JPH0714428U - ガラス基板類の連続熱処理装置 - Google Patents
ガラス基板類の連続熱処理装置Info
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- JPH0714428U JPH0714428U JP4799493U JP4799493U JPH0714428U JP H0714428 U JPH0714428 U JP H0714428U JP 4799493 U JP4799493 U JP 4799493U JP 4799493 U JP4799493 U JP 4799493U JP H0714428 U JPH0714428 U JP H0714428U
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】トレイを常に清浄な状態で循環使用可能なガラ
ス基板類の連続熱処理装置を提供する。 【構成】左右に入口aと出口a’を有する炉体内に、ガ
ラス基板類Wを受載したトレイTを順次上昇積載させる
上昇エレベータ機構Uと、トレイを下降させる下降エレ
ベータ機構Dを配置する一方、炉体の上部には、上昇エ
レベータ機構Uで上昇された積載最上位のトレイを受支
し横移送して下降エレベータ機構Dの積載最上位のトレ
イの上に受支させるトレイ昇降切換え機構Vを設け、両
エレベータ機構とクロスする関係位置にはガラス基板類
を受載したトレイを入口から出口方向に搬送する前送用
ウオーキングビーム機構Cとリターン用ウォーキングビ
ーム機構C’を設け、出口ラインには、昇降自在かつ横
移動自在な出口側トラバース機構Jと、昇降自在かつ横
移動自在なリターン用トラバース機構Rを設け、昇降自
在かつ横移動自在な入口側トラバース機構Gを設けた。
ス基板類の連続熱処理装置を提供する。 【構成】左右に入口aと出口a’を有する炉体内に、ガ
ラス基板類Wを受載したトレイTを順次上昇積載させる
上昇エレベータ機構Uと、トレイを下降させる下降エレ
ベータ機構Dを配置する一方、炉体の上部には、上昇エ
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移動自在なリターン用トラバース機構Rを設け、昇降自
在かつ横移動自在な入口側トラバース機構Gを設けた。
Description
【0001】
本考案は主として液晶ディスプレイデバイスとして使用されるガラス基板類の 連続熱処理装置に関する。
【0002】
液晶ディスプレイデバイス(LCD)の製造工程においては、ガラス基板を洗浄 し乾燥したのち、微細高精度な透明電極や対向電極を形成し、そのガラス基板に 分子配向層を形成してラビングした後加熱焼成し、次いで2枚のガラス基板の一 方にシール剤を塗布し、この基板または他方の基板にスペーサを塗布し、位置合 せを行った後加熱焼成して封着することが必要である。 このようなガラス基板の熱処理は、一般にトレイ(パレット)にガラス基板を 受載させて加熱室内を搬送することにより実施されるが、その際に表面欠陥を生 じさせないように、また回路のショート等が生じないようにきわめて高いクリー ン度が要求される。 しかし従来の連続加熱装置においては、被処理物を収容したトレイの搬送手段 としてベルトコンベア式やプッシュロッド式などが採用されており、このため摺 動部が不可避的に存在し、搬送手段の要素同士、あるいは搬送手段とトレイとの 摺動によって摩耗粉が発生し、その摩耗粉によって雰囲気が乱されたり汚損され る問題があった。また、連続加熱装置が水平方向で大型化するため設置スペース が大きくとられるとともにクリーンルームも容積が大きくなり、浄化装置も大型 するという問題があった。 この対策として本考案者は、特願平4−177754号において、ガラス基板 類を収容したトレイをウオーキングビームの平行四辺形運動で炉内に挿入し、こ こで上昇用エレベータ機構によりトレイを順次高さ方向に多段状に積み上げ、最 上位のトレイを切換え機構により相対摺動なしに平行移動させ、下降用エレベー タ機構により順次多段状に積み重ねながら下降させ、最下段のトレイをウオーキ ングビームの上記運動により炉外に移動させるようにした装置を提案した。これ により、トレイ搬送系の摺動とそれに起因する塵埃の発生が防止されるためクリ ーンな雰囲気にて能率よく熱処理や熱加工を行うことがで可能となった。
【0003】 しかし、先行技術においては、トレイがアンローダ口から抽出された後、ガラ ス基板のトレイからの取り出しを手作業で行う必要があるため、作業性や作業能 率が悪いとともに、作業員による取扱いのためゴミの付着する機会が増すという 問題があった。しかも、トレイはアンローダ口からそのまま炉内のウォーキング ビーム機構によりローダ口に戻され、絶えず炉内で循環加熱されることになる。 このためトレイの適切な管理を行えず、トレイがスケールの剥離堆積しままある いはガラス基板の欠けた粉が堆積したまま炉内を循環することになって、クリー ン度が低下されるととともに、トレイが損傷や変形した場合にそのまま積載され 、積載状態が不安定化したり崩れるトラブルが発生しやすいという問題があった 。また、炉内にウォーキングビーム機構を上下2段に設けるため、機構が複雑と なる問題があった。 さらに、炉体にトレイが全く積載されていない空炉状態から操業を始めるに際 しては、必要枚数のトレイTを炉内に装填する必要があるが、先行技術において これを行うには、一旦加熱炉を分解してトレイを積み上げるか、または加熱炉に 炉扉を設け、これを開放してトレイを積み上げることが必要であり、いずれも10 0枚を越えるような多数のトレイを手作業で積み上げなければならないため、初 期状態の形成に時間と手間がかかり、円滑に能率よく立ちあげることが困難であ った。
【0004】 本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、炉内搬送系 の摺動とそれに起因する塵埃の発生を防止し得ることに加え、トレイを常に清浄 な状態で循環使用することを可能にして、一段と高いクリーン度でガラス基板類 を熱処理し得るようにし、また、初期状態の形成も容易なガラス基板類の連続熱 処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため本考案は、左右に入口と出口を有する炉体内に、ガラ ス基板類を受載したトレイを順次上昇積載させる上昇エレベータ機構と、トレイ を積載状態を保ちつつ順次下降させる下降エレベータ機構を並列状に配置する一 方、炉体の上部には、上昇エレベータ機構で上昇された積載最上位のトレイを受 支しこれを横移送して下降エレベータ機構の積載最上位のトレイの上に受支させ るトレイ昇降切換え機構を設け、炉体内の前記両エレベータ機構とクロスする関 係位置にはガラス基板類を受載したトレイを入口から出口方向に搬送する前送用 ウオーキングビーム機構を設ける一方、炉体外には前送用ウオーキングビーム機 構と平行状にリターン用ウォーキングビーム機構を設け、炉体出口ラインとリタ ーンライン間にはトレイ洗浄機構を設けるとともに、出口ラインには、前送用ウ オーキングビーム機構で移送されたトレイの受支部とガラス基板類の持ち上げ要 素を有し昇降自在かつ横移動自在な出口側トラバース機構と、出口側トラバース 機構の持ち上げ要素で分離されたガラス基板類を支えて出口ラインに沿って移動 自在なガラス基板類引取り移動機構を設け、リターンラインにはトレイ洗浄機構 で洗浄されたトレイを引き取ってリターン用ウォーキングビーム機構に移送する 昇降自在かつ横移動自在なリターン用トラバース機構を設け、炉体の入口外側に はリターン用ウオーキングビーム機構で移送されたトレイを引き取って前送用ウ オーキングビーム機構に移送する昇降自在かつ横移動自在な入口側トラバース機 構を設けたものである。 本考案において「ガラス基板類」はガラス基板のほかカラーフィルタなどさら には平坦状の電子回路基板などを含む概念を指すものとする。
