JPH07158531A - 燃料噴射装置の調量用電磁弁 - Google Patents
燃料噴射装置の調量用電磁弁Info
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- JPH07158531A JPH07158531A JP30818593A JP30818593A JPH07158531A JP H07158531 A JPH07158531 A JP H07158531A JP 30818593 A JP30818593 A JP 30818593A JP 30818593 A JP30818593 A JP 30818593A JP H07158531 A JPH07158531 A JP H07158531A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 閉弁時の弁体ストロークは小さくし、開弁時
の弁体ストロークは大きくすることができる燃料噴射装
置の調量用電磁弁を小型化する。 【構成】 電磁スピル弁32は、燃料噴射ポンプ内の圧
力室流路30と低圧室流路36とを連通する燃料通路3
4と、下端部に形成されたシート面84を燃料通路34
内の弁座部82に密接させてこの通路を遮断するスプー
ル54と、スプール54を上方に付勢する第1スプリン
グ56と、スプール54内のスプリング室58におい
て、摺動自在且つ第2スプリング60により上方に付勢
されたプレート62と、下端部がプレート62に常時当
接するプッシュロッド64と、プッシュロッド64の上
端に設けられたアーマチャ66と、励磁時にアーマチャ
66を下方に吸引する電磁石68と、プッシュロッド6
4の上方への移動量を規制するストッパ70と、を備え
る。この構成により電磁弁を小型化することができる。
の弁体ストロークは大きくすることができる燃料噴射装
置の調量用電磁弁を小型化する。 【構成】 電磁スピル弁32は、燃料噴射ポンプ内の圧
力室流路30と低圧室流路36とを連通する燃料通路3
4と、下端部に形成されたシート面84を燃料通路34
内の弁座部82に密接させてこの通路を遮断するスプー
ル54と、スプール54を上方に付勢する第1スプリン
グ56と、スプール54内のスプリング室58におい
て、摺動自在且つ第2スプリング60により上方に付勢
されたプレート62と、下端部がプレート62に常時当
接するプッシュロッド64と、プッシュロッド64の上
端に設けられたアーマチャ66と、励磁時にアーマチャ
66を下方に吸引する電磁石68と、プッシュロッド6
4の上方への移動量を規制するストッパ70と、を備え
る。この構成により電磁弁を小型化することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射装置の調量用
電磁弁に関し、詳しくは、燃料噴射装置内の高圧室と低
圧室とを連通及び遮断する調量用電磁弁に関する。
電磁弁に関し、詳しくは、燃料噴射装置内の高圧室と低
圧室とを連通及び遮断する調量用電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の調量用電磁弁とし
て、例えばディーゼルエンジンの分配型燃料噴射ポンプ
に用いられ、燃料噴射弁に加圧した燃料を供給するため
の高圧室を外部からの制御信号に応じて低圧室に連通及
び遮断させる電磁スピル弁がある。この電磁スピル弁
は、高圧室と低圧室とを連通する燃料通路と、その燃料
通路内で移動し、端部に形成されたシート面を燃料通路
内の弁座部に密接させることにより閉弁してこの通路を
遮断する弁体と、弁体を開弁方向に付勢する開弁用スプ
リングと、開弁用スプリングの付勢力に抗して弁体を吸
引することにより弁体を閉弁させる電磁石と、を備えて
いる。そして、燃料噴射開始時に閉弁されて高圧室と低
圧室とを遮断し、これにより高圧室の燃料が燃料噴射弁
から噴射可能となる。一方、燃料噴射量が所定値に達す
ると開弁されて高圧室と低圧室とを連通し、これにより
高圧室の燃料が低圧室へ逃がされて燃料噴射が停止され
る。
て、例えばディーゼルエンジンの分配型燃料噴射ポンプ
に用いられ、燃料噴射弁に加圧した燃料を供給するため
の高圧室を外部からの制御信号に応じて低圧室に連通及
び遮断させる電磁スピル弁がある。この電磁スピル弁
は、高圧室と低圧室とを連通する燃料通路と、その燃料
通路内で移動し、端部に形成されたシート面を燃料通路
内の弁座部に密接させることにより閉弁してこの通路を
遮断する弁体と、弁体を開弁方向に付勢する開弁用スプ
リングと、開弁用スプリングの付勢力に抗して弁体を吸
引することにより弁体を閉弁させる電磁石と、を備えて
いる。そして、燃料噴射開始時に閉弁されて高圧室と低
圧室とを遮断し、これにより高圧室の燃料が燃料噴射弁
から噴射可能となる。一方、燃料噴射量が所定値に達す
ると開弁されて高圧室と低圧室とを連通し、これにより
高圧室の燃料が低圧室へ逃がされて燃料噴射が停止され
る。
【0003】従って、この種の調量用電磁弁に対して
は、閉弁時における弁体のストロークは燃料噴射開始の
応答性を確保するために小さく設定し、一方、開弁時に
おける弁体のストロークは燃料の噴射切れを良くするた
めに大きく設定したい、という相反する特性が要求され
ている。
は、閉弁時における弁体のストロークは燃料噴射開始の
応答性を確保するために小さく設定し、一方、開弁時に
おける弁体のストロークは燃料の噴射切れを良くするた
めに大きく設定したい、という相反する特性が要求され
ている。
【0004】そこで従来より、この種の調量用電磁弁と
して、例えば、特開平4−262059号公報に開示さ
れている如く、電磁石の非励磁時(開弁時)に弁体の先
端部に当接して弁体の開弁量を規制する規制部材を、ス
プリングにより弁体の閉弁方向に付勢するようにしたも
のが提案されている。
して、例えば、特開平4−262059号公報に開示さ
れている如く、電磁石の非励磁時(開弁時)に弁体の先
端部に当接して弁体の開弁量を規制する規制部材を、ス
プリングにより弁体の閉弁方向に付勢するようにしたも
のが提案されている。
【0005】そして、このように構成された従来の調量
用電磁弁においては、電磁弁が非励磁の状態で高圧室の
圧力が小さい場合、即ち燃料噴射開始前には、開弁用ス
プリングによる開弁方向の付勢力と規制部材に設けられ
たスプリングによる閉弁方向の付勢力とのバランスによ
り、弁体の開弁量は所定値に規制されて、燃料噴射開始
時に閉弁する際の応答性が確保される。一方、高圧室の
圧力が高い場合、即ち燃料の噴射中に開弁されると、高
圧室と低圧室との大きな圧力差によって弁体に開弁方向
の流体圧が加わるため、弁体に当接した規制部材がスプ
リングの付勢力に抗して開弁方向に移動する。よって、
弁体の開弁量が大きくなって燃料噴射を素早く終了させ
ることができるようになるのである。
用電磁弁においては、電磁弁が非励磁の状態で高圧室の
圧力が小さい場合、即ち燃料噴射開始前には、開弁用ス
プリングによる開弁方向の付勢力と規制部材に設けられ
たスプリングによる閉弁方向の付勢力とのバランスによ
り、弁体の開弁量は所定値に規制されて、燃料噴射開始
時に閉弁する際の応答性が確保される。一方、高圧室の
圧力が高い場合、即ち燃料の噴射中に開弁されると、高
圧室と低圧室との大きな圧力差によって弁体に開弁方向
の流体圧が加わるため、弁体に当接した規制部材がスプ
リングの付勢力に抗して開弁方向に移動する。よって、
弁体の開弁量が大きくなって燃料噴射を素早く終了させ
ることができるようになるのである。
【0006】つまり、このような従来の調量用電磁弁に
おいては、開弁用スプリングの付勢力及び弁体に加わる
流体圧と、規制部材用スプリングの付勢力と、のバラン
スにより弁体の開弁量を変化させるようにしているので
ある。
おいては、開弁用スプリングの付勢力及び弁体に加わる
流体圧と、規制部材用スプリングの付勢力と、のバラン
