JPH07156784A - マスタシリンダ - Google Patents
マスタシリンダInfo
- Publication number
- JPH07156784A JPH07156784A JP30953593A JP30953593A JPH07156784A JP H07156784 A JPH07156784 A JP H07156784A JP 30953593 A JP30953593 A JP 30953593A JP 30953593 A JP30953593 A JP 30953593A JP H07156784 A JPH07156784 A JP H07156784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- communication hole
- valve
- hole
- master cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁の開くまでの時間遅れを防止して応答性の
良好なマスタシリンダを提供することを目的とする。 【構成】 ピストン13が非作動位置にあるとき連通孔
13bを開放し、且つピストンが作動位置にあるとき連
通孔を遮蔽し圧力室R4内に液圧を発生させるバルブ機
構Vとを備え、バルブ機構が、連通孔を遮蔽可能な弁体
22と、弁体を連通孔の開口部に当接させる方向に付勢
するスプリングと24とをしたマスタシリンダにおい
て、弁体の連通孔の開口部との当接部又は連通孔の開口
部に位置し、軸方向に貫通する貫通孔23a(23d)
を有した金属環23b(23b’)と金属環の外周側に
位置し軸方向端面よりも突出した状態で設けられた第1
弾性部材23c(23c’)とを有した弁部材23(2
3c’)を備えたことを特徴とするマスタシリンダ。
良好なマスタシリンダを提供することを目的とする。 【構成】 ピストン13が非作動位置にあるとき連通孔
13bを開放し、且つピストンが作動位置にあるとき連
通孔を遮蔽し圧力室R4内に液圧を発生させるバルブ機
構Vとを備え、バルブ機構が、連通孔を遮蔽可能な弁体
22と、弁体を連通孔の開口部に当接させる方向に付勢
するスプリングと24とをしたマスタシリンダにおい
て、弁体の連通孔の開口部との当接部又は連通孔の開口
部に位置し、軸方向に貫通する貫通孔23a(23d)
を有した金属環23b(23b’)と金属環の外周側に
位置し軸方向端面よりも突出した状態で設けられた第1
弾性部材23c(23c’)とを有した弁部材23(2
3c’)を備えたことを特徴とするマスタシリンダ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスタシリンダに関
し、車両用ブレーキ等に利用できる。
し、車両用ブレーキ等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、マスタシリンダのシリンダ孔内を
摺動可能に配設されアウトレットポートを介して液圧管
路に常時連通する圧力室とリザーバに常時連通する補給
室とを形成するピストンに、圧力室と補給室とを連通す
る連通路が設けられていて、この連通路を遮蔽可能なバ
ルブ機構を備えたものが知られている。
摺動可能に配設されアウトレットポートを介して液圧管
路に常時連通する圧力室とリザーバに常時連通する補給
室とを形成するピストンに、圧力室と補給室とを連通す
る連通路が設けられていて、この連通路を遮蔽可能なバ
ルブ機構を備えたものが知られている。
【0003】上述したようなマスタシリンダの従来技術
としては、実開昭63−176864号公報に開示され
る技術が知られている。図5は、この技術に開示される
マスタシリンダのバルブ機構周辺を表す拡大断面図であ
る。同図において、100はシリンダ孔100aが形成
されたハウジングを示し、このハウジング100には、
図示しないリザーバタンクとシリンダ孔100aとを連
通させる連通孔100bが設けられている。101はシ
リンダ孔100a内をシールカップ102を介して軸方
向に摺動可能なピストンを示し、このピストン101は
シリンダ孔100a内を補給室103と圧力室104と
に区画している。又、ピストン101には縦孔101
a、縦孔101aと圧力室104とを連通する軸方向孔
101bが設けられている。軸方向孔101bの圧力室
104側の開口部には、バルブケース105に狭持され
る弾性部材106(弁座)が配設され、この弾性部材1
06をバルブストッパ107により止めている。バルブ
ケース105は、弁体108の移動を規制すると共に、
スプリング109を介して弁体108を弾性部材106
側へ付勢している。更にバルブケース105は、フラン
ジ部105aにてピストン101を初期位置に向けて付
勢するリターンスプリング110を保持している。
