JPH0714149Y2 - 自転車用変速操作レバー装置 - Google Patents
自転車用変速操作レバー装置Info
- Publication number
- JPH0714149Y2 JPH0714149Y2 JP3974088U JP3974088U JPH0714149Y2 JP H0714149 Y2 JPH0714149 Y2 JP H0714149Y2 JP 3974088 U JP3974088 U JP 3974088U JP 3974088 U JP3974088 U JP 3974088U JP H0714149 Y2 JPH0714149 Y2 JP H0714149Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- operation cable
- groove
- end side
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 37
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 37
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 claims description 37
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 36
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 41
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 19
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
この考案は、自転車用変速操作レバー装置に関し、詳し
くは、レバー本体ないしレバー装置の生産コストを低減
させ、かつ生産効率を高めうるように構成されたものに
関する。
くは、レバー本体ないしレバー装置の生産コストを低減
させ、かつ生産効率を高めうるように構成されたものに
関する。
自転車の変速機を操作するための変速操作レバー装置
は、自転車フレームに対して回動可能に組み付けられた
レバー本体(操作レバー)を回動操作することにより、
操作ケーブルで連繋された変速機を制御できるように構
成されいてる。 この変速操作レバー装置の主要構成部品である上記レバ
ー本体は、通常、自転車フレームに固定状に設けられた
レバー軸に回転可能に套嵌支持される筒状基部と、この
筒状基部からその半径方向外方に延び、レバー操作時の
指掛け部となるアーム部とを備えた構造をもつ。そし
て、実開昭59−38193号公報や実開昭59−126795号公報
に開示されているように、上記筒状基部の外周部には、
レバー軸方向中間部において、ケーブル牽引方向のレバ
ー回動操作時に操作ケーブルを巻き取るための操作ケー
ブル巻取り溝が円周方向に沿って延びるように形成され
ているとともに、上記アーム部の基端部付近において、
操作ケーブル一端のニップルを収容保持するための有底
状のニップル保持孔が設けられている。また、このニッ
プル保持孔の底面には、上記操作ケーブル巻取り溝につ
ながる操作ケーブル通挿孔が開けられている。 ところで、このようなレバー本体の形成は、その形状が
複雑であることから、通常、成形加工により行われてお
り、金属製の場合には、ダイカスト法により、樹脂製の
場合には、射出成形等により形成される。成形加工によ
れば、複雑な形状をもつものでも簡単に形成することが
できるからである。 そして、このレバー本体の成形に当たって使用される成
形型は、移動型(以下、これを、説明の便宜上、上金型
ということとする。)と固定型(以下、これを、説明の
便宜上、下金型ということとする。)の二つの金型で構
成される二方向抜き構造の一般的なものとは異なり、上
記上金型および下金型と一つの横金型とで構成される三
方向抜き構造のもの、あるいは、上記横金型を二つ備え
て計四つの金型からなる、たとえば第10図や第9図に示
すような四方向抜き構造のものが用いられている。ま
た、そのなかでも、ほとんどの場合、四方向抜き構造の
ものが用いられることが多い。 というのは、筒状基部の外周部のレバー軸方向中間部に
設ける操作ケーブル巻取り溝およびニップル保持孔や、
操作ケーブル通挿孔は、筒状基部の半径方向(横方向)
に抜く金型でないと形成できないため、筒状基部の内孔
の軸線方向(レバー軸方向)に抜く上下二つの金型a,b
に加えて、横方向に抜く金型cが必要となる。そしてま
た、操作ケーブル巻取り溝とニップル保持孔の形成範囲
は、ほとんどの場合、筒状基部の円周方向において180
°以上の範囲にまたがるため、上記の横方向に抜く金型
cは左右に二つ必要となるからである。 また、上記の横金型は、通常、下金型に組み付けられて
いるが、この横金型においてせ型締めおよび型開きを行
う必要があることにかわりはないことから、横金型c
は、たとえば四方向抜き構造の成形型の場合には第10図
や第9図に仮想線で示すように、横方向に所定行程間を
往復移動できるように下型bに組み付けられているので
ある。
は、自転車フレームに対して回動可能に組み付けられた
レバー本体(操作レバー)を回動操作することにより、
操作ケーブルで連繋された変速機を制御できるように構
成されいてる。 この変速操作レバー装置の主要構成部品である上記レバ
ー本体は、通常、自転車フレームに固定状に設けられた
レバー軸に回転可能に套嵌支持される筒状基部と、この
筒状基部からその半径方向外方に延び、レバー操作時の
指掛け部となるアーム部とを備えた構造をもつ。そし
て、実開昭59−38193号公報や実開昭59−126795号公報
に開示されているように、上記筒状基部の外周部には、
レバー軸方向中間部において、ケーブル牽引方向のレバ
ー回動操作時に操作ケーブルを巻き取るための操作ケー
ブル巻取り溝が円周方向に沿って延びるように形成され
ているとともに、上記アーム部の基端部付近において、
操作ケーブル一端のニップルを収容保持するための有底
状のニップル保持孔が設けられている。また、このニッ
プル保持孔の底面には、上記操作ケーブル巻取り溝につ
ながる操作ケーブル通挿孔が開けられている。 ところで、このようなレバー本体の形成は、その形状が
複雑であることから、通常、成形加工により行われてお
り、金属製の場合には、ダイカスト法により、樹脂製の