スにより弁体の開弁量を変化させるようにしているので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の調量用電磁弁においては、規制部材用のスプリン
グ、換言すれば弁体を閉弁方向に付勢するためのスプリ
ングを設けるための取り付けスペースが必要なため、電
磁弁が大型化しまうという問題があった。
来の調量用電磁弁においては、規制部材用のスプリン
グ、換言すれば弁体を閉弁方向に付勢するためのスプリ
ングを設けるための取り付けスペースが必要なため、電
磁弁が大型化しまうという問題があった。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、閉弁時の弁体ストロークは小さくし、開弁時の弁
体ストロークは大きくすることができる燃料噴射装置の
調量用電磁弁を小型化することを目的としている。
ので、閉弁時の弁体ストロークは小さくし、開弁時の弁
体ストロークは大きくすることができる燃料噴射装置の
調量用電磁弁を小型化することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた請求項1に記載の本発明は、燃料噴射
装置内の高圧室と低圧室とを連通する燃料通路と、該燃
料通路内に設けられると共に、閉弁時にシート面を上記
燃料通路に設けられた弁座部に密接させることにより該
燃料通路を遮断する弁体と、該弁体を開弁する方向に付
勢する第1の付勢手段と、励磁されることにより上記弁
体を上記第1の付勢手段による付勢力に抗して閉弁させ
る電磁石と、上記弁体と係合し該弁体を閉弁する方向に
付勢する第2の付勢手段と、を備え、上記弁体には中空
の収納室が形成されていると共に、上記第2の付勢手段
と上記弁体とは該収納室内において係合され、上記電磁
石の非励磁時には上記第1の付勢手段の付勢力と上記第
2の付勢手段の付勢力とにより、上記弁体のシート面を
上記燃料通路の弁座部に対して所定の近接範囲内に配置
させること、を特徴とする燃料噴射装置の調量用電磁弁
を要旨としている。
るためになされた請求項1に記載の本発明は、燃料噴射
装置内の高圧室と低圧室とを連通する燃料通路と、該燃
料通路内に設けられると共に、閉弁時にシート面を上記
燃料通路に設けられた弁座部に密接させることにより該
燃料通路を遮断する弁体と、該弁体を開弁する方向に付
勢する第1の付勢手段と、励磁されることにより上記弁
体を上記第1の付勢手段による付勢力に抗して閉弁させ
る電磁石と、上記弁体と係合し該弁体を閉弁する方向に
付勢する第2の付勢手段と、を備え、上記弁体には中空
の収納室が形成されていると共に、上記第2の付勢手段
と上記弁体とは該収納室内において係合され、上記電磁
石の非励磁時には上記第1の付勢手段の付勢力と上記第
2の付勢手段の付勢力とにより、上記弁体のシート面を
上記燃料通路の弁座部に対して所定の近接範囲内に配置
させること、を特徴とする燃料噴射装置の調量用電磁弁
を要旨としている。
【0010】また、請求項2に記載の本発明は、上記弁
体の収納室は該弁体の開弁方向側の端部に開口部を有す
ると共に、上記第2の付勢手段は全体が上記収納室に収
納され、更に、上記収納室内に摺動自在に設けられ、該
収納室に収納された上記第2の付勢手段により上記開口
部側に付勢される摺動部材と、該摺動部材から伸びて上
記開口部から突出し、上記電磁石の非励磁時に当該電磁
弁内の所定の固定部に当接する突出部材と、を備えたこ
とを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置の調量用
電磁弁を要旨としている。
体の収納室は該弁体の開弁方向側の端部に開口部を有す
ると共に、上記第2の付勢手段は全体が上記収納室に収
納され、更に、上記収納室内に摺動自在に設けられ、該
収納室に収納された上記第2の付勢手段により上記開口
部側に付勢される摺動部材と、該摺動部材から伸びて上
記開口部から突出し、上記電磁石の非励磁時に当該電磁
弁内の所定の固定部に当接する突出部材と、を備えたこ
とを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置の調量用
電磁弁を要旨としている。
【0011】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載の燃料噴射装置の調量用電磁弁においては、燃
料噴射装置内の高圧室と低圧室とを連通する燃料通路内
に弁体が設けられており、その弁体に形成されたシート
面が燃料通路に設けられた弁座部に密接することによ
り、その燃料通路を遮断する。つまり、この状態が閉弁
状態である。
1に記載の燃料噴射装置の調量用電磁弁においては、燃
料噴射装置内の高圧室と低圧室とを連通する燃料通路内
に弁体が設けられており、その弁体に形成されたシート
面が燃料通路に設けられた弁座部に密接することによ
り、その燃料通路を遮断する。つまり、この状態が閉弁
状態である。
【0012】そして、弁体は、第1の付勢手段により常
時開弁する方向に付勢されており、電磁石を励磁する
と、その第1の付勢手段による付勢力に抗して閉弁され
る。また、弁体には中空の収納室が形成されており、弁
体を閉弁する方向に付勢する第2の付勢手段と弁体と
が、この収納室において係合している。
時開弁する方向に付勢されており、電磁石を励磁する
と、その第1の付勢手段による付勢力に抗して閉弁され
る。また、弁体には中空の収納室が形成されており、弁
体を閉弁する方向に付勢する第2の付勢手段と弁体と
が、この収納室において係合している。
【0013】ここで、電磁石が非励磁の状態で、高圧室
と低圧室との圧力差が小さいといった初期状態では、弁
体は、第1の付勢手段による付勢力と第2の付勢手段に
よる付勢力とのバランスにより、所定の初期位置に配置
され、弁体のシート面が燃料通路の弁座部に対して所定
の近接範囲内に配置されることとなる。
と低圧室との圧力差が小さいといった初期状態では、弁
体は、第1の付勢手段による付勢力と第2の付勢手段に
よる付勢力とのバランスにより、所定の初期位置に配置
され、弁体のシート面が燃料通路の弁座部に対して所定
の近接範囲内に配置されることとなる。
【0014】そして、この状態で電磁石を励磁すると、
弁体は上述の初期位置から第1の付勢手段による付勢力
に抗して閉弁される。即ち、弁体のシート面が燃料通路
の弁座部に速やかに密接する。一方、このような閉弁状
態で電磁石の励磁を停止すると、弁体は第1の付勢手段
の付勢力により開弁方向に移動して、再び、弁体のシー
ト面と燃料通路の弁座部とが離間する。そしてこの際
に、高圧室と低圧室との圧力差が大きいと、弁体のシー
ト面に大きな流体圧が加わるため、弁体が開弁方向に更
に付勢される。よって、この場合には、第1の付勢手段
による付勢力と弁体のシート面に加わる流体圧との合力
が、第2の付勢手段による付勢力に勝るため、弁体が上
述の初期位置よりも更に開弁方向へ移動することとな
り、弁体のシート面と燃料通路の弁座部との離間間隔が
大きくなる。
弁体は上述の初期位置から第1の付勢手段による付勢力
に抗して閉弁される。即ち、弁体のシート面が燃料通路
の弁座部に速やかに密接する。一方、このような閉弁状
態で電磁石の励磁を停止すると、弁体は第1の付勢手段
の付勢力により開弁方向に移動して、再び、弁体のシー
ト面と燃料通路の弁座部とが離間する。そしてこの際
に、高圧室と低圧室との圧力差が大きいと、弁体のシー
ト面に大きな流体圧が加わるため、弁体が開弁方向に更
に付勢される。よって、この場合には、第1の付勢手段
による付勢力と弁体のシート面に加わる流体圧との合力
が、第2の付勢手段による付勢力に勝るため、弁体が上
述の初期位置よりも更に開弁方向へ移動することとな
り、弁体のシート面と燃料通路の弁座部との離間間隔が
大きくなる。
【0015】そして、その後、高圧室の圧力が小さくな
ると、弁体のシート面に加わる流体圧が小さくなって、
弁体が上述の初期位置に戻るのである。このように、請
求項1に記載の燃料噴射装置の調量用電磁弁によれば、
燃料噴射装置が燃料噴射を開始する時、即ち高圧室と低
