JPH07149010A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07149010A
JPH07149010A JP5297641A JP29764193A JPH07149010A JP H07149010 A JPH07149010 A JP H07149010A JP 5297641 A JP5297641 A JP 5297641A JP 29764193 A JP29764193 A JP 29764193A JP H07149010 A JPH07149010 A JP H07149010A
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JP
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paper
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JP5297641A
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Nobuaki Endo
信明 遠藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字開始に先立って用紙をプレフィードし、
これを所定箇所で一旦停止させて待機させた後、印字箇
所に給送するような場合に、待機時間を比較的短くでき
るようにする。 【構成】 ホストコンピュータから画像形成装置に対し
て用紙のプレフィードを開始させるためのプレフィード
指令が時刻t11に到来すると、これから第1の時間T1
が経過した後にプレフィードが開始される。用紙は、こ
の後、時間T11経過後にレジストローラの箇所に到達
し、一時停止状態となる。そして、ホストコンピュータ
から印字開始指令が時刻t14に到来すると、これから第
2の時間T2が経過したときにレジストローラが回転
し、用紙のフィードが再開される。プレフィード指令か
ら第1の時間T1 経過後にプレフィードが行われるの
で、待機時間の短縮化が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホストコンピュータ等の
画像情報源から送られてくるビットマップデータ等の印
字データを用いて画像の形成を行う画像形成装置に係わ
り、特に印字開始前にカセットトレイ等の用紙供給源か
ら用紙を予め送り出して印字に要する時間の短縮を図っ
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種のホストコンピュータでは、印字
を行う文字や図形等の画像データをその内部でビットマ
ップデータに展開し、これを印字データとしてレーザプ
リンタ等の画像形成装置に送り画像の形成を行わせるよ
うになっている。このような画像形成装置の多くは、画
像の形成のためにゼログラフィによる記録方法を採用し
ている。ゼログラフィによる記録方法を採用した画像形
成装置は、インパクトタイプのプリンタに比べて音が静
かで普通紙に対して鮮明な画像を再現できるという特徴
をもっている。
【0003】図8は、このような画像形成装置の一例に
ついてその構成の概要を表わしたものである。この画像
形成装置は静電潜像の形成を行う感光体として感光体ド
ラム11を使用している。感光体ドラム11の周囲に
は、ドラム表面に一様な電荷を付与するためのチャージ
コロトロン12や、静電潜像の現像を行う現像装置13
や、現像によって作成されたトナー像を用紙14に転写
するトランスファコロトロン15や、転写されずに残っ
たトナーを感光体ドラム11の表面から除去するための
クリーニング装置16が配置されている。チャージコロ
トロン12と現像装置13の間に位置するドラム表面
は、半導体レーザ17から画像データに応じて出力され
たレーザビーム18がfθレンズやポリゴンミラー等か
ら構成される光学系19によって走査され、前記した静
電潜像の形成が行われるようになっている。
【0004】このような画像形成装置には、1または複
数の用紙カセット(図では単純のために1つのみを示し
ている。)21が用紙供給源としてセットされるように
なっていることが通常である。用紙カセット21内に積
層された所定サイズの用紙14は送りローラ22によっ
て1枚ずつ送り出され、レジストローラ23を通過して
感光体ドラム11とトランスファコロトロン15の間を
通過する。このとき、トナー像が用紙14に転写される
ことになる。トナー像の転写された用紙14はその後、
ヒートローラ24とプレッシャローラ25の間を通過
し、熱定着が行われる。この後、図示しない排出トレイ
上に排出されことになる。この図で矢印26は、感光体
ドラム11が定速で回転する際の回転方向を示してい
る。
【0005】一般に画像形成装置では、用紙カセット2
