JPH07174905A - レンズシートおよびその製造方法 - Google Patents
レンズシートおよびその製造方法Info
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- JPH07174905A JPH07174905A JP5322688A JP32268893A JPH07174905A JP H07174905 A JPH07174905 A JP H07174905A JP 5322688 A JP5322688 A JP 5322688A JP 32268893 A JP32268893 A JP 32268893A JP H07174905 A JPH07174905 A JP H07174905A
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- lens
- sheet
- meth
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 レンズ型のレンチキュラーレンズパターンを
正確に転写し、均一な厚さのレンズ層が形成されるとと
もに、軸ずれのない優れた光学特性を有する両面レンズ
シートを提供する。 【構成】 シート状透明基材1の片面に活性エネルギー
線硬化型樹脂層が半固定化され、他面に熱硬化型樹脂層
が半固定化された成形用シートを用いて、熱硬化型樹脂
層をレンズパターンが形成されたレンズ型に接触させレ
ンズパターンに沿って変形した状態で加熱して、第1の
レンズ層2を形成し、活性エネルギー線硬化型樹脂層を
レンズパターンが形成されたレンズ型に接触させレンズ
パターンに沿って変形した状態で活性エネルギー線を照
射して、第2のレンズ層3を形成し、シート状透明基材
1、第1のレンズ層2および第2のレンズ層3とからな
るレンズシートを製造する。
正確に転写し、均一な厚さのレンズ層が形成されるとと
もに、軸ずれのない優れた光学特性を有する両面レンズ
シートを提供する。 【構成】 シート状透明基材1の片面に活性エネルギー
線硬化型樹脂層が半固定化され、他面に熱硬化型樹脂層
が半固定化された成形用シートを用いて、熱硬化型樹脂
層をレンズパターンが形成されたレンズ型に接触させレ
ンズパターンに沿って変形した状態で加熱して、第1の
レンズ層2を形成し、活性エネルギー線硬化型樹脂層を
レンズパターンが形成されたレンズ型に接触させレンズ
パターンに沿って変形した状態で活性エネルギー線を照
射して、第2のレンズ層3を形成し、シート状透明基材
1、第1のレンズ層2および第2のレンズ層3とからな
るレンズシートを製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクションテレ
ビやマイクロフィルムリーダー等の画面として用いられ
る投写スクリーンに使用されるレンズシートおよびその
製造方法に関するものである。
ビやマイクロフィルムリーダー等の画面として用いられ
る投写スクリーンに使用されるレンズシートおよびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションテレビやマイクロフィ
ルムリーダー等の投写スクリーンにおいては、良好な画
像を得るために、両面にレンチキュラーレンズを形成し
たレンズシートや片面にフレネルレンズを他面にレンチ
キュラーレンズを形成したレンズシート等のレンズシー
トが使用されている。従来、このようなレンズシート
は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル
樹脂、スチレン樹脂等の透明樹脂材料を用いて、これら
の樹脂を射出成型する方法、樹脂板とレンズ型とを当接
させ、これを加熱加圧することによりレンズ型のレンズ
パターンを転写する押圧成型法等が知られている。
ルムリーダー等の投写スクリーンにおいては、良好な画
像を得るために、両面にレンチキュラーレンズを形成し
たレンズシートや片面にフレネルレンズを他面にレンチ
キュラーレンズを形成したレンズシート等のレンズシー
トが使用されている。従来、このようなレンズシート
は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル
樹脂、スチレン樹脂等の透明樹脂材料を用いて、これら
の樹脂を射出成型する方法、樹脂板とレンズ型とを当接
させ、これを加熱加圧することによりレンズ型のレンズ
パターンを転写する押圧成型法等が知られている。
【0003】しかしながら、射出成型法においては大き
なサイズのレンズシートの成型は難しく、比較的小さな
サイズのレンズシートの成型にしか使用できない。ま
た、押圧成型法では樹脂板およびレンズ型の加熱冷却サ
イクルに長時間を要するため、レンズシートの大量生産
を行うためには多数のレンズ型が必要となり、大型のレ
ンズシートを製造するためには生産装置に莫大な費用が
かかる。
なサイズのレンズシートの成型は難しく、比較的小さな
サイズのレンズシートの成型にしか使用できない。ま
た、押圧成型法では樹脂板およびレンズ型の加熱冷却サ
イクルに長時間を要するため、レンズシートの大量生産
を行うためには多数のレンズ型が必要となり、大型のレ
ンズシートを製造するためには生産装置に莫大な費用が
かかる。
【0004】これに対して、活性エネルギー線硬化型樹
脂をレンズ型内に注入した後、活性エネルギー線を照射
して該樹脂を硬化させる方法等が提案されているが、活
性エネルギー線硬化型樹脂を用いる方法は、成型時間を
短縮でき生産性が向上できるものの、レンズ型内へ樹脂
液を注入する際に泡等の巻き込み等の問題点を有してお
り、これを解決するためには、別途脱泡処理を行った
り、ゆっくりと注入する等の方法を採用する必要があ
り、大量生産には未だ十分なものではなかった。特に、
レンズ型のパターン形状によっては、その溝部に気泡が
閉じこめられるために、気泡が発生し易く、一旦発生し
た気泡は容易に除去することができず、気泡によるレン
ズ欠陥をまねくという問題点を有していた。
脂をレンズ型内に注入した後、活性エネルギー線を照射
して該樹脂を硬化させる方法等が提案されているが、活
性エネルギー線硬化型樹脂を用いる方法は、成型時間を
短縮でき生産性が向上できるものの、レンズ型内へ樹脂
液を注入する際に泡等の巻き込み等の問題点を有してお
り、これを解決するためには、別途脱泡処理を行った
り、ゆっくりと注入する等の方法を採用する必要があ
り、大量生産には未だ十分なものではなかった。特に、
レンズ型のパターン形状によっては、その溝部に気泡が
閉じこめられるために、気泡が発生し易く、一旦発生し
た気泡は容易に除去することができず、気泡によるレン
ズ欠陥をまねくという問題点を有していた。
【0005】このような気泡の発生を防止する方法とし
て特開平1−192529号公報に記載されているよう
に、紫外線硬化型樹脂をレンズ型に樹脂溜まりを形成す
るように供給した後、樹脂溜まりにベースフィルムを載
せてそのベースフィルムを介して加圧ロールで樹脂をレ
ンズ型上に均しながらベースフィルムを積層し、紫外線
を照射して硬化させ脱型する方法が提案されている。
て特開平1−192529号公報に記載されているよう
に、紫外線硬化型樹脂をレンズ型に樹脂溜まりを形成す
るように供給した後、樹脂溜まりにベースフィルムを載
せてそのベースフィルムを介して加圧ロールで樹脂をレ
ンズ型上に均しながらベースフィルムを積層し、紫外線
を照射して硬化させ脱型する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、加圧ロールとレンズ型との距離を常に一
定に保持しながらベースフィルムを積層することが必要
であり、均一な厚さのレンズシートを得ることは困難で
あり、レンズシートに厚さ斑を生じ、画像の歪み等のレ
ンズ品質低下の原因となる等の問題点を有している。ま
た、液体状のモノマー組成物を直接重合して硬化・賦型
させるために、硬化時のモノマーの重合収縮が大きく、
レンズ形状が精度よく転写されず、設計通りのレンズが
得られなかったり、レンズに歪が生じたり、レンズ部と
シート状透明基材との間に微小な隙間が生じて剥離しや
すくなったりする等の問題点を有していた。
うな方法では、加圧ロールとレンズ型との距離を常に一
定に保持しながらベースフィルムを積層することが必要
であり、均一な厚さのレンズシートを得ることは困難で
あり、レンズシートに厚さ斑を生じ、画像の歪み等のレ
ンズ品質低下の原因となる等の問題点を有している。ま
た、液体状のモノマー組成物を直接重合して硬化・賦型
させるために、硬化時のモノマーの重合収縮が大きく、
レンズ形状が精度よく転写されず、設計通りのレンズが
得られなかったり、レンズに歪が生じたり、レンズ部と
シート状透明基材との間に微小な隙間が生じて剥離しや
すくなったりする等の問題点を有していた。
【0007】特に、両面レンチキュラーレンズシートに
おいては、レンズの厚さ斑や軸のずれがスクリーン特性
に悪影響を及ぼすために、良好なスクリーン特性を得る
ためには、レンズの厚さ制御や位置合わせを正確に行う
ことが必要となる。また、画像の高精細度化への要求が
高まってきており、レンチキュラーレンズのファインピ
ッチ化が求められいる。このような両面レンチキュラー
