JPH07159308A - 路面摩擦係数推定装置 - Google Patents

路面摩擦係数推定装置

Info

Publication number
JPH07159308A
JPH07159308A JP5310457A JP31045793A JPH07159308A JP H07159308 A JPH07159308 A JP H07159308A JP 5310457 A JP5310457 A JP 5310457A JP 31045793 A JP31045793 A JP 31045793A JP H07159308 A JPH07159308 A JP H07159308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
speed
road surface
vehicle
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5310457A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3572647B2 (ja
Inventor
Masahiro Matsuura
正裕 松浦
Shoichi Masaki
彰一 正木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP31045793A priority Critical patent/JP3572647B2/ja
Publication of JPH07159308A publication Critical patent/JPH07159308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3572647B2 publication Critical patent/JP3572647B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両の走行路面と車輪との摩擦結
合が弱まる直前の路面摩擦係数を高精度に推定すること
が可能な路面摩擦係数推定装置を提供することを目的と
している。 【構成】 車両の各車輪の車輪速度を出力し、前輪と後
輪の速度差を演算する。この速度差を順次所定間隔ごと
に積算する。また、前記のように積算された積算値の所
定時間内平均勾配を演算する。この、所定時間内平均勾
配より路面摩擦係数の推定時期に相応しいか判断し、相
応しいと判断された場合車輪速度変化が微小な車輪速度
の所定時間内の変化勾配より路面摩擦係数を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両におけるタイヤと
路面との間の摩擦結合の状態を推定する装置に関するも
のであって、例えば、アンチスキッド制御装置(以下A
BSと言う)に応用できるものである。
【0002】
【従来の技術】車両におけるタイヤと路面との間の摩擦
結合は車両の走行安全性のために重要である。なぜなら
ば、車両におけるどんな動的過程も(アクセルペダルを
操作して車両を加速することやブレーキペダルを操作し
て車両を減速すること等)タイヤと路面との間にそれに
相当する力の伝達が必要であるからである。この場合、
タイヤと路面との摩擦結合は車輪の滑り率に依存し、滑
り率が所定範囲以上となると、摩擦結合が弱まり、車両
走行が不安定になる。
【0003】そこで、車両減速時や車両加速時に車両の
滑り率が所定範囲以上となることを防止するための制御
装置が既に知られている。これらの装置では車輪センサ
によって車輪の車輪速度および車輪回転の加減速が検出
され、この値から他の測定値とともに電子評価制御装置
において車輪滑り等が計算される。車輪滑りが所定範囲
以上となる恐れがある場合、適当な駆動装置等によって
ブレーキ圧を減じるとか、エンジントルクを減少させる
というように制御する制御方法が考え出されている。
【0004】上述したような制御方法において、制御開
始以前にあらかじめ、車輪のタイヤと路面との摩擦結合
の程度が分かっていると、制御開始当初からその結合の
1度に適した制御を行うことが可能となる。このため、
例えば、特開平4−345562号公報のごとく、車両
の前輪と後輪の車輪速度差を求め、その車輪速度差と車
輪速度の差を有している状態が継続した時間との関係に
より路面摩擦状況が低摩擦路面か高摩擦路面かを推定す
ることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、路面摩擦係数値を具体的に判断しているわけ
ではなく、前輪と後輪の車輪速度差と車輪速度差を有し
ている状態が継続した時間との関係から、走行路面が高
摩擦路面か低摩擦路面かの2値に決定するものにすぎな
い。
【0006】例えば、車両の走行路面を高摩擦路面か低
摩擦路面化の2値に判別してしまうため、ウェット路や
圧雪路等の、極端に低摩擦路面でも高摩擦路面でもない
中摩擦路面では、路面状態の判断が2値のどちらかに偏
