JPH071431A - 型枠締結用ねじ部材の締緩装置 - Google Patents

型枠締結用ねじ部材の締緩装置

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JPH071431A
JPH071431A JP5123193A JP5123193A JPH071431A JP H071431 A JPH071431 A JP H071431A JP 5123193 A JP5123193 A JP 5123193A JP 5123193 A JP5123193 A JP 5123193A JP H071431 A JPH071431 A JP H071431A
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JP
Japan
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processing mechanism
mold
moving
screw member
processing
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JP5123193A
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Takayasu Sawano
隆保 沢野
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Toyota Kihan KK
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Toyota Kihan KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きい設置空間を不要にし、処理機構の動力
のための電力用リード線または圧縮空気用ホースに捩れ
を生じさせず、装置を小型かつ簡単にすることにある。 【構成】 型枠の移動方向に伸びる案内部を規定する支
持台と、前記ねじ部材をその軸線の周りに回転させる複
数の処理機構であって前記支持台に前記案内部に沿って
前記型枠の移動方向後方の第1の位置と前記型枠の移動
方向前方の第2の位置との間で往復移動可能にかつ順次
に配置された複数の処理機構と、各処理機構に配置され
た係合機構であって前記型枠に解除可能に係合し、前記
型枠と係合している間前記型枠から移動力を受けて対応
する処理機構を前記型枠に追従して前記第2の位置に前
進させる係合機構と、前進された処理機構を同時に後退
させて前記第1の位置に戻す戻し機構とを含むことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリートニ次製品
の成形用型枠の締結に用いるねじ部材を締め付けるまた
は緩める装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートニ次製品の遠心力成形用型
枠としては、例えば特公昭59−49169号公報に記
載されているように、それぞれが半円形の断面形状を有
しかつ相対する側部のそれぞれにフランジを有する一対
の半割体が用いられている。両半割体は、相対するフラ
ンジの複数箇所のそれぞれにおいて、ボルト、ナット等
からなるねじ部材により締結される。
【0003】この種の型枠の締結またはその解除すなわ
ちねじ部材の締め付けまたはその解除に用いるいわゆる
締緩装置の1つが、上記公報に記載されている。この公
知の締緩装置は、ねじ部材が配置された型枠を一方向に
連続的に移動させつつ、複数の締緩機構すなわち処理機
構を型枠と共に移動させ、その間に各処理機構によりね
じ部材を回転させる。処理機構は、型枠の移動と共に次
々に前進され、締め付け後またはその解除後、前進時の
移動路と異なる移動路を経て初期位置に戻される。な
お、本発明においては、型枠の移動方向を前後方向とい
い、型枠の移動路をほぼ直角に横切る水平の方向を左右
方向という。
【0004】公知の締緩装置によれば、ねじ部材の締め
付け装置として用いると、ねじ部材を確実に螺合させて
型枠を堅固に締結することができ、またねじ部材の締め
付け解除装置として用いると、堅固に螺合されたねじ部
材を確実に外すことができ、さらにいずれの装置として
用いても型枠を停止させる必要がない、という利点を有
する。
【0005】しかし、公知の締緩装置では、処理機構を
環状すなわちループ状の通路に沿って移動させるから、
大きい設置空間が必要であるし、処理機構の動力源のた
めの電力用リード線または圧縮空気用ホースの捩れを防
