JPH071547B2 - 磁気記録媒体の製造法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造法

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JPH071547B2
JPH071547B2 JP3591486A JP3591486A JPH071547B2 JP H071547 B2 JPH071547 B2 JP H071547B2 JP 3591486 A JP3591486 A JP 3591486A JP 3591486 A JP3591486 A JP 3591486A JP H071547 B2 JPH071547 B2 JP H071547B2
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magnetic
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伸哉 松谷
秀夫 畠中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オーディオ,ビデオ機器あるいはコンピュー
ター等に用いる磁気テープ,磁気ディスク等の磁気記録
媒体に関するものである。
従来の技術 近年、上記の各磁気記録媒体は高密度記録に向かい、そ
のため記録波長は短く、記録トラック幅は狭く、記録媒
体厚は薄くという方向にある。その結果、再生出力、SN
比等の電磁変換特性は、一般に不利になってきている。
従来の磁気記録媒体は、主として磁性層の耐久性改善の
目的から、塗布直前に反応性に富んだ硬化剤を加えたい
わゆる熱硬化型磁性塗料を、比磁性支持体に塗布,乾
燥,カレンダ処理後、比較的長時間の熱処理を加えて得
られることから、特性が均質で、且つ、高平滑な表面性
を有する磁気記録媒体の製造には種々の問題が生じてい
た。例えば、磁性塗料のポットライフの短さからくる塗
膜特性のばらつき、あるいは、磁性層の表面性が磁性粉
の分散性のみならず、磁性層の形成される非磁性粉支持
体の表面性や非磁性支持体上の形成されるバックコート
層の表面性の影響を極めて受け易く、その影響度も製品
の長手方向で傾斜をもつなどの問題があげられる。こう
した従来の熱硬化型磁気記録媒体の問題点を解決するた
めに、放射線硬化性結合剤を含有した磁性層に放射線照
射を施し塗膜を硬化させる、いわゆる放射線硬化型磁気
記録媒体の提案がこれまでにも数多く成されている。
放射線硬化型樹脂は、一般には熱硬化型樹脂を放射線感
応変性したもので、具体例としては、ラジカル重合性を
有する不飽和二重結合を示すアクリル酸,メタクリル酸
あるいはそれらのエステル化合物のような(メタ)アク
リル系二重結合やマレイン酸,マレイン酸誘導体の二重
結合等の放射線照射による架橋あるいは重合する部分を
分子中に導入することである。その他放射線照射により
架橋あるいは重合する不飽和二重結合であれば用いるこ
とができる。このような放射硬化型樹脂は、単独もしく
は複数種の組み合わせが可能であり、必要に応じて熱硬
化型樹脂との併用も差し支えない。
放射線としては、電子線加速器を線源とした電子線,Co6
0を線源としたγ線,X線発生器を線源としたX線等が使
用される。特に放射線源としては吸収線量の制御,製造
工程ラインへの導入,電離放射線の遮蔽等の見地等か
ら、電子線加速器による電子硬化法が有利である。電子
線加速器の具体例としては、米国エナジーサイエンス社
にて製造されている低線量タイプの電子線加速器(エレ
クトロカーテンシステム)や日新ハイボルテージ社製の
スキャニング型低線量タイプの電子線加速器等がある。
また、放射線架橋に際しては、N2ガス,Co2ガス等の不
活性ガス気流中で放射線を磁性層に照射することが有効
である。空気中での放射線照射は、バインダー中に生じ
たラジカル酸素あるいは放射線照射により生じたオゾン
等の影響でバインダーの重合,硬化が阻害されるため好
ましくない。
従来、磁気記録媒体(たとえば、カセットに装着された
オーディオテープ,ビデオテープ)は室内の温度変化が
穏やかな環境で使用,保管されてきた。近年、ラジカ
セ,ビデオ期カメラ,8mmビデオなどが広く使用されるよ
うになり、磁気記録媒体が屋外の高温,低温の環境で使
用,保管されることが多くなっている。特に高温さらに
は高温高湿時において,磁気記録媒体の寸法変形が著し
く生じ易くスキュー(Skew)の発生や、出力低下だけで
なく、カールの発生のため走行不良をひきおこし易い。
昨今の磁気記録システムの多様化,高性能化に伴い、ま
すます走行信頼性が重要視され、かかる苛酷な環境下で
の磁気記録媒体の特性維持が求められるている。
従来これを解決するために、低熱収縮率のベースフィル
ムの使用(例えば特開昭59−11531号公報,特開昭59−1
07424号公報,特開昭60−15830号公報,特開昭60−9852
4号公報)、ベースフィルムをあらかじめ熱処理したも
のを使用(例えば特開昭59−135632号公報,特開昭60−
103517号公報)する等の案がある。
発明が解決しようとする問題点 昨今、磁気記録媒体の高密度化に伴いベースフィルムの
薄膜化が進み機械的強度が弱くなる一方、放射線硬化型
樹脂を含んだ磁気記録媒体は、従来の熱硬化型樹脂を用
いたものに比べて先述の如く多くの特徴が認められるも
のの、、熱硬化における残留応力の緩和の工程がないた
め、磁気記録媒体の寸法安定性をさらに困難な物にして
いる。このため従来の方法では、放射線硬化型樹脂を含
んだ磁気記録媒体の高温時の特性維持が、不充分となっ
ている。
本発明は上記問題に鑑み、放射線硬化型樹脂を含有する
層を形成してなる磁気記録媒体が高温下あるいは高温高
湿下に置かれても熱収縮による磁気記録媒体の変形が小
さく、優れた寸法安定性を有し、安定した走行性を有す