ることになりかねない。そして、このように判断された
高摩擦路面か低摩擦路面かの判定に基づいて車両を制御
した場合、車両挙動は不安定になることも考えられる。
【0007】そこで本発明は、車両の走行路面と車輪と
の摩擦結合をより細分化して推定することにより、推定
精度を向上した路面摩擦係数推定装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記問題を解決
するために、本発明による路面摩擦係数推定装置は、車
両の前輪と後輪とにおける車輪速度の所定時間内での速
度変化が微小である一方の車輪速度の平均変化勾配を演
算する演算手段と、前記後輪の車輪速度と前記前輪の車
輪速度との差の所定時間内における変化率が所定値以上
になったか否かを判別する判別手段と、前記判別手段に
よって、前記変化率が所定値以上になったと判断された
場合には、この直前の前記平均変化勾配により前記車両
の走行路面と車輪との間の摩擦係数を推定する推定手段
とを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明による路面摩擦係数推定装置
は、車両の車体速度の所定時間内における平均変化勾配
を演算する演算手段と、前記後輪の車輪速度と前記車体
速度との速度差および前記前輪の車輪速度と前記車体速
度との速度差の所定時間内における変化率が所定値以上
になったか否かを判別する判別手段と、前記判別手段に
よって、前記変化率が所定値以上になったと判断された
場合には、この直前の前記平均変化勾配により前記車両
の走行路面と車輪との間の摩擦係数を推定する推定手段
とを有することを特徴としてもよい。
【0010】また、本発明による、前記判別手段は、前
記車両の前輪と後輪の車輪速度の速度差を周期的に順次
積算した積算値の所定時間内における変化率が所定値以
上になったか否かを判断することを特徴とする請求項1
記載の路面摩擦係数推定装置を採用してもよい。また、
本発明による、前記判別手段は、前記車両の前輪の車輪
速度と前記車体速度との速度差および前記車両の後輪の
車輪速度と前記車体速度との速度差の、所定時間内にお
ける変化率が所定値以上になったか否かを判断すること
を特徴とする請求項2記載の路面摩擦係数推定装置を採
用してもよい。
【0011】
【作用】上記構成によれば、本発明の請求項1記載の路
面摩擦係数推定装置は、車両走行時に、車両の前輪と後
輪との車輪速度の速度変化が、所定時間内において微小
な方の車輪速度の変化勾配の所定時間における平均を演
算する。また、車両の前後輪の車輪速度差の所定時間内
の変化率があらかじめ定められた所定値以上になったか
否かを判断する。ここで、前記変化率が所定値以上にな
ったと判断された直前の車輪速度の平均変化勾配より車
両の走行路面と車輪との間の摩擦係数を推定する。
【0012】また、本発明の請求項2記載の路面摩擦係
数推定装置は、車両走行時に、前記車両における車体速
度の所定時間内の変化勾配の平均を演算する。また、車
両の前輪の車輪速度と車体速度との速度差および後輪の
車輪速度と車体速度との速度差の所定時間内の変化率
が、あらかじめ定められた所定値以上になったか否かを
判断する。ここで、前記判別手段によって、変化率が所
定値以上になったと判断された直前の車体速度の平均変
化勾配より車両の走行路面と車輪との間の摩擦係数を推
定する。
【0013】また、請求項3記載によれば、車両の前後
輪の速度差を、周期的に順次積算して積算値を求め、そ
の積算値の所定時間内における変化率を求める。そして
前記判別手段によって変化率が所定値以上になったかど
うか判断する。また、請求項4記載によれば、前記車両
の前輪の速度と車体速度との速度差、および、後輪の速
度と車体速度との速度差を周期的に順次積算して積算値
を求め、その積算値の所定時間内における変化率を求め
る。そして、前記判別手段によって変化率が所定値以上
になったかどうか判断する。
【0014】
【実施例】以上説明した本発明の構成および作用を一層
明らかにするために、本発明を図に示す実施例に基づい
て説明する。以下、実施例においては、本発明の路面摩
擦係数推定装置をABS制御装置に適用する場合を例に
挙げて説明する。図1は、本発明の一実施例としてのA
BS制御装置の構成を示す構成図である。図1におい
て、ブレーキペダル20は、真空ブースタ21を介して
マスタシリンダ28に連結されている。したがって、ブ
レーキペダル20を踏むことによりマスタシリンダ28
に油圧が発生し、この油圧は、各車輪(左前輪FL、右
前輪FR、左後輪RL、右後輪RR)に設けられたホイ
ールシリンダ31、32、33、34に供給され、ブレ
ーキ力が発生する。
【0015】マスタシリンダ28は互いに同じ圧力のブ
レーキ油圧を発生する2つの圧力室(図示せず)を有
し、各圧力室にはそれぞれ供給管40、50が接続され
ている。供給管40は連通管41、42に分岐してい
る。連通管41は、電磁弁60aを介して、ホイールシ
