JPH07149935A - フッ素樹脂系塗料被覆成形体 - Google Patents

フッ素樹脂系塗料被覆成形体

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Publication number
JPH07149935A
JPH07149935A JP32108193A JP32108193A JPH07149935A JP H07149935 A JPH07149935 A JP H07149935A JP 32108193 A JP32108193 A JP 32108193A JP 32108193 A JP32108193 A JP 32108193A JP H07149935 A JPH07149935 A JP H07149935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
fluororesin
coating
vinylidene fluoride
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP32108193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Kurita
裕久 栗田
Naoto Kitagawa
直人 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabe Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kurabe Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurabe Industrial Co Ltd filed Critical Kurabe Industrial Co Ltd
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコーンゴムの特性変化が起きない程度の
低温で形成できるとともに、フッ素樹脂特有の汚染防止
性などの優れた特徴を付与することのできるフッ素樹脂
系塗料をシリコーンゴム加硫物に被覆してなる成形体を
提供する。 【構成】 フッ化ビニリデン系熱可塑性樹脂と、カルボ
ン酸発生基及び/またはエポキシ基を有するメタクリル
系熱可塑性樹脂との混合物からなる溶液を、アミノ基を
有するシラン化合物で処理されたシリコーンゴム加硫物
に塗布し、溶媒を蒸発させることによって得られるフッ
素樹脂系塗料被覆成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーンゴム加硫物
にフッ素樹脂系塗料を被覆してなる成形体に関する。
【0002】
【従来技術】シリコーンゴムへのフッ素樹脂の被覆技術
としては、例えば特開昭61−250668号公報や特
開平1−155378号公報にも示されているように、
シリコーンゴムを、フッ素樹脂とシランカップリング剤
などを含むプライマー層で被覆した後、テトラフロロエ
チレン樹脂やテトラフロロエチレン−パーフロロアルコ
キシビニルエーテル共重合体のディスパージョンを塗
布、乾燥し、その後高温で焼成を行う方法が知られてい
る。
【0003】低融点のフッ素樹脂でも良い用途には、フ
ッ化ビニリデン樹脂が用いられるが、これはジメチルホ
ルムアミド(DMF)などの溶媒に溶解するため高温で
焼成する必要が無い。フッ化ビニリデン樹脂単独ではシ
リコーンゴムに接着性が無いため、上記の方法を応用す
るか、特開平2−135269号公報に示されたよう
に、フッ化ビニリデン樹脂自体の構造を工夫することに
より接着性を向上させる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前段の
方法では、コーティングのためにかなりの高温が必要と
なるためシリコーンゴムの劣化が見られ、特にシリコー
ンゴムが導電性シリコーンゴムであった場合には抵抗値
の保持が非常に困難となる。また後段の方法では、加硫
済みのシリコーンゴムに対する接着性は十分とは言えな
い。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、シリコーンゴムの特性変化が起きない程度の低
温で形成できるとともに、フッ素樹脂特有の汚染防止性
などの優れた特徴を付与することのできるフッ素樹脂系
塗料をシリコーンゴム加硫物に被覆してなる成形体を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明によるフッ素樹脂系塗料被覆成形体は、フッ化ビ
ニリデン系熱可塑性樹脂と、カルボン酸発生基及び/ま
たはエポキシ基を有するメタクリル系熱可塑性樹脂との
混合物からなる溶液を、アミノ基を有するシラン化合物
で処理されたシリコーンゴム加硫物に塗布し、溶媒を蒸
発させることによって得られたものであることを特徴と
するものである。
【0007】フッ化ビニリデン系熱可塑性樹脂として
は、フッ化ビニリデン単独重合体、あるいはランダム、
