JPH0714205Y2 - 気密容器 - Google Patents

気密容器

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JPH0714205Y2
JPH0714205Y2 JP1340292U JP1340292U JPH0714205Y2 JP H0714205 Y2 JPH0714205 Y2 JP H0714205Y2 JP 1340292 U JP1340292 U JP 1340292U JP 1340292 U JP1340292 U JP 1340292U JP H0714205 Y2 JPH0714205 Y2 JP H0714205Y2
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隆生 柳野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器本体に対して蓋体
を気密状態を維持して嵌合係止することができ、且つ嵌
合時に発生する圧縮された空気を外部へ逃がし、容器本
体に外嵌した蓋体が圧縮空気により反発し、離脱するこ
とを防止した気密容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜や魚肉、くだもの等の各種食
品を発泡合成樹脂製容器本体、例えば発泡ポリスチレン
容器本体に収容して蓋体bを取付け、周囲にガムテープ
等を接着して気密性を維持した状態で使用しているもの
がある。これは例えば発泡ポリスチレン容器の容器に蓋
体を載置した時、気密性は良好でなく、使用途上蓋体が
容器から離脱する等の係合の欠点を防止するためのもの
である。しかしながら、このガムテープ等による容器と
蓋体の係合気密化のためのテープ貼りはテープ代や貼付
け手間がかかり箱詰め後の蓋体と容器の係合の大きな障
害となっている。この様な容器と蓋体の係合の不完全、
気密性の不充分を解決するため第10図で示す如く、容器
本体aに対し蓋体bの当接部分が互いに嵌合状態を維持
するような凸部cと凹部dからなる取付け状態が考案さ
れ提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような凸
部cと凹部dからなる気密容器においては、蓋体bを容
器本体aに外嵌したとき、該蓋体bが振動により、又は
容器本体a内部に収容した収容物の移動により離脱する
ことがあるので気密性と固定性を保持する為に、単に箱
状容器本体の上面に板状の蓋を載置し、ガムテープで止
着したものと同様なガムテープを貼着するという作業を
必要としている。また、この嵌合時に溝内部の空気が圧
縮され、その逆圧により蓋体bが容器本体aから離脱す
ることがあるのでこれを防止した気密容器の出現が望ま
れている。このような従来の容器に鑑み、その気密性を
維持し、容器本体に対する蓋体の取付けを強固になさし
め、嵌合時の逆圧による蓋体の離脱を防止した気密容器
を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記本考案の目的を達成
する為に、発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体からなり、
閉蓋時における容器本体と蓋体の接合部の一方に係合
溝、他方にこの係合溝に嵌合される係合頭部を設けると
ともに、係合溝と係合頭部を嵌合させたとき、これらの
長さ方向に通気用間隙が形成されるように構成し、更に
容器本体と蓋体との当接面から係合溝と係合頭部との当
接面にかけて容器本体と蓋体との接合部を横断する方向
に容器内外から前記通気用間隙に連通する内面側連通部
と外面側連通部を前記通気用間隙の長さ方向にそって
いに間隔をあけて設けることで、閉蓋時に内面側連通部
と外面側連通部が通気用間隙を介して容器の内外連通
した空気抜き部が形成されることを特徴とした気密容器
を構成した。
【0005】
【作用】以上の如く、本考案にかかる気密容器は、発泡
合成樹脂製容器本体と蓋体とを、その接合部に設けた係
合溝と係合頭部との嵌合関係で、気密状態を維持しなが
ら互いに嵌合させ、容器内部の空間と外部との遮断を密
になすと同時に、係合頭部を係合溝中に嵌入して閉蓋し
ときに発生する容器内及び係合溝内における圧縮空気
を、閉蓋時に容器内外に連通した空気抜き部を通じて容
器内及び係合溝から外部へ放出し、容器本体から蓋体が
前記圧縮空気の弾発力で離脱することを防止するもので
ある。
【0006】
【実施例】本考案の詳細を更に図示した実施例にもとづ
き説明する。第1図は、本考案にかかる気密容器の一例
であって、図中1が本気密容器の容器本体であり、また
2は、この容器本体1に外嵌する蓋体である。容器本体
1並びに蓋体2は、発泡合成樹脂製のものであり、例え
ばポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレタン等適宜な
発泡合成樹脂が採用される。一般に該容器本体1は、箱
体状のものが用いられ、蓋体2は該容器本体1に外嵌し
うる形状の構造が採用される。そして、この容器本体1
と蓋体2の気密関係を与えるための構造は、容器本体1
の口縁または口縁と当接する蓋体2周縁の一方における
全周または一部には、上方へ開放し開口口縁巾よりも内