【0006】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1ないし図4は本考案による一実施例を示しており、図5ないし図19はそ の詳細を示している。 Aは断熱材などで構築された炉体であり、フレームによって所要高さレベルに 支持され、下部両側には入口aと出口a’とが同軸上に設けられている。入口a は所要長さの筒状をなす入口域を介して炉内に通じ、出口a’も筒状の出口域を 介して炉内に通じている。炉体内壁にはヒータ1が配置され、その内側にはトレ イTが少なくとも平行状に2列互いに干渉しあわないでかつ高さ方向に所定段数 積み上げられ得る容積を有している。 この実施例では炉体A内に縦筒状の仕切り2が設けられ、その仕切り2によっ て炉内壁とのあいだに通風空間が画成されている。通風空間には図2と図4のよ うに撹拌ファン3が設けられており、仕切り2には耐熱フィルタ付きの吹込み口 4と排風口5が取り付けられ、撹拌ファン3により所要温度の雰囲気を吹込み口 4から仕切り2内の搬送用空間に送り込み、積載状の各トレイTの空隙に流通さ せた後、排風口5から撹拌ファン3に吸い込ませる強制循環対流加熱方式として いる。 Bは炉体Aの周りに所要の大きさの処理室を形成するように囲繞するボックス 状カバーであり、前記入口aと同軸上の側壁位置には被処理物としてのガラス基 板類Wの装入口bが設けられ、出口a’と同軸上の側壁には熱処理を終えたガラ ス基板類Wの抽出口b’が設けられている。いうまでもなくボックス状カバーは クリーンルームに設置され、処理室はフィルタなどを介して高純度のエアや雰囲 気ガスが満たされている。
【0007】 トレイTはガラス基板類Wを受載する治具であり、ステンレス板など機械的強 度が良好な材料により平面矩形状に構成されている。トレイTは安定して多段積 載を行えかつその状態で加熱雰囲気がまんべんなく流通するようにすべく、図1 0ないし図13に示すように、各隅部に所要高さの支柱6が設けられている。 この実施例では、図13のようにトレイTは周縁部に囲壁を有し、支柱6は、 トレイTの下面に接するフランジ600を有する第1部体6aと、トレイTの上 面に接する板部601とトレイ板厚を貫いて第1部体6aに螺合するねじ軸60 2を有する第2部体6bとを有しており、第1部体6aの端面と第2部体6bの 板部601には位置決め用の凹部と凸部が設けられている。 前記トレイTは、図10のように所定の間隔で複数組の孔t1,t2,t3が 設けられている。t1は洗浄用位置決め用孔で、各支柱6に近い位置に等間隔で 配されている。t2はトラバース用位置決め孔であり、前記洗浄用位置決め孔t 1よりも幅方向で内側位置に等間隔で配されている。t3はガラス基板類昇降用 孔であり、前記トラバース用位置決め孔t2と幅方向で同一線上でかつ長さ方向 では内側位置に等間隔で配されている。このガラス基板類昇降用孔t3は同時に 位置決め孔も兼ねている。 図14は本考案に使用するトレイの別の例を示しており、トレイTはガラス基 板類昇降用孔t3を中心から左右に2組ずつ有している。これはガラス基板類W を2枚同時にも受載して熱処理できるようにするためである。
【0008】 Uは上昇エレベータ機構であり、図2のように入口域に近い炉内領域に配置さ れている。Dは下降エレベータ機構であり、出口域に近い領域に前記上昇エレベ ータ機構Uと並列状に配置されている。Vは炉体の上部領域において前記両エレ ベータ機構とクロスする関係に配置された昇降切換え機構である。 Cは入口aから出口a’間に前記両エレベータ機構とクロスする関係で配置さ れた前送用ウォーキングビーム機構、C’は前記炉体A外に前送用ウォーキング ビーム機構と平行状に配置されたリターン用ウォーキングビーム機構である。 Eは装入口bに配置されたガラス基板類装入機構、Fは前記ガラス基板類装入 機構Eからガラス基板類Wを受けとって入口ラインすなわち前送用ウォーキング ビーム機構の上方に移送するガラス基板類引取り移動機構、Gはリターン用ウォ ーキングビーム機構C’からトレイTを受取り、前送用ウォーキングビーム機構 Cへと移送させる入口側トラバース機構である。 Hは出口ラインの側方の処理室内に配置されたトレイ洗浄機構であり、少なく とも前送用ウォーキングビーム機構Cとリターン用ウォーキングビーム機構C’ 間に1つ配置されている。 Jは出口ラインにおいて前送用ウォーキングビーム機構CからトレイTを受取 ってトレイ洗浄機構Hに平行移動させる出口側トラバース機構、Rはトレイ洗浄 機構HからトレイTを受取ってリターン用ウォーキングビーム機構C’へと移置 させるためのリタンーン用トラバース機構である。 Lは抽出口b’に配置されたガラス基板類抽出機構、Kはガラス基板類抽出機 構Lよりも上流側の出口ライン上に設けられたガラス基板類冷却機構、Mは出口 側トラバース機構Jからガラス基板類を受取ってガラス基板類冷却機構Kとガラ ス基板類抽出機構Lへ順次移送するためのガラス基板類引取り移動機構である。
【0009】 上昇エレベータ機構Uは、図2に示す前送用ウォーキングビーム機構Cの上昇 位置よりやや上位レベルにおいて垂直軸線のまわりで回動自在な複数のトレイ支 持具7を有している。それらトレイ支持具7は、図示するものでは4つであり、 それぞれ図10と図12および図13のように、幅と長さ寸法が異なるたとえば 長方形状のプレートないしブロックとして構成され、長片が内方に向いた時にト レイTの隅部底面すなわち支柱フランジ600を支え、長片がたとえば90度回 転したときにトレイTの支えを解除しうるようになっている。トレイ支持具7の 自由端付近には支柱6の第1部体6aに横から係脱する溝700が設けられてい る。 前記トレイ支持具7は、図2と図4のように炉体Aの下方から炉床を貫いて伸 びる複数本(図面では4本)の支持ロッド701の上端に取付けられており、各支 持ロッド701は炉床cの下方に横架された横梁702に中間を保持され、下端 がベースフレームに設けた軸受で支承され、軸受の近傍に回転要素たとえばベー ベルギヤ703が取付けられ、駆動側のベーベルギヤ704を図示しないロータ リアクチュエータで一斉に駆動するようにしている。ロータリアクチュエータは 各支持ロッドごとでもよいし2本ずつあるいは全体を一基で作動させてもよい。
【0010】 上昇エレベータ機構Uはさらに、前記トレイ支持具7よりも下位すなわち常態 において前送用ウォーキングビーム機構Cの後述する平行ビーム12,12の上 昇時受支面よりも下位レベルに位置し、平行ビーム12,12の下降時にトレイ Tを受取り前記トレイ支持具7に向かって上昇させるトレイ上昇具9が配されて いる。 前記トレイ上昇具9は少なくとも一対からなり、側面側から見て前記支持ロッ ド701の内側(正面側では図3のように支持ロッド701とほぼ同一垂直面上 にある)に配されている。各トレイ上昇具9はプレート状ないし爪状をなし、先 端部にトレイTの支柱6に対するボス状の支え900を有し、その支え900は 支柱端面の凸部が嵌まる凹部を有している。 トレイ上昇具9は、複数組(図面では2組)の支持シャフト901の上端に固定 されており、支持シャフト901はトレイ上昇具9が常態において上側ウォーキ ングビームCの上限位置よりも下位にあり、このレベルから図13のようにトレ イ支持具7の近傍レベルまで昇降できるように、炉床cを貫いて炉内に伸び駆動 機構に連結されている。 この実施例では支持シャフト901は横梁702を貫いて伸び、連結板902 によって結合され、その連結板902が昇降用アクチュエータ903によって作 動させられるようになっている。昇降用アクチュエータ903は油圧シリンダな ど任意であるが、この実施例ではモータが使用され、その出力側に連結したボー ルスクリュー軸904が横梁702に軸受で保持され、ボールスクリュー軸90 4に連結板902に固定した雌ねじ部材905が螺合している。 なお、入口領域と出口領域の炉床には、前送用ウォーキングビーム機構Cによ り入口aから装入されたトレイ、炉内から出口a’に運ばれる前のトレイTを前 送用ウォーキングビーム機構Cの下降時に支えるための固定トレイ支え8’が設 けられている。この固定トレイ支え8’は複数本のピンまたは平行プレートから なっている。
【0011】 下降エレベータ機構Dは前記上昇エレベータ機構Uと構成は同じであり、前送 用ウォーキングビーム機構Cの上限レベルよりやや上位で間隔的に配置され、ト レイTを積載状に支えるとともに垂直軸線のまわりで90度以上回転してトレイ Tの支えを解除しうるトレイ支持具7’と、該トレイ支持具7’よりも下位にあ ってトレイTを支えつつトレイ支持具7’に向かって上昇させるトレイ下降具9 ’とを備えている。 それらトレイ支持具7’およびトレイ下降具9’は構造的には上昇エレベータ 機構Uと同じであり、したがって、同じ部分にカンマ付きの符号を付し、説明は 省略する。 なお、この実施例では上昇エレベータ機構Uと下降エレベータ機構Dの位置で の平行ビーム下降時のトレイ支えとしてトレイ上昇具9とトレイ下降具9’を用 いているが、場合によっては入口域と出口域のものと同じような固定トレイ支え を設けてもよいことは勿論である。この場合、トレイ上昇具9とトレイ下降具9 ’は固定トレイ支えよりも適度に下のレベルで待機するようにする。
