JPH07146193A - 多層間隙水圧測定装置 - Google Patents
多層間隙水圧測定装置Info
- Publication number
- JPH07146193A JPH07146193A JP32094493A JP32094493A JPH07146193A JP H07146193 A JPH07146193 A JP H07146193A JP 32094493 A JP32094493 A JP 32094493A JP 32094493 A JP32094493 A JP 32094493A JP H07146193 A JPH07146193 A JP H07146193A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water pressure
- water
- hydraulic pressure
- protection pipe
- pressure measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の滞水層の各の間隙水圧を1のボーリン
グ孔を用いるだけで、同時に測定することができる。し
かも、水圧センサは微細な土粒子による影響を受けるこ
となく、間隙水圧を正確に測定することができる。 【構成】 保護管1は複数の接続保護管体2及び歪測定
用パイプ12を複数の上側閉塞部材3と下側閉塞部材5
を用いて接続してある。保護管1内には上側閉塞部材3
と下側閉塞部材5とによって複数の水圧測定室4、4、
・・・が軸方向に離間して画成してある。各水圧測定室
4内には水圧センサ6が配設してある。各水圧測定室4
は保護管1に形成した導水孔8、8、・・・によってボ
ーリング孔Aと連通している。保護管1の外周面には導
水孔8の周囲に位置して毛状フィルタ部10が設けてあ
る。また、保護管1の外周面には各の水圧測定室4に連
通する複数の導水孔8を互いに遮断するための環状遮水
シール部11が軸方向に離間して設けてある。
グ孔を用いるだけで、同時に測定することができる。し
かも、水圧センサは微細な土粒子による影響を受けるこ
となく、間隙水圧を正確に測定することができる。 【構成】 保護管1は複数の接続保護管体2及び歪測定
用パイプ12を複数の上側閉塞部材3と下側閉塞部材5
を用いて接続してある。保護管1内には上側閉塞部材3
と下側閉塞部材5とによって複数の水圧測定室4、4、
・・・が軸方向に離間して画成してある。各水圧測定室
4内には水圧センサ6が配設してある。各水圧測定室4
は保護管1に形成した導水孔8、8、・・・によってボ
ーリング孔Aと連通している。保護管1の外周面には導
水孔8の周囲に位置して毛状フィルタ部10が設けてあ
る。また、保護管1の外周面には各の水圧測定室4に連
通する複数の導水孔8を互いに遮断するための環状遮水
シール部11が軸方向に離間して設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山崩、地滑り、地盤の
液状化等の現象を解析してその発生を予測し、或は防止
するのに必要な滞水層毎の間隙水圧を測定するための多
層間隙水圧測定装置に関する。
液状化等の現象を解析してその発生を予測し、或は防止
するのに必要な滞水層毎の間隙水圧を測定するための多
層間隙水圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地下水の水圧を測定する方法とし
ては、ボーリング孔内にストレーナ加工を施した管を挿
設し、該管内に水位計を挿入して水位を測定することに
より水圧を推定するキャサグランデ式水位測定法、或
は、ボーリング孔内に滯水層の位置までピエゾメータや
間隙水圧計を挿入し、その上下側をベントナイトのシー
ル材で封止する方法が知られている。
ては、ボーリング孔内にストレーナ加工を施した管を挿
設し、該管内に水位計を挿入して水位を測定することに
より水圧を推定するキャサグランデ式水位測定法、或
は、ボーリング孔内に滯水層の位置までピエゾメータや
間隙水圧計を挿入し、その上下側をベントナイトのシー
ル材で封止する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術のうちキャサグランデ式水位測定法は、地盤が不
