JPH0716033A - 洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理システム - Google Patents

洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理システム

Info

Publication number
JPH0716033A
JPH0716033A JP16244693A JP16244693A JPH0716033A JP H0716033 A JPH0716033 A JP H0716033A JP 16244693 A JP16244693 A JP 16244693A JP 16244693 A JP16244693 A JP 16244693A JP H0716033 A JPH0716033 A JP H0716033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg
eggs
shell
cleaning
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16244693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kaneuchi
清 金内
Masahiro Sasaki
政博 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP16244693A priority Critical patent/JPH0716033A/ja
Publication of JPH0716033A publication Critical patent/JPH0716033A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の
処理システムに関し、GPセンターで取り除かれた汚卵
を再び一連の生産工程で処理できるようにした洗卵方法
及び洗卵装置及び殻付卵の処理方法を実現することを目
的とする。 【構成】 供給された殻付卵33を洗浄液12が満され
た浸漬水槽6に浸漬する工程と、該殻付卵33を浸漬水
槽6から引き上げ、搬送路18により踊り回転させなが
ら洗浄液によりシャワーリングすると共に回転ブラシ1
6,17によりブラッシングする工程とよりなるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GPセンターで取り除
かれた汚卵を再び一連の生産工程で処理できるようにし
た殻付卵の処理システム、及び該処理システムに用いる
洗卵方法及び洗卵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の農場に直結したインライン型ある
いは直結しないオフライン型のGPセンター(選別包装
センター)においては、図9に示すような工程で鶏卵を
処理している。両者共、洗卵、乾燥、検卵、重量選別、
包装して出荷しているが洗卵は温水(35〜40℃)に
よるシャワーリングが行われ、ブラシで汚れが落され
る。また温水洗浄が行なわれず乾燥状態でのブラッシン
グによるドライ式が用いられる場合もある。
【0003】水洗浄の場合は、水に対し、酸、アルカ
リ、洗剤、EDTA、殺菌液剤などを溶解して洗浄と殺
菌を一緒にすることも試みられてはいるが殻付卵にとっ
て、浸透薬剤量、フレーバー変化、卵可食部の品質劣化
などに問題と影響があらわれやすいことが多い。他の殺
菌薬液剤でフォルマリン、アルコール、第4アンモニウ
ム塩基などは、殺菌効果が認められているが、湿式ゆえ
卵殻の乾燥が不十分であると、洗浄、殺菌後の貯蔵にお
いて、侵入菌数がかえって多くなると云われている。
【0004】上記のことから水洗や薬剤殺菌の効果を十
分維持するためには、洗浄、殺菌後の卵殻面、および卵
殻に存在している呼吸(ガス交換)と水分調整に役立っ
ている気孔を、完全に乾燥することが重要なこととされ
ているが、気孔の内壁までも完全に乾燥させることは、
生食の殻付卵であるため、不可能に近いものであった。
【0005】現状の殻付卵のGPセンターで洗浄殺菌さ
れている殻付卵の卵殻の表面細菌数を測定してみるかぎ
り、大腸菌、サルモネラ菌などの有害菌が残存している