としては、実開昭63−176864号公報に開示され
る技術が知られている。図5は、この技術に開示される
マスタシリンダのバルブ機構周辺を表す拡大断面図であ
る。同図において、100はシリンダ孔100aが形成
されたハウジングを示し、このハウジング100には、
図示しないリザーバタンクとシリンダ孔100aとを連
通させる連通孔100bが設けられている。101はシ
リンダ孔100a内をシールカップ102を介して軸方
向に摺動可能なピストンを示し、このピストン101は
シリンダ孔100a内を補給室103と圧力室104と
に区画している。又、ピストン101には縦孔101
a、縦孔101aと圧力室104とを連通する軸方向孔
101bが設けられている。軸方向孔101bの圧力室
104側の開口部には、バルブケース105に狭持され
る弾性部材106(弁座)が配設され、この弾性部材1
06をバルブストッパ107により止めている。バルブ
ケース105は、弁体108の移動を規制すると共に、
スプリング109を介して弁体108を弾性部材106
側へ付勢している。更にバルブケース105は、フラン
ジ部105aにてピストン101を初期位置に向けて付
勢するリターンスプリング110を保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、弾性部材106の体積が大きいために、補給室と圧
力室との圧力差による弾性部材106の伸び量が大き
く、マスタシリンダの作動を解除するとき弾性部材10
6が弁体108に吸着して追随してしまう。そのため、
弾性部材106の弾性変形前の状態よりも更に弁体10
8を引張らなければ、弁を開くことができない。これに
よって、運転者がブレーキを解除すべくブレーキ操作を
解除しても、ブレーキ力が減少し始めるまでの時間遅れ
が生じ、又ブレーキ解除のために弁体のストロークを大
きく設定するとロスストロークが大となり、応答性の悪
化となる。
は、弾性部材106の体積が大きいために、補給室と圧
力室との圧力差による弾性部材106の伸び量が大き
く、マスタシリンダの作動を解除するとき弾性部材10
6が弁体108に吸着して追随してしまう。そのため、
弾性部材106の弾性変形前の状態よりも更に弁体10
8を引張らなければ、弁を開くことができない。これに
よって、運転者がブレーキを解除すべくブレーキ操作を
解除しても、ブレーキ力が減少し始めるまでの時間遅れ
が生じ、又ブレーキ解除のために弁体のストロークを大
きく設定するとロスストロークが大となり、応答性の悪
化となる。
【0005】本発明は、弁の開くまでの時間遅れを防止
して応答性の良好なマスタシリンダを提供することを技
術的課題とする。
して応答性の良好なマスタシリンダを提供することを技
術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、作動液を収容するシリンダボディのシリンダ孔にピ
ストンカップを介して液密的且つ軸方向へ摺動可能に挿
嵌されてシリンダ孔の内周面に形成されたアウトレット
ポートを介して液圧管路に常時連通する圧力室とリザー
バに常時連通する補給室とを形成すると共に圧力室と補
給室とを連通させる連通孔を有するピストンと、圧力室
内に収容されてピストンを非作動位置に向けて付勢する
リターンスプリングと、ピストンの先端部に装着されて
ピストンが非作動位置にあるとき連通孔を開放し、且つ
ピストンが作動位置にあるとき連通孔を遮蔽して圧力室
内に液圧を発生させるバルブ機構とを備え、バルブ機構
が、一端の係合部がシリンダ孔内に設けられたホルダに
係合して移動量が規定され、他端が連通孔の開口部に当
接して連通孔を遮蔽可能な弁体と、弁体を連通孔の開口
部に当接させる方向に付勢するスプリングとを有したマ
スタシリンダにおいて、弁体の連通孔の開口部との当接
部又は連通孔の開口部に位置し、軸方向に貫通する貫通
孔を有した金属環と、金属環の外周側に位置し軸方向端
面よりも突出した状態で設けられた第1弾性部材とを有
した弁部材を備えたことである。
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、作動液を収容するシリンダボディのシリンダ孔にピ
ストンカップを介して液密的且つ軸方向へ摺動可能に挿
嵌されてシリンダ孔の内周面に形成されたアウトレット
ポートを介して液圧管路に常時連通する圧力室とリザー
バに常時連通する補給室とを形成すると共に圧力室と補
給室とを連通させる連通孔を有するピストンと、圧力室
内に収容されてピストンを非作動位置に向けて付勢する
リターンスプリングと、ピストンの先端部に装着されて
ピストンが非作動位置にあるとき連通孔を開放し、且つ
ピストンが作動位置にあるとき連通孔を遮蔽して圧力室
内に液圧を発生させるバルブ機構とを備え、バルブ機構
