JPH07159902A - レンズシートの製造方法 - Google Patents

レンズシートの製造方法

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JPH07159902A
JPH07159902A JP5304249A JP30424993A JPH07159902A JP H07159902 A JPH07159902 A JP H07159902A JP 5304249 A JP5304249 A JP 5304249A JP 30424993 A JP30424993 A JP 30424993A JP H07159902 A JPH07159902 A JP H07159902A
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JP
Japan
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lens
energy ray
curable resin
active energy
sheet
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Application number
JP5304249A
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Inventor
Makoto Okawa
真 大川
Masao Hamada
雅郎 濱田
Akira Motonaga
彰 元永
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 レンズ型のレンチキュラーレンズパターンを
正確に転写し、均一な厚さのレンズ層が形成されるとと
もに、軸ずれのない優れた光学特性を有する両面レンチ
キュラーレンズシートを生産性よく製造する。 【構成】 レンズパターンが形成された第1のレンズ型
7に第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液を注入する注
入工程と、シート状透明基材の片面に半固定化された第
2の活性エネルギー線硬化型樹脂層が形成された成形用
シート4を、シート状透明基材面が第1の活性エネルギ
ー線硬化型樹脂液と接触するように重ね合わせる積層工
程と、レンチキュラーレンズパターンが形成された第2
のレンズ型15を用いて第2の活性エネルギー線硬化型
樹脂層にレンチキュラーレンズ形状を転写する転写工程
と、第1および第2の活性エネルギー線硬化型樹脂を硬
化する硬化工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクションテレ
ビやマイクロフィルムリーダー等の画面として用いられ
る投写スクリーンに使用されるレンズシートの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションテレビやマイクロフィ
ルムリーダー等の投写スクリーンにおいては、良好な画
像を得るために、両面にレンチキュラーレンズを形成し
たレンズシートや片面にフレネルレンズを他面にレンチ
キュラーレンズを形成したレンズシート等が使用されて
いる。従来、このようなレンズシートは、アクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン
樹脂等の透明樹脂材料を用いて、これらの樹脂を射出成
型する方法、樹脂板とレンズ型とを当接させ、これを加
熱加圧することによりレンズ型のレンズパターンを転写
する押圧成型法等が知られている。
【0003】しかしながら、射出成型法においては大き
なサイズのレンズシートの成型は難しく、比較的小さな
サイズのレンズシートの成型にしか使用できない。ま
た、押圧成型法では樹脂板およびレンズ型の加熱冷却サ
イクルに長時間を要するため、レンズシートの大量生産
を行うためには多数のレンズ型が必要となり、大型のレ
ンズシートを製造するためには生産装置に莫大な費用が
かかる。
【0004】これに対して、活性エネルギー線硬化型樹
脂をレンズ型内に注入した後、活性エネルギー線を照射
して該樹脂を硬化させる方法等が提案されているが、活
性エネルギー線硬化型樹脂を用いる方法は、成型時間を
短縮でき生産性が向上できるものの、レンズ型内へ樹脂
液を注入する際に泡等の巻き込み等の問題点を有してお
り、これを解決するためには、別途脱泡処理を行った
り、ゆっくりと注入する等の方法を採用する必要があ
り、大量生産には未だ十分なものではなかった。特に、
レンズ型のパターン形状によっては、その溝部に気泡が
閉じこめられるために、気泡が発生し易く、一旦発生し
た気泡は容易に除去することができず、気泡によるレン
ズ欠陥をまねくという問題点を有していた。
【0005】このような気泡の発生を防止する方法とし
て特開平1−192529号公報に記載されているよう
に、紫外線硬化型樹脂をレンズ型に樹脂溜まりを形成す
るように供給した後、樹脂溜まりにベースフィルムを載
せてそのベースフィルムを介して加圧ロールで樹脂をレ
ンズ型上に均しながらベースフィルムを積層し、紫外線
を照射して硬化させ脱型する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、加圧ロールとレンズ型との距離を常に一
定に保持しながらベースフィルムを積層することが必要
であり、均一な厚さのレンズシートを得ることは困難で
あり、レンズシートに厚さ斑を生じ、画像の歪み等のレ
ンズ品質低下の原因となる等の問題点を有している。ま
た、液体状のモノマー組成物を直接重合して硬化・賦型
させるために、硬化時のモノマーの重合収縮が大きいた
めに、レンズ形状が精度よく転写されず、設計通りのレ
ンズが得られなかったり、レンズに歪が生じたり、レン
ズ部とシート状透明基材との間に微小な隙間が生じて剥
