JPH071467Y2 - 水屋室付茶室建造物 - Google Patents
水屋室付茶室建造物Info
- Publication number
- JPH071467Y2 JPH071467Y2 JP5795590U JP5795590U JPH071467Y2 JP H071467 Y2 JPH071467 Y2 JP H071467Y2 JP 5795590 U JP5795590 U JP 5795590U JP 5795590 U JP5795590 U JP 5795590U JP H071467 Y2 JPH071467 Y2 JP H071467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- room
- tea
- mizuya
- utensils
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、茶室に対し、所謂次の間としての水屋室を
連接してなる水屋室付茶室建造物であって、特に、水屋
室側の機能性の向上を図った新規な構造の水屋室付茶室
建造物に関するものである。
連接してなる水屋室付茶室建造物であって、特に、水屋
室側の機能性の向上を図った新規な構造の水屋室付茶室
建造物に関するものである。
[従来の技術] 周知のように、従来の茶室建造物は、点前の動作を極端
に簡略化し、美化するという茶道の本質的思想に従っ
て、狭い空間を、畳床、明かりとりのための窓を備えた
壁面、変化性のある天井とによって仕切り、床の間を設
ける一方、畳床の一部に炉を切り、炉を挟んだ一方の壁
面側に客の出入り口としての躙口を設け、他方の壁面側
に主人の出入り口としての茶道口を設けたものとして伝
統的形態のもとに施工されてきている。この種の茶室建
造物は、茶室だけを単独に構築する場合と、所謂次の間
と称する水屋を備えた水屋室を前記茶道口を介して茶室
に連らねた水屋室付茶室建造物として構築する場合とが
ある。上記するいずれの場合にあっても、この種の茶室
建造物において、床の部分は畳を基調に設計してある。
特に、従来の水屋室付茶室建造物における水屋室は、伝
統的に畳床をもって構成されており、床面を部分的に中
板によって構成するような技術思想については、歴史的
にも学術的にも全く存在しないものであった。
に簡略化し、美化するという茶道の本質的思想に従っ
て、狭い空間を、畳床、明かりとりのための窓を備えた
壁面、変化性のある天井とによって仕切り、床の間を設
ける一方、畳床の一部に炉を切り、炉を挟んだ一方の壁
面側に客の出入り口としての躙口を設け、他方の壁面側
に主人の出入り口としての茶道口を設けたものとして伝
統的形態のもとに施工されてきている。この種の茶室建
造物は、茶室だけを単独に構築する場合と、所謂次の間
と称する水屋を備えた水屋室を前記茶道口を介して茶室
に連らねた水屋室付茶室建造物として構築する場合とが
ある。上記するいずれの場合にあっても、この種の茶室
建造物において、床の部分は畳を基調に設計してある。
特に、従来の水屋室付茶室建造物における水屋室は、伝
統的に畳床をもって構成されており、床面を部分的に中
板によって構成するような技術思想については、歴史的
にも学術的にも全く存在しないものであった。
[考案が解決しようとする課題] 上記するように、従来の茶室建造物は、伝統的に畳を基
調とする床を含むものとして設計されている。このよう
な畳床は、物のすわりが悪く、安定性に欠けるという難
点を有していた。すなわち、茶道では、高価な茶道具類
を多数使用しなければならず、時として、次の間である
狭い水屋室内での作業に際して、畳床上に上記茶道具類
を置かなければならないような場合があり、そのような
場合に上記高価な茶道具類を破損していまうという問題
を有していた。一方、従来の水屋室付茶室建造物におい
て、水屋室は、茶道具類を置いておくための水屋と称す
る棚部分を備えている。しかしながら、上記水屋は、高
価な茶道具類を長時間的に保管しておくための空間とし
ては適当なものではなかった。すなわち、上記水屋は、
開放的であり、外力が加わりやすく、しかもホコリ等が
進入しやすいものであって、高価な茶道具類の損傷等の
問題を有している。
調とする床を含むものとして設計されている。このよう
な畳床は、物のすわりが悪く、安定性に欠けるという難
点を有していた。すなわち、茶道では、高価な茶道具類
を多数使用しなければならず、時として、次の間である
狭い水屋室内での作業に際して、畳床上に上記茶道具類
を置かなければならないような場合があり、そのような
場合に上記高価な茶道具類を破損していまうという問題
を有していた。一方、従来の水屋室付茶室建造物におい
て、水屋室は、茶道具類を置いておくための水屋と称す
る棚部分を備えている。しかしながら、上記水屋は、高
価な茶道具類を長時間的に保管しておくための空間とし
ては適当なものではなかった。すなわち、上記水屋は、
開放的であり、外力が加わりやすく、しかもホコリ等が
進入しやすいものであって、高価な茶道具類の損傷等の
問題を有している。
そこで、この考案は、伝統的な狭い空間を利用し、簡素
な設計になる茶室に対し、必要に応じて伝統を打破して
も差し支えのない水屋室に着目し、水屋室の一部を改造
することによって、水屋室内においける作業性の向上、
並びに茶道具類の保護に有効に作用する水屋室付茶室建
造物を提供することにある。
な設計になる茶室に対し、必要に応じて伝統を打破して
も差し支えのない水屋室に着目し、水屋室の一部を改造
することによって、水屋室内においける作業性の向上、
並びに茶道具類の保護に有効に作用する水屋室付茶室建
造物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体