が、一端の係合部がシリンダ孔内に設けられたホルダに
係合して移動量が規定され、他端が連通孔の開口部に当
接して連通孔を遮蔽可能な弁体と、弁体を連通孔の開口
部に当接させる方向に付勢するスプリングとを有したマ
スタシリンダにおいて、弁体の連通孔の開口部との当接
部又は連通孔の開口部に位置し、軸方向に貫通する貫通
孔を有した金属環と、金属環の外周側に位置し軸方向端
面よりも突出した状態で設けられた第1弾性部材とを有
した弁部材を備えたことである。
【0007】請求項2の発明において講じた技術的手段
は、第1弾性部材と当接する部位に設けられるV溝を備
えたことである。
は、第1弾性部材と当接する部位に設けられるV溝を備
えたことである。
【0008】請求項3の発明において講じた技術的手段
は、弁部材の最大径を形成する部位に位置する第2弾性
部材を備えたことである。
は、弁部材の最大径を形成する部位に位置する第2弾性
部材を備えたことである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の作用を説明する。金属環の軸
方向端面から突出し弁体と当接する第1弾性部材のみで
弁が閉状態のときの気密を保つことができるので、弾性
部材の体積を小さくすることができ、弾性部材の変形量
を少なくすることができる。そのため、弁体が弾性部材
から離れようとするときの弾性部材の変形量を抑えるこ
とができるので、弁が開きやすくなり時間遅れを短くす
ることができ、応答性の良好なマスタシリンダが提供さ
れる。
方向端面から突出し弁体と当接する第1弾性部材のみで
弁が閉状態のときの気密を保つことができるので、弾性
部材の体積を小さくすることができ、弾性部材の変形量
を少なくすることができる。そのため、弁体が弾性部材
から離れようとするときの弾性部材の変形量を抑えるこ
とができるので、弁が開きやすくなり時間遅れを短くす
ることができ、応答性の良好なマスタシリンダが提供さ
れる。
【0010】請求項2の発明の作用を説明する。第1弾
性体と当接する部位にV溝を備えたことによって、第1
弾性体を内周側及び外周側で支持されるために、第1弾
性部材変形時の変形量が少なくできて、第1弾性部材の
寿命を向上させることができる。
性体と当接する部位にV溝を備えたことによって、第1
弾性体を内周側及び外周側で支持されるために、第1弾
性部材変形時の変形量が少なくできて、第1弾性部材の
寿命を向上させることができる。
【0011】請求項3の発明の作用を説明する。弁部材
をピストンに形成される連通孔の開口部に配設する場
合、開口部に挿入孔が形成されて、この挿入孔に弁部材
を挿入することが行われる。一方、マスタシリンダの軽
量化のために樹脂製ピストンを用いることがある。上記
二つのことが行われる場合、弁部材の最大径を形成する
部位に第2弾性部材を備えているので、挿入孔の損傷を
防止することができ、更に挿入孔への圧入を容易に行う
ことができる。
をピストンに形成される連通孔の開口部に配設する場
合、開口部に挿入孔が形成されて、この挿入孔に弁部材
を挿入することが行われる。一方、マスタシリンダの軽
量化のために樹脂製ピストンを用いることがある。上記
二つのことが行われる場合、弁部材の最大径を形成する
部位に第2弾性部材を備えているので、挿入孔の損傷を
防止することができ、更に挿入孔への圧入を容易に行う
ことができる。
【0012】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0013】図1は、本実施例のマスタシリンダの断面
図である。同図において、マスタシリンダ10はコンベ
ンショナル型及びポートレス型の内部構造を備えてお
り、シリンダボディ11、第1ピストン12、第2ピス
トン13、一対のリターンスプリング14、15及びバ
ルブ機構V等により構成されている。
図である。同図において、マスタシリンダ10はコンベ
ンショナル型及びポートレス型の内部構造を備えてお
り、シリンダボディ11、第1ピストン12、第2ピス
トン13、一対のリターンスプリング14、15及びバ
ルブ機構V等により構成されている。
【0014】シリンダボディ11は一端が開口する筒状
に形成されていて内部に動液を収容するもので、そのシ
リンダ孔11a内に各ピストン12、13と各リターン
スプリング14、15等が収容されている。
に形成されていて内部に動液を収容するもので、そのシ
リンダ孔11a内に各ピストン12、13と各リターン
スプリング14、15等が収容されている。
【0015】第1ピストン12は、両端外周に嵌着され
たピストンカップ16a、16bを介してシリンダ孔1
1a内に液密的に軸方向へ摺動可能に嵌挿されている。
又、第2ピストン13は、その外周3箇所に嵌着したピ
ストンカップ17a、17b、17cを介してシリンダ
