JPH0716032U - 電子機器の駆動装置 - Google Patents

電子機器の駆動装置

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JPH0716032U
JPH0716032U JP5110793U JP5110793U JPH0716032U JP H0716032 U JPH0716032 U JP H0716032U JP 5110793 U JP5110793 U JP 5110793U JP 5110793 U JP5110793 U JP 5110793U JP H0716032 U JPH0716032 U JP H0716032U
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用機器において、表示部材などの移動部
を第1の方向へ移動させるときの負荷が第2の方向へ移
動させるときの負荷よりも大きい場合に、第1の方向へ
移動部を確実に駆動でき、第2の方向へ駆動していると
きに、外力が作用したときに動力を比較的簡単に遮断で
きるようにする。 【構成】 モータの動力が作用する駆動側歯車71に凸
部76が設けられ、スプリング75により駆動側歯車7
1に圧接する従動側歯車72には凸部76と同じ形状の
凹部が形成されている。凸部76と凹部の嵌合では、大
負荷駆動方向であるa1方向が角度の大きい傾斜面76
aにより接合され、小負荷駆動方向であるa2方向で、
角度の浅い傾斜面76bにより接合される。移動部を大
負荷方向へ駆動するとき傾斜面76aにより動力を確実
に伝達でき、小負荷方向へ駆動するときに外力が作用す
ると、傾斜面76bが比較的簡単に外れて動力伝達が遮
断される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばテレビモニタやその他の表示部材などの移動部が進退駆動さ れる車載用などの電子機器に係り、移動部の移動が外力により阻止されたときに 駆動源に過大な負荷が作用しない安全用の動力遮断部を有し、しかも高い負荷方 向であっても確実に動作できるようにした電子機器の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、電子機器の一例として、車載用表示装置の外観を示している。 この車載用表示装置では、車内のコンソールパネル1などに埋設されるケース 2内に液晶テレビモニタなどの表示部材3が収納されている。この表示部材3は 移動ブラケット4に支持され、移動ブラケット4がケース2内に設けられたガイ ド機構5にA1−A2方向へ移動できるように支持されている。移動ブラケット 4内にはモータとこのモータの動力をA1−A2方向への移動力に変換する機構 部が搭載されている。 不使用時には、表示部材3が(イ)で示す水平姿勢となってケース2内に収納 されている。使用時に操作釦を押すと、前記モータが始動し前記機構部により移 動ブラケット4がケース2内をA1方向へ前進する。これにより水平姿勢の表示 部材3はコンソールパネル1の前方に突出する。さらに移動ブラケット4がA1 方向へ駆動されると、表示部材3とガイド機構5との間に設けられた案内部によ り表示部材3が立ち上り方向へ駆動される。また使用を終了したときに操作釦を 押すと、移動ブラケット4がA2方向へ後退し、この後退移動過程でまず(ロ) の姿勢に立ち上がっていた表示部材3が(イ)で示す水平姿勢に戻り、さらに移 動ブラケット4がA2方向へ移動すると、水平姿勢の表示部材3がケース2内に 収納される。
【0003】 この車載用表示装置では、表示部材3がケース2内から突出する方向へ移動し ているとき、およびケース2内に収納される方向へ移動しているときに、手で表 示部材3が保持されたりあるいは表示部材3が車内の他の部材に当たってその移 動が阻止されることがある。この場合、移動ブラケット4内のモータに過大な負 荷が作用し、モータ故障や、動力伝達用の歯車などの機構を損傷することになる 。 そこでモータからの動力の伝達経路にクラッチによる動力遮断部が設けられ、 動力伝達経路に一定の負荷トルクが作用すると、クラッチが外れて動力伝達が遮 断されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の前記動力遮断部に設けられているクラッチは、表示部材 3が突出方向へ駆動されているときと、ケース2内への収納方向へ駆動されてい るときとで、動力の遮断に至る負荷トルクが同じ値に設定されていた。 ところが、この種の車載用表示装置では、表示部材3を(イ)の姿勢から(ロ )の姿勢に立ち上げるときに動力伝達部に作用する負荷が高く、これに比べ表示 部材3が(ロ)の姿勢から(イ)の姿勢へ重力方向へ戻るときに作用する負荷が 低くなっている。
