JPH071542Y2 - トルクコンバータ又はフルードカップリングのフラッシング装置 - Google Patents

トルクコンバータ又はフルードカップリングのフラッシング装置

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JPH071542Y2
JPH071542Y2 JP6810889U JP6810889U JPH071542Y2 JP H071542 Y2 JPH071542 Y2 JP H071542Y2 JP 6810889 U JP6810889 U JP 6810889U JP 6810889 U JP6810889 U JP 6810889U JP H071542 Y2 JPH071542 Y2 JP H071542Y2
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rotation
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JP6810889U
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明良 山下
和義 橋口
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ターボ式流体伝動装置、すなわち、トルクコ
ンバータ又はフルードカップリング(以下トルクコンバ
ータ等という)の組立体内を清掃するためのフラッシン
グ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来トルクコンバータ等を分解することなくその内部を
清掃するためには、例えば、第4図、第5図に示すよう
なトルクコンバータ等のフラッシング装置30を用い、例
えば第6図に示すようなトルクコンバータ組立体(以下
ワークと言う)1内に清掃用の油及び空気を通すことに
より内部の汚れの清掃を行っていた。第4図の状態はそ
の設備の原位置を示す。以下作業手順に沿ってその構成
と作用を説明すると、 (1)フラッシング装置30の本体31に固定されたコラム
4にはワーク仮受台と治具6とドライブユニット12とが
配設されている。先づ作業者により、これから洗浄をす
るワーク1をワーク仮受台3にセットし起動を掛ける
と、仮受台3はワーク昇降用シリンダ5の動きによりガ
イドバー25に沿って下降し、第5図に示すように治具6
の回転部7の上にワーク1が着座する。この際、治具本
体8より出たノズル9がワーク1の中に挿入される。治
具6は治具ブラケット10に載置され、前記回転部7と治
具本体8より成り、シールゴム27、オイルシール28、ラ
ジアルベアリング29を備え、回転部7はワーク1と共に
回転できる。
(2)次に、ドライブユニット昇降用シリンダ11(第4
図)により、ドライブユニット12が下降し、その先端の
ドライブプレート14によりワーク1をクランプする。
(3)クランプ後回転用モータ13により、ドライブプレ
ート14、ドライブピン15(第5図)、ワーク1の構成部
品であるセットブロック17を介して回転が伝達され、ワ
ーク1が回転する。
(4)回転(約150rpm)と同時に供給口19(第5図)よ
り洗浄油が圧送され、油はワーク1内に流入して内部を
洗浄し、排出口20より抜き取られ、フラッシング(流体
による清掃)が行われる。所定時間、洗浄を行った後、
油の供給を停止し、油によるフラッシングを終る。
(5)前記フラッシング完了後供給口19より空気を圧送
し、その圧力でワーク1のニードルベアリング22(第6
図A部参照)の隙間から油を排出口20(第5図)へ押し
出す。所定時間経過後、空気の供給及びワーク1の回転
を停止し、当該油抜き取りサイクルを完了する。
(6)ドライブユニット12を上昇し、次いで仮受台3を
上昇し、ワーク1を治具6より離して全サイクルが完了
し、設備は最初の原位置に復帰する。
以上一例としてあげたような手順により、従来、フラッ
シングが行われていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のフラッシングサイクル直後の残留油量はワーク1
内に約2,000ccある。これを更に減量するためには、ワ
ーク1を水平状態で長時間放置し、ニードルベアリング
22の隙間より自然抜き取りを行い、その結果最終的には
ワーク1内の残油量は約600ccとなる。この様に残油量
があることは当然それに含まれる異物も多く洗浄の効果
が低減する。
上記の残油は空気の圧力ではほとんど抜け出ることはで
きない。空気の圧力が有効であるのは油面がニードルベ
アリング22よりも上に位置する場合のみであり、これ
も、放置した場合に比べて残油の流出時間が短縮される
だけで最終的な残油量には変化がない。この油面を変化
させるためにワークに回転を与えて油を攪拌しても、回
転数が低いと油面は攪拌されず、また、回転数が高いと
遠心力で唯一の出口であるニードルベアリング22より遠
