JPH07150643A - コンクリート用アンカー - Google Patents

コンクリート用アンカー

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JPH07150643A
JPH07150643A JP4130201A JP13020192A JPH07150643A JP H07150643 A JPH07150643 A JP H07150643A JP 4130201 A JP4130201 A JP 4130201A JP 13020192 A JP13020192 A JP 13020192A JP H07150643 A JPH07150643 A JP H07150643A
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JP
Japan
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anchor
concrete
anchor body
leg piece
crushing blade
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JP4130201A
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English (en)
Inventor
Katsumi Shinjo
克己 新城
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SHINJIYOU SEISAKUSHO KK
Shinjo Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
SHINJIYOU SEISAKUSHO KK
Shinjo Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69301369T priority patent/DE69301369T2/de
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
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    • F16B13/08Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation
    • F16B13/0858Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation with an expansible sleeve or dowel body driven against a tapered or spherical expander plug
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アンカー本体に直接加えた打撃力によって大
きな保持力が得られると共に、施工後に発生する下穴周
辺のクラックに対しても有効な保持力が保証できるコン
クリート用アンカーを提供すること。 【構成】 アンカー本体21は、一端部に雄ねじ23と
打撃用頭部24を有し、他端部に有底筒状部25を有す
るねじ軸22であって、筒状部25の開口端から軸方向
に延びる複数の割溝26を設けて複数の開脚片27が形
成され、かつ開脚片27の先端に鋸刃状の破砕刃28が
設けられている。筒状部25に嵌挿されるテーパプラグ
31のテーパ部33の大径側と底部35との間に破砕く
ず収容部34及び抜け止め肩部36が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート躯体に予
め明けた下穴に挿入して固着するアンカーに関し、特に
アンカー本体に直接打撃力を加えて、その先端部分を拡
開させることにより下穴の側壁面に固着するコンクリー
ト用アンカーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種コンクリート用アンカー
は、図4に示すように、一端部に雄ねじ部3と打撃用頭
部4を有し、他端部に有底筒状部5を有するねじ軸2の
前記筒状部5の開口端から軸方向に延びる複数の割溝6
を設けて、複数の開脚片7を形成したアンカー本体1
と、筒状部5の中空穴5aに嵌挿したテーパプラグ8と
からなり、コンクリート躯体10に予め明けた下穴11
に筒状部5側から挿入し、テーパプラグ8を穴底11a
に当接した状態でハンマーなどを用いて頭部4に打撃力
を加え、テーパプラグ8の楔作用によって開脚片7を半
径方向に拡開させ下穴11の側壁面11bに固着するよ
うになっている。なお、アンカー本体1のねじ軸2の外
径は通常、雄ねじ部3とほぼ同径に形成されている。
【0003】上記構成のアンカーは、構造が単純で、部
品点数もアンカー本体1とテーパプラグ8だけであるか
ら、安価に製造できる特長がある。また、コンクリート
