JPH07148062A - 省エネ、抗菌、防臭に優れたカーテン - Google Patents

省エネ、抗菌、防臭に優れたカーテン

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JPH07148062A
JPH07148062A JP32972693A JP32972693A JPH07148062A JP H07148062 A JPH07148062 A JP H07148062A JP 32972693 A JP32972693 A JP 32972693A JP 32972693 A JP32972693 A JP 32972693A JP H07148062 A JPH07148062 A JP H07148062A
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JP
Japan
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curtain
property
far
test
far infrared
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JP32972693A
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Toichi Kitamura
北村藤一
Sachiko Yamane
山根幸子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断熱性が優れていて冷暖房効果の良く、省エ
ネ、抗菌、防臭に優れたカーテンを提供する。 【構成】 本発明のカーテンは、比表面積が100〜2
00m2 /gの遠赤外線放射セラミックスが、カーテン
基材の表面に定着されている。カーテン基材に対する遠
赤外線放射セラミックスの好ましい定着量は、0.00
2〜0.01g/m2 程度である。尚、カーテン基材の
表面に遠赤外線放射セラミックスを定着させる際の定着
方法は特に限定されないが、溶液パッド法が好ましい。 【効果】 遠赤外線放射セラミックスが熱効率良く遠赤
外線を放射して熱を伝播することで優れた断熱性を示
し、冷暖房効果が良好なので省エネルギー対策に非常に
有用である。又、カーテンに必要とされる他の特性(洗
濯堅牢度、脱臭性、抗菌性等)にも優れており、実用性
の高い製品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、省エネ、抗菌、防臭に
優れたカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに、遠赤外線放射セラミックス
には、それが放射する電磁波が加熱対象物に当たると温
度上昇を引き起こす特性があることが知られており、遠
赤外線放射セラミックスの優れた特性を利用した種々の
製品が開発されてきている。ところで、住宅用等におい
て広く用いられているカーテンには、調光性、吸音性、
装飾性等の機能の他に断熱性の機能が要求されることが
あり、熱を遮断する目的には薄地のものよりも厚地のも
のの方が適しているが、従来のカーテンは表面が何ら処
理されていない布製のものが一般的なので、その断熱性
には限界がある。従って、エア・コンディショナー等を
用いて室内温度を一定温度に調整したとしても、室内温
度が外気の温度の影響を受けやすいために、この温度を
維持することが困難で、冷暖房効果が良くない。又、表
面が何ら処理されていない布製のカーテンは、抗菌性や
防臭性が良くない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
の問題点を解決し、省エネ、抗菌、防臭に優れていて冷
暖房効果の良いカーテンを提供することにある。本発明
者等は、遠赤外線放射セラミックスの遠赤外線放射性に
着目し、これを利用したカーテンを種々検討した結果、
非常に小さな粒径の遠赤外線放射セラミックスをカーテ
ン基材表面に化学的処理により定着して得たカーテン
が、遠赤外線を熱効率良く放射して熱を伝播し、優れた
冷暖房効果を示し、又、優れた抗菌性及び防臭性を有す
ることを見い出し、本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の省エネ、抗菌、
防臭に優れたカーテンは、比表面積が100〜200m