均質で滞水層が複数ある場合には漏水によって合成され
た地下水位しか測定できないという欠点や、測定水位か
ら水圧を推定するために各滞水層毎の間隙水圧を正確に
測定することができないという欠点がある。
来技術のうちキャサグランデ式水位測定法は、地盤が不
均質で滞水層が複数ある場合には漏水によって合成され
た地下水位しか測定できないという欠点や、測定水位か
ら水圧を推定するために各滞水層毎の間隙水圧を正確に
測定することができないという欠点がある。
【0004】また、ボーリング孔内にピエゾメータや間
隙水圧計を挿入する方法は、各滞水層毎にボーリング孔
を設けなければならず、多額の経費がかかるという欠
点、間隙水圧計を裸のままで挿入するために故障の可能
性が高いという欠点、地盤の変動時にはシール材が対応
できずに孔内で漏水が生じ、正確な測定ができないとい
う欠点がある。
隙水圧計を挿入する方法は、各滞水層毎にボーリング孔
を設けなければならず、多額の経費がかかるという欠
点、間隙水圧計を裸のままで挿入するために故障の可能
性が高いという欠点、地盤の変動時にはシール材が対応
できずに孔内で漏水が生じ、正確な測定ができないとい
う欠点がある。
【0005】しかも、間隙水圧計のセンサは微細なメッ
シュ状保護フィルタで覆ってあるが、地中の空気が保護
フィルタの外面に気泡状に付着して空気膜を形成し易
く、また、保護フィルタのメッシュが微細な土粒子で目
詰りし易いため、正確な測定ができないという問題、更
には短期間しか測定できないという問題がある。
シュ状保護フィルタで覆ってあるが、地中の空気が保護
フィルタの外面に気泡状に付着して空気膜を形成し易
く、また、保護フィルタのメッシュが微細な土粒子で目
詰りし易いため、正確な測定ができないという問題、更
には短期間しか測定できないという問題がある。
【0006】また、間隙水圧は地滑り現象に関係してい
るが、地滑りを検知するための歪計と間隙水圧計を一体
に組付けた計測器は、従来提供されていない。このた
め、間隙水圧計と歪計は別個のボーリング孔を穿設して
設置しているのが実状であり、穿設作業に多くの費用を
要し、測定の準備に手数が掛るという問題点がある。
るが、地滑りを検知するための歪計と間隙水圧計を一体
に組付けた計測器は、従来提供されていない。このた
め、間隙水圧計と歪計は別個のボーリング孔を穿設して
設置しているのが実状であり、穿設作業に多くの費用を
要し、測定の準備に手数が掛るという問題点がある。
【0007】本発明は、上述した従来技術の欠点及び問
題点に鑑みなされたもので、多数の滞水層の各の間隙水
圧を一のボーリング孔を用いるだけで同時に測定するこ
とができ、しかも、気泡、土粒子による影響を受けるこ
となく正確な水圧測定ができる多層間隙水圧測定装置を
提供することを目的とする。
題点に鑑みなされたもので、多数の滞水層の各の間隙水
圧を一のボーリング孔を用いるだけで同時に測定するこ
とができ、しかも、気泡、土粒子による影響を受けるこ
となく正確な水圧測定ができる多層間隙水圧測定装置を
提供することを目的とする。
【0008】また、多層の間隙水圧と、地層の歪を一の
ボーリング孔を利用して測定することができる多層間隙
水圧測定装置を提供することを目的とする。
ボーリング孔を利用して測定することができる多層間隙
水圧測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本発明の手段は、ボーリング孔に挿設
する保護管と、該保護管内に軸方向に離間して配設さ
れ、該保護管内の軸方向に複数の水圧測定室を隔設する
複数の閉塞部材と、該複数の閉塞部材に設けられ、前記
複数の水圧測定室内にそれぞれ配設された水圧センサ
と、前記保護管に軸方向に離間して形成され、前記複数
の水圧測定室の各を前記ボーリング孔に連通させる複数
の導水孔と、該複数の導水孔の周囲に位置して前記保護
管の外周面に設けられた毛状フィルタ部と、前記複数の
水圧測定室の各に連通する前記複数の導水孔を互いに遮
断すべく前記ボーリング孔の孔壁に当接するように前記
保護管の外周面に軸方向に離間して設けられた環状遮水
シール部とからなる。
ために構成された本発明の手段は、ボーリング孔に挿設
する保護管と、該保護管内に軸方向に離間して配設さ
