JPH07157565A - アセトアセチル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末とその製造方法 - Google Patents
アセトアセチル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末とその製造方法Info
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- JPH07157565A JPH07157565A JP34376593A JP34376593A JPH07157565A JP H07157565 A JPH07157565 A JP H07157565A JP 34376593 A JP34376593 A JP 34376593A JP 34376593 A JP34376593 A JP 34376593A JP H07157565 A JPH07157565 A JP H07157565A
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Abstract
ン粉末とその製造方法を提供する。 【構成】 アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保
護コロイドとしエチレン性不飽和単量体を乳化重合して
製造したエマルジョンを噴霧乾燥して得た、アセトアセ
チル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末お
よびこの粉末エマルジョンに粉末状硬化剤を加えたエマ
ルジョン粉も包含する。またアセトアセチル化PVAを
保護コロイドとして乳化重合し、噴霧乾燥する粉末状エ
マルジョの製法も含む。
Description
ニルアルコールを保護コロイドとして製造した合成樹脂
エマルジョンを粉末化した再分散性合成樹脂エマルジョ
ン粉末とその製造方法に関し再分散性に優れ、かつ、被
膜の耐水性に優れた合成樹脂エマルジョン粉末を提供す
るものである。
合成樹脂エマルジョンを噴霧乾燥することにより製造さ
れ、合成樹脂エマルジョンに比較して、粉末であること
により取扱いが容易で輸送に便利である。そして使用時
には、粉末を水に添加し撹拌することにより水中に再分
散する性質を有するため、接着剤、パテ、塗料バインダ
ー、コンクリート構造物、モルタルなどのセメント製品
への混入など広い範囲の用途に使用されている。しかし
ながら、水に再分散しうる合成樹脂エマルジョン粉末と
して知られているものの多くは、再分散のため、乳化重
合の保護コロイドに水溶性高分子を使用しているので、
その被膜の耐水性が劣る大きな欠点があり、湿潤時の応
用物性の改善が望まれていた。
して、ほぼ元のエマルジョンと同一の性質を示し、しか
も耐水性の優れたエマルジョン粉末とその製法を提供す
る。
コロイドとしエチレン性不飽和単量体を乳化重合して製
造したエマルジョンを噴霧乾燥して得た、アセトアセチ
ル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末。 2. 噴霧乾燥したエマルジョン粉末にアセトアセチル
基と反応する粉末状硬化剤を混合した、1項に記載され
たアセトアセチル基を含有する再分散性合成樹脂エマル
ジョン粉末。 3. アセトアセチル基と反応する粉末状硬化剤がアル
デヒド系化合物またはヒドラジン系化合物の粉末であ
る、1項または2項に記載されたアセトアセチル基を含
有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末。 4. エマルジョン粉末がエマルジョンを抗粘結剤の存
在下で噴霧乾燥した粉末である、1項ないし3項のいず
れか1項に記載されたアセトアセチル基を含有する再分
散性合成樹脂エマルジョン粉末。 5. 抗粘結剤が炭酸カルシウム、シリカ、タルク、珪
酸アルミニウムの粉末である、1項ないし4項のいずれ
か1項に記載されたアセトアセチル基を含有する再分散
性合成樹脂エマルジョン粉末。 6. エチレン性不飽和単量体の1種または2種以上
を、アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保護コロ
イドとして乳化重合し、ついで得られたエマルジョンを
噴霧乾燥することを特徴とするアセトアセチル基を含有
する再分散性合成樹脂エマルジョンの製造方法。」 に関する。
体をアセトアセチル化ポリビニルアルコールを保護コロ
イドとして乳化重合したエマルジョンを使用することで
ある。界面活性剤を用いたエマルジョンは噴霧乾燥して
粉末とした時、粒子が凝集して二次粒子を形成し、水に
再分散させることが困難である。保護コロイドを用いる
と二次粒子の発生が少ない。再乳化によりほぼ元のエマ
ルジョンと同一のエマルジョンが得られる。
と反応する硬化剤を使用することである。アセトアセチ
ル化ポリビニルアルコールは通常のポリビニルアルコー
ルに比べて融点が高いので噴霧乾燥時には粘着性となら
ず、二次粒子の発生がほとんどない優れた作用を有す
る。さらに造膜した時アセトアセチル基が互いに水素結
合を形成するので耐水性が優れている。しかしながら、
高湿度の所で使用する場合があり一層高度の耐水性の要
求もあるので本発明者はアセトアセチル基と反応する硬
化剤を使用して耐水性を向上することを実験した。そし
て、アルデヒド系化合物またはヒドラジン系化合物から
選んだ硬化剤を用いると架橋するので耐水性が著しく向
上することを解明した。
コールのアセトアセチル基と硬化剤であるアルデヒド化
合物のアルデヒド基が脱水縮合反応を起して保護コロイ
ドが水不溶性となるからである。またヒドラジン系化合
物はアミノ基がアセトアセチル基と脱水縮合反応して水
に不溶化するためである。これ等の硬化剤は粉末状であ
ることが必要である。液状物では混合すると反応が進行
するので粉末状の組成物とすることが出来ない。また粉
末状の硬化剤は、噴霧乾燥した粉末エマルジョンに混合
する必要がある。噴霧乾燥前に混合して噴霧乾燥を行う
と反応が起こるからである。同様に2つのノズルから独
立的に噴霧して乾燥しても反応が生起するから避けなけ
ればならない。
噴霧乾燥時に別のノズルから噴霧するなどして併用する
ことが出来ることである。また、ポリビニルアルコー