【0005】 このように移動方向によって駆動源に作用する負荷が相違する装置において、 クラッチが遮断されるときのトルクを低い負荷トルクに合わせて設定すると、表 示部材3が(イ)で示す水平姿勢から(ロ)で示す垂直姿勢へ立ち上がる際に、 その負荷トルクによりクラッチが遮断され、動力伝達経路にてモータが空回し、 表示部材3が完全に立ち上がらない状態になるおそれがある。逆にクラッチの遮 断トルクを高い負荷トルクに合わせて設定すると、表示部材3を立ち上り姿勢へ 回動させる動作は確実に行えるが、表示部材3が水平姿勢に戻り且つケース2に 収納されるときに、表示部材3に戻りを阻止する外力が作用してもクラッチが遮 断されず、表示部材3の戻り動力の方が強くなって表示部材3が強引に引き込ま れて、破損しやすくなるなどの問題が生じる。
【0006】 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、負荷の高い移動方向と負荷の 低い移動方向に対して、共に適正な駆動力を発揮でき、しかも負荷に応じた動力 遮断機能を発揮できるようにした電子機器の駆動装置を提供することを目的とし ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の駆動装置は、移動部が負荷の高い第1の方向とこれよりも負荷の小さ い第2の方向とへ駆動される電子機器において、前記移動部を移動させる機構部 とこの機構部に動力を与える動力源との間に過大負荷時に動力を遮断する動力遮 断部が設けられており、この動力遮断部では、移動部が第1の方向へ移動すると きに第2の方向へ移動するときよりも高い負荷にて動力が遮断されることを特徴 とするものである。
【0008】 上記において、第1の方向は、例えば表示部材である移動部を立ち上げる方向 で、第2の方向は立ち上り姿勢の移動部を戻す方向である。
【0009】 また、動力遮断部は、動力源から回転力を受ける駆動側回転体と、機構部に動 力を伝達する従動側回転体と、両回転体の対面部に設けられ回転方向により接合 傾斜角度が相違する凹凸嵌合部と、両回転体を対面方向に弾圧する付勢部材とか ら構成することが可能である。
【0010】
【作用】
上記手段では、例えば表示部材を立ち上げ姿勢にするときのように負荷の高い 第1の方向へ移動部が移動するときには、動力遮断部にて高い負荷にて動力が遮 断され、よって移動部が確実に動作できるようになる。逆に例えば表示部材が立 ち上げ姿勢から水平姿勢に戻るときのように負荷の低い第2の方向へ移動部が移 動するときには、動力遮断部にて低い負荷にて動力が遮断される。よって移動部 が第2の方向へ移動しているときに外力が作用した場合に動力遮断部により動力 が遮断されやすくなり、安全機能を確実に発揮できるようになる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案について図面を参照して説明する。 図1は本考案の一実施例である車載用表示装置において移動部としての表示部 材が収納された状態を示す断面図、図2は表示装置が立ち上がった状態を示す断 面図、図3、図4および図5は表示部材を移動させる移動機構の構造を示す斜視 図、図6は動力遮断部を含む動力伝達部を示す図3のVI矢視図、図7ないし図 9は動力遮断部の構造をそれぞれ示すものである。 図1と図2に示すように、この車載用機器は、車室内のコンソールパネルに取 り付けられる固定ケース20内に、中間ケース30がA1−A2方向へ移動自在 に収納され、さらに中間ケース30内に移動ブラケット40がA1−A2方向へ 移動自在に設けられ、この移動ブラケット40に、移動部としてテレビモニタな どの表示部材50が支持されている。図1の状態では表示部材50が水平姿勢に て固定ケース20および中間ケース30内に収納されている。また、表示部材5 0が固定ケース20から突出させられると、図2に示すように、固定ケース20 の前方にて立ち上げ姿勢に回動させられる。