れ、該保護管内の軸方向に複数の水圧測定室を隔設する
複数の閉塞部材と、該複数の閉塞部材に設けられ、前記
複数の水圧測定室内にそれぞれ配設された水圧センサ
と、前記保護管に軸方向に離間して形成され、前記複数
の水圧測定室の各を前記ボーリング孔に連通させる複数
の導水孔と、該複数の導水孔の周囲に位置して前記保護
管の外周面に設けられた毛状フィルタ部と、前記複数の
水圧測定室の各に連通する前記複数の導水孔を互いに遮
断すべく前記ボーリング孔の孔壁に当接するように前記
保護管の外周面に軸方向に離間して設けられた環状遮水
シール部とからなる。
【0010】そして、前記保護管を複数の接続保護管体
から構成し、かつ、該複数の接続保護管体の間に複数の
歪測定用パイプを隔設するとよい。
から構成し、かつ、該複数の接続保護管体の間に複数の
歪測定用パイプを隔設するとよい。
【0011】
【作用】複数の水圧測定室の各に連通したは各導水孔は
環状遮水シール部によって他の滞水層から遮断してあ
り、一の滞水層の地下水は一の水圧測定室にのみ流入す
る結果、各水圧センサは各の滞水層毎の間隙水圧を測定
する。毛状フィルタ部は水圧によって屈曲し、導水孔か
ら水圧測定室に微細土粒子が侵入するのを阻止する。
環状遮水シール部によって他の滞水層から遮断してあ
り、一の滞水層の地下水は一の水圧測定室にのみ流入す
る結果、各水圧センサは各の滞水層毎の間隙水圧を測定
する。毛状フィルタ部は水圧によって屈曲し、導水孔か
ら水圧測定室に微細土粒子が侵入するのを阻止する。
【0012】保護管に離間して状態で一体に組込んだ歪
測定用パイプにより、多層に地滑り現象を間隙水圧の測
定と同時に測定することができる。
測定用パイプにより、多層に地滑り現象を間隙水圧の測
定と同時に測定することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。図において、1は地盤に穿設したボーリング孔Aに
挿設する保護管を示す。2、2、・・・は該保護管1を
構成する複数の接続保護管体を示し、該各接続保護管体
2は例えば塩化ビニル管の両端側内面に雌ねじ部2A、
2Aを形成したものからなっている。
る。図において、1は地盤に穿設したボーリング孔Aに
挿設する保護管を示す。2、2、・・・は該保護管1を
構成する複数の接続保護管体を示し、該各接続保護管体
2は例えば塩化ビニル管の両端側内面に雌ねじ部2A、
2Aを形成したものからなっている。
【0014】3、3、・・・は前記接続保護管体2、
2、・・・を軸方向に連結すると共に、各接続保護管体
2内に水圧測定室4を画成するための上側閉塞部材を示
す。該各上側閉塞部材3は合成樹脂製の円柱体からなっ
ており、その外周面には接続保護管体2の雌ねじ部2A
に螺合する雄ねじ部3Aが形成されると共に、中心には
段付き挿通孔3Bが形成され、その外周側には4個の挿
通孔3C、3C、・・・が形成してある。
2、・・・を軸方向に連結すると共に、各接続保護管体
2内に水圧測定室4を画成するための上側閉塞部材を示
す。該各上側閉塞部材3は合成樹脂製の円柱体からなっ
ており、その外周面には接続保護管体2の雌ねじ部2A
に螺合する雄ねじ部3Aが形成されると共に、中心には
段付き挿通孔3Bが形成され、その外周側には4個の挿
通孔3C、3C、・・・が形成してある。
【0015】他方、5、5、・・・は前記各上側閉塞部
材3に対向した状態で接続保護管体2、2、・・・を軸
方向に連結すると共に、水圧測定室4を画成する下側閉
塞部材を示す。該各下側閉塞部材5は上側閉塞部材3と
同材質の円柱体からなっており、外周面には接続保護管
体2の雌ねじ部2Aに螺合する雄ねじ部5Aが形成され
ると共に、中心及びその外周に5個の挿通孔5B、5
B、・・・が形成してある。
材3に対向した状態で接続保護管体2、2、・・・を軸
方向に連結すると共に、水圧測定室4を画成する下側閉
塞部材を示す。該各下側閉塞部材5は上側閉塞部材3と
同材質の円柱体からなっており、外周面には接続保護管
体2の雌ねじ部2Aに螺合する雄ねじ部5Aが形成され
ると共に、中心及びその外周に5個の挿通孔5B、5
B、・・・が形成してある。
【0016】6は水圧測定室4内に位置して上側閉塞部
材3の段付き挿通孔3Bに下向きに嵌着された水圧セン
サを示す。該水圧センサ6の信号線6Aは挿通孔3Bを
