JPH0714558A - 電球用コイル繊條の製造装置 - Google Patents

電球用コイル繊條の製造装置

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JPH0714558A
JPH0714558A JP15467593A JP15467593A JPH0714558A JP H0714558 A JPH0714558 A JP H0714558A JP 15467593 A JP15467593 A JP 15467593A JP 15467593 A JP15467593 A JP 15467593A JP H0714558 A JPH0714558 A JP H0714558A
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wire
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fiber
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 作業工程の煩雑さを解消しながら、歩留まり
良好に高品質な電球用コイル繊條を容易に製造し得る製
造装置を提供する。 【構成】 コイル繊條用線材5を線材スプール21から供
給する線材供給機構本体、線材ガイド部7、一定方向に
進退移動可能な可動台4、線材の先端部を把持してコイ
ル繊條に巻装する回転ドラム13、これを間欠的に回転さ
せ線材をコイル繊條に巻装するタイミング駆動機構 11,
12、回転ドラムのコイル繊條部19先端側及び線材ガイド
部先端間に配置され、巻装・形成されたコイル繊條を線
材から切り離すコイル繊條切り離し機構20、可動台と回
転ドラムとコイル繊條切り離し機構を連動・制御する駆
動制御機構、線材供給機構本体が線材スプールからの線
材を挟着的に送り出す手段23、送り出し長さを制御する
制御手段、これを経た線材に一定の加重を加える加重体
27c、及びこの線材に所定の張力を付与する制動手段28
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電球用コイル繊條の製造
装置に係り、さらに詳しくはコイル繊條用線材の供給機
構を改良し、汎用性を持たせた電球用コイル繊條の製造
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タングステン製の線材(フィラメントワ
イヤー)を順次供給する手段(線材供給機構)と、供給
された線材をマンドレル(心線)の周面にヘリカルコイ
ル状に所定回数巻装してコイル部を形成した後、マンド
レルを引き抜きコイル繊條を形成する手段(コイル巻き
機構)とを具備する電球用コイル繊條の製造装置は、一
般的に電球用のマウント製作装置に併設(もしくは組み
込み)配置されている。図4は従来知られている電球用
コイル繊條の製造装置の要部構成を側面的に示したもの
で、線材供給機構およびコイル巻き機構は、次のように
それぞれ構成されている。
【0003】先ず、線材供給機構は、テーブル1面に垂
直配置された高さの調整が可能なスライダー支持体2、
このスライダー支持体2によって水平に支持・配置され
たスライダー3、このスライダー3にガイドされて一定
方向に進退移動する可動台4、この可動台4に装着・配
置されたコイル繊條形成用の線材5を巻装しているワイ
ヤボビン6、このワイヤボビン6から巻き戻される線材
5の先端部をコイル巻き機構に供給ガイトする線材(ワ
イヤー)ガイド部7などで構成されている。なお、前記
可動台4は、後述するコイル巻き機構の動作に同期し
て、所定の速度で所定の距離だけ、CLロット8によって
水平方向へ進退移動される。
【0004】ここで、ワイヤボビン6は、前記可動台4
に植設されたボビン支持体6aに、締め付けネジ6bにて回
転の制動が可能に固定・装着されたベアリング6cにて軸
支され、一体的に回転して巻装しているコイル繊條形成
用の線材5を巻き戻す構成を成している。そして、この
ワイヤボビン6には、所定長さのコイル繊條形成用の線
材5が巻装される。また、前記ワイヤーガイド部7は、
上面にワイヤー溝(図示せず)を下面にマンドレル溝
(図示せず)有し、そのマンドレル溝(図示せず)に嵌
合される後述するマンドレルを滑動的に保持する機能を
兼ねるとともに、かつ押え板(図示せず)を介してボル
ト7aの締め付けで、先端に内装したガイド板7bおよび前
