JPH0714518U - 碍子用ベース金具とピンの固着構造および碍子 - Google Patents

碍子用ベース金具とピンの固着構造および碍子

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JPH0714518U
JPH0714518U JP4679893U JP4679893U JPH0714518U JP H0714518 U JPH0714518 U JP H0714518U JP 4679893 U JP4679893 U JP 4679893U JP 4679893 U JP4679893 U JP 4679893U JP H0714518 U JPH0714518 U JP H0714518U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固着するためのかしめによって、防錆メッキ
が剥離する虞のある部分が僅かな、碍子用ベース金具1
0とピン50の固着構造を提供する。 【構成】 碍子用ベース金具10の底部中央に穿設した
透孔14の周縁に、外側に向いた突条40を設ける。ピ
ン50の首下部に周状の溝52を設ける。この溝52の
断面はU字状または頭部54側が深い円弧を有するU字
が縦に2分された形状である。そして、透孔14にピン
50を挿通し、突条40をかしめにより塑性変形させ、
突条40の内周面、すなわち透孔14の内周面を、溝5
2内に円弧状の面に沿って突出挿入させる。もって、碍
子用ベース金具10にピン50を固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、碍子用ベース金具とピンの固着構造およびこの構造を用いた碍子に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の碍子用ベース金具とピンの固着構造を図4(a),(b)に示す。図4 (a)に示す構造は、碍子用ベース金具10の底部中央にピン12のネジ径より 大きな透孔14が穿設され、またピン12は首下部にネジ径より大きく透孔14 より小さい径の径太部16が設けられる。そして、碍子用ベース金具10にピン 12が内側から挿通され、頭部18で位置決めされて径太部16が外側から適宜 な治具によってかしめられ矢印F方向に塑性変形して膨大部とされ、この塑性変 形膨大部20と頭部18で碍子用ベース金具10の透孔14の周縁が挟持され、 碍子用ベース金具10にピン12が固着される。
【0003】 また、図4(b)に示す構造は、碍子用ベース金具10の底部中央に透孔14 が穿設され、またピン30は膨大した頭部を備えずに中間部で頭側に偏よる位置 に膨大部32が設けられる。そして、碍子用ベース金具10にピン30が外側か ら挿通され、膨大部32で位置決めされて頭部が内側から適宜な治具によってか しめられ矢印F方向に塑性変形して膨大部とされ、この塑性変形膨大部34と膨 大部32で碍子用ベース金具10の透孔14の周縁が挟持され、碍子用ベース金 具10とピン30が固着される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の碍子用ベース金具とピンの固着構造にあっては、固着させるた めのかしめ工程で、ピン12,30は大幅に塑性変形がなされる。そして、固着 前に防錆メッキが施されていると、このかしめ工程によってメッキが大きな範囲 で剥離してしまう。そこで、固着後に防錆メッキを施さなければならない。
【0005】 しかしながら、固着された碍子用ベース金具とピンは、全体として複雑な形状 であるとともに大形であり、均等な厚さで防錆メッキを行なうことが困難である とともに、重量が大きくて取り扱いにくいために作業がきついものであった。
【0006】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、防錆メッキを施した部品をか しめにより固着できるようにした碍子用ベース金具とピンの固着構造を提供する ことを目的とし、またこの固着構造を用いた碍子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案の碍子用ベース金具とピンの固着構造は 、碍子用ベース金具の底部中央に穿設した透孔の周縁に、外側に向いた突条を設 け、前記透孔に挿通するピンの首下部に全周状のまたは周方向で部分的に溝を設 け、前記突条をかしめて塑性変形させて前記溝の全周にまたは部分的に突出挿入 させて前記碍子用ベース金具に前記ピンを固着して構成されている。
【0008】 そして、前記溝の断面をU字状または前記ピンの頭部側が深い円弧を有するU 字が縦に2分された形状に構成しても良い。
【0009】 また、本考案の碍子は、碍子用ベース金具の底部中央に穿設した透孔の周縁に 、外側に向けて突条を設け、前記透孔に挿通するピンの首下部に全周状のまたは 周方向で部分的に溝を設け、前記突条をかしめて塑性変形させて前記溝の全周ま たは部分的に突出挿入させて前記碍子用ベース金具に前記ピンを固着し、前記碍 子用ベース金具に碍子本体の一端部を挿入してセメントで前記碍子用ベース金具 と前記碍子本体を固着して構成されている。