離しやすくなったりする等の問題点を有していた。
【0007】特に、両面にレンチキュラーレンズを形成
したレンズシートにおいては、レンズの厚さ斑や軸のず
れがスクリーン特性に悪影響を及ぼすために、良好なス
クリーン特性を得るためには、レンズの厚さ制御や位置
合わせを正確に行うことが必要となる。また、画像の高
精細度化への要求が高まってきており、レンチキュラー
レンズのファインピッチ化が求められてきており、ファ
インピッチのレンチキュラーレンズにおいては、レンズ
の厚さ斑や軸のずれという問題はより重要となってきて
いる。そこで、本発明の目的は、レンズ型のレンズパタ
ーンを正確に転写でき、レンズの厚さ斑や軸ずれのない
優れた光学特性を有するレンズシートの製造方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
技術の有する問題点を鑑み、レンズレンズシートの製造
方法について鋭意検討を行った結果、本発明に到達した
ものである。すなわち、本発明のレンズシートの製造方
法は、レンチキュラーレンズまたはフレネルレンズのレ
ンズパターンが形成された第1のレンズ型に第1の活性
エネルギー線硬化型樹脂液を注入する注入工程と、シー
ト状透明基材の片面に半固定化された第2の活性エネル
ギー線硬化型樹脂層が形成された成形用シートを、シー
ト状透明基材面が第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液
と接触するように重ね合わせる積層工程と、レンチキュ
ラーレンズパターンが形成された第2のレンズ型を用い
て第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層にレンチキュラ
ーレンズ形状を転写する転写工程と、活性エネルギー線
を照射して第1および第2の活性エネルギー線硬化型樹
脂を硬化する硬化工程とからなることを特徴とするもの
である。
【0009】本発明において、レンズシートとは、シー
ト状透明基材の両面にレンズが形成されてなるものであ
り、両面にレンチキュラーレンズが形成された両面レン
チキュラーレンズシート、各々の面にフレネルレンズと
縦方向のレンチキュラーレンズが形成されたレンズシー
ト、各々の面にフレネルレンズと横方向のレンチキュラ
ーレンズが形成されたレンズシート等が挙げられる。本
発明のレンズシートは、シート状透明基材の片面に半固
定化された第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層が形成
された成形用シートから製造されるものである。
【0010】シート状透明基材としては、その材料につ
いては特に限定されるものではないが、着色や濁り等に
よって著しく光線透過率が低下するものは好ましくな
い。使用できる材料としては、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリカーボネート、ポリエステル等の重合体あるい
はこれらの共重合体やポリマーアロイ等のプラスチック
シートが挙げられる。シート状透明基材の厚さは、活性
エネルギー線の透過性や取扱い性等の観点から3mm以
下であることが好ましく、多重像や虹色の色斑等の光学
特性を考慮すると1mm以下であることが好ましい。
【0011】本発明において、シート状透明基材には、
レンズ部との密着性を向上させる目的で、その両表面
に、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、
サンディング処理、接着剤やプライマーの塗布等の表面
処理を施すことができる。このようなシート状透明基材
の一方の表面に、第2の活性エネルギー線硬化型樹脂を
塗布して第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成す
ることによって、成形用シートが得られる。図1は、本
発明で使用される成形用シートの製造工程を示した概略
図である。シート状透明基材1の片面に、塗布装置2を
用いて第2の活性エネルギー線硬化型樹脂3が塗布さ
れ、乾燥装置6によって乾燥され半固定化された第2の
活性エネルギー線硬化型樹脂層3が形成され、成形用シ
ート4が得られる。得られた成形用シート4には、第2
の活性エネルギー線硬化型樹脂層3の付着を防止する目
的で、離型性を有する保護シート5を第2の活性エネル
ギー線硬化型樹脂層3上に積層しておくことが好まし
い。
【0012】シート状透明基材1への第2の活性エネル
ギー線硬化型樹脂3の塗布にあたっては、作業性を向上
し、第2の活性エネルギー線硬化型樹脂3に適度の粘性
を付与するために、酢酸ブチルエステル、酢酸エチルエ
ステル、メチルエチルケトン、アセトン、トルエン、キ
シレン、メタノール、エタノール、イソプロピリアルコ
ール、n−ブチルアルコール等の溶剤に第1の活性エネ
ルギー線硬化型樹脂3を溶解させて均一な溶液とし、ロ
ールコーター、カーテンコーター、フローコーター、リ
ップコーター、ドクターブレード型コーター等を用い
て、シート状透明基材1上に流延した後、乾燥して残溶
剤分が5%以下となる程度に溶剤を蒸発除去する溶液流
延法が簡便で好ましい。また、均一に混合された第2の
活性エネルギー線硬化型樹脂3を加熱して、粘度を低下
させた状態でシート状透明基材1上に塗布し、冷却固化
させてもよい。さらに、均一に混合した第2の活性エネ
ルギー線硬化型樹脂3を押出機を用いてシート状に押出
し、押出した直後にニップローラー等を用いてシート状
透明基材1に圧着し、冷却固化させることもできる。こ
のようにしてシート状透明基材1の表面に形成された第
2の活性エネルギー線硬化型樹脂層3の厚さは、形成す
るレンチキュラーレンズの形状やピッチ等によって適宜
設定されるが、一般的には、100〜500μm程度の
厚さとなるように形成すればよい。
【0013】シート状透明基材1上に形成される第2の
活性エネルギー線硬化型樹脂3としては、熱可塑性ポリ