躯体10に明ける下穴11はアンカー本体1のねじ軸2
及び雄ねじ部3が挿入できる必要最小限の孔径でよいか
ら、施工作業上も有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のア
ンカーは、アンカー本体1の打撃用頭部4に大きな打撃
力を加えても開脚片7の拡開が非常に小さく、加えて開
脚片7により破砕したコンクリートの破砕くずが穴底1
1aに堆積してアンカー本体1の進入を妨げるため、大
きな保持力が得られないという問題があった。特に、施
工後に振動荷重や衝撃荷重によって下穴11の周辺にク
ラックが生じた場合、保持力は保証できないというのが
実状であった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、上記構成のアンカーが持っている特長を活かしな
がら、比較的小さな打撃力によって大きな保持力が得ら
れ、かつ、施工後に発生する下穴周辺のクラックに対し
ても有効な保持力を確保することが可能なコンクリート
用アンカーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコンクリート用アンカーにおいては、前記
開脚片の先端に鋸刃状の破砕刃が設けられ、前記テーパ
プラグの大径側に環状凹部を設けて破砕くず収容部と抜
け止め肩部が形成されていることを特徴とする。 前記
破砕刃の外側面に逃げ角を設けて、前記開脚片の拡開に
伴う前記破砕刃の破砕抵抗を軽減させることが好まし
い。また、前記破砕刃及びテーパプラグは焼入れ硬化さ
せることが望ましい。さらに、前記アンカー本体の外周
部に、コンクリートに明けた下穴深さの確認溝と前記開
脚片の拡開完了の確認溝が設けられている。
【0007】
【作用】上記構成により、下穴に挿入したアンカーの打
撃用頭部に打撃力を加えると、テーパプラグの楔作用に
より開脚片が半径方向に押し広げられると同時に、アン
カー本体全体が穴底側へ移動し、該開脚片先端の破砕刃
が前記下穴の側壁面をアンダーカット状に破砕し、前記
開脚片の拡開を容易ならしめる。一方、前記破砕刃によ
って破砕されたコンクリートの破砕くずは、前記テーパ
プラグに設けた凹状の前記破砕くず収容部に収容される
から、前記アンカー本体の進入を妨げることがない。そ
して、前記開脚片の拡開が完了すると、前記テーパプラ
グの最大径部分が前記開脚片の先端部分、すなわち前記
破砕刃より内側にまで圧入される。その結果、前記抜け
止め肩部が、弾性復元力により中心側へ戻ろうとする前
記開脚片の先端部分に係止され、施工後に前記テーパプ
ラグが前記アンカー本体から抜け出すのを有効に防ぐ。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本発明によるコンクリート用アンカ
ーを示し、図2は同使用状態を示している。アンカー本
体21は、一端部に雄ねじ部23と打撃用頭部24を有
し、他端部に有底筒状部25を有するねじ軸22であっ
て、筒状部25の開口端から軸方向に延びる4本の割溝
26を設けて4つの開脚片27が形成されている。ねじ
軸22の直径は雄ねじ部23の該外径とほぼ同一の直径
を有している。各開脚片27の先端に鋸刃状の破砕刃2
8が設けられ、該破砕刃28の外側面には凹入状に傾斜
する逃げ面29が形成されている。また、アンカー本体
21の雄ねじ部23近傍には、下穴11に対するアンカ
ー本体21の挿入深さを確認するための確認溝30aと
アンカー本体21の打撃による開脚片27の拡開完了を
確認するための確認溝30bが設けられている。
【0010】テーパプラグ31は、アンカー本体21の
筒状部25の中空穴25aに密嵌する短い円柱部32
と、これに連続する外拡がりのテーパ部33と、該テー
パ部33の大径側に設けた環状凹部により形成される破
砕くず収容部34と、下穴11の穴底11aに当接して
支持されるフランジ部35とを有し、テーパ部33の裾
縁に抜け止め肩部36が形成されている。
【0011】なお、アンカー本体21の破砕刃28とテ
ーパプラグ31は焼入れ硬化されている。
【0012】図2は、上記構成を有するコンクリート用
アンカーの使用状態を示している。コンクリート躯体1
0に予め明けた下穴11にテーパプラグ31側から挿入
し、フランジ部35を穴底11aに当接支持させた状態
で、確認溝30aがコンクリート躯体10表面とほぼ面
一になるように位置決めする。次に、ハンマーなどを用
いて頭部24に打撃力を加えると、テーパプラグ31の
楔作用により、開脚片27がテーパ部33に沿って半径
方向に押し広げられ乍ら穴底11a側へ移動する。この
拡開移動に伴って、開脚片27の先端に設けた破砕刃2
8が下穴11の側壁面11bを半径方向にアンダーカッ
トするように破砕し、アンダーカットにより側壁面11
bに形成された内奥に広がるテーパ状凹部12に開脚片
27が係合することにより、開脚片27が容易に拡開す
ると共に、大きな保持力が得られる。そして、確認溝3
0bが、図2に示すように、コンクリート躯体10表面
と面一になったことで開脚片27の拡開完了(打ち込み