リンダ31に連通するブレーキ管43と接続されてい
る。同様に、連通管42は、電磁弁60cを介して、ホ
イールシリンダ34に連通するブレーキ管44と接続さ
れている。
【0016】供給管50も供給管40と同様な接続関係
にあり、連通管51、52に分岐している。連通管51
は、電磁弁60bを介して、ホイールシリンダ32に連
通するブレーキ管53と接続されている。同様に、連通
管52は、電磁弁60dを介して、ホイールシリンダ3
3に連通するブレーキ管54と接続されている。また、
ホイールシリンダ33、34に接続されるブレーキ管5
4、44中には公知のプロポーショニングバルブ59、
49が設置されている。このプロポーショニングバルブ
59、49は、後輪RL、RRに供給されるブレーキ油
圧を制御して前後輪FL〜RRの制動力の分配を理想に
近づけるものである。
【0017】各車輪FL〜RRには、電磁ピックアップ
式の車輪速度センサ71、72、73、74が設置さ
れ、電子制御回路ECUにその信号が入力される。電子
制御回路ECUは、入力された各車輪FL〜RRの車輪
速度に基づいて各ホイールシリンダ31〜34のブレー
キ油圧を制御すべく、電磁弁60a〜60dに対して駆
動信号を出力する。
【0018】電磁弁60a、60b、60c、60d
は、3ポート3位置型の電磁弁で図1のA位置において
は、連通管41、42、51、52とブレーキ管43、
44、53、54とをそれぞれ連通し、B位置において
は、連通管41、42、51、52、ブレーキ管43、
44、53、54、枝管47、48、57、58間を全
て遮断する。また、C位置においては、ブレーキ管4
3、44、53、54と、枝管47、48、57、58
とをそれぞれ連通する。
【0019】枝管47、48はともに排出管81に接続
され、枝管57、58はともに排出管91に接続され
る。これら排出管81、91は、それぞれリザーバ93
a、93bに接続されている。リザーバ93a、93b
は、各電磁弁60a〜60dがC位置のとき、各ホイー
ルシリンダ31〜34から排出されるブレーキ液を一時
的に蓄えるものである。このため電磁弁60a〜60d
では、A位置においてはホイールシリンダ31〜34の
ブレーキ油圧を増圧し、B位置においてはそのブレーキ
油圧を保持し、C位置においてはそのブレーキ油圧を減
圧することができる。すなわち、電磁弁60a、60b
は、ブレーキ力調整手段に相当する。
【0020】ポンプ99a、99bは、リザーバ93
a、93bに蓄積されたブレーキ液を汲み上げてマスタ
シリンダ28側に還流させる。また、チェック弁97
a、98a、97b、98bは、リザーバ93a、93
bから汲み上げられたブレーキ液が、再びリザーバ93
a、93b側に逆流するのを防ぐためのものである。な
お、ストップスイッチ10は、運転者がブレーキペダル
20を踏んでいるか否かを検出するものである。
【0021】次に、このように構成された本実施例にお
いて実行されるABS制御について図2〜7に基づき説
明する。まず図2は本発明による路面摩擦係数推定装置
をABS制御装置に適用した場合のメインルーチンを表
すフローチャートである。なお、この処理は図示しない
イグニッションスイッチがオンされたとき、ステップ1
00より開始される。
【0022】処理を開始すると、まずステップ110に
て、各種フラグや各種カウンタの初期設定を行う。続く
ステップ120では、車輪速度センサ71〜74から車
輪速度信号を、中央演算処理装置ECU100に入力す
る。ステップ130では、車輪速度センサ71〜74か
ら入力される信号に基づき、制御対象の車輪(FL〜R
Rのいずれか)の車輪速度および加速度を演算する。次
に、ステップ140では、前後輪における速度差を演算
する。この前後輪速度差演算は、FR輪−RR輪、FL
輪−RL輪といった右側、左側独立に演算する方法を用
いる。また、(FR輪+FL輪)/2−(RR輪+RL
輪)/2といった平均値を演算する方法を用いてもよ
い。
【0023】ここで、車輪の落ち込み現象について考え
ると、図3に示すように車輪の運動方程式(数1)から
各車輪の車輪速度の落ち込み状態ωは制動力TBに依存
することが分かる。
【0024】
【数1】ω=(μ*r*W−TB)/I ただし、それぞれ、ω ・車輪の落ち込み状態(車輪角
速度) μ ・路面摩擦係数 r ・車輪半径 W ・車輪荷重 TB・制動力 I ・車輪の慣性モーメント、を表す。
【0025】また、図4に示すように、Pバルブによる
制動力配分線から実制動力は後輪より前輪の方が高いと
いうことが分かる。これより、一般的に数1より前輪の
落ち込みタイミングは後輪より速くなると考えられる。
続くステップ150では、ステップ140で求めた前後
輪速度差を周期的に順次積算する積算演算を行う。ここ
では、図5に示すように、前後輪速度差の絶対値を積算
する。この、積算演算を行うことで、前後輪の車輪速度
に含まれるノイズ成分の影響を低減することができる。