止する措置を講じなければならず、装置が大型であり、
複雑である。
【0006】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、大きい設置
空間を不要にし、処理機構の動力のための電力用リード
線または圧縮空気用ホースに捩れを生じさせず、装置を
小型かつ簡単にすることにある。
【0007】
【解決機構、作用、効果】本発明の締緩装置は、型枠の
移動方向に伸びる案内部を規定する支持台と、前記ねじ
部材をその軸線の周りに回転させる複数の処理機構であ
って前記支持台に前記案内部に沿って前記型枠の移動方
向後方の第1の位置と前記型枠の移動方向前方の第2の
位置とに往復移動可能にかつ順次に配置された複数の処
理機構と、各処理機構に配置された係合機構であって前
記型枠に解除可能に係合し、前記型枠と係合している間
前記型枠から移動力を受けて対応する処理機構を前記型
枠に追従して前記第2の位置に前進させる係合機構と、
前進された処理機構を同時に後退させて前記第1の位置
に戻す戻し機構とを含むことを特徴とする。
【0008】係合機構は、対応する処理機構が第1の位
置で待機しているとき、ねじ部材自体、ねじ部材を型枠
に維持させる部材、型枠を締結するための締結装置、ス
トッパ、被係合部等、ねじ部材に関係付けられた部位に
係合し、その状態で型枠とともに移動されて、対応する
処理機構を移動させる。これにより、処理機構は、型枠
の移動に追従して次々に前進され、その間係合機構によ
りねじ部材に対する位置決めをされた状態で、そのねじ
部材を回転させることにより、そのねじ部材の締め付け
またはその解除をする。
【0009】係合機構は、対応する処理機構を第2の位
置まで前進させると、型枠から離れ、それにより対応す
る処理機構の移動が中止される。全ての処理機構が第2
の位置まで前進されると、全ての処理機構は戻し機構に
より前進時と同じ案内部を経て一括して第1の位置に戻
される。
【0010】上記のように、本発明によれば、型枠を停
止させることなく、複数の処理機構を往復移動させてね
じ部材の締め付けまたはその解除をすることができ、そ
の結果大きい設置空間が不要であり、処理機構の動力の
ための電力用のリード線または圧縮空気用のホースが捩
れるおそれがなく、装置が小型かつ簡単になる。
【0011】本発明によれば、また、係合機構が型枠に
係合することにより処理機構がねじ部材に対して位置決
めされた状態で前進されるから、処理機構の移動状態が
ねじ部材の配置ピッチ、型枠の移動速度等の変化に追従
して変化し、従ってねじ部材の配置ピッチ、型枠の移動
速度等が異なる各種の型枠に共通して使用することがで
きる。
【0012】さらに、各処理機構に配置され、前記支持
台に接触して制動力を前記対応する処理機構に与える制
動機構を含むことが好ましい。これにより、処理機構を
滑らかに停止させることができる。
【0013】係合機構は、前記対応する処理機構に前記
型枠の移動路に出入り可能に配置された係合片と、屈曲
可能に互いに連結された一対のリンク片であって一方の
リンク片が前記係合片に連結され、他方のリンク片が前
記対応する処理機構に枢軸的に支持された一対のリンク
片と、前記係合片を該係合片が前記型枠に係合可能の位
置と係合不能の位置とに選択的に変位させるべく両リン
ク片を伸長させた状態および屈曲させた状態に選択的に
維持する駆動機構とを含むことが好ましい。これによ
り、係合片を型枠の移動路に確実に出入りさせることが
できる。
【0014】各係合機構は、さらに、前記対応する処理
機構に前記型枠の移動方向に往復移動可能に配置された
スライド軸と、該スライド軸をこれの一部が前記対応す
る処理機構から前方に突出した状態に維持する力を前記
スライド軸に作用させるばねとを含むことが好ましい。
スライド軸は、戻し機構および対応する処理機構の前に
配置された他の処理機構のいずれかに当接して、係合片
をこれが型枠に係合不能の位置に変位させるように両リ
ンク片を変位させる。これにより、スライド軸は、対応
する処理機構が第2の位置に前進されているときおよび
対応する処理機構が第1の位置に戻されているときのい
ずれにおいても、戻し機構または他の処理機構により押
されて係合片をこれが型枠に係合しない位置に変位させ
るべく両リンク片を変位させ、それにより係合片が型枠
に不必要に係合することが防止される。
【0015】さらに、最前部の処理機構と前記戻し機構
との一方に、前記最前部の処理機構が前記案内部の前端
部に移動されたとき、前記最前部の処理機構と前記戻し
機構との他方に当接可能に配置された緩衝器を含むこと