マー、分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有するモノ
マーおよび光重合開始剤を含有した樹脂組成物を使用す
ることが好ましい。第2の活性エネルギー線硬化型樹脂
3として熱可塑性ポリマーを含有させることにより、室
温での流動性がなくシート状透明基材1上に安定して保
持させることができ、作業の自由度が高く、取扱い性に
優れ、臭気や刺激性の低いものであり、歪がなく、高い
精度のレンズ形状が得られ、光学特性に優れた両面レン
チキュラーレンズシートを得ることができるものであ
る。
【0014】このような熱可塑性ポリマーとしては、化
学構造的に線状の構造を有するものであれば、特に限定
されるものではないが、例えば、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレー
ト、ビニルアセテート、スチレン、エチレン、プロピレ
ン等の単独重合体あるいは共重合体等が挙げられ、これ
らを単独あるいは2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。また、耐光性の観点からは、熱可塑性ポリマ
ーとしては分子内に芳香族環を含まないものが好まし
い。
【0015】これら熱可塑性ポリマーは、第2の活性エ
ネルギー線硬化型樹脂100重量部に対して20〜80
重量部の範囲で使用することが好ましく、さらに好まし
くは50〜80重量部の範囲である。これは、熱可塑性
ポリマーが80重量部を超えると、第2の活性エネルギ
ー線硬化型樹脂3の粘度が高くなり、シート状透明基材
1への第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層3の形成が
困難となるとともに、レンズ形状の成形性が低下する傾
向にあるためである。また、熱可塑性ポリマーが20重
量部未満では、硬化成形時の重合収縮が大きくなり、レ
ンチキュラーレンズの軸ずれが発生しやすくなる傾向に
あるとともに、シート状透明基材1上に第2の活性エネ
ルギー線硬化型樹脂層3を安定して保持できなくなる傾
向にあるためである。
【0016】また、分子内に一つ以上の不飽和二重結合
を有する化合物とは、分子内に少なくとも一つの(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物であり、活性エネル
ギー線硬化型樹脂3に相溶性、成型性、硬化性および架
橋性等を付与するものであり、反応性の観点からは(メ
タ)アクリロイル基を含有するものが好ましい。
【0017】分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有す
る化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アク
リル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、
(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)
アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸メタリル、(メ
タ)アクリル酸クリシジル、(メタ)アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ノルボルニル、(メタ)アクリ
ル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル、
(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニル、(メタ)アク
リル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸ベンジ
ル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸
フェノキシエチル、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸N,
N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ポリエ
チレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)アク
リル酸ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸フォ
スフォエチル等のモノ(メタ)アクリレート化合物;。
【0018】ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノ
ナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ
エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のポリプロピレングリ
コールのジ(メタ)アクリレート;、1,3−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサメ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,9−ナ
ノメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,1
4−テトラデカメチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペン
チルフリコールのカプロラクトン付加物のジ(メタ)ア
クリレート。
【0019】ネオペンチルグリコールアジペートジ(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ジ(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレ
ート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシ
アヌレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジ
エトキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルジエトキ
シ−3,5−ジボロモフェニル)−プロパン、2,2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルペンタエトキシ−3,
5−ジブロモフェニル)−プロパン。
【0020】2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ−3,5−フェニルフェニル)−プロパン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)−スルフ
ォン、ビス(4−(メタ)アクリロリルオキシエトキシ
フェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロ
イルオキシジエトキシフェニル)−スルフォン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェ
ニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3−フェニルフェニル)−スルフォ
ン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3,5−ジメチルフェニル)−スルフォン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−スルフィ
ド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3−フェニルフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)−スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−スル
フィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フ
ォスフェート、トリ((メタ)アクリロイルオキシエト
キシ)フォスフェート等の多官能(メタ)アクリレート
化合物等を挙げることができる。
【0021】その他、分子内に少なくとも一つ以上の
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート等のオリゴマ
ーを使用することもできる。また、スチレン、ジビニル
ベンゼン等のビニル化合物、ジエチレングリコールビス
アリルカーボネート、ジアリルフタレート等のアリル化
合物等を使用することもできる。これら、モノマーまた
はオリゴマーは、単独あるいは2種以上を併用して使用
することができる。
【0022】これら分子内に一つ以上の重合性不飽和二
重結合を有する化合物は、第2の活性エネルギー線硬化
型樹脂100重量部に対して20〜80重量部の範囲で
使用することが好ましく、さらに好ましくは20〜50
重量部の範囲である。これは、分子内に一つ以上の重合
性不飽和二重結合を有する化合物20重量部未満では、
第2の活性エネルギー線硬化型樹脂3の粘度が高くな
り、シート状透明基材1への第2の活性エネルギー線硬
化型樹脂層3の形成が困難となるとともに、レンズ形状
の成形性が低下する傾向にあるためであり、逆に、80
重量部を超えると硬化成形時の重合収縮が大きくなり、
高い精度でレンズ形状を成形することができなくなると
ともに、シート状透明基材1上に第2の活性エネルギー
線硬化型樹脂層3を安定して保持できなくなる傾向にあ
るためである。
【0023】さらに、光重合開始剤とは、紫外線、電子
線、放射線等の活性エネルギー線あるいは加熱等によっ
て活性ラジカルを発生する開始剤であって、例えば、2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メ
チルフェニルグリオキシレート、2,4,6−トリメチ
ルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ベン
ジルジメチルケタール等が挙げられる。また、硬化性を
向上させる目的で、アゾビスイソブチルニトリル、2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチル
パーオキシイソブチレート等の熱重合開始剤を併用する
こともできる。
【0024】これら光重合開始剤は、熱可塑性ポリマー
および分子内に少なくとも一つの重合性不飽和二重結合
を有する化合物の合計量100重量部に対して0.00
5〜5重量部の範囲で使用することが好ましく、さらに
好ましくは0.01〜2重量部の範囲である。これは、
光重合開始剤が0.005重量部未満では、十分な硬化
が行われない傾向にあるためであり、逆に、5重量部を
超えると硬化物が黄変を起こしたり、耐熱性や耐擦傷性
等が低下する傾向にあるためである。本発明において、
第2の活性エネルギー線硬化型樹脂3には、上記の成分
以外に、必要に応じて可塑剤、界面活性剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、黄変防止剤、ブルーイング剤、帯電
防止剤、滑剤、顔料、拡散剤等の添加剤を配合すること
もできる。
【0025】上記のような熱可塑性ポリマー、分子内に
一つ以上の不飽和二重結合を有する化合物およびラジカ
ル重合開始剤を含有する第2の活性エネルギー線硬化型
樹脂3は、硬化時の重合収縮率が5%以下となるように
調整することが好ましい。これは、活性エネルギー線硬
化型樹脂3の重合収縮率が5%を超えると、所望のレン