【0012】 次に、トレイ昇降切換え機構Vは、前記上昇エレベータ機構Uで積載された最 上位のトレイを受取り、これを下降エレベータ機構Dに積載されている最上位の トレイに横送りするための手段であり、上昇エレベータ機構Uと下降エレベータ 機構Dと協働してウオーキングビーム運動を行い、摺動を伴わずにトレイを移置 するものである。 このトレイ昇降切換え機構Vは、図2と図4のように、炉体天井部に近いレベ ルにおいて、前記上昇エレベータ機構Uおよび下降エレベータ機構Dと直交する ように炉体側壁を貫通する2本の横ビーム11,11を有している。2本の横ビ ーム11,11は図4のように互いの間隔がトレイTの幅よりも少し大きく、こ の横ビーム11,11にはトレイT幅寸法内に突出する寸法を持ったトレイ受け 具110,110がそれぞれ固定され、横ビーム11,11は駆動手段により所 定のプログラムに従って軸線方向に正逆移動させられるよになっている。 駆動手段は任意であるが、この実施例ではねじ送り方式を採用しており、炉体 Aの外側またはボックス状カバーに架台112を固定し、これにモータ111で 駆動回転されるボールスクリューねじ113を横架するとともに、ボールスクリ ューねじ113に横ビーム11,11の後端と結合しためねじ部材114を螺合 している。 そして、横ビーム11,11の先端側にはスライダ115が設けられ、炉体A の外側またはボックス状カバーに固定したガイドブロック112’によってガイ ドされるようになっている。なお、前記仕切り2は横ビーム11,11とトレイ Tが自由に移動しうるように窓孔を有している。
【0013】 次に前送用ウォーキングビーム機構Cは、時計方向での上昇−前進−下降−後 退の平行四辺形運動によりトレイTを入口ラインから入口aを経て入口域と上昇 エレベータ機構部位へと順次移送し、また下降エレベータ機構Dで下降送りされ てきた積載最下位のトレイを出口域、次いで出口a’を介して出口ラインへと搬 出するためのものである。 これに対して、リターン用ウォーキングビーム機構C’は反時計方向で上昇− 前進−下降−後退の平行四辺形運動することにより、洗浄された空トレイTを炉 外で前送用ウォーキングビーム機構Cと平行に逆送するためのものである。 まず、前送用ウォーキングビーム機構Cは、入口aと出口a’を貫通する長さ の2本の平行ビーム12,12を有している。詳細には、平行ビーム12,12 は常に前記トレイ支持具7,7’より低いレベルにあり、また幅方向では図4の ように支持ロッド701,701’の内側位置にあり、かつ、互いの間隔がトレ イTの幅より小さい寸法にある。平行ビーム12,12は好ましくは長手方向両 端部がそれぞれ横梁によつて連結され、全体として長尺枠状となっている。 入口ラインと出口ラインのフレームには平行ビーム12,12の真下ないし下 側方に2本一組のガイドレール13,13’がそれぞれ架台を介して敷設されて いる。このガイドレール13,13’に油圧式または機械式のジャッキ14,1 4’が左右2個ずつ摺動可能に取付けられており、ジャッキ14,14’の各作 動ロッドは平行ビーム12,12の長手方向端部ないしこれに付設した張出し部 材に連結しており、したがってジャッキ14,14’の同期作動によって平行ビ ーム12,12はトレイ上昇具9やトレイ下降具9’の上面より少し上に達する 寸法だけ上昇される。 そして、片側(この例では入口ライン側)の2本のガイドレール13にはブラケ ットを介してそれぞれモータ16によって駆動回転されるボールスクリュー軸1 60が支架され、そのボールスクリュー軸160にジャッキ14の基部に固定し た図示しないめねじ部材が係合している。したがって、平行ビーム12,12は 、モータ16の同期駆動により、入口ライン側に突出した状態から図1と図2に 示すように出口ラインに突出した状態となるようにストロークされる。 リターン用ウォーキングビーム機構C’の上方には必要に応じて熱線型あるい は温風吹付け型の乾燥手段46が設けられる。
【0014】 リターン用ウォーキングビーム機構C’は、図1と図3に示されており、前送 用ウォーキングビーム機構Cと同様に2本の平行ビーム17,17を有し、好ま しくは長尺枠状をなしている。この平行ビーム17,17は、前送用ウォーキン グビーム機構Cの平行ビーム12,12と同じような間隔を持っており、それら 平行ビーム17,17の間隔内には処理室フレーム上に固定トレイ支え8が設け られている。固定トレイ支え8はこの実施例では平行ビーム状架台が用いられて いるがテーブル状架台であってもよい。 そして、平行ビーム17,17の直下または下側方には、架台170を介して 2本一組のガイドレール171,171’が敷設され、それらガイドレールに油 圧式または機械式のジャッキ18,18’を左右2個ずつ備えたスライダ180 ,180’が摺動可能に取付けられている。ジャッキ18,18’の各作動ロッ ドは各平行ビーム17,17の長手方向端部付近に連結しており、したがってジ ャッキ18,18’の同期作動によって平行ビーム17,17は固定トレイ支え 8の上端より少し上のレベルに到る寸法だけ上昇される。 そして、片側のスライダ180の下方には、ブラケットを介してそれぞれモー タ19の出力部と連結したボールスクリュー軸190が横架され、そのボールス クリュー軸190にスライダ180の基部に固定した図示しないめねじ部材が係 合している。したがって平行ビーム17,17はモータ19の駆動によって図3 に示すような出口ライン方向への突出状態から、入口ライン方向突出状態になる ようにストロークされる。
【0015】 ガラス基板類装入機構Eは、装入口bからガラス基板類Wを引込みかつこれを 引込み位置で上昇させる手段であり、図2と図5のように、ボックス状カバーB の装入口bの直近から炉体入口方向に伸び、かつ高さ方向では図2のように前送 用ウォーキングビーム機構Cの平行ビーム12,12とほぼ同等のレベルに設け られている。ガラス基板類装入機構Eは、この実施例では、図6のようにフレー ム等に支えられた架台20にOリングベルトなどをガラス基板類Wの幅よりも狭 い間隔に設定した多条ベルトコンベア21を配置し、多条ベルトコンベア21の 近傍にペンシン型シリンダなどの押上げ手段22,22を配置している。 押上げ手段22,22は少なくとも4本であり、押上げピン220はそれぞれ トレイTの前記孔t1,t2,t3のいずれとも位相がずれた間隔で配置され、 常態において多条ベルトコンベア21の張り側より下位のレベルにある。
【0016】 ガラス基板類引取り移動機構Fは、前記ガラス基板類装入機構Eの押上げピン 220で持ち上げられたガラス基板類Wを受支して入口ライン(平行ビーム12,12 のストローク位置)に移動するための手段であり、図1、図2、図5ないし図8 に示されている。 このガラス基板類引取り移動機構Fは、ボックス状カバーBの装入口bの直近 から炉体入口方向に伸びるように架設された2条の平行ガイドレール23,23 と、それら平行ガイドレール23,23に基部240をもって摺動可能に取り付 けられた爪状または板状の支え24,24と、平行ガイドレール23と平行に配 され、支え24の基部240を螺通するボールねじ25とこれを駆動するモータ 251を備えている。 平行ガイドレール23,23は図5のようにトレイTの幅よりも広い間隔を有 し、支え24,24の支え面はガラス基板類Wの両側下面を支えうるように張出 し、かつ、高さレベルでは前記多条ベルトコンベア21の張り側および平行ビー ム12,12の上昇レベルよりも高位にあり、支え24,24は前記モータ25 1の駆動により図5の実線で示すガラス基板類装入機構直上位置(引取り位置)と 仮想線で示す前送位置の間で往復動自在となっている。
