JPH0714496Y2 - 遮音板 - Google Patents

遮音板

Info

Publication number
JPH0714496Y2
JPH0714496Y2 JP1988165203U JP16520388U JPH0714496Y2 JP H0714496 Y2 JPH0714496 Y2 JP H0714496Y2 JP 1988165203 U JP1988165203 U JP 1988165203U JP 16520388 U JP16520388 U JP 16520388U JP H0714496 Y2 JPH0714496 Y2 JP H0714496Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
sound insulation
vibration
plates
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988165203U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0285710U (ja
Inventor
力 大川
Original Assignee
株式会社ドムス設計事務所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ドムス設計事務所 filed Critical 株式会社ドムス設計事務所
Priority to JP1988165203U priority Critical patent/JPH0714496Y2/ja
Publication of JPH0285710U publication Critical patent/JPH0285710U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0714496Y2 publication Critical patent/JPH0714496Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は主として発生音により生ずる固体振動を絶縁
することにより遮音性能を向上せしめた内外装用の遮音
板に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、建築物の内外装に使用されている遮音板としては
重量物資製板体のほか、板体の中間あるいは片面に鉛シ
ート、制振ゴムシート、粘弾性樹脂シートを積層貼着せ
しめたものがある。これらの製品は板体の面密度が若干
増えることによって遮断性能はやや向上するものの、発
生騒音によって板体内に発生する振動による固体音をよ
く防止し得ず、また必要な遮音量を得るために重ね貼り
をしてもあまり遮音量が増加せず、わずかに増加面密度
の対数分しか遮音性能が増加するに過ぎない(質量法
則)という欠点があった。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 一般に発生騒音が障壁である内外装板を透過して行く場
合に板体内に振動の発生を伴い、これが共振により増大
して再び内外装板の裏面から空気音として放散されて行
く現象がある。これを固体音といい、音の透過は殆んど
この板体の振動による固体音に起因して生ずるといって
も過言ではない。
そこで本考案者は板体に発生する振動の増大、拡大を板
体内で効率よく絶縁することによって、内外装板の厚さ
が薄く、面密度が小さくても遮音性能を向上させ得る技
術を開発するに至った。
前述の通り従来の遮音板の中には板体の中間あるいは片
面に鉛のシート、制振ゴムシート等を積層貼着して発生
騒音による振動の絶縁を図ったものもあるが、参考文献
に記載されているように粘弾性樹脂のごとく一見して板
体の構成物資とは異質に思われる材料でも、振動伝搬上
は固体として作用するため、従来の遮音板の場合のごと
く板体と併用しても殆ど振動絶縁効果がなく、振動を板
体内に透入させてしまうので遮音効果は意外に少い。
ところが前掲文献の記載のごとく板体が気体または液体
と接している境界面においては、異相による材料インピ
ーダンスの著しい相違によって振動の反射、分散作用が
顕著であり、板体内への振動の透入が妨げられる。
本考案は振動の絶縁材として気体ここでは空気に着目
し、板体間に空気の薄膜層を介在させることによって振
動の反射、分散を図り、振動を遮断して板体の遮音性能
を向上せしめようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 普通、2枚の板体間に空気層を介在させた場合、外部か
らの圧力によって内封空気が流動し、2枚の板体がペコ
ペコして不安定な状態になってしまう。しかし2枚の板
体間を剛性材による枠組で補強すると安定感は増すもの
の、枠組が振動を伝搬させる所謂ブリッジを構成し、こ
こから振動の透入を許すことになり、遮音性能を減少さ
せる。これを避けるため本考案においては2枚の板体1,
1′の接合面に,,において構成された多数の線状
凸起2の交叉接点を介して空気薄膜層3の保持を図り、
2枚の板体1,1′と空気薄膜層3を安定させるとともに
交叉接点からの振動の伝搬を点接触状態の粘弾性材の変