圧室との圧力差が小さい場合に閉弁する時は、高圧室と
低圧室とを素早く遮断して、燃料噴射開始の応答性を確
保することができる。一方、燃料噴射装置が燃料噴射を
終了する時、即ち高圧室と低圧室との圧力差が大きい場
合に開弁する時は、弁体の開弁量がより大きくなって高
圧室の燃料を素早く低圧室に逃がし、燃料噴射を素早く
終了させることができるようになる。
ると、弁体のシート面に加わる流体圧が小さくなって、
弁体が上述の初期位置に戻るのである。このように、請
求項1に記載の燃料噴射装置の調量用電磁弁によれば、
燃料噴射装置が燃料噴射を開始する時、即ち高圧室と低
圧室との圧力差が小さい場合に閉弁する時は、高圧室と
低圧室とを素早く遮断して、燃料噴射開始の応答性を確
保することができる。一方、燃料噴射装置が燃料噴射を
終了する時、即ち高圧室と低圧室との圧力差が大きい場
合に開弁する時は、弁体の開弁量がより大きくなって高
圧室の燃料を素早く低圧室に逃がし、燃料噴射を素早く
終了させることができるようになる。
【0016】そして特に、請求項1に記載の調量用電磁
弁においては、弁体を閉弁方向に付勢するための第2の
付勢手段と弁体とを、弁体内に形成された収納室内で係
合するようにしているため、第2の付勢手段を設けるた
めの取付スペースを小さく抑えることができる。従っ
て、電磁弁自身の大型化を招くことなく、上述の効果を
得ることができるのである。
弁においては、弁体を閉弁方向に付勢するための第2の
付勢手段と弁体とを、弁体内に形成された収納室内で係
合するようにしているため、第2の付勢手段を設けるた
めの取付スペースを小さく抑えることができる。従っ
て、電磁弁自身の大型化を招くことなく、上述の効果を
得ることができるのである。
【0017】次に、請求項2に記載の燃料噴射装置の調
量用電磁弁においては、弁体に形成された収納室が、弁
体の開弁方向側の端部に開口部を有しており、この収納
室内に、第2の付勢手段の全体が収納されている。そし
て更に、この収納室内には、第2の付勢手段により開口
部側に付勢された摺動部材が摺動自在に設けられてお
り、この摺動部材からは、収納室の開口部から突出する
突出部材が伸びている。つまり、突出部材は、弁体内に
設けられた第2の付勢手段により付勢されて、弁体の開
弁方向側の端部からから突出している。
量用電磁弁においては、弁体に形成された収納室が、弁
体の開弁方向側の端部に開口部を有しており、この収納
室内に、第2の付勢手段の全体が収納されている。そし
て更に、この収納室内には、第2の付勢手段により開口
部側に付勢された摺動部材が摺動自在に設けられてお
り、この摺動部材からは、収納室の開口部から突出する
突出部材が伸びている。つまり、突出部材は、弁体内に
設けられた第2の付勢手段により付勢されて、弁体の開
弁方向側の端部からから突出している。
【0018】従って、請求項2に記載の調量用電磁弁に
おいては、電磁石が非励磁の状態で、高圧室と低圧室と
の圧力差が小さいといった通常時には、第1の付勢手段
により弁体が開弁方向に付勢されて、突出部材が当該電
磁弁内の所定の固定部に当接する。すると、弁体は、第
1の付勢手段による付勢力と第2の付勢手段による付勢
力とのバランスにより、所定の初期位置に配置されて、
弁体のシート面が燃料通路の弁座部に対して所定の近接
範囲内に配置されることとなる。
おいては、電磁石が非励磁の状態で、高圧室と低圧室と
の圧力差が小さいといった通常時には、第1の付勢手段
により弁体が開弁方向に付勢されて、突出部材が当該電
磁弁内の所定の固定部に当接する。すると、弁体は、第
1の付勢手段による付勢力と第2の付勢手段による付勢
力とのバランスにより、所定の初期位置に配置されて、
弁体のシート面が燃料通路の弁座部に対して所定の近接
範囲内に配置されることとなる。
【0019】そして、この状態で電磁石を励磁すると、
弁体は上述の初期位置から第1の付勢手段による付勢力
に抗して閉弁され、弁体から突出した突出部材の先端は
所定の固定部から離間する。次に、このような閉弁状態
で電磁石の励磁を停止すると、弁体は第1の付勢手段の
付勢力により開弁方向に移動して、再び、弁体のシート
面と燃料通路の弁座部とが離間すると共に、弁体から突
出した突出部材の先端が所定の固定部に当接する。そし
てこの際に、高圧室と低圧室との圧力差が大きいと、第
1の付勢手段による付勢力と弁体のシート面に加わる開
弁方向の流体圧との合力が、第2の付勢手段による付勢
力に勝るため、弁体から突出した突出部材が、第2の付
勢手段による付勢力に抗して弁体の内部側へ移動する。
すると、弁体が上述の初期位置よりも更に開弁方向へ移
動することとなるため、弁体のシート面と燃料通路の弁
座部との離間間隔が大きくなる。
弁体は上述の初期位置から第1の付勢手段による付勢力
に抗して閉弁され、弁体から突出した突出部材の先端は
所定の固定部から離間する。次に、このような閉弁状態
で電磁石の励磁を停止すると、弁体は第1の付勢手段の
付勢力により開弁方向に移動して、再び、弁体のシート
面と燃料通路の弁座部とが離間すると共に、弁体から突
出した突出部材の先端が所定の固定部に当接する。そし
てこの際に、高圧室と低圧室との圧力差が大きいと、第
1の付勢手段による付勢力と弁体のシート面に加わる開
弁方向の流体圧との合力が、第2の付勢手段による付勢
力に勝るため、弁体から突出した突出部材が、第2の付
勢手段による付勢力に抗して弁体の内部側へ移動する。
すると、弁体が上述の初期位置よりも更に開弁方向へ移
動することとなるため、弁体のシート面と燃料通路の弁
座部との離間間隔が大きくなる。
【0020】そして、その後、高圧室の圧力が小さくな
ると、突出部材の弁体からの突出量が元に戻るため、弁
体のシート面は、再び弁座部から所定の近接範囲内に配
置されるのである。このように、請求項2に記載の燃料
噴射装置の調量用電磁弁によれば、弁体を閉弁方向に付
勢するための第2の付勢手段を、弁体内に設けた収納室
に完全に収納するようにしているため、第2の付勢手段
を設けるための取付スペースが不要となる。従って、電
磁弁自身の大型化を招くことなく、閉弁時における弁体
のストロークは小さくし、且つ、開弁時における弁体の
ストロークは大きくして、燃料噴射開始の応答性と燃料
噴射終了時の噴射切れとを向上させることができる。
ると、突出部材の弁体からの突出量が元に戻るため、弁
体のシート面は、再び弁座部から所定の近接範囲内に配
置されるのである。このように、請求項2に記載の燃料
噴射装置の調量用電磁弁によれば、弁体を閉弁方向に付
勢するための第2の付勢手段を、弁体内に設けた収納室
に完全に収納するようにしているため、第2の付勢手段
を設けるための取付スペースが不要となる。従って、電
磁弁自身の大型化を招くことなく、閉弁時における弁体
のストロークは小さくし、且つ、開弁時における弁体の
ストロークは大きくして、燃料噴射開始の応答性と燃料
噴射終了時の噴射切れとを向上させることができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は、本発明が適用された第1実施例の調量
用電磁弁を分配型燃料噴射ポンプの電磁スピル弁として
使用した場合の構成を表す構成図である。
る。まず図1は、本発明が適用された第1実施例の調量
用電磁弁を分配型燃料噴射ポンプの電磁スピル弁として
使用した場合の構成を表す構成図である。
【0022】図1に示す如く、本実施例の分配型燃料噴
射ポンプは、ポンプケーシング2内に回転可能に配設さ
れたドライブシャフト4と、ドライブシャフト4に公知
のカップリングを介して結合されたカムプレート6と、
カムプレート6の板面外周に形成されたカム面に当接す
る複数のローラ8を支持したローラリング10と、カム
プレート6に連結されると共に、シリンダ12内に摺動
自在に挿入されたプランジャ14と、を備えている。
射ポンプは、ポンプケーシング2内に回転可能に配設さ
れたドライブシャフト4と、ドライブシャフト4に公知