【0017】 入口側トラバース機構Gは、リターン用ウォーキングビーム機構C’でリター ンされたトレイを受けとって前送用ウォーキングビーム機構Cに受支させるべく 横移動(ウォーキングビーム機構に対して平行な方向に移動)しかつ上昇させる手 段であるが、これに加えて前記ガラス基板類引取り移動機構Fと協働してガラス 基板類WをトレイTに受載させる手段である。さらには新たなトレイまたは補修 したトレイを外部から熱処理ラインに供給する手段をも兼ねている。 入口側トラバース機構Gは、この実施例では、図1、図2、図5および図8の ように、ボックス状カバーBの装入口側壁面と平行状の梁フレーム26に横架さ れた上下の横ガイドレール27,27と、それら横ガイドレール27,27に背 部をもって摺動可能に保持されかつ横ガイドレール27,27間に横架したボー ルねじ29に螺合する雌ねじ部材280を備えた第1フレーム28と、ボールね じ29を駆動する横送り用モータ281と、第1フレーム28の前部側に設けた 縦ガイドレール30,30に背部をもって摺動可能に保持されかつ縦ガイドレー ル30,30に縦架したボールねじ31に螺合する雌ねじ部材320を備えた第 2フレーム32と、ボールねじ31を駆動する上下送り用モータ321と、第2 フレーム32に基部が固定された2本の平行アーム33,33からなっている。 横ガイドレール27,27は前記ガラス基板類装入機構Eよりも下位にあり、長 手方向ではボックス状カバーBの他側壁b1の近くまで伸びている。 平行アーム33,33は図5のように前送用ウォーキングビーム機構Cとリタ ーン用ウォーキングビーム機構C’の平行ビーム12,12,17,17の間隔 L1よりも狭い間隔L2、すなわちトレイTのトレイトラバース時位置決め用孔t 1とガラス基板類昇降用孔t3に対応する間隔を有し、さらに平行アーム33, 33は上面すなわちトレイ受支面に、トレイのトラバース用位置決め用孔t1に 合致する間隔で位置決め用の突起331,331が設けられ、また、ガラス基板 類持ち上げ要素として、ガラス基板類昇降用孔t3に合致する間隔で押し上げピ ン330,330が突設されている。押し上げピン330,330は図15のよ うにトレイのガラス基板類昇降用孔t3が8個の場合には同数同間隔で設けられ る。 平行アーム33,33は、常態において前送用ウオーキングビーム機構Cとリ ターン用ウォーキングビーム機構C’の各平行ビーム12,12,17,17の 受支面よりも適度に下のレベルに位置し、前記上下送り用モータ321の駆動に より前記各平行ビーム12,12,17,17の受支面より高いレベルに上昇す るストロークが設定される。平行アーム33,33は前記上昇時にガラス基板類 装入機構Eと衝突しない幅方向間隔を有していれば水平状でもよいが、この実施 例では上昇時にガラス基板類装入機構Eと衝突しないように高さ方向で段差を設 けている。 平行アーム33,33は第1フレーム28の移動によって図1と図5のように ボックス状カバーBの他側壁b1の近くに平行移動されるが、この状態で新規な トレイまたは補修済みのトレイを処理系に取り入れ、あるいは損傷したり古くな ったトレイを取り出すことができるようにするため、他側壁b1にはスライド式 またはヒンジ式に開閉自在な開口34が設けられている。 なお、入口側トラバース機構Gと後述する出口側トラバース機構Jおよびリタ ーン用トラバース機構Rの昇降駆動手段、および平行ビーム12,12,17, 17の軸線方向移動用駆動手段は実施例のようにボールスクリュー式に限定され ず、油圧シリンダ式などであってもよい。
【0018】 トレイ洗浄機構Hと、出口側トラバース機構Jと、ガラス基板類冷却機構Kと 、ガラス基板類抽出機構Lおよびガラス基板類引取り移動機構Mの詳細は図16 ないし図19に示され、リターン用トラバース機構Rは図1と図3に示されてい る。 まず、トレイ洗浄機構Hは、この実施例では1基であり、出口ラインとリ ターンラインの間ことに出口側トラバース機構Jとリターン用トラバース機構R の間のフレーム上に据え付けられた洗浄槽35と、これの近傍に設置され出口側 トラバース機構Jで搬送されたトレイTを受支して洗浄槽35に浸漬させ、また リターン用トラバース機構Rに受支換えするためのトレイ昇降機構36を備えて いる。洗浄槽35は図19のように洗浄液351が満たされ、内底など適所に超 音波発振器350が取り付けられている。 トレイ昇降機構36は、図19のように、反出口側トラバース機構側の位置に 立設された架台360と、架台360に設けた縦ガイドレール361,361に 背部を持って摺動可能に保持され、かつ縦ガイドレール361,361間に縦架 したボールねじ362に螺合する雌ねじ部材363を有するスライド364と、 ボールねじ362を駆動するモータ365と、このスライド364の前部に固定 された平行アーム37,37とを有している。 前記平行アーム37,37は図1と図18のようにのように出口側トラバース 機構Jおよびリターン用トラバース機構Rの後述する平行アーム33’,33’ よりも広い間隔すなわち、前記したトレイTの洗浄用位置決め孔t1に対応する 間隔を有し、受支面には洗浄用位置決め孔t1に合致する位置決めピン(突起で もよい)370,370を突設している。そして平行アーム37,37の受支面 は水切りをよくするため図19のように自由端に向かって適度に傾斜している。
【0019】 出口側トラバース機構Jは、前送用ウォーキングビーム機構Cによって出口ラ インに搬出されたトレイTを受け取るとともに、ガラス基板類引取り移動機構M と協働してトレイTをガラス基板類と分離する機能および、ガラス基板類を分離 した空トレイを前記トレイ洗浄機構Hに横送りする機能を有し手織り、リターン 用トラバース機構Rは洗浄した空トレイをトレイ洗浄機構Hからリターン用ウォ ーキングビーム機構C’に戻す機能を有している。 該出口側トラバース機構Jは前記入口側トラバース機構Gと同様な構造である 。すなわち、ボックス状カバーBの抽出口側壁面と平行状の梁フレーム26’に 横架された上下の横ガイドレール27’,27’と、それら横ガイドレール27 ’,27’に背部をもって摺動可能に保持されかつ横ガイドレール27’,27 ’間に横架したボールねじ29’に螺合する雌ねじ部材280’を備えた第1フ レーム28’と、ボールねじ29’を駆動する横送り用モータ281’と、第1 フレーム28’の前部側に設けた縦ガイドレール30’,30’に背部をもって 摺動可能に保持されかつ縦ガイドレール30’,30’に縦架したボールねじ3 1’に螺合する雌ねじ部材320’を備えた第2フレーム32’と、ボールねじ 31’を駆動する上下送り用モータ321’と、第2フレーム32’に基部が固 定された2本の平行アーム33’,33’からなっている。 リターン用トラバース機構Rは、出口側トラバース機構Jと同様に第1フレー ム28’と第2フレーム32’と2本の平行アーム33’,33’を有しており 、同じ部分については同じ符号を付し、説明は省略する。ただ、リターン用トラ バース機構Rの第1フレーム28’は、出口側トラバース機構Jの横ガイドレー ル27’,27’を共用部材として摺動可能に保持されるが、横送り駆動系は独 立している。すなわち、出口側トラバース機構Jのボールねじ29’と高さ方向 で位相をずらしたボールねじ29”とこれに螺合する雌ねじ部材280’とボー ルねじ29”を駆動する横送り用モータ281”を有している。 横ガイドレール27’,27’は前記ガラス基板類抽出機構Lとガラス基板類 冷却機構Kよりも下位にあり、長手方向ではボックス状カバーBの後側壁b2の 近くまで伸びている。 出口側トラバース機構Jとリターン用トラバース機構Rの各平行アーム33’ ,33’は、図1と図13のように前送用ウォーキングビーム機構Cおよびリタ ーン用ウォーキングビーム機構C’の平行ビーム12,12の間隔よりも狭く、 トレイTのトラバース用位置決め用孔t1とガラス基板類昇降用孔t3に対応す る間隔を有している。そして、平行アーム33’,33’はトレイ受支面にトラ バース用位置決め孔t1に合致する間隔の位置決め用の突起331’,331’ が設けられ、また、ガラス基板類昇降用孔t3に合致する間隔の押し上げピン( または突起)330’,330’が突設されている。 各トラバース機構の平行アーム33’,33’は、常態において前送用とリタ ーン用ウオーキングビーム機構C,C’の平行ビーム12,12,17,17よ りも適度に下のレベルに位置し、前記上下送り用モータ321’の駆動時に前記 平行ビーム12,12,17,17の上面より高いレベルに上昇するストローク が設定される。平行アーム33’,33’は前記上昇時にガラス基板類冷却機構 Kと衝突しないように高さ方向で段差を有している。 リターン用トラバース機構Rの平行アーム33’,33’はリターンラインと トレイ洗浄機構H間で平行移動されるが、リターンラインはボックス状カバーB の後側壁b2に近接しており、そこで、後側壁b2には必要に応じてスライド式ま たはヒンジ式に開閉自在なトレイ取出し口38,38が設けられ、トレイを回収 できるようにしている。