記ガイド板7b側に送られる線材5を押さえる押さえロー
ル7cを具備し、かつ支軸7dを支点として先端部が上下動
するワイヤー押さえ部7eを装着した構成を成している。
そして、前記ガイド板7bのワイヤー溝側に挿通させたコ
イル繊條形成用の線材5は、その先端が数mm程度ワイヤ
ー溝から突出するように、コイル巻き機構の動作に同期
して進退移動する可動台4に従動的に順次供給される。
さらに、ワイヤー押さえ部7eを上下動する支点として作
用する支軸7dは、押さえレバー7fを介して、押さえロッ
ト7gにより固定・支持されている。
【0005】次に、コイル巻き機構は、前記のテーブル
1上に垂直配置された軸受け内装型の一対のプラケット
9a,9bによって回転可能に水平に支持された中空回転軸
10、その中空回転軸10に装着されたタイミングプーリー
11、このタイミングプーリー11に懸架されたタイミング
ベルト12を具備し、このタイミングベルト12によって、
図示されていないギヤー機構を備えた駆動手段により間
欠回転(回転・停止)を繰り返す構成を採っている。そ
して、前記中空回転軸10の先端には、ワイヤーガイド部
7に対向して、ワイヤーチャックを内蔵し、かつ一体回
転可能な回転ドラム13が装着配置されている。また、前
記回転ドラム13の前面に端部が当接するチャック開閉レ
バー14が配置されており、このチャック開閉レバー14は
支軸 14aを支点として、チャックロット 14bの上下動に
よって、回転ドラム13を軸方向に進退させると、回転ド
ラム13に内蔵されているワイヤーチャックが開閉して、
前記洗剤供給機構から供給されるコイル繊條形成用の線
材5の先端を挟着・解放する構成と成っている。
【0006】さらに、前記中空回転軸10および回転ドラ
ム13を貫挿し、後端面を当て板15に対接させたマンドレ
ルロッド16の先端部に装着されたマンドレル17が、回転
ドラム13の前面に突設・配置された構成を成している。
なお、前記マンドレル17は、後述するマンドレルロッド
16のワイヤーガイド部7側への前進時、前記ガイド板7c
のワイヤー溝(図示せず)に嵌合し、滑動・回転して所
要のコイル巻装を行う。一方、前記当て板15は、支軸 1
8aを支点としてストロークロッド 18bの上下動により、
水平方向に進退するストロークレバー 18cに装着された
ローラ 18dの当接で、マンドレルロッド16の進退移動を
制御する役割を成している。
【0007】一方、前記コイル巻き機構の回転・停止に
同期して、前記線材供給機構のワイヤーガイド部7が、
可動台4の後退移動に対応して後退しながら、線材5は
マンドレル17の周面に、ヘリカルコイル状に所定回数巻
装してコイル繊條部19を形成する。ここで、ヘリカル状
コイルを形成した後、前記ガイド板7cの先端部に予め配
置され、かつ前記コイル巻き機構の回転・停止などに同
期して駆動するワイヤー切断機構(手段)20によって供
給されてきた線材5を切り離すことにより、電球用コイ
ル繊條が得られることになる。なお、前記線材5のマン
ドレル17周面への、ヘリカルコイル状巻装に伴い線材5
は引っ張られ、ワイヤボビン6から順次引き出されなが
ら供給する形態を採ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の電球用コイ
ル繊條製造装置においては、コイル繊條用線材が線材供
給機構のワイヤーボビン6から、順次巻き戻されながら
(引き出されながら)供給される。そして、この線材5
の供給において、コイル繊條用線材の供給を容易に行う
ために、製造出荷の段階で整然と巻き付けてある大径
(大容量)のワイヤースプールから、小径(小容量)の
ワイヤーボビン6に巻き替え(巻き直し)、前記線材供
給機構に装着・使用している。
【0009】しかし、前記ワイヤーボビン6への巻き替
え(巻き直し)で、整然と巻くことが困難で線材の巻き
ムラや巻き交差などが発生し易く、またワイヤーボビン
6への巻き付け長さ(量)が多いとワイヤーボビン6の
回転が不安定になって、定常的なコイル繊條用線材の供
給達成に支障がある。つまり、コイル巻き機構に同期し
た間欠的な、コイル繊條用線材の供給を潤滑に達成し得
ないことになり易く、生産性が損なわれることになる。
【0010】さらに、前記ワイヤーボビン6の締め付け
ネジ6bを調整し、ベアリング6cの回転を制動してワイヤ
ーボビン6の回転の安定化を図っても、微調整が困難で
あるため、供給する線材5に加わる張力(バックテンシ