が好ましい。しかし、前記緩衝器を支持台に配置しても
よい。いずれの場合も、最前部の処理機構が戻し機構ま
たは支持台に直接当接する場合に比べ、衝撃および騒音
が小さくなる。
【0016】さらに、最後部の処理機構と前記支持台と
の一方に、前記最後部の処理機構が前記案内部の後端部
に移動されたとき、前記最後部の処理機構と前記支持台
との他方に当接可能に配置された緩衝器を含むことが好
ましい。しかし、前記緩衝器を戻し機構に配置してもよ
い。いずれの場合も、最後部の処理機構が支持台または
戻し機構に直接当接する場合に比べ、衝撃および騒音が
小さくなる。
【0017】戻し機構は、前記支持台に前記型枠の移動
方向に往復移動可能に配置され、最前部の処理機構に当
接可能のスライダと、前記最前部の処理機構を前記第2
の位置から前記第1の位置に戻すべく前記スライダを移
動させる駆動機構とを含むことが好ましい。これによ
り、最前部の処理機構を第1の位置に移動させることに
より、全ての処理機構を第1の位置に同時に戻すことが
できる。
【0018】各処理機構は、前記支持台に前記案内部に
沿って往復移動可能に配置されたフレームと、該フレー
ムに上下方向へ移動可能に配置された移動体と、該移動
体に支持された回転機構と、該回転機構により回転され
る回転体であって前記ねじ部材に解除可能に係合する回
転体と、該回転体を下方に変位させる力を該回転体に作
用させるばねと、前記ねじ部材に対する前記回転体の係
合およびその解除のために前記移動体を上方および下方
に選択的に移動させる移動機構とを含むことが好まし
い。これにより、移動機構による回転体の上下方向への
移動量と、螺合に起因するねじ部材の上下方向への移動
量とが一致していなくても、両移動量の差がばねにより
吸収され、その結果回転体とねじ部材との係合状態がね
じ部材の螺合状態の変化にともなって外れるおそれがな
く、また無理な力が処理機構およびねじ部材に作用する
おそれがない。
【0019】支持台は、基台と、該基台に上下方向およ
び左右方向に移動可能に支持された移動台であって前記
処理機構を支持する移動台と、前記移動台を前記支持台
に対し上下方向および左右方向に選択的に変位させる駆
動機構とを含むことが好ましい。これにより、ねじ部材
の移動路に対する処理機構の位置を調節することができ
るから、大きさの異なる型枠に共通に適用することがで
きる。
【0020】
【実施例】図1〜図3を参照するに、締緩装置10は、
型枠12の一方の側部のフランジに配置された複数のね
じ部材の締め付けまたはその解除をする装置として用い
られる。
【0021】型枠12は、それぞれが半円形の断面形状
を有しかつ一方の側部または両側部にフランジを有する
一対の半割体14a,14bからなり、またフランジが
互いに重ねられかつ水平とされた状態で図示しない搬送
手段により図1および図3において右方から左方に連続
的に移動される。
【0022】なお、型枠12が、例えば特公昭59−4
9169号公報の第9図に記載されている型枠のよう
に、両半割体が一方の側部にのみフランジを有しかつ他
方の側部において蝶番等により連結された型枠である場
合には、1つの締緩装置を型枠12の移動路の近傍に配
置すればよい。
【0023】しかし、型枠12が、例えば、特公昭59
−49169号公報の第1図に記載されている型枠のよ
うに、各半割体が側部のそれぞれにフランジを有しかつ
それぞれのフランジにおいてねじ部材により締結する場
合には、一対の締緩装置を型枠12の移動路に関して対
向して配置し、両締緩装置によるねじ部材の締め付け作
業またはその解除作業を並行して実行することが好まし
い。
【0024】型枠12は、図4に一部を拡大して示すよ
うに、両半割体14a,14bをそのフランジ16a,
16bの複数箇所のそれぞれにおいてねじ部材18で締
結することにより円筒形に構成され、ねじ部材18を緩
めることにより再度一対の半割体14a,14bに分割
される。
【0025】図4に示す実施例においては、ねじ部材1
8は実開平3−87206号公報等に記載されている公
知の締結装置20のボルトであり、またフランジ16
a,16bはそれぞれ対応する半割体14a,14bに
固定されている。しかし、ねじ部材18は、ナット等他
の部材であってもよい。
【0026】図4を参照するに、締結装置20は、下側
フランジ16aに形成された穴と同軸的に下側フランジ
16aの下面に固定された保持部材22と、保持部材2
2内に回転不能に配置されかつねじ部材18と螺合され
るナット24と、ナット24が保持部材22から脱落す
ることを防止すべく保持部材22内に配置されたストッ