例えば、図5のAポイントに示すように、前輪の落ち込
みが後輪より早い状態において、後輪がノイズ的に落ち
込んだ場合には、この時点で、前後輪速度差が一時的に
通常走行状態に戻ってしまい、落ち込みが収まったと判
断されてしまう危険性がある。しかし、前後輪速度差を
周期的に順次積算することによって、このノイズ誤差成
分の影響を低下することができ、連続的な前後輪速度差
状態を表すことを可能にしている。
【0026】ステップ160では、ステップ150にて
演算された積算値が、積算周期内においてある所定値以
上か以下かを判断する。すなわち、その積算周期内にお
いて前輪と後輪との速度差が、実際発生している状態か
否かを判定する。ここで、積算値が所定値以上、すなわ
ち前輪と後輪との速度差が存在している状態であると判
断された場合にはステップ170に進む。また、積算値
が所定値以下、すなわち前輪と後輪とが同じ車輪速度状
態であると判断された場合には、ステップ300に進
む。
【0027】ステップ170では、ステップ180で行
われる車輪速度差の積算値の平均変化率の演算を行うタ
イミングを判定する。具体的には、あらかじめ定められ
た所定時間を経過したかを判定する。この所定時間は、
ステップ150において車輪速度差の積算を行う周期よ
りも長い時間に設定されている。ステップ170におい
て、所定時間経過したと判断された場合、ステップ18
0に進む。また、あらかじめ定められた所定時間経過前
ではステップ220に進み、従来のABS制御開始判定
を行い、路面摩擦係数推定処理は行わない。
【0028】ここで、車輪速度の積算値の変化率演算を
行うタイミングを判定する方法として、前回の演算タイ
ミングからの経過時間によらないで、前後輪の速度差の
積算値が所定量以上になったかによって判断する方法を
採用するようにしてもよい。ステップ180では、ステ
ップ150で演算された積算値の所定時間内の平均変化
率を演算する。ここで、例えば積分演算は5msごとに
行い、この積算値の変化率演算は50msごとに行う。
これは、車輪速度差の積算を行う周期よりも短い時間ま
たは同じ時間を用いて平均変化率を演算すると、平均変
化率は前後輪の速度差になるからである。
【0029】ステップ190においては、ステップ18
0で求めた車輪速度差の積算値の平均変化率の大きさに
よって、ABS制御開始前に路面摩擦係数を推定するか
どうかの判断を行う。この平均変化率があらかじめ定め
られた所定値以下の場合は、図6に示すように、前後輪
の落ち込み状態が路面とタイヤとによる摩擦結合の最大
になるμ−peak以前の車輪挙動安定領域にあると判
断される。この場合には、路面摩擦係数の正確な推定が
可能であり、ステップ200に進む。一方、平均変化率
が所定値以上の場合、前輪(または後輪)の落ち込みが
急激に大きくなって、前後輪が路面とタイヤとによる摩
擦結合が最大になるμ−peakを越えた車輪挙動不安
定領域に入っている状態であると判断される。この正確
な路面摩擦係数の推定は行えない不安定領域に入ってい
る場合には、ステップ220へ進みABS制御開始判定
処理を行う。また、ここでステップ220に進む場合に
は、後述する、ステップ200にて前回演算された路面
摩擦係数が、車輪と走行路面とのμ−peak直前の摩
擦係数に対応したものとなっている。
【0030】ステップ200では、ステップ190で変
化率が所定値以下の場合に、路面摩擦係数を正確に推定
できると判断され、路面摩擦係数を推定するために演算
を行う。ここで、路面摩擦係数推定値の演算を行う方法
としては、前述したように、車輪速度が落ち込んだ前後
輪において、車輪速度変化が微小な方の車輪速度の平均
変化勾配、すなわち、ステップ200では、平均減速度
勾配を推定路面摩擦係数とする方法を採用する。
【0031】すなわち、ステップ170、および180
において用いられた、あらかじめ定められた所定時間内
において、前後輪において車輪速度変化が微小な方の車
輪速度の平均減速度勾配を算出する。具体的には、例え
ば、所定時間内において、ステップ140にて車輪速度
差を演算した周期を用いて、その周期における前後輪の
車輪速度変化が微小な方の車輪の車輪速度をピックアッ
プする。その後、このピックアップした点を近似的に通
過する1次方程式を演算し、その方程式の傾きを上記平
均減速度勾配とする。
【0032】また、DRY路面では車輪に制動力が加わ
る場合に高い車体減速度を発生する。この場合には、こ
の車体減速度により、前輪への荷重移動分が増え、後輪
が先行して落ち込むことがある。しかし、この場合は車
体の荷重移動と、路面と車輪との高摩擦結合によって車
輪速度の落ち込みが少ない前輪速度が、前述した周期に
おける前後輪の車輪速度変化が微小な方の車輪の車輪速
度に相当する。よって、この前輪速度を用いて平均減速
度勾配を演算する。
【0033】なお、平均減速度勾配の算出については、
単に、前回ステップ130において、車輪速度を演算し
た際の所定時間経過時の値と、今回車輪速度を演算した