完了)を確認する。その結果、アンカー本体21がコン
クリート躯体10に強固に固着される。このとき、破砕
刃28に逃げ面29を有しているので、破砕刃28によ
る破砕抵抗を軽減することができる。
【0013】また、上述した破砕刃28の存在により開
脚片27が容易に拡開するので、テーパプラグ31のテ
ーパ部33のテーパ角を従来品に比べて2倍以上(約1
0度以上)にすることが可能となる。このことは、円柱
部32の直径を小さくして大きな拡開量が得られること
を意味する。これによって中空穴25aの径を小さく
し、開脚片27の肉厚を増して保持力を高めることがで
きると共に、テーパプラグ31の全長及び割溝26の長
さを軽減することが可能になる。
【0014】一方、破砕刃28により破砕されたコンク
リートの破砕くず13は収容部34に収容され、該破砕
くず13によってアンカー本体21の打込み進入、すな
わち開脚片27の拡開移動が妨げられることはない。ま
た、開脚片27の拡開が完了すると、図示3に良く示さ
れているように、テーパプラグ31の最大径部分である
抜け止め肩部36が開脚片27の先端部分、すなわち破
砕刃28より内側にまで圧入される。そして、図3に矢
印Aで示すように、弾性復元力により中心側へ戻ろうと
する開脚片27の先端部分に肩部36が喰い込むように
係止され、テーパプラグ31がアンカー本体21から抜
け出そうとするのを有効に防ぐ。これによって、施工後
に振動荷重や衝撃荷重などで下穴11の周辺にクラック
が生じた場合でも、テーパプラグ31による開脚片27
の拡開状態は維持され、前述した大きな保持力を保証す
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンカー
は、アンカー本体の打撃用頭部に加えられる比較的小さ
な打撃力によってコンクリート躯体に強固に固着され、
大きな保持力が得られる。また、施工後に振動荷重や衝
撃荷重などによって、下穴周辺にクラックが発生した場
合でも、有効な保持力を保証できる。しかも、構造が単
純で、安価に製造できるなど実際上の効果は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート用アンカーの正面図
である。
【図2】同使用状態を示す正面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図3】従来例の使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 コンクリート躯体 11 下穴 11a 穴底 11b 側壁面 12 テーパ状凹部 13 破砕くず 21 アンカー本体 22 ねじ軸 23 雄ねじ部 24 打撃用頭部 25 筒状部 26 割溝 27 開脚片 28 破砕刃 29 逃げ面 31 テーパプラグ 34 破砕くず収容部 36 抜け止め肩部
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コンクリート用アンカー
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート躯体に予
め明けた下穴に挿入して固着するアンカーに関し、特に
アンカー本体に直接打撃力を加えて、その先端部分を拡
開させることにより下穴の側壁面に固着するコンクリー
ト用アンカーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種コンクリート用アンカー
は、図5に示すように、一端部に雄ねじ部3と打撃用頭
部4を有し、他端部に有底筒状部5を有するねじ軸2の
前記筒状部5の開口端から軸方向に延びる複数の割溝6
を設けて、複数の開脚片7を形成したアンカー本体1
と、筒状部5の中空穴5aに嵌挿したテーパプラグ8と
からなり、コンクリート躯体10に予め明けた下穴11
に筒状部5側から挿入し、テーパプラグ8の底部を穴底
11aに当接した状態でハンマーなどを用いて頭部4に
打撃力を加え、テーパプラグ8の楔作用によって開脚片
7を半径方向に拡開させ下穴11の側壁面11bに固着
するようになっている。なお、アンカー本体1のねじ軸
2の外径は通常、雄ねじ部3とほぼ同径に形成されてい
る。
【0003】上記構成のアンカーは、構造が単純で、部
品点数もアンカー本体1とテーパプラグ8だけであるか
ら、安価に製造できる特長がある。また、コンクリート
躯体10に明ける下穴11はアンカー本体1のねじ軸2
及び雄ねじ部3が挿入できる必要最小限の孔径でよいか
ら、施工作業上も有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のア
ンカーは、アンカー本体1の打撃用頭部4に大きな打撃
力を加えても開脚片7の拡開が非常に小さく、加えて開
脚片7により破砕したコンクリートの破砕くずが穴底1
1aに堆積してアンカー本体1の進入を妨げるため、大
きな保持力が得られないという問題があった。特に、施
工後に振動荷重や衝撃荷重によって下穴11の周辺にク