ズ形状のレンズを得ることが困難となるとともに、レン
ズの軸ずれが発生しやすくなる傾向にあるためである。
【0026】次に、上記のような第2の活性エネルギー
線硬化型樹脂層3を形成したシート状透明基材を用い
て、レンズレンズシートを製造する方法について説明す
る。図2は、本発明の第1の活性エネルギー線硬化型樹
脂液の注入工程を示す概略図であり、レンチキュラーレ
ンズあるいはフレネルレンズのレンズパターンが形成さ
れた第1の透明レンズ型7に多孔ノズルやスリットノズ
ル等の注入ノズル8を用いて、注入ノズル8を第1の透
明レンズ型7の形状に合わせて移動させながら第1の活
性エネルギー線硬化型樹脂液9を注入する。注入ノズル
8への第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9の供給
は、樹脂液タンクから定量ポンプ10を通して行うこと
ができる。第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9の注
入には、注入ノズル8のノズル孔部での流速から計算さ
れるレイノルズ数が層流領域から極端に離れないよう
に、使用する第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9の
粘度とノズル孔部のL/D(Lはノズル孔部の長さ、D
は直径を表す。)あるいはスリット幅を決定する必要が
ある。
【0027】第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9と
しては、第2の活性エネルギー線硬化型樹脂3と同様の
組成のものであってもよいが、第1の透明レンズ型7に
形成された微細なレンズパターンに十分に流れ込む必要
があり、500cps以下程度の粘度とすることが好ま
しい。また、第1の活性エネルギー線硬化型樹脂9は、
硬化時の重合収縮率が5%以下となるように調整するこ
とが好ましい。これは、重合収縮率が5%を超えると、
所望のレンズ形状のレンズを得ることが困難となるとと
もに、レンズの軸ずれが発生しやすくなる傾向にあるた
めである。第1の活性エネルギー線硬化型樹脂9として
は、具体的には、その取扱い性や硬化性等の点で、多価
アクリレートおよび/または多価メタクリレート(以
下、多価(メタ)アクリレートと記載)、モノアクリレ
ートおよび/またはモノメタクリレート(以下、モノ
(メタ)アクリレートと記載)、および活性エネルギー
線による光重合開始剤を主成分とすものが好ましい。代
表的な多価(メタ)アクリレートとしては、ポリオール
ポリ(メタ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)
アクリレート、エポキシポリ(メタ)アクリレート、ウ
レタンポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これ
らは、単独あるいは2種以上の混合物として使用され
る。また、モノ(メタ)アクリレートとしては、モノア
ルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステル、ポリオー
ルのモノ(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる
が、後者の場合には、遊離の水酸基の影響であると思わ
れるが、金属との離型性が悪くなるので第1のレンズ型
7として金属型を使用する場合には多量に使用しないほ
うがよい。また、(メタ)アクリル酸およびその金属塩
についても、高い極性を有していることから、金属型を
使用する場合には多量に使用しないほうがよい。
【0028】図3に、第1の活性エネルギー線硬化型樹
脂液9を第1の透明レンズ型7に注入した後の状態を示
した。図3に示したように、第1の活性エネルギー線硬
化型樹脂液9は、その表面が第1の透明レンズ型7のレ
ンズパターン部から盛り上がるように第1の透明レンズ
型7に注入することが好ましい。樹脂注入工程を終えた
第1の透明レンズ型7は、必要に応じて、図4に概略を
示した平滑化工程を行う。図3に示したように第1の活
性エネルギー線硬化型樹脂液9がレンズパターン部から
盛り上がったように注入された第1の透明レンズ型7
は、搬送装置11によって気体を吹出す吹出ノズル12
を設置した平滑化装置によって、レンズとして必要な厚
さとなる第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9が残留
し、その液面が平滑となるように平滑化処理を行う。平
滑化装置は、吹出す気体の広がりが少なく斑のない形状
の吹出口を有する吹出ノズル12が、吹出用ファン13
に接続されて設置されたものであり、吹出しノズル12
から吹出したエアーによって余剰の樹脂液を除去して平
滑化を行うものである。余剰の樹脂液は、第1の透明レ
ンズ型7の周辺部からオーバーフローさせ、第1の透明
レンズ型7の周囲に設置された樹脂液受から回収し、脱
泡、濾過等の処理を施した後に再度注入に使用すること
ができる。
【0029】また、本発明の平滑化装置においては、吹
出ノズル12と対面する位置に幅5mm程度のスリット
を有する吸引ノズルを吸引用ファンに接続して設置し、
吹出ノズル12から吹出されたエアーおよび余剰の樹脂
液を吸引することもできる。このような吸引ノズルを設
置することによって、吹出しノズル12から吹出したエ
アーによって飛散させた余剰の樹脂液を吸引ノズルから
吸引して、微粒子状となった余剰の樹脂液が飛散して平
滑化された第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9の表
面への付着を防止することができるものである。余剰の
樹脂液の飛散はレンズシートの厚さ斑の原因となるので
吸引ノズルを併設することが好ましいが、吹出ノズル1
2の移動速度やエアーの吹出量を制御することによって
防止することもできる。