【0012】 図3に示すように、移動ブラケット40では、両脚部40a,40a間に回動 軸41が回動自在に支持され、その両端部41a,41aは脚部40a,40a の外方へ突出している。回動軸41の両側部には大歯車42,42が固定され、 一方の大歯車42の内側には、小歯車43が固定されている。移動ブラケット4 0には、動力伝達部60が搭載されており、その出力が小歯車43に伝達される 。 上記脚部40a,40aの先部には外方へ突出するガイドピン44,44が設 けられ、このガイドピン44,44の内端の支持部44a,44aにより表示部 材50の側面50a,50aに設けられた回動軸受部50b,50bが回動自在 に支持されている。上記表示部材50の両側面50a,50aにはリンク部材5 1,51が軸51aを介して回動自在に取り付けられている。それぞれのリンク 部材51には、ガイドピン52と53が固定されている。
【0013】 図4に示すように、中間ケース30は、内部に前記移動ブラケット40を収納 するものである。中間ケース30は板金製であり、その両側板30a,30aの 外面には、2個ずつのローラ35,35がそれぞれ回動自在に取り付けられてい る。また板金製の各側板30aには、ガイド溝31,32,33が形成されてい る。ガイド溝31の前端部分は円弧部31aとなっており、その下にクリック部 材37が設けられている。 図1と図2に示すように、前記表示部材50に支持されたリンク部材51から 突出するガイドピン53はガイド溝33内に摺動自在に支持され、同じくリンク 部材51から突出するガイドピン52はガイド溝32内に摺動自在に支持されて いる。また移動ブラケット40の脚部40aから突出する前記回動軸41の両端 部41aとガイドピン44は、共に同じガイド溝31内に摺動自在に支持されて いる。前記クリック部材37はばねにより上方へ付勢されており、前記ガイドピ ン44がガイド溝31の円弧部31aに移動すると、このガイドピン44がクリ ック部材37の溝37a,37b,37cのいずれかと嵌合し、これにより表示 部材50の回動姿勢が決められる。
【0014】 また図4に示すように、中間ケース30の両側板30a,30aの下端部には 図示内側へ折曲片30b,30bが形成され、その上面にラック部材36,36 が固定されている。 図2に示すように、前記中間ケース30がA1方向へ移動すると、その両側板 30a,30aの先部が固定ケース20の前方へ突出する。そのため図4に示す ように、両側板30a,30aの突出する部分の外面に合成樹脂製の化粧カバー 81が装着され、この化粧カバー81,81は両側板30a,30aにねじ止め または接着などの手段で固定されている。両化粧カバー81,81の先部には、 外側へ突出する掛止爪81a,81aが形成されている。この掛止爪81a,8 1aはやや大きめのものであり、モータMが非動作状態のときに、この掛止爪8 1a,81aに指を掛け、中間ケース30を強制的に引き出せるようになってい る。
【0015】 図5に示す固定ケース20はこの車載用機器の最外部に位置するものであり、 この内部に前記中間ケース30が収納される。固定ケース20の前方にはノーズ 23が取付けられている。前記中間ケース30に設けられた化粧カバー81の掛 止爪81a,81aは、このノーズ23の前方にて側方へ突出した状態になる。 固定ケース20の両側板20a,20aの内面には断面がコの字状のレール2 1,21が設けられ、中間ケース30の側板30a,30aの外面に設けられた 前記ローラ35は、このレール21,21内を転動し、これにより中間ケース3 0は固定ケース20内にてA1−A2方向へ移動できるようになっている。 固定ケース20の底部20cの内面には一対のラック部材24,24が設けら れている。図4に示すように、中間ケース30の底部30cの両側部には切欠部 30d,30dが形成され、前記ラック部材24,24はこの切欠部30d,3 0d内に位置して、且つ中間ケース30に設けられたラック部材36,36の内 側に位置する。そして図3に示した大歯車42,42は、それぞれ上記両ラック 部材24および36に選択的に噛合うようになっている。