際の所定時間経過時の値との差を所定時間で割った値
を、平均減速度勾配として採用してもよい。ここで、路
面摩擦係数推定の考え方について説明する。図6に示
す、μ−peak近辺の特徴を表すグラフとμ−s特性
グラフを用いることで路面摩擦係数を推定することがで
きる。つまり、前後輪の速度差の状態が急激に大きくな
った瞬間、すなわち、前後輪の速度差の所定時間内にお
ける積算値の変化率が、所定値を越えた直前には、先行
して落ち込んだ輪の方は、すでに路面とタイヤとによる
摩擦結合が最大になるμ−peakを越えており、急激
な落ち込みが発生している領域である。これに対し、残
った輪の方は、μ−peak寸前の領域に存在している
と言える。よって、このときの残った輪の方、すなわち
車輪速度変化が微小な方の車輪速度の減速度勾配が車体
減速度VBに対応するものとなる。
【0034】ここで、路面摩擦係数を推定する方法は、
路面摩擦係数μと車体減速度VBとを用いて数2のよう
に表される。
【0035】
【数2】 μF*WF+μR*WR=−(VB/g)*WB
【0036】
【数3】μ(WF+WR)=−(VB/g)*WB ただし、それぞれ、μF・前輪における路面摩擦係数 WF・前輪荷重 μR・後輪における路面摩擦係数 WR・後輪荷重 VB・車体減速度 WB・車両重量 g ・重力加速度、を表す。
【0037】一般的には前輪と後輪のμが等しいと見な
せるので(μF=μR=μ)、数2は数3として表され
て路面摩擦係数μ∝車体減速度VBの関係が成立し、路
面摩擦係数≒車体減速度として考えることができる。こ
のような考え方によって、路面摩擦係数を正確に推定す
ることを可能にしている。ここで、ステップ160にお
いて ステップ150で演算された積算値が、積算周期
内において所定範囲内にあると判定された場合、すなわ
ち、前輪と後輪とが同じ車輪速度状態であると判断され
た場合について説明する。
【0038】この場合は、車両が一定速度走行をしてい
るか、制動力がかかっている際には4輪の車輪速度が揃
って落ち込んでいる状態であると考えられる。ここで、
車両制動時に4輪速度が揃って落ち込む現象は、車輪と
路面との摩擦結合が強い、車輪の落ち込みがゆるやかな
高μ路では、荷重移動が生じて実際には起こりえないも
のと思われる。しかし、低μ路では、車輪と路面との摩
擦結合が弱いため、4輪が揃って落ち込むことが考えら
れる。この場合には、以下ステップ300、310に示
すように、車両に制動力が加えられている状態で、所定
時間以上、前後輪速度差がほとんど発生しない現象を捉
えた場合に、低μ路と判別する。
【0039】すなわち、ステップ300では、所定時間
内において、前後輪の車輪速度差の積算値があらかじめ
定められた所定値以上の値を取るかどうかを判定する。
すなわち、所定時間前後輪の速度差がほとんど生じない
状態が継続したかどうか判断する。ここで、所定時間内
に積算値が所定値以上にならなかったと判断された場合
にはステップ310に進み、所定値以上になったと判断
された場合にはステップ220に進む。
【0040】ステップ310では、所定時間内における
車輪速度の平均速度勾配を判定する。すなわち、実際車
輪速度が低下しているかどうかを判定して、ある所定値
以上の平均速度勾配を検出した場合は、車輪に制動力が
加えられていると判断する。ここで、平均速度勾配が所
定値以上の値である場合にはステップ320に進み、以
下の値を取る場合には、低摩擦係数路面と判断されずス
テップ220に進む。
【0041】ステップ320では、車輪速度全輪同時に
落ち込んでいる状態で所定時間以上前後輪速度差が発生
しない現象を捉えたということで、現在の走行路面は低
摩擦係数路面であると断定する。そして、この情報をス
テップ210に、ABS制御基準の情報として送る。次
の、ステップ210ではステップ200によって推定さ
れた路面摩擦係数によってABS制御前の状態から各種
のABS制御基準(推定車体速度の減速度勾配、各輪の
制御開始スリップ基準値、ABS制御開始後の減圧・増
圧勾配等)を切り換える。
【0042】ステップ220では、ステップ210で各
種のABS制御基準を切り換えた状態を踏まえてABS
制御を開始するか否かを判断する。ステップ230で
は、ステップ220のABS制御開始判定結果に応じて
ソレノイド駆動を行っていく。このようにして、ABS
制御開始前に路面摩擦係数を推定することで、従来まで
は行えなかった、路面摩擦係数に応じた、すなわち路面
状況に応じた適切な制御を、ABS制御開始初回サイク
ルから行える。さらに、ABSが制御開始されずに車体
が非常に不安定になったり、制動力の低下が著しくなる
といった状況(特に氷上などの低摩擦係数路面におい
て)を未然に防止することができる。
【0043】例えば、図7に示すように、従来では、実
際の車体速度から掛け離れた推定車体速度を用いていた
ため、制御基準が実際の車輪および路面の状況とは大き
く異なってしまい、ABS制御が開始される時期が不安