【0010】
【作 用】
請求項1記載のものは、透孔の周縁に設けられた突条を、かしめにより塑性変 形させてピンの周状の溝に突出挿入させて固着するので、かしめるさいに突条が 容易に変形し、しかも塑性変形される部分が少ない。そこで、防錆メッキの剥離 は、塑性変形される範囲の僅かなものとなる。そして、かしめにより防錆メッキ が剥離した箇所に防錆剤を塗布して修復する場合には、塗布すべき範囲が狭くて 作業が容易である。
【0011】 そして、請求項2記載のものは、かしめにより突条の内周面、すなわち透孔の 内周面の中央が溝内に突出し、溝の円弧状の面に沿って塑性変形される。そこで 、透孔の内周面側の塑性変形された形状は、溝の円弧状の面に密に当接したもの となり、碍子用ベース金具に対してピンががたつくようなことはない。特に、ピ ンを碍子用ベース金具の内側に移動させる方向の力に対して、塑性変形の部分が 溝の円弧状の面全体に当接していて堅牢に固着される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図1および図2を参照して説明する。図1は、本 考案の碍子用ベース金具とピンの固着構造およびこの構造を用いた碍子の一部切 り欠き縦断面図であり、図2(a)は、図1の碍子用ベース金具とピンをかしめ る前の構造を示す要部拡大断面図であり、図2(b)は、図1の碍子用ベース金 具とピンをかしめた後の構造を示す要部拡大断面図である。
【0013】 図1および図2において、碍子用ベース金具10の底部中央に穿設された透孔 14の周縁に、外側に向けて周状の突条40が設けられる。この突条40は、そ の外周部に断面がU字状またはV字状等の外周溝42を刻設することにより形成 しても良いが、外周部にU字状の外周溝42をプレス加工等で形成することによ り塑性変形させて突条40が盛り上がって形成されるようにしても良い。なお、 この突条40の高さt1は、後述するピン50の首下部に設けられる周状の溝5 2の幅t2と同じまたはこれより大きいことが望ましい。
【0014】 また、ピン50は、透孔14にがたつきなしに挿通できるネジ径であり、一端 に設けられた頭部54の首下部に周状の溝52が刻設されている。そして、この 溝52の断面は、頭部54側が深い円弧を有するU字が縦に2等分された形状で ある。また、溝52の底部が円弧状の面で、溝52の頭部54と反対側の縁に連 なるようにしても良い。
【0015】 そして、図2(a)のごとく、碍子用ベース金具10の透孔14に内側からピ ン50が挿通され、頭部54で位置決めされた状態で、碍子用ベース金具10の 外側から突条40が適宜な治具によってかしめられ矢印F方向に塑性変形し、突 条40の内周面、すなわち透孔14の内周面の中央が溝52内に突出し、溝52 の円弧状の面に沿って塑性変形され、突条40が潰されて図2(b)のごとき構 造となる。この突条40のかしめ工程において、治具により全周を一度に潰して も良いが、周方向に区分して複数工程で順次に潰すようにしても良い。
【0016】 この図2(b)に示す構造では、透孔14の内径が狭められて溝52の底部を 囲むとともに、その内周端部形状が溝52の円弧状の面に沿ったものとなる。し たがって、碍子用ベース金具10にピン50が堅牢に固着される。しかも、ピン 50を碍子用ベース金具10の内側に移動させる方向の力に対して、透孔14の 内周端部形状が溝52の円弧状の面に当接しているために、内周端部全体で対向 することとなり、容易にずれたりはずれたりすることがない。
【0017】 ここで、かしめにより塑性変形される部分は、突条40だけであり、図4に示 す従来構造に比較して極めて僅かである。そこで、固着する前に、碍子用ベース 金具10とピン50を予め別々に防錆メッキすることができる。なお、塑性変形 される突条40の部分は、固着後に必要に応じて簡単な防錆剤の塗布等を行なえ ば良い。
【0018】 そして、上述のごとくしてピン50が固着された碍子用ベース金具10内に、 碍子本体60の基部が挿入されてセメント62等によって固着されて碍子が構成 される。この碍子本体60の内部には、酸化亜鉛素子64,64が内蔵され、導 電性金属板66で適宜に封止されている。
【0019】 かかる碍子にあっては、ピン50が碍子用ベース金具10の内側にずれるよう なことがないので、碍子を落下させてピン50に衝撃力が加わっても、内蔵され る酸化亜鉛素子64,64等が破損されることがない。
【0020】 図3(a),(b),(c)は、本考案に用いるピン50の溝52のそれぞれ 別の形状を示す。図3(a)に示す溝52は断面コ字状であり、図3(b)に示 す溝52は頭部54側が深いテーパー状であり、図3(c)に示す溝52は断面 U字状である。いずれの溝52の形状であっても、突条40を適宜に塑性変形さ せて溝52内に突出させることで、碍子用ベース金具10にピン50を固着する ことができる。