のカップリングを介して結合されたカムプレート6と、
カムプレート6の板面外周に形成されたカム面に当接す
る複数のローラ8を支持したローラリング10と、カム
プレート6に連結されると共に、シリンダ12内に摺動
自在に挿入されたプランジャ14と、を備えている。
【0023】ここで、ドライブシャフト4が回転する
と、カムプレート6のカム面がローラリング10のロー
ラ8を上り下りする。よって、カムプレート6はドライ
ブシャフト4の回転に伴って周期的に前後進する(図1
における左右方向)こととなり、プランジャ14はカム
プレート6と共に前進或いは後退する。
と、カムプレート6のカム面がローラリング10のロー
ラ8を上り下りする。よって、カムプレート6はドライ
ブシャフト4の回転に伴って周期的に前後進する(図1
における左右方向)こととなり、プランジャ14はカム
プレート6と共に前進或いは後退する。
【0024】そして、プランジャ14は、前進時(図1
における右方向)には、その先端に形成された圧力室1
6内の燃料を圧縮加圧し、分配ポート18及び分配流路
20を介して噴射弁22に供給する。また、プランジャ
14は、後退時(図1における左方向)には、ポンプケ
ーシング2内に設けられた低圧室24内の燃料を、吸入
流路26及び吸入グルーブ28を介して圧力室16へ導
入する。
における右方向)には、その先端に形成された圧力室1
6内の燃料を圧縮加圧し、分配ポート18及び分配流路
20を介して噴射弁22に供給する。また、プランジャ
14は、後退時(図1における左方向)には、ポンプケ
ーシング2内に設けられた低圧室24内の燃料を、吸入
流路26及び吸入グルーブ28を介して圧力室16へ導
入する。
【0025】一方、プランジャ14により加圧される、
高圧室としての圧力室16からは、圧力室流路30が図
1において上方に延びており、この圧力室流路30は、
ポンプケーシング2の頂面に装着された電磁スピル弁
(以下、単に、電磁弁という)32に接続されている。
そして、圧力室流路30は電磁弁32内に設けられた燃
料通路34を介して低圧室流路36に接続されており、
この低圧室流路36は低圧室24に連通している。
高圧室としての圧力室16からは、圧力室流路30が図
1において上方に延びており、この圧力室流路30は、
ポンプケーシング2の頂面に装着された電磁スピル弁
(以下、単に、電磁弁という)32に接続されている。
そして、圧力室流路30は電磁弁32内に設けられた燃
料通路34を介して低圧室流路36に接続されており、
この低圧室流路36は低圧室24に連通している。
【0026】また、図1に示すように、ドライブシャフ
ト4には複数の歯形を有するシグナルロータ38が設け
られており、このシグナルロータ38の近傍には、その
歯形の通過を検出するためのピックアップ40が設置さ
れている。そして、本実施例においては、当該分配型燃
料噴射ポンプ外に設けられた電子制御装置42が、ピッ
クアップ40からの検出信号に基づき気筒の判別及びエ
ンジン回転数の検出を行うと共に、図示しない各種セン
サからの検出信号に基づきアクセル開度やエンジン冷却
水温等を検出する。そして更に、電子制御装置42は、
これらの各検出結果に基づき最適な燃料噴射時期及び噴
射量を決定して駆動回路44に制御信号を出力し、この
駆動回路44を介して電磁弁32の開閉制御を行う。
ト4には複数の歯形を有するシグナルロータ38が設け
られており、このシグナルロータ38の近傍には、その
歯形の通過を検出するためのピックアップ40が設置さ
れている。そして、本実施例においては、当該分配型燃
料噴射ポンプ外に設けられた電子制御装置42が、ピッ
クアップ40からの検出信号に基づき気筒の判別及びエ
ンジン回転数の検出を行うと共に、図示しない各種セン
サからの検出信号に基づきアクセル開度やエンジン冷却
水温等を検出する。そして更に、電子制御装置42は、
これらの各検出結果に基づき最適な燃料噴射時期及び噴
射量を決定して駆動回路44に制御信号を出力し、この
駆動回路44を介して電磁弁32の開閉制御を行う。
【0027】ここで、電磁弁32の内部構造について図
2を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、
下方とはポンプケーシング2側を表し、上方とはポンプ
ケーシング2と反対側を表すものとする。図2に示すよ
うに、本実施例の電磁弁32は、上述の圧力室流路30
と低圧室流路36とが両端に接続される燃料通路34が
形成されたバルブボディ50と、バルブボディ50を内
装する筒状のバルブハウジング52と、バルブボディ5
0の中心位置を通る燃料通路34内に挿入され、バルブ
ボディ50との油密状態を保ちつつ上下方向に摺動して
燃料通路34を連通及び遮断する、弁体としてのバルブ
スプール(以下、単に、スプールという)54と、燃料
通路34内におけるスプール54の下方に設けられてス
プール54を上方に付勢する、第1の付勢手段としての
第1スプリング56と、スプール54内に形成された収
納室としてのスプリング室58内に設けられた、第2の
付勢手段としての第2スプリング60と、そのスプリン
グ室58内に摺動自在に設けられ、第2スプリング60
により上方に付勢される、摺動部材としての円板状のプ
レート62と、スプール54の上端面に形成されたスプ
リング室58の開口部58aに挿入されて、先端部がプ
レート62に常時当接する、突出部材としてのプッシュ
ロッド64と、プッシュロッド64のプレート62側と
は反対側の端部に設けられた板状のアーマチャ66と、
バルブハウジング52内においてバルブボディ50の上
方に内装され、励磁時にアーマチャ66を下方に吸引す
る電磁石68と、バルブハウジング52内において電磁
石68の上方に内装され、プッシュロッド64の上方へ
の移動量を規制する、固定部としてのストッパ70と、
ストッパ70の上方に設けられ、バルブハウジング52
のポンプケーシング2とは反対側の開口部を閉鎖するキ
ャップハウジング72と、を備えている。
2を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、
下方とはポンプケーシング2側を表し、上方とはポンプ
ケーシング2と反対側を表すものとする。図2に示すよ
うに、本実施例の電磁弁32は、上述の圧力室流路30
と低圧室流路36とが両端に接続される燃料通路34が
形成されたバルブボディ50と、バルブボディ50を内
装する筒状のバルブハウジング52と、バルブボディ5
0の中心位置を通る燃料通路34内に挿入され、バルブ
ボディ50との油密状態を保ちつつ上下方向に摺動して
燃料通路34を連通及び遮断する、弁体としてのバルブ
スプール(以下、単に、スプールという)54と、燃料
通路34内におけるスプール54の下方に設けられてス
プール54を上方に付勢する、第1の付勢手段としての
第1スプリング56と、スプール54内に形成された収
納室としてのスプリング室58内に設けられた、第2の
付勢手段としての第2スプリング60と、そのスプリン
グ室58内に摺動自在に設けられ、第2スプリング60
により上方に付勢される、摺動部材としての円板状のプ
レート62と、スプール54の上端面に形成されたスプ
リング室58の開口部58aに挿入されて、先端部がプ
レート62に常時当接する、突出部材としてのプッシュ
ロッド64と、プッシュロッド64のプレート62側と
は反対側の端部に設けられた板状のアーマチャ66と、
バルブハウジング52内においてバルブボディ50の上
方に内装され、励磁時にアーマチャ66を下方に吸引す
る電磁石68と、バルブハウジング52内において電磁
石68の上方に内装され、プッシュロッド64の上方へ
の移動量を規制する、固定部としてのストッパ70と、
ストッパ70の上方に設けられ、バルブハウジング52
のポンプケーシング2とは反対側の開口部を閉鎖するキ
ャップハウジング72と、を備えている。
【0028】ここで、図2に示すように、キャップハウ
ジング72は、その外周に形成されたネジ72aにより