形伸縮作用により微小なものとした。
第1図において本考案(1)は、板体1の接合面に粘
弾性材による線状凸起2を所定間隔で形成したのち次い
でこれに積層すべき板体1′接合面にも該粘弾性材を
塗布するが、その際所定間隔の線状凸起2の方向を接合
面における線状凸起2と交叉するごとく方向を変えて
形成したのち、十分なオープンタイムを経て該粘弾性材
の粘弾性が発現したのち、接合面と接合面をほぼ水
平状態に重ね合わせて圧着し、第3図の如き積層板を構
成する。線状凸起2の形状は厚さ約0.5〜1.0mmの半球状
断面を有する直線あるいは線分のほか、第2図の如く波
形でもジグザグ形でも良く、約10mm〜50mm前後の間隔で
形成される。また線状凸起2の断面形状を問わず、線状
凸起2間に該粘弾性材の皮膜が付着しても差支えない。
このとき重ね会わされた板体1,1′は第5図の如く線状
凸起2が交叉して点接触状態で粘接着し、接合面には粘
弾性材の厚さだけの空気薄膜層3が形成される。線状凸
起2の厚さは平均して約0.5mm前後であるから、これが
交叉して形成させる空気薄膜層3の厚さはほぼ1mm前後
である。粘弾性材は硬化後も経年的に粘弾性を失なわな
いものであれば良く、粘弾性接着剤のほか合成ゴム、軟
質ウレタンなどの弾性樹脂を接着剤で接着させたもので
も効果は変わらない。板体1,1′は厚さ約3〜5mmの木質
板、合板、セメント板および樹脂板などで、遮音性能を
高めるために積層数は限定されない。また板体1,1′の
うち上層の板体1をフローリング状の化粧板として遮音
板を予め所定形状寸法のパネルとしておくと使用に際し
て更に便利である。
本考案(2)は前述のようにして線状凸起2を介して積
層構成された遮音板のうち、下層の板体1′に所定間隔
でスリット4を切刻して分割板5とし、更にその下面に
緩衝板6を貼着し、第4図の如く積層板を構成したもの
である。スリット4の断面は矩形、半円形など形状を問
わず、第7図の如く貫通スリット4でも第8図の如く半
貫通スリット4′でも良い。分割板5は厚さ3〜5mmの
木質板、合板、セメント板をほぼ100mm前後の間隔で一
方向あるいは2方向にほぼ2〜3mm幅のスリット4,4′を
挿入して形成したものである。また緩衝板6は厚さ5〜
10mm程度の繊維製、発泡樹脂製、軟質ゴム製あるいは樹
脂ネット製のものを使用する。使用態様の例としては上
層の板体1をフローリング化粧板とし、予め下層の分割
板5と緩衝板6と共に所定形状寸法のパネルとしておく
ほか、分割板5と緩衝板6をパネル化しておき、基台上
に取付けたのち上層の板体1をフローリング化粧板とし
たものを別々に貼着、施工することも可能である。
(ホ)作用 本考案になる遮音板を第6図および第7図の如く建築物
の内壁あるいは床に設置した場合、室内発生音によって
先ず室内に面した板体1が起振され、板体1内に固体振
動が発生する。この振動は2枚の板体1,1′の間に形成
されている著しくインピーダンスの異なる空気薄膜層3
の反射、絶縁作用によって下層の板体1への伝搬、透入
をはばまれ、壁基台7あるいは床基台8へ到達する成分
は微弱なものに変化する。音の透過現象の殆んどは板体
の振動に起因する固体音による所が多く、本考案になる
遮音板の固体振動の反射、絶縁作用によって振動がよく
減衰するとともに板体1そのものの発音量も減少し、そ
の結果遮音性能が著しく向上する。例えば従来品が2枚
重ね貼りして得る遮音量の増加量はおよそ10log2=3dB
であるのに対し、本考案の遮音板は積層する板体数が2
枚の場合には2倍近い遮音量を得ることができる。
本考案(2)は、室内発生音が過大な場合や建築部位に
よって直接固体振動が加わる恐れのある床板に使用して
著効のある遮音板を提供するものである。即ち第4図お
よび第7図の如く2枚の積層する板体1,1′のうち下層
の板体1にスリット4,4′を切刻して分割板5とし、そ
の下面に緩衝板6を貼着してなる遮音板において、室内
側の板体1に過大な固体振動が発生した場合、空気薄膜
層3の振動絶縁作用によってもなお内部への振動透入量
が一定量を超える事が予想される。
このような場合、積層する板体数を増して透入振動量を
おさえることも可能であるが、本考案(2)のごとく構
成した方がさらに効果的である。即ち床基台8側の板体
1′を分割板5とすることにより、透入してきた振動の
増大、拡大をスリット4,4′で防止するとともに、分割
板5の下面に貼着された緩衝板6と線状凸起2の粘弾性
材の自在変形性によって、分割板5が振動しやすい状態
になっているため、透入してきた弱体化された振動をさ
らに部分的かつ一時的な振動に変調してしまい、床基台
8への振動の伝搬を、一層微小なものとすることができ
る。
(ヘ)考案の効果 このように本考案(1)の遮音板によれば、積層すべき
2枚の板体1,1′の間に粘弾性材による線状凸起2の交
叉接点を介して安定した状態の空気薄膜層3を形成した
ので、外圧によって変形することなく、発生音によって
板体内に発生する固体振動を良く絶縁し、このため軽量
薄型でありながら遮音性能の高い丈夫な内外装板を提供
できる。
また本考案(2)の遮音板は、前記(1)の考案の構成
に加え下層の板体1′にスリット4を切刻して分割板5
とし、その下面に緩衝板6を貼着しているため振動の絶