パ26と、上側フランジ16bに形成された穴と同軸的
に上側フランジ16bの上面に固定されかつねじ部材1
8を受け入れる円筒状の保持部材28と、ねじ部材18
が保持部材28から脱落することを防止すように保持部
材内に配置された止め輪30と、ねじ部材18の頭部と
保持部材28との間に配置された環状のばね受け32
と、保持部材28とばね受け32との間に配置されたば
ね34とを備える。
【0027】図1〜図3を再度参照するに、締緩装置1
0は、型枠12の移動路の脇に配置された支持台40
と、それぞれが型枠12の移動方向後方の第1の位置と
これより前方の第2の位置との間で往復移動可能に支持
台40に配置され、ねじ部材18を回転させる複数(図
示の例では6つ)の処理機構42と、型枠12に解除可
能に係合して対応する処理機構42を型枠12に追従し
て前進させるように各処理機構42に配置された係合機
構44と、前進された処理機構42を第2の位置の側か
ら第1の位置の側に同時に移動させる戻し機構46と、
処理機構42の移動終了時に制動力を発生するように各
処理機構42に配置された制動機構48とを含む。
【0028】支持台40は、床50に型枠12の移動路
と平行に設置された長尺の一対の基台52と、両基台5
2に上下方向に移動可能に設置された長尺の第1の移動
台54と、第1の移動台54に型枠12の移動路を水平
に横切る左右方向(図2における左右方向)に移動可能
に設置され、処理機構42を支持する第2の移動台56
とを備える。
【0029】第1の移動台54は、各基台52の各端部
から第1の移動台54の各端部を貫通して上方へ伸びる
ロッド58により、前後方向と左右方向への移動を阻止
される。上下方向における第1の移動台54の位置は、
油圧または空気圧のシリンダ機構等を用いた複数のジャ
ッキ60により調節することができ、これにより型枠1
2に対する処理機構42の高さ位置を調節することがで
きる。左右方向に隣り合うロッド58は、上端部におい
て連結部材62により連結されている。
【0030】第2の移動台56は、第2の移動台56が
第1の移動台54の上面に左右方向に伸びるように設け
られた複数のレール64に滑動可能に係合されているこ
とにより、上下方向と前後方向への移動を阻止される。
左右方向における第2の移動台56の位置は、第1の移
動台54に配置された駆動機構66により調節すること
ができ、これにより型枠12に対する処理機構42の左
右方向の位置を調節することができる。駆動機構66
は、図示の例では、電動機、空気圧モータ、油圧モータ
等の回転源を備えるスクリュージャッキである。
【0031】第2の移動台56は、第2の移動台56に
対する処理機構42の移動を規制する一対のガイドレー
ル68を上面に備える。ガイドレール68は、第2の移
動台56の上面の左右方向に間隔をおいた箇所を前後方
向に平行に伸びる。処理機構42は、ガイドレール68
に沿って同じ方向に次々に移動することができるよう
に、ガイドレール68の方向に順次配置されている。こ
のため、前後方向に隣り合う処理機構の移動範囲は、そ
の大部分は互いに重なるものの、前後方向に少しずれて
いる。
【0032】図5を参照するに、各処理機構42は、両
ガイドレール68に案内されて前後方向に往復移動可能
に第2の移動台56に配置されたフレーム70と、該フ
レームに上下方向へ移動可能に配置された移動体72
と、該移動体に支持された回転機構74と、ねじ部材1
8に解除可能に係合する回転体76と、ねじ部材18に
対する回転体76の係合およびその解除のために移動体
72を上下方向に移動させる移動機構78と、移動体7
2および移動機構78を保護するカバー80とを備え
る。
【0033】フレーム70は、互いに結合された複数の
板部材により、型枠12の側に開放する箱の形に製作さ
れている。移動体72は、フレーム70から移動体72
を貫通して上方に平行に伸びる複数のロッド82によ
り、前後方向および左右方向の移動を阻止される。ロッ
ド82は、上端部においてカバー80の上壁部に連結さ
れている。回転機構74は、電動機、空気圧モータ、油
圧モータ等の回転源を備える。移動機構78は、油圧ま
たは空気圧のシリンダ機構のようなジャッキを備える。
【0034】回転機構74は、前後方向に伸びるピン8
4により枢軸運動可能に連結された取付金具86,88
により、移動体72に取り付けられている。取付金具8
6は、取付金具88が型枠12の側に突出するように移
動体72に取り付けられている。回転機構74は、図6
に示すように回転軸90が取付金具88に形成された貫
通穴を介して下方に伸びるように、取付金具88に取り
