JPH0714837B2 - 遊離石灰を含む塩基性煉瓦の製造方法 - Google Patents

遊離石灰を含む塩基性煉瓦の製造方法

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JPH0714837B2
JPH0714837B2 JP3107976A JP10797691A JPH0714837B2 JP H0714837 B2 JPH0714837 B2 JP H0714837B2 JP 3107976 A JP3107976 A JP 3107976A JP 10797691 A JP10797691 A JP 10797691A JP H0714837 B2 JPH0714837 B2 JP H0714837B2
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洋 楠瀬
勲 劔持
徳一 山田
和志 徳永
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Yotai Refractories Co Ltd
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Yotai Refractories Co Ltd
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊離石灰を含む塩基性
煉瓦を歩留よく製造し、かつ工程を簡素化する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】遊離石灰(CaO)を含有する塩基性煉
瓦、例えばドロマイト系煉瓦、カルシア煉瓦等を製造す
るに当たっては、遊離石灰が水分を吸収して消化現象を
起こすため結合剤には水分を含有しない物を使用するこ
とが通例である。
【0003】従来、この種の煉瓦結合剤としては、水分
を含有しないピッチ、アスファルト、クマロン樹脂、ワ
ックス、アタクチックポリプロピレン、ポリエチレン等
が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の結合剤は、いずれも加熱混練が必要で、混練作業
中に上記結合剤が加熱されることにより揮発分が飛散
し、悪臭が発生したり皮膚等が炎症を起こしたりし作業
環境上好ましくないことが知られている。常温で混練す
る方法としては、結合剤としてタールの使用、ポリブテ
ンとアタクチックポリプロピレンを用いる方法(特公昭
57−27868号)、ポリブテンとアスファルトを用
いる方法(特公昭54−8868号)、重油とアスファ
ルトを用いる方法(特公昭53−44931号)等が提
案されているが、これらの方法では加熱に伴う問題点は
解消されているものの素地強度が低く、ハンドリングに
よる角欠け等製品歩留りの低下を生ずる。又、自硬性を
有する結合剤としてウレタン樹脂が使用されるが、温度
に対する硬化時間の影響は鋭敏で、夏期においては気温
が高く、硬化時間が短すぎるため使用できない欠点を有
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記欠点を解
消できる結合剤を見出したことによってなされたもので
あって、結合剤としてアルキレンカーボネートとポリイ
ソシアネートを使用することにより、常温で混練成形が
可能で、自硬性を有するため、乾燥なしで高い素地強度
を得ることができ、かつ外気温度が30℃を越すような
夏場においても2時間以上の充分なる可使時間を有し、
遊離石灰を含む煉瓦の製造が極めて容易にできる方法で
ある。
【0006】本発明は、ドロマイトクリンカー、マグド
ロクリンカー、マグカルシアクリンカー、カルシアクリ
ンカー等の遊離石灰を含み、消化現象を生ずる坏土原料
の1種又は2種以上と他の原料を組み合わせて製造する
煉瓦に適用できる。
【0007】本発明におけるアルキレンカーボネートと
しては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
トが使用できる。また、ボリイソシアネートとしては、
トリレンイソシアネート、メチレン−ビス−4−フェニ
ルイソシアネート、ヘキサメチレン−ジイソシアネー
ト、メチレン−ビス−シクロヘキシルイソシアネート及
びこれらの2量体、3量体等の1種又は2種以上を用い
ることができる。
【0008】本発明で結合剤として用いるアルキレンカ
ーボネートとポリイソシアネートの使用比率は、重量比
で7:1〜1:8である。その比率が7:1より大きい
とスレーキング抵抗性と素地強度が低下し、歩留りの低
下をもたらすため好ましくない。又、その比率が1:8
より小さいとスレーキング抵抗性はあるものの素地強度
が低下し、歩留りの低下をもたらすため好ましくない。
【0009】本発明の製造法では粒度調整した常温の原
料坏土配合物にアルキレンカーボネートとポリイソシア
ネートの混合液を1〜6重量%添加し常温で混練および
成型した生角を乾燥なしに一日放置した後不焼成煉瓦と
して製品化するか、又は焼成することにより焼成煉瓦と
して製品化することができる。アルキレンカーボネート
とポリイソシアネートは使用直前に混合したものを使用
してもよいし、又別々に原料坏土配合物に添加しても良
い。
【0010】
【実施例】実施例1〜4および比較例1〜4 粒度調整をしたマグネシアクリンカー60重量部とマグ
ドロクリンカー40重量部からなる原料配合物に結合剤
を添加し、常温で混練成型し、乾燥なしに一日放置した
後1650℃に焼成してドロマイト煉瓦を製造する方法
において、各種の結合剤の比較を行った。その結果を表
1に示す。