ル、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースな
どの通常の保護コロイドや界面活性剤も、悪影響を生じ
ない範囲で併用してもよい。本発明においてエマルジョ
ンの製造に使用されるエチレン性不飽和単量体としては
次のものが挙げられる。
チレン性単量体としては、エチレン、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステル類、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸オ
クチル、メタクリル酸ステアリル等、メタクリル酸エス
テル類等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチ
レン系単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バー
サチック酸ビニル、ラウリル酸ビニルエステル、ステア
リル酸ビニルエステル等のカルボン酸ビニルエステル、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等。
のがある。フタルアルデヒド等のジアルデヒド類、澱粉
等の多価アルデヒド類、ヘキサメチレンテトラミン、エ
チレンジアミン、フェニレンジアミン等のジアミン類、
ポリアミドアミン樹脂、ポリエチレンイミン、カーボジ
ヒドラジッドなどのヒドラジッド化合物、β−ナフチル
イソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、アルキル化メチロール尿素、アルキル化メチロール
メラミン、アセトグアナミン、バンゾグアナミンとホル
ムアルデヒドとの縮合物、などのアミノ−ホルムアルデ
ヒド樹脂、更にジルコニウム、亜鉛、マグネシウム、カ
ルシウム、アルミニウムなどのアルカリ金属又は、アル
カリ土類金属の多価金属塩及びその酸化物等。本発明で
使用される抗粘結剤としては、シリカ、炭酸カルシウ
ム、珪酸アルミニウムなどの平均粒子径0.01〜0.
5μmの無機微粉末があげられる。
110重量部の水、平均重合度2000、ケン化価99
%、アセトアセチル化度2.5モル%を有するアセトア
セチル化ポリビニルアルコール(ゴーセファイマー Z
100 日本合成化学工業株式会社製)10重量部を仕
込み溶解する。次に、酢酸ビニル100重量部を仕込
み、通常の乳化重合により濃度50%のエマルジョンを
得た。このエマルジョンの濃度を調整し、抗粘結剤の存
在下で噴霧乾燥させエマルジョン粉末を得た。これにジ
アルデヒド澱粉2重量部を添加し、充分粉体混合を行っ
た。
110垂量部の水、平均重合度2000、ケン化価99
%、アセトアセチル化度2.5モル%を有するアセトア
セチル化ポリビニルアルコール10重量部を仕込み溶解
する。次に、酢酸ビニル70重量部とベオバ10(シェ
ル化学株式会社のビニルエステル)30重量部を仕込
み、通常の乳化重合により濃度50%のエマルジョンを
得た。このエマルジョンの濃度を調整し、抗粘結剤の存
在下で噴霧乾燥させエマルジョン粉末を得た。
110重量部の水、平均重合度2000、ケン化価99
%、アセトアセチル化度2.5モル%を有するアセトア
セチル化ポリビニルアルコール10重量部を仕込み溶解
する。次に、酢酸ビニル50重量部とベオバ10、30
重量部およびブチルアクリレート20重量部を仕込み、
通常の乳化重合により濃度50%のエマルジョンを得
た。このエマルジョンの濃度を調整し、抗粘結剤の存在
下で噴霧乾燥させエマルジョン粉末を得た。これにカー
ボジヒドラジッド2重量部を添加し、充分粉体混合を行
った。
110重量部の水、平均重合度2000、ケン化価99
%、アセトアセチル化度2.5モル%を有するアセトア
セチル化ポリビニルアルコール10重量部を仕込み溶解
する。次に、酢酸ビニル70重量部ブチルアクリレート
30重量部を仕込み、通常の乳化重合により濃度50%
のエマルジョンを得た。このエマルジョンの濃度を調整
し、抗粘結剤の存在下で噴霧乾燥させエマルジョン粉末
を得た。これにジアルデヒド澱粉2重量部を添加し、充
分粉体混合を行った。
110重量部の水、平均重合度2000、ケン化価89
%のポリビニルアルコール10重量部を仕込み溶解す
る。次に、酢酸ビニル100重量部を仕込み、通常の乳
化重合により濃度50%のエマルジョンを得た。このエ
マルジョンの濃度を調整し、抗粘結剤の存在下で噴霧乾
燥させエマルジョン粉末を得た。これにジアルデヒド澱
粉2重量部を添加し、充分粉体混合を行った。
110重量部の水、平均重合度2000、ケン化価89
%のポリビニルアルコール10重量部を仕込み溶解す
る。次に、酢酸ビニル50重量部とベオバ10、30重
量部およびブチルアクリレート20重量部を仕込み、通
常の乳化重合により濃度50%のエマルジョンを得た。
このエマルジョンの濃度を調整し、抗粘結剤の存在下で
噴霧乾燥させエマルジョン粉末を得た。これにカーボジ
ヒドラジッド2重量部を添加し、充分粉体混合を行っ
た。
110重量部の水、平均重合度2000、ケン化価89
%のポリビニルアルコール10重量部を仕込み溶解す
る。次に、酢酸ビニル50重量部とベオバ10、30重
量部およびブチルアクリレート20重量部を仕込み、通
常の乳化重合により濃度50%のエマルジョンを得た。
このエマルジョンの濃度を調整し、抗粘結剤の存在下で
噴霧乾燥させエマルジョン粉末を得た。
散液の状態を観察する。 ◎ : 短時間(3分間)で白色の均一な乳化液が得ら
れる。 ○ : 充分な撹拌の後(20分間)白色の均一な乳化
液が得られる。 (2) 被膜の耐水性 再分散液を乾燥させ被膜を作り、水中に浸漬して被膜の
状態を観察する。 ◎ : 再分散しない。 ○ : 若干再分散する。 × : 再分散する。 評価結果を表1に示す。
次粒子が形成されないので再分散性が容易でしかも耐水
性が良好であるという優れた効果を奏する。
Claims (6)
- 【請求項1】 アセトアセチル化ポリビニルアルコール
を保護コロイドとしエチレン性不飽和単量体を乳化重合
して製造したエマルジョンを噴霧乾燥して得た、アセト
アセチル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉
末。 - 【請求項2】 噴霧乾燥したエマルジョン粉末にアセト
アセチル基と反応する粉末状硬化剤を混合した、請求項