部の空間横巾が大であり、該空間が係合部3と空気溜り
部4で構成されてなる係合溝5が設けられ、容器本体1
または蓋体2の他方における前記係合溝5に対応する位
置に係合溝5の空気溜り部4を残して係合部3中に密嵌
しうる首部6と該首部6より大径の係合頭部7を突設し
てなるものである。図例のものは、容器本体1側に係合
溝5を設け、蓋体2側に該係合溝5に密嵌しうる係合頭
部7を設けている。該係合頭部7を前記係合溝5に嵌入
することにより、係合溝5の下部に空気溜り部4を残し
て係合部3と前記係合頭部7とが密嵌するのである。
【0007】次に、第1図、第4図中、21、22で示
すものは、容器本体1に蓋体2を閉蓋したときに発生す
る圧縮空気を逃がすべく容器本体1の内部と外部を連通
させる連通部であり、21として示すものが、蓋体2と
当接する容器本体1の口縁における係合溝5の内側に該
口縁から係合溝5の側壁面にかけて容器本体1と蓋体2
との接合部を横断する方向に前記係合溝5の下部に設け
られた空気溜り部4から容器本体1内に連通させて設け
た内面側連通部で、又、22として示すものが、前記内
面側連通部21に対して空気溜り部4の長さ方向にそっ
て間隔をあけて蓋体2と当接する容器本体1の口縁にお
ける係合溝5外側に該口縁から係合溝5の側壁面にかけ
て容器本体1と蓋体2との接合部を横断する方向に空気
溜り部4から容器本体1外に連通させて設けた外面側連
通部であり、前記内面側連通部21と外面側連通部22
が通気用間隙としての前記空気溜り部4を介して閉蓋時
に容器内外に連通する一連の空気抜き部を形成してな
り、この空気抜き部を通じて、閉蓋時に容器内及び係合
溝5内に発生する圧縮空気を外部へ放出することで圧縮
空気による蓋体2の浮き上がりを防止するのである。こ
のように閉蓋操作時に発生する圧縮空気は容器内から係
合溝5内空間を経て容器外に連通した空気抜き部を通じ
て外部に放出されるが、前記のように本考案では、空気
抜き部を構成する内面側連通部21と外面側連通部22
とを、空気溜り部4の長さ方向にそって間隔をあけて設
けることで、内面側通気部21、通気用間隙となる空気
溜り部4、更には外面側通気部22に至る屈曲した形状
に形成されていることから、閉蓋後は、この屈曲した一
連の空気抜き部内の通気抵抗により、気密容器としての
容器内の気密状態を維持しうるのである。
【0008】尚、図中、8として示すものも、係合溝5
又は係合頭部7に両部材係合時における係合溝中の空気
を外部に逃す為に溝中の空間と外部とを連通させた空気
抜き用溝部であり、第1図に図示する如く係合溝5側壁
面縦方向に設けたり、第8図に図示する如く係合頭部7
側面縦方向に設けたりするものである。該空気抜き用溝
部8の存在により、係合溝5に係合頭部7を密嵌しても
溝内部の空気は圧縮されず溝外方へ放出することができ
るうえに、もし一時的又は場所的に圧縮された空気があ
っても空気溜り部4の存在により、これを受けとめ圧縮
による逆圧で蓋体2を容器本体1から離脱させることは
ない。この空気抜き用溝部8を有するこの係合頭部7と
係合溝5の係合関係は第2図以下によって、更にその詳
細が実施例として示されている。
【0009】第2図のものは、空気抜き用溝部8を側面
に形成した係合頭部7を容器本体1側に設け、該係合頭
部7と密嵌する為の係合溝5が蓋体2下面周縁に突設し
た突条9に下方へ開口して形成してなり、第3図のもの
は、第2図の実施例における係合溝5と係合頭部7を逆
転させたものを示し、また第4図のものは、溝部8を有
する係合頭部7を形状変化させたものの実施例を示し、
第5図のものは、更にまた、その係合頭部7の他の変化
した例を示している。第6図は、以上の各実施例の係合
頭部7が略球形であったり又は変形しているが左右対象
のものであったものを、係合頭部7の一側は平坦で、他
側即ち内側には膨出部を設けた係合頭部7を採用してい
る。第7図のものは、第6図の他の変化した実施例を示
している。このような各実施例で示される係合頭部7と
係合溝5の関係で代表され、これらの一方に空気抜き用
溝部8を設けた係合構造が発泡合成樹脂製容器本体1と
蓋体2の当接部分に与えられてなるのである。第8図で
示す係合頭部7と係合溝5の拡大断面図は両者の大きさ
関係を示すために示されている。係合溝5中の3が係合
部であり、また4が空気溜り部である。そして該空気溜
り部4の下方に設けたスリット10は該係合溝5を形成し
た容器本体1または蓋体2の成形時における係合溝5部
分を形成する時に金型引き抜き時の係合溝 部分拡開容
易のために設けているものであり、更にこれは係合頭部
7を係合溝5に圧入するときの係合溝5拡開用のスリッ
トともなるのである。第8図のこのような係合溝5に対
する空気抜き用溝部8を側面に形成した係合頭部7は、
次のような大きさ関係を持つことが望まれる。 A>b′ A<a′ B≦b′ C<c′ C1 <c′1 A−B=4mm以下 但し、A:係合頭部の直径、 B:係合頭部の首部の大きさ、 C:蓋体下面と係合頭部先端間の距離、 C1 :蓋体下面と係合頭部中心間の距離、 D:首部つけ根の巾、 a′:係合部の直径、 b′:係合溝の開口口縁巾、 c′:係合溝の上縁と係合部先端間の距離、 c′1 :係合溝の上縁と係合部中心間の距離、 d′:係合溝の開口上縁巾、