孔11a内に液密的に軸方向へ摺動可能に嵌挿されてい
る。両ピストン12、13間及び第2ピストン13とシ
リンダ孔11aの底面間には各リターンスプリング1
4、15が介装されていて、第1ピストン12はリター
ンスプリング14により図1中右方に付勢されシリンダ
孔11aの開口端内に嵌着されたスナップリング18に
一端を係止することにより非作動位置(図1の状態)に
保持され、又第2ピストン13はリターンスプリング1
4より僅かにバネ力が大きいリターンスプリング15に
より図1中右方に付勢され、又後述するバルブ機構Vの
ホルダ20が係止されることにより非作動位置に保持さ
れている。これにより、第1ピストン12はシリンダボ
ディ11のシリンダ孔11a内を、シリンダボディ11
に形成された補給ポート11bを通してブレーキリザー
バ(図示省略)に常時連通する第1補給室R1と、シリ
ンダボディ11に形成された絞り通路11cを通してブ
レーキリザーバに連通すると共にアウトレットポート1
1dを通して液圧管路に常時連通する第1圧力室R2と
に区画している。又、第2ピストン13はシリンダ孔1
1a内をシリンダボディ11に形成された補給ポート1
1eを通してブレーキリザーバに常時連通する第2補給
室R3と、バルブ機構Vを介して第2補給室R3に連通
すると共にアウトレットポート11fを通して液圧管路
に常時連通する第2圧力室R4とに区画している。
たピストンカップ16a、16bを介してシリンダ孔1
1a内に液密的に軸方向へ摺動可能に嵌挿されている。
又、第2ピストン13は、その外周3箇所に嵌着したピ
ストンカップ17a、17b、17cを介してシリンダ
孔11a内に液密的に軸方向へ摺動可能に嵌挿されてい
る。両ピストン12、13間及び第2ピストン13とシ
リンダ孔11aの底面間には各リターンスプリング1
4、15が介装されていて、第1ピストン12はリター
ンスプリング14により図1中右方に付勢されシリンダ
孔11aの開口端内に嵌着されたスナップリング18に
一端を係止することにより非作動位置(図1の状態)に
保持され、又第2ピストン13はリターンスプリング1
4より僅かにバネ力が大きいリターンスプリング15に
より図1中右方に付勢され、又後述するバルブ機構Vの
ホルダ20が係止されることにより非作動位置に保持さ
れている。これにより、第1ピストン12はシリンダボ
ディ11のシリンダ孔11a内を、シリンダボディ11
に形成された補給ポート11bを通してブレーキリザー
バ(図示省略)に常時連通する第1補給室R1と、シリ
ンダボディ11に形成された絞り通路11cを通してブ
レーキリザーバに連通すると共にアウトレットポート1
1dを通して液圧管路に常時連通する第1圧力室R2と
に区画している。又、第2ピストン13はシリンダ孔1
1a内をシリンダボディ11に形成された補給ポート1
1eを通してブレーキリザーバに常時連通する第2補給
室R3と、バルブ機構Vを介して第2補給室R3に連通
すると共にアウトレットポート11fを通して液圧管路
に常時連通する第2圧力室R4とに区画している。
【0016】第2ピストン13はその先端部に第2圧力
室R4側に開口する段付内孔を有し、この段付内孔の大
径部13a内に後述するバルブ機構Vの弁体22及びス
プリング24が介装されている。段付内孔の小径部13
bは第2補給室R3と第2圧力室R4との間の液流通路
として機能するもので、小径部13bの端部は第2ピス
トン13を半径方向に貫通しその両端が第2補給室R3
に開口する貫通孔13cに開口している。
室R4側に開口する段付内孔を有し、この段付内孔の大
径部13a内に後述するバルブ機構Vの弁体22及びス
プリング24が介装されている。段付内孔の小径部13
bは第2補給室R3と第2圧力室R4との間の液流通路
として機能するもので、小径部13bの端部は第2ピス
トン13を半径方向に貫通しその両端が第2補給室R3
に開口する貫通孔13cに開口している。
【0017】バルブ機構Vは、図2に示すように、第2
ピストン13の外周部にて固定されるリテーナ21と、
このリテーナ21により第2ピストン13に組み付けら
れる弁体22と、この弁体22とリテーナ21間に介装
されて弁体22を弁座部材(弁部材)23に着座させる
方向へ付勢するスプリング24と、第2ピストンの段付
内孔の小径部13bの図2中左端開口部に位置する弁座
部材23とにより構成されている。
ピストン13の外周部にて固定されるリテーナ21と、
このリテーナ21により第2ピストン13に組み付けら
れる弁体22と、この弁体22とリテーナ21間に介装
されて弁体22を弁座部材(弁部材)23に着座させる
方向へ付勢するスプリング24と、第2ピストンの段付
内孔の小径部13bの図2中左端開口部に位置する弁座
部材23とにより構成されている。