付けられている。
【0035】さらに図5を参照するに、取付金具88に
は、前後方向に伸びるピン92が取り付けられている。
ピン92の各端部は、カバー80の側壁部94に形成さ
れた穴96に該穴に沿って移動可能に受け入れられてい
る。穴96は、下方から上方に伸びる第1の部位と、該
第1の部位の上端から型枠12と反対の側に漸次後退す
る第2の部位とを有する。
【0036】このため、ピン92が穴96の第1の部位
を移動される間は、取付金具88は、図2および図6に
示すように、回転機構74および回転体76の回転軸線
が上下方向に伸びると共に回転体76が左右方向におけ
るねじ部材18の移動路に対応する位置に維持される。
しかし、ピン92が穴96の第2の部位を移動される間
は、取付金具88は、図5に示すように回転体76がね
じ部材18の移動路から退却するように、傾斜される。
【0037】図6を参照するに、回転体76は、ねじ部
材18の頭部を回転不能に受け入れるように六角筒状の
形を有する。回転体76は、回転機構74の回転軸90
に該回転軸からさらに下方に伸びるように取り付けられ
た補助部材92に回転不能にかつ上下移動可能に支持さ
れており、また補助部材98に配置されたばね100に
より下方に付勢されている。
【0038】図7を参照するに、各係合機構44は、係
合片102を含む。係合片102は、上下方向に伸びる
ピン104により、係合部102aが型枠の移動路に出
入り可能に、処理機構42のフレーム70に係合部10
2aと反対の端部において取り付けられている。係合片
102は、リンク片106の一端に枢軸的に連結されて
いる。リンク片106の他端部は、リンク片108の一
端部に屈曲可能に連結されている。リンク片108は、
上下方向に伸びるピン110によりフレーム70に枢軸
運動可能に装着されており、また駆動機構112により
ピン110の周りに角度的に回転される。
【0039】駆動機構112は、図示の例では、油圧ま
たは空気圧のシリンダ機構である。このシリンダ機構
の、シリンダはフレーム70に連結されており、ピスト
ンロッドはリンク片108に連結されている。駆動機構
112が伸長されると、リンク片106,108が伸ば
されることにより、係合片102の係合部102aは型
枠の移動路に突出される。これに対し、駆動機構112
が収縮されると、リンク片106,108が屈曲される
ことにより、係合片102の係合部102aは型枠の移
動路から退却される。
【0040】係合片102の係合部102aは、これが
型枠の移動路に突出された状態において、型枠の所定の
部位に係合し、それにより係合機構46は型枠に追従し
て前進され、その結果処理機構42も型枠に追従して前
進される。係合部102aが係合する部位は、型枠12
に設けられた突出部、ねじ部材18自体、図4に示す締
結装置20等とすることができる。図7に示す例では、
係合部102aは、締結装置20の保持部材22に係合
する。
【0041】なお、リンク片106,108を屈曲させ
たとき、係合部102aが型枠の移動路に突出し、リン
ク片106,108を伸長させたとき、係合部102a
が型枠の移動路から後退するようにしてもよい。
【0042】各係合機構44は、さらに、処理機構42
のフレーム70に前後方向に往復移動可能に配置された
一対のスライド軸114を備える。両スライド軸114
は、その先端部同士および後端部同士をそれぞれ連結部
材116,118により連結されている。両スライド軸
114は、その大半がフレーム70から前方に突出する
ように、ばね120により付勢されている。
【0043】連結部材118は、両スライド軸114の
大半がフレーム70内に後退されるときに、リンク片1
08を後方に押すことによりリンク片106,108を
強制的に屈曲させるように、リンク片108と係合され
ている。このため、両スライド軸114の大半がフレー
ム70内に後退されると、両リンク片106,108は
連結部材により押されて屈曲し、それにより係合部10
2aは型枠の移動路から強制的に退却される。
【0044】さらに図1〜図3を参照するに、戻し機構
46は、両ガイドレール68に案内されて前後方向に往
復移動可能に第2の移動台56に配置されたスライダ1
22と、スライダ122を前後方向に強制的に移動させ
る駆動機構124とを備える。スライダ122は、最前
部に配置された処理機構42より前方にあって最前部に
配置された処理機構42とこれに配置された連結部材1
20とに当接可能に配置されている。
【0045】駆動機構124は、油圧または空気圧のシ
リンダ機構を備える。スライダ122は、駆動機構12