介して上方に伸長しており、信号線6Aの外周側はシー
ル剤を充填したシール部7で気液密に封止してある。
材3の段付き挿通孔3Bに下向きに嵌着された水圧セン
サを示す。該水圧センサ6の信号線6Aは挿通孔3Bを
介して上方に伸長しており、信号線6Aの外周側はシー
ル剤を充填したシール部7で気液密に封止してある。
【0017】8、8、・・・は水圧測定室4内に地下水
を導入するための導水孔を示す。該導水孔8、8、・・
・は孔径が2〜5mmの貫通孔からなっており、接続保
護管体2の管壁に軸方向に離間して十字方向に形成して
ある。
を導入するための導水孔を示す。該導水孔8、8、・・
・は孔径が2〜5mmの貫通孔からなっており、接続保
護管体2の管壁に軸方向に離間して十字方向に形成して
ある。
【0018】更に、9、9、・・・は水圧測定室4内の
空気を放出するための空気抜き孔を示し、該空気抜き孔
9、9、・・・は前記導水孔8より上方で、かつ水圧セ
ンサ6の近傍に位置するように、接続保護管体2の上端
側に径方向に形成してある。
空気を放出するための空気抜き孔を示し、該空気抜き孔
9、9、・・・は前記導水孔8より上方で、かつ水圧セ
ンサ6の近傍に位置するように、接続保護管体2の上端
側に径方向に形成してある。
【0019】10、10、・・・は保護管1の外周面に
軸方向に離間して設けられた毛状フィルター部を示す。
該各毛状フィルター部10は、長さ約4mm、太さ約1
2デニールの毛細管性パイルを電着手段を用いて植設し
たものからなっており、前記空気抜き孔9の上方から下
側の導水孔8の下方にかけて接続保護管体2の外周面に
略帯状に形成してある。
軸方向に離間して設けられた毛状フィルター部を示す。
該各毛状フィルター部10は、長さ約4mm、太さ約1
2デニールの毛細管性パイルを電着手段を用いて植設し
たものからなっており、前記空気抜き孔9の上方から下
側の導水孔8の下方にかけて接続保護管体2の外周面に
略帯状に形成してある。
【0020】11、11、・・・はボーリング孔Aの孔
壁と保護管1との間を閉塞する複数の環状遮水シール部
を示す。該環状遮水シール部11は一の水圧測定室4に
連通する導水孔8、8、・・・と他の水圧測定室4に連
通する導水孔8、8、・・・とを遮断すべく、保護管1
の外周面に軸方向に離間して配設してある。ここで、該
各環状遮水シール部11は、接続保護管体2の外周面に
取着した伸縮可能な合成樹脂製環状袋と、該環状袋に充
填した発泡性合成樹脂剤とから構成してあり、発泡性合
成樹脂を膨張させることによってボーリング孔Aの孔壁
に密接するようになっている。
壁と保護管1との間を閉塞する複数の環状遮水シール部
を示す。該環状遮水シール部11は一の水圧測定室4に
連通する導水孔8、8、・・・と他の水圧測定室4に連
通する導水孔8、8、・・・とを遮断すべく、保護管1
の外周面に軸方向に離間して配設してある。ここで、該
各環状遮水シール部11は、接続保護管体2の外周面に
取着した伸縮可能な合成樹脂製環状袋と、該環状袋に充
填した発泡性合成樹脂剤とから構成してあり、発泡性合
成樹脂を膨張させることによってボーリング孔Aの孔壁
に密接するようになっている。
【0021】更に、12、12、12は保護管1に組込
んだ歪測定用パイプを示す。該各歪測定用パイプ12は
接続保護管体2と同じ塩化ビニル製のパイプに歪センサ
を組付けたものからなっており、水圧センサ6が内設し
てある各接続保護管体2の軸方向上側に位置して接続保
護管体2、2との間に接続してある。そして、各歪測定
用パイプ12の信号線12Aは保護管1の外周面に沿っ
て地上に伸長させてある。
んだ歪測定用パイプを示す。該各歪測定用パイプ12は
接続保護管体2と同じ塩化ビニル製のパイプに歪センサ
を組付けたものからなっており、水圧センサ6が内設し
てある各接続保護管体2の軸方向上側に位置して接続保
護管体2、2との間に接続してある。そして、各歪測定
用パイプ12の信号線12Aは保護管1の外周面に沿っ
て地上に伸長させてある。
【0022】なお、図中13は地上に設置された自動測
定器で、該自動測定器13は各水圧センサ6と信号線6
Aを介し、また、各歪測定用パイプ12の歪計と信号線
12Aを介して接続されている。
定器で、該自動測定器13は各水圧センサ6と信号線6
