JPH0714044U - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JPH0714044U
JPH0714044U JP4475193U JP4475193U JPH0714044U JP H0714044 U JPH0714044 U JP H0714044U JP 4475193 U JP4475193 U JP 4475193U JP 4475193 U JP4475193 U JP 4475193U JP H0714044 U JPH0714044 U JP H0714044U
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藤 芳 之 安
田 政 彦 安
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自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定鉄心に対するロッドのがたつきを抑えた
うえで、小さい力で可動鉄心を吸引することができるソ
レノイドを提供する。 【構成】 コイル4と、コイル4と固定したボトム5
と、コイル4の中空部分に軸心方向に移動可能に設けた
プランジャ6と、プランジャ6の軸心上に固定されかつ
ボトム5を余裕をもって貫通するロッド10を備え、ボ
トム5に、ロッド10の径方向への動きを規制する環状
突部5cを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、自動車のフューエルリッドを遠隔操作により開けるのに 利用されるソレノイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記したソレノイドとしては、例えば、ボビンに巻線してなるコイルと 、ボビンの中空部分の一端部側に設けられた固定鉄心と、ボビンの中空部分にそ の軸心方向に移動可能に設けられた可動鉄心と、この可動鉄心に固定したロッド を備えたものがあり、コイルを励磁することにより、固定鉄心側に可動鉄心を吸 引してロッドに引き動作を行わせるようにしている。
【0003】 ところで、このようなソレノイドを自動車のフューエルリッド開放用とした場 合、コイルに電源が供給されない事態がまったく発生しないとはいえないため、 ロッドを可動鉄心の軸心上に固定し、このロッドを摺動可能に支持する固定鉄心 から突出したロッドの端部をトランク側から引張り操作できるようになすことに より、上記のような不具合発生時にもフューエルリッドを開けることができるよ うにしたソレノイドがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した不具合に対処できるようにしたソレノイドにおいて、固定 鉄心側に可動鉄心が吸引される際やロッドを引張り操作する際の固定鉄心に対す るロッドの摺動を円滑なものとするために、ロッドと固定鉄心との間に隙間を設 けると、固定鉄心に対してロッドががたついてしまい、これとは反対に、固定鉄 心に対してロッドががたつかないようにするために、ロッドと固定鉄心との間の 隙間をなくすと、ロッドの摺動抵抗が大きくなって、その分、コイルの励磁時に おける吸引力を大きくしなくてはならないという問題を有しており、この問題を 解決することが従来の課題であった。
【0005】
【考案の目的】
この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、固定鉄心に対す るロッドのがたつきを生じさせることなく、例えば、フューエルリッド開放用と した場合、小さい力で可動鉄心を吸引してフューエルリッドを開けることができ る、すなわち、小さい電力でフューエルリッドを開けることができるソレノイド を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるソレノイドは、円筒状に巻線してなるコイルと、前記コイル と固定した固定鉄心と、前記コイルの中空部分に軸心方向に移動可能に設けられ てコイルの励磁時に固定鉄心に吸引される可動鉄心と、前記可動鉄心の軸心上に 固定されかつ前記固定鉄心を余裕をもって貫通するロッドを備え、前記固定鉄心 には、ロッドの径方向への動きを規制する環状突部を設けた構成としたことを特 徴としており、このようなソレノイドの構成を前述した従来の課題を解決するた めの手段としている。
【0007】
【考案の作用】
この考案に係わるソレノイドにおいて、ロッドは環状突部によってその径方向 への動きが規制されることから、固定鉄心に対するロッドのがたつきはほとんど 抑えられることとなる。
【0008】 また、ロッドに対しては環状突部が接触するだけなので、ロッドの摺動抵抗は 小さいものとなり、コイルの励磁時において、可動鉄心は小さい力で吸引される こととなる。