レンズシートのファインピッチ化によって、レンズの厚
さ斑や軸のずれという問題はより重要となってきてい
る。そこで、本発明の目的は、レンズ型のレンズパター
ンを正確に転写でき、レンズの厚さ斑や軸ずれのない優
れた光学特性を有するレンズシートおよびその製造方法
を提供することにある。
おいては、レンズの厚さ斑や軸のずれがスクリーン特性
に悪影響を及ぼすために、良好なスクリーン特性を得る
ためには、レンズの厚さ制御や位置合わせを正確に行う
ことが必要となる。また、画像の高精細度化への要求が
高まってきており、レンチキュラーレンズのファインピ
ッチ化が求められいる。このような両面レンチキュラー
レンズシートのファインピッチ化によって、レンズの厚
さ斑や軸のずれという問題はより重要となってきてい
る。そこで、本発明の目的は、レンズ型のレンズパター
ンを正確に転写でき、レンズの厚さ斑や軸ずれのない優
れた光学特性を有するレンズシートおよびその製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
技術の有する問題点を鑑み、レンズレンズシートについ
て鋭意検討を行った結果、本発明に到達したものであ
る。すなわち、本発明のレンズシートは、シート状透明
基材と、シート状透明基材の片面に形成された活性エネ
ルギー線硬化型樹脂からなる第1のレンズ層と、シート
状透明基材の他面に形成された熱硬化型樹脂からなる第
2のレンズ層とからなることを特徴とするものである。
また、本発明のレンズシートの製造方法は、シート状透
明基材の片面に活性エネルギー線硬化型樹脂層が半固定
化され、他面に熱硬化型樹脂層が半固定化された成形用
シートを用いて、熱硬化型樹脂層をレンズパターンが形
成されたレンズ型に接触させレンズパターンに沿って変
形した状態で加熱して、熱硬化型樹脂層を硬化賦型して
第1のレンズ層を形成する第1のレンズ層形成工程と、
活性エネルギー線硬化型樹脂層をレンズパターンが形成
されたレンズ型に接触させレンズパターンに沿って変形
した状態で活性エネルギー線を照射して、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂層を硬化賦型して第2のレンズ層を形成
する第2のレンズ層形成工程とを有することを特徴とす
るものである。
技術の有する問題点を鑑み、レンズレンズシートについ
て鋭意検討を行った結果、本発明に到達したものであ
る。すなわち、本発明のレンズシートは、シート状透明
基材と、シート状透明基材の片面に形成された活性エネ
ルギー線硬化型樹脂からなる第1のレンズ層と、シート
状透明基材の他面に形成された熱硬化型樹脂からなる第
2のレンズ層とからなることを特徴とするものである。
また、本発明のレンズシートの製造方法は、シート状透
明基材の片面に活性エネルギー線硬化型樹脂層が半固定
化され、他面に熱硬化型樹脂層が半固定化された成形用
シートを用いて、熱硬化型樹脂層をレンズパターンが形
成されたレンズ型に接触させレンズパターンに沿って変
形した状態で加熱して、熱硬化型樹脂層を硬化賦型して
第1のレンズ層を形成する第1のレンズ層形成工程と、
活性エネルギー線硬化型樹脂層をレンズパターンが形成
されたレンズ型に接触させレンズパターンに沿って変形
した状態で活性エネルギー線を照射して、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂層を硬化賦型して第2のレンズ層を形成
する第2のレンズ層形成工程とを有することを特徴とす
るものである。
【0009】本発明において、レンズシートとは、両面
にレンチキュラーレンズが形成された両面レンチキュラ
ーレンズシート、各々の面にフレネルレンズと縦方向の
レンチキュラーレンズが形成されたレンズシート、各々
の面にフレネルレンズと横方向のレンチキュラーレンズ
が形成されたレンズシート等が挙げられるが、特にファ
インピッチの両面レンチキュラーレンズシートに最適な
ものである。
にレンチキュラーレンズが形成された両面レンチキュラ
ーレンズシート、各々の面にフレネルレンズと縦方向の
レンチキュラーレンズが形成されたレンズシート、各々
の面にフレネルレンズと横方向のレンチキュラーレンズ
が形成されたレンズシート等が挙げられるが、特にファ
インピッチの両面レンチキュラーレンズシートに最適な
ものである。
【0010】本発明のレンズシートは、例えば、図1に
示したように、シート状透明基材1、シート状基材1の
片面に形成された熱硬化型樹脂からなる第1のレンズ
層、およびシート状基材1の他面に形成された活性エネ
ルギー線硬化型樹脂からなる第2のレンズ層3から構成
されるものである。本発明においては、一方のレンズ層
2を熱硬化型樹脂で形成し、他方のレンズ層3を活性エ
ネルギー線硬化型樹脂で形成することによって、レンズ
の厚さ斑や軸ずれの発生を抑制でき、優れた光学特性を
有するレンズシートが得られるとともに、レンズシート
の生産性を向上できるものである。
示したように、シート状透明基材1、シート状基材1の
片面に形成された熱硬化型樹脂からなる第1のレンズ
層、およびシート状基材1の他面に形成された活性エネ
ルギー線硬化型樹脂からなる第2のレンズ層3から構成
されるものである。本発明においては、一方のレンズ層
2を熱硬化型樹脂で形成し、他方のレンズ層3を活性エ
ネルギー線硬化型樹脂で形成することによって、レンズ
の厚さ斑や軸ずれの発生を抑制でき、優れた光学特性を
有するレンズシートが得られるとともに、レンズシート
の生産性を向上できるものである。
【0011】本発明で使用されるシート状透明基材1と
しては、その材料については特に限定されるものではな
いが、着色や濁り等によって著しく光線透過率が低下す
るものは好ましくない。使用できる材料としては、ポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリエステ
ル等の重合体あるいはこれらの共重合体やポリマーアロ
イ等のプラスチックシートが挙げられる。シート状透明
基材1の厚さは、活性エネルギー線の透過性や取扱い性
等の観点から3mm以下であることが好ましく、多重像
や虹色の色斑等の光学特性を考慮すると1mm以下であ
ることが好ましい。
しては、その材料については特に限定されるものではな
いが、着色や濁り等によって著しく光線透過率が低下す
るものは好ましくない。使用できる材料としては、ポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリエステ
ル等の重合体あるいはこれらの共重合体やポリマーアロ
イ等のプラスチックシートが挙げられる。シート状透明
基材1の厚さは、活性エネルギー線の透過性や取扱い性
等の観点から3mm以下であることが好ましく、多重像
や虹色の色斑等の光学特性を考慮すると1mm以下であ
ることが好ましい。
【0012】本発明において、シート状透明基材1の表
面には、レンズ層2、3との密着性を向上させる目的
で、アンカーコート処理、コロナ放電処理、プラズマ処
理、紫外線照射処理、サンディング処理、接着剤やプラ
イマーの塗布等の表面処理を施すことができる。シート
状透明基材1の片面に形成された第1のレンズ層2およ
び第2のレンズ層3を構成する熱硬化型樹脂および活性
エネルギー線硬化型樹脂としては、熱可塑性ポリマーお
よび分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有するモノマ
ーを含有した樹脂組成物からなるものが好ましい。
面には、レンズ層2、3との密着性を向上させる目的
で、アンカーコート処理、コロナ放電処理、プラズマ処
理、紫外線照射処理、サンディング処理、接着剤やプラ
イマーの塗布等の表面処理を施すことができる。シート
状透明基材1の片面に形成された第1のレンズ層2およ
び第2のレンズ層3を構成する熱硬化型樹脂および活性
エネルギー線硬化型樹脂としては、熱可塑性ポリマーお
よび分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有するモノマ
ーを含有した樹脂組成物からなるものが好ましい。
【0013】本発明においては、熱硬化型樹脂および活
性エネルギー線硬化型樹脂として熱可塑性ポリマーを含
有させることにより、室温での流動性がなくシート状透
明基材1上に熱硬化型樹脂層および活性エネルギー線硬
化型樹脂層を安定して保持させることができ、作業の自
由度が高く、取扱い性に優れ、臭気や刺激性の低いもの
であり、歪がなく、均一な厚さで、高い精度のレンズ形
状が得られ、光学特性に優れたレンズシートを得ること
ができるものである。
性エネルギー線硬化型樹脂として熱可塑性ポリマーを含
有させることにより、室温での流動性がなくシート状透
明基材1上に熱硬化型樹脂層および活性エネルギー線硬
化型樹脂層を安定して保持させることができ、作業の自
由度が高く、取扱い性に優れ、臭気や刺激性の低いもの
であり、歪がなく、均一な厚さで、高い精度のレンズ形
状が得られ、光学特性に優れたレンズシートを得ること
ができるものである。
【0014】このような熱可塑性ポリマーとしては、化
学構造的に線状の構造を有するものであれば、特に限定
されるものではなく、例えば、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、n−
ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート、ビ
ニルアセテート、スチレン、エチレン、プロピレン等の
単独重合体あるいは共重合体等が挙げられ、これらを単
独あるいは2種以上を組み合わせて使用することができ
る。また、耐光性の観点からは、熱可塑性ポリマーとし
ては分子内に芳香族環を含まないものが好ましい。
学構造的に線状の構造を有するものであれば、特に限定
されるものではなく、例えば、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、n−
ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート、ビ
ニルアセテート、スチレン、エチレン、プロピレン等の
単独重合体あるいは共重合体等が挙げられ、これらを単
独あるいは2種以上を組み合わせて使用することができ
る。また、耐光性の観点からは、熱可塑性ポリマーとし
ては分子内に芳香族環を含まないものが好ましい。
【0015】これら熱可塑性ポリマーは、熱硬化型樹脂
あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂100重量部に対
して20〜80重量部の範囲で使用することが好まし
く、さらに好ましくは50〜80重量部の範囲である。
これは、熱可塑性ポリマーが80重量部を超えると、熱
硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂の粘度
が高くなり、シート状透明基材1への熱硬化型樹脂層あ
るいは活性エネルギー線硬化型樹脂層の形成が困難とな
るとともに、レンズ形状の成形性が低下する傾向にある
ためである。また、熱可塑性ポリマーが20重量部未満
では、硬化成形時の重合収縮が大きくなり、レンズの軸
ずれや厚さ斑が発生しやすくなる傾向にあるとともに、
シート状透明基材上に熱硬化型樹脂層あるいは活性エネ
ルギー線硬化型樹脂層を安定して保持できなくなる傾向
にあるためである。
あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂100重量部に対
して20〜80重量部の範囲で使用することが好まし
く、さらに好ましくは50〜80重量部の範囲である。
これは、熱可塑性ポリマーが80重量部を超えると、熱
硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂の粘度
が高くなり、シート状透明基材1への熱硬化型樹脂層あ
るいは活性エネルギー線硬化型樹脂層の形成が困難とな
るとともに、レンズ形状の成形性が低下する傾向にある
ためである。また、熱可塑性ポリマーが20重量部未満
では、硬化成形時の重合収縮が大きくなり、レンズの軸
ずれや厚さ斑が発生しやすくなる傾向にあるとともに、
シート状透明基材上に熱硬化型樹脂層あるいは活性エネ
ルギー線硬化型樹脂層を安定して保持できなくなる傾向
にあるためである。
【0016】また、分子内に一つ以上の不飽和二重結合
を有する化合物とは、分子内に少なくとも一つの(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物であり、熱硬化型樹
脂あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂に相溶性、成型
性、硬化性および架橋性等を付与するものであり、反応
性の観点からは(メタ)アクリロイル基を含有するもの
が好ましい。
を有する化合物とは、分子内に少なくとも一つの(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物であり、熱硬化型樹
脂あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂に相溶性、成型
性、硬化性および架橋性等を付与するものであり、反応
性の観点からは(メタ)アクリロイル基を含有するもの
が好ましい。
【0017】分子内に一つ以上の不飽和二重結合を有す
る化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アク
リル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、
(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)
アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸メタリル、(メ
タ)アクリル酸クリシジル、(メタ)アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ノルボルニル、(メタ)アクリ
ル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル、
(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニル、(メタ)アク
リル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸ベンジ
ル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸
フェノキシエチル、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸N,
N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ポリエ
チレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)アク
リル酸ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸フォ
スフォエチル等のモノ(メタ)アクリレート化合物;。
る化合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アク
リル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、
(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)
アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸メタリル、(メ
タ)アクリル酸クリシジル、(メタ)アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ノルボルニル、(メタ)アクリ
ル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル、
(メタ)アクリル酸ジシクロペンテニル、(メタ)アク
リル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸ベンジ
ル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸
フェノキシエチル、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸N,
N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ポリエ
チレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)アク
リル酸ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸フォ
スフォエチル等のモノ(メタ)アクリレート化合物;。
【0018】ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノ
ナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ
エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のポリプロピレングリ
コールのジ(メタ)アクリレート;、1,3−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサメ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,9−ナ
ノメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,1
4−テトラデカメチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペン
チルフリコールのカプロラクトン付加物のジ(メタ)ア
クリレート。
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノ
ナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ
エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート等のポリプロピレングリ