Aを介し、また、各歪測定用パイプ12の歪計と信号線
12Aを介して接続されている。
【0023】本実施例装置は上述の構成からなるが、次
にその使用方法について説明する。先ず、地中にボーリ
ング孔Aを穿設し、滞水層B、C、Dの地上からの深さ
を測定した後、水圧測定室4の各が滞水層B、C、Dに
夫々位置するように複数の接続保護管体2、2、・・・
を上側閉塞部材3、3、・・・及び下側閉塞部材5、
5、・・・を用いて接続する。接続面にはグリスその他
のシール剤を塗布しておき、各滞水層B、C、Dの地下
水が他の水圧測定室4に浸入するのを防止するために遮
水性を高めておく。この際、各水圧測定室4に近接させ
て歪測定用パイプ12、12、12も一体的に組付けて
保護管1を構成する。
にその使用方法について説明する。先ず、地中にボーリ
ング孔Aを穿設し、滞水層B、C、Dの地上からの深さ
を測定した後、水圧測定室4の各が滞水層B、C、Dに
夫々位置するように複数の接続保護管体2、2、・・・
を上側閉塞部材3、3、・・・及び下側閉塞部材5、
5、・・・を用いて接続する。接続面にはグリスその他
のシール剤を塗布しておき、各滞水層B、C、Dの地下
水が他の水圧測定室4に浸入するのを防止するために遮
水性を高めておく。この際、各水圧測定室4に近接させ
て歪測定用パイプ12、12、12も一体的に組付けて
保護管1を構成する。
【0024】各上側閉塞部材3には段付き挿通孔3Bに
嵌着した状態で予め水圧センサ6を設け、水圧センサ6
の信号線6Aは上方に位置する各上側、下側閉塞部材
3.5の挿通孔3B、5Bを介して保護管1の上端側に
引出しておく。信号線6Aを挿通した挿通孔3B、5B
はシール剤を充填した封止部7により密封しておく。ま
た、各歪計の信号線12Aは保護管1の外周面に沿わせ
て上端側に引出しておく。
嵌着した状態で予め水圧センサ6を設け、水圧センサ6
の信号線6Aは上方に位置する各上側、下側閉塞部材
3.5の挿通孔3B、5Bを介して保護管1の上端側に
引出しておく。信号線6Aを挿通した挿通孔3B、5B
はシール剤を充填した封止部7により密封しておく。ま
た、各歪計の信号線12Aは保護管1の外周面に沿わせ
て上端側に引出しておく。
【0025】このようにして保護管1の組立てが完了し
たら、環状遮水シール部11を膨張させながら保護管1
をボーリング孔A内に挿設し、水圧センサ6、6、6の
各信号線6A及び歪計の各信号線12Aを自動測定器1
3に接続する。
たら、環状遮水シール部11を膨張させながら保護管1
をボーリング孔A内に挿設し、水圧センサ6、6、6の
各信号線6A及び歪計の各信号線12Aを自動測定器1
3に接続する。
【0026】かくして、保護管1内に画成された3個の
水圧測定室4、4、4の各は滞水層B、C、Dに夫々位
置した状態になると共に、上下一対の環状遮水シール部
11、11によって他の滞水層C、D、(D、B及び
B、C)から遮断された状態になる。この結果、滞水層
B、C、Dの各地下水は導水孔8、8、・・・を介して
連通する各の水圧測定室4内にのみ流入することになる
から、各水圧測定室4内の水圧センサ6は連通する滞水
層B、C、Dから流入する地下水の間隙水圧のみを測定
することができる。
水圧測定室4、4、4の各は滞水層B、C、Dに夫々位
置した状態になると共に、上下一対の環状遮水シール部
11、11によって他の滞水層C、D、(D、B及び
B、C)から遮断された状態になる。この結果、滞水層
B、C、Dの各地下水は導水孔8、8、・・・を介して
連通する各の水圧測定室4内にのみ流入することになる
から、各水圧測定室4内の水圧センサ6は連通する滞水
層B、C、Dから流入する地下水の間隙水圧のみを測定
することができる。
【0027】また、水圧測定室4への地下水の流入の
際、毛状フィルタ部10を構成するパイルが水圧によっ
て屈曲し、導水孔8の近傍のパイルが導水孔8をアーチ
状に覆う結果、地下水中に混入している微細な土粒子が
水圧測定室4内に侵入するのを阻止する。
際、毛状フィルタ部10を構成するパイルが水圧によっ
て屈曲し、導水孔8の近傍のパイルが導水孔8をアーチ
状に覆う結果、地下水中に混入している微細な土粒子が
水圧測定室4内に侵入するのを阻止する。
【0028】更に、滞水層B、C、D中の空気は地下水
と共に導水孔8を介して各水圧測定室4内に気泡となっ