【0018】リテーナ21は、第2ピストン13の段付
外周部に爪部21aが係止され、更にその段部21bに
てリターンスプリング15の一端を保持している。又、
リテーナ21は、弁部22aを係止すると共にスプリン
グ24の一端を保持している。
外周部に爪部21aが係止され、更にその段部21bに
てリターンスプリング15の一端を保持している。又、
リテーナ21は、弁部22aを係止すると共にスプリン
グ24の一端を保持している。
【0019】弁体22は、端部22bがホルダ20の偏
心孔20aに嵌挿され、更に係止部材25により端部2
2bの抜け止めが成されている。弁22aの頭面には、
後述する弁座部材23の第1弾性体23cに対応する位
置に円環状のV溝22cが設けられている。
心孔20aに嵌挿され、更に係止部材25により端部2
2bの抜け止めが成されている。弁22aの頭面には、
後述する弁座部材23の第1弾性体23cに対応する位
置に円環状のV溝22cが設けられている。
【0020】弁座部材23は、軸方向に貫通した中心孔
23aが形成された金属環23bと、金属環23bに一
体成形され且つ金属環23bの軸方向端面よりも突出し
た第1弾性体23cとから構成される。金属環23b
は、段付内孔の大径部13aの底部に圧入により固定さ
れている。
23aが形成された金属環23bと、金属環23bに一
体成形され且つ金属環23bの軸方向端面よりも突出し
た第1弾性体23cとから構成される。金属環23b
は、段付内孔の大径部13aの底部に圧入により固定さ
れている。
【0021】又、図4は別実施例の弁座部材23’を示
す断面図である。同図において、弾性体23c’は、金
属環23b’の外径よりも大きな径を有した第2弾性体
を形成し、段付内孔の大径部13aに圧入しやすくなっ
ている。又、この別実施例の弁座部材23’では、最大
径を形成する部分が弾性体からなっているために、第2
ピストン13を樹脂で形成した場合でも、段付内孔の大
径部13aの周壁を損傷させることなく圧入することが
できる。又、金属間23b’の中心にはオリフィス23
dが形成されていて、このオリフィス23dの作用によ
り初期の圧力上昇が早くなり、応答性を向上させること
ができる。
す断面図である。同図において、弾性体23c’は、金
属環23b’の外径よりも大きな径を有した第2弾性体
を形成し、段付内孔の大径部13aに圧入しやすくなっ
ている。又、この別実施例の弁座部材23’では、最大
径を形成する部分が弾性体からなっているために、第2
ピストン13を樹脂で形成した場合でも、段付内孔の大
径部13aの周壁を損傷させることなく圧入することが
できる。又、金属間23b’の中心にはオリフィス23
dが形成されていて、このオリフィス23dの作用によ
り初期の圧力上昇が早くなり、応答性を向上させること
ができる。
【0022】次に、本実施例のマスタシリンダの作動に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0023】図示しないブレーキペダルの踏み込み操作
時、図示しないプッシュロッドにより第1ピストン12
が図1中左方へ押動されると、ピストンカップ16aが
絞り通路11cを通過し、ブレーキリザーバと第1圧力
室R2間の連通が遮断される。これにより第1圧力室R
2内の液圧が上昇されてアウトレットポート11dを介
して液圧管路に付与される。これと同時に、第2ピスト
ン13が図1中左方へ押動され、第2ピストン13が所
定量以上押動されると、スプリング24の作用により弁
体22が弁座部材23に着座し、第2補給室R3と第2
圧力室R4間の連通が遮断される。これにより第2圧力
室R4内の液圧が上昇されてアウトレットポート11f
を介して液圧管路に付与される。
時、図示しないプッシュロッドにより第1ピストン12
が図1中左方へ押動されると、ピストンカップ16aが
絞り通路11cを通過し、ブレーキリザーバと第1圧力
室R2間の連通が遮断される。これにより第1圧力室R
2内の液圧が上昇されてアウトレットポート11dを介
して液圧管路に付与される。これと同時に、第2ピスト
ン13が図1中左方へ押動され、第2ピストン13が所
定量以上押動されると、スプリング24の作用により弁
体22が弁座部材23に着座し、第2補給室R3と第2
圧力室R4間の連通が遮断される。これにより第2圧力
室R4内の液圧が上昇されてアウトレットポート11f
を介して液圧管路に付与される。
【0024】ブレーキペダルの踏み込みが解除される
と、リターンスプリング14、15の作用により図1に
示す非作動位置に復帰され、各補給室R1、R3が各圧
力室R2、R4にそれぞれ連通される。
と、リターンスプリング14、15の作用により図1に
示す非作動位置に復帰され、各補給室R1、R3が各圧
力室R2、R4にそれぞれ連通される。