【0030】注入した樹脂表面の平滑化を行った第1の
透明レンズ型7には、図5に概略を示したように、成形
用シート4をシート状透明基材1が第1の透明レンズ型
7側に位置するように重ね合わせる。この際、第1の透
明レンズ型7の端部に成形用シート4の端部を合致さ
せ、ロール14を用いて重ね合わせを行う。成形用シー
ト4は、ロール14に沿わせるように配置して重ね合わ
せることが好ましい。また、使用するロール14は、直
径250mm以下程度の大きさが好ましい。成形用シー
ト4がロール14から離れて配置されたり、ロール14
の直径が250mmを超える大きさのものを使用した場
合には、第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9の表面
に生じた凸部によって、成形用シート4と第1の活性エ
ネルギー線硬化型樹脂液9との本来の重ね合わせ位置か
ら外れた位置で接触して重ね合わされ、成形用シート4
と第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液9との間に気泡
が発生するおそれがあるためである。
【0031】成形用シート4を第1の透明レンズ型7上
に重ね合わせた後、図6に示したように、成形用シート
4の上にレンチキュラーレンズパターンが形成された第
2の不透明レンズ型15を重ね合わせる。第2の不透明
レンズ型15の上からプレス装置16等を用いて圧力を
加え、成形用シート4の第2の活性エネルギー線硬化型
樹脂層3を第2の不透明レンズ型15に形成されたレン
チキュラーパターンに沿って変形させる。この時に付与
される圧力は、第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層3
がレンチキュラーパターンに沿って十分に変形できる程
度であればよく、最大でも1Kg/m2 程度であればよ
い。
【0032】圧力を付与して、第2の活性エネルギー線
硬化型樹脂層3がレンチキュラーパターンに沿って変形
した状態で、図7に示したように、下方に設置された活
性エネルギー線照射装置17から、第1の透明レンズ型
7を通して、活性エネルギー線を照射して、第1の活性
エネルギー線硬化型樹脂液9および第2の活性エネルギ
ー線硬化型樹層3を硬化賦型する。第1および第2のレ
ンズ型として透明レンズ型を使用する場合には、上下両
方向から活性エネルギー線を照射することもできる。本
発明においては、第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層
3が第2の不透明レンズ型15に形成されたレンチキュ
ラーレンズパターンに沿って変形した状態で、活性エネ
ルギー線を照射し硬化を行うことによって、均一な厚さ
を有し、軸ずれのないレンズシートを形成することがで
きる。
【0033】なお、第2の活性エネルギー線硬化型樹脂
層3として弾性変形を起こし難い樹脂組成物を使用する
場合には、例えば不透明レンズ型7を予め加熱してお
き、それを成形用シート4に重ね合わせ一旦賦型させる
ことによって、第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層3
が転写されたレンチキュラーパターンを保持することが
できるため、圧力を開放した状態で活性エネルギー線を
照射し硬化することもできる。また、図6に示したよう
なプレート状の不透明レンズ型15に代えて、ロール状
のレンズ型を同様にして使用することもできる。この場
合、図5に示した積層工程で、成形用シート4の積層に
使用されるロール14の代わりにロール状レンズ型を使
用することによって、成形用シート4の積層と第2の活
性エネルギー線硬化型樹脂層3へのレンチキュラーレン
ズパターンの転写を同時に行うことができる。
【0034】本発明において使用する第1および第2の
レンズ型としては、上記のように透明レンズ型と不透明
レンズ型を組み合わせて使用してもよし、両方とも透明
のレンズ型あるいは不透明レンズ型を使用することもで
きる。また、レンズ型としてロール状の型を使用するこ
ともできる。透明レンズ型としては、シリコン樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ア
クリル樹脂、フッ素樹脂、ポリメチルペンテン樹脂等の
透明な合成樹脂や透明ガラス等からなるものが使用でき
る。不透明レンズ型としては、アルミニウム、黄銅、銅
等の金属、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、ABS樹脂、フッソ樹脂、ポリメチルペンテン樹脂
等の合成樹脂製のもの、このような材料に各種金属粉を
混合したものや、メッキを施したもの等が使用できる。
【0035】使用される活性エネルギー線としては、電
子線、イオン線等の粒子線、X線、γ線、紫外線、可視
赤外線、可視光線等の電磁波線等が挙げられるが、硬化
速度や生産設備等の点から紫外線が好ましい。活性エネ
ルギー線照射装置9としては、紫外線を照射する場合に
は、高圧水銀灯、ケミカルランプ、殺菌灯等の紫外線ラ
ンプが使用できる。活性エネルギー線の照射量は、活性
エネルギー線硬化型樹脂が完全に硬化するに十分な量で
あり、使用する活性エネルギー線硬化型樹脂の種類によ
って適宜決定される。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。トリメチロールプロパンアクリレート25重量%、
テトラエチレングリコール20重量%、ブトキシエチル
メタクリレート25重量%、ウレタンアクリレート30
重量%とからなるモノマー混合液に対して、光重合開始
剤(メルク社製Darocur1183)1.5重量%
を添加した混合液15重量部と、ポリエチルメタクリレ
ート25重量部と、酢酸エチルとメチルエチルケトンの
1:1の混合溶剤60重量部とを均一に混合した第2の
紫外線硬化型樹脂3を、図8に示したように、厚さ0.