【0016】 本考案では、前記ラック部材24とラック部材36およびこれに選択的に噛合 う大歯車42によって、移動部である表示部材50を移動させるための移動機構 部が構成されている。 図3と図6に示す動力伝達部60は、これに設けられたモータMの動力を、前 記移動機構部における大歯車42に伝達するためのものであり、この伝達動力に より、移動ブラケット40および中間ケース30がA1−A2方向へ駆動され、 さらに表示部材50が水平姿勢と図2に示す立ち上げ姿勢との間で回動させられ る。
【0017】 動力伝達部60は、板金によりコの字形状に曲げられたギヤケース61を有し ており、前記モータMはこのギヤケース61の外部に固定されている。ギヤケー ス61の一方の側板61bには取付片61cが折曲げ形成され、この取付片61 cに雌ねじ穴61d,61dが形成されている。図3に示すように、移動ブラケ ット40には取付穴40b,40bが穿設されており、この取付穴40b,40 bに挿入される固定ねじが前記雌ねじ穴61d,61dに螺着されて、ギヤケー ス61が移動ブラケット40に固定される。 ギヤケース61内には複数の歯車および動力遮断部としてのクラッチ機構70 が収納されている。まずモータMの出力軸Maにピニオン歯車62が設けられて いる。このピニオン歯車62は、平歯車63aに噛合い、この平歯車63aと一 体の平歯車63bは、クラッチ機構70の駆動側歯車71に噛合っている。クラ ッチ機構70の従動側歯車72は平歯車66aに噛合い、この平歯車66aと一 体の出力平歯車66bが、図3に示した小歯車43と噛合っている。この動力伝 達部60内では、ピニオン歯車62から出力平歯車66bまでの動力伝達経路が 全て平歯車の噛合いであり、モータMの動力が減速されて出力平歯車66bから 小歯車43に伝達される。なお、図1では、動力伝達部60を破線にて示してい るが、この図では各歯車が重なって図示されるため、クラッチ機構70は省略さ れている。
【0018】 図7は、上記クラッチ機構70の駆動側歯車71と従動側歯車72およびスプ リングを示す分解斜視図、図8はクラッチ機構70の断面図、図9は両歯車71 と72の対面部に設けられた凹凸嵌合部の断面図である。 まず、上記クラッチ機構70の駆動側歯車71と従動側歯車72の回転方向で あるが、図1に示すように、小歯車43と大歯車42がa1方向へ回転すると、 ラック部材24,36との噛合いにより移動ブラケット40はA1方向へ移動し 、小歯車43と大歯車42がa2方向へ回転すると、移動ブラケット40はA2 方向へ移動する。小歯車43とクラッチ機構70との間には、平歯車66aと6 6bが介在しているため、移動ブラケット40がA1方向へ移動するときのクラ ッチ機構70の回転方向はa1方向であり、移動ブラケット40がA2方向へ移 動するときのクラッチ機構70の回転方向はa2方向である。
【0019】 図6と図8に示すように、ギヤケース61の側板61aと61bとの間にはシ ャフト73が渡設されている。このシャフト73にはフランジ73aが一体に形 成されており、このフランジ73aの図示左側に、前記駆動側歯車71がスリー ブ71aを介して回転自在に挿通され、また従動側歯車72がスリーブ72aを 介して回転自在に挿通されている。シャフト73の左端部にはリング74が嵌着 され、従動側歯車72とリング74との間にスプリング75が介装されている。 スプリング75の図示右端は、スライドリング78を介して従動側歯車72に圧 接されている。このスプリング75により従動側歯車72が駆動側歯車71に圧 接されている。