【0025】又、本実施例においては、バルブ機構Vの
弁座部材23は、金属環23a(23a’)の軸方向端
面から突出した第1弾性体23c(23c’)のみで、
弁体22が着座しているときの気密を保つことができる
ので、弾性体の体積が小さくでき、変形量を少なくでき
る。このため、弁体22が第1弾性体23c(23
c’)から離れようとするときの変形量を抑えることが
できるので、ブレーキペダルの踏み込み解除時に弁が開
きやすいので、時間遅れを短くすることができて、応答
性の良好なマスタシリンダが提供される。
弁座部材23は、金属環23a(23a’)の軸方向端
面から突出した第1弾性体23c(23c’)のみで、
弁体22が着座しているときの気密を保つことができる
ので、弾性体の体積が小さくでき、変形量を少なくでき
る。このため、弁体22が第1弾性体23c(23
c’)から離れようとするときの変形量を抑えることが
できるので、ブレーキペダルの踏み込み解除時に弁が開
きやすいので、時間遅れを短くすることができて、応答
性の良好なマスタシリンダが提供される。
【0026】又、弁体部22aの頭面に環状のV溝22
cを備えているため、第1弾性体23c(23c’)が
内周側及び外周側で支持されるので、第1弾性体23c
(23c’)の半径方向変形の変形量が少なくできて、
寿命を向上させる。
cを備えているため、第1弾性体23c(23c’)が
内周側及び外周側で支持されるので、第1弾性体23c
(23c’)の半径方向変形の変形量が少なくできて、
寿命を向上させる。
【0027】又、弁座部材23の最大径を形成する部位
が第2弾性体23c’からなることにより、第2ピスト
ン13の段付内孔大径部13aの底部に圧入する際の、
大径部13aの周壁を損傷させることが防止される。
が第2弾性体23c’からなることにより、第2ピスト
ン13の段付内孔大径部13aの底部に圧入する際の、
大径部13aの周壁を損傷させることが防止される。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明の作用を説明する。金属
環の軸方向端面から突出し弁体と当接する第1弾性部材
のみで弁が閉状態のときの気密を保つことができるの
で、弾性部材の体積を小さくすることができ、弾性部材
の変形量を少なくすることができる。そのため、弁体が
弾性部材から離れようとするときの弾性部材の変形量を
抑えることができるので、弁が開きやすくなり時間遅れ
を短くすることができ、応答性の良好なマスタシリンダ
が提供される。
環の軸方向端面から突出し弁体と当接する第1弾性部材
のみで弁が閉状態のときの気密を保つことができるの
で、弾性部材の体積を小さくすることができ、弾性部材
の変形量を少なくすることができる。そのため、弁体が
弾性部材から離れようとするときの弾性部材の変形量を
抑えることができるので、弁が開きやすくなり時間遅れ
を短くすることができ、応答性の良好なマスタシリンダ
が提供される。
【0029】請求項2の発明の作用を説明する。第1弾
性体と当接する部位にV溝を備えたことによって、第1
弾性体を内周側及び外周側で支持されるために、第1弾
性部材変形時の変形量が少なくできて、第1弾性部材の
寿命を向上させることができる。
性体と当接する部位にV溝を備えたことによって、第1
弾性体を内周側及び外周側で支持されるために、第1弾
性部材変形時の変形量が少なくできて、第1弾性部材の
寿命を向上させることができる。
【0030】請求項3の発明の作用を説明する。弁部材
をピストンに形成される連通孔の開口部に配設する場
合、開口部に挿入孔が形成されて、この挿入孔に弁部材
を挿入することが行われる。一方、マスタシリンダの軽
量化のために樹脂製ピストンを用いることがある。上記
二つのことが行われる場合、弁部材の最大径を形成する
部位に第2弾性部材を備えているので、挿入孔の損傷を
防止することができ、更に挿入孔への圧入を容易に行う
ことができる。
をピストンに形成される連通孔の開口部に配設する場
合、開口部に挿入孔が形成されて、この挿入孔に弁部材
を挿入することが行われる。一方、マスタシリンダの軽
量化のために樹脂製ピストンを用いることがある。上記
二つのことが行われる場合、弁部材の最大径を形成する
部位に第2弾性部材を備えているので、挿入孔の損傷を
防止することができ、更に挿入孔への圧入を容易に行う
ことができる。
【図1】本発明に係るマスタシリンダの断面図を示す。
【図2】本発明に係るマスタシリンダのバルブ機構周辺
の拡大断面図を示す。
の拡大断面図を示す。
【図3】本発明に係る弁座部材の断面図を示す。
【図4】本発明に係る別実施例の弁座部材の断面図を示
す。
す。
【図5】従来のマスタシリンダのバルブ機構周辺の拡大
断面図を示す。
断面図を示す。