【0021】 なお、碍子本体60が中実碍子であっても良いことは勿論である。また、上記 実施例の説明にあっては、ピン50の首下部に設けられる溝52は、全周状であ るように説明したが、これに限られず、周方向で部分的に溝が設けられても良い 。そして、かしめにより突条40が、周状の溝52の全周にわたって突出挿入さ れるが、溝52内に周方向で部分的に突出挿入されるようにしても良い。さらに 、突条40は、透孔14の周縁の全周にわたって設けられるものに限られず、部 分的に設けられていても良い。しかも、この突条40のかしめは、一工程または 複数工程のいずれで行なわれても良い。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の碍子用ベース金具とピンの固着構造および碍子 は構成されているので、以下のごとき格別な効果を奏する。
【0023】 請求項1記載の碍子用ベース金具とピンの固着構造にあっては、かしめにより 塑性変形する部分が、従来のこの種のものに比較して僅かであり、かしめによっ て防錆メッキが剥離する虞のある部分は僅かであり、固着前に防錆メッキするこ とができる。そこで、本考案の固着構造にあっては、防錆メッキを容易に均一な 厚さで施すことができ、しかも取り扱いが容易であり、量産に好適である。そし て、かしめにより防錆メッキが剥離した箇所に防錆剤を塗布して修復する場合で あっても、防錆剤を塗布すべき範囲が狭く、作業が容易である。
【0024】 そして、請求項2記載の碍子用ベース金具とピンの固着構造にあっては、かし められて塑性変形する突条が、溝の円弧状の円に沿って変形されて密接される。 そこで、ピンを碍子用ベース金具の内側に移動する方向の力に対して、透孔の内 周端部全体で対向し、ピンががたついて移動するようなことがない。
【0025】 また、請求項3記載の碍子にあっては、碍子用ベース金具とピンの固着が量産 に好適であることから、碍子全体としても従来のものに比較して量産に適したも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の碍子用ベース金具とピンの固着構造お
よびこの構造を用いた碍子の一部切り欠き縦断面図であ
る。
【図2】(a)は、図1の碍子用ベース金具とピンをか
しめる前の構造を示す要部拡大断面図であり、(b)
は、図1の碍子用ベース金具とピンをかしめる後の構造
を示す要部拡大断面図である。
【図3】(a),(b),(c)は、いずれも本考案に
用いるピンの溝の別の形状を示す図である。
【図4】(a),(b)は、それぞれ従来の碍子用ベー
ス金具とピンの固着構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 碍子用ベース金具 14 透孔 40 突条 50 ピン 52 溝 60 碍子本体 62 セメント

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍子用ベース金具の底部中央に穿設した
    透孔の周縁に、外側に向いた突条を設け、前記透孔に挿
    通するピンの首下部に全周状のまたは周方向で部分的に
    溝を設け、前記突条をかしめて塑性変形させて前記溝の
    全周にまたは部分的に突出挿入させて前記碍子用ベース
    金具に前記ピンを固着したことを特徴とする碍子用ベー
    ス金具とピンの固着構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の碍子用ベース金具とピン
    の固着構造において、前記溝の断面をU字状または前記
    ピンの頭部側が深い円弧を有するU字が縦に2分された
    形状に構成したことを特徴とする碍子用ベース金具とピ
    ンの固着構造。
  3. 【請求項3】 碍子用ベース金具の底部中央に穿設した
    透孔の周縁に、外側に向けて突条を設け、前記透孔に挿
    通するピンの首下部に全周状のまたは周方向で部分的に
    溝を設け、前記突条をかしめて塑性変形させて前記溝の
    全周にまたは部分的に突出挿入させて前記碍子用ベース
    金具に前記ピンを固着し、前記碍子用ベース金具に碍子
    本体の一端部を挿入してセメントで前記碍子用ベース金
    具と前記碍子本体を固着して構成したことを特徴とする
    碍子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084886A (ja) * 1973-11-30 1975-07-09
JPS5317463U (ja) * 1976-07-21 1978-02-14
JPS5368079U (ja) * 1976-10-22 1978-06-08
JPS5437355U (ja) * 1977-08-13 1979-03-12
JP2014002076A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ

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