2 /gの遠赤外線放射セラミックスが、カーテン基材の
表面に定着されていることを特徴とする。
【0005】まず、本発明において、カーテン基材の表
面に定着される遠赤外線放射セラミックスは、従来から
微粒子とされていた比表面積が10〜20m2 /gであ
るもの(平均粒径が0.1μm程度のもの)よりも更に
細かい平均粒径、例えば0.001μm程度の平均粒径
を有するものであって、特に好ましくはアルミナ粒子を
縦方向に成長させ、既存のシリカ、アルミナ系粒子表面
をマスキングしたもので、その比表面積は100〜20
0m2 /gの範囲にある。このような遠赤外線放射セラ
ミックスは、電磁波の放射表面が大きく、表面活度が高
い上、表面の凹凸が大きく、粗面である。このために、
このような遠赤外線放射セラミックスは、カーテン基材
を構成する繊維間に入り易く、一端入ったものは脱離し
にくく、優れた遠赤外線放射セラミックスの特徴が発揮
される。
【0006】又、本発明のカーテンにおけるカーテン基
材は特にその種類等が限定されるものではなく、市販の
カーテン用布地であって良い。
【0007】尚、本発明のカーテンにあっては、前記の
カーテン基材の表面に、前記の比表面積を有する遠赤外
線放射セラミックスを定着する際の定着方法が特に限定
されるものではなく、バッチ式、連続式のいずれで実施
しても良いが、遠赤外線放射セラミックスが分散された
ポリマー溶液による溶液パッド法が好ましく、例えば、
水溶性アミノシリコンポリマーや親水性ポリエステル系
ポリマーの固形分に対して5重量%程度の遠赤外線放射
セラミックスを分散して得た溶液を用いる溶液パッド法
が挙げられる。一般に、本発明のカーテンでは、カーテ
ン基材に対して遠赤外線放射セラミックスが0.002
〜0.01g/m2 程度の量で定着されていることが好
ましく、特に0.005g/m2 前後が好ましい。
【0008】このような本発明のカーテンは、カーテン
基材の表面に定着された遠赤外線放射セラミックスによ
って、遠赤外線の特徴である放射による直接的な熱の伝
播により熱効率が非常に良く、これによって優れた冷暖
房効果を示し、省エネルギー対策に特に有用なものであ
る。又、本発明における遠赤外線放射セラミックスは、
一般の脱臭剤よりも優れた脱臭性を有するので、本発明
のカーテンには冷暖房効果だけでなく、部屋の臭気を取
り除く作用もある。
【0009】尚、前記の遠赤外線放射セラミックスを、
例えば水溶性アミノシリコンポリマーや親水性ポリエス
テル系ポリマー溶液に分散し、これを綿製のカーテン基
材に定着してなる本発明のカーテンにあっては、洗濯に
よる遠赤外線放射セラミックスの脱離がほとんど起こら
ないので良好な洗濯堅牢度を示し、遠赤外線放射強度の
低下が少ない。又、前記の遠赤外線放射セラミックスが
定着された本発明のカーテンは、ヒトの皮膚に対する刺
激もなく、遠赤外線放射セラミックス自体の毒性も認め
られないので、使用時の安全性の点でも問題のないもの
である。更に、本発明のカーテンには抗菌性があるとい
う利点もあり、繊維上の菌の増殖が抑制できる。
【0010】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。
【実施例】
(1)本発明のカーテンの製造例 本発明のカーテンを製造するにあたり、以下のポリマー
溶液(ポリマー溶液1及び2)を準備した。 ポリマー溶液1:水溶性アミノシリコンポリマー溶液 ポリマー溶液2:親水性ポリエーテル系ポリマー溶液 そして、上記のポリマー溶液1及び2における固形分に
対してそれぞれ5重量%の量に相当する遠赤外線放射セ
ラミックス(比表面積:100〜200m2 /g、株式
会社ミトンハウス製)を準備し、これを上記のポリマー
溶液1及び2中にそれぞれ均一に分散させて、定着液−
1及び−2を調製した。この定着液−1及び−2の性状
は、以下の表1に示す通りである。
【0011】
【表1】
【0012】一方、カーテン基材として綿ブロード40
#を準備し、これに上記の定着液−1及び−2を用い
て、以下の表2に記載される処理条件にて処理を行い、
本発明のカーテン(本発明品1及び2)を作製した。遠
赤外線放射セラミックスの定着量は、いずれも約0.0
05g/m2 であった。
【0013】(2)遠赤外線放射強度の測定 このようにして得られた本発明品1及び2について、7
〜20μmの波長の電磁波における Heat picker値を測
定した。この時の遠赤外線放射強度を、未処理のカーテ