状態である。
【0006】更に、殻付卵の貯蔵、或いは流通における
品質劣化に関しては、品質劣化の主な原因は、産卵後の
殻付卵の内部からの二酸化炭素ガスの逸散と水分の蒸発
とであり、これらを制御して鮮度保持をはかるととも
に、品質劣化を防ぐ必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の水洗式又はドラ
イ式の洗卵方法で洗卵された後、検卵部処で選別されて
取り除かれた汚卵は、再び上記方法で洗浄しても汚れを
取り除くことは不可能である。従って、この汚卵は殻付
卵としては不適格となるため、殻付卵以外の用途に利用
するためラインからはずされた後、箱詰めかコンテナー
トレイ詰めされて、加工処理用卵となり、再びラインに
戻して一般殻付卵として取り扱われることは極めて少な
かった。
【0008】ラインから取り除かれた汚卵を、洗卵した
後、ラインに戻すには、こわれやすい特性を有する殻付
卵であるため、難かしく、本発明のようなシステムとし
てのライン構成は、長年にわたり必要と云われていた
が、実現することなく現在にいたっている。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、GP
センターで取り除かれた汚卵を再び一連の生産工程で処
理できるようにした洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の
処理システムを実現しようとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の洗卵方法に於い
ては、供給された殻付卵33を洗浄液12が満された浸
漬水槽6に浸漬する工程と、該殻付卵33を浸漬水槽6
から引き上げ、搬送路18により踊り回転させながら洗
浄液によりシャワーリングすると共に回転ブラシ16,
17によりブラッシングする工程とよりなることを特徴
とする。
【0011】また、それに加えて、上記洗浄液12は、
少なくとも一種の洗浄剤からなる基材と、二酸化塩素お
よび二酸化塩素分解物から選ばれた少なくとも一員から
なる微生物殺菌剤と、被覆剤と、を含んでなることを特
徴とする。
【0012】また、本発明の洗卵装置に於いては、洗浄
液12を満たした浸漬水槽6と、ブラッシング部7と、
殻付卵33を前記浸漬水槽6内の洗浄液12をくぐらせ
た後ブラッシング部7を通過させるように配設された搬
送用コンベア8と、ブラッシング部7を通過する殻付卵
33に洗浄液12を噴射するスプレイノズル9とを具備
し、前記ブラッシング部7は殻付卵33を踊り回転させ
ながら通過させる搬送路18と該搬送路18を挟んで上
下に配設された上部回転ブラシ16及び下部回転ブラシ
17と、該下部回転ブラシ17の下方に設けられ前記浸
漬水槽6に接続し底部に勾配を持った溜め槽19とを具
備して成ることを特徴とする。
【0013】また、それに加えて、前記搬送用コンベア
8は、適当な間隔でうちわ状の複数のプッシャー板20
を有する無端チェーン21と、該チェーン21を案内す
るガイドレール22と、搬送される殻付卵33を案内す
るガイド板23,24と、チェーン駆動装置とを具備し
て成ることを特徴とする。
【0014】また、前記スプレイノズル9は、流量調整
用バルブ26と流量センサー27と加熱器28とを有し
且つ洗浄殺菌剤溶液を供給する配管32が接続された給
水管10に接続され、水と洗浄殺菌剤との混和比、混和
水供給量及び混和水温を調整可能であり、前記浸漬水槽
6には、洗浄液12を一定温度に保つためのヒーター1
3及び温度センサー14が設けられて成ることを特徴と
する。
【0015】また、本発明の殻付卵の処理システムに於
いては、供給整列部、検卵部、洗卵乾燥部、選別パッキ
ング部等より構成される殻付卵の選別包装センターにお
ける一連の生産工程において、検卵部102,104,
105から選別されて取除かれた汚卵を回収コンベア1
07により既存の生産工程設備とは別に設けた請求項3
の洗卵装置108に送り、自動的に洗卵処理した後、再
び既存の一連の生産工程へ自動的に供給し、一般殻付卵
とともに処理することを特徴とする。
【0016】また、それに加えて、上記選別包装センタ
ーが農場に直結したインライン型選別包装センター、又