1から送り出された用紙14がトランスファコロトロン
15の直上を通過するまでの搬送路の長さよりも、光学
系19による感光体ドラム11上の露光位置からトラン
スファコロトロン15によるトナー像の転写位置までの
ドラム表面に沿った長さの方が短い場合が多い。特に、
用紙カセット21が複数配置されている画像形成装置の
場合には、搬送路が複雑化し長くなっている場合が多い
ので、この関係が成立する傾向が強い。このような関係
を持った画像形成装置では、感光体ドラム11上でレー
ザビーム18の照射を開始する段階で用紙カセット21
から用紙14を送り出したのでは、用紙14の先端から
トナー像の転写を行うことができない。
【0006】そこで、従来からこのような画像形成装置
では、印字が開始するのを見込んで、用紙カセット21
から用紙14を先に送り出し、用紙14の先端がレジス
トローラ23まで到達した段階でその搬送を一時的に停
止させるようになっている。そして、感光体ドラム11
上にレーザビーム18の照射が開始された後の所定のタ
イミングでレジストローラ23の回転を開始させ、用紙
14の先端がトランスファコロトロン15のちょうど直
上の位置まで到達したときに、感光体ドラム11上の画
像の開始位置がこれにちょうど一致するようにしてい
る。
【0007】図9は、用紙の先端に画像の先端を位置決
めするこのような画像のレジストレーションを可能にす
るためにホストコンピュータ側と画像形成装置の行った
制御の内容を説明するためのものである。図で横軸は時
間の経過を表わしている。ホストコンピュータは印字デ
ータの調整がある程度進行した時刻t1 にプリンタに対
してプレフィード指令を送出する。プリンタではプレフ
ィード指令を受信すると、図8に示した所定の用紙カセ
ット21から用紙14の送り出しを行う。用紙14は時
間T11が経過した時刻t2 にその先端がレジストローラ
23の所にまで搬送され、ここで待機状態となる。ホス
トコンピュータでは、各種のプリンタにおけるレジスト
ローラまでの搬送距離や搬送速度を考慮して時間T11
ある程度の余裕時間を加え、これが経過した後の所定の
時刻t3 に印字開始指令を出力する。
【0008】プリンタは印字開始指令を受信すると、感
光体ドラム11上に画像の形成を開始すると共に、前記
した所定のタイミングで時刻t4 にレジストローラ23
の回転を開始させる。これにより、用紙14の先端がト
ランスファコロトロン15のちょうど直上の位置まで到
達したときに、感光体ドラム11上のその用紙に対応し
たトナー像の転写が開始されることになる。
【0009】従来の画像形成装置では、このようにプレ
フィード指令を受信した時点で用紙のプレフィードを開
始させ、印字開始指令を受信した時点で印字を開始させ
るようになっていた。このため、用紙14はその先端が
時刻t2 にレジストローラ23に到達した後、時刻t4
にレジストローラ23が回転を開始するまでの時間T 12
だけ待機状態に保持されることになった。この待機状態
の間は印字開始指令がいつでも到来する可能性がある。
そこで、印字に即時に対応できるようにするため、従来
の画像形成装置ではレジストローラ23に用紙14の先
端が到来した時点から感光体ドラム11の回転を開始さ
せるようになっており、またチャージコロトロン12の
放電や光学系19のポリゴンミラーの回転等の他の印字
準備作業も同時に開始するようになっていた。
【0010】このため、従来のこのような画像形成装置
では感光体ドラム11が印字に必要な時間以外の時間で
も露光され現像されることになり、その寿命を低下させ
る原因となった。他の回路部品についても同様であっ
た。また、用紙14はその先端がレジストローラ23の
箇所でループを描いた状態で待機させられるので、長時
間この状態が継続すると、先端部分にこのループ形状の
癖が付くことがあった。この場合には、用紙14の搬送
や印字終了後の保存に悪影響を及ぼすことがあった。
【0011】そこで、このような問題点を解決するため
に、特開平4−29256号公報に記載された画像形成
装置では、図9に示したプレフィード指令があってから
印字開始指令が到来するまでの時間を測定し、これが通
常予想される時間の範囲を越えたときには、ホストコン
ピュータ自身あるいはホストコンピュータとの通信に何
らかの障害が発生したものとしてプリント動作を中止す
ることにしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリント動
作を中止したときに、一度レジストローラ23まで送り
出した用紙14を用紙カセット21まで逆向きに搬送し
て戻すことは実際上不可能である。そこで、この提案の
装置では途中まで送り出したその用紙14を、白紙の状
態で搬送させ前記した排出トレイに排出することになっ
た。搬送路を一度通過した用紙14は、しわが発生した