定であった。これについて、次に示す一般的な車体速度
の推定式に基づいて説明する。
【0044】
【数4】 VSB(n) =MED( Vw0, VSB(n-1)-αdown*t, VSB(n-1)-αup*t) ただし、 VSB・推定車体速度 MED・中間値採用 Vw0・選択車輪速度 αdown・車輪減速度上限定数 αup・ 車輪加速度上限定数 t ・演算周期 n ・演算回数、を採用する。
【0045】上記数4を採用して、例えばステップ22
0においてABS開始時期を判定するための基準となる
推定車体速度を演算する。この際、車輪加速度上限定数
αup、および車輪減速度上限定数αdownがあらかじめ定
められた一定の値を取っている場合、現在走行中の路面
の摩擦係数は全く考慮されることなく推定車体速度が決
定される。しかし、今回の技術により、あらかじめ路面
の摩擦係数を推定できることから、この路面摩擦係数に
よって、推定車体速度をより現実に近づけることが可能
となった。というのは、今回では推定路面摩擦係数が演
算され、車輪加速度上限定数αup、および車輪減速度上
限定数αdownの設定を変えることによって、推定車体速
度をより正確に求めることができる。これにより、車輪
と走行路面との間の摩擦結合の状態、すなわち、車輪と
路面との間のスリップ状況を正確に把握することができ
る。これによって、車輪の最適なスリップ状況において
ABS制御が開始され、安定した車両挙動を得ることが
可能となった。
【0046】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、以下のように種々変形可能である。例えば、図
2のフローチャートのステップ200において、車両の
前輪および後輪における車輪速度変化が微小な方の車輪
速度を用いて路面摩擦係数を推定していたが、例えば、
数4を用いて、各車輪速度から車両の車体速度を演算
し、この車体速度の所定時間内における平均減速度勾配
から路面摩擦係数を推定することができる。すなわち、
ステップ140においては、車体速度と前輪の車輪速度
との差、および、車体速度と後輪の車輪速度との差を演
算する。ステップ150においては、車体速度と前輪の
車輪速度との差の値と、車体速度と後輪の車輪速度との
差の値との差の絶対値を求め、これを周期的に順次所定
時間積算する。この積算値を用いて、ステップ180、
190の積算値変化率の演算、および路面摩擦係数を推
定するかどうかの判断を行う。ステップ200において
は、ステップ190にて路面摩擦係数を正確に推定でき
ると判断した場合に、路面摩擦係数を推定する。この
際、所定時間内における車体速度の平均減速度勾配は、
数2における車体減速度VBに相当する。よって路面摩
擦係数μ∝VBの関係より、所定時間内における車体速
度の平均変化減速度勾配によって、車両の走行路面と車
輪との間の路面摩擦係数を正確に推定することができ
る。また、この車両速度は、随時、路面摩擦係数が推定
されるごとに数4の車輪減速度下限定数αdownおよび車
輪加速度上限定数αupを補正していくことによって、常
に現実に即した値となっている。
【0047】また、図2のフローチャートの、ステップ
180において、前後輪の車輪速度差の積算値の、所定
時間内における平均変化率を算出していたが、前後輪の
車輪速度差の積算値があらかじめ定められた所定量にな
るごとの時間を求め、この間の平均減速度勾配を変化率
とする方法を採用してもよい。さらに、図2のフローチ
ャートのステップ200において、高い車体減速度を発
生するDRY路で、前輪への荷重移動分が増え、後輪が
先行して落ち込む場合のことについて述べた。この場
合、この荷重移動分を各車輪速度の落ち込み状態を推定
する数1の車輪荷重Wに、補正された前輪および後輪の
荷重WF’、WR’を用いるようにしてもよい。車体減
速度による荷重移動分ΔWは数5に示すようになり、制
動時の、前輪および後輪の荷重WF’、WR’は数5お
よび数6に示される。
【0048】
【数5】ΔW={WB*(H/L)*(−VB)}/g
【0049】
【数6】WF’=WF0+ΔW
【0050】
【数7】WR’=WR0−ΔW ただし、それぞれ、ΔW ・車両の荷重移動分 H ・車両の重心高 L ・ホイールベース WF0・前輪の静的荷重 WR0・後輪の静的荷重、を表す。
【0051】上記、数5〜7により、制動時の荷重移動
分は車体減速度VBに依存することが分かる。これか
ら、実際の制動時の車輪の落ち込み状態は、制動力と制
動によって生じる車体速度(荷重移動分)の釣り合いに
よって決定されていることが分かる。なお、上記実施例
においては、本発明を説明するために、一例としてAB
S制御装置を挙げたが、本発明は、トラクション・コン
トロール制御装置(TRC)等にも幅広く活用できる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
車両の走行路面と車輪との摩擦結合が弱まる直前の路面
摩擦係数を推定することによって、車両挙動を安定に保