【0020】 ガラス基板類冷却機構Kとガラス基板類抽出機構Lは図1と図2および図16 13のように出口ライン上に直列状に配置されている。 ガラス基板類冷却機構Kは、トレイTと分離されたガラス基板類Wを急速に冷 却して温度降下を促進し、装置からの搬出および収納ボックスへの装入を円滑に 能率よく行うためのものであり、ガラス基板類Wの加熱温度が低い場合や、炉体 内で十分に冷却されている場合には設けなくてもよい。 このガラス基板類冷却機構Kは、支持手段390により図17のように前送用 ウェーキングビーム機構Cの平行ビーム12,12(上昇位置)とほぼ同等の高さ レベルに固定されたクールボックス39を備え、ボックス内には給水管391と 排水管392によって水などの冷媒393が満たされ外部の供給源との間で循環 されるようになっている。 そしてクールボックス39の所定位置(図示するものでは4個所)には、後述す るガラス基板類引取り移動機構Mにより直上まで移動されてきたガラス基板類を 浮上・下降させ、冷却後は受載冷却面394から浮上させるための昇降手段40 が取付けられており、常態において作動ロッド400はクールボックス39の受 載冷却面よりも下のレベルにある。 ガラス基板類抽出機構Lは、冷却されたガラス基板類を装置外に搬出するため のもので、ボックス状カバーBの抽出口b’から外方に伸び、かつ高さ方向では 前記クールボックス39とほぼ同等のレベルに設けられている。このガラス基板 類抽出機構Lは前記ガラス基板類装入機構Eと同様にフレーム等に支えられた架 台20’にOリングベルトなどをガラス基板類Wよりも間隔を狭くとった多条ベ ルトコンベア21’を配置し、多条ベルトコンベア21’の近傍にガラス基板類 を昇降する昇降手段22’を設けている。この昇降手段22’はガラス基板類装 入機構Eと同様な作動ピンを有するペンシル型シリンダ類でもよいが、この実施 例では受台44を用い、これをアクチュエータ45で昇降させるようにしている 。受台44は常態において多条ベルトコンベア21’の張り側より下位のレベル にある。受台44は図16のように多条ベルトコンベア21’の間隔より幅の狭 いプレートにアーム部440,440を張出させ、縁部に位置ずれ防止用の立上 り部441,441を形成している。なお、ガラス基板類装入機構Eをこのガラ ス基板類抽出機構Lと同じような構造としてもよい。
【0021】 ガラス基板類引取り移動機構Mは、前送用ウォーキングビーム機構Cで移送さ れたトレイT(ガラス基板類が受載されているアッセンブリトレイ)から前記出口 側トラバース機構Jと協働してガラス基板類を分離し、これを受支してガラス基 板類冷却機構Kとガラス基板類抽出機構Lの直上に順次移動させるための手段で ある。 このガラス基板類引取り移動機構Mは、ガラス基板類抽出機構Lの側方から炉 体出口方向に伸びるように架設された2条の平行ガイドレール23’,23’と 、それら平行ガイドレール23’,23’に基部240’をもって摺動可能に取 り付けられた爪状または板状の支え24’,24’と、平行ガイドレール23’ と平行に配され、支え24’の基部240’を螺通するボールねじ25’とこれ を駆動するモータ251’を備えている。 平行ガイドレール23’,23’は図16のようにトレイTの幅よりも広い間 隔を有し、支え24’,24’の支え面はガラス基板類Wの両側下面を支えうる ように張出し、かつ、前記多条ベルトコンベア21’の張り側および平行ビーム 12,12の上昇レベルよりも高いレベルにあり、支え24’,24’は前記モ ータ251’の駆動によりガラス基板類抽出機構Lの位置とガラス基板類冷却機 構Kおよび炉体出口外側位置の間で往復動自在となっている。
【0022】 実施例は本考案の一例であり、ガラス基板類装入機構Eは場合によってはボッ クス状カバーBの装入口bよりも外方に伸びていてもよく、この場合にはガラス 基板類引取り移動機構Fは出口側のガラス基板類引取り移動機構Mと同様に外方 に延長される。 また、本実施例では炉体Aの入口域と出口域でそれぞれトレイを受支させてい るが、入口外から直ちに熱処理ゾーンに入れ、熱処理ゾーンから直ちに出口外に 搬出するようにしてもよい。 また、ガラス基板類は勿論2枚以上を1トレイに受載して連続熱処理する場合 には、ガラス基板類冷却機構Kの昇降手段40などをトレイTのガラス基板類昇 降用孔t3と同数同間隔で配置すればよい。
【0023】
次に本考案装置の実施例の作用を説明する。 〈初期セット状態の形成〉 炉体Aにトレイが全く積載されていない空炉状態から必要枚数のトレイTが炉 内に装填された初期セット状態を形成するに当たっては、入口側トラバース機構 Gの第2フレーム32を下降させた状態で横送りモータ281を駆動し、第1フ レーム28と平行アーム33,33を図1のように入口ラインに対し平行移動さ せる。これにより平行アーム33,33の受支部が開口34の近傍に位置する。 そこで開口34を開き、トレイTを平行アーム33,33に載せるものであり、 平行アーム33,33の受支部にトレイTのトラバース用位置決め孔t2に合致 した間隔で突起331を有しており、またガラス基板類昇降用孔t3に合致した 間隔で押し上げピン330が配置されているため、トレイTは突起331と押し 上げピン330によって規定位置に安定よく支えられる。そこでこの状態で横送 りモータ281を逆駆動し、第1フレーム28と平行アーム33,33を図5の 仮想線のように入口ライン上に移動させる。 この状態で前送用ウオーキングビーム機構Cのモータ16を駆動すれば、平行 ビーム12,12は平行アーム33,33の高さレベルよりも低い下降位置で炉 体Aの入口ラインに所定長さ突出する。そこで次にジャッキ14,14’を作動 すれば平行ビーム12,12は上昇し、それによって平行アーム33,33に受 支されていたトレイTは平行ビーム12,12に受支される。平行ビーム12, 12へのトレイの受支は、平行アーム33,33のライン上への移動後一旦上下 送りモータ321により平行アーム33,33を上昇させ、平行ビーム12,1 2の後進後、上下送りモータ321により平行アーム33,33を下降させる形 式としてもよい。
【0024】 次にモータ16を逆駆動すれば、平行ビーム12,12は図2のように出口ラ イン所定長さ突出するように軸線方向に移動し、これによりトレイTは入口域に 到り、次いでジャッキ14,14’の下降動で平行ビーム12,12が下がるこ とによりトレイTは固定トレイ支え8’で受支される。 この間に平行アーム33,33は前記した開口34へ平行移動しており、次の トレイが開口34から平行アーム33,33に載せられ、再び平行アーム33, 33の移動により入口ラインに搬送される。 平行ビーム12,12が後進後上昇すると、次トレイは平行アーム33,33 から、先行トレイは固定トレイ支え8’から、それぞれ平行ビーム12,12に 受支換えされ、次の平行ビーム12,12の前進により先行トレイは上昇エレベ ータ機構Uの位置に到り、次トレイは入口域に到る。 先行トレイが上昇エレベータ機構Uに到達し、平行ビーム12,12が下降す ると該トレイは上昇エレベータ機構Uのトレイ上昇具9によって受支される。す なわち、支え900がトレイTの下面4隅の支柱6に当接し凸部と凹部が係合す る。次いで昇降用アクチュエータ903が作動し、これにより支持シャフト90 1が上昇し、図13のようにトレイTの下面4隅の支柱6の基部が上方のトレイ 支持具7のレベルに達するまで持ち上げられる。この時に支持ロッド701が回 動し、それにより各トレイ支持具7は図10の仮想線で示す罷動位置から作動位 置に変位し、それぞれの溝700が支柱6に係合する。次いで、トレイ上昇具9 が下降すると各トレイ支持具7の上面がフランジ600を受支する。これで先行 トレイTは炉内に中空状に支持される。 前記のように平行ビーム12,12が下降すると、後行トレイは入口域の固定 トレイ支え8’で受支され、その間、前記のような平行アーム33,33の往復 動によって次のトレイが入口ライン上に移送されているため、平行ビーム12, 12が後進−上昇−前進することにより後行トレイが入口域から上昇エレベータ 機構Uに、さらに後続のトレイが入口ラインから入口域に移置される。上昇エレ ベータ機構Uに到った後続トレイは、トレイ上昇具9の上昇によって上記のよう に支柱6を介して持ち上げられ、なおも上昇することによって後続トレイは板部 601が先行トレイの支柱6と凹凸部を係合しあうように当接する。この状態と きに各トレイ支持具7は罷動し、後続トレイは先行トレイともどもトレイ上昇具 9によって支持され、後続トレイが前記位置まで上昇すると、各トレイ支持具7 が再び作動位置に戻り、後続トレイが支持され、トレイ上昇具9は元位置に戻る 。これで2つのトレイは積層状態となる。
【0025】 以下、上記したサイクルが繰返されることにより、トレイは外部から自動的に 炉内に移送され、順次積み上げられる。かくして上昇域のトレイが所定枚数まで すなわち最上位のトレイが昇降切換え機構Vの下に達する高さまで積み上げられ ると上昇エレベータ機構Uは作動を休止する。 そして、この状態で今度は前記した入口側トラバース機構Gと上側ウオーキン グビーム機構Cの連携動作により、トレイを上昇エレベータ機構U域よりもさら に先の下降エレベータ機構Dの位置まで移動させるものであり、トレイは上昇エ レベータ機構Uのトレイ上昇具9で受支され、次いで平行ビーム12,12の次 のサイクルの上昇時にトレイ上昇具9から平行ビーム12,12に受支され、こ れの前進により下降エレベータ機構Dに到る。ここで上記と同じようにトレイ支 持具7’とトレイ下降具9’を連携作動させるものである。すなわち下降エレベ ータ機構Dを上昇エレベータ機構として作動させるものである。 こうすれば、トレイは下降域において同様に高さ方向に順次積み上げられ、ト レイが所定枚数まですなわち最上位のトレイが昇降切換え機構Vの下に達する高 さに達したところで下降エレベータ機構Dの作動を停止させる。以上で炉内にト レイが必要枚数積み上げられた初期状態が創生される。