ョン)が不安定となって、コイル巻き機構でのコイリン
グの際に、線材5の切れ,コイルピッチのムラなどが生
じるという問題がある。つまり、製造装置の稼働率低
下,歩留まりの低下,品質の低下などの不都合を生じ易
いとともに、前記巻き替え工程や小径(小容量)のワイ
ヤーボビン6の着脱交換など作業の煩雑を伴うことにな
る。そして、これらの不都合な問題は、この電球用コイ
ル繊條の製造コストアップなどを必然的に招来すること
になり、由々しき問題として提起されているのが実状で
ある。
【0011】本発明は上記事情に対処してなされたもの
で、作業工程の煩雑さな解消しながら、歩留まり良好に
高品質な電球用コイル繊條を容易に製造し得る製造装置
の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電球用コイ
ル繊條の製造装置は、巻装されているコイル繊條用線材
を線材スプールから巻き戻し供給する線材供給機構本体
と、前記線材供給機構本体により供給される線材をガイ
ドする線材ガイド部を備え、かつ一定方向に進退移動可
能に設置された可動台と、前記可動台の進行方向に同軸
的に配置され、線材ガイド部でガイドされてくる線材の
先端部を把持するワイヤチャックおよびワイヤチャック
に先端部が把持された線材をコイル繊條に巻装するマン
ドレルを備えた回転ドラムと、前記回転ドラムを間欠的
に回転させ、線材をマンドレルにコイル繊條に巻装する
タイミング駆動機構と、前記回転ドラムのマンドレル先
端側および可動台の線材ガイド部先端間に配置され、マ
ンドレルに巻装・形成されたコイル繊條を線材から切り
離すコイル繊條切り離し機構と、前記可動台の進退,回
転ドラムの間欠的な回転およびコイル繊條切り離し機構
を連動・制御する駆動制御機構とを具備して成る電球用
コイル繊條の製造装置であって、前記線材供給機構本体
は、線材スプールから巻き戻される線材を挟着的に送り
出す線材送り出し手段、この線材送り出し手段により線
材の送り出し長さを制御する送り出し長さ制御手段、送
り出し長さ制御手段を経た線材に一定の加重を加える加
重体、および一定の加重を加えた線材に所定の張力を付
与する制動手段を具備した構成を成していることを特徴
とする。
【0013】すなわち、本発明に係る電球用コイル繊條
の製造装置は、線材供給機構本体の構成を大幅に改善し
て、大容量の線材スプールの装着を可能にし、この大容
量線材スプールから所要長さの線材を巻き戻しながら、
かつ一定の張力を加えて供給し得る構成を採ったことに
より、高品質の電球用コイル繊條を、煩雑な操作など要
せずに低コストで、歩留まり良好に製造し得るようにし
たものである。
【0014】
【作用】本発明においては、線材スプールから線材を、
一対のローラなどによって間欠的かつ挟着的に巻き戻し
・送り出す一方、この巻き戻し・送り出される線材の送
り出し長さを制御する。そして、この線材の送り出し長
さ制御は、送り出される線材に一定の加重を加えての線
材検知素子に対す接触および制御回路によって成され
る。つまり、線材スプールに巻装されている大容量の電
球コイル繊條用線材は、強制的に巻き戻されて一時的に
プールされた後、所定長さづつ間欠的に、かつ所要の張
力を加えられた状態で、コイリング領域に供給されるこ
とになる。
【0015】したがって、電球コイル繊條用線材の巻き
替え(巻き直し)も不要となり、巻きムラや巻き交差な
どの発生および不安定な供給など全面的に解消する一
方、電球コイル繊條用線材は安定した張力(バックテン
ション)が加わって供給されるので、コイル巻き機構で
のコイリングの際に、線材の切れ,コイルピッチのムラ
などの発生も容易・確実に回避される。換言すると、製
造装置の稼働率低下,歩留まりの低下,品質の低下など
生じる恐れもなくなるとともに、巻き替え工程や小径
(小容量)のワイヤーボビンの着脱交換など作業の煩雑
も全面的に除去されることになる。
【0016】
【実施例】以下図1〜図3を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0017】図1は本発明に係る電球用コイル繊條の製
造装置の要部構成を側面的に示したもので、基本的には
線材供給機構およびコイル巻き機構を具備しており、そ
の限りでは従来の製造装置と同様の構成を採っていると
いえるが、前記線材供給機構について構成の一部を大幅
に変更している点で特徴付けられる。
【0018】すなわち、線材供給機構は、テーブル1面