場合には、射出成形等により形成される。成形加工によ
れば、複雑な形状をもつものでも簡単に形成することが
できるからである。 そして、このレバー本体の成形に当たって使用される成
形型は、移動型(以下、これを、説明の便宜上、上金型
ということとする。)と固定型(以下、これを、説明の
便宜上、下金型ということとする。)の二つの金型で構
成される二方向抜き構造の一般的なものとは異なり、上
記上金型および下金型と一つの横金型とで構成される三
方向抜き構造のもの、あるいは、上記横金型を二つ備え
て計四つの金型からなる、たとえば第10図や第9図に示
すような四方向抜き構造のものが用いられている。ま
た、そのなかでも、ほとんどの場合、四方向抜き構造の
ものが用いられることが多い。 というのは、筒状基部の外周部のレバー軸方向中間部に
設ける操作ケーブル巻取り溝およびニップル保持孔や、
操作ケーブル通挿孔は、筒状基部の半径方向(横方向)
に抜く金型でないと形成できないため、筒状基部の内孔
の軸線方向(レバー軸方向)に抜く上下二つの金型a,b
に加えて、横方向に抜く金型cが必要となる。そしてま
た、操作ケーブル巻取り溝とニップル保持孔の形成範囲
は、ほとんどの場合、筒状基部の円周方向において180
°以上の範囲にまたがるため、上記の横方向に抜く金型
cは左右に二つ必要となるからである。 また、上記の横金型は、通常、下金型に組み付けられて
いるが、この横金型においてせ型締めおよび型開きを行
う必要があることにかわりはないことから、横金型c
は、たとえば四方向抜き構造の成形型の場合には第10図
や第9図に仮想線で示すように、横方向に所定行程間を
往復移動できるように下型bに組み付けられているので
ある。
しかしながら、上記の三方向抜き構造や四方向抜き構造
の成形型の場合には、二方向抜き構造の成形型に比べて
構造が複雑となり、また、横金型の下型への組み付けに
あたっては横金型の型締めおよび型開きを行いうるよう
にするための細工も必要となることから、その作製コス
トが二方向抜き構造のものに比して高くつくことはいう
までもない。したがって、レバー本体の成形において、
二方向抜き構造の成形型を用いることができるようにな
れば、成形型自体の作製コストを低く抑えて、結果的に
レバー本体の生産コストを低減することができる。 また、三方向抜き構造や四方向抜き構造の成形型では、
上述したように、横金型の型締めおよび型開きのための
横方向の移動スペースを確保せねばならないが、このこ
とは、下金型上に設定できる一成形型ユニットの個数が
それだけ少なくなることを意味する。すなわち、一回の
成形で形成できるレバー本体の数が少なく、生産効率が
悪かったのである。 本考案は、以上のような事情のもとで考えだされたもの
であって、レバー本体の成形を、二方向抜き構造の成形
型で行いうるようにした自転車用変速操作レバー装置を
提供することにより、レバー本体ないしレバー装置の生
産コストを低減させ、かつその生産効率を高めうるよう
にすることをその目的とする。
の成形型の場合には、二方向抜き構造の成形型に比べて
構造が複雑となり、また、横金型の下型への組み付けに
あたっては横金型の型締めおよび型開きを行いうるよう
にするための細工も必要となることから、その作製コス
トが二方向抜き構造のものに比して高くつくことはいう
までもない。したがって、レバー本体の成形において、
二方向抜き構造の成形型を用いることができるようにな
れば、成形型自体の作製コストを低く抑えて、結果的に
レバー本体の生産コストを低減することができる。 また、三方向抜き構造や四方向抜き構造の成形型では、
上述したように、横金型の型締めおよび型開きのための
横方向の移動スペースを確保せねばならないが、このこ
とは、下金型上に設定できる一成形型ユニットの個数が
それだけ少なくなることを意味する。すなわち、一回の
成形で形成できるレバー本体の数が少なく、生産効率が
悪かったのである。 本考案は、以上のような事情のもとで考えだされたもの
であって、レバー本体の成形を、二方向抜き構造の成形
型で行いうるようにした自転車用変速操作レバー装置を
提供することにより、レバー本体ないしレバー装置の生
産コストを低減させ、かつその生産効率を高めうるよう
にすることをその目的とする。
上記問題を解決するため、本考案では、次の技術的手段
を講じている。 すなわち、本考案の自転車用変速操作レバー装置は、外
周部に操作ケーブル巻取り溝および操作ケーブルの一端
のニップルを収容保持するニップル保持孔をもつ筒状基
部と、この筒状基部からその半径方向外方に延びるアー
ム部とを備えるレバー本体を、上記筒状基部の中心孔を
自転車フレームに対して固定状に設けられたレバー軸に
回転可能に嵌め込むことにより支持してなる自転車用変
速操作レバー装置であって、 上記筒状基部の操作ケーブル巻取り溝の形成部におい
て、上記筒状基部には、上記レバー軸と同一方向に沿っ
てこのレバー軸の基端側方向へ突出する小径状部を設け
て、筒状基部の端部外周に段部を形成するとともに、上
記筒状基部の小径状部の先端面側にこの小径状部よりも
大径の座金部材を配置させることにより、この座金部材
と上記段部との相互間に上記操作ケーブル巻取り溝を形
成する一方、 上記筒状基部ないし上記アーム部の基端部における上記
一方レバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に、上記
操作ケーブル巻取り溝につながる操作ケーブル通挿溝を
形成しているとともに、上記ニップル保持孔は、その底
面が上記操作ケーブル通挿溝につながるようにして、一
端が上記筒状基部ないし上記アーム部の基端部における
上記レバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に開放す
る溝状に形成したことを特徴としている。
を講じている。 すなわち、本考案の自転車用変速操作レバー装置は、外
周部に操作ケーブル巻取り溝および操作ケーブルの一端
のニップルを収容保持するニップル保持孔をもつ筒状基
部と、この筒状基部からその半径方向外方に延びるアー
ム部とを備えるレバー本体を、上記筒状基部の中心孔を
自転車フレームに対して固定状に設けられたレバー軸に
回転可能に嵌め込むことにより支持してなる自転車用変
速操作レバー装置であって、 上記筒状基部の操作ケーブル巻取り溝の形成部におい
て、上記筒状基部には、上記レバー軸と同一方向に沿っ
てこのレバー軸の基端側方向へ突出する小径状部を設け
て、筒状基部の端部外周に段部を形成するとともに、上