は農場に直結しないオフライン型選別包装センターであ
ることを特徴とする。
【0017】この構成を採ることにより、GPセンター
で取り除かれた汚卵を再び一連の生産工程で処理できる
ようにした洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理シス
テムが得られる。
【0018】
【作用】本発明の洗卵方法及び洗卵装置では、供給され
た殻付卵を先ず洗浄液12が満された浸漬水槽6に投入
して一次洗浄を行い、次に浸漬水槽6から引上げてブラ
ッシング部7に移送し、該ブラッシング部7で新鮮な洗
浄液のスプレイ、及び上下の回転ブラシ16,17でブ
ラッシングしながら洗浄する。この際、踊り回転発生搬
送路18で踊り回転させることにより卵殻の表面を満遍
なくブラッシングすることができる。
【0019】また、洗浄液には、洗浄剤からなる基材に
二酸化塩素及び二酸化塩素分解物から選ばれた少なくと
も一員からなる微生物殺菌剤と被覆剤を含んだ洗浄液を
用いることにより、殻付卵の漏斗状になっている気孔の
穴に微生物殺菌剤と被覆剤が付着又は吸着により被覆す
ることができる。その結果、殻付卵からのガスの逸散を
防止して無菌的変化を防ぐとともに、気孔から微生物が
侵入するのを阻止して品質劣化を防止することができ
る。
【0020】また、本発明の殻付卵の処理システムは、
従来の選別包装センターの一連の生産工程に本発明の洗
卵装置を付加し、検卵部で選別された汚卵を洗浄処理
し、再び既存の一連の生産工程に戻すことにより、従来
処理できなかった汚卵を一般殻付卵とともに処理するこ
とができる。
【0021】
【実施例】図1乃至図4は本発明の洗卵方法を実施する
ことができる洗卵装置の実施例を示す図であり、図1は
縦断面図(図2のB−B線における断面図)、図2は図
1のA−A線における断面図、図3はチェーンコンベア
の要部斜視図、図4はブラッシング部を示す斜視図であ
る。
【0022】本実施例は図1及び図2に示すように、装
置本体1と、洗浄液供給部2とよりなり、装置本体1は
殻付卵供給口3と排出口4を有する筐体5内に、浸漬水
槽6と、ブラッシング部7と、殻付卵搬送用チェーンコ
ンベア8と、スプレイノズル9とを具備し、洗浄液供給
部2は、給水管10と、洗浄殺菌液供給部11とを具備
している。
【0023】そして、装置本体1の浸漬水槽6は、該浸
漬水槽に満たされる洗浄液12を加熱するためのヒータ
ー13と、洗浄液12の温度を一定に保つための温度セ
ンサー14を備えている。また、ブラッシング部7は、
ブラシ回転用モーター15により互いに反対方向に回転
駆動される上部回転ブラシ16と下部回転ブラシ17と
が、その回転軸方向がチェーンコンベア8の進行方向と
平行になるように設けられている。さらに該ブラッシン
グ部7には図4の如く上下回転ブラシ16,17の間に
L字形に折曲された多数の金属棒よりなる踊り回転発生
搬送路18が設けられ、下部回転ブラシ17の下方には
浸漬水槽6に接続するように底部に勾配をもった溜め槽
19が設けられている。
【0024】また、殻付卵搬送用チェーンコンベア8
は、適当な間隔で図3及び図4の如くうちわ状のプッシ
ャー板20が取付けられた無端のローラーチェーン21
と、該ローラーチェーン21のローラー部分を緩く挟ん
で案内するガイドレール22と、図1の如く浸漬水槽6
からブラッシング部7へ通ずるガイド板23とブラッシ
ング部7から排出口4へ通ずるガイド板24と、チェー
ン駆動モータ25とを具備し、ガイドレール22は浸漬
水槽6を通ってブラッシング部7の上下回転ブラシ1
6,17の間を通るように配設されている。
【0025】また、スプレイノズル9はブラッシング部
7の上方に設けられ、洗浄液供給部2に接続している。
洗浄液供給部2の給水管10には、スプレイノズル9の
手前に流量調整用バルブ26と流量センサー27と加熱
器28が設けられ、さらに洗浄殺菌液供給部11が接続
されている。洗浄殺菌液供給部11は洗浄殺菌液29を
満たしたタンク30と圧送ポンプ31とを具備し、ポン
プ31からの配管32で給水管10に接続している。
【0026】このように構成された本実施例の洗卵装置
による洗卵方法を図1、図2により説明する。先ず洗浄
すべき殻付卵33はコンベア34により殻付卵供給口3
から洗浄液12が満された浸漬水槽6に投入される。洗