【0009】 したがって、この考案に係わるソレノイドを、例えば、フューエルリッド開放 用とした場合、フューエルリッドは小電力で開放されることとなる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1ないし図3はこの考案に係わるソレノイドの一実施例を示しており、この 実施例では、この考案に係わるソレノイドが、自動車のフューエルリッドを開け るフューエルリッド開放用ソレノイドである場合を示す。
【0012】 図1および図2に示すように、フューエルリッド開放用ソレノイド1は、略円 筒形状をなす磁性体製のケース2の内部に同軸で設けたボビン3に巻線してなる コイル4と、ボビン3の一端(図示右端)に設けたボトム(固定鉄心)5と、ボ ビン3の中空部分に軸心方向に移動可能に設けたプランジャ(可動鉄心)6と、 このプランジャ6の中心に貫通状態で設けたロッド10を備えており、ケース2 の一端(図示右端)はベース7で閉塞してあると共に、ケース2の他端(図示左 端)はキャップ8で閉塞してある。
【0013】 前記ボトム5は略円錐台形状をなしており、先細り端部5aをボビン3の中空 部分内に位置させて、基端フランジ部5bをケース2の一端部に固定した磁性体 製の円形プレート9とボビン3の内向きフランジ3aとにより挟み込んで固定し てある。
【0014】 一方、プランジャ6には、その中心でかつボトム5側で開口する凹部6aが設 けてあって、図3にも拡大して示すように、この凹部6aには、円筒形状をなし かつ両端面15a,15aに全周にわたってそれぞれ丸みをもたせたダンパ15 が、このプランジャ6と同軸でかつ余裕をもって嵌合してあり、コイル4の励磁 によりプランジャ6がボトム5に吸引されてボトム5側に移動した際に、ボトム 5の先細り端部5aおよびプランジャ6における凹部6aの底部分に、ダンパ1 5の各端面15a,15aをそれぞれ線接触させると共に、ダンパ15を凹部6 a内で大きく撓ませて衝突の衝撃を吸収するようになすことにより、ボトム5と プランジャ6との衝突音を低く抑えるようにしてある。
【0015】 前記ロッド10は非磁性体よりなるものであって、このロッド10の一端(図 示右端)部はボトム5およびベース7を余裕をもって貫通して外部に突出してい ると共に、他端(図示左端)部はキャップ8に設けたねじ部8aを摺動可能に貫 通して外部に突出しており、このロッド10の一端部を非常用の引張り操作部1 0bとしてあると共に、他端部をストライカ係止部10cとしてある。
【0016】 この場合、ロッド10におけるプランジャ6の他端部が位置する部分およびス トライカ係止部10c寄りの部分には刻み目10aが連続して形成してあり、ロ ッド10はこの刻み目10aをプランジャ6に係止させて固定してある。また、 プランジャ6の他端部およびこのプランジャ6から突出するロッド10の刻み目 10aを含むストライカ係止部10c側の全体を樹脂モールド部11で覆うこと によって、プランジャ6とロッド10と樹脂モールド部11とを互いに固定して 一体化させている。
【0017】 そして、このロッド10は、その中間部分をボトム5に支持させると共に、樹 脂モールド部11で覆われたストライカ係止部10cをキャップ8に支持させて おり、ボトム5においては、その先細り端部5aに設けた内向きの環状突部5c のみをロッド10の中間部分に当接させることによって、ロッド10との接触面 積を最小限に抑えて、その径方向への動きを規制するようにしている。
【0018】 また、樹脂モールド部11のプランジャ6側に設けたフランジ部11aと、ボ ビン3およびキャップ8間に設けた磁性体製の円形プレート12との間には、圧 縮コイルばね13が設けてあり、この圧縮コイルばね13の弾性力により、この プランジャ6およびロッド10に、ストライカ係止部10cをキャップ8のねじ 部8aから突出させる方向(図示左方向)の力を付与するようにしてある。
【0019】 このフューエルリッド開放用ソレノイド1は、図2に示すように、給油部20 に設けたソレノイド固定孔20aに、給油部20の裏側(図示右側)からキャッ プ8のねじ部8aを挿通させてナット21をねじ込むことにより、車体に固定す るようにしてあり、この際、キャップ8から突出するストライカ係止部10cは 、図示しないフューエルリッドに設けたストライカ22を係止するものとなって いる。一方、ベース7から突出するロッド10の引張り操作部10bは、図外の トランクインナーパネル越しに臨むことができるようになっており、コイル4に 電源が供給されない非常事態が生じた場合には、トランク側からの引張り操作に より、フューエルリッドを開けることができるようになっている。