4が伸長されることにより前方に移動され、駆動機構1
24が収縮されることにより後方に移動される。スライ
ダ122は、これが後方に移動されるとき、最前部の処
理機構42に当接する当接部126を有する。このた
め、駆動機構124が収縮されるとき、後方に移動され
て最前部の処理機構42を後方に移動させ、その結果処
理機構42がその後方の処理機構42に次々に当接する
ことにより、全ての処理機構42が同時に後方に移動さ
れる。
【0046】図8を参照するに、制動機構48は、駆動
機構130と、該駆動機構により上下方向に移動される
ロッド状のプッシャ132と、該プッシャの下面に取り
付けられたブレーキパッド134とを備える。駆動機構
130は、油圧シリンダ、空気圧シリンダ機構、ソレノ
イド機構等を用いた伸縮機構であり、伸縮方向が上下方
向となるように、フレーム70の上壁部70aに取り付
けられている。プッシャ132は、フレーム70の下壁
部70bに取り付けられたカラー136を滑動可能に貫
通しており、また上端部において駆動機構130の駆動
軸に連結されている。
【0047】プッシャ132は、常時はばね138によ
り上方に変位されている。しかし、対応する処理機構4
2を停止させるとき、駆動機構130により押し下げら
れることにより、ブレーキパッド134を第1の移動台
56に取り付けられたブレーキ用レール140に押圧す
る。プッシャ132には、ばね138の力をプッシャ1
32に作用させるリング142が取り付けられている。
【0048】さらに図1〜図3を参照するに、締緩装置
10は、さらに、最前部の処理機構42が第2の位置に
移動されたとき、最前部の処理機構42がその前面にお
いて当接可能に戻し機構46のスライダ122に取り付
けられた複数の緩衝器144と、最後部の処理機構42
が第1の位置に移動されたとき、最後部の処理機構42
がその後面において当接可能に第2の移動台56に取り
付けられた複数の緩衝器146とを含む。緩衝器146
は、取付板148により第2の移動台56に取り付けら
れている。
【0049】なお、緩衝器144,146は、処理機構
が当接したときの衝撃および騒音を小さくするためのも
のである。従って、緩衝器144,146を処理機構4
2に設けてもよい。また、第2の移動台56および戻し
機構46の形によっては、緩衝器144を第2の移動台
56に設けてもよいし、緩衝器146を戻し機構46に
設けてもよい。さらに、同様の緩衝器を、隣り合う処理
機構42の一方に、隣り合う処理機構42が接近したと
き、隣り合う処理機構42の他方に当接可能に設けても
よい。
【0050】待機時、各処理機構42は図1に示す第1
の位置に後退されており、戻し機構46のスライダ12
2は、最前方の位置に移動されている。締緩装置10
は、図示しない制御装置により制御される。
【0051】型枠12の移動にともなって、第1のねじ
部材18が所定の位置に到達すると、先ず最前部の処理
機構42の係合機構44の駆動機構112が駆動され
る。これにより、係合機構44の係合片102の係合部
102aが、型枠12の移動路に突出されて、型枠12
の所定の部位に係合するから、最前部の処理機構42
は、係合機構44によりねじ部材18に対して位置決め
された状態で、型枠12の移動に追従して前進される。
【0052】この間、第2のねじ部材18が所定の位置
に到達すると、2番目の処理機構42の係合機構44の
駆動機構112が駆動され、2番目の処理機構42が最
初の処理機構42と同様に型枠12の移動に追従して前
進される。以下、ねじ部材18が所定の位置に到達する
たびに、処理機構42が型枠12の移動に追従して前進
される。
【0053】ねじ部材18が所定の位置に到達したこと
は、例えば、処理機構42毎に設けられたセンサにより
感知することができる。センサとしては、リードスイッ
チ、近接スイッチ、光学的センサ等を用いることができ
る。センサにより感知される型枠12の被感知部の高さ
位置を処理機構42毎に異なる値とすることが好まし
い。
【0054】各処理機構42は、第1の位置から第2の
位置に移動する間、回転体76を回転機構74により回
転させつつ、移動体72を移動機構78により下降させ
ることにより、ねじ部材18の締め付けまたはその解除
をした後、回転体76の回転を停止させかつ移動体72
を上昇させることにより、移動体72および回転体76
を初期位置に戻す作業を実行する。
【0055】各処理機構42は、第2の位置の近傍に到
達すると、係合機構44の係合部102aが型枠の移動
路から後退された後、制動機構48の駆動機構130が
駆動されることにより、第2の位置に停止される。この