い位置に油が寄せられるために逆効果となりワークより
外へ流出しにくくなる。
またトルクコンバータを本来の回転方向とは反対の反時
計方向に回転させブレードの動きを逆転させることによ
り油面を変化させてみても油の排出は充分に行われな
い。
また、ワークに油の抜き取り用のドレーン穴を設ける方
法もあり、これも従来行われているが、これは部品点数
増、機械加工増などのために大巾なコスト高となる。
本考案に於いては、上記の問題点を解決するために、現
状の製品形状を変更することなく、効果的なフラッシン
グが行える装置を得ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために本考案に於いては、トルク
コンバータ等の組立体内に洗浄油及び圧縮空気を供給、
排出させるノズルを有する治具と、前記治具と共に前記
組立体を挟持してこれに回転を与えるドライブユニット
とを具備するトルクコンバータ等のフラッシング装置で
あって、前記フラッシング装置を傾斜させて前記組立体
内の洗浄油の油面を変化させる機構と、前記ドライブユ
ニットに回転方向及び回転数の変更可能な可変モータを
備えたことを特徴とするトルクコンバータ等のフラッシ
ング装置を提供する。
〔作用〕
トルクコンバータ等組立体を治具とドライブユニットと
の間に挟持し、ノズルを前記組立体内に挿入して洗浄油
を組立体内に供給し、ドライブユニットにより組立体を
回転して油によるフラッシングを行い、該フラッシング
装置を傾斜させる機構により装置を傾斜させて組立体内
の油面を変化させ、所定時間、油によるフラッシングを
行った後、油を組立体内より排出し、ついでドライブユ
ニットにより組立体を所定の低速度で組立体をその正規
の回転方向とは逆の方向に低速で回転し、前記ノズルよ
り圧縮空気を組立体内に供給し、空気圧により残油を組
立体内より押し出してフラッシング作業を完了する。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基いて説明する。第1図は本考
案による設備の原位置の状態を示し、第2図は油の抜き
取りのために装置を傾斜した場合の要部断面図、第3図
は同じく装置を傾斜し回転を与えた場合の要部断面図を
示す。また前記第4〜6図と共通な部位については同一
の番号が付してある。以下その構成と作用を説明する
と、 (1)ワーク1をワーク仮受台3にセットし起動を掛け
ると、ワーク仮受台3は可動コラム2に固定されたワー
ク昇降用シリンダ5によってガイドバー25を摺動して下
降し、ワーク1は、可動コラム2に治具ブラケット10を
介して設けられた治具6に着座する。この際治具6に固
定されたノズル9がワーク1の中に挿入される。
(2)次に、可動カラム2に昇降可能に設けられたドラ
イブユニット12がドライブユニット昇降用シリンダ11に
よりドライブユニット用スライド24を摺動して下降し、
ワーク1をクランプすると共に回転用モータ13によりド
ライブプレート14を介し回転を伝達する。このときノズ
ル9の下部に位置する供給口19より油がワーク1の内部
に注入され、内部を洗浄した油はニードルベアリング22
(第2図)を通り排出口20へ排出されることにより油に
よるフラッシングが開始される。
(3)上記の状態になってから、装置の本体31に支点16
により揺動可能に設けられた可動コラム2がシリンダブ
ラケット23に取り付けられた傾斜用シリンダ18により、
調整可能に設けられた傾斜ストッパ21により停止するま
で傾斜しそのまま洗浄油の供給排出を続行して所定の時
間経過後、油の供給を停止し、油によるフラッシングサ
イクルを完了する。
(4)上記フラッシングサイクル完了後、ワーク1は回
転用モータ13により回転させたまゝノ状態で供給口19よ
り空気を圧送し、ワーク1内よりの油抜き取りサイクル
を開始する。このときは第2図に示すニードルベアリン
グ22の位置に相当する回転前の油面Fまでは空気圧に押
されて油がニードルベアリング22を通って一挙に抜け
る。その後の油は、ワーク1に所定の傾斜角度αと、ワ
ーク1に該トルクコンバータの本来の回転方向とは反対
の方向(第2図に於てドライブプレート14側から見て反
時計方向)に所定の低速回転を与えるとワーク1内のブ
レード26の動きが逆転するために油が逆流し、第3図に
示すように油が中央に集中してニードルベアリング22よ
りも高い油面Gを形成し、したがってこの部分からニー
ドルベアリング22を通過して油が短時間に多量に排出さ
れ、更に多くの残油を抜き取ることが可能となる。
次に、本実施例による作動を実際に行った試験の結果を
示すと、第2図に示すように、諸元、外径D=φ230m
m、厚みW=90mm、のトルクコンバータ組立体につい
て、傾斜角度α=45°とし、30r.p.m.の反時計回りで回
転し、空気圧力は一般工場圧力4kg/cm2を採用して試験
を行った結果、第3図に示すように回転中の油面Gが中
央に集中しニードルベアリング22よりは高くなり、20秒
間の抜き取り時間で残油が50〜60ccとなり、これは時間