コールのジ(メタ)アクリレート;、1,3−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサメ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,9−ナ
ノメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,1
4−テトラデカメチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペン
チルフリコールのカプロラクトン付加物のジ(メタ)ア
クリレート。
【0019】ネオペンチルグリコールアジペートジ(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ジ(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレ
ート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシ
アヌレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジ
エトキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルジエトキ
シ−3,5−ジボロモフェニル)−プロパン、2,2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルペンタエトキシ−3,
5−ジブロモフェニル)−プロパン。
タ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ジ(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレ
ート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシ
アヌレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジ
エトキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルジエトキ
シ−3,5−ジボロモフェニル)−プロパン、2,2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルペンタエトキシ−3,
5−ジブロモフェニル)−プロパン。
【0020】2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ−3,5−フェニルフェニル)−プロパン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)−スルフ
ォン、ビス(4−(メタ)アクリロリルオキシエトキシ
フェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロ
イルオキシジエトキシフェニル)−スルフォン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェ
ニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3−フェニルフェニル)−スルフォ
ン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3,5−ジメチルフェニル)−スルフォン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−スルフィ
ド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3−フェニルフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)−スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−スル
フィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フ
ォスフェート、トリ((メタ)アクリロイルオキシエト
キシ)フォスフェート等の多官能(メタ)アクリレート
化合物等を挙げることができる。
オキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ−3,5−フェニルフェニル)−プロパン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)−スルフ
ォン、ビス(4−(メタ)アクリロリルオキシエトキシ
フェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロ
イルオキシジエトキシフェニル)−スルフォン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェ
ニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイル
オキシエトキシ−3−フェニルフェニル)−スルフォ
ン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3,5−ジメチルフェニル)−スルフォン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロリルオキシエトキシフェニル)−スルフィ
ド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−
3−フェニルフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)−スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)−スル
フィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フ
ォスフェート、トリ((メタ)アクリロイルオキシエト
キシ)フォスフェート等の多官能(メタ)アクリレート
化合物等を挙げることができる。
【0021】その他、分子内に少なくとも一つ以上の
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート等のオリゴマ
ーを使用することもできる。これら、モノマーまたはオ
リゴマーは、単独あるいは2種以上を併用して使用する
ことができる。
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート等のオリゴマ
ーを使用することもできる。これら、モノマーまたはオ
リゴマーは、単独あるいは2種以上を併用して使用する
ことができる。
【0022】これら分子内に一つ以上の重合性不飽和二
重結合を有する化合物は、熱硬化型樹脂あるいは活性エ
ネルギー線硬化型樹脂100重量部に対して20〜80
重量部の範囲で使用することが好ましく、さらに好まし
くは20〜50重量部の範囲である。これは、分子内に
一つ以上の重合性不飽和二重結合を有する化合物20重
量部未満では、熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線
硬化型樹脂の粘度が高くなり、シート状透明基材1への
熱硬化型樹脂層あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂層
の形成が困難となるとともに、レンズ形状の成形性が低
下する傾向にあるためであり、逆に、80重量部を超え
ると硬化成形時の重合収縮が大きくなり、高い精度でレ
ンズ形状を成形することができなくなるとともに、シー
ト状透明基材1上に熱硬化型樹脂層あるいは活性エネル
ギー線硬化型樹脂型樹脂層を安定して保持できなくなる
傾向にあるためである。
重結合を有する化合物は、熱硬化型樹脂あるいは活性エ
ネルギー線硬化型樹脂100重量部に対して20〜80
重量部の範囲で使用することが好ましく、さらに好まし
くは20〜50重量部の範囲である。これは、分子内に
一つ以上の重合性不飽和二重結合を有する化合物20重
量部未満では、熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線
硬化型樹脂の粘度が高くなり、シート状透明基材1への
熱硬化型樹脂層あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂層
の形成が困難となるとともに、レンズ形状の成形性が低
下する傾向にあるためであり、逆に、80重量部を超え
ると硬化成形時の重合収縮が大きくなり、高い精度でレ
ンズ形状を成形することができなくなるとともに、シー
ト状透明基材1上に熱硬化型樹脂層あるいは活性エネル
ギー線硬化型樹脂型樹脂層を安定して保持できなくなる
傾向にあるためである。
【0023】また、熱硬化型樹脂には、加熱によって活
性ラジカルを発生する熱重合開始剤、例えば、ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキ
シイソブチレート、1,1,3,3−テトラネチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物、