つことが可能な路面摩擦係数推定装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック構成を表す構成図である。
【図2】本発明の第一実施例を表すフローチャート図で
ある。
【図3】車輪の運動方程式について説明する説明図であ
る。
【図4】車両における車輪の制動力配分線を表すグラフ
図である。
【図5】車両における後輪と前輪との車輪速度差を積分
した積分値を表すグラフ図である。
【図6】本発明における路面摩擦係数の推定の考え方を
説明する説明図である。
【図7】本発明におけるABS制御の作動の様子を表す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
71 車輪速度センサ 72 車輪速度センサ 73 車輪速度センサ 74 車輪速度センサ 100 中央演算処理装置(ECU)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前輪と後輪とにおける車輪速度の
    所定時間内での速度変化が微小である一方の車輪速度の
    平均変化勾配を演算する演算手段と、 前記後輪の車輪速度と前記前輪の車輪速度との差の所定
    時間内における変化率が所定値以上になったか否かを判
    別する判別手段と、 前記判別手段によって、前記変化率が所定値以上になっ
    たと判断された場合には、この直前の前記平均変化勾配
    により前記車両の走行路面と車輪との間の摩擦係数を推
    定する推定手段とを有することを特徴とする路面摩擦係
    数推定装置。
  2. 【請求項2】 車両の車体速度の所定時間内における平
    均変化勾配を演算する演算手段と、 前記後輪の車輪速
    度と前記車体速度との速度差および前記前輪の車輪速度
    と前記車体速度との速度差の所定時間内における変化率
    が所定値以上になったか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段によって、前記変化率が所定値以上になっ
    たと判断された場合には、この直前の前記平均変化勾配
    により前記車両の走行路面と車輪との間の摩擦係数を推
    定する推定手段とを有することを特徴とする路面摩擦係
    数推定装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、前記車両の前輪と後輪
    の車輪速度の速度差を周期的に順次積算した積算値の所
    定時間内における変化率が所定値以上になったか否かを
    判断することを特徴とする請求項1記載の路面摩擦係数
    推定装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、前記車両の前輪の車輪
    速度と前記車体速度との速度差および前記車両の後輪の
    車輪速度と前記車体速度との速度差の、所定時間内にお
    ける変化率が所定値以上になったか否かを判断すること
    を特徴とする請求項2記載の路面摩擦係数推定装置。
JP31045793A 1993-12-10 1993-12-10 路面摩擦係数推定装置 Expired - Lifetime JP3572647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31045793A JP3572647B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 路面摩擦係数推定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31045793A JP3572647B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 路面摩擦係数推定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07159308A true JPH07159308A (ja) 1995-06-23
JP3572647B2 JP3572647B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=18005486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31045793A Expired - Lifetime JP3572647B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 路面摩擦係数推定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3572647B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7421328B2 (en) 2004-09-07 2008-09-02 Advics Co., Ltd. Vehicle slip state determination system and traveling state control system