延長により更に抜き取りが可能であった。
(4)上記抜き取りサイクルを所定時間実施後、傾斜用
シリンダ18により可動コラム2が垂直となる原位置に復
帰し、ワーク1の回転及び空気の供給を停止する。
(5)ドライブユニット昇降用シリンダ11によりドライ
ブユニット12が上昇し、その後、ワーク仮受台3が上昇
して全サイクルが完了し、設備が全部、原位置へ復帰す
る。
上記の実施例で説明した本考案の特徴とその要点をまと
めると次のようになる。
(A)可動コラム2の傾斜角度αは、傾斜用シリンダ18
と一体に設けられた傾斜ストッパ21により調整可能な構
成となっている。このように、ストッパ21をシリンダ18
と一体とすることにより角度を変えてもストッパ21に掛
る力の方向が変化しない。
(B)ワーク1に回転を与える回転用モータ13は任意に
回転方向及び回転数の変更が可能である可変モータを採
用する。
(C)上記(A)(B)項に示した、傾斜角度と回転方
向と回転数とをそのワークの形状に応じて調整すること
によりワーク1内の油がワーク1の中央のニードルベア
リング22に集まるような条件を設定する。このために
は、 (C)−1.ワーク1の構成部品であるブレード26(第2
図)により油を上方へ持ち上げる作用を引き出すため
に、従来に比べて低回転かつ、逆回転(トルクコンバー
タ作動時の回転方向を正回転とする)とし、ワーク1の
傾斜角度αとのマッチングにより、最適条件を設定す
る。
(C)−2.最適条件は対象ワーク形状毎に検討設定する
必要があり、本考案はその設定が容易に可能な構成であ
る。
(D)上記により設定した傾斜角度に傾斜した後、ワー
ク1に回転を与えると同時にノズル9の下部より空気を
供給し、その圧力で油を押し出す。
上記の如く本考案の実施例によれば、従来は抜き取り困
難で残油が600cc以上もあったトルクコンバータのフラ
ッシング後の残油を短時間で残油50〜60ccまでに抜き取
りが可能となり、これによりトルクコンバータの性能が
良好に維持され、かつ、従来技術に於いてトルクコンバ
ータ内を清掃するために行われていたトルクコンバータ
にドレーン用の穴を開け内部をフラッシング後めくら栓
をする等のために部品点数が増し、またその機械加工な
どの要因により大巾なコスト高となるということがなく
なり、品質の向上とコストの低減とにその効果が大であ
る。
また、本考案は当実施例で示したトルクコンバータ以外
のターボ式流体伝動装置、例えばフルードカップリング
等にも充分に応用が可能である。
〔考案の効果〕
本考案を実施することにより従来行われていたトルクコ
ンバータ等の組立体内を清掃するためにドレーン穴を開
け、めくら栓を作る必要がなくなり、このためのコスト
を低減することができる。
また、ドレーン穴を開けずに行う従来のフラッシング法
に比し、残油の排出が短時間に多量に行われ、簡単な装
置で作業時間の節約とトルクコンバータ等の品質の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトルクコンバータのフラッシング
装置の好適な一実施例を示すものでその装置の縦断面説
明図、第2図は前記装置を傾斜した場合の要部断面図、
第3図は同じく装置を傾斜し、回転を与えた場合の要部
断面図、第4図は従来技術による前記装置の縦断面説明
図、第5図は前記装置の治具部を詳細に示す要部断面
図、第6図はトルクコンバータ組立体の断面図を示す。 1…トルクコンバータ組立体(ワーク)、6…治具、9
…ノズル、12…ドライブユニット、13…モータ、30…ト
ルクコンバータ等フラッシング装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータ又はフルードカップリン
    グの組立体内に洗浄油及び圧縮空気を供給、排出させる
    ノズルを有する治具と、前記治具と共に前記組立体を挟
    持してこれに回転を与えるドライブユニットとを具備す
    るトルクコンバータ又はフルードカップリングのフラッ
    シング装置であって、前記フラッシング装置を傾斜させ
    て前記組立体内の洗浄油の油面を変化させる機構と前記
    ドライブユニットに回転方向及び回転数の変更可能な可
    変モータを備えたことを特徴とするトルクコンバータ又
    はフルードカップリングのフラッシング装置。
JP6810889U 1989-06-13 1989-06-13 トルクコンバータ又はフルードカップリングのフラッシング装置 Expired - Lifetime JPH071542Y2 (ja)

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JP6472997B2 (ja) * 2014-12-24 2019-02-20 株式会社Subaru 流体継手のフラッシング方法、及びフラッシング装置

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