て侵入し、水圧測定室4内上部に上昇するが、当該気泡
は水圧によって空気抜き孔9からボーリング孔Aへ排出
される結果、水圧センサ6の周囲に空気膜が形成されて
測定精度が低下するのを防止できる。
と共に導水孔8を介して各水圧測定室4内に気泡となっ
て侵入し、水圧測定室4内上部に上昇するが、当該気泡
は水圧によって空気抜き孔9からボーリング孔Aへ排出
される結果、水圧センサ6の周囲に空気膜が形成されて
測定精度が低下するのを防止できる。
【0029】叙上の如く、本実施例装置によれば複数の
滞水層B、C、Dの各地下水による間隙水圧を互に遮断
した状態で測定することができるが、更に、保護管1に
は複数の歪測定用パイプ12、12、12を組込んであ
るから、間隙水圧のみならず地滑り現象も同時に測定す
ることができる。
滞水層B、C、Dの各地下水による間隙水圧を互に遮断
した状態で測定することができるが、更に、保護管1に
は複数の歪測定用パイプ12、12、12を組込んであ
るから、間隙水圧のみならず地滑り現象も同時に測定す
ることができる。
【0030】なお、本実施例では保護管1を構成する接
続保護管体2及び歪測定用パイプ12に塩化ビニル製管
を用いたが、金属管を用いても良いものである。
続保護管体2及び歪測定用パイプ12に塩化ビニル製管
を用いたが、金属管を用いても良いものである。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)1本の保護管内に軸方向に離間して複数の水圧測
定室を画成し、該各水圧測定室内に水圧センサを配設す
る構成にしたから、1のボーリング孔を穿設するだけ
で、複数の滞水層における間隙水圧を同時に測定するこ
とが可能になり、測定作業の効率化を図ることができる
し、ボーリング孔穿設費用を大幅に低減することができ
る。
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)1本の保護管内に軸方向に離間して複数の水圧測
定室を画成し、該各水圧測定室内に水圧センサを配設す
る構成にしたから、1のボーリング孔を穿設するだけ
で、複数の滞水層における間隙水圧を同時に測定するこ
とが可能になり、測定作業の効率化を図ることができる
し、ボーリング孔穿設費用を大幅に低減することができ
る。
【0032】(2)導水孔を介して1の滞水層と通じる
水圧測定室は、環状遮水シール部によって他の滞水層と
遮断し、各滞水層間の地下水が混入して間隙水圧が変化
するのを防止するように構成したから、各の正確な間隙
水圧を測定することができる。
水圧測定室は、環状遮水シール部によって他の滞水層と
遮断し、各滞水層間の地下水が混入して間隙水圧が変化
するのを防止するように構成したから、各の正確な間隙
水圧を測定することができる。
【0033】(3)滞水層に通ずる導水孔の開口周囲に
毛状フィルタ部を設けることにより、地下水のみを通す
が微細な土粒子の流入は阻止するように構成したから、
水圧測定室内に土粒子が堆積するのを防止することがで
き、各間隙水圧を長期間に旦って正確に測定することが
できる。
毛状フィルタ部を設けることにより、地下水のみを通す
が微細な土粒子の流入は阻止するように構成したから、
水圧測定室内に土粒子が堆積するのを防止することがで
き、各間隙水圧を長期間に旦って正確に測定することが
できる。
【0034】(4)上記(1)乃至(3)に述べた如
く、本発明によれば複数の間隙水圧を同時に、正確に、
かつ、長期間に旦って測定することができるから、複数
の間隙水圧を定量的に判断することが可能になり、山崩
れ、地盤の液状化、地滑り等の災害の予知、災害対策工
法の研究、予防等に有益な情報を得ることが可能にな
る。
く、本発明によれば複数の間隙水圧を同時に、正確に、
かつ、長期間に旦って測定することができるから、複数
の間隙水圧を定量的に判断することが可能になり、山崩
れ、地盤の液状化、地滑り等の災害の予知、災害対策工
法の研究、予防等に有益な情報を得ることが可能にな
る。
【0035】(5)更に、保護管に複数の歪測定用パイ
プを組込むことにより、従来技術では不可能であった複
数の間隙水圧と地滑り現象の相関性を判断することが可
能になる。
プを組込むことにより、従来技術では不可能であった複
