒形に巻回してなり各々を互に
同心をなすように多重筒状に配置する多数の筒状巻線
と、これら筒状巻線の一つおきの層間に配置された層間
絶縁物と、層間絶縁物を配置しない一つおきの層間にス
ペーサ等によって確保された垂直ダクトとを有し、前記
垂直ダクト内に絶縁ガスを自然循環させてなる自冷式ガ
ス絶縁変圧器において、前記層間絶縁物の半径方向厚さ
を下方に行くほど増加させ、前記垂直ダクトの半径方向
間隙長を上方に行くほど増加させたことを特徴とする自
冷式ガス絶縁変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8056187A JPH0713926B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 自冷式ガス絶縁変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8056187A JPH0713926B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 自冷式ガス絶縁変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63245914A JPS63245914A (ja) | 1988-10-13 |
| JPH0713926B2 true JPH0713926B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
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1987
- 1987-03-31 JP JP8056187A patent/JPH0713926B2/ja not_active Expired - Fee Related
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