的には、畳床の一部に炉を切り、前記炉をはさんで一方
の壁面側に客の出入り口となる躙口を設け、他方の壁面
側に主人の出入り口となる茶道口を設けてなる茶室と、
前記茶室における茶道口を介して前記茶室に連なり、内
部に水屋を備えた水屋室とからなる水屋室付茶室建造物
において、 前記水屋室内における畳床の一部に、茶道具類を安定し
た状態で載置しておくことができるような中板を設ける
とともに、前記水屋室内における所望空間に茶道具類を
保管収容するための茶道具保管収容庫を設けた水屋室付
茶室建造物を構成する。
的には、畳床の一部に炉を切り、前記炉をはさんで一方
の壁面側に客の出入り口となる躙口を設け、他方の壁面
側に主人の出入り口となる茶道口を設けてなる茶室と、
前記茶室における茶道口を介して前記茶室に連なり、内
部に水屋を備えた水屋室とからなる水屋室付茶室建造物
において、 前記水屋室内における畳床の一部に、茶道具類を安定し
た状態で載置しておくことができるような中板を設ける
とともに、前記水屋室内における所望空間に茶道具類を
保管収容するための茶道具保管収容庫を設けた水屋室付
茶室建造物を構成する。
[実施例] 以下、この本考案になる水屋室付茶室建造物について、
図面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明す
る。
図面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に説明す
る。
この考案になる水屋室付茶室建造物(1)は、狭い空間
を利用した伝統的形態の茶室(2)と、所謂次の間とし
て機能する水屋室(3)とを連接したものからなってい
る。前記茶室(2)は畳床(4)、明かりとりのための
窓(6)を備えた複数の壁面(5)、変化性のある天井
(図示せず)等によって仕切られており、床面域の一部
に床の間(7)が設けてある。一方、壁面(5)には、
前記炉(8)を挟んで一方の側に客の出入り口としての
躙口(9)が設けてあり、他方の側に主人の出入り口と
しての茶道口(10)が設けてある。図に示す例におい
て、前記茶室(2)と前記水屋室(3)との間の壁面
(5)に給仕口(11)が設けてある。
を利用した伝統的形態の茶室(2)と、所謂次の間とし
て機能する水屋室(3)とを連接したものからなってい
る。前記茶室(2)は畳床(4)、明かりとりのための
窓(6)を備えた複数の壁面(5)、変化性のある天井
(図示せず)等によって仕切られており、床面域の一部
に床の間(7)が設けてある。一方、壁面(5)には、
前記炉(8)を挟んで一方の側に客の出入り口としての
躙口(9)が設けてあり、他方の側に主人の出入り口と
しての茶道口(10)が設けてある。図に示す例におい
て、前記茶室(2)と前記水屋室(3)との間の壁面
(5)に給仕口(11)が設けてある。
一方、前記水屋室(3)は、前記茶道口(10)及び給仕
口(11)を介して、前記茶室(2)に連なるように構築
されるものであり、畳床(12)、複数の壁面(13)、及
び天井(14)等によって仕切られている。前記水屋室
(3)は、玄関(15)、作業室(16)、棚状に構成した
水屋(17)、相伴席(18)、及び便所(19)等を備えて
いる。この考案において、前記作業室(16)と茶道口
(10)との間の畳床における適宜部所に中板(20)が設
けてある。前記中板(20)は、この考案において最も特
徴的なものであって、従来の水屋室付茶室建造物におけ
る水屋室の構成において、歴史的、学術的に全く存在し
ない構成のものである。前記中板(20)は、茶道具類を
安定した状態で置くことができるように構成されるもの
であり、表面が平坦な板を水平に設置したものからなっ
ている。前記中板(20)の大きさは、水屋室の規模に応
じて適宜設計されるものであり、図に示すような施工例
によれば、たとえば幅約42cm程度(1尺4寸)で、長さ
約180cm程度(1間)である。さらに、この考案におい
て、前記水屋室(3)内における所望空間に茶道具類を
保管収容するための茶道具保管収容庫(21)が設けてあ
る。図に示す実施例において、前記茶道具保管収容庫
(21)は、前記作業室(16)と相伴席(18)との間の空
間を利用して、前記作業室(16)側に引戸が位置するよ
うに設計されている。前記茶道具保管収容庫(21)は、
所謂茶箪笥形態のものであって、壁面に組み込む構造体
でなり、その内部は、高価な各種茶道具類を損傷なく長
時間的に保管収容しておくことができるようになってい
る。
口(11)を介して、前記茶室(2)に連なるように構築
されるものであり、畳床(12)、複数の壁面(13)、及
び天井(14)等によって仕切られている。前記水屋室
(3)は、玄関(15)、作業室(16)、棚状に構成した
水屋(17)、相伴席(18)、及び便所(19)等を備えて
いる。この考案において、前記作業室(16)と茶道口
(10)との間の畳床における適宜部所に中板(20)が設
けてある。前記中板(20)は、この考案において最も特
徴的なものであって、従来の水屋室付茶室建造物におけ
る水屋室の構成において、歴史的、学術的に全く存在し
ない構成のものである。前記中板(20)は、茶道具類を
安定した状態で置くことができるように構成されるもの
であり、表面が平坦な板を水平に設置したものからなっ
ている。前記中板(20)の大きさは、水屋室の規模に応
じて適宜設計されるものであり、図に示すような施工例
によれば、たとえば幅約42cm程度(1尺4寸)で、長さ
約180cm程度(1間)である。さらに、この考案におい
て、前記水屋室(3)内における所望空間に茶道具類を
保管収容するための茶道具保管収容庫(21)が設けてあ