ブロック、グラフト共重合体などが挙げられる。これら
は様々な種類のものが市販されているのでそれらを用い
れば良い。カルボン酸発生基とは、容易にカルボン酸基
に変換される官能基であり、カルボン酸、カルボン酸無
水物、第3級ブチルエステルなどの官能基が挙げられ
る。カルボン酸発生基及び/またはエポキシ基を有する
メタクリル系熱可塑性樹脂は、メタクリル酸エステルの
重合の際に、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸を共重合させたり、グリシジル(メタ)アクリレート
を共重合させれば良い。またカルボン酸発生基を有する
任意の幹ポリマーにメタクリル酸エステルをグラフト共
重合したものであっても良い。グラフト共重合体の方が
塗膜の接着性に優れ、好ましい。
【0008】シリコーンゴム加硫物としては、特に限定
されないが、導電性シリコーンゴム、とりわけ体積抵抗
率が103Ω・cm程度の半導電性シリコーンゴムに本
発明を適用した場合に本発明の効果が抵抗値の安定性と
して明確に表れるので好ましい。
【0009】アミノ基を有するシラン化合物としては、
市販のアミノシラン類を溶媒で希釈したものを用いれば
良く、この溶液中に上記のシリコーンゴム加硫物を浸す
か、または筆などを用いて塗布することにより、フッ素
樹脂塗料とシリコーンゴム加硫物との接着効果が向上す
る。
【0010】
【作用】フッ化ビニリデン系熱可塑性樹脂とカルボン酸
発生基及び/またはエポキシ基を有するメタクリル系熱
可塑性樹脂とはよく混じり合い、そしてカルボン酸基、
エポキシ基などが、シリコーンゴム加硫物上のアミノシ
ランによって結合されたアミノ基と反応するため、高温
で焼成しなくても元々接着性の無いフッ化ビニリデン系
熱可塑性樹脂がシリコーンゴム加硫物と接着するように
なると考えられる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の内容を更に詳
しく説明する。本実施例においては、フッ化ビニリデン
系樹脂Aとして、フッ化ビニリデンをフッ素ゴムにグラ
フト重合させたもの〔セントラル硝子(株)製、セフラ
ルソフトG880〕を、フッ化ビニリデン系樹脂Bとし
て、フッ化ビニリデンと6フッ化ポリプロピレンとの共
重合体〔呉羽化学工業(株)製、KFポリマーT230
0〕を用いた。メタクリル系樹脂Aとしては、東亜合成
化学工業(株)製、レゼダGP−100を、メタクリル
系樹脂Bとしては、市販の成形用ポリメチルメタクリレ
ート樹脂を用いた。尚、本実施例では導電性付与の目的
で、導電性粒子〔昭和キャボット(株)製、導電性カー
ボンブラックバルカンXC−72〕も用いた。シリコー
ンゴム加硫物としては、6mmφのステンレス鋼からな
る中心材上に、市販の体積固有抵抗率104Ω・cmの
導電性シリコーンゴムを肉厚6mmでプレス加硫成形し
たものを15mmφまで研削することにより得られた導
電性ローラを用いた。このシリコーンゴムの硬度はJI
S−A硬度で38°であった。また、ローラのゴム被覆
部と同じ幅のステンレス鋼板上にこのローラを乗せ、両
端に500gづつの加重をかけて500Vの電圧を印加
した際の電流値を読み取ることによって求めたローラの
抵抗値は106Ωであった。
【0012】<実施例1>まずローラをアミノシランの
一例であるN(β−アミノエチル)γ−アミノプロピル
トリメトキシシランの4%キシレン溶液に含浸し、その
後十分に乾燥させた。次に、上記の各材料を表1に示し
た配合比率でDMFに溶解し、粘度が約40Pa・sと
なるように調整した塗料をローラ表面に筆を用いて均一
に塗布し、その後、150℃で10分間乾燥させて塗膜
を形成した。
【0013】このようにして得られたローラの両端に5
kgづつの加重をかけて50mmφのアルミニウム製の
筒体に押し付け、周速50cm/秒で1週間回転させた
後の塗膜の粉落ちの有無を観察し耐久性を評価した。ま
たローラの両端に1kgづつの加重をかけて板硝子に接
触させ、40℃90%RHの雰囲気下に1週間放置した
後の板硝子の汚れの有無を観察することによって汚染防
止性を評価した。更に、幅1cmのステンレス鋼板上に
ローラを乗せ、両端に500gづつの加重をかけて50
0Vの電圧を印加した際の電流値を、ローラ軸方向の5
箇所の部分でそれぞれ測定し、抵抗値のバラツキを調べ
て抵抗値安定性を評価した。抵抗値のバラツキが0.5
桁以内であれば、バラツキ「無」とした。これらの結果
も併せて表1に示した。
【0014】<比較例1>塗料を塗布しないローラを用
いて実施例1と同様の評価を行ったところ、汚染防止性
については板硝子に汚れが見られ、抵抗値についても
1.5桁のバラツキが有った。
【0015】<実施例2乃至実施例6、比較例2及び比
較例3>表1に示す配合材料及び配合比率から得られた
塗料を用いた他は、実施例1と同様に塗膜を形成した。
評価も実施例1と同様に行った。
【0016】
【表1】
【0017】実施例1及び実施例2と比較例1との比較
により、本発明に係る塗料から形成された塗膜を有する
ことにより、汚染防止性が向上し更に抵抗値も安定する