りジャム(紙詰まり)になるおそれが高いので、印字の
ために再使用しないことが多い。したがって用紙に無駄
が生じるだけでなく、ホストコンピュータ側が画像の処
理を進行させている状態でプリント動作を中止したよう
な場合には、その作業が無駄になり、最初から通信を開
始しなければならなくなるといった問題があった。
【0013】そこで本発明の目的は、印字開始に先立っ
て用紙をプレフィードし、これを所定箇所で一旦停止さ
せて待機させた後、印字箇所に給送するような場合に、
待機時間を比較的短くすることのできる画像形成装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)画像データの送信に先立って用紙の搬送の開
始を指示するためのプレフィード指令が送られてきたと
きこれを受信するプレフィード指令受信手段と、(ロ)
プレフィード指令の送出側からこの送出後に同一の画像
データに対する印字の開始を指示するための印字開始指
令が送られてきたときこれを受信する印字開始指令受信
手段と、(ハ)プレフィード指令受信手段がプレフィー
ド指令を受信してから所定の第1の時間を計時する第1
の計時手段と、(ニ)この第1の計時手段が第1の時間
を計時した時点あるいは印字開始指令が受信される時点
のいずれか早い方の時点で用紙をその供給源から送り出
させる用紙搬送開始制御手段と、(ホ)この用紙搬送開
始制御手段によって搬送を開始された用紙を印字箇所の
手前の所定の位置で一時的に停止させる用紙一時的搬送
停止手段と、(ヘ)印字開始指令受信手段が印字開始指
令を受信してから他の所定の第2の時間を計時する第2
の計時手段と、(ト)この第2の計時手段が第2の時間
を計時した時点で用紙一時的搬送停止手段の搬送停止を
解除して用紙を印字箇所に送出する用紙搬送再開手段と
を画像形成装置に具備させる。
【0015】すなわち請求項1記載の発明では、ホスト
コンピュータ等の画像情報源からプレフィード指令が送
られてきた場合に、これから第1の時間を計時し、この
計時終了時刻と画像情報源から送られてくる印字開始指
令との間の早い時刻の方で用紙をその供給源から送り出
すようにしている。これにより、プレフィード指令が到
来していた時点から直ちに用紙の送り出しを開始してい
た従来に比べて用紙一時的搬送停止手段で用紙が待機す
る時間が少なくなる。用紙一時的搬送停止手段によって
搬送を一時的に停止された用紙は、印字開始指令を受信
してから他の所定の第2の時間が経過した時点にその送
り出しを再開されることになる。
【0016】請求項2記載の発明では、(イ)画像デー
タの送信に先立って用紙の搬送の開始を指示するための
プレフィード指令が送られてきたときこれを受信するプ
レフィード指令受信手段と、(ロ)プレフィード指令の
送出側からこの送出後に同一の画像データに対する印字
の開始を指示するための印字開始指令が送られてきたと
きこれを受信する印字開始指令受信手段と、(ハ)画像
データの送信に先立って予め複数用意された時間長の第
1の時間の候補の中から1つを選択するための選択情報
を受信する選択情報受信手段と、(ニ)この選択情報を
用いて第1の時間を選択する第1の時間選択手段と、
(ホ)この第1の時間選択手段の選択した第1の時間を
プレフィード指令受信手段がプレフィード指令を受信し
てから計時する第1の計時手段と、(ヘ)この第1の計
時手段が第1の時間を計時した時点あるいは印字開始指
令が受信される時点のいずれか早い方の時点で用紙をそ
の供給源から送り出させる用紙搬送開始制御手段と、
(ト)この用紙搬送開始制御手段によって搬送を開始さ
れた用紙を印字箇所の手前の所定の位置で一時的に停止
させる用紙一時的搬送停止手段と、(チ)印字開始指令
受信手段が印字開始指令を受信してから第2の時間を計
時する第2の計時手段と、(リ)この第2の計時手段が
第2の時間を計時した時点で用紙一時的搬送停止手段の
搬送停止を解除して用紙を印字箇所に送出する用紙搬送
再開手段とを画像形成装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項2記載の発明では、ホスト
コンピュータ等の画像情報源からプレフィード指令が送
られてきた場合に、これから第1の時間を計時し、この
計時終了時刻と画像情報源から送られてくる印字開始指
令との間の早い時刻の方で用紙をその供給源から送り出
すようにしている。ここで第1の時間については画像形
成装置側に予め複数の候補が用意されており、選択情報
受信手段がこれらの中の1つを選択するための情報を受
信するようになっている。これにより、プレフィード指
令が到来していた時点から直ちに用紙の送り出しを開始
していた従来に比べて用紙一時的搬送停止手段で用紙が
待機する時間が少なくなるばかりでなく、ホストコンピ
ュータ等の画像情報源等の状況に応じて第1の時間を最