る。図に示す実施例において、前記茶道具保管収容庫
(21)は、前記作業室(16)と相伴席(18)との間の空
間を利用して、前記作業室(16)側に引戸が位置するよ
うに設計されている。前記茶道具保管収容庫(21)は、
所謂茶箪笥形態のものであって、壁面に組み込む構造体
でなり、その内部は、高価な各種茶道具類を損傷なく長
時間的に保管収容しておくことができるようになってい
る。
[考案の効果] 以上の構成になるこの考案の水屋室付茶室建造物は、水
屋室内に、従来全く認めることができなかった中板構築
部分を取り入れた点において、茶室建造物として学術的
にも画期的なものといえる。
屋室内に、従来全く認めることができなかった中板構築
部分を取り入れた点において、茶室建造物として学術的
にも画期的なものといえる。
さらに、この考案の水屋室付建造物は、水屋室内に中板
を設けたことにより、水屋室内での点前準備作業に際し
て、茶道具類を床面上に置かなければならないような状
況において、前記中板上に当該茶道具類を安定した状態
で置くことができ、転倒等による茶道具類の破損を未然
に防ぎ得る点において有効に作用するものといえる。
を設けたことにより、水屋室内での点前準備作業に際し
て、茶道具類を床面上に置かなければならないような状
況において、前記中板上に当該茶道具類を安定した状態
で置くことができ、転倒等による茶道具類の破損を未然
に防ぎ得る点において有効に作用するものといえる。
さらに、この考案になる水屋室付茶室建造物は、水屋室
内に茶道具保管収容庫を設けたことにより、当該茶道具
類の長時間的な保管に際して、外力の影響、ホコリの進
入等を防ぎ、当該茶道具類を確実に保護し得る点におい
ても極めて有効に作用するものといえる。
内に茶道具保管収容庫を設けたことにより、当該茶道具
類の長時間的な保管に際して、外力の影響、ホコリの進
入等を防ぎ、当該茶道具類を確実に保護し得る点におい
ても極めて有効に作用するものといえる。
第1図は、この考案になる水屋室付茶室建造物の具体的
実施例を示す床平面図、 第2図は、第1図における矢印Aから見た水屋室の概略
的斜視図である。 (1)……水屋室付茶室建造物 (2)……茶室 (3)……水屋室 (4)……茶室畳床 (5)……壁面 (8)……炉 (9)……躙口 (10)……茶道口 (12)……水屋室畳床 (16)……作業室 (17)……水屋棚 (20)……中板 (21)……茶道具保管収容庫
実施例を示す床平面図、 第2図は、第1図における矢印Aから見た水屋室の概略
的斜視図である。 (1)……水屋室付茶室建造物 (2)……茶室 (3)……水屋室 (4)……茶室畳床 (5)……壁面 (8)……炉 (9)……躙口 (10)……茶道口 (12)……水屋室畳床 (16)……作業室 (17)……水屋棚 (20)……中板 (21)……茶道具保管収容庫
Claims (1)
- 【請求項1】畳床の一部に炉を切り、前記炉をはさんで
一方の壁面側に客の出入り口となる躙口を設け、他方の
壁面側に主人の出入り口となる茶道口を設けてなる茶室
と、前記茶室における茶道口を介して前記茶室に連な
り、内部に水屋を備えた水屋室とからなる水屋室付茶室
建造物において、 前記水屋室内における畳床の一部に、茶道具類を安定し
た状態で載置しておくことができるような中板を設ける
とともに、前記水屋室内における所望空間に茶道具類を
保管収容するための茶道具保管収容庫を設けたことを特
徴とする水屋室付茶室建造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5795590U JPH071467Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 水屋室付茶室建造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5795590U JPH071467Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 水屋室付茶室建造物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0416248U JPH0416248U (ja) | 1992-02-10 |
| JPH071467Y2 true JPH071467Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=31583135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5795590U Expired - Lifetime JPH071467Y2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 水屋室付茶室建造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071467Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015175121A (ja) * | 2014-03-13 | 2015-10-05 | 旭化成ホームズ株式会社 | 寝室 |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP5795590U patent/JPH071467Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0416248U (ja) | 1992-02-10 |
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