バルブハウジング52の開口部にネジ固定されている。
そして、バルブハウジング52の開口部は、ストッパ7
0の外周に設けられたOリング70aにより密閉されて
いる。また、電磁石68は、磁心74にコイル76を巻
装した後、これを非磁性体製のステータハウジング78
に挿入し、その外周に樹脂80を注入することにより形
成されている。
ジング72は、その外周に形成されたネジ72aにより
バルブハウジング52の開口部にネジ固定されている。
そして、バルブハウジング52の開口部は、ストッパ7
0の外周に設けられたOリング70aにより密閉されて
いる。また、電磁石68は、磁心74にコイル76を巻
装した後、これを非磁性体製のステータハウジング78
に挿入し、その外周に樹脂80を注入することにより形
成されている。
【0029】一方、図2に示すように、スプール54の
下端部には、燃料通路34内に周設された弁座部82に
密接するテーパ状のシート面84が形成されている。ま
た、スプール54内に形成されたスプリング室58の開
口部58aの内径は、スプリング室58自身の内径及び
プレート62の外径よりも小さく設定されており、プレ
ート62が第2スプリング60の付勢力によりスプリン
グ室58外へ飛び出さないようにしている。
下端部には、燃料通路34内に周設された弁座部82に
密接するテーパ状のシート面84が形成されている。ま
た、スプール54内に形成されたスプリング室58の開
口部58aの内径は、スプリング室58自身の内径及び
プレート62の外径よりも小さく設定されており、プレ
ート62が第2スプリング60の付勢力によりスプリン
グ室58外へ飛び出さないようにしている。
【0030】そして、スプール54の外観を表す図3
(A)及びその上面を表す図3(B)に示すように、ス
プール54の開口部58a付近の外周部には、スプリン
グ室58の内径と同じ横幅で、且つ、プレート62の厚
さよりも若干大きな縦幅の窓部54aが設けられてお
り、開口部58aからスプリング室58内に第2スプリ
ング60を挿入した後、この窓部54aからプレート6
2を挿入することにより、スプール54を組み立てるよ
うにしている。また、図3(A)に示すように、スプー
ル54の外周面には、一方側面からのみ油圧がかかった
ときでも、スプール54のバルブボディ50に対する位
置が偏心して油圧ロックが起こらないように、油圧ロッ
ク防止溝54b,54cが形成されている。
(A)及びその上面を表す図3(B)に示すように、ス
プール54の開口部58a付近の外周部には、スプリン
グ室58の内径と同じ横幅で、且つ、プレート62の厚
さよりも若干大きな縦幅の窓部54aが設けられてお
り、開口部58aからスプリング室58内に第2スプリ
ング60を挿入した後、この窓部54aからプレート6
2を挿入することにより、スプール54を組み立てるよ
うにしている。また、図3(A)に示すように、スプー
ル54の外周面には、一方側面からのみ油圧がかかった
ときでも、スプール54のバルブボディ50に対する位
置が偏心して油圧ロックが起こらないように、油圧ロッ
ク防止溝54b,54cが形成されている。
【0031】尚、第2スプリング60の付勢力は、第1
スプリング56の付勢力と電磁石68がアーマチャ66
を吸引する際の力とを加えた合力よりも大きく設定され
ている。そして、本実施例の電磁弁32は、図2に示す
ように、バルブハウジング52の外周に形成されたネジ
52aによりポンプケーシング2にネジ固定されてい
る。
スプリング56の付勢力と電磁石68がアーマチャ66
を吸引する際の力とを加えた合力よりも大きく設定され
ている。そして、本実施例の電磁弁32は、図2に示す
ように、バルブハウジング52の外周に形成されたネジ
52aによりポンプケーシング2にネジ固定されてい
る。
【0032】次に、このように構成された本実施例の電
磁弁32の動作について、図4を参照しつつ説明する。
尚、図4は、電磁弁32の動作を模式的に表したもので
ある。まず、電磁石68が非励磁の状態で、且つ、圧力
室16及び圧力室流路30の圧力が低圧室流路36及び
低圧室24の圧力とほぼ同一である場合には、図2及び
図4(A)に示すような初期状態となる。
磁弁32の動作について、図4を参照しつつ説明する。
尚、図4は、電磁弁32の動作を模式的に表したもので
ある。まず、電磁石68が非励磁の状態で、且つ、圧力
室16及び圧力室流路30の圧力が低圧室流路36及び
低圧室24の圧力とほぼ同一である場合には、図2及び
図4(A)に示すような初期状態となる。
【0033】即ち、この初期状態においては、スプール
54が、第1スプリング56により電磁石68側(即
ち、上方)に付勢されると共に、スプール54内のスプ
リング室58において、プレート62が第2スプリング
60により開口部58a側(即ち、上方)に付勢され
る。ここで、上述したように第1スプリング56の付勢
力よりも第2スプリング60の付勢力の方が大きく、且
つ、プレート62の外径はスプリング室58の開口部5
8aの内径よりも大きいため、プレート62がスプリン
グ室58の上端部に当接した状態で、プッシュロッド6
4の上端(アーマチャ66)がストッパ70に当接す
る。そして、このとき、燃料通路34内の弁座部82と
スプール54のシート面84との離間間隔は、図4
(A)に示す如くL1となる。
54が、第1スプリング56により電磁石68側(即
ち、上方)に付勢されると共に、スプール54内のスプ
リング室58において、プレート62が第2スプリング
60により開口部58a側(即ち、上方)に付勢され
る。ここで、上述したように第1スプリング56の付勢
力よりも第2スプリング60の付勢力の方が大きく、且
つ、プレート62の外径はスプリング室58の開口部5
8aの内径よりも大きいため、プレート62がスプリン
グ室58の上端部に当接した状態で、プッシュロッド6
4の上端(アーマチャ66)がストッパ70に当接す
る。そして、このとき、燃料通路34内の弁座部82と
スプール54のシート面84との離間間隔は、図4
(A)に示す如くL1となる。
【0034】そして、分配型燃料噴射ポンプ内において
プランジャ14のリフト(図1の右方向への移動)が開
始され、所定時間が経過すると、電子制御装置42が駆
動回路44に制御信号を出力し、駆動回路44が電磁石
68のコイル76へ通電する(図4において”ON”の
ポイント)。
プランジャ14のリフト(図1の右方向への移動)が開
始され、所定時間が経過すると、電子制御装置42が駆
動回路44に制御信号を出力し、駆動回路44が電磁石
68のコイル76へ通電する(図4において”ON”の
ポイント)。
【0035】すると、電磁石68の電磁吸引力によりア
ーマチャ66が電磁石68側(即ち、下方)に吸引され
て、プッシュロッド64がプレート62をバルブボディ
50側に押すこととなる。そして、上述したように第2
スプリング60の付勢力は、第1スプリング56の付勢
力に電磁石68の電磁吸引力を加えた力よりも大きく設
定されているため、図4(B)に示すように、プレート
62がスプリング室58の上端部に当接したままの状態
で、スプール54が下方へ移動し、そのシート面84が
燃料通路34内の弁座部82に密接した位置で停止す
る。即ち、弁座部82とシート面84との離間間隔が0
になる。
ーマチャ66が電磁石68側(即ち、下方)に吸引され
て、プッシュロッド64がプレート62をバルブボディ
50側に押すこととなる。そして、上述したように第2
スプリング60の付勢力は、第1スプリング56の付勢
力に電磁石68の電磁吸引力を加えた力よりも大きく設
定されているため、図4(B)に示すように、プレート
62がスプリング室58の上端部に当接したままの状態
で、スプール54が下方へ移動し、そのシート面84が
燃料通路34内の弁座部82に密接した位置で停止す
る。即ち、弁座部82とシート面84との離間間隔が0
になる。
【0036】そして、これにより燃料通路34が遮断さ