記筒状基部の小径状部の先端面側にこの小径状部よりも
大径の座金部材を配置させることにより、この座金部材
と上記段部との相互間に上記操作ケーブル巻取り溝を形
成する一方、 上記筒状基部ないし上記アーム部の基端部における上記
一方レバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に、上記
操作ケーブル巻取り溝につながる操作ケーブル通挿溝を
形成しているとともに、上記ニップル保持孔は、その底
面が上記操作ケーブル通挿溝につながるようにして、一
端が上記筒状基部ないし上記アーム部の基端部における
上記レバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に開放す
る溝状に形成したことを特徴としている。
本考案に係る自転車用変速操作レバー装置では、筒状基
部の端部外周に形成された段部とこの筒状基部の小径状
部の先端面側に配置された座金部材との相互間に、凹状
溝としての操作ケーブル巻取り溝を形成することができ
る。換言すると、本考案に係る自転車用変速操作レバー
装置では、操作ケーブル巻取り溝を形成するための筒状
基部の加工としては、上記小径状部を形成するだけでよ
い。そして、この小径状部は、上述のように、レバー軸
と同一方向に沿って突出するように形成されるから、レ
バー本体の成形において、レバー軸方向(筒状基部の中
心孔の軸線方向)に抜く金型、詳しくは抜き方向がレバ
ー軸方向の先端側向きあるいは基端側向きの金型で形成
することができる。すなわち、操作ケーブル巻取り溝の
形成のために使用する金型は、従来のように抜き方向が
筒状基部の半径方向となる金型でなく、抜き方向がレバ
ー軸方向の金型でよい。 また、ニップル保持孔は、その一端が筒状基部ないしア
ーム部の基端部におけるレバー軸方向先端側あるいは基
端側の端面に開放する溝状に形成される一方、このニッ
プル保持孔と操作ケーブル巻取り溝とをつなぐ操作ケー
ブル通挿溝は、筒状基部ないしアーム部の基端部におけ
るレバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に形成さ
れ、いうまでもなく、これは上記のレバー軸方向先端側
あるいは基端側の端面に開放する凹溝となる。したがっ
て、ニップル保持孔および操作ケーブル通挿溝も、レバ
ー本体の成形において、レバー軸方向に抜く金型で形成
することができ、具体的には、ニップル保持孔は、抜き
方向がレバー軸方向先端側向きあるいは基端側向きの金
型では、操作ケーブル通挿溝は、抜き方向がレバー軸方
向先端側向きあるいは基端側向きの金型で、それぞれ形
成できる。 また、操作ケーブル通挿溝は、その一端が操作ケーブル
巻取り溝と、他端がニップル保持孔と、筒状基部の周方
向においてそれぞれつながるようにする必要があるが、
これも、レバー本体の成形において筒状基部の半径方向
に抜く金型を用いることなく行いうる。 すなわち、抜き方向がレバー軸方向先端側向きと基端側
向きの二つの金型のうち一方の金型で、小径状部と操作
ケーブル通挿溝をともに形成する場合には、その金型に
おける小径状部形成型部と操作ケーブル通挿溝形成型部
とが、筒状基部の周方向において連続するように、上記
一方の金型を形成すれば、操作ケーブル通挿溝と操作ケ
ーブル巻取り溝とをつなぐことができる。一方、上記二
つの金型のうち一方の金型で小径状部を、他方の金型で
操作ケーブル通挿溝を形成する場合には、その一方の金
型における小径状部形成型部と他方の金型における操作
ケーブル通挿溝形成型部とが、筒状基部の周方向におい
て連続しかつレバー軸方向において重なるように(ある
いは筒状基部の周方向において重なりかつレバー軸方向
において連続するように)、上記各金型を形成すれば、
操作ケーブル通挿溝と操作ケーブル巻取り溝をつなぐこ
とができるからである。 また、抜き方向がレバー軸方向先端側向きと基端側向き
の二つの金型のうち一方の金型で、筒状基部のレバー軸
方向先端側あるいは基端側の端面にニップル保持孔の形
成のために設ける凹溝と操作ケーブル通挿溝をともに形
成する場合には、その金型における上記凹溝の形成型部
と操作ケーブル通挿溝形成型部とが、筒状基部の周方向
において連続するように、上記一方の金型を形成すれ
ば、操作ケーブル通挿溝とニップル保持溝をつなぐこと
ができる。一方、上記二つの金型のうち、一方の金型で
上記凹溝を、他方の金型で操作ケーブル通挿溝を形成す
る場合には、その一方の上記凹溝の形成型部と他方の金
型における操作ケーブル通挿溝形成型部とが、筒状基部
の周方向において連続しかつレバー軸方向において重な
るように(あるいは筒状基部の周方向において重なりか
つレバー軸方向において連続するように)、上記各金型
を形成すれば、操作ケーブル通挿溝とニップル保持孔と
をつなぐことができるからである。 このように、本考案では、操作ケーブル巻取り溝、ニッ
プル保持孔および操作ケーブル通挿溝を、レバー本体の
成形において、抜き方向がレバー軸方向の金型で形成す
ることができる。すなわち、レバー本体の成形にあたっ
て用いる成形型は、抜き方向がレバー軸方向の先端側向
きおよび基端側向きの二つの金型で構成される、二方向
抜き構造のものでよくなる。 したがって、レバー本体の成形において三方向抜き構造
や四方向抜き構造の成形型を用いねばならなかった従来
に比して、レバー本体の成形に用いる成形型自体の作製
コストが少なくて済むから、レバー本体の生産コストを
低減できる。また、三方向抜き構造や四方向抜き構造の
成形型の場合には、筒状基部の半径方向に抜く金型の、
その型締めおよび型開きのための移動スペースを設けね
ばならなかったため、その分だけ設定できる一成形型ユ
ニットの数が少なくなっていた。しかしながら、本考案
では、上記の筒状基部の半径方向の金型が不要となるか
ら、一成形型ユニットの設定個数を従来より多くとるこ
とができ、生産効率を高めることができる。
部の端部外周に形成された段部とこの筒状基部の小径状
部の先端面側に配置された座金部材との相互間に、凹状
溝としての操作ケーブル巻取り溝を形成することができ
る。換言すると、本考案に係る自転車用変速操作レバー
装置では、操作ケーブル巻取り溝を形成するための筒状
基部の加工としては、上記小径状部を形成するだけでよ
い。そして、この小径状部は、上述のように、レバー軸
と同一方向に沿って突出するように形成されるから、レ
バー本体の成形において、レバー軸方向(筒状基部の中