適なものに設定でき、それだけ待機時間の無駄を少なく
することができる。この請求項2記載の発明でも、用紙
一時的搬送停止手段によって搬送を一時的に停止された
用紙は、印字開始指令を受信してから他の所定の第2の
時間が経過した時点にその送り出しを再開される。
【0018】請求項3記載の発明では、(イ)画像デー
タの送信に先立って用紙の搬送の開始を指示するための
プレフィード指令が送られてきたときこれを受信するプ
レフィード指令受信手段と、(ロ)プレフィード指令の
送出側からこの送出後に同一の画像データに対する印字
の開始を指示するための印字開始指令が送られてきたと
きこれを受信する印字開始指令受信手段と、(ハ)印字
開始指令受信手段が印字開始指令を受信してから第2の
時間を計時する第2の計時手段と、(ニ)プレフィード
指令受信手段がプレフィード指令を受信してから印字開
始指令が受信されるまでの時間としての第3の時間を画
像データごとに計測する第3の時間計時手段と、(ホ)
この第3の時間計時手段の計時した過去の時間を基にし
てプレフィード指令受信手段がプレフィード指令を受信
してから印字開始指令が受信されるまでの時間を予測す
る予測手段と、(ヘ)この予測手段の予測結果に基づい
てプレフィード指令受信手段がプレフィード指令を受信
してから用紙をその供給源から送り出させるタイミング
を設定する用紙搬送開始制御手段と、(ト)この用紙搬
送開始制御手段によって搬送を開始された用紙を印字箇
所の手前の所定の位置で一時的に停止させる用紙一時的
搬送停止手段と、(チ)第2の計時手段が第2の時間を
計時した時点で用紙一時的搬送停止手段の搬送停止を解
除して用紙を印字箇所に送出する用紙搬送再開手段とを
画像形成装置に具備させる。
【0019】すなわち請求項3記載の発明では、プレフ
ィード指令を受信してから印字開始指令が受信されるま
での時間を画像データごとに第3の時間として計時さ
せ、これらの過去のデータを基にして今回の印字作業に
おける第3の時間の予測を行うようにしている。そし
て、予測手段の予測結果に基づいてプレフィード指令受
信手段がプレフィード指令を受信してから用紙をその供
給源から送り出させるタイミングを設定するようにして
いる。これにより、ホストコンピュータ等の画像情報源
が画像形成装置に対して用紙の給送タイミングに関する
情報を伝達しなくても、画像形成装置側でこのタイミン
グを調整することができる。
【0020】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例における画像形成
装置の回路構成の要部を表わしたものである。なお、こ
の画像形成装置の機械的な構成は図8と同様であり、本
実施例でもこの図をそのまま使用することにする。本実
施例の画像形成装置は装置各部の制御を行うためのCP
U(中央処理装置)31を搭載している。CPU31は
データバス等のバス32を通じて装置内の各種回路装置
と接続されている。このうちROM33は各種制御プロ
グラムを格納したリード・オンリ・メモリである。RA
M34は、制御に必要な各種データを一時的に格納する
ランダム・アクセス・メモリである。不揮発性メモリ
(NVM)35は、図示しない電池によってバックアッ
プされたメモリであり、画像形成装置の電源がオフとな
った場合にも保持すべきデータを格納するようになって
いる。通信制御部36は、通信ケーブル37を介してホ
ストコンピュータ38と通信を行うようになっている。
ホストコンピュータ38からはこの画像形成装置に印字
データや制御データが送信される。ここで制御データは
コマンドや同期信号からなっている。画像形成装置はホ
ストコンピュータ38に装置の内部ステータス等の送信
を行うようになっている。
【0022】バス32には、この他に用紙制御部41、
定着器温度制御部42、高圧制御部43、光学系制御部
44、ドラム駆動部45も接続されている。ここで用紙
制御部41は、図8に示した送りローラ22やレジスト
ローラ23等のローラの駆動制御を行って用紙14の搬
送制御を行うようになっている。定着器温度制御部42
は、図8に示したヒートローラ24に内蔵されたヒータ
(図示せず)の温度制御を行うようになっている。高圧
制御部43は、図8に示したチャージコロトロン12等
の高圧印加部分に高電圧を印加するための制御を行うよ
うになっている。光学系制御部44は、図8に示した光
学系19のポリゴンミラーの回転制御を行ったり、半導
体レーザのオン・オフ制御を行うようになっている。ド
ラム制御部45は、図示しないメインモータの駆動制御
を行って、図8に示した感光体ドラム11を定速で回転
させるための制御を行うようになっている。
【0023】ところで本実施例では、プレフィード指令
が受信されてから実際に用紙カセット21から用紙14
のプレフィードを行うまでの時間(以下これを第1の時
間という。)の候補となる時間を次の表1のように定