アゾビスイソブチルニトリル、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が使用される。
性ラジカルを発生する熱重合開始剤、例えば、ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキ
シイソブチレート、1,1,3,3−テトラネチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物、
アゾビスイソブチルニトリル、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)等が使用される。
【0024】さらに、活性エネルギー線硬化型樹脂に
は、紫外線、電子線、放射線等の活性エネルギー線ある
いは加熱等によって活性ラジカルを発生する光重合開始
剤、例えば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン、メチルフェニルグリオキシレート、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィン
オキサイド、ベンジルジメチルケタール等が使用され
る。また、硬化性を向上させる目的で、アゾビスイソブ
チルニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、t−ブチルパーオキシイソブチレート等の熱重
合開始剤を併用することもできる。
は、紫外線、電子線、放射線等の活性エネルギー線ある
いは加熱等によって活性ラジカルを発生する光重合開始
剤、例えば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン、メチルフェニルグリオキシレート、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィン
オキサイド、ベンジルジメチルケタール等が使用され
る。また、硬化性を向上させる目的で、アゾビスイソブ
チルニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、t−ブチルパーオキシイソブチレート等の熱重
合開始剤を併用することもできる。
【0025】これら重合開始剤は、熱可塑性ポリマーお
よび分子内に少なくとも一つの重合性不飽和二重結合を
有する化合物の合計量100重量部に対して0.005
〜5重量部の範囲で使用することが好ましく、さらに好
ましくは0.01〜2重量部の範囲である。これは、重
合開始剤が0.005重量部未満では、十分な硬化が行
われない傾向にあるためであり、逆に、5重量部を超え
ると硬化物が黄変を起こしたり、耐熱性や耐擦傷性等が
低下する傾向にあるためである。
よび分子内に少なくとも一つの重合性不飽和二重結合を
有する化合物の合計量100重量部に対して0.005
〜5重量部の範囲で使用することが好ましく、さらに好
ましくは0.01〜2重量部の範囲である。これは、重
合開始剤が0.005重量部未満では、十分な硬化が行
われない傾向にあるためであり、逆に、5重量部を超え
ると硬化物が黄変を起こしたり、耐熱性や耐擦傷性等が
低下する傾向にあるためである。
【0026】本発明において、熱硬化型樹脂あるいは活
性エネルギー線硬化型樹脂には、上記の成分以外に、レ
ンズ部の屈折率を調整するために、スチレン、ビニルト
ルエン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロモス
チレン、ジブロモスチレン、ジビニルベンゼン、1−ビ
ニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、N−ビニルピ
ロリドン等のビニル化合物、フェニル(メタ)アクリレ
ート、ベンジル(メタ)アクリレート、ビフェニル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル、ジ
アリルフタレート、ジメタリルフタレート、ジアリルビ
フェニレート等のアリル化合物、(メタ)アクリル酸と
バリウム、鉛、アンチモン、チタニウム、錫、亜鉛等の
金属塩等を単独または2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。また、必要に応じて可塑剤、界面活性
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、黄変防止剤、ブルーイ
ング剤、帯電防止剤、滑剤、顔料、拡散剤等の添加剤を
配合してもよい。
性エネルギー線硬化型樹脂には、上記の成分以外に、レ
ンズ部の屈折率を調整するために、スチレン、ビニルト
ルエン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロモス
チレン、ジブロモスチレン、ジビニルベンゼン、1−ビ
ニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、N−ビニルピ
ロリドン等のビニル化合物、フェニル(メタ)アクリレ
ート、ベンジル(メタ)アクリレート、ビフェニル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル、ジ
アリルフタレート、ジメタリルフタレート、ジアリルビ
フェニレート等のアリル化合物、(メタ)アクリル酸と
バリウム、鉛、アンチモン、チタニウム、錫、亜鉛等の
金属塩等を単独または2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。また、必要に応じて可塑剤、界面活性
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、黄変防止剤、ブルーイ
ング剤、帯電防止剤、滑剤、顔料、拡散剤等の添加剤を
配合してもよい。
【0027】上記のような熱可塑性ポリマー、分子内に
一つ以上の不飽和二重結合を有する化合物および重合開
始剤を含有する熱硬化型樹脂、活性エネルギー線硬化型
樹脂は、硬化時の重合収縮率が5%以下となるように調
整することが好ましい。これは、熱硬化型樹脂あるいは
活性エネルギー線硬化型樹脂の重合収縮率が5%を超え
ると、レンズの厚さ斑や軸ずれが発生しやすくなる傾向
にあるためである。本発明のレンズシートは、シート状
透明基材1の片面に半固定化された熱硬化型樹脂層が、
他面に活性エネルギー線硬化型樹脂層が形成された成形
用シートから製造される。
一つ以上の不飽和二重結合を有する化合物および重合開
始剤を含有する熱硬化型樹脂、活性エネルギー線硬化型
樹脂は、硬化時の重合収縮率が5%以下となるように調
整することが好ましい。これは、熱硬化型樹脂あるいは
活性エネルギー線硬化型樹脂の重合収縮率が5%を超え
ると、レンズの厚さ斑や軸ずれが発生しやすくなる傾向
にあるためである。本発明のレンズシートは、シート状
透明基材1の片面に半固定化された熱硬化型樹脂層が、
他面に活性エネルギー線硬化型樹脂層が形成された成形
用シートから製造される。
【0028】成形用シートは、シート状透明基材1の一
方の表面に熱硬化型樹脂を塗布して熱硬化型樹脂層を形
成し、他方の表面に活性エネルギー線硬化型樹脂を塗布
して活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成することによ
って得られる。図2および図3は、本発明で使用される
成形用シートの製造工程を示した概略図である。まず、
図2に示したように、シート状透明基材1の片面に、塗
布装置4を用いて活性エネルギー線硬化型樹脂5を塗布
し、乾燥装置6によって乾燥して半固定化された活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層を形成する。形成された活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層上には、その付着を防止するた
めに離型性を有する保護フィルム7を積層し積層シート
8を得る。次いで、図3に示したように、積層シート8
のシート状透明基材1の他面に、塗布装置4’を用いて
熱硬化型樹脂9を塗布し、乾燥装置6’によって乾燥し
て半固定化された熱硬化型樹脂層を形成する。乾燥に際
しては、使用した熱重合開始剤の活性温度を超えない範
囲で行うことが必要である。形成された熱硬化型樹脂層
上には、その付着を防止するために離型性を有する保護
フィルム7’を積層し成形用シート10を得る。なお、
熱硬化型樹脂層の塗布および活性エネルギー線硬化型樹
脂層の塗布は、いずれの塗布を先に行ってもよい。
方の表面に熱硬化型樹脂を塗布して熱硬化型樹脂層を形
成し、他方の表面に活性エネルギー線硬化型樹脂を塗布
して活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成することによ
って得られる。図2および図3は、本発明で使用される
成形用シートの製造工程を示した概略図である。まず、
図2に示したように、シート状透明基材1の片面に、塗
布装置4を用いて活性エネルギー線硬化型樹脂5を塗布
し、乾燥装置6によって乾燥して半固定化された活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層を形成する。形成された活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層上には、その付着を防止するた