る磁気記録媒体を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の磁気記録媒体の
製造法は非磁性支持体上に、放射線硬化型樹脂を含有す
る層を形成し、相対湿度60%以上の雰囲気中で放射線硬
化することを特徴とするものである。
作用 本発明は上記の方法によって、単に不活性ガス気流中で
放射線を照射するだけでなく、湿度もかけることにより
水分が可塑剤として働き磁気記録媒体内部の残留歪みを
確実迅速に取り除き、高温高湿下での寸法安定性を改善
することができる。
実施例 以下本発明の実施例について、磁気テープで具体的に説
明する。なお実施例で述べている成分の部数は、すべて
重量比を示すものとする。
非磁性支持体として、ポリエチレンテレフタレート,ポ
リエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステル類;
ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン類;
セルローストリアセテート,セルロースダイアセテー
ト,セルロースアセテートブチーレート,セルロースア
セテートプロピオネート類のセルロース誘導体;ポリ塩
化ビニル,ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂;ポリ
カーボネート、ポリイミド,ポリエーテルイミドポリア
ミドイミド等のプラスチックフィルム等があげられる
が、どれについても適用可能である。
(実施例1) 磁性層用塗料〔A〕の調整; 強磁性Co被着γ−Fe2O3 上記組成物をボールミル及びサイドミルを用いて混練分
散をおこなった後、平均孔径1μmのフィルターでろ過
して磁性層用塗料〔A〕を準備した。
上記磁性塗料〔A〕を表1のポリエステルフィルム上に
塗布,磁場配向,乾燥処理を施した後、スーパーカレン
ダロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧160kv吸
収線量として8Mradとなる条件で電子線照射を窒素気流
下で相対湿度60%の雰囲気中で行い、厚さ5μmの磁性
層を有する原反ロールを得た。これを1/2インチ幅に裁
断してビデオテープ試料(250m長)を製造した。
(実施例2) 上記磁性塗料〔A〕を表1のポリエステルフィルム上に
塗布,磁場配向,乾燥処理を施した後、スーパーカレン
ダロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧160kv吸
収線量として8Mradとなる条件で電子線照射を窒素気流
下で相対湿度80%の雰囲気中で行い、厚さ5μmの磁性
層を有する原反ロールを得た。これを1/2インチ幅に裁
断してビデオテープ試料(250m長)を製造した。
(比較例1) 上記磁性塗料〔A〕を表1のポリエステルフィルム上に
塗布,磁場配向,乾燥処理を施した後、スーパーカレン
ダロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧160kv吸
収線量として8Mradとなる条件で電子線照射を窒素気流
下で相対湿度40%の雰囲気中で行い、厚さ5μmの磁性
層を有する原反ロールを得た。これを1/2インチ幅に裁
断して、ビデオテープ試料(250m長)を製造した。
(比較例2) 上記磁性塗料〔A〕を表1のポリエステルフィルム上に
塗布,磁場配向,乾燥処理を施した後、スーパーカレン
ダロールによる鏡面加工処理、次いで加速電圧160kv吸
収線量として8Mradとなる条件で電子線照射を窒素気流
下で相対湿度50%の雰囲気中で行い、厚さ5μmの磁性
層を有する原反ロールを得た。これを1/2インチ幅に裁
断して、ビデオテープ試料(250m長)を製造した。
以上の各実施例及び比較例で得られた磁気テープ試料を
用いて、表2の結果を得た。
1)熱収縮率 熱処理条件;100℃,1時間 熱収縮率=(L−L′)/L×100(%) L;熱処理前の試料テープの長さ (at30℃) L′;熱処理後の試料テープの長さ (at30℃) 2)カール 上記の熱処理条件で、目視検査で判定した。
3)走行性 VHS方式VTR(松下電器産業(株)製、NV−8200)を、60
℃の環境下で走行させ安定性をみた。
発明の効果 以上のように本発明によれば、非磁性支持体上に、放射
線硬化型樹脂を含有する層を形成し、相対湿度60%以上
の雰囲気中で放射線硬化することにより、磁気記録媒体
が高温下あるいは高温高湿下に置かれても、熱収縮によ
る磁気記録媒体の変形が小さく、優れた寸法安定性を有
し、安定した走行性を有する磁気記録媒体を、提供する
ことができる。
なお、上記実施例では磁気テープについて説明をした
が、本発明は、磁気テープのみならず、磁気ディスク,
磁気カード等の他の磁気記録媒体に、応用可能であるこ
とは言うまでもない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性支持体上に、放射線硬化型樹脂を含
    有する層を形成し、相対湿度60%以上の雰囲気中で放射
    線硬化することを特徴とする磁気記録媒体の製造法。
JP3591486A 1986-02-20 1986-02-20 磁気記録媒体の製造法 Expired - Lifetime JPH071547B2 (ja)

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JP3591486A JPH071547B2 (ja) 1986-02-20 1986-02-20 磁気記録媒体の製造法

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JPS62192929A JPS62192929A (ja) 1987-08-24
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