れるため、圧力室流路30と低圧室流路36とが遮断さ
れ、それ以後は、プランジャ14のリフトに伴って圧力
室15内の燃料が圧縮加圧され、分配流路20を経て噴
射弁22から燃料噴射が開始される。
れるため、圧力室流路30と低圧室流路36とが遮断さ
れ、それ以後は、プランジャ14のリフトに伴って圧力
室15内の燃料が圧縮加圧され、分配流路20を経て噴
射弁22から燃料噴射が開始される。
【0037】その後、燃料噴射量が所定値に達すると、
駆動回路44は電子制御装置42からの指令により、電
磁石68への通電を停止する(図4において”OFF”
のポイント)。すると、スプール54が第1スプリング
56の付勢力により電磁石68側、即ち開弁方向に移動
して、図4(A)に示した初期状態と同じくプッシュロ
ッド64の上端(アーマチャ66)がストッパ70に当
接することとなるが、このとき、スプール54は開弁方
向に更に付勢される。つまり、このとき燃料通路34の
弁座部82とスプール54のシート面84との間には、
圧力室16からの高圧燃料が流れることになるため、そ
の流体圧によりスプール54が開弁方向に付勢されるの
である。
駆動回路44は電子制御装置42からの指令により、電
磁石68への通電を停止する(図4において”OFF”
のポイント)。すると、スプール54が第1スプリング
56の付勢力により電磁石68側、即ち開弁方向に移動
して、図4(A)に示した初期状態と同じくプッシュロ
ッド64の上端(アーマチャ66)がストッパ70に当
接することとなるが、このとき、スプール54は開弁方
向に更に付勢される。つまり、このとき燃料通路34の
弁座部82とスプール54のシート面84との間には、
圧力室16からの高圧燃料が流れることになるため、そ
の流体圧によりスプール54が開弁方向に付勢されるの
である。
【0038】そして、この流体圧による付勢力と第1ス
プリング56の付勢力との合力は、第2スプリング60
の付勢力よりも大きくなるため、図4(C)に示すよう
に、プレート62がスプリング室58の上端部よりも下
がったところまで下降する。換言するならば、スプール
54が図4(A)に示した初期位置よりも上昇するので
ある。従って、このとき、燃料通路34内の弁座部82
とスプール54のシート面84との離間間隔は、図4
(C)に示す如く、L1よりも大きなL2となる。
プリング56の付勢力との合力は、第2スプリング60
の付勢力よりも大きくなるため、図4(C)に示すよう
に、プレート62がスプリング室58の上端部よりも下
がったところまで下降する。換言するならば、スプール
54が図4(A)に示した初期位置よりも上昇するので
ある。従って、このとき、燃料通路34内の弁座部82
とスプール54のシート面84との離間間隔は、図4
(C)に示す如く、L1よりも大きなL2となる。
【0039】この結果、燃料通路34が大きく開いて圧
力室16内の燃料圧が急激に低下するため、噴射弁22
からの燃料噴射が速やかに停止する。そして、このよう
に圧力室16の圧力が低下して流体圧による付勢力が低
下すると、スプール54は、第2スプリング60の付勢
力によって再び下方へ移動し、上述した初期状態に戻る
こととなる。よって、次に閉弁する際には、電磁石68
によりアーマチャ66をL1だけ吸引すればよいことに
なり、素早い応答性が確保される。
力室16内の燃料圧が急激に低下するため、噴射弁22
からの燃料噴射が速やかに停止する。そして、このよう
に圧力室16の圧力が低下して流体圧による付勢力が低
下すると、スプール54は、第2スプリング60の付勢
力によって再び下方へ移動し、上述した初期状態に戻る
こととなる。よって、次に閉弁する際には、電磁石68
によりアーマチャ66をL1だけ吸引すればよいことに
なり、素早い応答性が確保される。
【0040】このように、本実施例の電磁弁32によれ
ば、分配型燃料噴射ポンプが燃料噴射を開始する時、即
ちプランジャ14のリフトが開始されて圧力室16の圧
力が未だ小さい場合には、スプール54が、ストッパ7
0,プッシュロッド64,プレート62,及び第2スプ
リング60の作用により、そのシート面84が弁座部8
2に近接した位置にまで押し下げられているため、燃料
噴射開始の応答性を確保することができる。
ば、分配型燃料噴射ポンプが燃料噴射を開始する時、即
ちプランジャ14のリフトが開始されて圧力室16の圧
力が未だ小さい場合には、スプール54が、ストッパ7
0,プッシュロッド64,プレート62,及び第2スプ
リング60の作用により、そのシート面84が弁座部8
2に近接した位置にまで押し下げられているため、燃料
噴射開始の応答性を確保することができる。
【0041】一方、分配型燃料噴射ポンプが燃料噴射を
終了する時、即ち燃料噴射量が所定値に達して圧力室1
6の圧力が未だ大きい場合には、スプール54が、第2
スプリング60の付勢力に抗して、そのシート面84と
弁座部82との離間間隔がより大きくなる位置にまで押
し上げられるため、圧力室16の燃料を素早く低圧室2
4に逃がして、燃料噴射を素早く終了させることができ
るようになる。
終了する時、即ち燃料噴射量が所定値に達して圧力室1
6の圧力が未だ大きい場合には、スプール54が、第2
スプリング60の付勢力に抗して、そのシート面84と
弁座部82との離間間隔がより大きくなる位置にまで押
し上げられるため、圧力室16の燃料を素早く低圧室2
4に逃がして、燃料噴射を素早く終了させることができ
るようになる。
【0042】そして特に、本実施例の電磁弁32におい
ては、第2スプリング60をスプール54内に形成した
スプリング室58に収納するように構成しているため、
電磁弁自身の大型化を招くことなく、上述の効果を得る
ことができるのである。尚、上記実施例においては、摺
動部材としてのプレート62と、突出部材としてのプッ
シュロッド64とを別体で形成しておき、プッシュロッ
ド64の先端部を、収納室としてのスプリング室58の
開口部58aから挿入して常時プレート62に当接する
ようにしたが、プレート62とプッシュロッド64とは
一体で形成するようにしてもよい。
ては、第2スプリング60をスプール54内に形成した
スプリング室58に収納するように構成しているため、
電磁弁自身の大型化を招くことなく、上述の効果を得る
ことができるのである。尚、上記実施例においては、摺
動部材としてのプレート62と、突出部材としてのプッ
シュロッド64とを別体で形成しておき、プッシュロッ
ド64の先端部を、収納室としてのスプリング室58の
開口部58aから挿入して常時プレート62に当接する
ようにしたが、プレート62とプッシュロッド64とは
一体で形成するようにしてもよい。
【0043】次に、第2実施例の電磁弁について、図5
を用いて説明する。尚、第2実施例の電磁弁も第1実施
例の電磁弁32と全く同様に、図1に示した分配型燃料
噴射ポンプに用いられる。図5に示すように、第2実施
例の電磁弁90は、圧力室流路30と低圧室流路36と
が両端に接続される燃料通路92が形成されたバルブボ
ディ94と、バルブボディ94を内装する筒状のバルブ
ハウジング96と、バルブボディ94の中心位置を通る
燃料通路92内に挿入され、上下方向に摺動して燃料通
路92を連通及び遮断する、弁体としてのスプール98
と、スプール98から上方に伸びてバルブボディ94か
ら突出する軸部98aの先端部に設けられた板状のアー
マチャ100と、バルブハウジング96のポンプケーシ
ング2とは反対側の開口部を閉鎖する有底筒状のキャッ
プハウジング102と、キャップハウジング102の底
面、即ちバルブハウジング96の最上部に設けられ、励
磁時にアーマチャ100を上方に吸引する電磁石104
と、バルブハウジング96に内装されると共に、キャッ
プハウジング102の開口端とバルブボディ94との間
に挿入されたリング部材106と、電磁石104側から
アーマチャ100を下方に付勢する、第1の付勢手段と
しての第1スプリング108と、スプール98の下端部
付近の内部に形成された収納室としてのスプリング室1