心孔の軸線方向)に抜く金型、詳しくは抜き方向がレバ
ー軸方向の先端側向きあるいは基端側向きの金型で形成
することができる。すなわち、操作ケーブル巻取り溝の
形成のために使用する金型は、従来のように抜き方向が
筒状基部の半径方向となる金型でなく、抜き方向がレバ
ー軸方向の金型でよい。 また、ニップル保持孔は、その一端が筒状基部ないしア
ーム部の基端部におけるレバー軸方向先端側あるいは基
端側の端面に開放する溝状に形成される一方、このニッ
プル保持孔と操作ケーブル巻取り溝とをつなぐ操作ケー
ブル通挿溝は、筒状基部ないしアーム部の基端部におけ
るレバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に形成さ
れ、いうまでもなく、これは上記のレバー軸方向先端側
あるいは基端側の端面に開放する凹溝となる。したがっ
て、ニップル保持孔および操作ケーブル通挿溝も、レバ
ー本体の成形において、レバー軸方向に抜く金型で形成
することができ、具体的には、ニップル保持孔は、抜き
方向がレバー軸方向先端側向きあるいは基端側向きの金
型では、操作ケーブル通挿溝は、抜き方向がレバー軸方
向先端側向きあるいは基端側向きの金型で、それぞれ形
成できる。 また、操作ケーブル通挿溝は、その一端が操作ケーブル
巻取り溝と、他端がニップル保持孔と、筒状基部の周方
向においてそれぞれつながるようにする必要があるが、
これも、レバー本体の成形において筒状基部の半径方向
に抜く金型を用いることなく行いうる。 すなわち、抜き方向がレバー軸方向先端側向きと基端側
向きの二つの金型のうち一方の金型で、小径状部と操作
ケーブル通挿溝をともに形成する場合には、その金型に
おける小径状部形成型部と操作ケーブル通挿溝形成型部
とが、筒状基部の周方向において連続するように、上記
一方の金型を形成すれば、操作ケーブル通挿溝と操作ケ
ーブル巻取り溝とをつなぐことができる。一方、上記二
つの金型のうち一方の金型で小径状部を、他方の金型で
操作ケーブル通挿溝を形成する場合には、その一方の金
型における小径状部形成型部と他方の金型における操作
ケーブル通挿溝形成型部とが、筒状基部の周方向におい
て連続しかつレバー軸方向において重なるように(ある
いは筒状基部の周方向において重なりかつレバー軸方向
において連続するように)、上記各金型を形成すれば、
操作ケーブル通挿溝と操作ケーブル巻取り溝をつなぐこ
とができるからである。 また、抜き方向がレバー軸方向先端側向きと基端側向き
の二つの金型のうち一方の金型で、筒状基部のレバー軸
方向先端側あるいは基端側の端面にニップル保持孔の形
成のために設ける凹溝と操作ケーブル通挿溝をともに形
成する場合には、その金型における上記凹溝の形成型部
と操作ケーブル通挿溝形成型部とが、筒状基部の周方向
において連続するように、上記一方の金型を形成すれ
ば、操作ケーブル通挿溝とニップル保持溝をつなぐこと
ができる。一方、上記二つの金型のうち、一方の金型で
上記凹溝を、他方の金型で操作ケーブル通挿溝を形成す
る場合には、その一方の上記凹溝の形成型部と他方の金
型における操作ケーブル通挿溝形成型部とが、筒状基部
の周方向において連続しかつレバー軸方向において重な
るように(あるいは筒状基部の周方向において重なりか
つレバー軸方向において連続するように)、上記各金型
を形成すれば、操作ケーブル通挿溝とニップル保持孔と
をつなぐことができるからである。 このように、本考案では、操作ケーブル巻取り溝、ニッ
プル保持孔および操作ケーブル通挿溝を、レバー本体の
成形において、抜き方向がレバー軸方向の金型で形成す
ることができる。すなわち、レバー本体の成形にあたっ
て用いる成形型は、抜き方向がレバー軸方向の先端側向
きおよび基端側向きの二つの金型で構成される、二方向
抜き構造のものでよくなる。 したがって、レバー本体の成形において三方向抜き構造
や四方向抜き構造の成形型を用いねばならなかった従来
に比して、レバー本体の成形に用いる成形型自体の作製
コストが少なくて済むから、レバー本体の生産コストを
低減できる。また、三方向抜き構造や四方向抜き構造の
成形型の場合には、筒状基部の半径方向に抜く金型の、
その型締めおよび型開きのための移動スペースを設けね
ばならなかったため、その分だけ設定できる一成形型ユ
ニットの数が少なくなっていた。しかしながら、本考案
では、上記の筒状基部の半径方向の金型が不要となるか
ら、一成形型ユニットの設定個数を従来より多くとるこ
とができ、生産効率を高めることができる。
本例では、山道等のオフ・ロードでの走行に主として利
用されるマウテンバイク車等においてみられる、ハンド
ルパイプに取付けられるタイプのレバー装置に、本考案
を適用した場合を示す。このようなマウテンバイク車に
取付けられるレバー装置は、ハンドルから手を話すこと
なくレバー操作を行いうるように、第2図に示すよう
に、ハンドルグリップ付近に設けられている。以下、本
例のレバー装置を図面を参照しながら説明する。 第1図および第2図に示すように、ハンドルパイプ1に
固定されるクリップバンド2の台座部3には、レバー軸
4が突設されており、このレバー軸4にレバー本体5が
回動可能に支持されている。 レバー本体5は、第1図ないし第3図に示すように、外
周部に操作ケーブルのインナワイヤWを巻き取るための
操作ケーブル巻取り溝6および上記インナワイヤWの一
端のニップル15を収容保持するためのニップル保持孔7
をもつ筒状基部8と、この筒状基部8からその半径方向
外方に延び、レバー操作時の指掛け部となるアーム部9
とを備えている。そして、レバー本体5は、上記筒状基
部8の中心孔8aの内方小径穴部8bを上記レバー軸4に回
転可能に嵌め込まれることにより、ハンドルパイプ1に
対して回動可能に組み付けられている。 また、上記筒状基部8の中心孔8aの外方大径穴部8c内に
は、レバー軸4に相対回転不能に外嵌される摩擦板10が
組み込まれており、レバー軸4のねじ穴4aにねじ付けら
れる締付ボルト11が、押さえ板12を介して上記摩擦板10
を上記外方大径穴部8cの底壁に押し付けている。そし
て、この押し付け力が、筒状基部8の基端側側面をレバ
ー軸4の基端大径部4bの側面に押し付ける力として作用
し、レバー本体5の回動に所定の摩擦抵抗が付与される
ようになっている。すなわち、操作ケーブル(インナワ
イヤW)を変速機側に引っ張る力に抗して、レバー本体
5を所望の回動位置で静止させることができるように構
成されている。 さて、本例では、第1図ないし第3図に示すように、筒