【0011】実施例1では結合剤としてメチレン−ビス
−4−フェニルイソシアネートとプロピレンカーボネー
トを原料配合物100重量部に対して各々1重量部ずつ
使用した。焼成後の亀裂発生もなく、95%以上の高い
製品歩留りを得た。
【0012】実施例2では結合剤としてエチレンカーボ
ネートとトリイソシアネートの混合物を原料配合物10
0重量部に対して4重量部の割合で使用した。焼成後亀
裂の発生なく、95%以上の高い製品歩留りを得た。
【0013】実施例3では結合剤としてプロピレンカー
ボネートとエチレンカーボネートの1:1の混合液1重
量部とヘキサメチレン−ジイソシアネートを2重量部を
原料配合物100重量部に対して使用した。焼成後は亀
裂の発生なく、95%以上の高い製品歩留りを得た。
【0014】実施例4では結合剤としてプロピレンカー
ボネートとメチレン−ビス−シクロヘキシルイソシアネ
ートとを原料配合物100重量部に対して各々2重量部
ずつ使用した。焼成後は亀裂の発生もなく、95%以上
の高い製品歩留りを得た。
【0015】比較例1では結合剤としてポリブテンとア
タクチックポリプロピレンの1:1の混合液を原料配合
物100重量部に対し3重量部使用した。素地強度は低
く、焼成後は亀裂や角欠けの発生多く、製品歩留りは6
0%であった。
【0016】比較例2では結合剤としてポリブテンとア
スファルトの1:1の混合液を原料配合物100重量部
に対し4重量部使用した。素地強度は低く、角欠けや亀
裂の発生がみられ、製品歩留りは70%と低かった。
【0017】比較例3では結合剤として重油とアスファ
ルトの6:4の混合物を原料配合物100重量部に対し
3重量部使用した。素地強度は低く、焼成後に角欠けや
亀裂の発生がみられ、製品歩留りは60%と低かった。
【0018】比較例4では結合剤としてウレタン樹脂を
使用するもので、ポリイソシアネートとポリオールの
1.5重量部ずつを原料配合物100重量部に対して使
用した。気温が30℃あり結合剤のイソシアネートとポ
リオールが混合されて30分経過後より硬化反応が進行
し、成形時の生角の充填は低くなった。焼成後生角の充
填の悪いものでは亀裂や変型や角欠けが多く、製品歩留
りは30%であった。
【0019】
【0020】実施例5〜10および比較例5〜8 粒度調整をしたマグネシアクリンカー30重量部とカル
シアクリンカー70重量部の原料配合物に、結合剤とし
てポリイソシアネートとアルキレンカーボネートの混合
物をその混合比を変えて使用した。充分混練の後成形
し、一日放置の後乾燥なしに焼成して製品を得た。但し
これらの混練成形時の外気温度は30〜33℃であっ
た。
【0021】実施例5〜10では結合剤のアルキレンカ
ーボネートとポリイソシアネートの混合比が7:1〜
1:8の範囲にあるもので、坏土の可使時間は2時間以
上で成形に問題なく、一日放置後の素地強度も高くスレ
ーキング抵抗性も強いことから、焼成後の製品歩留りも
95%以上の高い値を得た。
【0022】比較例5と6では結合剤のアルキレンカー
ボネートとポリイソシアネートの混合比が7:1より大
きい例で坏土の可使時間は長いものの一日放置後の素地
の強度も低く、かつスレーキング抵抗性も低いことか
ら、焼成後の製品歩留りは30%以下と低い結果で実用
に適しない。
【0023】比較例7と8ではアルキレンカーボネート
とポリイソシアネートの混合比が1:8より小さい例で
坏土の可使時間や素地のスレーキング抵抗性は良好であ
るが、素地強度が低く、焼成後の製品歩留りは60〜6
5%で実用に適さない。
【0024】また、実施例5〜10は一日放置後の素地
強度高くスレーキング抵抗性も大なることから、本発明
の結合剤を不焼成煉瓦としても利用できる。
【0025】
【0026】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、アルキレ
ンカーボネートとポリイソシアネートとを結合剤とし
て、遊離石灰を含む塩基性煉瓦を製造することにより、
常温で混練成形が可能で、自硬性を有するため乾燥せず
とも高い素地強度を得ることができる。その結果、亀裂
の発生も少なくなり、高い製品歩留りが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキレンカーボネートとポリイソシア
    ネートとを重量比で7:1〜1:8の比率で結合剤とし
    て常温状態の坏土に添加し、常温にて混練及び成形した
    後、乾燥なしに不焼成煉瓦とするか、もしくは乾燥なし
    に焼成して焼成煉瓦とすることを特徴とする遊離石灰を
    含む塩基性煉瓦の製造方法。
JP3107976A 1991-05-14 1991-05-14 遊離石灰を含む塩基性煉瓦の製造方法 Expired - Lifetime JPH0714837B2 (ja)

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JPH04338157A JPH04338157A (ja) 1992-11-25
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CZ302139B6 (cs) * 2008-10-23 2010-11-10 Claylab S.R.O. Nepálená hlína stabilizovaná polymery
JP2011026170A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Kubota Corp 窯業製品の製造方法及び素地材

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