25mmのポリカーボネートシート1の一方の表面にカ
ーテンコーター2を用いて10m/分の速度で塗布し、
蒸気加熱器をファン18を接続した乾燥部6で、最大温
度110℃で残溶剤分が5重量%以下となるように乾燥
して、厚さ300μmの第2の紫外線硬化型樹脂層3が
形成された成形用シート4を得た。得られた成形用シー
ト4の第2の紫外線硬化型樹脂層3上には、厚さ20μ
mのポリエチレンフィルムからなる保護シート5を積層
した。
【0037】一方、図9に示したように、ピッチ0.2
mmのレンチキュラーレンズパターンを形成した900
mm×900mmのポリメチルメタクリレート製透明レ
ンズ型7を、厚さ15mm、1300mm×1000m
mの強化ガラス板19上に載置した。また、エチレンオ
キサイド変性ビスフェノールAジメタクリレート(日立
化成工業社製FA−321M)50重量%、ビスフェノ
ールA系アクリレート(三菱レイヨン社製ダイヤビーム
4117)10重量%、、テトラヒドロフルフリルアク
リレート(三菱レイヨン社製ダイヤビーム2106)4
0重量%とからなるモノマー混合液に対して、光重合開
始剤(メルク社製Darocur1183)1.5重量
%を添加した第1の紫外線硬化型樹脂液9を用意した。
注入ノズル8とし、長さ1300mmのSUS304T
P15Aのステンレス製管に直径1mmのノズル孔を1
0mm間隔で設けたものを使用し、これに第1の紫外線
硬化型樹脂液9を供給するためのギアポンプ10をライ
ンフィルター20を介して接続した。そして、透明レン
ズ型7から3mmの間隔をおいて、透明レンズ型7の上
流から下流に注入ノズル8を移動させながら、10リッ
トル/分の注入速度で第1の紫外線硬化型樹脂液9を、
透明レンズ型7のレンズパターンから表面張力で盛り上
がる程度に注入した。
【0038】次いで、透明レンズ型7の幅とほぼ等しい
長さのスリット状にエアーを吹出す吹出ノズル12と吸
引ノズル21とを設置した平滑化装置を準備した。吹出
ノズル12として、エアノズル(キクチ社製、DN−3
00型Daicoエアノズル)を4本設置して、これと
対向する位置に吸引ノズル21を設置した。これらノズ
ル先端から20mm離れた位置を、搬送コンベアー11
によって透明レンズ型7を2m/分の速度で移動させ
て、透明レンズ型7のレンズパターン凹部にのみ第1の
紫外線硬化型樹脂液9が残るように平滑化を行った。な
お、吹出ノズル12にはリングブロワー13を接続し
て、1200mmAqで空気を送り込み、吸引ノズル2
1には真空掃除機22を接続して余剰の樹脂液を吸引し
た。
【0039】その後、図11に示したように、保護シー
ト5を剥離した成形用シート4を、その端部がレンズ型
7の端部に接するように設置して、ロール14に沿って
配置するように保持しながらロール14を降下させ、1
m/分の速度でロール14を透明レンズ型7の一端部か
ら他端部に向けて移動させて、シート状透明基材1が透
明レンズ型7側となるように第1の紫外線硬化型樹脂液
9上に重ね合わせた。そして、ロール14が、透明レン
ズ型7の他端部まで移動した時点でロール14を上昇さ
せて、重ね合わせを終了した。ロール14としては、直
径160mmの金属ロールに、JISゴム硬度40度の
NBRシートを巻き付けたゴムロールを使用した。
【0040】次いで、図12に示したように、60℃に
加熱したピッチ0.2mmのレンチキュラーレンズパタ
ーンを形成した900mm×900mmの黄銅製レンズ
型15を成形用シート4上に重ね合わせ、さらに厚さ5
mmのステンレス板23を重ねた後、1500mm×1
000mmの面板のプレス装置16に挟み30tの圧力
を2分間加え、成形用シート4の第2の紫外線硬化型樹
脂層3にレンチキュラーレンズパターンを転写形成し
た。その後、プレス装置16から強化ガラス板19ごと
取り出し、図13に示したように、照射強度80w/c
mの6.4kwの紫外線ランプ11を3本設置した紫外
線照射装置17を用いて、強化ガラス板19の下面から
1分間紫外線の照射を行い、第1の紫外線硬化型樹脂液
9および第2の紫外線硬化型樹脂層3の硬化を行った。
活性エネルギー線の照射後、横銅製レンズ型15を離型
し、硬化賦型された成形用シート4を剥離することによ
って、図14に示したように、シート状透明基材1の両
面にレンチキュラーレンズ24、24’が形成された両
面レンチキュラーレンズシート25を得るた。
【0041】得られた両面レンチキュラーレンズシート
25は、レンズ型のレンチキュラーレンズパターンが正
確に転写された均一な厚さのレンズ層が形成されてお
り、レンチキュラーレンズの軸ずれやレンズ歪もなく、
シート状透明基材1とレンチキュラーレンズ層24、2
4’の密着性にも優れていた。
【0042】
【発明の効果】本発明は、レンズ型のレンチキュラーレ
ンズパターンを正確に転写し、均一な厚さのレンズ層が