浄液12はヒーター13及び温度センサー14で適温に
保持されており、殻付卵33を一次洗浄する。
【0027】次に、一次洗浄された殻付卵33は、駆動
モータ25で駆動されているチェーンコンベア8でブラ
ッシング部7へ搬送される。この場合殻付卵33はプッ
シャー板20でガイド板23上を押送される。ブラッシ
ング部7では、殻付卵33は踊り回転発生搬送路18上
で横になって回転しながら押し送りされるが、進行方向
に対して直角にある程度間隔をおいて棒状のものが並ん
だ踊り回転発生搬送路18は押し送りされる殻付卵33
の障害となって抵抗となるときもあるので、殻付卵33
は横回転から縦回転へ、或いは縦回転から横回転へ文字
通り踊りだすように不定型の回転をしながら送られる。
【0028】同時にスプレイノズル9から洗浄液が噴射
され且つ、モータ15で回転駆動される上部回転ブラシ
16と下部回転ブラシ17の毛先の先端部にたえず接触
し、また接触することによって跳ね上げられ、或いは叩
きつけられながらブラッシングされる。この場合、踊り
回転発生搬送路18を構成するL字状の金属棒の先端が
上方に向って曲げられているため、殻付卵33が搬送路
外に飛び出すことはない。
【0029】スプレイノズル9からは、給水管10から
流量調整用バルブ26及び流量センサー27で流量調整
された水、または加熱器28で適温に加熱された湯と、
圧送ポンプ31で圧送された洗浄殺菌液29と混合され
て洗浄液となった後、上部回転ブラシ16に向けて噴射
され、殻付卵33を洗浄する。洗浄後の洗浄液は溜め槽
19に溜り再び下部回転ブラシ17でかき上げられて殻
付卵33を洗浄する。溜め槽19に溜った余分な洗浄液
は浸漬水槽6へ流出する。
【0030】ブラッシング部7で洗浄された殻付卵33
はチェーンコンベア8により、ガイド板24上を搬送さ
れ排出口4から排出される。
【0031】洗浄殺菌液29は洗浄剤と微生物殺菌剤と
被覆剤とよりなり、洗浄剤は一般的な合成洗剤で良く、
合成洗剤の種類には、それが本発明の目的を達成するの
に有効なものである限り格別の限定はないが、一般には
界面活性剤として非イオン界面活性剤のポリエチレング
リコール、洗浄補助剤としては炭酸塩、ケイ酸塩、グル
コン酸塩からなる合成洗剤を使用することができる。ま
た微生物殺菌剤としては、二酸化塩素および二酸化塩素
分解物から選ばれた少くとも一員からなるものである。
【0032】また被覆剤は、殻付卵のガスの逸散を防止
して無菌的変化を防ぐとともに、気孔から微生物が侵入
するのを阻止して品質劣化を防止するためのものであ
り、この被覆剤には、殻付卵を被覆する目的を達成する
のに有効なものである限り格別の限定はないが、一般的
には、殻付卵に吸着され易く、帯電を防止する作用を持
つ界面活性剤、例えば高級アルキルアミンエチレンオキ
サイド付加物類が用いられる。
【0033】以上のように構成された本実施例の洗浄装
置及び洗浄方法は、殻付卵を順次浸漬水槽6で一次洗浄
して容易に落ちる汚れを落し、次いでブラッシング部7
で洗浄液のスプレイ及び回転ブラシ16,17で二次洗
浄することにより落ち難い汚れを機械的洗浄で落すこと
ができる。この洗浄を、無端チェーンコンベア8で被洗
浄卵を搬送することにより自動的に行うことができる。
【0034】また、洗浄液に、洗浄剤からなる基材と、
二酸化塩素および二酸化塩素分解物から選ばれた少なく
とも一員からなる微生物殺菌剤と、被覆剤とを含んだ洗
浄液を用いることにより、汚染卵殻から糞や泥や藁、ま
た、卵殻汚染細菌を除去すると同時にクチクラ層も除去
される。通常産卵直後の卵殻では、クチクラ層が表面を
被覆し、卵殻汚染細菌の卵殻気孔への侵入を防いでいる
が、一般的な洗浄方法においても、また本発明の洗浄方
法においても卵殻上のクチクラ層は汚染物質とともに除
去される。
【0035】洗浄処理によりクチクラ層が除去され、気
孔をまったく無防備の状態となった卵殻気孔の大きさと
数は、1つの卵でも部位によって異なり、また個々の卵
によって異なるので一概には云えないが、卵殻気孔の平
均直径は9〜29μmぐらいと云われており、殻付卵の
中側から外側に向って漏斗状に開いており、殻付卵1個
当りの気孔数は7000〜17000と云われている。
一方、卵殻汚染細菌の大きさは、一般的に平均直径0.