ン基材(未処理品)のものと比較して、下記の表2に示
す。
【0014】
【表2】
【0015】表2の実験結果から、本発明品1及び2は
いずれも、未処理品に比べて遠赤外線放射強度が大き
く、特に測定温度が高い場合にその効果が顕著である。
又、本発明品1と2とを比較すると、定着液−1を用い
て得た本発明品1の方が遠赤外線放射強度が優れてい
た。
【0016】(3)洗濯による遠赤外線放射強度の変化
の測定 JIS L 0217(繊維製品の取扱いに関する表示記号及びそ
の表示方法)別表(1)洗い方(水洗い)の 103法に基づ
く洗濯試験によって、上記の本発明品1、2及び未処理
品について、洗濯回数0〜20回後における試料の、遠
赤外線放射強度を測定した。この実験結果を以下の表3
に示す。
【0017】
【表3】
【0018】表3の実験結果から、本発明品1及び2は
いずれも、洗濯を行うことによる遠赤外線放射強度の低
下が若干見られるが、洗濯回数20回後であっても未処
理品に比べて遠赤外線放射強度が大きいことが確認され
た。
【0019】(4)脱臭率の測定 本発明のカーテンにおける遠赤外線放射セラミックスの
脱臭率(対象ガス:NH3 )を測定し、市販の脱臭剤
(活性炭)のものと比較した。この測定結果を以下の表
4に示す。尚、この表4には無処理の基材シートの脱臭
率も併記した。
【0020】
【表4】
【0021】表4の測定結果から、本発明のカーテンに
おける遠赤外線放射セラミックスは、市販の脱臭剤及び
無処理の基材シートよりも脱臭率が高く、脱臭効果(防
臭効果)が優れたものであることがわかる。
【0022】(5)本発明のカーテンの、ヒトの皮膚に
対するクローズパッチテスト 試験に関する承諾を得た被験者20名(男性5名、女性
15名)を対象とし、前記の本発明のカーテン(本発明
品1及び2)を15×15mmの大きさに切断して上腕
部皮膚面に接着し、その上部からヒトパッチテスト用絆
創膏(リバテープ株式会社製)にて固定した。又、対照
物質としてパッチテスト用絆創膏円形布地部をブランク
とし、本発明のカーテンに並列して同皮膚面に接着し
た。そして、48時間後に絆創膏を取り除き、本発明の
カーテン及び対照物質負荷部の皮膚症状を肉眼的に観
察、評価した。負荷部の皮膚所見については、刺激症状
の有無(紅斑、浮腫、水疱)を確認し、日本パッチテス
ト研究会の基準により行った。ヒトの皮膚に対する48
時間のクローズパッチテストの結果、被験者20名全員
において刺激性反応は全く認められなかった。
【0023】(6)急性毒性試験 本発明のカーテンに定着されている遠赤外線放射セラミ
ックスについて、OECD化学物質毒性試験指針(1981
年)に準拠し、雄マウスにおける急性経口毒性を調査し
た。試験動物にはICR系マウス(日本エスエルシー株
式会社生産)を用い、4週齢にて導入し、約1週間予備
飼育を行い、健康に異常のないことを確認し、5週齢で
試験に使用した。試験動物は23±2℃、照明時間12
時間/日に設定した飼育室で、合成樹脂製ケージに動物
を無作為に10匹ずつ収容し、飼育した。飼料(マウ
ス、ラット用固形飼料)及び飲料水(水道水)は自由に
摂取させた。尚、試験液としては、本発明のカーテンに
定着されている遠赤外線放射セラミックスを200mg
/mlになるように綿実油に懸濁させたものを使用し
た。
【0024】(試験方法)試験動物は投与前約4時間よ
り絶食させた。1用量につき雄マウス10匹を用いた。
体重を測定した後、3,472 、4,167 及び 5,000mg/kg の
3用量(公比1.2)を設定し、マウス胃ゾンデを用い
て強制経口単回投与した。観察期間は14日間とし、投
与日は頻回観察を行い、翌日より1日1回の観察を行っ
た。投与後1週ごとに体重測定を行った。試験期間終了
時に動物を全て解剖し、異常の有無を肉眼的に検索し
た。その結果、すべての試験動物(雄マウス)におい
て、投与直後から臨床症状の異常は認められなかった。
又、投与後1週及び2週目の体重測定では、体重増加抑
制は認められず、死亡例及び死亡率に関しても観察期間
中に死亡例は認められなかった(いずれの投与量におい
ても、死亡率:0/10)。更に、観察終了後の剖検で
も、主要臓器の異常が認められなかった。
【0025】(7)抗菌性試験 シェークフラスコ法に従い、本発明品を10回洗濯した
もの、及び無処理品について抗菌性試験を行った。各測
定試料における減菌率を以下の表5に示す。
【0026】
【表5】