10内に設けられた、第2の付勢手段としての第2スプ
リング112と、そのスプリング室110内に摺動自在
に設けられると共に第2スプリング112により下方に
付勢された、摺動部材としてのプレート114と、を備
えている。
を用いて説明する。尚、第2実施例の電磁弁も第1実施
例の電磁弁32と全く同様に、図1に示した分配型燃料
噴射ポンプに用いられる。図5に示すように、第2実施
例の電磁弁90は、圧力室流路30と低圧室流路36と
が両端に接続される燃料通路92が形成されたバルブボ
ディ94と、バルブボディ94を内装する筒状のバルブ
ハウジング96と、バルブボディ94の中心位置を通る
燃料通路92内に挿入され、上下方向に摺動して燃料通
路92を連通及び遮断する、弁体としてのスプール98
と、スプール98から上方に伸びてバルブボディ94か
ら突出する軸部98aの先端部に設けられた板状のアー
マチャ100と、バルブハウジング96のポンプケーシ
ング2とは反対側の開口部を閉鎖する有底筒状のキャッ
プハウジング102と、キャップハウジング102の底
面、即ちバルブハウジング96の最上部に設けられ、励
磁時にアーマチャ100を上方に吸引する電磁石104
と、バルブハウジング96に内装されると共に、キャッ
プハウジング102の開口端とバルブボディ94との間
に挿入されたリング部材106と、電磁石104側から
アーマチャ100を下方に付勢する、第1の付勢手段と
しての第1スプリング108と、スプール98の下端部
付近の内部に形成された収納室としてのスプリング室1
10内に設けられた、第2の付勢手段としての第2スプ
リング112と、そのスプリング室110内に摺動自在
に設けられると共に第2スプリング112により下方に
付勢された、摺動部材としてのプレート114と、を備
えている。
【0044】そして、図5に示すようにスプール98
は、燃料通路92内において、下端部から軸部98aへ
と一段外径が小さくなる部分に、燃料通路92内に周設
された弁座部116に密接するテーパ状のシート面11
8が形成されている。また、スプリング室110内に設
けられたプレート114からは、スプール98の下端部
から下方へ突出する、突出部材としての凸部114aが
伸びている。
は、燃料通路92内において、下端部から軸部98aへ
と一段外径が小さくなる部分に、燃料通路92内に周設
された弁座部116に密接するテーパ状のシート面11
8が形成されている。また、スプリング室110内に設
けられたプレート114からは、スプール98の下端部
から下方へ突出する、突出部材としての凸部114aが
伸びている。
【0045】ここで、この電磁弁90と第1実施例の電
磁弁32との主な相違点は、以下の通りである。 (1):電磁石104が、磁心120にコイル122を
巻装した後、これをキャップハウジング102に挿入
し、その外周に樹脂124を注入することにより形成さ
れている。つまり、キャップハウジング102が、第1
実施例のキャップハウジング72及びステータハウジン
グ78としての役割を果たしている。
磁弁32との主な相違点は、以下の通りである。 (1):電磁石104が、磁心120にコイル122を
巻装した後、これをキャップハウジング102に挿入
し、その外周に樹脂124を注入することにより形成さ
れている。つまり、キャップハウジング102が、第1
実施例のキャップハウジング72及びステータハウジン
グ78としての役割を果たしている。
【0046】(2):スプール98から直接上方に伸び
た軸部98aの先端にアーマチャ100を設けるように
している。 (3):電磁石104をバルブハウジング96の最上部
に設けてアーマチャ100を上方に吸引すると共に、第
1スプリング108を電磁石104側に設けてアーマチ
ャを100下方に付勢するようにしている。つまり、第
1実施例の電磁弁32に対して、スプール98の開弁方
向及び閉弁方向が共に反対となっている。
た軸部98aの先端にアーマチャ100を設けるように
している。 (3):電磁石104をバルブハウジング96の最上部
に設けてアーマチャ100を上方に吸引すると共に、第
1スプリング108を電磁石104側に設けてアーマチ
ャを100下方に付勢するようにしている。つまり、第
1実施例の電磁弁32に対して、スプール98の開弁方
向及び閉弁方向が共に反対となっている。
【0047】(4):スプール98のシート面118が
形成された位置よりも下方にスプリング室110を設
け、第2スプリング112によって下方に付勢されるプ
レート114の凸部114aが、当該電磁弁90の底部
に当接するようになっている。つまり、当該電磁弁90
の底部が固定部となっている。
形成された位置よりも下方にスプリング室110を設
け、第2スプリング112によって下方に付勢されるプ
レート114の凸部114aが、当該電磁弁90の底部
に当接するようになっている。つまり、当該電磁弁90
の底部が固定部となっている。
【0048】(5):第1実施例の電磁弁32では、第
2スプリング60の付勢力が、第1スプリング56の付
勢力に電磁石68の電磁吸引力を加えた力よりも大きく
設定されていたが、この電磁弁90では、第2スプリン
グ112の付勢力は、第1スプリング108の付勢力よ
りも大きく設定されているだけである。
2スプリング60の付勢力が、第1スプリング56の付
勢力に電磁石68の電磁吸引力を加えた力よりも大きく
設定されていたが、この電磁弁90では、第2スプリン
グ112の付勢力は、第1スプリング108の付勢力よ
りも大きく設定されているだけである。
【0049】ここで、このように構成された第2実施例
の電磁弁90において、電磁石104が非励磁の状態
で、且つ、圧力室16の圧力が低圧室24の圧力とほぼ
同一である場合には、第1スプリング108の付勢力よ
りも第2スプリング112の付勢力の方が大きいため、
プレート114はスプリング室110の下端部に当接し
て、その凸部114aが、スプール98から最も突出し
た状態で当該電磁弁90の底部に当接する。よって、こ
の初期状態においては、燃料通路92の弁座部116と
スプール98のシート面118との離間間隔は、図5に
示す如く小さく抑えられることとなる。
の電磁弁90において、電磁石104が非励磁の状態
で、且つ、圧力室16の圧力が低圧室24の圧力とほぼ
同一である場合には、第1スプリング108の付勢力よ
りも第2スプリング112の付勢力の方が大きいため、
プレート114はスプリング室110の下端部に当接し
て、その凸部114aが、スプール98から最も突出し
た状態で当該電磁弁90の底部に当接する。よって、こ
の初期状態においては、燃料通路92の弁座部116と
スプール98のシート面118との離間間隔は、図5に
示す如く小さく抑えられることとなる。
【0050】そして、燃料噴射を開始するべく電磁石1
04が励磁されると、アーマチャ100が上方に吸引さ
れて、スプール98が上方へ移動し、そのシート面11
8と弁座部116との離間間隔が0になる。尚、このと
き、プレート114の凸部114aと当該電磁弁90の
底部とは離間することとなる。
04が励磁されると、アーマチャ100が上方に吸引さ
れて、スプール98が上方へ移動し、そのシート面11
8と弁座部116との離間間隔が0になる。尚、このと
き、プレート114の凸部114aと当該電磁弁90の
底部とは離間することとなる。
【0051】その後、燃料噴射量が所定値に達して電磁
石104の励磁が停止されると、スプール98が第1ス
プリング108の付勢力により下方に移動して、プレー
ト114の凸部114aが再び当該電磁弁90の底部に
当接することとなるが、このとき、圧力室16から低圧
室24への流体圧によりスプール98は開弁方向に更に
付勢される。従って、プレート114が第2スプリング
112の付勢力に抗して上方へ移動し、その分、スプー
ル98が初期位置よりも下降する。よって、この場合に
は、弁座部116とシート面118との離間間隔が大き
くなって、圧力室16の圧力が速やかに低下する。