めに離型性を有する保護フィルム7を積層し積層シート
8を得る。次いで、図3に示したように、積層シート8
のシート状透明基材1の他面に、塗布装置4’を用いて
熱硬化型樹脂9を塗布し、乾燥装置6’によって乾燥し
て半固定化された熱硬化型樹脂層を形成する。乾燥に際
しては、使用した熱重合開始剤の活性温度を超えない範
囲で行うことが必要である。形成された熱硬化型樹脂層
上には、その付着を防止するために離型性を有する保護
フィルム7’を積層し成形用シート10を得る。なお、
熱硬化型樹脂層の塗布および活性エネルギー線硬化型樹
脂層の塗布は、いずれの塗布を先に行ってもよい。
【0029】シート状透明基材1への熱硬化型樹脂およ
び活性エネルギー線硬化型樹脂の塗布にあたっては、作
業性を向上し、熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線
硬化型樹脂に適度の粘性を付与するために、酢酸ブチル
エステル、酢酸エチルエステル、メチルエチルケトン、
アセトン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノー
ル、イソプロピリアルコール、n−ブチルアルコール等
の溶剤に熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬化型
樹脂を溶解させて均一な溶液とし、カンマコーター、ロ
ールコーター、カーテンコーター、フローコーター、リ
ップコーター、ドクターブレード型コーター等の塗布装
置4を用いて、シート状透明基材1上に流延した後、乾
燥して残溶剤分が5%重量以下となる程度に溶剤を蒸発
除去する溶液流延法が簡便で好ましい。また、均一に混
合された熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬化型
樹脂を加熱して、粘度を低下させた状態でシート状透明
基材1上に塗布し、冷却固化させてもよい。さらに、均
一に混合した熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬
化型樹脂を押出機を用いてシート状に押出し、押出した
直後にニップローラー等を用いてシート状透明基材1に
圧着し、冷却固化させることもできる。このようにして
シート状透明基材1の表面に形成された熱硬化型樹脂層
あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂層の厚さは、形成
するレンズの形状やピッチ等によって適宜設定される
が、一般的には、100〜500μm程度の厚さとなる
ように形成すればよい。
び活性エネルギー線硬化型樹脂の塗布にあたっては、作
業性を向上し、熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線
硬化型樹脂に適度の粘性を付与するために、酢酸ブチル
エステル、酢酸エチルエステル、メチルエチルケトン、
アセトン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノー
ル、イソプロピリアルコール、n−ブチルアルコール等
の溶剤に熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬化型
樹脂を溶解させて均一な溶液とし、カンマコーター、ロ
ールコーター、カーテンコーター、フローコーター、リ
ップコーター、ドクターブレード型コーター等の塗布装
置4を用いて、シート状透明基材1上に流延した後、乾
燥して残溶剤分が5%重量以下となる程度に溶剤を蒸発
除去する溶液流延法が簡便で好ましい。また、均一に混
合された熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬化型
樹脂を加熱して、粘度を低下させた状態でシート状透明
基材1上に塗布し、冷却固化させてもよい。さらに、均
一に混合した熱硬化型樹脂あるいは活性エネルギー線硬
化型樹脂を押出機を用いてシート状に押出し、押出した
直後にニップローラー等を用いてシート状透明基材1に
圧着し、冷却固化させることもできる。このようにして
シート状透明基材1の表面に形成された熱硬化型樹脂層
あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂層の厚さは、形成
するレンズの形状やピッチ等によって適宜設定される
が、一般的には、100〜500μm程度の厚さとなる
ように形成すればよい。
【0030】次に、上記のように、シート状透明基材1
の表面に熱硬化型樹脂層および活性エネルギー線硬化型
樹脂層を形成した成形用シート10を用いて、レンズシ
ートを製造する方法について説明する。図4は、シート
状透明基材1に形成された熱硬化型樹脂層および活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層に、それぞれ第1のレンズ層2
および第2のレンズ層3を形成する工程を示す概略図で
ある。図中11は、第1のレンズ層2を形成するための
レンズパターンが形成された第1のロール状レンズ型で
あり、レンズ型11に接触してバックアップロール12
が設置されている。バックアップロール12としては、
柔軟性を有するゴムロール等が使用される。このレンズ
型11とバックアップロール12との間に、保護フィル
ム7’を剥離した成形用シート10を熱硬化型樹脂層が
レンズ型11に形成されたレンズパターンと接触するよ
うに通過させる。この際、成形用シート10がレンズ型
11に90度以上の範囲で巻き付くように、成形用シー
ト10をレンズ型11に沿って走行させ、熱硬化型樹脂
層がレンズ型11のレンズパターンに沿って変形した状
態で、赤外線ヒーター等の加熱装置13を用いて加熱し
て、熱硬化型樹脂層を硬化賦型し第1のレンズ層2を形
成する。加熱装置13による加熱は、熱硬化型樹脂が完
全に硬化するに十分な温度で行われ、使用する熱硬化型
樹脂の種類によって適宜決定される。
の表面に熱硬化型樹脂層および活性エネルギー線硬化型
樹脂層を形成した成形用シート10を用いて、レンズシ
ートを製造する方法について説明する。図4は、シート
状透明基材1に形成された熱硬化型樹脂層および活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層に、それぞれ第1のレンズ層2
および第2のレンズ層3を形成する工程を示す概略図で
ある。図中11は、第1のレンズ層2を形成するための
レンズパターンが形成された第1のロール状レンズ型で
あり、レンズ型11に接触してバックアップロール12
が設置されている。バックアップロール12としては、
柔軟性を有するゴムロール等が使用される。このレンズ
型11とバックアップロール12との間に、保護フィル
ム7’を剥離した成形用シート10を熱硬化型樹脂層が
レンズ型11に形成されたレンズパターンと接触するよ
うに通過させる。この際、成形用シート10がレンズ型
11に90度以上の範囲で巻き付くように、成形用シー
ト10をレンズ型11に沿って走行させ、熱硬化型樹脂
層がレンズ型11のレンズパターンに沿って変形した状
態で、赤外線ヒーター等の加熱装置13を用いて加熱し
て、熱硬化型樹脂層を硬化賦型し第1のレンズ層2を形
成する。加熱装置13による加熱は、熱硬化型樹脂が完
全に硬化するに十分な温度で行われ、使用する熱硬化型
樹脂の種類によって適宜決定される。
【0031】図中14は、第2のレンズ層3を形成する
ためのレンズパターンが形成された第2のロール状レン
ズ型であり、レンズ型14に接触してバックアップロー
ル12’が設置されている。このレンズ型14とバック
アップロール12’との間に、保護フィルム7を剥離し
た成形用シート10を活性エネルギー線硬化型樹脂層が
レンズ型14に形成されたレンズパターンと接触するよ
うに通過させる。この際、成形用シート10がレンズ型
14に90度以上の範囲で巻き付くように、成形用シー
ト10をレンズ型14に沿って走行させ、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂層がレンズ型14のレンズパターンに沿
って変形した状態で、活性エネルギー線照射装置14を
用いて活性エネルギー線を照射して、活性エネルギー線
硬化型樹脂層を硬化賦型し第2のレンズ層3を形成す
る。
ためのレンズパターンが形成された第2のロール状レン
ズ型であり、レンズ型14に接触してバックアップロー
ル12’が設置されている。このレンズ型14とバック
アップロール12’との間に、保護フィルム7を剥離し
た成形用シート10を活性エネルギー線硬化型樹脂層が
レンズ型14に形成されたレンズパターンと接触するよ
うに通過させる。この際、成形用シート10がレンズ型
14に90度以上の範囲で巻き付くように、成形用シー
ト10をレンズ型14に沿って走行させ、活性エネルギ
ー線硬化型樹脂層がレンズ型14のレンズパターンに沿
って変形した状態で、活性エネルギー線照射装置14を
用いて活性エネルギー線を照射して、活性エネルギー線
硬化型樹脂層を硬化賦型し第2のレンズ層3を形成す
る。