【0020】 図7と図9に示すように、駆動側歯車71の側面には一対の凸部76,76が 一体に形成されている。それぞれの凸部76には、a1回転側前方に傾斜面76 aが、a2回転側前方に傾斜面76bが形成されている。また従動側歯車72に は、前記凸部76,76と嵌合する一対の凹部77,77が形成されている。図 9に示すように、それぞれの凹部77には、a1回転側前方に傾斜面77aが、 a2回転側前方に傾斜面77bが形成されている。凸部76と凹部77が嵌合す ると、傾斜面76aと77aが接合され、傾斜面76bと77bが接合される。 ここで回転方向に対する傾斜面76aと77aの傾斜角度θ1は、傾斜面76b と77bの傾斜角度θ2よりも大きくなっている。 よって駆動側歯車71にモータMの動力が伝達されている状態で従動側歯車7 7に抵抗負荷を与えた場合、回転方向がa1方向である場合には、ある程度大き い負荷トルクが作用した時点で傾斜面76aと77aとが滑って歯車71と72 の間で動力が遮断される。逆に、回転方向がa2方向である場合には、a1方向 に比較して低い負荷トルクが従動側歯車72に作用した時点で、傾斜面76bと 傾斜面77bとが滑って両歯車71と72の嵌合が外れ、動力が遮断される。
【0021】 次に、上記車載用表示装置の動作について説明する。 図1に示す収納状態では、中間ケース30と移動ブラケット40が共にA2方 向へ移動しており、両者が固定ケース20内に収納されている。 この状態で操作釦(図示しない)が操作されると、前記動力伝達部60内のモ ータMが始動する。このモータMの回転動力は、ピニオン歯車62から各歯車を 介して減速され、出力平歯車66bから小歯車43に伝達されて、回動軸41が 回転駆動される。このときの小歯車43およびクラッチ機構70の回転方向はa 1方向であり、回動軸41に固定された大歯車42,42もa1方向に回転する 。大歯車42と42は、固定ケース20に設けられたラック部材24,24と噛 み合って転動し、この駆動力によって中間ケース30と移動ブラケット40とが 一緒にA1方向に前進する。
【0022】 中間ケース30が図2にて(イ)で示す位置まで前進すると、中間ケース30 はその位置で停止する。中間ケース30が(イ)の位置に至った後、そのまま継 続して前記モータMにより大歯車42,42がa1方向へ駆動されると、大歯車 42,42は固定ケース20上のラック部材24,24から外れ中間ケース30 上のラック部材36,36と噛み合うに至り、移動ブラケット40が単独で中間 ケース30内をA1方向へ前進する。 移動ブラケット40がA1方向へ前進する途中で、リンク部材51に設けられ ているガイドピン52が、中間ケース30に形成されたガイド溝32の溝先端に 当たり、ガイドピン52はそれ以上A1方向へ前進できなくなる。さらにモータ Mの動力により移動ブラケット40がA1方向へ前進させられると、表示部材5 0と移動ブラケット40との共通軸となる前記ガイドピン44が中間ケース30 のガイド溝31内を前進する。また、ガイドピン53もガイド溝33に沿ってA 1方向に前進しガイド溝33から抜け出る。その結果、リンク部材51はガイド ピン52を支点として反時計方向へ回動し、表示部材50はガイドピン44を支 点として反時計方向へ回動し、図2に示す角度に立ち上げられる。
【0023】 上記の表示部材50の排出動作において、中間ケース30が(イ)の位置まで 前進し、さらに移動ブラケット40がA1方向へ前進してガイドピン52がガイ ド溝32の溝先端に当たるまでの間は必要となる駆動トルクが小さくて済み、ク ラッチ機構70の従動側歯車72に作用する負荷は比較的低い。しかしガイドピ ン52がガイド溝32の溝先端に当たった後にさらに移動ブラケット40がA1 方向へ前進して表示部材50の立ち上げを行うときには、ガイドピン44をA1 方向へ押し出して重力に対抗して表示部材50を持ち上げなければならないため 、大歯車42は大きな駆動トルクを必要とする。そのためクラッチ機構70の従 動側歯車72に作用するa2方向の抵抗負荷トルクはかなり高くなる。 ただし図9に示すように、このときの駆動側歯車71と従動側歯車72の凹凸 嵌合部では、角度θ1の傾斜面76aと77aとが互いに圧接状態にある。前述 のようにこの角度θ1は大きいため、両傾斜面76aと77aとが滑って動力伝 達が遮断されるに至る負荷トルクはかなり高いものとなる。よって表示部材50 が立ち上げ方向へ駆動されるときに従動側歯車72に作用する負荷トルクでは、 駆動側歯車71と従動側歯車72間で動力が遮断されるに至らない。したがって 表示部材50の立ち上げが完了するまでの間に動力が確実に伝達され、動力が遮 断されてモータが空転することがない。