【0026】 あとは、上昇エレベータ機構Uと下降エレベータ機構Dを停止させた状態で、 入口側トラバース機構Gと前送用ウオーキングビーム機構Cおよび出口側トラバ ース機構J、リターン用ウォーキングビーム機構C’とリターン用トラバース機 構Rを連携作動させる。 入口側トラバース機構Gと前送用ウオーキングビーム機構Cの連携作動により 、開口34から挿入したトレイは時計方向の平行四辺形運動により入口域−上昇 エレベータ機構域−下降エレベータ機構域−出口域−出口ラインに順次移送され る。出口ラインにおいて、出口側トラバース機構Jの平行アーム33’,33’ の上昇または平行ビーム12,12の下降によりトレイは平行ビーム12,12 から平行アーム33’,33’に受支される。これにより、トレイは、ひとつが 入口域の固定トレイ支え8’に支持され、ひとつが下降エレベータ機構Dのトレ イ下降具9’に支持され、ひとつが出口域の固定トレイ支え8’に受支される。 さらにひとつのトレイは出口側トラバース機構C’の平行アーム37,37によ り受支される。 次に、開口38からトレイを挿入し、リターン用ウォーキングビーム機構C’ とリターン用トラバース機構Rを連携作動する。平行アーム33’,33’に載 せられたトレイはリターン側ウォーキングビーム機構C’の平行ビーム17,1 7の下降位置での突出と上昇により平行ビーム17,17に受支換えされ、そし て、平行ビーム17,17の反対側への突出と下降により固定トレイ支え8で受 支され、以下、平行アーム33’,33’と平行ビーム17,17の連携サイク ルの繰返しにより開口38から挿入された後続トレイは図1のようにリターンラ インに順次配置される。以上で初期状態が完成する。なお、リターン用ウォーキ ングビーム機構C’を時計方向に平行四辺形運動させる場合には、開口34から トレイを挿入し、入口側トラバース機構Gを連携作動させてもよい。
【0027】 〈通常操業〉 以上のように必要枚数のトレイが充填、配置された状態で、ガラス基板類を乾 燥、焼成などのため熱処理するに当たっては、トレイを平行アーム33,33に 載せて入口側トラバース機構Gを図1の仮想線のように入口ライン上に移動させ た状態とする。このときに、トレイTの少なくとも4か所のトラバース用位置決 め孔t2に平行アーム33,33の各突起331がそれぞれはまり、また少なく とも4カ所のガラス基板類昇降用孔t3に押し上げピン330が貫通している。 この状態でガラス基板類Wを挿入口bから装入すれば、ガラス基板類装入機構 Eの多条ベルトコンベア21の作動によりガラス基板類Wは引き込まれ、図6お よび図8のように多条ベルトコンベア21の上に受載される。この状態で押し上 げ用シリンダ22,22を作動すれば、少なくとも4本の押上げピン220,2 20が突出し、ガラス基板類Wは図6の仮想線のように多条ベルトコンベア21 の直上に水平状に持ち上げられる。 次いでガラス基板類引取り移動機構Fのモータ251を作動すれば、それまで 図5の仮想線のように炉入口寄りに位置していた支え24,24がボールねじ2 5に沿って左方に移動し、図6のように多条ベルトコンベア21の真上でかつガ ラス基板類Wの幅方向側部の下面より適度に下に位置する。これが確認されると 押し上げ用シリンダ22,22が下降作動し、それによりガラス基板類Wは支え 24,24に受支される。
【0028】 次いでモータ251が後退側に作動すると、ガラス基板類Wは平行アーム33 ,33で受支されているトレイTの真上まで搬送される。この時の状態が図7と 図8であり、この状態で上下送りモータ321が作動すると第2フレーム32の 上昇により平行アーム33,33も一体に上昇する。トレイTに押し上げピン3 30が貫通しているため、平行アーム33,33の上昇により押し上げピン33 0がガラス基板類に接触し、図7と図8の仮想線のように支え24,24からガ ラス基板類Wを所要高さ浮きあがらせる。この状態でモータ251が作動するこ とにより支え24,24は装入機構Eの位置に逃げる。 この段階で前送用ウォーキングビーム機構Cの平行ビーム12,12(下降位 置)が入口ライン側(図面では左方)に突出し、トレイTの真下の位置に到る。こ の状態で平行ビーム12,12を上昇させるかまたは上下送りモータ321の駆 動で第2フレーム32を下降させれば、トレイTは平行アーム33,33から平 行ビーム12,12の上に受載される。同時に押し上げピン330がトレイTの ガラス基板類昇降用孔t3から抜けてゆくため、ガラス基板類は水平のまま下降 してトレイT内に収納受載され、これでガラス基板類はトレイTに自動セットさ れる。
【0029】 これ以降は、上記したガラス基板類の装入作業と、前送用アォーキングビーム 機構C,リターン用ウォーキングビーム機構C’、上昇エレベータ機構U、下降 エレベータ機構D、昇降切換え機構V、入口側と出口側およびリターン用の各ト ラバース機構G,J,Rの連携作動が行われ、それにより、ガラス基板類アッセ ンブリ状態のトレイ(以下アッセンブリトレイと称す)は炉外から入口域を経て上 昇エレベータ機構Uに横送りされ、ここで上昇・支持され、後続のトレイの下か らの積み上げにより炉内を順次上昇しながら所定温度に雰囲気加熱され、所定の 高さまで達すると昇降切換え機構Vにより横送りされて下降エレベータ機構Dの 最上位のトレイに移置され、次いで炉内を順次下降されながら加熱・徐冷される 。この間、最下位のトレイは下降エレベータ機構Dによって前送用ウォーキング ビーム機構Cに移置され、トレイは出口域を経て炉外の出口ラインに搬出される 。 アッセンブリトレイが下降エレベータ機構Dから前送用ウォーキングビーム機 構Cにより出口ラインに搬出されると、出口ラインにおいては、出口側トラバー ス機構Jと引取り移動機構Mによりトレイとガラス基板類に分離される。 空トレイは出口側トラバース機構Jで横送りされてトレイ洗浄機構Hにより洗 浄され、次いでリターン用トラバース機構Rで炉外のリターン用ウォーキングビ ーム機構C’に移送され、リターン用ウォーキングビーム機構C’により入口側 トラバース機構Gに逆送され、入口側トラバース機構Gにより入口ラインに移送 され、前記した操作でガラス基板類がセットされる。 一方、出口ラインでトレイと切り離されたガラス基板類Wは、引取り移動機構 Mによりガラス基板類冷却機構Kに移送され、ここで冷却されてからガラス基板 類抽出機構Lによりボックス状カバーB外に抽出され、収納ボックスなどに装入 される。 なお、損傷したトレイがあった場合は、ボックス状カバーBの開口34または 38から取り出され、損傷したトレイに代わる適正なトレイをラインに取り入れ るときには、開口34から平行アーム33,33に装置する。
【0030】 詳しく説明すると、入口ラインに突出していた平行ビーム12,12が出口ラ イン側に前進すると、前記アッセンブリトレイは、炉体入口域に搬入され、一方 、入口域にあったアッセンブリトレイは平行ビーム12,12に受支されて上昇 エレベータ機構Uの位置に到り、下降エレベータ機構Dのトレイ下降具9’に受 支されていたアッセンブリトレイも平行ビーム12,12に受支されて出口域に 送られ、出口域にあったアッセンブリトレイは出口a’に搬出される。 一方、リターン用ウォーキングビーム機構C’の平行ビーム17,17が平行 ビーム12,12と同期して入口ライン側と平行に突出するごとく前進すること により出口域に対応する位置の空トレイは下降エレベータ機構に対応する域に、 下降エレベータ機構域に対応する位置の空トレイは上昇エレベータ機構に対応す る位置に、上昇エレベータ機構に対応する位置の空トレイは入口域に対応する位 置に、入口域に対応する位置の空トレイは入口側トラバース機構位置ににそれぞ れ移動する。 前記のように、上昇エレベータ機構Uの位置に到ったアッセンブリトレイは平 行ビーム12,12の下降によりトレイ上昇具9により支持され、平行ビーム1 2,12が後退する間に持ち上げられ、前記した動作によりトレイ支持具7で支 持される。 前記持ち上げ作動により積み上げ状態の最上位のアッセンブリトレイがトレイ 昇降切換え機構Vの横ビーム11,11とほぼ同じ高さレベルに到ると、アクチ ュエータ111が作動して、トレイ受け具110,110は、図20(a)の下降 エレベータ機構側の位置から図20(b)および図21(a)のように最上位のアッセ ンブリトレイトレイの位置に到る。この状態でトレイ上昇具9が下がると最上位 のアッセンブリトレイだけが図20(c)と図21(b)のようにトレイ受け具110 ,110で受支される。アクチュエータ111が逆方向に作動すると、アッセン ブリトレイはトレイ受け具110,110で受支されたまま図22(a)のよう に下降エレベータ機構Dの直上位置に移動する。 このとき、下降エレベータ機構Dにおいては、トレイ下降具9’が所定ストロ ーク上昇してトレイ支持具7'で支持されている積み上げ状態のトレイ群を持ち 上げるため、下降エレベータ機構側の最上位のアッセンブリトレイによってトレ イ受け具110,110で受支されているアッセンブリトレイが持ち上げられ、 トレイ受け具110,110による受支が解除される。次いで横ビーム11,1 1が左方に移動するため、切換え位置されたアッセンブリトレイは下降エレベー タ機構のトレイ下降具9’で受支され、これが下降することにより切換え位置さ れたアッセンブリトレイは下降側のトレイ群の最上位に積載されたかたちでトレ イ支持具7'により支えられる。