状基部8の下面側には、レバー軸4の軸長方向と同一方
向に沿ってこのレバー軸4の基端側方向へ突出する小径
状部13が設けられ、これにより筒状基部8の下端部の外
周には段部14が形成されている。そして、上記台座部3
と筒状基部8との間に、筒状基部8の大径状部と同等の
径を有する座金部材16を介装することにより、上記操作
ケーブル巻取り溝6を形成している。すなわち、上記小
径状部13は、筒状基部8のレバー軸方向基端まで至るよ
うに設けられているから、この小径状部13に伴って形成
される上記段部15と小径状部13より大径状の上記座金部
材16とにより、凹状溝を形成することができるのであ
る。 また、本例の場合、上記ニップル保持孔7は、第3図に
良く表れているように、一端が筒状基部8ないしアーム
部9の基端部におけるレバー軸方向先端側の端面に開放
する溝状に形成されている。換言すると、上記のレバー
軸方向先端側の端面に凹溝を設けて、これでニップル保
持孔7を構成しているのである。 そして、筒状基部8ないしアーム部9の基端部における
レバー軸方向基端側の端面には、第2図、第4図および
第5図に示すように、上記ニップル保持孔7と操作ケー
ブル巻取り溝6とをつなぐ操作ケーブル通挿溝17が設け
られている。この操作ケーブル通挿溝17は、筒状基部側
の側面が上記小径状部13の外周側面に連続するように形
成されており、これにより、その筒状基部周方向の一端
が操作ケーブル巻取り溝6につなげられるようになって
いる。また、操作ケーブル通挿溝17は、その他端部が上
記ニップル保持孔7と筒状基部4の周方向およびレバー
軸方向において重なるように形成されることにより、そ
の他端がニップル保持孔7の底面につなげられている。 ところで、レバー本体5は、その形状の複雑さ故に、成
形加工によって形成されるが、上述のようにして操作ケ
ーブル巻取り溝6、ニップル保持孔7および操作ケーブ
ル通挿溝17が形成される本例のレバー装置においては、
レバー本体5の成形を、二方向抜き構造の成形型で行う
ことができる。 すなわち、操作ケーブル巻取り溝6は、上記段部14と座
金部材16とが協働して操作ケーブル巻取り溝6を形成す
るようにしているから、操作ケーブル巻取り溝6の形成
にあたっては、レバー本体5の筒状基部8には上記小径
状部13を設けるだけでよい。そして、この小径状部13
は、筒状基部8のレバー軸方向基端まで至るように形成
するから、これは、レバー本体5の成形において、抜き
方向がレバー軸方向(筒状基部8の中心孔8aの軸線方
向)の金型、具体的には抜き方向がレバー軸方向基端側
向きの金型で形成することができる。したがって、レバ
ー本体5の成形において、従来のように操作ケーブル巻
取り溝6の形成のために筒状基部8の半径方向に抜く金
型が必要となることがない。 また、ニップル保持孔7は、上述したように筒状基部8
ないしアーム部9の基端部におけるレバー軸方向先端側
の端面に設ける凹溝により構成され、また、上記操作ケ
ーブル通挿溝17は筒状基部8ないしアーム部9の基端部
におけるレバー軸方向基端側の端面に開放する溝であ
る。したがって、これらも、レバー本体5の成形におい
て、抜き方向がレバー軸方向の金型で形成することがで
き、具体的には、操作ケーブル通挿溝17は、抜き方向が
レバー軸方向基端側向きの金型で、ニップル保持孔7
は、抜き方向がレバー軸方向先端側向きの金型で、それ
ぞれ形成できる。 また、レバー本体5の成形において、操作ケーブル巻取
り溝6と操作ケーブル通挿溝17とがつながるようにする
にあたっても、抜き方向が筒状基部の半径方向の金型が
必要となることはなく、上記の抜き方向がレバー軸方向
基端側向きの金型における小径状部形成型部と操作ケー
ブル通挿溝形成型部とが、筒状基部の周方向において連
続するように、上記金型を形成すればそれで済む。さら
に、レバー本体5の成形において、操作ケーブル通挿溝
17とニップル保持孔7とがつながるようにするにあたっ
ても、抜き方向がレバー軸方向基端側向きの金型におけ
る操作ケーブル通挿溝形成型部と、抜き方向がレバー軸
先端側向きの金型におけるニップル保持孔7の形成のた
めの上記凹溝の形成型部とが、筒状基部の周方向におい
て連続しかつレバー軸方向において重なるように(ある
いはその逆でもよい)、上記各金型を形成すれば、それ
で済むことである。 このように、操作ケーブル巻取り溝6、ニップル保持孔
7および操作ケーブル通挿溝17の形成を、レバー本体5
の成形において、抜き方向がレバー軸方向の金型で行う
ことができ、また、これらがつながるようにするにあた
っても、レバー本体の成形において、抜き方向が筒状基
部の半径方向の金型が必要となることがない。したがっ
て、上述したように、レバー本体5の成形においては、
抜き方向がレバー軸方向の二つの金型のみで構成され
る、二方向抜き構造の成形型を用いることができる。こ
れにより、レバー本体5の成形にあたって、使用する成
形型の作製コストが、三方向抜き構造や四方向抜き構造
の成形型をもちいねばならなかった従来に比して安くな
るから、レバー本体5ひいてはレバー装置の生産コスト
を低減することができるようになる。 しかも、レバー本体5の成形に用いる成形型において
は、第9図や第10図に示すような四方向抜き構造の成形
型のように、抜き方向が筒状基部の半径方向(横方向)
となる横金型c,cの、その型締めおよび型開きのための
移動スペースを確保する必要がなくなるから、一成形型
ユニットの設定個数を多くすることができる。したがっ
て、第6図に示すように、一回の成形で形成できるレバ
ー本体5の個数も、第9図に示すような従来より多くな
り、生産効率も高まる。 ところで、本考案の範囲は、上述した実施例に限定され
るものではなく、たとえば、第7図に示すように、座金
部材16には、各縁部に、小径状部13の外周側面に沿って
筒状基部の円周方向に延び、かつ小径状部13の基端部を
覆って段部14と操作ケーブル巻取り溝6を形成するよう
な凹溝形成ブロック18をもつようなものをもちいてもよ
い。この場合には、操作ケーブル巻取り溝を上記実施例
の場合よりもレバー軸方向先端側寄りに形成することが
できるようになるとともに、凹溝形成ブロック18の高さ
を変えることにより、操作ケーブル巻取り溝のレバー軸
方向における位置を簡単に変更することができるように
なる。 また、上記実施例では、座金部材を別に設けていたが、
たとえば、上記台座部3を座金部材として利用するよう
にしてもよい。この場合には、部品点数が少なくて済