【0020】 なお、図1における符号16はOリングであり、ボトム5に吸引されていたプ ランジャ6が、圧縮コイルばね13の弾性力により復帰動作を行う際に、キャッ プ8に与える衝撃を緩和するようにしている。また、符号17は外部電源接続用 の端子である。
【0021】 上記したフューエルリッド開放用ソレノイド1では、コイル4を励磁させると 、プランジャ6が、圧縮コイルばね13の弾性力に逆らってボトム5側に吸引さ れ、キャップ8のねじ部8aから突出する樹脂モールド部11で覆われたストラ イカ係止部10cがねじ部8a内に引き込まれることから、このストライカ係止 部10cに係止されていた図示しないフューエルリッドのストライカ22がフリ ーとなり、フューエルリッドが開放することとなる。
【0022】 このとき、プランジャ6の凹部6a内の円筒形状をなすダンパ15が、凹部6 a内で大きく撓んで衝突時の衝撃をほとんど吸収することから、衝突音は著しく 小さいものとなる。
【0023】 このプランジャ6の吸引時において、ロッド10はボトム5の環状突部5cお よびキャップ8によってその径方向への動きが規制されることから、ロッド10 はボトム5やキャップ8に対してがたつくことなく動作することとなり、加えて 、ボトム5において、ロッド10に対しては環状突部5cが接触しているだけな ので、ロッド10の摺動抵抗は極めて小さいものとなり、プランジャ6は小さい 力で吸引されることとなる、すなわち、フューエルリッドは小電力で開放される こととなる。
【0024】 また、コイル4に電源が供給されないといった非常事態が生じた場合には、ト ランク側から引張り操作部10bを圧縮コイルばね13の弾性力に逆らって引張 り操作すると、同じくストライカ係止部10cに係止されていたストライカ22 がフリーとなり、フューエルリッドは開放されることとなる。
【0025】 一方、コイル4の励磁を中止すると、ボトム5に吸引されていたプランジャ6 が、圧縮コイルばね13の弾性力により復帰動作を行い、ストライカ係止部10 cが、再びキャップ8のねじ部8aから突出する。
【0026】 この状態において、フューエルリッドをその閉塞方向に押圧すると、ストライ カ22がストライカ係止部10cを押圧して、プランジャ6を圧縮コイルばね1 3の弾性力に逆らってボトム5側に移動させるので、ストライカ22がストライ カ係止部10cを乗り越えた時点で再び係止され、フューエルリッドは閉塞状態 でロックされることとなる。
【0027】 上記した実施例では、この考案に係わるソレノイドが自動車のフューエルリッ ドを開けるフューエルリッド開放用ソレノイドである場合を示したが、これに限 定されるものではない。
【0028】 また、この考案に係わるソレノイドの詳細な構成は上記した実施例に限定され るものではない。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わるソレノイドでは、上記した構成とした ため、固定鉄心に対するロッドのがたつきを抑えたうえで、大きい力を必要とす ることなく可動鉄心を吸引することができ、例えば、フューエルリッド開放用と した場合には、小さい電力でフューエルリッドを開けることが可能であるという 非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるソレノイドの一実施例を示す
断面説明図である。
【図2】図1におけるソレノイドの給油部における取り
付け状況を示す平面説明図である。
【図3】図1に示したソレノイドのプランジャおよびロ
ッドにおけるストライカ係止部の拡大断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 フューエルリッド開放用ソレノイド 4 コイル 5 ボトム(固定鉄心) 5c 環状突部 6 プランジャ(可動鉄心) 10 ロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に巻線してなるコイルと、前記コ
    イルと固定した固定鉄心と、前記コイルの中空部分に軸
    心方向に移動可能に設けられてコイルの励磁時に固定鉄
    心に吸引される可動鉄心と、前記可動鉄心の軸心上に固
    定されかつ前記固定鉄心を余裕をもって貫通するロッド
    を備え、前記固定鉄心には、ロッドの径方向への動きを
    規制する環状突部を設けたことを特徴とするソレノイ
    ド。
JP4475193U 1993-08-17 1993-08-17 車両のフューエルリッド開放用ソレノイド Expired - Fee Related JP2605543Y2 (ja)

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