【0027】表5の実験結果から、本発明品は10回洗
濯を行った後においても一定の減菌率を示し、抗菌性を
有するものであることが確認された。
【0028】(8)変異原性試験 本発明のカーテンに定着されている遠赤外線放射セラミ
ックスの突然変異誘起性を調べるため、労働省告示第77
号(昭和63年9月1日)に準じ、Escherichiacoli WP2
uvr A株と Salmonella typhimurium TA100, TA1535, TA
98, TA1537 を用いて、代謝活性化法を含む復帰変異試
験(エームス試験)を行った。尚、試験に際しては、Nu
trient broth No.2 (OXOID) 10mlを分注したL字型試験
管に−80℃凍結保存菌株より各菌株を接種した。37℃で
10時間振とう培養し、得られた菌懸濁液を試験に用い
た。予備試験及び本試験ともに、前記遠赤外線放射セラ
ミックスを精秤し、ジメチルスルホキシドを加え、試験
管ミキサーによる攪拌を行い、50mg/ml の懸濁液を調製
し、これを試験原液としてジメチルスルホキシドを用い
て適宜希釈し試験に供した。試験濃度は、予備試験では
最高濃度を 5,000μg/平板に設定し、1,000 、500、100
、50及び10μg/平板の6段階で試験を実施した。又、
本試験では、予備試験の結果より、最高濃度を 5,000μ
g/平板に設定し、2,500 、1,250 、625 、313 び 156μ
g/平板の6段階で試験を実施した。
【0029】プレインキュベーション法にて試験を行
い、復帰突然変異により生じたコロニー数を算出した結
果、陽性対照として用いた 2-(2-フリル)-3-(5- ニトロ
-2- フリル) アクリルアミド、N-エチル-N'-ニトロ-N-
ニトロソグアニジン、9-アミノアクリジンでは、溶媒対
照と比較して著明な復帰変異コロニー数の増加が認めら
れた。これに対し、前記遠赤外線放射セラミックスにつ
いては、予備試験では、いずれの場合においても復帰変
異コロニー数の増加は認められなかった。又、いずれの
菌株においても生育阻害は認められなかった。従って、
本試験の最高濃度を 5,000μg/平板とし、公比2で6段
階の濃度を設定し、試験を実施した。本試験において
も、いずれの場合も陽性対照に比べ復帰変異コロニー数
の増加は認められなかった。このことから、本発明のカ
ーテンに定着されている遠赤外線放射セラミックスの突
然変異誘起性は陰性であることがわかった。
【0030】
【発明の効果】本発明のカーテンは、カーテン基材の表
面に定着された遠赤外線放射セラミックスが熱効率良く
遠赤外線を放射して熱を伝播することで優れた冷暖房効
果を有し、省エネルギー対策に非常に有用である。又、
本発明のカーテンは、遠赤外線放射特性が優れるだけで
なく、カーテンに必要とされる他の特性、例えば洗濯堅
牢度、脱臭性(防臭性)及び抗菌性等にも優れており、
実用性の高い製品である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比表面積が100〜200m2 /gの遠
    赤外線放射セラミックスが、カーテン基材の表面に定着
    されていることを特徴とする、省エネ、抗菌、防臭に優
    れたカーテン。
JP32972693A 1993-11-30 1993-11-30 省エネ、抗菌、防臭に優れたカーテン Pending JPH07148062A (ja)

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JP32972693A JPH07148062A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 省エネ、抗菌、防臭に優れたカーテン

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0465598A (ja) * 1990-07-05 1992-03-02 Toichi Kitamura 遠赤外線放射紙の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0465598A (ja) * 1990-07-05 1992-03-02 Toichi Kitamura 遠赤外線放射紙の製造方法

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