【0010】以上の如き、係合頭部7と係合溝5の大き
さ関係並びにその一方に空気抜き用溝部8を設定するこ
とにより、係合頭部7が係合溝5に圧入され、溝内で頭
部が上下に引張られやや伸びた状態となって蓋体2の突
条8下面X1 と容器本体1の上面X2 並びに係合頭部7
の肩面Y1 と係合部3の縮径肩部内面Y2 とが互いに圧
接状態となり係合頭部7を係合溝5に圧入しても溝中の
空気は該溝部8を通じて外部に放出されるので係合溝5
内に圧縮された空気を作ることがないうえに容器内部と
容器外部の連通状態を遮断し、気密を保持することがな
され、容器本体1と蓋体2の取付け状態が強固ともな
る。又仮に圧縮空気が作られても空気溜り部4がこれを
受け入れ容器本体1から蓋体2を離脱させることがな
い。第9図は、このような係合溝5並びに係合頭部7を
形成するときに金型の離間が容易なように容器本体1と
蓋体2にアンダーカット部11を設けたものを示してい
る。
【0011】
【考案の効果】以上の如く、本考案にかかる気密容器
は、発泡合成樹脂製容器本体と蓋体の当接部分の一方に
は係合溝を、また他方には係合頭部を設け、互いの嵌合
関係で強固な取付け状態が与えられる上に容器内部と外
部を遮断する気密状態が得られ、しかも該嵌合時に容器
内及び係合溝内に発生する圧縮空気を、前記係合溝と係
合頭部を嵌合させたときにこれらの長さ方向に形成され
る通気用間隙と該通気用間隙から容器内外に連通して設
けた内面側連通部と外面側連通部とよりなり閉蓋時に容
器内外に連通する空気抜き部を通じて外部へ放出するこ
とで、圧縮空気により容器本体から蓋体が浮き上がり離
脱することを防止するものである。このように、閉蓋操
作時に発生する圧縮空気は容器内から係合溝内を経て容
器外に連通した空気抜き部を通じて外部に放出される
が、前記空気抜き部を構成する内面側連通部と外面側連
通部とを通気用間隙の長さ方向にそって間隔をあけて設
けてなるので、該空気抜き部は、内面側通気部、通気用
間隙、更には外面側通気部に至る屈曲した形状に形成さ
れているため、閉蓋後は、この屈曲した一連の空気抜き
部内の通気抵抗により、気密容器としての容器内の気密
状態を維持しうるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる気密容器の要部断面説明図
【図2】本考案における係合溝と係合頭部の嵌合関係を
示す要部断面説明図
【図3】本考案における係合溝と係合頭部の嵌合関係を
示す要部断面説明図
【図4】本考案における係合溝と係合頭部の嵌合関係を
示す要部断面説明図
【図5】本考案における係合溝と係合頭部の嵌合関係を
示す要部断面説明図
【図6】本考案における係合溝と係合頭部の嵌合関係を
示す要部断面説明図
【図7】本考案における係合溝と係合頭部の嵌合関係を
示す要部断面説明図
【図8】係合溝と係合頭部の大きさ関係を示す断面説明
【図9】製造時を考慮して考えられた容器本体と蓋体の
他の実施例説明図
【図10】従来例にかかる気密容器の嵌合部分の断面説明
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 3 係合部 4 空気溜り部 5 係合溝 6 首部 7 係合頭部 8 空気抜き用溝部 9 突条 10 スリット 11 アンダーカット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体からな
    り、閉蓋時における容器本体と蓋体の接合部の一方に係
    合溝、他方にこの係合溝に嵌合される係合頭部を設ける
    とともに、係合溝と係合頭部を嵌合させたとき、これら
    の長さ方向に通気用間隙が形成されるように構成し、更
    に容器本体と蓋体との当接面から係合溝と係合頭部との
    当接面にかけて容器本体と蓋体との接合部を横断する方
    向に容器内外から前記通気用間隙に連通する内面側連通
    部と外面側連通部とを前記通気用間隙の長さ方向にそっ
    互いに間隔をあけて設けることで、閉蓋時に内面側連
    通部と外面側連通部が通気用間隙を介して容器の内外
    連通した空気抜き部が形成されることを特徴とした気密
    容器。
  2. 【請求項2】 通気用間隙として、係合溝と係合頭部を
    両者の間に間隙が形成される大きさ関係にして設けたも
    のを利用してなる請求項1記載の気密容器。
  3. 【請求項3】 通気用間隙として、係合溝と係合頭部の
    対面側の一方に凹溝を形成して設けたものを利用してな
    る請求項1記載の気密容器。
JP1340292U 1992-02-10 1992-02-10 気密容器 Expired - Lifetime JPH0714205Y2 (ja)

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JP1340292U JPH0714205Y2 (ja) 1992-02-10 1992-02-10 気密容器

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JPH04106245U JPH04106245U (ja) 1992-09-14
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