に垂直配置された高さの調整が可能なスライダー支持体
2、このスライダー支持体2によって水平に支持・配置
されたスライダー3、このスライダー3にガイドされて
一定方向に進退移動する可動台4、この可動台4に装着
・配置され、後述する線材スプール21から巻き戻し供給
され線材5の先端部をコイル巻き機構に、供給ガイトす
る線材(ワイヤー)ガイド部7などで構成されている。
なお、前記可動台4は、後述するコイル巻き機構の動作
に同期して、所定の速度で所定の距離だけ、CLロット8
によって水平方向へ進退移動される。
【0019】ここで、線材スプール21は、図2に側面的
に示すごとく、前記テーブル1上にほぼ垂直に植設(配
置)された平板型の支持基体22に、スプール支持体 21a
およびスプール支持軸 21bを介して設置されており、さ
らに線材スプール21は側面に当接配置された円板 21c
を、圧縮バネ 21dにより押圧することにより適度の回転
制動が加えられる構成を成している。また、前記平板型
の支持基体22上端側には、定軸位置で回転する金属製ロ
ーラ 23aおよび回転軸がスライダー 23bによって水平移
動可能に保持され自在回転するゴム製ローラ 23cが対を
成して挟着式の送りローラ23として機能する構成を具備
している。なお、前記スライダー 23bは、上下に配置し
た引っ張りバネ 23dにより、金属製ローラ 23aにゴム製
ローラ 23cを押当て、線材スプール21から巻き戻し供給
する線材5を挟着する構成を成している。
【0020】一方、前記平板型の支持基体22の下端側に
は、後述する線材の送り長さ制御手段で制御され、間欠
駆動するスピードコントロールモーター24が配置され、
かつ裏面(背面)導出された回転軸、および同じく裏面
(背面)導出された金属製ローラ 23aの回転軸には、そ
れぞれタイミングプーリ 25a, 25bを装着具備し、これ
らのタイミングプーリ 25a, 25b間に懸架されたタイミ
ングベルト 25cとで線材5の送り手段を形成している。
【0021】また、前記平板型の支持基体22と可動台4
との間には、線材の送り長さ制御手段および送り長さを
制御された線材5に張力を付与する制動手段28が配置さ
れている。ここで、送り長さ制御手段は、図3 (a)に側
面的に、図3 (b)に背面的に、さらに図3 (c)に上面的
にそれぞれ示すごとく、線材検知部26および荷重を加え
る加重機構27で構成されている。
【0022】先ず、線材検知部26は、線材5の通路を有
する絶縁性の端子支持体 26a、この端子支持体 26aに装
着・配置された一対の線材検知素子 26b, 26b′、この
線材検知子 26b, 26b′に対する入力端子に接続する制
御回路(図示せず)、たとえばオムロン社製のフロート
なしスイッチなどで構成されている。なお、前記制御回
路の出力端子は、前記スピードコントロールモーター24
の駆動スイッチ(図示せず)に接続しており、供給され
る線材5が線材検知素子 26b, 26b′のいずれかに接触
したとき、スピードコントロールモーター24の駆動スイ
ッチのON-OFF制御が可能となっている。次に、加重機構
27は、加重体支持体 27aによって、ほぼ垂直に保持・植
設された石英管製の4本の加重体ガイド体 27b、この加
重体ガイド体 27bに挟まれて上下方向に自在に移動可能
なセラミック製環状体(加重体)27cで構成されてお
り、供給される線材5が加重体 27cの加重を受けながら
挿通し、一定の張力付与の作用をなす。
【0023】さらに、前記送り長さ制御手段で、送り長
さを制御された線材5に張力を付与する制動手段28は、
テーブル1面上に設置された支持機構 28a、この支持機
構 28aの上端部に装着された周面にV溝を備えた案内ロ
ーラ 28b、この案内ローラ 28bを介して供給される線材
5を挟着的搬送する一対の制動ローラ 28c, 28c′、支
軸 28dを支点として上下方向に可動し、かつ一方の制動
ローラ 28cを支持する可動支持体 28e、および前記可動
支持体 28eに支持された制動ローラ 28cと制動ローラ 2
8c′との間の挟着・制動し、所要の張力を線材5に与え
るため、一対のピン 28f間に懸架された引っ張りバネ 2
8gで構成されている。そして、この制動手段28では、一
端側が加重体 27cの加重で張られた状態を成して供給さ
れる線材5に、前記一対の制動ローラ 28c, 28c′を挟
着的に制動・通過させる過程で、所要の張力(バックテ