ことが判る。また、実施例1と比較例2、実施例2と比
較例3とをそれぞれ比較してみると、比較例は共に塗膜
の粉落ちが発生しており、接着が不十分である。このこ
とから、メタクリル系樹脂としては、メタクリル系樹脂
Aのごときカルボン酸発生基を有する任意の幹ポリマー
にメタクリル酸エステルをグラフト共重合させたもので
ないと塗膜の耐久性が得られないことが判る。実施例3
と実施例4は、フッ化ビニリデン系樹脂とメタクリル系
樹脂の配合比率を重量比で1:1にしたものであるが、
この比率の場合にはフッ化ビニリデン系樹脂Bを配合し
たものが、汚染防止性及び抵抗値安定性が多少劣ってい
る。これは比率を1:3とした実施例5と実施例6の場
合にも同様に現れている。理由としては、フッ化ビニリ
デン系樹脂Bを用いた塗料はメタクリル系樹脂の比率が
高くなるとシリコーンゴム上ではじく傾向が発現し、こ
れにより微少な塗布ムラができるためと思われる。この
ことからフッ化ビニリデン系樹脂としては、フッ化ビニ
リデン系樹脂Aのごときグラフト共重合体を選択した方
が良いと言える。尚、フッ化ビニリデン系樹脂Aを用い
ている実施例1、実施例3及び実施例5を比較すると、
実施例5の汚染防止性がやや低下していることが判る。
このことからフッ化ビニリデン系樹脂素樹脂Aを選択す
る場合にも、その配合比率は、全樹脂分の30%以上と
することが好ましいと言える。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、特
に導電性シリコーンゴムが特性変化を起こさない程度の
低温において、汚染防止性などの特徴を有するフッ素樹
脂系塗料をシリコーンゴム加硫物上に塗膜として形成で
きるため、シリコーンゴムの優れた性質をより一層発揮
することの可能な成形体を提供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ化ビニリデン系熱可塑性樹脂と、カ
    ルボン酸発生基及び/またはエポキシ基を有するメタク
    リル系熱可塑性樹脂との混合物からなる溶液を、アミノ
    基を有するシラン化合物で処理されたシリコーンゴム加
    硫物に塗布し、溶媒を蒸発させることによって得られる
    フッ素樹脂系塗料被覆成形体。
JP32108193A 1993-11-25 1993-11-25 フッ素樹脂系塗料被覆成形体 Pending JPH07149935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32108193A JPH07149935A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 フッ素樹脂系塗料被覆成形体

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JP32108193A JPH07149935A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 フッ素樹脂系塗料被覆成形体

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JPH07149935A true JPH07149935A (ja) 1995-06-13

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ID=18128601

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JP32108193A Pending JPH07149935A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 フッ素樹脂系塗料被覆成形体

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JP (1) JPH07149935A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7087694B2 (en) 2000-11-15 2006-08-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fluorinated copolymers for hydrophobic and oleophobic treatment of building materials
JP2009522415A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 接着性ポリマーを含有するフルオロポリマーコーティング組成物および基材コーティング法
JP2009522414A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 光起電性モジュールに有用なフルオロポリマーコーティングされたフィルム

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