【0024】 また表示部材50が立ち上げ姿勢に回動している途中で、例えば手で表示部材 50が押さえつけられたような場合には、クラッチ機構70の従動側歯車72に 作用する負荷トルクが通常の駆動動作中よりも高くなる。このときには傾斜面7 6aと77aとが滑り、凸部76と凹部77との嵌合が外れ、クラッチ機構70 にて動力が遮断され、モータMや歯車に過大な負荷が作用するのが避けられる。 また例えば手により表示部材50に与えられている外力が除去されると、モータ Mによりa1方向へ駆動され続けている駆動側歯車71の凸部76が従動側歯車 72の凹部77に再度嵌合して、クラッチ機構70にて動力が伝達され、表示部 材50は最終状態まで立ち上げられる。
【0025】 次に、表示部材50が立ち上げられている状態で、収納操作釦を押すと、モー タMが逆転方向へ始動し、クラッチ機構70と小歯車43および大歯車42はa 2方向へ駆動される。a2方向へ回転する大歯車42が中間ケース30のラック 部材36上をA2方向へ転動し、移動ブラケット40がA2方向へ移動する。こ のときガイドピン44がガイド溝31に沿ってA2方向へ移動し、またガイドピ ン53がガイド溝33内に戻って、表示部材50が水平姿勢となり、水平姿勢に 戻った後は中間ケース30内に収納される。移動ブラケット40が中間ケース3 0の終端に至ると、次に大歯車42が固定ケース20内のラック部材24に噛合 って、中間ケース30と移動ブラケット40とが一体のままA2方向へ移動し、 水平姿勢の表示部材50が固定ケース20内に収納される。
【0026】 この表示部材の収納動作では、立ち上がっていた表示部材50が重力方向へ回 動して水平姿勢に戻るため、駆動に必要な動力は表示部材50を立ち上げるとき よりも低くてよい。したがってクラッチ機構70の従動側歯車72に作用する負 荷トルクは小さい。収納動作では駆動側歯車71の回転方向がa2方向となり、 図9において傾斜面76bと傾斜面77bとが圧接状態である。この傾斜面76 bと77bの角度θ2が小さいために、a1方向への回転時に比較して、低い負 荷トルクで傾斜面76bと77bとが滑って動力遮断に至る。ただし前述のよう に表示部材50の水平姿勢への戻り動作では、従動側歯車72に作用する負荷ト ルクが低いため、クラッチ機構にて動力が遮断されることなく、表示部材50が 収納位置まで確実に移動する。 ただしこの収納動作の途中で、表示部材50を手でつかむなどして外部抵抗力 を与えると、従動側歯車72に作用する負荷トルクが増大し、浅い角度θ2にて 接合している傾斜面76bと77bは直ちに滑って、両歯車71と72との嵌合 が外れ、動力が遮断される。
【0027】 このように、表示部材50が固定ケース20から突出して立ち上げられるとき の大きな負荷に対しての駆動を行う際には、クラッチ機構70にて伝達可能なト ルクが高くなって、表示部材50が確実に立ち上り姿勢に回動させられ、逆に表 示部材50を水平姿勢に戻して収納するときの小さな負荷に対しての駆動を行う 際には、例えば表示部材50を手でつかむなどしたときに、クラッチ機構70に より動力が比較的簡単に遮断されて、モータMや歯車などに過大な負荷が作用す るのを防止できるようになる。 また図9に示す各傾斜面の角度θ1とθ2は、機器の動作負荷に応じて設定す ればよい。
【0028】 なお、上記実施例では、動力遮断部として図6ないし図9に示すような凹凸嵌 合部を有するクラッチ機構が使用されたが、例えば動力遮断部として、動力伝達 の遮断に至るトルクが相違する2つの摩擦クラッチを同軸に配置し、a1方向へ の駆動力伝達時には摩擦抵抗力の高い摩擦クラッチを動力伝達部に噛合わせ、a 2方向への駆動力伝達時には、摩擦抵抗力の低い摩擦クラッチを動力伝達部に噛 合わせるように、摩擦クラッチの切換えを行ってもよい。 また、車載用機器は、表示部材が立ち上り姿勢となるものに限られず、表示部 材がケースから突出した後に重力方向に下向きに回動して、表示面が車内方向へ 向けられるものであってもよい。この場合には表示部材がケースから突出して下 向きに回動するときに、動力遮断部にて遮断される負荷トルクを小さく設定し、 表示部材を水平姿勢まで持ち上げてケース内に収納するとき、動力遮断部により 遮断に至る負荷トルクが高くなるように設定すればよい。 