ため、各処理機構42の停止が滑らかになる。係合部1
02aは、駆動機構112により型枠の移動路から後退
される。しかし、たとえ係合部102aが型枠の移動路
から後退されていなくても、その係合部102aは、ス
ライド軸114がスライダ122の当接部126または
前の処理機構42により後退されるから、型枠12の移
動路から確実に後退される。
【0056】全ての処理機構42が第2の位置に移動さ
れると、戻し機構46の駆動機構124が収縮されるこ
とにより、全ての処理機構42は一括して第1の位置に
戻される。各処理機構42は、第1の位置に戻されると
きも、制動機構48により滑らかに停止される。
【0057】上記の工程は、全てのねじ部材18の締め
付けまたはその解除が終了するまで、繰り返される。
【0058】締緩装置10によれば、型枠12を停止さ
せることなく、複数の処理機構42を往復移動させてね
じ部材18の締め付けまたはその解除をすることがで
き、その結果大きい設置空間が不要であり、処理機構4
2の動力のための電力用リード線または圧縮空気用ホー
スが捩れるおそれがなく、装置が小型かつ簡単になる。
また、係合機構44が型枠12に係合することにより処
理機構43がねじ部材18に対して位置決めされた状態
で前進されるから、処理機構42の移動状態がねじ部材
18の配置ピッチ、型枠12の移動速度等の変化に追従
して変化し、従ってねじ部材の配置ピッチ、型枠の移動
速度等が異なる各種の型枠に共通に使用することができ
る。
【0059】なお、締緩装置10のように、処理機構4
2の回転体76をモータのような回転機構72により回
転させるならば、インパクトレンチのような衝撃により
回転力を発生する回転機構を用いる場合に比べ、衝撃、
振動および騒音が小さい。しかし、本発明は、回転体7
6用の回転機構72として、インパクトレンチのような
衝撃により回転力を発生する機構を用いてもよい。
【0060】本発明は、締め付け専用装置、締め付けの
解除専用装置、締め付けおよびその解除の共用装置のい
ずれにも適用することができる。回転体76の回転方向
は、締緩装置10が締め付け用であるか、締め付け解除
用であるかにより異なり、またねじ部材18が右ねじで
あるか、左ねじであるかによっても異なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の締緩装置の一実施例を示す図である。
【図2】図1の2−2線に沿って得た断面図である。
【図3】図1に示す締緩装置の平面図である。
【図4】型枠を締結する装置の一実施例を示す断面図で
ある。
【図5】処理機構の一実施例を示す正面図である。
【図6】回転体の一実施例を示す断面図である。
【図7】係合機構の一実施例を示す図である。
【図8】制動機構の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 締緩装置 12 型枠 18 ねじ部材 20 締結装置 40 支持台 42 処理機構 44 係合機構 46 戻し機構 48 制動機構 52 基台 54 第1の移動台 56 第2の移動台 60,66 移動台用の駆動機構 68 ガイドレール 70 フレーム 72 移動体 74 回転機構 76 回転体 78 移動機構 86,88 連結金具 90 回転軸 98 補助部材 100 ばね 102 係合片 102a 係合部 106,108 リンク片 112 係合機構の駆動機構 114 スライド軸 120 係合機構のばね 130 制動機構の駆動機構 132 プッシャ 134 ブレーキパッド 136 カラー 140 ブレーキ用レール 144,146 緩衝器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に連続的に移動される型枠に配置
    されたねじ部材を締め付けるまたは緩める装置におい
    て、前記型枠の移動方向に伸びる案内部を規定する支持
    台と、前記ねじ部材をその軸線の周りに回転させる複数
    の処理機構であって前記支持台に前記案内部に沿って前
    記型枠の移動方向後方の第1の位置と前記型枠の移動方
    向前方の第2の位置との間で往復移動可能にかつ順次に
    配置された複数の処理機構と、各処理機構に配置された
    係合機構であって前記型枠に解除可能に係合し、前記型
    枠と係合している間前記型枠から移動力を受けて対応す
    る処理機構を前記型枠に追従して前記第2の位置に前進
    させる係合機構と、前進された処理機構を同時に後退さ
    せて前記第1の位置に戻す戻し機構とを含む、型枠締結