ンション)を加えて、次段のワイヤーガイド部7に供給
されることになる。
【0024】次段のワイヤーガイド部7は、上面にワイ
ヤ溝を下面にマンドレル溝(いずれも図示せず)を有
し、そのマンドレル溝に嵌合される後述するマンドレル
を滑動的に保持する機能を兼ねるとともに、押さえ板を
介してボルト7aで締め付けて、先端部に内装したガイド
板7b、および前記ガイド板7c側に送られる線材5を押さ
える押さえロール7cを具備し、かつ支軸7dを支点として
先端部が上下動するワイヤー押さえ部7eを装着した構成
を成している。そして、前記ガイド板7bのワイヤー溝側
に挿通させたコイル繊條形成用の線材5は、その先端が
数mm程度ワイヤー溝から突出するように、コイル巻き機
構の動作に同期して進退移動する可動台4に従動的に順
次供給される。さらに、ワイヤー押さえ部7eを上下動す
る支点として作用する支軸7dは、押さえレバー7fを介し
て、押さえロット7gにより固定・支持されている。
【0025】次にコイル巻き機構は、前記のテーブル1
上に垂直配置された軸受け内装型の一対のプラケット9
a,9bによって回転可能に水平に支持された中空回転軸1
0、その中空回転軸10に装着されたタイミングプーリー1
1、このタイミングプーリー11に懸架されたタイミング
ベルト12を具備し、このタイミングベルト12によって、
図示されていないギヤー機構を備えた駆動手段により間
欠回転(回転・停止)を繰り返す構成を採っている。そ
して、前記中空回転軸10の先端には、ワイヤーガイド部
7に対向して、ワイヤーチャックを内蔵し、かつ一体回
転可能な回転ドラム13が装着配置されている。
【0026】また、前記回転ドラム13の前面に端部が当
接するチャック開閉レバー14が配置されており、このチ
ャック開閉レバー14は支軸 14aを支点として、チャック
ロット 14bの上下動によって、回転ドラム13を軸方向に
進退させると、回転ドラム13に内蔵されているワイヤー
チャックが開閉して、前記線材供給機構から供給される
コイル繊條形成用の線材5の先端を挟着・解放する構成
と成っている。さらに、前記中空回転軸10および回転ド
ラム13を貫挿し、後端面を当て板15に対接させたマンド
レルロッド16の先端部に装着されたマンドレル17が、回
転ドラム13の前面に突設・配置された構成を成してい
る。なお、前記マンドレル17は、後述するマンドレルロ
ッド16のワイヤーガイド部7側への前進時、前記ガイド
板7cのワイヤー溝(図示せず)に嵌合し、滑動・回転し
て所要のコイル巻装を行う。一方、前記当て板15は、支
軸 18aを支点としてストロークロッド 18bの上下動によ
り、水平方向に進退するストロークレバー 18cに装着さ
れたローラ 18dの当接で、マンドレルロッド16の進退移
動を制御する役割を成している。
【0027】一方、前記コイル巻き機構の回転・停止に
同期して、前記線材供給機構のワイヤーガイド部7が、
可動台4の後退移動に対応して後退しながら、線材5は
マンドレル17の周面に、ヘリカルコイル状に所定回数巻
装してコイル繊條部19を形成する。ここで、ヘリカル状
コイルを形成した後、前記ガイド板7cの先端部に予め配
置され、かつ前記コイル巻き機構の回転・停止などに同
期して駆動するワイヤー切断機構(手段)20によって供
給されてきた線材5を切り離すことにより、電球用コイ
ル繊條が得られることになる。なお、前記線材5のマン
ドレル17周面への、ヘリカルコイル状巻装に伴い線材5
は引っ張られ、線材スプール21から順次、間欠的に、か
つ所要のバックテンションが懸けられた状態で供給され
る形態を採ることになる。
【0028】なお、本発明は上記実施例の構成に限定さ
れるものでなく、本発明の主旨の範囲内での構成変更な
いし部品の変更などを行うことも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る電球用コイル繊條の製造装
置においては、線材スプールから線材を、一対のローラ
などによって間欠的かつ挟着的に巻き戻し・送り出す一
方、この巻き戻し・送り出される線材の送り出し長さを
制御する構成を採っている。つまり、線材スプールに巻
装されている大容量の電球コイル繊條用線材を、強制的
に巻き戻して一時的にプールした後、所定の長さづつ間
欠的に、かつ所要の張力を加えられた状態で、コイリン
グ領域に供給する構成を採っている。したがって、電球
コイル繊條用線材の巻き替え(巻き直し)も不要とな