【0031】 下降エレベータ機構側においては、トレイ下降具9’の前記した上昇によりア ッセンブリトレイ群が持ち上げられ、トレイ支持具7'が罷動したのちトレイ下 降具9’が下降してアッセンブリトレイ群の全体が下がり、最下位アッセンブリ トレイがトレイ支持具7'の支持レベルより下がり、次位のアッセンブリトレイ の支柱tが図12のレベルに到り、トレイ支持具7'が作動位置に戻ることで次 位のアッセンブリトレイが最下位トレイとして支持される。 次いで平行ビーム12,12が下限位置で後進し、次のサイクルで上昇すると トレイ下降具9’に一枚だけ載っている最下位アッセンブリトレイは平行ビーム 12,12に受載される。
【0032】 炉内においては、ヒータ1で加熱された雰囲気が撹拌ファン3に吸い込まれ、 耐熱フィルタ付きの吹込み口4からボックス状の仕切り2内に吹き込まれ、支柱 6によって形成されているそれぞれの各アッセンブリトレイの空隙を通ってガラ ス基板類Wを加熱し、排風口5から撹拌ファン3に吸い込まれる強制循環対流加 熱が行われる。そしてその間、前記のようにアッセンブリトレイは無摺動で順次 積み上げられていく。したがってガラス基板類Wはクリーンな条件で能率よく加 熱される。なお、好ましくは下降エレベータ機構Dの下部に近いゾーンでは所要 温度に調整された冷温風が循環され、それによりガラス基板類Wは徐冷される。 そして、図16と図17のように出口域のアッセンブリトレイが前送用アォー キングビーム機構Cの平行ビーム12,12により出口ラインに搬出されると、 出口側トラバース機構Jの上下送りモータ321’が駆動する。それによって平 行アーム33’,33’は上昇し、押し上げピン330’,330’がガラス基 板類昇降用孔t3を貫通し、受支面がアッセンブリトレイの下面を支持し、突起 331’,331’がトラバース用位置決め孔t2に嵌まる。 平行ビーム12,12が下降動すると、トレイは平行アーム33’,33’に 受支され、同時に前記押し上げピン330’,330’の突出しによりガラス基 板類は図17と図18の仮想線のように持ち上げられる。この状態で引取り移動 機構Mが連携作動する。すなわち、モータ251’が駆動し、それまで他所に位 置していた支え24’,24’が図18のようにガラス基板類位置の下方に移動 する。次いで、上下送りモータ321’により平行アーム33’,33’が下降 すると、これと一体の押し上げピン330’,330’も下降するため、ガラス 基板類は下降して支え24’,24’に受支される。これでトレイとガラス基板 類は自動的に分離される。次いでモータ251’が逆方向に駆動することにより 支え24’,24’はガラス基板類を受支したままガラス基板類冷却機構Kの上 に移動する。
【0033】 前記のように支え24’,24’が移動した後または移動と同期して平行アー ム33’,33’は横送りモータ281’の駆動により出口ラインと平行移動し 、空トレイは洗浄槽35へと移送される。この時、洗浄槽近傍のトレイ昇降機構 36においては、図18のように平行アーム37,37が平行アーム33’,3 3’の高さレベルよりも下位に戻されている。 平行アーム33’,33’が洗浄槽35上で停止すると、図1のように平行ア ーム37,37は平行アーム33’,33の外側で交合する関係となる。この状 態でモータ365が駆動することにより平行アーム37,37が上昇し、平行ア ーム37,37に設けられている位置決めピン370,370がトレイの洗浄用 位置決め孔t1を貫通する。したがってトレイは平行アーム37,37に安定的 に位置決め受支される。この状態とともに平行アーム33’,33’は横送りモ ータ281’の駆動により出口ラインに戻り、次のアッセンブリトレイを受支す べく待機する。
【0034】 平行アーム33’,33’の移動とともに平行アーム37,37はモータ36 5の駆動により図19のように洗浄槽35内に沈降する。洗浄槽35では超音波 発振器350の駆動が開始されており、トレイは洗滌液に浸漬されつつ超音波振 動の作用で短時間で洗浄され、汚れおよび異物が除去される。一定時間経過し、 モータ365が駆動することにより平行アーム37,37は洗浄槽35から引き 上げられ、図19の仮想線のように平行アーム33’,33’の高さレベルより も高い位置に移動される。 この状態でモータ281”の駆動によりリターン用トラバース機構Rの平行ア ーム33’,33’が横移動し、平面上で平行アーム37,37と交合する。次 いで、モータ365の駆動により平行アーム37,37が元位置まで下降される 。それにより、洗浄済みのトレイはガラス類昇降用孔t3とトラバース用位置決 め孔t3と平行アーム33’,33’の押し上げピン330’,330’と突起 331’,331’との関係で位置決め受支される。平行アーム33’,33’ は次いで横送りモータ281”の駆動によりリターンラインに戻り、前記のよう にリターン用ウォーキングビーム機構C’の平行ビーム17,17の動作により これに受支換えされられ、これの平行四辺形運動により逆送される。従って、ト レイを良好なクリーン度に復元して搬送ラインに戻すことができ、トレイは逆送 される過程で自然乾燥されるかまたは乾燥手段46により強制乾燥される。
【0035】 一方、ガラス基板類は、この間に前記のように支え24’,24’によってガ ラス基板類冷却機構Kの上に移動され、これで直接冷却されてから抽出機構Lに 移置され、抽出口b’から外部に搬出される。 詳述すると、上記のようにガラス基板類がガラス基板類冷却機構Kのクールボ ックス39上に到ると、昇降手段40が作動して少なくとも4本のピン400が クールボックス39上に突出し、それによりガラス基板類は支え24’,24’ の上に浮かされる。 この状態になったときに支え24’,24’は出口ラインまたは抽出機構L上 へと移動し、次いで昇降手段40が後退側に作動することによりガラス基板類は 下降してクールボックス39の受載冷却面394に受載される。このクールボッ クス39には冷媒が循環されているため、ガラス基板類は急速に冷却される。 所定時間後、昇降手段40が再び作動し、冷却済みのガラス基板類は上昇させ られる。ここで支え24’,24’は再びクールボックス39上に移動し、昇降 シリンダ40の下降動により冷却済みのガラス基板類は支え24’,24’によ り受支され、続いて支え24’,24’の移動により抽出機構Lの上に移送され る。この位置でアクチュエータ45が作動することで冷却済みのガラス基板類は 支え24’,24’から持ち上げられ、支え24’,24’が移動した後、アク チュエータ45で架台44が下降することにより多条ベルトコンベア21’に受 載される。 そして多条ベルトコンベア21’が駆動することで冷却済みのガラス基板類は 抽出口b’に搬送され、図示しない収納ボックスなどに入れられる。このときに ガラス基板類は前記クールボックス39で十分に冷却されているため、多条ベル トコンベア21’が熱で損傷されることがなく、また収納ボックスが高温化する こともなく、次の工程へ円滑に移送することができる。
【0036】
以上説明した本考案の請求項1によるときには、良好なクリーン度を維持しな がらガラス基板類を連続搬送して熱処理することができ、しかもトレイに受載さ れているガラス基板類を自動的に分離し、トレイだけを自動的に洗浄し炉外から 循環ラインに戻すことができるため、トレイの汚損によるクリーン度の低下が防 止され、一段と良好な清浄条件下で熱処理を行うことができ、また、トレイのリ ターン搬送を炉外で行うため炉体構造を簡易化することができるというすぐれた 効果が得られる。 また、第6項によれば、入口側トラバース機構の移動端付近のボックス状カバ ーに開口34を設けているため、トレイを炉内に積載する初期状態を自動的に能 率よく創成することができ、操業の立上りを迅速化することができるというすぐ れた効果が得られる。