め、これを不揮発性メモリ35に格納している。このよ
うに各種の値が用意されているのは、ホストコンピュー
タ38側が処理する画像データが、すでにイメージに展
開されたデータであるのか、あるいはこれから演算処理
によってビットマップデータに展開する必要のある図形
等のデータであるのか等の元となるデータの種類やペー
ジに占めるその割合等によって、これらをビットマップ
データに展開して送信を行うまでの時間にかなりの長短
が生じるからである。本実施例ではこの表1に示すよう
に第1の時間について3つの候補を用意しているが、こ
れらの値のうちの1つは、ホストコンピュータ38が特
に指定を行わない場合に優先的に選択する値(デフォル
ト値)として設定されている。次の表1で信号“1”が
デフォルト値の設定されている候補を示している。
【0024】
【表1】
【0025】図2は、本実施例の画像形成装置が第1の
時間を設定する作業を表わしたものである。画像形成装
置は図1に示したホストコンピュータ38から制御デー
タとしての設定値データが到来すると(ステップS10
1;Y)、これが表1のいずれに該当するかの解読を行
って第1の時間をその値に設定する(ステップS10
2)。このような設定値データが到来しない初期状態で
は、表1でデフォルト値の設定されている時間が第1の
時間として初期設定されている(ステップS103)。
【0026】なお、ホストコンピュータ38側では、画
像データの送信を行う者が、その送信の開始前に画像デ
ータの内容との関係で表1における第1〜第3の候補の
いずれかを選択し、これを設定値データとして画像形成
装置に送出することになる。ただし、画像形成装置側で
も必要に応じてその操作パネルから第1の時間を設定す
る情報を入力できるようにしてもよい。これは、画像形
成装置の動作状況を熟知しているオペレータが、経験的
に第1の時間を設定できる可能性を持たせるためであ
る。
【0027】図3は、本実施例の画像形成装置がホスト
コンピュータ側の指示によって用紙のフィードを開始す
るまでの制御の様子を表わしたものである。画像形成装
置はプレフィード指令と印字開始指令の到来を監視して
いる(ステップS201、S202)。ホストコンピュ
ータ38(図1)はまずプレフィード指令を出してから
印字開始指令を出すのが通常であるが、状況や装置の種
類によってはプレフィード指令を出さずに印字開始指令
を出す場合もある。印字開始指令がいきなり送られてき
たときには(ステップS202;Y)、印字開始フラグ
をオンに設定する(ステップS203)。このようなフ
ラグは、RAM34の所定の領域に記憶することができ
る。印字開始フラグがオンになると、図8に示した用紙
カセット21から用紙14のプレフィードが開始される
ことになる(ステップS204)。
【0028】これとは異なり、通常の場合にはプレフィ
ード指令がまず到来する(ステップS201;Y)。プ
レフィード指令が到来すると、CPU31(図1)はタ
イマを始動させる(ステップS205)。このようタイ
マは専用の回路として構成することもできるが、RAM
34の所定の領域にクロックを順次書き込んでいくこと
によっても実現することができる。タイマは、途中で印
字開始指令が到来しない限り(ステップS206;
N)、表1で示した第1の時間を計時するまでカウント
アップを行う(ステップS207)。第1の時間を計時
したら(Y)、ステップ204に進んで用紙カセット2
1から用紙14のプレフィードを開始させる。
【0029】これに対して、途中で印字開始指令が到来
した場合には(ステップS206;Y)、タイマの計時
動作を停止させ(ステップS208)、印字開始フラグ
をオンに設定して(ステップS203)、ステップ20
4に進んで用紙カセット21から用紙14のプレフィー
ドを開始させることになる。
【0030】図4は、このようにして用紙のプレフィー
ドが開始された後の印字作業の様子を表わしたものであ
る。図1に示した用紙制御部41の制御によって送りロ
ーラ22が回転し用紙カセット21に積層された最上層
の用紙14がフィードを開始されると、CPU41は用
紙制御部41内に設けられた図示しないセンサの検出出
力を監視し、用紙14の先端がレジストローラ23に到
達する時点を検出する(ステップS301)。このよう
なセンサは、例えばレジストローラ23の直前にフォト
センサとして配置することができる。レジストローラ2
3の直後にこのようなセンサを配置している場合には、
用紙14をくわえ込むためにレジストローラ23が最初
回転している必要があるが、用紙14の先端が検出され
た段階でこの回転は停止する。この結果、プレフィード
された用紙14はレジストローラ23によってその先端
が進行を止められループ状にカールする。
【0031】この状態で、CPU31は印字開始フラグ
がオンになっているかをチェックする(ステップS30