縁効果がさらに大きく遮音量も大きいので、発生音が過
大であったり、建築部位によって衝撃振動が直接加えら
れる床などに使用して著効があるほか、軽量薄型で変形
にも強く、建築的に施工納まりが容易であり、音響的に
居住環境のすぐれた建築物を短期間に安価に提供するこ
とができるなどの特徴を有するものである。
参考文献:通産省立地公害局監修「公害防止の技術と法
規(振動編)P.63:昭和60年4月10日発行」
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の組立態様を示す斜視図、第2図は線状
凸起の態様を示す斜視図、第3図は本考案(1)の断面
斜視図、第4図は本考案(2)の断面斜視図、第5図は
部分拡大断面図、第6図、第7図および第8図は取付け
断面詳細図である。 および……接合面、2……線状凸起 1および1′……板体、3……空気薄膜層 4および4′……スリット、5……分割板 6……緩衝板、7……壁基台 8……床基台

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層すべき2枚の板体1,1′の接合面A,B
    に、粘弾性材による線状凸起2をそれぞれ方向をかえて
    所定間隔で形成したのち、該板体1,1′をほぼ水平状態
    に重ね合わせて圧着積層し、線状凸起2の交叉接点を介
    して板体1,1′間に空気薄膜層3を介在せしめたことを
    特徴とする遮音板。
  2. 【請求項2】下層の板体1′に所定間隔でスリット4,
    4′を切刻してなる分割板5の下面にさらに緩衝板6を
    貼着した請求項1記載の遮音板。
JP1988165203U 1988-12-21 1988-12-21 遮音板 Expired - Lifetime JPH0714496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988165203U JPH0714496Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 遮音板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988165203U JPH0714496Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 遮音板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0285710U JPH0285710U (ja) 1990-07-05
JPH0714496Y2 true JPH0714496Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31451476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988165203U Expired - Lifetime JPH0714496Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 遮音板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714496Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222572U (ja) * 1985-07-25 1987-02-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0285710U (ja) 1990-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5947785B2 (ja) 防音用エレメント
JPH08300316A (ja) コルク床材
JPH0714496Y2 (ja) 遮音板
JP2001164672A (ja) 吸音パネル及びこのパネルを用いた吸音内装構造
JP2522517B2 (ja) 床 材
JPH0782872A (ja) 防音床材
JP3365277B2 (ja) 床構造
JPH11256802A (ja) 断熱性及び遮音性を具備した床下地ボード
JP2850447B2 (ja) 遮音パネル
JPS61150121U (ja)
JPH0814195B2 (ja) 防音床材
JP4460753B2 (ja) 建築物の制振構造
JPH0728301Y2 (ja) 防音防振パネル
US2045313A (en) Acoustical wall covering
JP3193242B2 (ja) 構造材およびその製造方法
JP3051796B2 (ja) 床下地材の取り付け構造
JPS63318341A (ja) 防振シ−ト
JPH065469Y2 (ja) 遮音性床材
JP2536685Y2 (ja) 防音床材
JPH09125668A (ja) 建築物の壁に対する床構造体の取付構造
JPS6389775A (ja) 防音床材
JPH0725385Y2 (ja) 防音床下地材
JP2623398B2 (ja) 緩衝シート及びこれを用いた防音床材
JPH0230567Y2 (ja)
JP2559816Y2 (ja) 防音床材