【0032】使用される活性エネルギー線としては、電
子線、イオン線等の粒子線、X線、γ線、紫外線、可視
赤外線、可視光線等の電磁波線等が挙げられるが、硬化
速度や生産設備等の点から紫外線が好ましい。活性エネ
ルギー線照射装置15としては、紫外線を照射する場合
には、高圧水銀灯、ケミカルランプ、殺菌灯等の紫外線
ランプが使用できる。活性エネルギー線の照射量は、活
性エネルギー線硬化型樹脂が完全に硬化するに十分な量
であり、使用する活性エネルギー線硬化型樹脂の種類に
よって適宜決定される。
子線、イオン線等の粒子線、X線、γ線、紫外線、可視
赤外線、可視光線等の電磁波線等が挙げられるが、硬化
速度や生産設備等の点から紫外線が好ましい。活性エネ
ルギー線照射装置15としては、紫外線を照射する場合
には、高圧水銀灯、ケミカルランプ、殺菌灯等の紫外線
ランプが使用できる。活性エネルギー線の照射量は、活
性エネルギー線硬化型樹脂が完全に硬化するに十分な量
であり、使用する活性エネルギー線硬化型樹脂の種類に
よって適宜決定される。
【0033】本発明においては、このように熱硬化型樹
脂層および活性エネルギー線硬化型樹脂層が、それぞれ
レンズパターンに沿って変形した状態で硬化賦型を行う
ことによって、レンズ型11、14に形成されたレンズ
パターンを正確に転写したレンズ層2、3を形成できる
ものである。また、シート状透明基材の両面に熱硬化型
樹脂層同志あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂層同志
を形成したものでは、一方の樹脂層を賦型硬化する際に
他方の樹脂層が賦型硬化しないように、熱あるいは活性
エネルギー線を遮断する手段を講じる必要なければなら
ず、製造装置や製造工程が複雑になるとともに生産性に
劣るものであるが、本発明のように熱硬化型樹脂層およ
び活性エネルギー線硬化型樹脂層とを組合せることによ
って、このような問題がなく、生産性を向上できるもの
である。さらに、上記説明では、熱硬化型樹脂層の硬化
賦型を行った後に、活性エネルギー線硬化型樹脂層の硬
化賦型を行ったが、この順序は逆であってもよい。
脂層および活性エネルギー線硬化型樹脂層が、それぞれ
レンズパターンに沿って変形した状態で硬化賦型を行う
ことによって、レンズ型11、14に形成されたレンズ
パターンを正確に転写したレンズ層2、3を形成できる
ものである。また、シート状透明基材の両面に熱硬化型
樹脂層同志あるいは活性エネルギー線硬化型樹脂層同志
を形成したものでは、一方の樹脂層を賦型硬化する際に
他方の樹脂層が賦型硬化しないように、熱あるいは活性
エネルギー線を遮断する手段を講じる必要なければなら
ず、製造装置や製造工程が複雑になるとともに生産性に
劣るものであるが、本発明のように熱硬化型樹脂層およ
び活性エネルギー線硬化型樹脂層とを組合せることによ
って、このような問題がなく、生産性を向上できるもの
である。さらに、上記説明では、熱硬化型樹脂層の硬化
賦型を行った後に、活性エネルギー線硬化型樹脂層の硬
化賦型を行ったが、この順序は逆であってもよい。
【0034】本発明において使用するレンズ型11、1
4としては、アルミニウム、黄銅、銅等の金属製もの、
ガラス製のもの、、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、ABS樹脂、フッソ樹脂、ポリメチルペンテ
ン樹脂等の合成樹脂製のもの、このような材料に各種金
属粉を混合したものや、メッキを施したもの等が使用で
きる。また、レンズ型11、14としては、上述したよ
うなロール状レンズ型に限らず、例えば、プレート状の
ものを使用することもできる。
4としては、アルミニウム、黄銅、銅等の金属製もの、
ガラス製のもの、、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、ABS樹脂、フッソ樹脂、ポリメチルペンテ
ン樹脂等の合成樹脂製のもの、このような材料に各種金
属粉を混合したものや、メッキを施したもの等が使用で
きる。また、レンズ型11、14としては、上述したよ
うなロール状レンズ型に限らず、例えば、プレート状の
ものを使用することもできる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。トリメチロールプロパンアクリレート25重量%、
テトラエチレングリコール20重量%、ブトキシエチル
メタクリレート25重量%、ウレタンアクリレート30
重量%とからなるモノマー混合液に対して、光重合開始
剤(メルク社製Darocur1183)1.5重量%
を添加した混合液15重量部と、ポリエチルメタクリレ
ート25重量部と、酢酸エチルとメチルエチルケトンの
1:1の混合溶剤60重量部とを均一に混合した紫外線
硬化型樹脂を、厚さ0.5mmのポリカーボネートシー
ト16の一方の表面にカンマコーターを用いて塗布し、
残溶剤分が5重量%以下となるように溶剤を乾燥させ厚
さ300μmの紫外線硬化型樹脂層を形成し、紫外線硬
化型樹脂層上に厚さ30μmのポリエチレンフィルム1
7を積層した。
る。トリメチロールプロパンアクリレート25重量%、
テトラエチレングリコール20重量%、ブトキシエチル
メタクリレート25重量%、ウレタンアクリレート30
重量%とからなるモノマー混合液に対して、光重合開始
剤(メルク社製Darocur1183)1.5重量%
を添加した混合液15重量部と、ポリエチルメタクリレ
ート25重量部と、酢酸エチルとメチルエチルケトンの
1:1の混合溶剤60重量部とを均一に混合した紫外線
硬化型樹脂を、厚さ0.5mmのポリカーボネートシー
ト16の一方の表面にカンマコーターを用いて塗布し、
残溶剤分が5重量%以下となるように溶剤を乾燥させ厚
さ300μmの紫外線硬化型樹脂層を形成し、紫外線硬
化型樹脂層上に厚さ30μmのポリエチレンフィルム1
7を積層した。
【0036】次いで、トリメチロールプロパンアクリレ
ート35重量%、ブトキシエチルメタクリレート35重
量%、ウレタンアクリレート30重量%とからなるモノ
マー混合液に対して、アゾビスイソブチロニトリル3.
5重量%を添加した混合液15重量部と、ポリエチルメ
タクリレート30重量部と、酢酸エチルとメチルエチル
ケトンの1:1の混合溶剤55重量部とを均一に混合し
た熱硬化型樹脂を、ポリカーボネートシート16の他方
の表面にカンマコーターを用いて塗布し、残溶剤分が5
重量%以下となるように溶剤を乾燥させ厚さ300μm
の熱硬化型樹脂層を形成し、熱硬化型樹脂層上に厚さ3
0μmのポリエチレンフィルム17’を積層し成形用シ
ート18を得た。
ート35重量%、ブトキシエチルメタクリレート35重
量%、ウレタンアクリレート30重量%とからなるモノ
マー混合液に対して、アゾビスイソブチロニトリル3.
5重量%を添加した混合液15重量部と、ポリエチルメ
タクリレート30重量部と、酢酸エチルとメチルエチル
ケトンの1:1の混合溶剤55重量部とを均一に混合し
た熱硬化型樹脂を、ポリカーボネートシート16の他方
の表面にカンマコーターを用いて塗布し、残溶剤分が5
重量%以下となるように溶剤を乾燥させ厚さ300μm
の熱硬化型樹脂層を形成し、熱硬化型樹脂層上に厚さ3
0μmのポリエチレンフィルム17’を積層し成形用シ
ート18を得た。
【0037】得られた成形用シート18を、ポリエチレ
ンフィルム17’を剥離して、図5に示したように、ピ
ッチ0.2mm、曲率0.4mmのレンチキュラーレン
ズパターンが形成された直径150mm、長さ500m
mの黄銅製のロール状レンズ型19と、これと接触して
設置した直径200mm、長さ550mmのJIS硬度
50゜のNBRゴム製のバックアップロール20との間
を、熱硬化型樹脂層がレンズ型19と接触するように通
過させ、成形用シート18がレンズ型19に約180度
の範囲で巻き付くように、成形用シート18をレンズ型
19に沿って走行させた。次いで、熱硬化型樹脂層がレ
ンズ型19のレンチキュラーレンズパターンに沿って変
形した状態で、シート面から50mmの位置に設置した
インフラスタインヒーター(200W×30基)21を
用いて、熱硬化型樹脂層が温度120℃となるように加
熱して、熱硬化型樹脂層の硬化賦型を行い第1のレンチ
キュラーレンズ層24を形成した。
ンフィルム17’を剥離して、図5に示したように、ピ
ッチ0.2mm、曲率0.4mmのレンチキュラーレン
ズパターンが形成された直径150mm、長さ500m
mの黄銅製のロール状レンズ型19と、これと接触して
設置した直径200mm、長さ550mmのJIS硬度
50゜のNBRゴム製のバックアップロール20との間
を、熱硬化型樹脂層がレンズ型19と接触するように通
過させ、成形用シート18がレンズ型19に約180度
の範囲で巻き付くように、成形用シート18をレンズ型
19に沿って走行させた。次いで、熱硬化型樹脂層がレ
ンズ型19のレンチキュラーレンズパターンに沿って変
形した状態で、シート面から50mmの位置に設置した
インフラスタインヒーター(200W×30基)21を
用いて、熱硬化型樹脂層が温度120℃となるように加
熱して、熱硬化型樹脂層の硬化賦型を行い第1のレンチ
キュラーレンズ層24を形成した。
【0038】さらに、成形用シート18のポリエチレン
フィルム17を剥離して、ピッチ0.2mm、曲率0.