2)。オンになっていれば(Y)、タイマをリセットし
(ステップS303)、印字開始フラグをオフにして
(ステップS304)、感光体ドラム11を回転させ半
導体レーザ17のオン・オフ制御を開始させる等の印字
動作を開始させる(ステップS305)。印字開始フラ
グがオンになっていない場合には(ステップS302;
N)、印字開始指令の到来するまで待機して(ステップ
S306)、到来した時点でステップ303以降の制御
を行うことになる。
【0032】こようにして印字作業が開始されたら、C
PU31は再びタイマの計時動作を開始させる(ステッ
プS307)。そして、第2の時間を計時したら(ステ
ップS308)、レジストローラ23の回転を開始させ
て用紙14をトランスファコロトロン15のちょうど直
上の位置へと搬送させる(ステップS309)。ここで
第2の時間とは、1ページ分の先頭位置の印字が開始さ
れてから、感光体ドラム11のその箇所がトランスファ
コロトロン15の真上に来るタイミングで、用紙14の
先端がこの箇所に合流するように設定される調整時間で
ある。したがって、レジストローラ23が画像の転写位
置にごく接近しているような場合には、その分だけこの
第2の時間が長くなることになる。
【0033】レジストローラ23の駆動が開始されたら
タイマが再びリセットされる(ステップS310)。こ
の後の制御は、通常の複写機等の画像形成装置で行われ
る制御と同様なので、その説明を省略する。
【0034】図5は図9に対応するもので、本実施例に
おける画像のレジストレーションを可能にするためタイ
ミング制御を表わしたものである。図で横軸は時間の経
過を表わしている。ホストコンピュータは印字データの
調整がある程度進行した時刻t11にプリンタに対してプ
レフィード指令を送出する。プリンタではプレフィード
指令を受信した後、第1の時間T1 を計時し、その終了
時刻t12に図8に示した所定の用紙カセット21から用
紙14の送り出しを行う。用紙14はこれから時間T11
が経過した時刻t13にその先端がレジストローラ23の
所にまで搬送され、ここで待機状態となる。これから比
較的短い時間が経過した時刻t14にホストコンピュータ
38から印字開始指令が送られてきて、これから第2の
時間T2が経過した時刻t15にレジストローラ23の回
転が開始される。これにより、用紙14の先端がトラン
スファコロトロン15のちょうど直上の位置まで到達し
たときに、感光体ドラム11上のその用紙に対応したト
ナー像の転写が開始されることになる。
【0035】このように本発明の実施例ではホストコン
ピュータ38の指示等によって第1の時間を設定してお
き、プレフィード指令が到来しても原則的には用紙14
のプレフィードを行わず、この第1の時間が経過した時
点でプレフィードを行うようにした。したがって、これ
らは請求項1および請求項2の記載内容を具体化したも
のである。
【0036】変形例
【0037】次に本発明の変形例として請求項3の記載
内容の具体化された画像形成装置の説明を行う。
【0038】図6は、この変形例における画像形成装置
側の初期的な作業内容を表わしたものであり、図2に対
応するものである。この変形例で画像形成装置は、ホス
トコンピュータ38から設定値の更新登録要求が到来す
るのを待機している(ステップS401)。ここで設定
値の更新登録要求とは、先の実施例における第1の時間
が画像形成装置にとって相応しくないような場合に、そ
の値を自動的に修正していくことを指示する要求であ
る。このような要求は、ホストコンピュータ38あるい
は画像形成装置のオペレータがホストコンピュータ38
のキーボードから入力するようになっているが、画像形
成装置側でその操作パネルから同様の要求を装置側に入
力するようにしてもよい。設定値の更新登録要求が画像
形成装置に入力されると(ステップS401;Y)、R
AM34の所定の領域に割り当てられた更新登録フラグ
がオン状態に設定される(ステップS402)。この要
求が来る以前の状態では(ステップS401;N)、更
新登録フラグをオフの状態に設定している(ステップS
403)。
【0039】図7は、この変形例における用紙のプレフ
ィード開始後の印字作業の様子を表わしたものである。
この図7は先の実施例の図4に対応するものである。図
3に示した制御はこの変形例でも同様に行われるので、
これらの説明および図示は省略する。図7におけるステ
ップS501〜S503の制御も図4のステップS30
1〜S303の制御と同様であるので、これらの説明も
省略する。この変形例では、ステップS504で、更新
登録フラグがオンになっているかどうかのチェックが行
われる。そして、これがオンになっている場合、すなわ
ち第1の時間を調整することが同意されている場合に
は、現在登録されている第1の時間の設定値と今までの