み、コスト的にも有利となる。 さらに、第8図に示すように、ニップル保持孔7の形成
のために設ける凹溝を、小径状部13および操作ケーブル
通挿溝17にあわせて、筒状基部8のレバー軸方向基端側
の端面に設けるようにしてもよい。この場合には、操作
ケーブル巻取り溝およびニップル保持孔の位置を筒状基
部の基端に近づけることができるので、換言すると、小
径状部および上記凹溝のレバー軸方向長さを小さくする
ことができるので、筒状基部ないしレバー本体の強度を
かせげる。 また、小径状部を筒状基部のレバー軸方向中間部からレ
バー軸方向先端に至るように形成したり、操作ケーブル
通挿溝を筒状基部のレバー軸方向先端側の端面に設ける
ようにしてもよいことはもちろんであり、小径状部、操
作ケーブル通挿溝およびニップル保持孔を筒状基部に対
してレバー軸方向のどちら側から設けるかは、種々の態
様が考えられる。なお、小径状部を筒状基部のレバー軸
方向中間部からレバー軸方向先端に至るように形成する
場合には、上記押さえ板12を座金部材として利用するよ
うにすると、部品点数の増加を招かず、好都合である。 そしてまた、上記実施例では、ハンドルパイプに取付け
られるタイプのレバー装置に本考案を適用した例を示し
ていたが、下パイプに取付けられるタイプのレバー装置
にも本考案を適用することができることはいうまでもな
い。また、レバー装置の構造においても特に限定される
ことはなく、たとえばクリック機構が組み込まれるよう
なレバー装置にも問題なく適用できることもいうまでも
ない。
用されるマウテンバイク車等においてみられる、ハンド
ルパイプに取付けられるタイプのレバー装置に、本考案
を適用した場合を示す。このようなマウテンバイク車に
取付けられるレバー装置は、ハンドルから手を話すこと
なくレバー操作を行いうるように、第2図に示すよう
に、ハンドルグリップ付近に設けられている。以下、本
例のレバー装置を図面を参照しながら説明する。 第1図および第2図に示すように、ハンドルパイプ1に
固定されるクリップバンド2の台座部3には、レバー軸
4が突設されており、このレバー軸4にレバー本体5が
回動可能に支持されている。 レバー本体5は、第1図ないし第3図に示すように、外
周部に操作ケーブルのインナワイヤWを巻き取るための
操作ケーブル巻取り溝6および上記インナワイヤWの一
端のニップル15を収容保持するためのニップル保持孔7
をもつ筒状基部8と、この筒状基部8からその半径方向
外方に延び、レバー操作時の指掛け部となるアーム部9
とを備えている。そして、レバー本体5は、上記筒状基
部8の中心孔8aの内方小径穴部8bを上記レバー軸4に回
転可能に嵌め込まれることにより、ハンドルパイプ1に
対して回動可能に組み付けられている。 また、上記筒状基部8の中心孔8aの外方大径穴部8c内に
は、レバー軸4に相対回転不能に外嵌される摩擦板10が
組み込まれており、レバー軸4のねじ穴4aにねじ付けら
れる締付ボルト11が、押さえ板12を介して上記摩擦板10
を上記外方大径穴部8cの底壁に押し付けている。そし
て、この押し付け力が、筒状基部8の基端側側面をレバ
ー軸4の基端大径部4bの側面に押し付ける力として作用
し、レバー本体5の回動に所定の摩擦抵抗が付与される
ようになっている。すなわち、操作ケーブル(インナワ
イヤW)を変速機側に引っ張る力に抗して、レバー本体
5を所望の回動位置で静止させることができるように構
成されている。 さて、本例では、第1図ないし第3図に示すように、筒
状基部8の下面側には、レバー軸4の軸長方向と同一方
向に沿ってこのレバー軸4の基端側方向へ突出する小径
状部13が設けられ、これにより筒状基部8の下端部の外
周には段部14が形成されている。そして、上記台座部3
と筒状基部8との間に、筒状基部8の大径状部と同等の
径を有する座金部材16を介装することにより、上記操作
ケーブル巻取り溝6を形成している。すなわち、上記小
径状部13は、筒状基部8のレバー軸方向基端まで至るよ
うに設けられているから、この小径状部13に伴って形成
される上記段部15と小径状部13より大径状の上記座金部
材16とにより、凹状溝を形成することができるのであ
る。 また、本例の場合、上記ニップル保持孔7は、第3図に
良く表れているように、一端が筒状基部8ないしアーム
部9の基端部におけるレバー軸方向先端側の端面に開放
する溝状に形成されている。換言すると、上記のレバー
軸方向先端側の端面に凹溝を設けて、これでニップル保
持孔7を構成しているのである。 そして、筒状基部8ないしアーム部9の基端部における
レバー軸方向基端側の端面には、第2図、第4図および
第5図に示すように、上記ニップル保持孔7と操作ケー
ブル巻取り溝6とをつなぐ操作ケーブル通挿溝17が設け
られている。この操作ケーブル通挿溝17は、筒状基部側
の側面が上記小径状部13の外周側面に連続するように形
成されており、これにより、その筒状基部周方向の一端
が操作ケーブル巻取り溝6につなげられるようになって
いる。また、操作ケーブル通挿溝17は、その他端部が上
記ニップル保持孔7と筒状基部4の周方向およびレバー
軸方向において重なるように形成されることにより、そ
の他端がニップル保持孔7の底面につなげられている。 ところで、レバー本体5は、その形状の複雑さ故に、成
形加工によって形成されるが、上述のようにして操作ケ
ーブル巻取り溝6、ニップル保持孔7および操作ケーブ
ル通挿溝17が形成される本例のレバー装置においては、
レバー本体5の成形を、二方向抜き構造の成形型で行う
ことができる。 すなわち、操作ケーブル巻取り溝6は、上記段部14と座
金部材16とが協働して操作ケーブル巻取り溝6を形成す
るようにしているから、操作ケーブル巻取り溝6の形成
にあたっては、レバー本体5の筒状基部8には上記小径
状部13を設けるだけでよい。そして、この小径状部13
は、筒状基部8のレバー軸方向基端まで至るように形成
するから、これは、レバー本体5の成形において、抜き
方向がレバー軸方向(筒状基部8の中心孔8aの軸線方
向)の金型、具体的には抜き方向がレバー軸方向基端側
向きの金型で形成することができる。したがって、レバ
ー本体5の成形において、従来のように操作ケーブル巻
取り溝6の形成のために筒状基部8の半径方向に抜く金
型が必要となることがない。 また、ニップル保持孔7は、上述したように筒状基部8
ないしアーム部9の基端部におけるレバー軸方向先端側
の端面に設ける凹溝により構成され、また、上記操作ケ
ーブル通挿溝17は筒状基部8ないしアーム部9の基端部