    用ねじ部材の締緩装置。
  2. 【請求項2】 さらに、各処理機構に配置され、前記支
    持台に接触して制動力を前記対応する処理機構に与える
    制動機構を含む、請求項1に記載の締緩装置。
  3. 【請求項3】 前記係合機構は、前記対応する処理機構
    に前記型枠の移動路に出入り可能に配置された係合片
    と、屈曲可能に互いに連結された一対のリンク片であっ
    て一方のリンク片が前記係合片に連結され、他方のリン
    ク片が前記対応する処理機構に枢軸的に支持された一対
    のリンク片と、前記係合片を該係合片が前記型枠に係合
    可能の位置と係合不能の位置とに選択的に変位させるべ
    く両リンク片をこれらが伸長した状態および屈曲した状
    態に選択的に維持する駆動機構とを含む、請求項1に記
    載の締緩装置。
  4. 【請求項4】 各係合機構は、さらに、前記対応する処
    理機構に前記型枠の移動方向に往復移動可能に配置され
    たスライド軸と、該スライド軸をこれの一部が前記対応
    する処理機構から前方に突出した状態に維持する力を前
    記スライド軸に作用させるばねとを含み、前記スライド
    軸は、前記戻し機構および前記対応する処理機構の前に
    配置された他の処理機構のいずれかに当接して、前記係
    合片をこれが前記型枠に係合不能の位置に変位させるべ
    く両リンク片を変位させる、請求項3に記載の締緩装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記戻し機構および前記支持台
    から選択される1つの手段と最前部の処理機構との一方
    に、前記最前部の処理機構が前記案内部の前端部に移動
    されたとき、前記1つの手段と前記最前部の処理機構と
    の他方に当接可能に配置された緩衝器を含む、請求項1
    に記載の締緩装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記戻し機構および前記支持台
    から選択される1つの手段と最後部の処理機構との一方
    に、前記最後部の処理機構が前記案内部の後端部に移動
    されたとき、前記1つの手段と前記最後部の処理機構と
    の他方に当接可能に配置された緩衝器を含む、請求項1
    に記載の締緩装置。
  7. 【請求項7】 前記戻し機構は、前記支持台に前記型枠
    の移動方向に往復移動可能に配置され、最前部の処理機
    構に当接可能のスライダと、前記最前部の処理機構を前
    記第2の位置から前記第1の位置に戻すべく前記スライ
    ダを移動させる駆動機構とを含む、請求項1に記載の締
    緩装置。
  8. 【請求項8】 各処理機構は、前記支持台に前記案内部
    に沿って往復移動可能に配置されたフレームと、該フレ
    ームに上下方向へ移動可能に配置された移動体と、該移
    動体に支持された回転機構と、該回転機構により回転さ
    れる回転体であって前記ねじ部材に解除可能に係合する
    回転体と、該回転体を下方に変位させる力を該回転体に
    作用させるばねと、前記ねじ部材に対する前記回転体の
    係合およびその解除のために前記移動体を上方および下
    方に選択的に移動させる移動機構とを含む、請求項1に
    記載の締緩装置。
  9. 【請求項9】 前記支持台は、基台と、該基台に上下方
    向および左右方向に移動可能に支持された移動台であっ
    て前記処理機構を支持する移動台と、前記移動台を前記
    支持台に対し上下方向および左右方向に選択的に変位さ
    せる駆動機構とを含む、請求項1に記載の締緩装置。
JP5123193A 1993-02-18 1993-02-18 型枠締結用ねじ部材の締緩装置 Pending JPH071431A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6621988B2 (en) 2001-03-19 2003-09-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Camera utilizing an aperture set up handler
KR100939003B1 (ko) * 2009-10-26 2010-01-28 주식회사 대원바텍 콘크리트파일 제조용 금형의 자동볼트너트체결장치

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