り、巻きムラや巻き交差などの発生および不安定な供給
などが全面的に解消する一方、電球コイル繊條用線材は
安定した張力(バックテンション)が加わって供給され
るので、コイル巻き機構でのコイリングの際に、線材の
切れ,コイルピッチのムラなどの発生も容易・確実に回
避される。換言すると、製造装置の稼働率低下,歩留ま
りの低下,品質の低下など生じる恐れもなくなるととも
に、巻き替え工程や小径(小容量)のワイヤーボビンの
着脱交換など作業の煩雑も全面的に除去されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電球用コイル繊條の製造装置の要
部構成例を示す側面図。
【図2】本発明に係る電球用コイル繊條の製造装置の主
要部の構成例を示す側面図。
【図3】本発明に係る電球用コイル繊條の製造装置の主
要部を成す線材の送り出し長さ制御手段の構成例を示す
もので、 (a)は側面図、 (b)は背面図、 (c)は上面図。
【図4】従来の電球用コイル繊條の製造装置の要部構成
を示す側面図。
【符号の説明】
1…テーブル 2…スライダー支持体 3…スライ
ダー 4…可動台 5…電球コイル繊條用線材 6…ワイヤボビン 6a
…ボビン支持体 6b…締め付けネジ 6c…ベアリン
グ 7…線材(ワイヤ)ガイド部 7a…ボルト
7b…ガイド板 7c…押さえロール 7d, 14a, 18
a, 28d…支軸 7e…ワイヤ押さえ部 7f…押さえレバー 7g…押さ
えロット 8…CLロット 9a,9b…プラケット
10…中空回転軸 11, 25a, 25b…タイミングプーリ
12, 25c…タイミングベルト 13…回転ドラム
14…チャック開閉レバー 14b…チャックロッド
15…当て板 16…マンドレルロッド 17…マンドレル 18b…ストロークロッド 18c…
ストロークレバー 18d…ローラ 19…コイル繊條部 20…線材(ワイ
ヤ)切断手段 21…線材スプール 21a…スプール
支持体 21b…スプール支持軸 21c…円板 2
1d…圧縮バネ 22…平板型の支持基体 23…送りロ
ーラ 23a…金属製ローラ 23b…スライダー
23c…ゴム製ローラ 23d, 28g…引っ張りバネ
24…スピードコントロールモーター 26…線材検知部
26a…端子支持体 26b, 26b′…検知素子
26′…送り長さ制御手段 27…加重機構 27a…加
重支持体 27b…加重体ガイド 27c…環状加重体 28…制動手段 28a…支持機構 28b…案内ローラ
28c, 28c′…制動ローラ 28e…可動支持体
28f…ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻装されているコイル繊條用線材を線材
    スプールから巻き戻し供給する線材供給機構本体と、 前記線材供給機構本体により供給される線材をガイドす
    る線材ガイド部を備え、かつ一定方向に進退移動可能に
    設置された可動台と、 前記可動台の進行方向に同軸的に配置され、線材ガイド
    部でガイドされてくる線材の先端部を把持するワイヤチ
    ャックおよびワイヤチャックに先端部が把持された線材
    をコイル繊條に巻装するマンドレルを備えた回転ドラム
    と、 前記回転ドラムを間欠的に回転させ、マンドレルに線材
    をコイル繊條に巻装するタイミング駆動機構と、 前記回転ドラムのマンドレル先端側および可動台の線材
    ガイド部先端間に配置され、マンドレルに巻装・形成さ
    れたコイル繊條を線材から切り離すコイル繊條切り離し
    機構と、 前記可動台の進退,回転ドラムの間欠的な回転およびコ
    イル繊條切り離し機構を連動・制御する駆動制御機構と
    を具備して成る電球用コイル繊條の製造装置であって、 前記線材供給機構本体は、線材スプールから巻き戻され
    る線材を挟着的に送り出す線材送り出し手段、この線材
    送り出し手段により線材の送り出し長さを制御する送り
    出し長さ制御手段、送り出し長さ制御手段を経た線材に
    一定の加重を加える加重体、および一定の加重を加えた
    線材に所定の張力を付与する制動手段を具備した構成を
    成していることを特徴とする電球用コイル繊條の製造装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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