におけるレバー軸方向基端側の端面に開放する溝であ
る。したがって、これらも、レバー本体5の成形におい
て、抜き方向がレバー軸方向の金型で形成することがで
き、具体的には、操作ケーブル通挿溝17は、抜き方向が
レバー軸方向基端側向きの金型で、ニップル保持孔7
は、抜き方向がレバー軸方向先端側向きの金型で、それ
ぞれ形成できる。 また、レバー本体5の成形において、操作ケーブル巻取
り溝6と操作ケーブル通挿溝17とがつながるようにする
にあたっても、抜き方向が筒状基部の半径方向の金型が
必要となることはなく、上記の抜き方向がレバー軸方向
基端側向きの金型における小径状部形成型部と操作ケー
ブル通挿溝形成型部とが、筒状基部の周方向において連
続するように、上記金型を形成すればそれで済む。さら
に、レバー本体5の成形において、操作ケーブル通挿溝
17とニップル保持孔7とがつながるようにするにあたっ
ても、抜き方向がレバー軸方向基端側向きの金型におけ
る操作ケーブル通挿溝形成型部と、抜き方向がレバー軸
先端側向きの金型におけるニップル保持孔7の形成のた
めの上記凹溝の形成型部とが、筒状基部の周方向におい
て連続しかつレバー軸方向において重なるように(ある
いはその逆でもよい)、上記各金型を形成すれば、それ
で済むことである。 このように、操作ケーブル巻取り溝6、ニップル保持孔
7および操作ケーブル通挿溝17の形成を、レバー本体5
の成形において、抜き方向がレバー軸方向の金型で行う
ことができ、また、これらがつながるようにするにあた
っても、レバー本体の成形において、抜き方向が筒状基
部の半径方向の金型が必要となることがない。したがっ
て、上述したように、レバー本体5の成形においては、
抜き方向がレバー軸方向の二つの金型のみで構成され
る、二方向抜き構造の成形型を用いることができる。こ
れにより、レバー本体5の成形にあたって、使用する成
形型の作製コストが、三方向抜き構造や四方向抜き構造
の成形型をもちいねばならなかった従来に比して安くな
るから、レバー本体5ひいてはレバー装置の生産コスト
を低減することができるようになる。 しかも、レバー本体5の成形に用いる成形型において
は、第9図や第10図に示すような四方向抜き構造の成形
型のように、抜き方向が筒状基部の半径方向(横方向)
となる横金型c,cの、その型締めおよび型開きのための
移動スペースを確保する必要がなくなるから、一成形型
ユニットの設定個数を多くすることができる。したがっ
て、第6図に示すように、一回の成形で形成できるレバ
ー本体5の個数も、第9図に示すような従来より多くな
り、生産効率も高まる。 ところで、本考案の範囲は、上述した実施例に限定され
るものではなく、たとえば、第7図に示すように、座金
部材16には、各縁部に、小径状部13の外周側面に沿って
筒状基部の円周方向に延び、かつ小径状部13の基端部を
覆って段部14と操作ケーブル巻取り溝6を形成するよう
な凹溝形成ブロック18をもつようなものをもちいてもよ
い。この場合には、操作ケーブル巻取り溝を上記実施例
の場合よりもレバー軸方向先端側寄りに形成することが
できるようになるとともに、凹溝形成ブロック18の高さ
を変えることにより、操作ケーブル巻取り溝のレバー軸
方向における位置を簡単に変更することができるように
なる。 また、上記実施例では、座金部材を別に設けていたが、
たとえば、上記台座部3を座金部材として利用するよう
にしてもよい。この場合には、部品点数が少なくて済
み、コスト的にも有利となる。 さらに、第8図に示すように、ニップル保持孔7の形成
のために設ける凹溝を、小径状部13および操作ケーブル
通挿溝17にあわせて、筒状基部8のレバー軸方向基端側
の端面に設けるようにしてもよい。この場合には、操作
ケーブル巻取り溝およびニップル保持孔の位置を筒状基
部の基端に近づけることができるので、換言すると、小
径状部および上記凹溝のレバー軸方向長さを小さくする
ことができるので、筒状基部ないしレバー本体の強度を
かせげる。 また、小径状部を筒状基部のレバー軸方向中間部からレ
バー軸方向先端に至るように形成したり、操作ケーブル
通挿溝を筒状基部のレバー軸方向先端側の端面に設ける
ようにしてもよいことはもちろんであり、小径状部、操
作ケーブル通挿溝およびニップル保持孔を筒状基部に対
してレバー軸方向のどちら側から設けるかは、種々の態
様が考えられる。なお、小径状部を筒状基部のレバー軸
方向中間部からレバー軸方向先端に至るように形成する
場合には、上記押さえ板12を座金部材として利用するよ
うにすると、部品点数の増加を招かず、好都合である。 そしてまた、上記実施例では、ハンドルパイプに取付け
られるタイプのレバー装置に本考案を適用した例を示し
ていたが、下パイプに取付けられるタイプのレバー装置
にも本考案を適用することができることはいうまでもな
い。また、レバー装置の構造においても特に限定される
ことはなく、たとえばクリック機構が組み込まれるよう
なレバー装置にも問題なく適用できることもいうまでも
ない。
第1図は本考案の実施例に係るレバー装置の縦断面図、
第2図は実施例に係るレバー装置の分解斜視図、第3図
は実施例に係るレバー装置のレバー本体の斜視図であ
り、第2図においてレバー本体を矢印A方向から見た
図、第4図は実施例に係るレバー本体の底面図、第5図
は第3図のV−V線断面図、第6図は実施例に係るレバ
ー本体の成形において用いる成形型の、上金型を型開き
した状態で下金型bを平面方向からみて模式的に示した
図、第7図は第二の実施例の縦断面図、第8図は第三の
実施例に係るレバー本体を裏返しの状態で示した斜視
図、第9図はレバー本体の成形において従来用いられて
いた成形型の、上金型を型開きした状態で下金型を平面
方向からみて模式的に示した図、第10図は四方向抜き構
造の成形型の一例を模式的に示し、その動作を説明する
図である。 1……自転車フレーム(ハンドルパイプ)、4……レバ
ー軸、5……レバー本体、6……操作ケーブル巻取り
溝、7……ニップル保持孔、8……筒状基部、8a……
(筒状基部の)中心孔、9……アーム部、13……小径状
部、14……段部、15……ニップル、16……座金部材、17
……操作ケーブル巻取り溝、W……操作ケーブル(イン
ナワイヤ)。
第2図は実施例に係るレバー装置の分解斜視図、第3図
は実施例に係るレバー装置のレバー本体の斜視図であ
り、第2図においてレバー本体を矢印A方向から見た
図、第4図は実施例に係るレバー本体の底面図、第5図