4mmのレンチキュラーレンズパターンが形成された直
径150mm、長さ500mmの黄銅製のロール状レン
ズ型22と、これと接触して設置した直径200mm、
長さ550mmのJIS硬度50゜のNBRゴム製のバ
ックアップロール20’との間を、活性エネルギー線硬
化型樹脂層がレンズ型22と接触するように通過させ、
成形用シート18がレンズ型22に約180度の範囲で
巻き付くように、成形用シート18をレンズ型22に沿
って走行させた。次いで、活性エネルギー線硬化型樹脂
層がレンズ型22のレンチキュラーレンズパターンに沿
って変形した状態で、シート面から300mmの位置に
設置され、照射強度80W/cmの6.4kWの紫外線
ランプ2本を有する紫外線照射装置23を用いて、活性
エネルギー線硬化型樹脂層に紫外線を照射して、活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層の硬化賦型を行い第2のレンチ
キュラーレンズ層25を形成し、ポリカーボネートシー
ト16の片面に熱硬化型樹脂からなる第1のレンチキュ
ラーレンズ層24が形成され、他面に活性エネルギー線
硬化型樹脂からなる第2のレンチキュラーレンズ層25
が形成された両面レンチキュラーレンズシートを得た。
得られた両面レンチキュラーレンズシートは、レンズ型
19、22のレンチキュラーレンズパターンが正確に転
写された均一な厚さのレンズ層が形成されており、レン
チキュラーレンズの軸ずれもなく、優れた光学特性を有
していた。
フィルム17を剥離して、ピッチ0.2mm、曲率0.
4mmのレンチキュラーレンズパターンが形成された直
径150mm、長さ500mmの黄銅製のロール状レン
ズ型22と、これと接触して設置した直径200mm、
長さ550mmのJIS硬度50゜のNBRゴム製のバ
ックアップロール20’との間を、活性エネルギー線硬
化型樹脂層がレンズ型22と接触するように通過させ、
成形用シート18がレンズ型22に約180度の範囲で
巻き付くように、成形用シート18をレンズ型22に沿
って走行させた。次いで、活性エネルギー線硬化型樹脂
層がレンズ型22のレンチキュラーレンズパターンに沿
って変形した状態で、シート面から300mmの位置に
設置され、照射強度80W/cmの6.4kWの紫外線
ランプ2本を有する紫外線照射装置23を用いて、活性
エネルギー線硬化型樹脂層に紫外線を照射して、活性エ
ネルギー線硬化型樹脂層の硬化賦型を行い第2のレンチ
キュラーレンズ層25を形成し、ポリカーボネートシー
ト16の片面に熱硬化型樹脂からなる第1のレンチキュ
ラーレンズ層24が形成され、他面に活性エネルギー線
硬化型樹脂からなる第2のレンチキュラーレンズ層25
が形成された両面レンチキュラーレンズシートを得た。
得られた両面レンチキュラーレンズシートは、レンズ型
19、22のレンチキュラーレンズパターンが正確に転
写された均一な厚さのレンズ層が形成されており、レン
チキュラーレンズの軸ずれもなく、優れた光学特性を有
していた。
【0039】
【発明の効果】本発明のレンズシートは、レンズ型のレ
ンチキュラーレンズパターンを正確に転写し、均一な厚
さのレンズ層が形成されるとともに、軸ずれのない優れ
た光学特性を有するものである。
ンチキュラーレンズパターンを正確に転写し、均一な厚
さのレンズ層が形成されるとともに、軸ずれのない優れ
た光学特性を有するものである。
【図1】本発明のレンズシートを示す斜視図である。
【図2】本発明の成形用シートの活性エネルギー線硬化
型樹脂層の形成工程を示す概略図である。
型樹脂層の形成工程を示す概略図である。
【図3】本発明の成形用シートの熱硬化型樹脂層の形成
工程を示す概略図である。
工程を示す概略図である。
【図4】本発明のレンズシートの製造工程を示す概略図
である。
である。
【図5】実施例の両面レンチキュラーレンズシートの製
造工程を示す概略断面図である。
造工程を示す概略断面図である。
1,16 ・・・ シート状透明基
材 2,24 ・・・ 第1のレンズ層 3,25 ・・・ 第2のレンズ層 4,4’ ・・・ 塗布装置 5 ・・・ 活性エネルギー
線硬化型樹脂 6,6’ ・・・ 乾燥装置 7,7’ ・・・ 保護フィルム 8 ・・・ 積層シート 9 ・・・ 熱硬化型樹脂 10,18 ・・・ 成形用シート 11,14,19,22 ・・・ ロール状レンズ
型 12,12’,20,20’ ・・・ バックアップロ
ール 13,21 ・・・ 加熱装置 15,23 ・・・ 活性エネルギー
線照射装置
材 2,24 ・・・ 第1のレンズ層 3,25 ・・・ 第2のレンズ層 4,4’ ・・・ 塗布装置 5 ・・・ 活性エネルギー
線硬化型樹脂 6,6’ ・・・ 乾燥装置 7,7’ ・・・ 保護フィルム 8 ・・・ 積層シート 9 ・・・ 熱硬化型樹脂 10,18 ・・・ 成形用シート 11,14,19,22 ・・・ ロール状レンズ
型 12,12’,20,20’ ・・・ バックアップロ
ール 13,21 ・・・ 加熱装置 15,23 ・・・ 活性エネルギー
線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 11:00
Claims (2)
- 【請求項1】 シート状透明基材と、シート状透明基材
の片面に形成された活性エネルギー線硬化型樹脂からな
る第1のレンズ層と、シート状透明基材の他面に形成さ
れた熱硬化型樹脂からなる第2のレンズ層とからなるこ
とを特徴とするレンズシート。 - 【請求項2】 シート状透明基材の片面に活性エネルギ
ー線硬化型樹脂層が半固定化され、他面に熱硬化型樹脂
層が半固定化された成形用シートを用いて、熱硬化型樹
脂層をレンズパターンが形成されたレンズ型に接触させ
レンズパターンに沿って変形した状態で加熱して、熱硬
化型樹脂層を硬化賦型して第1のレンズ層を形成する第
1のレンズ層形成工程と、活性エネルギー線硬化型樹脂
層をレンズパターンが形成されたレンズ型に接触させレ
ンズパターンに沿って変形した状態で活性エネルギー線
を照射して、活性エネルギー線硬化型樹脂層を硬化賦型
して第2のレンズ層を形成する第2のレンズ層形成工程
とを有することを特徴とするレンズシートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5322688A JPH07174905A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | レンズシートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5322688A JPH07174905A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | レンズシートおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174905A true JPH07174905A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18146512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5322688A Pending JPH07174905A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | レンズシートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07174905A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017126540A1 (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 富士フイルム株式会社 | 造形材及びその製造方法、立体造形物及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP5322688A patent/JPH07174905A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017126540A1 (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 富士フイルム株式会社 | 造形材及びその製造方法、立体造形物及びその製造方法 |
| JPWO2017126540A1 (ja) * | 2016-01-19 | 2018-11-08 | 富士フイルム株式会社 | 造形材及びその製造方法、立体造形物及びその製造方法 |
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