ラックが生じた場合、保持力は保証できないというのが
実状であった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、上記構成のアンカーが持っている特長を活かしな
がら、比較的小さな打撃力によって大きな保持力が得ら
れ、かつ、施工後に発生する下穴周辺のクラックに対し
ても有効な保持力を確保することが可能なコンクリート
用アンカーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコンクリート用アンカーにおいては、前記
開脚片の先端に鋸刃状の破砕刃が設けられ、前記テーパ
プラグのテーパ部の大径側と底部との間に破砕くず収容
部及び抜け止め肩部が設けられていることを特徴とす
る。
【0007】前記破砕刃の外側面に逃げ角を設けて、前
記開脚片の拡開に伴う前記破砕刃の破砕抵抗を軽減させ
ることが好ましい。また、前記破砕刃及びテーパプラグ
は焼入れ硬化させることが望ましい。さらに、前記アン
カー本体の外周部に、コンクリートに明けた下穴深さの
確認溝と前記開脚片の拡開完了の確認溝が設けられてい
る。また、前記アンカー本体の前記雄ねじ部に代えて、
雌ねじ部、フランジ頭部その他公知の結合手段を設けて
もよい。
【0008】
【作用】上記構成により、下穴に挿入したアンカーの打
撃用頭部に打撃力を加えると、テーパプラグの楔作用に
より開脚片が半径方向に押し広げられると同時に、アン
カー本体全体が穴底側へ移動し、該開脚片先端の破砕刃
が前記下穴の側壁面をアンダーカット状に破砕し、前記
開脚片の拡開を容易ならしめる。そして、前記開脚片の
拡開が完了すると、前記テーパプラグのテーパ部の最大
径部分が前記開脚片の先端部分、すなわち前記破砕刃よ
り内側にまで圧入される。その結果、前記抜け止め肩部
が、弾性復元力により中心側へ戻ろうとする前記開脚片
の先端部分の内壁面に係止され、施工後に前記テーパプ
ラグが前記アンカー本体から抜け出すのを有効に防ぐ。
一方、前記破砕刃によって破砕されたコンクリートの破
砕くずは、前記テーパプラグのテーパ部と底部との間に
設けた前記破砕くず収容部に収容されるから、前記アン
カー本体の進入を妨げることがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明によるコンクリート用アンカ
ーを示し、図2は同使用状態を示している。アンカー本
体21は、一端部に雄ねじ部23と打撃用頭部24を有
し、他端部に有底筒状部25を有するねじ軸22であっ
て、筒状部25の開口端から軸方向に延びる4本の割溝
26を設けて4つの開脚片27が形成されている。ねじ
軸22の直径は雄ねじ部23の外径とほぼ同一の直径を
有している。各開脚片27の先端に鋸刃状の破砕刃28
が設けられ、該破砕刃28の外側面には凹入状に傾斜す
る逃げ面29が形成されている。また、アンカー本体2
1の雄ねじ部23近傍には、下穴11に対するアンカー
本体21の挿入深さを確認するための確認溝30aとア
ンカー本体21の打撃による開脚片27の拡開完了を確
認するための確認溝30bが設けられている。
【0011】テーパプラグ31は、アンカー本体21の
筒状部25の中空穴25aに密嵌する短い円柱部32に
外拡がりのテーパ部33が連設され、該テーパ部33の
大径側と下穴11の穴底11aに当接して支持される
ランジ状底部35との間に小径軸部37を設けて環状の
破砕くず収容部34が形成されると共に、テーパ部33
の裾縁に抜け止め肩部36が形成されている。
【0012】なお、アンカー本体21の破砕刃28とテ
ーパプラグ31は焼入れ硬化されている。
【0013】図2は、上記構成を有するコンクリート用
アンカーの使用状態を示している。コンクリート躯体1
0に予め明けた下穴11にテーパプラグ31側から挿入
し、底部35を穴底11aに当接支持させた状態で、確
認溝30aがコンクリート躯体10表面とほぼ面一にな
るように位置決めする。次に、ハンマーなどを用いて頭
部24に打撃力を加えると、テーパプラグ31のテーパ
部33の楔作用により、開脚片27がテーパ部33に沿
って半径方向に押し広げられ乍ら穴底11a側へ移動す
る。この拡開移動に伴って、開脚片27の先端に設けた
破砕刃28が下穴11の側壁面11bを半径方向にアン
ダーカットするように破砕し、アンダーカットにより側
壁面11bに形成された内奥に広がるテーパ状凹部12
に開脚片27が係合することにより、開脚片27が容易
に拡開すると共に、大きな保持力が得られる。そして、
確認溝30bが、図2に示すように、コンクリート躯体
10表面と面一になったことで開脚片27の拡開完了
(打ち込み完了)を確認する。その結果、アンカー本体
21がコンクリート躯体10に強固に固着される。この
とき、破砕刃28に逃げ面29を有しているので、破砕
刃28による破砕抵抗を軽減することができる。
【0014】また、上述した破砕刃28の存在により開
脚片27が容易に拡開するので、テーパプラグ31のテ
ーパ部33のテーパ角を従来品に比べて2倍以上(約1
0度以上)にすることが可能となる。このことは、円柱