5〜3.0μm位と云われており、無防備になった気孔
から、殻付卵の内部に侵入可能となる。卵殻汚染細菌が
気孔を通過して、殻付卵内部の卵殻膜に達すると増殖し
はじめる。
【0036】しかも、気孔に水分があれば気孔から卵殻
汚染細菌が侵入しやすくなると云われている。これは、
気孔内壁のわずかな湿気の中に増殖して侵入することも
可能であるし、気孔にある水分が毛細管の力で内部に達
するか、内部から吸引されて入る浸透によるものか、い
ずれにしても卵殻が湿気をおびて、濡れていることは、
カビ、酵母、細菌などの卵殻汚染菌の内部汚染の重要な
促進原因と考えられている。しかるに、湿式洗浄方で
は、洗浄後の卵殻の乾燥が重要な要件となるが生食用と
しての殻付卵をむやみに加熱乾燥できず、せいぜい卵
白、卵黄が変化しない程度の加熱乾燥を行うにすぎな
い。
【0037】本発明の洗浄液は前述のような組成を有す
ることにより、無防備となった漏斗状の気孔に微生物殺
菌剤と被覆剤が付着又は吸着により被覆される。その結
果気孔をふさぎ、卵殻汚染細菌が気孔から侵入する侵入
口を遮蔽するとともに、気孔内壁に付着して卵殻汚染細
菌を殺菌することができる。また、気孔の空間をふさぐ
ことにより、気孔の役目である呼吸(ガス交換)と水分
調整の機能を制御して殻付卵の品質劣化を防止すること
ができる。
【0038】なお、二酸化塩素および二酸化塩素分解物
から選ばれた少なくとも一員からなる微生物殺菌剤は、
食品添加物の殺菌剤として使用されている次亜塩素酸ナ
トリウムより強力な殺菌作用があると云われている。本
発明の洗浄殺菌剤としたときの二酸化塩素の効果は、次
亜塩素酸ナトリウムを含む他の殺菌剤類と比較して、高
PH、アンモニア存在下でも殺菌効果があり、有機物存在
下でも残留性が大きく、脱臭性があり、異臭味を与えな
いものであるから、殻付卵に悪影響を及ぼすことはな
い。
【0039】また、被覆剤に用いた高級アルキルアミン
エチレンオキサイド付加物類は殻付卵に吸着され易く帯
電防止作用があり、さらに卵殻強度の増加にも役立つ。
【0040】図5及び図6は本発明の洗卵装置及び洗卵
方法を用いた場合の効果を従来の一般的な洗卵装置及び
洗卵方法を用いた場合と比較して示した図である。試料
としては、極度に汚染度が高い汚卵、しみ卵、糞便汚染
卵、血痕付着卵など100個を選んだ。試験は、洗浄殺
菌後、その洗浄効果を評価し、その後20℃の温度で保
管しながら、往復振動を与えて卵殻汚染細菌の平均細菌
数の動向を測定し、品質劣化の程度については殻付卵の
重量減少量を測定した。
【0041】卵殻汚染細菌数に関しては、図5に示すよ
うに、洗浄殺菌前の平均卵殻汚染細菌数は107 /個で
あったものが、従来例では洗卵後は104 〜105 /個
程度となり、保管日数と共に増加するのに対し、本発明
では洗浄殺菌後は殆んど0に近く、保管中もそれ程増加
していない。
【0042】また、重量減少に関しては、図6に示すよ
うに試験前の平均殻付卵重量は63.20g/個であっ
たものが、従来例では洗卵後急激に減少しているが、本
発明では従来例に比し極めて緩やかに減少しており、品
質劣化の少ないことを示している。
【0043】図7は本発明の殻付卵処理システムの実施
例を示す図である。同図において、101は供給整列
部、102は前検卵部、103は洗卵乾燥部、104は
中間検卵部、105は透光検卵部、106は選別パッキ
ング部で、これらは一連の生産工程を構成しており、こ
の構成は従来のGPセンターの生産工程と同一である。
本実施例はこの構成に、前述した本発明の洗卵装置10
8を付加したものである。そして該洗卵装置108は前
検卵部102、中間検卵部104、透光検卵部105の
各検卵部に回収コンベア107で接続され、さらにリタ
ーンコンベア109で初工程の供給整列部101に接続
している。
【0044】このように構成された本実施例は、各検卵
部で選別され除外された汚卵が回収コンベア107で洗
卵装置108に送られ、洗浄された後、リターンコンベ
ア109で初工程の供給整列部101に戻され、再び一
連の工程を経て出荷される。なお、本実施例は、農場に
直結したインライン型としてもあるいは農場に直結して
いないオフライン型として用いることができる。また図
8に示すように洗卵装置108の後にトレイ詰め装置1
10を接続して用いることもできる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、図5及び図6から明ら
かなように、従来の洗浄方法に比して殺菌効果及び品質
劣化防止の効果が大である。また、インライン型または
オフライン型のGPセンターに用いて従来殻付卵として
は不適格であった汚卵を洗浄殺菌することにより殻付卵
として出荷することが可能となり、また、その場合の貯