石104の励磁が停止されると、スプール98が第1ス
プリング108の付勢力により下方に移動して、プレー
ト114の凸部114aが再び当該電磁弁90の底部に
当接することとなるが、このとき、圧力室16から低圧
室24への流体圧によりスプール98は開弁方向に更に
付勢される。従って、プレート114が第2スプリング
112の付勢力に抗して上方へ移動し、その分、スプー
ル98が初期位置よりも下降する。よって、この場合に
は、弁座部116とシート面118との離間間隔が大き
くなって、圧力室16の圧力が速やかに低下する。
【0052】そして、流体圧によるスプール98への付
勢力が低下すると、スプール98は、第2スプリング1
12の付勢力によって再び上方へ移動し、上述した初期
状態に戻ることとなる。このように、本実施例の電磁弁
90によれば、第1実施例の電磁弁32と全く同様に、
分配型燃料噴射ポンプが燃料噴射を開始する時の応答性
を確保しつつ、燃料噴射を終了する時の噴射切れを良く
することができる。その上、第2スプリング112をス
プール98内に形成したスプリング室110に収納する
ように構成しているため、電磁弁自身の大型化を防止す
ることができるのである。
勢力が低下すると、スプール98は、第2スプリング1
12の付勢力によって再び上方へ移動し、上述した初期
状態に戻ることとなる。このように、本実施例の電磁弁
90によれば、第1実施例の電磁弁32と全く同様に、
分配型燃料噴射ポンプが燃料噴射を開始する時の応答性
を確保しつつ、燃料噴射を終了する時の噴射切れを良く
することができる。その上、第2スプリング112をス
プール98内に形成したスプリング室110に収納する
ように構成しているため、電磁弁自身の大型化を防止す
ることができるのである。
【0053】尚、以上説明した第1及び第2実施例は、
電磁弁を分配型燃料噴射ポンプに使用したものであった
が、例えば、燃料噴射ポンプと噴射弁とを一体にした所
謂ユニットインジェクタに使用することもできる。
電磁弁を分配型燃料噴射ポンプに使用したものであった
が、例えば、燃料噴射ポンプと噴射弁とを一体にした所
謂ユニットインジェクタに使用することもできる。
【図1】 実施例の分配型燃料噴射ポンプを表す構成図
である。
である。
【図2】 分配型燃料噴射ポンプに取り付けられた、第
1実施例の電磁スピル弁を表す構成図である。
1実施例の電磁スピル弁を表す構成図である。
【図3】 第1実施例の電磁スピル弁に用いられるバル
ブスプールを説明する説明図である。
ブスプールを説明する説明図である。
【図4】 第1実施例の電磁スピル弁の作動を説明する
説明図である。
説明図である。
【図5】 第2実施例の電磁スピル弁を表す構成図であ
る。
る。
2…ポンプケーシング 16…圧力室(高圧室) 2
4…低圧室 30…圧力室流路 32,90…電磁スピル弁
(電磁弁) 34,92…燃料通路 36…低圧室流路 5
0,94…バルブボディ 54,98…バルブスプール(弁体) 56,108…第1スプリング(第1の付勢手段) 58,110…スプリング室(収納室) 58
a…開口部 60,112…第2スプリング(第2の付勢手段) 62,114…プレート(摺動部材) 64…プッシ
ュロッド(突出部材) 66,100…アーマチャ 68,104
…電磁石 70…ストッパ(固定部) 82,116
…弁座部 84,118…シート面 114a…凸
部(突出部材)
4…低圧室 30…圧力室流路 32,90…電磁スピル弁
(電磁弁) 34,92…燃料通路 36…低圧室流路 5
0,94…バルブボディ 54,98…バルブスプール(弁体) 56,108…第1スプリング(第1の付勢手段) 58,110…スプリング室(収納室) 58
a…開口部 60,112…第2スプリング(第2の付勢手段) 62,114…プレート(摺動部材) 64…プッシ
ュロッド(突出部材) 66,100…アーマチャ 68,104
…電磁石 70…ストッパ(固定部) 82,116
…弁座部 84,118…シート面 114a…凸
部(突出部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料噴射装置内の高圧室と低圧室とを連
通する燃料通路と、 該燃料通路内に設けられると共に、閉弁時にシート面を
上記燃料通路に設けられた弁座部に密接させることによ
り該燃料通路を遮断する弁体と、 該弁体を開弁する方向に付勢する第1の付勢手段と、 励磁されることにより上記弁体を上記第1の付勢手段に
よる付勢力に抗して閉弁させる電磁石と、 上記弁体と係合し該弁体を閉弁する方向に付勢する第2
の付勢手段と、 を備え、 上記弁体には中空の収納室が形成されていると共に、上
記第2の付勢手段と上記弁体とは該収納室内において係
合され、上記電磁石の非励磁時には上記第1の付勢手段
の付勢力と上記第2の付勢手段の付勢力とにより、上記
弁体のシート面を上記燃料通路の弁座部に対して所定の
近接範囲内に配置させること、 を特徴とする燃料噴射装置の調量用電磁弁。 - 【請求項2】 上記弁体の収納室は該弁体の開弁方向側
の端部に開口部を有すると共に、上記第2の付勢手段は
全体が上記収納室に収納され、 更に、 上記収納室内に摺動自在に設けられ、該収納室に収納さ
れた上記第2の付勢手段により上記開口部側に付勢され
る摺動部材と、 該摺動部材から伸びて上記開口部から突出し、上記電磁
石の非励磁時に当該電磁弁内の所定の固定部に当接する
突出部材と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装
置の調量用電磁弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30818593A JPH07158531A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 燃料噴射装置の調量用電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30818593A JPH07158531A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 燃料噴射装置の調量用電磁弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07158531A true JPH07158531A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17977939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30818593A Pending JPH07158531A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 燃料噴射装置の調量用電磁弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07158531A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100590688B1 (ko) * | 2006-03-24 | 2006-06-19 | 재단법인 한국조선기자재연구원 | 고온고압 벙커씨유의 급속개폐제어밸브. |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30818593A patent/JPH07158531A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100590688B1 (ko) * | 2006-03-24 | 2006-06-19 | 재단법인 한국조선기자재연구원 | 고온고압 벙커씨유의 급속개폐제어밸브. |
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