部32の直径を小さくして大きな拡開量が得られること
を意味する。これによって中空穴25aの径を小さく
し、開脚片27の肉厚を増して保持力を高めることがで
きると共に、テーパプラグ31の全長及び割溝26の長
さを短縮することが可能になる。
【0015】一方、破砕刃28により破砕されたコンク
リートの破砕くず13は収容部34に収容され、該破砕
くず13によってアンカー本体21の打込み進入、すな
わち開脚片27の拡開移動が妨げられることはない。ま
た、開脚片27の拡開が完了すると、図示3に良く示さ
れているように、テーパプラグ31のテーパ部33の最
大径部分である抜け止め肩部36が開脚片27の先端部
分、すなわち破砕刃28より内側にまで圧入される。そ
して、図3に矢印Aで示すように、弾性復元力により中
心側へ戻ろうとする開脚片27の先端部分に肩部36が
喰い込むように係止され、テーパプラグ31がアンカー
本体21から抜け出そうとするのを有効に防ぐ。これに
よって、施工後に振動荷重や衝撃荷重などで下穴11の
周辺にクラックが生じた場合でも、テーパプラグ31に
よる開脚片27の拡開状態は維持され、前述した大きな
保持力を保証する。
【0016】図4は、テーパプラグ31の変形例を示し
ており、テーパ部33と底部35との間の軸部外周面に
複数の傾斜段部38を設けて、複数の抜け止め肩部36
が形成されている。このような構造を採用すると、コン
クリート躯体10に設ける下穴11の深さがやや長くな
る欠点はあるが、先の実施例のように小径軸部を設けて
環状の破砕くず収容部34を形成する加工が省ける利点
がある。また、複数の抜け止め肩部36の存在によっ
て、テーパプラグ31の抜け止め効果が一層確実にな
る。なお、破砕くず収容部34は、図示のように傾斜段
部38の外側で底部35の上方に形成される。このた
め、図示のように、テーパプラグ31の円柱部32が中
空穴25aの底部25bに当接して、底部35の上端面
と破砕刃28先端との間に一定の間隔Cを確保する必要
がある。
【0017】上述した実施例では、アンカー本体21の
端部に設ける取り付け部材の結合手段として雄ねじ部2
3を示したが、該雄ねじ部23に代えて、雌ねじ部、フ
ック、フランジ頭部その他公知の結合手段を採用するこ
とが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンカー
は、アンカー本体の打撃用頭部に加えられる比較的小さ
な打撃力によってコンクリート躯体に強固に固着され、
大きな保持力が得られる。また、施工後に振動荷重や衝
撃荷重などによって、下穴周辺にクラックが発生した場
合でも、有効な保持力を保証できる。しかも、構造が単
純で、安価に製造できるなど実際上の効果は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート用アンカーの正面図
である。
【図2】同使用状態を示す正面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
図4別の実施例を示す要部拡大断面図である。
図5】従来例の使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】 10 コンクリート躯体 11 下穴 11a 穴底 11b 側壁面 12 テーパ状凹部 13 破砕くず 21 アンカー本体 22 ねじ軸 23 雄ねじ部 24 打撃用頭部 25 筒状部 26 割溝 27 開脚片 28 破砕刃 29 逃げ面 31 テーパプラグ 34 破砕くず収容部35 底部 36 抜け止め肩部37 小径軸部
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に雄ねじ部と打撃用頭部を有し、
    他端部に有底筒状部を有するねじ軸の前記筒状部の開口
    端から軸方向に延びる複数の割溝を設けて、複数の開脚
    片を形成したアンカー本体と、前記筒状部の中空穴に挿
    嵌したテーパプラグとからなるコンクリート用アンカー
    であって、 前記開脚片の先端に鋸刃状の破砕刃が設けられ、 前記テーパプラグの大径側に環状凹部を設けて破砕くず
    収容部と抜け止め肩部が形成されていることを特徴とす
    るコンクリート用アンカー。
  2. 【請求項2】 前記開脚片に設けた破砕刃の外側面に逃
    げ角が設けられている請求項1記載のコンクリート用ア
    ンカー。
  3. 【請求項3】 前記破砕刃及び前記プラグが焼入れ硬化
    されている請求項1又は2記載のコンクリート用アンカ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記アンカー本体の外周部に、コンクリ
    ートに明けた下穴深さの確認溝と前記開脚片の拡開完了
    の確認溝が設けられている請求項1,2又は3記載のコ
    ンクリート用アンカー。
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