1に記載されたアセトアセチル基を含有する再分散性合
成樹脂エマルジョン粉末。 - 【請求項3】 アセトアセチル基と反応する粉末状硬化
剤がアルデヒド系化合物またはヒドラジン系化合物の粉
末である、請求項1または2に記載されたアセトアセチ
ル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末。 - 【請求項4】 エマルジョン粉末がエマルジョンを抗粘
結剤の存在下で噴霧乾燥した粉末である、請求項1ない
し3のいずれか1項に記載されたアセトアセチル基を含
有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末。 - 【請求項5】 抗粘結剤が炭酸カルシウム、シリカ、タ
ルク、珪酸アルミニウムの粉末である、請求項1ないし
4のいずれか1項に記載されたアセトアセチル基を含有
する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末。 - 【請求項6】 エチレン性不飽和単量体の1種または2
種以上を、アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保
護コロイドとして乳化重合し、ついで得られたエマルジ
ョンを噴霧乾燥することを特徴とするアセトアセチル基
を含有する再分散性合成樹脂エマルジョンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34376593A JP3225150B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | アセトアセチル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP34376593A JP3225150B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | アセトアセチル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07157565A true JPH07157565A (ja) | 1995-06-20 |
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ID=18364072
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|---|---|---|---|
| JP34376593A Expired - Fee Related JP3225150B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | アセトアセチル基を含有する再分散性合成樹脂エマルジョン粉末とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3225150B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0778315A2 (de) | 1995-12-07 | 1997-06-11 | Hoechst Aktiengesellschaft | Redispergierbares Dispersionspulver |
| EP1035175A3 (de) * | 1999-03-10 | 2001-01-03 | Wacker-Chemie GmbH | Fällungsmittelkonzentrat, geeignet zur Herstellung schnelltrocknender wässriger Putz- und Beschichtungsmassen, sowie diese Massen |
| JP2006143857A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Kansai Paint Co Ltd | 粉状塗料 |
| WO2007074674A1 (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-05 | Kuraray Co., Ltd. | 接着性組成物 |
| JP2008143918A (ja) * | 2005-11-24 | 2008-06-26 | Nichigo-Mowinyl Co Ltd | 再乳化性樹脂粉末、水性エマルジョン、及びそれを用いた接着剤組成物 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP34376593A patent/JP3225150B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
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| JP2006143857A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Kansai Paint Co Ltd | 粉状塗料 |
| JP2008143918A (ja) * | 2005-11-24 | 2008-06-26 | Nichigo-Mowinyl Co Ltd | 再乳化性樹脂粉末、水性エマルジョン、及びそれを用いた接着剤組成物 |
| WO2007074674A1 (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-05 | Kuraray Co., Ltd. | 接着性組成物 |
| US7728061B2 (en) | 2005-12-27 | 2010-06-01 | Kuraray Co., Ltd. | Adhesive composition |
| JP5031583B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2012-09-19 | 株式会社クラレ | 接着性組成物 |
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|---|---|
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