数の間隙水圧と地滑り現象の相関性を判断することが可
能になる。
【図1】本発明の実施例に係る多層間隙水圧測定装置を
一部を破断にして示す全体構成図である。
一部を破断にして示す全体構成図である。
【図2】図1中の矢示イ部拡大図である。
【図3】図2中のIIIーIII矢示方向断面図であ
る。
る。
【図4】図2中のIVーIV矢示方向断面図である。
1 保護管 2 接続保護管体 3、5 閉塞部材 4 水圧測定室 6 水圧センサ 8 導水孔 10 毛状フィルタ部 11 環状遮水シール部 A ボーリング孔
Claims (2)
- 【請求項1】 ボーリング孔に挿設する保護管と、該保
護管内に軸方向に離間して配設され、該保護管内の軸方
向に複数の水圧測定室を隔設する複数の閉塞部材と、該
複数の閉塞部材に設けられ、前記複数の水圧測定室内に
それぞれ配設された水圧センサと、前記保護管に軸方向
に離間して形成され、前記複数の水圧測定室の各を前記
ボーリング孔に連通させる複数の導水孔と、該複数の導
水孔の周囲に位置して前記保護管の外周面に設けられた
毛状フィルタ部と、前記複数の水圧測定室の各に連通す
る前記複数の導水孔を互いに遮断すべく前記ボーリング
孔の孔壁に当接するように前記保護管の外周面に軸方向
に離間して設けられた環状遮水シール部とから構成して
なる多層間隙水圧測定装置。 - 【請求項2】 前記保護管を複数の接続保護管体から構
成し、かつ、該複数の接続保護管体の間に複数の歪測定
用パイプを離間してある請求項1記載の多層間隙水圧測
定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32094493A JPH07146193A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 多層間隙水圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32094493A JPH07146193A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 多層間隙水圧測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07146193A true JPH07146193A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18127034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32094493A Pending JPH07146193A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 多層間隙水圧測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07146193A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008169622A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Toho Chisui Kk | 揚水試験方法と揚水試験装置 |
| JP2010243337A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Tobishima Corp | 多層帯水層の間隙水圧測定方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6193926A (ja) * | 1984-10-13 | 1986-05-12 | Toda Constr Co Ltd | 土圧・水圧の原位置測定装置 |
| JPH0497094A (ja) * | 1990-08-15 | 1992-03-30 | Pub Works Res Inst Ministry Of Constr | 特殊シール材層の形成による地盤内の間隙水圧測定方法 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP32094493A patent/JPH07146193A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6193926A (ja) * | 1984-10-13 | 1986-05-12 | Toda Constr Co Ltd | 土圧・水圧の原位置測定装置 |
