JPH0715078B2 - 光硬化性水なし平版用インキ組成物 - Google Patents

光硬化性水なし平版用インキ組成物

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JPH0715078B2 JP62117471A JP11747187A JPH0715078B2 JP H0715078 B2 JPH0715078 B2 JP H0715078B2 JP 62117471 A JP62117471 A JP 62117471A JP 11747187 A JP11747187 A JP 11747187A JP H0715078 B2 JPH0715078 B2 JP H0715078B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水なし平版印刷において、耐地汚れ性が良好
で、かつ印刷適性の優れた光硬化性水なし平版用インキ
組成物に関するものである。
[従来技術] 近年平版印刷法において、湿し水を用いない水なし平版
印刷法が開発され、種々提案されている。中でも版材の
非画線部にシリコーンゴムを設けた平版印刷用刷版を用
いて印刷する方法が実用化されている。
このような水なし平版を用いて光硬化性インキで印刷を
行なうとき、従来は水なし平版印刷使用インキとして最
も重要な特性であるインキ反撥性を付与するために、光
硬化性樹脂を高分子量化して、インキの凝集力を向上さ
せることによって達成しようとしてきた。
ところが、このようなインキで印刷すると、インキのタ
ックが大きいために印刷物のブラッケット胴への巻上が
りや、ピッキング、パイリング等の発生、さらには印刷
品質の低下等の問題があった。
またこのような高タックインキの改質剤としてシリコー
ンオイルや、可塑剤、界面活性剤を用いる方法が知られ
ているが、これらの方法の場合、インキのタックは低下
するが、重ね刷り適性等が低下するため実用性に欠ける
という問題があり、実用性能に優れた光硬化性水なし平
版用インキ組成物の開発が要望されていた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、かかる従来の光硬化性インキの諸欠点に鑑み
創案されたもので、その目的はインキ反撥性が良好であ
るとともに、インキのタックの低い、印刷適性の優れた
光硬化性水なし平版用インキ組成物を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] かかる本発明の目的は、光硬化性樹脂を活性水素を含む
アミン化合物で分子鎖伸長せしめた変性樹脂と、石油系
溶剤1〜50重量%とを含有することを特徴とする光硬化
性水なし平版用インキ組成物により達成される。
本発明で使用される光硬化性樹脂とは、活性光線を照射
することにより硬化する樹脂であり、このような樹脂と
しては、例えばエポキシアクリレート、多価アルコール
のアクリル酸エステル、ウレタンアクリレートおよびポ
リエステルアクリレートなどが挙げられる。
エポキシアクリレートとしては、例えば、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテルアクリレート、エポキシ化乾
性油アクリレート、変性ビスフェノールAエポキシアク
リレートなどが挙げられる。また多価アルコールのアク
リル酸エステルとしては、例えばペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、
ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート等が、さ
らにウレタンアクリレートとしては、ポリアクリレート
カルバメート、2−ヒドロキシエチルアクリレートとヘ
キサンジオールアジピン酸トリレンジイソシアネートと
の反応物等が、ポリエステルアクリレートとしては、ア
ジピン酸1,6−ヘキサンジオールアクリル酸エステル、
無水フタル酸プロピレンオキサイドアクリル酸エステ
ル、トリメリット酸ジエチレングリコールアクリル酸エ
ステル等が挙げられる。
本発明において分子鎖伸長剤として用いられる活性水素
を含有するアミン化合物としては、エチルアミン、n−
プロピルアミン、n−ブチルアミン、ヘキシルアミン、
ラウリルアミン、ステアリルアミン、エタノールアミ
ン、アリルアミン等のモノアミン、エチレンジアン、ト
リメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
ビスヒドロキシジエチレントリアミン等のポリアミンや
アミンアダクト等が有効に使用できる。
また、アミン誘導体としてのアミド化合物としては、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、イタコン酸、カプリル酸、グ
リコール酸、アクリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチル酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール
酸、リノレイン酸等のモノカルボン酸、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマール
酸、ダイマー酸などの有機ジカルボン酸、トリメリット
酸などの有機トリカルボン酸、3,9−ビス(2カルボキ
シアルキル)2,4,8,10−テトラオキサスピロウンデカン
等の有機カルボン酸と前記のアミン、ジアミン、ポリア
ミン等との縮合物が挙げられる。
本発明に用いられる活性水素を含有するアミン化合物は
上述のような構造組成のものであるが、取扱い、安全性
等を考慮すると、ポリアミド樹脂が好ましく、樹脂、溶
剤との相溶性の点から炭素数6〜60の酸とポリアミンか
らなるポリアミド樹脂が特に好ましく用いられる。
上記ポリアミド樹脂の分子量としては500〜20,000の範
囲が好ましく、より好ましくは500〜10,000の範囲であ
る。
本発明においてインキ組成物中に含まれる変性樹脂は、
光硬化性樹脂の一部または全部を活性水素を含有するア
ミン化合物と反応させることによって分子鎖伸長せしめ
て得られるものであるが、変性方法としては、特に限定
されず、例えば次のような方法が挙げられる。
光硬化性樹脂を直接活性水素を含有するアミン化合
物と反応せしめる方法。
光硬化性樹脂を石油系溶剤および必要に応じて添加
される重合禁止剤等の存在下、活性水素を含有するアミ
ン化合物と反応せしめる方法。
未変性の光硬化性樹脂を含む光硬化性インキ、例え
ば顔料、光硬化性樹脂、光硬化型希釈剤、光重合開始剤
および重合禁止剤等の混合物からなる光硬化性インキ中
に活性水素を含有するアミン化合物および石油系溶剤等
を添加して該インキ中の光硬化性樹脂と活性水素を含有
するアミン化合物を反応させる方法。
の場合、未変性の光硬化性樹脂を含む光硬化性インキ
としては、別途合成したものを使用してもよいし、市販
の各種光硬化性インキ(例えば東華色素(株)製光硬化
性インキ“ベストキュアー",東洋インキ(株)製光硬化
性インキ“フラッシュドライ",大日本インキ(株)製光
硬化性インキ“ダイキュアー”など)を使用することも
できる。
〜の方法における反応条件としては、目的とするイ
ンキ組成物の要求特性に応じて任意に選ぶことができる
が、およびの方法の場合は、通常、温度は50〜150
℃、より好ましくは60〜90℃、反応時間は0.1〜3時
間、より好ましくは0.3〜2時間が採用される。また
の方法における重合禁止剤としてはハイドロキノンやモ
ノ−t−ブチルハイドロキノン等の公知のものを少量、
例えば約0.1重量添加するのが好ましい。
一方、の方法における反応条件としては、温度5〜50
℃、反応時間0.1〜10時間の範囲で選択するのがよい。
勿論、上記〜の反応系において、その他のインキ組
成物成分が含まれていてもよいことは言うまでもない。
要は得られた光硬化性水なし平版用インキ組成物中に、
活性水素を含有するアミン化合物で分子鎖伸長された光
硬化性変性樹脂が含まれているものであればいかなる方
法でもよく、本発明の目的乃至効果を良好に達成するこ
とができる。
本発明の光硬化性水なし平版用インキ組成物中の変性樹
脂の配合量としては、特に限定されないが、インキ物性
および光硬化性の点から、5〜90重量%の範囲で選択す
るのが好ましく、より好ましくは10〜70重量%である。
本発明いおいて使用される石油系溶剤としては、炭素数
12以上の脂肪族、脂環族、芳香族炭化水素が広く使用出
来るが、好ましくは、通常の油性インキ溶剤として使用
されている沸点200〜350℃の石油系溶剤が使用され、例
えばパラフィン系、イソパラフィン系、α−オレフィン
系、ナフテン系、芳香族含有パラフィン系などの高沸点
石油溶剤が挙げられ、これらは単独または2種以上併用
することができる。
インキ組成物中におけるこれらの石油系溶剤の添加量
は、1〜50重量%の範囲、より好ましくは3〜20重量%
の範囲が好ましい。石油系樹脂の添加量が50重量%を越
える場合は、印刷時のインキ反撥性が不良となるため好
ましくなく、また1重量%未満の場合には、得られるイ
ンキのタックの低下効果が小さくなるため好ましくな
い。
上記およびの方法で得られた変性光硬化性樹脂を用
いてインキ化する場合は、通常の光硬化性インキの場合
と全く同様で、変性された光硬化性樹脂に上記石油系溶
剤と、顔料、光増感剤、重合禁止剤等を加えて、三本ロ
ールで練肉すればよい。また上記で得られた変性光硬
化性インキの場合は、そのまま、あるいは必要に応じて
石油系溶剤等の他の成分を添加して、三本ロールで練肉
することにより使用することができる。
顔料としては、無機または有機系の顔料など従来のイン
キ組成物で用いられているものが使用できる。
また光重合開始剤としては、アンスラキノン、ベンゾイ
ンエーテル、ベンゾフェノン、ジブチルフェニルホスフ
ィン、α,α,ジエトキシアセトフェノン、2−エチル
アンスラキノン等が挙げられる。
さらに重合禁止剤としては、ハイドロキノン、ハイドロ
キノンモノメチルエーテル、モノ−t−ブチルハイドロ
キノンおよびカテコール等が挙げられる。
また上記する成分の他に、通常インキのビヒクル成分と