さらに本考案は車載用機器に限られず、例えば家庭用などの表示装置での表示 部材の突出駆動、家庭用音響機器におけるディスクトレイなどの突出駆動、その 他種々の機器に応用可能である。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、例えば表示部材を立ち上げ姿勢にするときの ように負荷の高い第1の方向へ移動部が移動するときには、動力遮断部にて高い 負荷にて動力が遮断され、よって移動部が確実に動作できるようになる。逆に例 えば表示部材が立ち上げ姿勢から水平姿勢に戻るときのように負荷の低い第2の 方向へ移動部が移動するときには、動力遮断部にて低い負荷にて動力が遮断され る。よって移動部が第2の方向へ移動しているときに外力が作用した場合に動力 遮断部により動力が遮断されやすくなり、安全機能を確実に発揮できるようにな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車載用表示装置におい
て表示部材が収納された状態を示す断面図、
【図2】表示部材が起立した状態を示す断面図、
【図3】移動部としての表示部材を支持する移動ブラケ
ットを示す斜視図、
【図4】移動ブラケットを支持する中間ケースを示す斜
視図、
【図5】上記中間ケース、移動ブラケットおよび表示部
材を収納する固定ケースを示す斜視図、
【図6】モータと動力伝達部を示すものであり、図3の
VI矢視拡大側面図、
【図7】動力遮断部としてのクラッチ機構の一部を示す
分解斜視図、
【図8】クラッチ機構の断面図、
【図9】クラッチ機構の凹凸嵌合部を示す断面図、
【図10】車載用表示装置の車内への装備状態を示す斜
視図、
【符号の説明】
20 固定ケース 24 ラック部材 30 中間ケース 31,32,33 ガイド溝 36 ラック部材 40 移動ブラケット 41 回動軸 41a 回動軸の端部 42 大歯車 44 ガイドピン 50 表示部材 51 リンク部材 52,53 ガイドピン 60 動力伝達部 62,63a,63b,66a,66b 歯車 70 クラッチ機構 71 駆動側歯車 72 従動側歯車 73 シャフト 75 スプリング 76 凸部 76a,76b 傾斜面 77 凹部 77a,77b 傾斜面 M モータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動部が負荷の高い第1の方向とこれよ
    りも負荷の小さい第2の方向とへ駆動される電子機器に
    おいて、前記移動部を移動させる機構部とこの機構部に
    動力を与える動力源との間に過大負荷時に動力を遮断す
    る動力遮断部が設けられており、この動力遮断部では、
    移動部が第1の方向へ移動するときに第2の方向へ移動
    するときよりも高い負荷にて動力が遮断されることを特
    徴とする電子機器の駆動装置。
  2. 【請求項2】 第1の方向は、表示部材である移動部を
    立ち上げる方向で、第2の方向は立ち上り姿勢の移動部
    を戻す方向である請求項1記載の電子機器の駆動装置。
  3. 【請求項3】 動力遮断部は、動力源から回転力を受け
    る駆動側回転体と、機構部に動力を伝達する従動側回転
    体と、両回転体の対面部に設けられ回転方向により接合
    傾斜角度が相違する凹凸嵌合部と、両回転体を対面方向
    に弾圧する付勢部材とから成る請求項1または2記載の
    電子機器の駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016222459A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 キヤノン株式会社 記録材供給装置及び画像形成装置
CN112833113A (zh) * 2021-02-07 2021-05-25 深圳市正德智控股份有限公司 一种齿轮箱用离合机构及齿轮传动电动机
CN113653748A (zh) * 2021-07-29 2021-11-16 中煤科工集团唐山研究院有限公司 一种机械式安全离合装置

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