DE102008029317A1 (de) 2007-06-21 2009-03-05 Fuji Jukogyo K.K. Straßenoberflächenzustandschätzvorrichtung
JP2024007092A (ja) * 2022-07-05 2024-01-18 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP2024034897A (ja) * 2022-09-01 2024-03-13 日立建機株式会社 作業車両

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7421328B2 (en) 2004-09-07 2008-09-02 Advics Co., Ltd. Vehicle slip state determination system and traveling state control system
DE102008029317A1 (de) 2007-06-21 2009-03-05 Fuji Jukogyo K.K. Straßenoberflächenzustandschätzvorrichtung
DE102008029317B4 (de) * 2007-06-21 2010-09-02 Fuji Jukogyo K.K. Straßenoberflächenzustandschätzvorrichtung
US9037376B2 (en) 2007-06-21 2015-05-19 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Road-surface condition estimating device
JP2024007092A (ja) * 2022-07-05 2024-01-18 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP2024034897A (ja) * 2022-09-01 2024-03-13 日立建機株式会社 作業車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP3572647B2 (ja) 2004-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0718167B1 (en) Antiskid controller
JP3605421B2 (ja) 推定車体速度算出方法
JP3905574B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP3258476B2 (ja) 車両走行路面の最大摩擦係数推定装置
JP2009269559A (ja) 車両重量推定方法および装置ならびに車両走行制御装置
US5855419A (en) Process for controlling a distribution of braking force in a vehicle
JP3353846B2 (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JPH0316863A (ja) 車両のアンチロック制御方法
JPH0986377A (ja) 液圧制御装置
JPH101040A (ja) 後輪荷重抜け検出,抑制および後輪動的荷重推定装置
JP3572647B2 (ja) 路面摩擦係数推定装置
JP4742716B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JPH1148939A (ja) アンチスキッド制御装置
JP2794734B2 (ja) ブレーキ圧力制御装置
JP3585651B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置
JPH05262212A (ja) 車両制動方法
JP3289444B2 (ja) アンチロック制御装置
JP3913993B2 (ja) 自動二輪車におけるアンチロックブレーキ制御方法
JP3666134B2 (ja) 路面摩擦判別装置
JP3696259B2 (ja) 制動力制御装置
JP4507397B2 (ja) ロック状態検出装置
JP2000233737A (ja) アンチスキッド制御装置
JP2775433B2 (ja) 車両のトラクション制御方法
JP2715474B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP3029865B2 (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term