| JPH0497094A (ja) * | 1990-08-15 | 1992-03-30 | Pub Works Res Inst Ministry Of Constr | 特殊シール材層の形成による地盤内の間隙水圧測定方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008169622A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Toho Chisui Kk | 揚水試験方法と揚水試験装置 |
| JP2010243337A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Tobishima Corp | 多層帯水層の間隙水圧測定方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7841405B2 (en) | Flexible borehole liner with diffusion barrier and method of use thereof | |
| US6865933B1 (en) | Multi-level monitoring well | |
| CN109060073B (zh) | 单孔观测岩溶山区双层地下水位装置及方法 | |
| US5481927A (en) | Vapor port and groundwater sampling well | |
| US5969242A (en) | Isobaric groundwater well | |
| JP5338064B2 (ja) | 井戸及び井戸内の地下水の酸化を防止する方法、並びに非常用井戸の構築方法及びその方法で構築された非常用井戸 | |
| US4861986A (en) | Tracer injection method | |
| CN111219183A (zh) | 一种水量水压探测装置 | |
| JP3451258B2 (ja) | 地下水の観測方法及び地下水の観測装置 | |
| US4282750A (en) | Process for measuring the formation water pressure within an oil layer in a dipping reservoir | |
| JPH07146193A (ja) | 多層間隙水圧測定装置 | |
| JP2002276277A (ja) | トンネル水平ボーリングにおける多点水圧測定方法 | |
| JP3975437B2 (ja) | 高圧気体貯蔵施設 | |
| JPH1082669A (ja) | 間隙水圧・歪み同時測定装置 | |
| JP4370669B2 (ja) | 地下水圧の測定方法 | |
| JPH07217362A (ja) | 多層地下帯水層の採水調査法及びその採水調査装置 | |
| JP2847127B2 (ja) | 多段式間隙水圧測定方法 | |
| GB1388016A (en) | Method and apparatus for determining the permeability characteristics of a porous or fissured medium especially of soils and of rocks | |
| JPH09317369A (ja) | 遮水用パッカー | |
| JP2586735B2 (ja) | 地下水の流向、流速の測定方法および測定装置 | |
| JP2788954B2 (ja) | 部分揚水試験法 | |
| JP4537978B2 (ja) | 地盤注入装置 | |
| JPS6125072A (ja) | 地下水流動測定装置 | |
| JP4379649B2 (ja) | 高圧気体貯蔵施設および高圧気体貯蔵施設における漏洩検知方法 | |
| JPH04237712A (ja) | 地盤の液状化検知装置及び検知方法 |