して使用されるものを混合して用いることもできる。ビ
ヒクル成分としては、例えばフェノール樹脂、ロジン変
性フェノール樹脂、エポキシ樹脂、石油系樹脂、アルキ
ッド樹脂、ポアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、乾性油、
合成乾性油、ロジン、ロジンエステル等が挙げられる。
以上のようにして製造された光硬化性水なし平版用イン
キ組成物は、インキ反撥性が良好であるため、印刷時に
インキ反撥性不良による地汚れの発生がない上、インキ
を確実に低タック化することができるため、印刷物のブ
ランケット胴への巻上がりやピッキング、パイリング、
さらに印刷品質の低下という問題がなく、印刷直後に紫
外線等をを照射することによって所定な印刷物となすこ
とができる。
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 攪拌機を取り付けたセパラブルフラスコにエポキシアク
リレート(昭和高分子(株)製“リポキシ"SP−5003,粘
度500ポイズ)100重量部と、モノ−t−ブチルハイドロ
キノン(片山化学(株)製)0.2重量部、5号ソルベン
ト(日本石油(株)製炭化水素溶剤、沸点270〜310℃)
10重量部に、ダイマー酸とジエチレントリアミンとの縮
合物(モノ比1:1)のポリアミド化合物(分子量:5,00
0)を3.0重量部加え、60℃のオイルバス中で30分間よく
攪拌しながら反応させた。
このようにして得られた変性樹脂含有成分をプレポリマ
(1)とする。
次にこのプレポリマー(1)を用いて以下の組成でイン
キを製造する。
シアニンブルー 18重量部 炭酸カルシュム 5重量部 プレポリマ(1) 50重量部 ベンゾフェノン 5重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート 20.98重量部 モノ−t−ブチルハイドロキノン 0.02重量部 ポリエチレンワックス 1重量部 合計 100重量部 上記のような配合物を三本ロールで練肉して得られたイ
ンキをインキAとする。
比較例1 実施例1において、ポリアミド化合物による変性を行な
わないで、エポキシアクリレート100重量部と5号ソル
ベント10重量部を混合したものをプレポリマ(2)と
し、これを実施例1でいうプレポリマ(1)の代りに用
いる以外は、全て実施例1でいうプレポリマ(1)と同
様の方法でインキを作り、これをインキBとする。
比較例2 5号ソルベントを110重量部とする以外は、実施例1と
同様にしてプレポリマ(3)を得る。該プレポリマ
(3)をプレポリマ(1)の代りに用いる他は、実施例
1と同様にしてインキを作り、これをインキCとする。
比較例3 5号ソルベントの添加量を0.5重量部とする以外は、実
施例1と全く同様にして得られたインキをインキDとす
る。
以上のようにして製造された4種のインキA〜Dを以下
の方法で印刷および評価テストを行ない、表2に示すよ
うな結果を得た。
印刷機はダビッドソンオフセット1色機を用い、これに
水なし平版(東レ(株)製水なし平版ALP−N)を付け
てA−4上質紙に各々1000部印刷した。このとき印刷濃
度が、ベタ部で光学濃度(マクベス(株)製濃度計マク
ベスD514を使用)が1.5になるようにした。
このようにして得られた印刷物に4KW高圧水銀灯を20cm
の距離から照射してインキが指につかなくなる時間を求
め、光硬化性とした。
また印刷物中の非画線部にインキ反撥性不良による地汚
れがないかどうかをチェックするとともに、画線部につ
いてはその画質を観察した。
表1から明らかなごとく、本発明を満足するインキAは
いずれの性能においても優れており、インキB〜Dに比
べて著しく優れていることがわかる。
[発明の効果] 本発明に係る光硬化性水なし平版用インキ組成物は上述
のごとく構成されているため、印刷時にインキ反撥性不
良による地汚れの発生がない上、インキのタックを適度
なものとなすことができるため、印刷物のブランケット
胴への巻上がりやピッキング、パイリング等を確実に防
止することができ、印刷品質の向上に大きく寄与するも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光硬化性樹脂を活性水素を含むアミン化合
    物で分子鎖伸長せしめた変性樹脂と、石油系溶剤1〜50
    重量%とを含有することを特徴とする光硬化性水なし平
    版用インキ組成物。
JP62117471A 1987-05-14 1987-05-14 光硬化性水なし平版用インキ組成物 Expired - Fee Related JPH0715078B2 (ja)

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JPH02238066A (ja) * 1989-03-10 1990-09-20 Toray Ind Inc 水なし平版印刷用紫外線硬化性インキ組成物
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