プレフィード指令到来時から印字開始指令が到来するま
での時間(第3の時間)の平均値をタイマの測定値をそ
れぞれ加算して測定回数で割ることによって計算する
(ステップS505)。そして、第1の時間として不揮
発性メモリ35に登録されている現在の値をこの計算結
果と置き換える(ステップS506)。全体の平均値を
とって置き換える代わりに、最新の複数個の平均値をと
って置き換えてもよい。
【0040】以上の処理が終了した場合、およびステッ
プS504で更新登録フラグがオフであった場合には、
次にタイマのリセットが行われ(ステップS507)、
続いて印字開始フラグもオフにされる(ステップS50
8)。この後、更新登録フラグがオフにされ(ステップ
S509)、印字が開始される(ステップS511)。
これ以降のステップS511〜S514は図4における
ステップS307〜S310と同様なので、これらの説
明を省略する。
【0041】以上説明した変形例では、設定している第
1の時間が短すぎてレジストローラ23での待機時間が
不相応に長いような場合に、実際の測定時間でこれを順
次修正していくことができる。したがって、この待機時
間を適正な値に修正することができる。
【0042】なお、実施例では感光体ドラムを使用した
画像形成装置について説明したが、感光体ベルト等の他
の感光体を使用した場合であっても本発明を同様に適用
することができる。また、請求項1および請求項2記載
の発明では、第2の計時手段が第2の時間を計時した時
点で用紙一時的搬送停止手段の搬送停止を解除して用紙
を印字箇所に送出するようにしているが、用紙一時的搬
送停止手段によって用紙の搬送を一時的に停止させる位
置を適切に設定すれば、第2の計時手段の計時を“0”
とすること、すなわちこの第2の計時手段の計時動作を
事実上省略することも可能である。
【0043】
【発明の効果】このように請求項1および請求項2記載
の発明では、ホストコンピュータ等の画像情報源からプ
レフィード指令が送られてきた場合に、これから第1の
時間を計時し、この計時終了時刻と画像情報源から送ら
れてくる印字開始指令との間の早い時刻の方で用紙をそ
の供給源から送り出すようにしている。したがって、プ
レフィード指令が到来していた時点から直ちに用紙の送
り出しを開始していた従来に比べて用紙一時的搬送停止
手段で用紙が待機する時間が少なくなり、この分だけ感
光体の寿命が延びるだけでなく、用紙の先端のカールに
よるジャムも低減するという効果がある。
【0044】また、請求項2記載の発明によれば、ホス
トコンピュータ等の画像情報源等の状況に応じて第1の
時間を最適なものに設定できるようにしたので、用紙の
待機時間の無駄を少なくすることができ、その分だけ感
光体の寿命を延ばす等の効果が増大するという利点があ
る。
【0045】更に請求項3記載の発明によれば、プレフ
ィード指令を受信してから印字開始指令が受信されるま
での時間を画像データごとに第3の時間として計時さ
せ、これらの過去のデータを基にして今回の印字作業に
おける第3の時間の予測を行うようにしている。そし
て、予測手段の予測結果に基づいてプレフィード指令受
信手段がプレフィード指令を受信してから用紙をその供
給源から送り出させるタイミングを設定するようにして
いる。これにより、ホストコンピュータ等の画像情報源
に負担をかけることなく、画像形成装置側でこのタイミ
ングを調整することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における画像形成装置の回
路構成の要部を表わしたブロック図である。
【図2】 実施例の画像形成装置が第1の時間を設定す
る作業を表わした流れ図である。
【図3】 実施例の画像形成装置がホストコンピュータ
側の指示によって用紙のフィードを開始するまでの制御
の様子を表わした流れ図である。
【図4】 実施例の画像形成装置で用紙のプレフィード
が開始された後の印字作業の様子を表わした流れ図であ
る。
【図5】 実施例におけるホストコンピュータ側から送
られてくる指令と画像形成装置側の対応動作を示したタ
イミング説明図である。
【図6】 変形例における画像形成装置側の初期的な作
業内容を表わした流れ図である。
【図7】 変形例における用紙のプレフィード開始後の
印字作業の様子を表わした流れ図である。
【図8】 画像形成装置の一例についてその構成の概要
を表わした概略構成図である。
【図9】 従来におけるホストコンピュータ側から送ら
れてくる指令と画像形成装置側の対応動作を示したタイ
ミング説明図である。
【符号の説明】
11…感光体ドラム、17…半導体レーザ、21…用紙
カセット、23…レジストローラ、31…CPU、33
…ROM、34…RAM、35…通信制御部、38…ホ
ストコンピュータ、T1 …第1の時間、T2 …第2の時