10・・・マスタシリンダ 11・・・シリンダボディ 12・・・第1ピストン 13・・・第2ピストン 14、15・・・リターンスプリング 22・・・弁体 22a・・・弁体部 22c・・・V溝 23、23’・・・弁座部材 23b、23b’・・・金属環 23c・・・第1弾性体 23c’・・・第1及び第2弾性体
フロントページの続き (72)発明者 荒 川 晴 生 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 小笠原 一 夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 安 田 敦 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 瀧 川 智 明 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 作動液を収容するシリンダボディのシリ
ンダ孔にピストンカップを介して液密的且つ軸方向へ摺
動可能に挿嵌されて前記シリンダ孔の内周面に形成され
たアウトレットポートを介して液圧管路に常時連通する
圧力室とリザーバに常時連通する補給室とを形成すると
共に前記圧力室と前記補給室とを連通させる連通孔を有
するピストンと、前記圧力室内に収容されて前記ピスト
ンを非作動位置に向けて付勢するリターンスプリング
と、前記ピストンの先端部に装着されて前記ピストンが
非作動位置にあるとき前記連通孔を開放し、且つ前記ピ
ストンが作動位置にあるとき前記連通孔を遮蔽して前記
圧力室内に液圧を発生させるバルブ機構とを備え、前記
バルブ機構が、一端の係合部が前記シリンダ孔内に設け
られたホルダに係合して移動量が規定され、他端が前記
連通孔の開口部に当接して前記連通孔を遮蔽可能な弁体
と、該弁体を前記連通孔の開口部に当接させる方向に付
勢するスプリングとを有したマスタシリンダにおいて、 前記弁体の前記連通孔の開口部との当接部又は前記連通
孔の開口部に位置し、軸方向に貫通する貫通孔を有した
金属環と該金属環の外周側に位置し軸方向端面よりも突
出した状態で設けられた第1弾性部材とを有した弁部材
を備えたことを特徴とするマスタシリンダ。 - 【請求項2】 前記第1弾性部材と当接する部位に設け
られるV溝を備えたことを特徴とする請求項1記載のマ
スタシリンダ。 - 【請求項3】 前記弁部材の最大径を形成する部位に位
置する第2弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1
又は請求項2記載のマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30953593A JPH07156784A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30953593A JPH07156784A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | マスタシリンダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07156784A true JPH07156784A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17994190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30953593A Pending JPH07156784A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07156784A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004034961A (ja) * | 2002-03-21 | 2004-02-05 | Robert Bosch Gmbh | マスターシリンダ、特に、低操作ノイズのタンデムマスターシリンダ、及び、そのようなマスターシリンダを具備するブレーキシステム |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP30953593A patent/JPH07156784A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004034961A (ja) * | 2002-03-21 | 2004-02-05 | Robert Bosch Gmbh | マスターシリンダ、特に、低操作ノイズのタンデムマスターシリンダ、及び、そのようなマスターシリンダを具備するブレーキシステム |
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