【図1】本考案によるガラス基板類の連続熱処理装置の
一実施例を示す平面図である。
一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】リターン用ウオーキングビーム機構と入口側ト
ラバース機構およびリターン用トラバース機構の取り合
いを示す側面図である。
ラバース機構およびリターン用トラバース機構の取り合
いを示す側面図である。
【図4】図1の炉体中央縦断正面図である。
【図5】図1における入口領域の拡大平面図である。
【図6】図5のX−X線に沿う断面図である。
【図7】図5のY−Y線に沿う断面図である。
【図8】図5のZ−Z線に沿う部分切欠断面図である。
【図9】炉体入口域と出口域の部分的拡大正面図であ
る。
る。
【図10】トレイとエレベータ機構の関係を示す平面図
である。
である。
【図11】トレイの積み上げ状態を示す正面図である。
【図12】トレイ支持具とトレイ上昇具(トレイ下降具)
の関係を示す部分拡大平面図である。
の関係を示す部分拡大平面図である。
【図13】トレイ支持具とトレイ上昇具(トレイ下降具)
によるトレイの受支状態を示す部分的拡大正面図であ
る。
によるトレイの受支状態を示す部分的拡大正面図であ
る。
【図14】本考案におけるトレイの別の実施例を示す平
面図である。
面図である。
【図15】図14のトレイに対応する平行アームの部分
的側面図である。
的側面図である。
【図16】図1における出口領域の拡大平面図である。
【図17】図16の縦断側面図である。
【図18】図16の縦断正面図である。
【図19】図1におけるトレイ洗浄機構の縦断側面図で
ある。
ある。
【図20】本考案におけるトレイ昇降切換え機構の作動
を段階的に示す側面図である。
を段階的に示す側面図である。
【図21】本考案におけるトレイ昇降切換え機構の作動
を段階的に示す正面図である。
を段階的に示す正面図である。
【図22】本考案におけるトレイ昇降切換え機構の作動
を段階的に示す側面図である。
を段階的に示す側面図である。
A 炉体 B ボックス状カバー C 前送用ウォーキングビーム機構 C’ リターン用ウォーキングビーム機構 D 下降エレベータ機構 E ガラス基板類装入機構 F ガラス基板類引取り移動機構 G 入口側トラバース機構 H トレイ洗浄機構 J 出口側トラバース機構 L ガラス基板類抽出機構 M ガラス基板類引取り移動機構 R リターン用トララバース機構 T トレイ U 上昇エレベータ機構 V 昇降切換え機構 W ガラス基板類 a 入口 a’ 出口 12,12 平行ビーム 17,17 平行ビーム 24,24’ 支え 33,33’ 平行アーム 34,38 開口 35 トレイ洗浄槽 36 トレイ昇降機構 37 平行アーム
Claims (6)
- 【請求項1】左右に入口aと出口a’を有する炉体内
に、ガラス基板類Wを受載したトレイTを順次上昇積載
させる上昇エレベータ機構Uと、トレイを積載状態を保
ちつつ順次下降させる下降エレベータ機構Dを並列状に
配置する一方、炉体の上部には、上昇エレベータ機構U
で上昇された積載最上位のトレイを受支しこれを横移送
して下降エレベータ機構Dの積載最上位のトレイの上に
受支させるトレイ昇降切換え機構Vを設け、炉体内の前
記両エレベータ機構とクロスする関係位置にはガラス基
板類を受載したトレイを入口から出口方向に搬送する前
送用ウオーキングビーム機構Cを設ける一方、炉体外に
は前送用ウオーキングビーム機構Cと平行状にリターン
用ウォーキングビーム機構C’を設け、炉体出口ライン
とリターンライン間にはトレイ洗浄機構Hを設けるとと
もに、出口ラインには、前送用ウオーキングビーム機構
Cで移送されたトレイの受支部とガラス基板類の持ち上
げ要素を有する昇降自在かつ横移動自在な出口側トラバ
ース機構Jと、トラバース機構Jの持ち上げ要素で分離
されたガラス基板類を支えて出口ラインに沿って移動自
在なガラス基板類引取り移動機構Lを設け、リターンラ
インにはトレイ洗浄機構Hで洗浄されたトレイを引き取
ってリターン用ウォーキングビーム機構C’に移送する
昇降自在かつ横移動自在なリターン用トラバース機構R
を設け、炉体Aの入口外側にはリターン用ウオーキング
ビーム機構C’で移送されたトレイを引き取って前送用
ウオーキングビーム機構Cに移送する昇降自在かつ横移
動自在な入口側トラバース機構Gを設けたことを特徴と
するガラス基板類の連続熱処理装置。 - 【請求項2】入口側トラバース機構G,出口側トラバー
ス機構J,リターン用トラバース機構Rが平行アーム3
7,37、37’,37’を有し、それら平行アーム3
7,37、37’,37’が受支面にトレイTを貫通す
るピン370を有している請求項1に記載のガラス基板
類の連続熱処理装置。 - 【請求項3】トレイ洗浄機構Hが、洗浄槽35と、これ
の近傍にあって前記トラバース機構Jで搬送されたトレ
イを受支して洗浄槽内に昇降させる昇降機構36とを有
している請求項1に記載のガラス基板類の連続熱処理装
置。 - 【請求項4】昇降機構36が、トラバース機構Jの平行
アーム33’33’と幅方向間隔が異なる平行アーム3
7,37を有し、該平行アーム37,37にトレイに設
けた位置決め孔と係合する位置決め要素を有している請
求項3に記載のガラス基板類の連続熱処理装置。 - 【請求項5】入口側トラバース機構Gがガラス基板類の
持ち上げ要素を有し、また、入口ライン上には、ガラス
基板類の持ち上げ手段を有する装入機構Eと、前記入口
側トラバース機構Gの持ち上げ要素で押し上げられたガ
ラス基板類を支えて前送用ウオーキングビーム機構C上
に移動させるガラス基板類引取り移動機構Fを設けてい
るものを含む請求項1ないし4のいずれかに記載のガラ
ス基板類の連続熱処理装置。 - 【請求項6】少なくとも炉体Aと入口側,出口側および
リターン用トラバース機構G,J,Rおよびトレイ洗浄
機構Hをふくむ領域がボックス状カバーBで外囲されて
おり、トラバース機構Gの横移動端に対応する部位のボ
ックス状カバーBにトレイ挿入用または挿脱用の開閉可
能な開口34が設けられているものを含む請求項1ない
し請求項5のいずれかに記載のガラス基板類の連続熱処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4799493U JPH0714428U (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | ガラス基板類の連続熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4799493U JPH0714428U (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | ガラス基板類の連続熱処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0714428U true JPH0714428U (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=12790880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4799493U Pending JPH0714428U (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | ガラス基板類の連続熱処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714428U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002156744A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | ペリクル収納容器 |
| CN109230533A (zh) * | 2018-09-03 | 2019-01-18 | 郑州福耀玻璃有限公司 | 一种汽车玻璃不间断烘弯线 |
| JP7680806B1 (ja) * | 2025-01-30 | 2025-05-21 | Sts合同会社 | 移動機構 |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP4799493U patent/JPH0714428U/ja active Pending
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