形成されるとともに、軸ずれのない優れた光学特性を有
する両面レンチキュラーレンズシートを、生産性よく製
造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形用シートの製造工程を示す概略図
である。
【図2】本発明のレンズシートの第1の活性エネルギー
線硬化型樹脂液の注入工程を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液
の注入後の状態を概略図である。
【図4】本発明の第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液
の平滑化工程を示す概略図である。
【図5】本発明の成形用シートの積層工程を示す概略図
である。
【図6】本発明の第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層
へのレンズパターンの転写工程を示す概略図である。
【図7】本発明の第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液
および第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層の硬化工程
を示す概略図である。
【図8】実施例の成形用シートの製造工程を示す概略図
である。
【図9】実施例のレンズシートの第1の活性エネルギー
線硬化型樹脂液の注入工程を示す概略図である。
【図10】実施例の第1の活性エネルギー線硬化型樹脂
液の平滑化工程を示す概略図である。
【図11】実施例の成形用シートの積層工程を示す概略
図である。
【図12】実施例の第2の活性エネルギー線硬化型樹脂
層へのレンズパターンの転写工程を示す概略図である。
【図13】実施例の第1の活性エネルギー線硬化型樹脂
液および第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層の硬化工
程を示す概略図である。
【図14】実施例で得られた両面レンチキュラーレンズ
シートを示す概略図である。
【符号の説明】
1 ・・・ シート状透明基材 3 ・・・ 第2の活性エネルギー線硬化型樹脂 4 ・・・ 成形用シート 7 ・・・ 第1のレンズ型 9 ・・・ 第1の活性エネルギー線硬化型樹脂液 15 ・・・ 第2のレンズ型 17 ・・・ 活性エネルギー線照射装置 25 ・・・ 両面レンチキュラーレンズシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンチキュラーレンズまたはフレネルレ
    ンズのレンズパターンが形成された第1のレンズ型に第
    1の活性エネルギー線硬化型樹脂液を注入する注入工程
    と、シート状透明基材の片面に半固定化された第2の活
    性エネルギー線硬化型樹脂層が形成された成形用シート
    を、シート状透明基材面が第1の活性エネルギー線硬化
    型樹脂液と接触するように重ね合わせる積層工程と、レ
    ンチキュラーレンズパターンが形成された第2のレンズ
    型を用いて第2の活性エネルギー線硬化型樹脂層にレン
    チキュラーレンズ形状を転写する転写工程と、活性エネ
    ルギー線を照射して第1および第2の活性エネルギー線
    硬化型樹脂を硬化する硬化工程とからなることを特徴と
    するレンズシートの製造方法。
  2. 【請求項2】 第2の活性エネルギー線硬化型樹脂が、
    熱可塑性ポリマー、分子内に一つ以上の不飽和二重結合
    を有するモノマーおよび光重合開始剤を含有する活性エ
    ネルギー線硬化型樹脂組成物からなることを特徴とする
    請求項1記載のレンズシートの製造方法。
JP5304249A 1993-12-03 1993-12-03 レンズシートの製造方法 Pending JPH07159902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0770902A1 (en) * 1995-10-25 1997-05-02 Toppan Printing Co., Ltd. Lenticular sheet, rear-projection screen or television using the same, and fabrication method for said lenticular sheet
JP2004529791A (ja) * 2001-02-28 2004-09-30 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 微細構造化複合物品を製造するためのストライプ塗布方法

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