は第3図のV−V線断面図、第6図は実施例に係るレバ
ー本体の成形において用いる成形型の、上金型を型開き
した状態で下金型bを平面方向からみて模式的に示した
図、第7図は第二の実施例の縦断面図、第8図は第三の
実施例に係るレバー本体を裏返しの状態で示した斜視
図、第9図はレバー本体の成形において従来用いられて
いた成形型の、上金型を型開きした状態で下金型を平面
方向からみて模式的に示した図、第10図は四方向抜き構
造の成形型の一例を模式的に示し、その動作を説明する
図である。 1……自転車フレーム(ハンドルパイプ)、4……レバ
ー軸、5……レバー本体、6……操作ケーブル巻取り
溝、7……ニップル保持孔、8……筒状基部、8a……
(筒状基部の)中心孔、9……アーム部、13……小径状
部、14……段部、15……ニップル、16……座金部材、17
……操作ケーブル巻取り溝、W……操作ケーブル(イン
ナワイヤ)。
Claims (1)
- 【請求項1】外周部に操作ケーブル巻取り溝および操作
ケーブルの一端のニップルを収容保持するニップル保持
孔をもつ筒状基部と、この筒状基部からその半径方向外
方に延びるアーム部とを備えるレバー本体を、上記筒状
基部の中心孔を自転車フレームに対して固定状に設けら
れたレバー軸に回転可能に嵌め込むことにより支持して
なる自転車用変速操作レバー装置であって、 上記筒状基部の操作ケーブル巻取り溝の形成部におい
て、上記筒状基部には、上記レバー軸と同一方向に沿っ
てこのレバー軸の基端側方向へ突出する小径状部を設け
て、筒状基部の端部外周に段部を形成するとともに、上
記筒状基部の小径状部の先端面側にこの小径状部よりも
大径の座金部材を配置させることにより、この座金部材
と上記段部との相互間に上記操作ケーブル巻取り溝を形
成する一方、 上記筒状基部ないし上記アーム部の基端部における上記
レバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に、上記操作
ケーブル巻取り溝につながる操作ケーブル通挿溝を形成
しているとともに、上記ニップル保持孔は、その底面が
上記操作ケーブル通挿溝につながるようにして、一端が
上記筒状基部ないし上記アーム部の基端部における上記
レバー軸方向先端側あるいは基端側の端面に開放する溝
状に形成したことを特徴とする、自転車用変速操作レバ
ー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3974088U JPH0714149Y2 (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | 自転車用変速操作レバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3974088U JPH0714149Y2 (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | 自転車用変速操作レバー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01142398U JPH01142398U (ja) | 1989-09-29 |
| JPH0714149Y2 true JPH0714149Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31266233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3974088U Expired - Lifetime JPH0714149Y2 (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | 自転車用変速操作レバー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714149Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-26 JP JP3974088U patent/JPH0714149Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01142398U (ja) | 1989-09-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4873884A (en) | Apparatus for supporting shift lever for transmission | |
| US4619154A (en) | Choke lever device for a motor vehicle | |
| JPH0714149Y2 (ja) | 自転車用変速操作レバー装置 | |
| JP2003276581A (ja) | パーキング装置 | |
| JP4171618B2 (ja) | ジョイント装置のソケットの製造方法 | |
| JP2001191384A (ja) | 型締装置の機械式安全装置 | |
| CN100435612C (zh) | 手柄、立式丝杠系统和用于手柄的加工方法 | |
| CN214499943U (zh) | 一种分体式丝杠套管 | |
| CN2477526Y (zh) | 自行车刹车手柄 | |
| JPH0448357Y2 (ja) | ||
| CN2222681Y (zh) | 一种刹车把手套座结构 | |
| JP3916902B2 (ja) | 車両用ドアケーブル及びドア部材 | |
| JPH0332469Y2 (ja) | ||
| JP3071997U (ja) | コネクタ用押圧密封取付工具 | |
| JPH0356473Y2 (ja) | ||
| JP2602443Y2 (ja) | 成形金型における入子型の固定構造 | |
| JPH049620Y2 (ja) | ||
| JPH065994Y2 (ja) | 操作レバ− | |
| JPH0740725Y2 (ja) | ワイヤケーブル取付用成形体 | |
| JPH0641008Y2 (ja) | 変速操作レバー | |
| JP3089483U (ja) | シフトレバーのシフトノブ構造体 | |
| JPH0545886Y2 (ja) | ||
| JPH078185U (ja) | ワイヤー操作ハンドル | |
| JPH02119559U (ja) | ||
| JPH0728388Y2 (ja) | 補強具 |