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの送信に先立って用紙の搬送
    の開始を指示するためのプレフィード指令が送られてき
    たときこれを受信するプレフィード指令受信手段と、 前記プレフィード指令の送出側からこの送出後に同一の
    画像データに対する印字の開始を指示するための印字開
    始指令が送られてきたときこれを受信する印字開始指令
    受信手段と、 前記プレフィード指令受信手段がプレフィード指令を受
    信してから所定の第1の時間を計時する第1の計時手段
    と、 この第1の計時手段が前記第1の時間を計時した時点あ
    るいは前記印字開始指令が受信される時点のいずれか早
    い方の時点で用紙をその供給源から送り出させる用紙搬
    送開始制御手段と、 この用紙搬送開始制御手段によって搬送を開始された用
    紙を印字箇所の手前の所定の位置で一時的に停止させる
    用紙一時的搬送停止手段と、 前記印字開始指令受信手段が印字開始指令を受信してか
    ら他の所定の第2の時間を計時する第2の計時手段と、 この第2の計時手段が前記第2の時間を計時した時点で
    前記用紙一時的搬送停止手段の搬送停止を解除して用紙
    を印字箇所に送出する用紙搬送再開手段とを具備するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像データの送信に先立って用紙の搬送
    の開始を指示するためのプレフィード指令が送られてき
    たときこれを受信するプレフィード指令受信手段と、 前記プレフィード指令の送出側からこの送出後に同一の
    画像データに対する印字の開始を指示するための印字開
    始指令が送られてきたときこれを受信する印字開始指令
    受信手段と、 前記画像データの送信に先立って予め複数用意された時
    間長の第1の時間の候補の中から1つを選択するための
    選択情報を受信する選択情報受信手段と、 この選択情報を用いて第1の時間を選択する第1の時間
    選択手段と、 この第1の時間選択手段の選択した第1の時間を前記プ
    レフィード指令受信手段がプレフィード指令を受信して
    から計時する第1の計時手段と、 この第1の計時手段が前記第1の時間を計時した時点あ
    るいは前記印字開始指令が受信される時点のいずれか早
    い方の時点で用紙をその供給源から送り出させる用紙搬
    送開始制御手段と、 この用紙搬送開始制御手段によって搬送を開始された用
    紙を印字箇所の手前の所定の位置で一時的に停止させる
    用紙一時的搬送停止手段と、 前記印字開始指令受信手段が印字開始指令を受信してか
    ら第2の時間を計時する第2の計時手段と、 この第2の計時手段が前記第2の時間を計時した時点で
    前記用紙一時的搬送停止手段の搬送停止を解除して用紙
    を印字箇所に送出する用紙搬送再開手段とを具備するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像データの送信に先立って用紙の搬送
    の開始を指示するためのプレフィード指令が送られてき
    たときこれを受信するプレフィード指令受信手段と、 前記プレフィード指令の送出側からこの送出後に同一の
    画像データに対する印字の開始を指示するための印字開
    始指令が送られてきたときこれを受信する印字開始指令
    受信手段と、 前記印字開始指令受信手段が印字開始指令を受信してか
    ら第2の時間を計時する第2の計時手段と、 前記プレフィード指令受信手段がプレフィード指令を受
    信してから印字開始指令が受信されるまでの時間として
    の第3の時間を画像データごとに計測する第3の時間計
    時手段と、 この第3の時間計時手段の計時した過去の時間を基にし
    て前記プレフィード指令受信手段がプレフィード指令を
    受信してから印字開始指令が受信されるまでの時間を予
    測する予測手段と、 この予測手段の予測結果に基づいて前記プレフィード指
    令受信手段がプレフィード指令を受信してから用紙をそ
    の供給源から送り出させるタイミングを設定する用紙搬
    送開始制御手段と、 この用紙搬送開始制御手段によって搬送を開始された用
    紙を印字箇所の手前の所定の位置で一時的に停止させる
    用紙一時的搬送停止手段と、 前記第2の計時手段が前記第2の時間を計時した時点で
    前記用紙一時的搬送停止手段の搬送停止を解除して用紙
    を印字箇所に送出する用紙搬送再開手段とを具備するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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