蔵、流通における品質劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗卵装置の実施例を示す図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の洗浄装置の実施例におけるチェーンコ
ンベアの要部を示す図である。
【図4】本発明の洗浄装置の実施例におけるブラッシン
グ部を示す図である。
【図5】本発明の洗卵装置及び洗卵方法を用いた場合の
洗浄後の細菌数の経時変化を示す図である。
【図6】本発明の洗卵装置及び洗卵方法を用いた場合の
洗浄後の重量減少の経時変化を示す図である。
【図7】本発明の殻付卵処理システムの実施例を示す図
である。
【図8】本発明の殻付卵処理システムの他の実施例を示
す図である。
【図9】従来のGPセンターにおける工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…装置本体 2…洗浄液供給部 5…筐体 6…浸漬水槽 7…ブラッシング部 8…チェーンコンベア 9…スプレイノズル 11…洗浄殺菌液供給部 12…洗浄液 16…上部回転ブラシ 17…下部回転ブラシ 18…踊り回転発生搬送路 19…溜め槽 20…プッシャー板 21…ローラーチェーン 22…ガイドレール 26…流量調整用バルブ 27…流量センサー 28…加熱器 29…洗浄殺菌液 30…タンク 31…圧送ポンプ 33…殻付卵

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された殻付卵(33)を洗浄液(1
    2)が満された浸漬水槽(6)に浸漬する工程と、該殻
    付卵(33)を浸漬水槽(6)から引き上げ、搬送路
    (18)により踊り回転させながら洗浄液によりシャワ
    ーリングすると共に回転ブラシ(16,17)によりブ
    ラッシングする工程とよりなることを特徴とする洗卵方
    法。
  2. 【請求項2】 上記洗浄液(12)は、少なくとも一種
    の洗浄剤からなる基材と、二酸化塩素および二酸化塩素
    分解物から選ばれた少なくとも一員からなる微生物殺菌
    剤と、被覆剤と、を含んでなることを特徴とする請求項
    1の洗卵方法。
  3. 【請求項3】 洗浄液(12)を満たした浸漬水槽
    (6)と、ブラッシング部(7)と、殻付卵(33)を
    前記浸漬水槽(6)内の洗浄液(12)をくぐらせた後
    ブラッシング部(7)を通過させるように配設された搬
    送用コンベア(8)と、ブラッシング部(7)を通過す
    る殻付卵(33)に洗浄液(12)を噴射するスプレイ
    ノズル(9)とを具備し、前記ブラッシング部(7)は
    殻付卵(33)を踊り回転させながら通過させる搬送路
    (18)と該搬送路(18)を挟んで上下に配設された
    上部回転ブラシ(16)及び下部回転ブラシ(17)
    と、該下部回転ブラシ(17)の下方に設けられ前記浸
    漬水槽(6)に接続し底部に勾配を持った溜め槽(1
    9)とを具備して成ることを特徴とする洗卵装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送用コンベア(8)は、適当な間
    隔でうちわ状の複数のプッシャー板(20)を有する無
    端チェーン(21)と、該チェーン(21)を案内する
    ガイドレール(22)と、搬送される殻付卵(33)を
    案内するガイド板(23,24)と、チェーン駆動装置
    とを具備して成ることを特徴とする請求項3の洗卵装
    置。
  5. 【請求項5】 前記スプレイノズル(9)は、流量調整
    用バルブ(26)と流量センサー(27)と加熱器(2
    8)とを有し且つ洗浄殺菌剤溶液を供給する配管(3
    2)が接続された給水管(10)に接続され、水と洗浄
    殺菌剤との混和比、混和水供給量及び混和水温度を調整
    可能であり、前記浸漬水槽(6)には、洗浄液(12)
    を一定温度に保つためのヒーター(13)及び温度セン
    サー(14)が設けられて成ることを特徴とする請求項
    3の洗卵装置。
  6. 【請求項6】 供給整列部、検卵部、洗卵乾燥部、選別
    パッキング部等より構成される殻付卵の選別包装センタ
    ーにおける一連の生産工程において、検卵部(102,
    104,105)から選別されて取除かれた汚卵を回収
    コンベア(107)により既存の生産工程設備とは別に
    設けた請求項3の洗卵装置(108)に送り、自動的に
    洗卵処理した後、再び既存の一連の生産工程へ自動的に
    供給し、一般殻付卵とともに処理することを特徴とする
    殻付卵の処理システム。
  7. 【請求項7】 上記選別包装センターが農場に直結した
    インライン型選別包装センター、又は農場に直結しない
    オフライン型選別包装センターであることを特徴とする
    請求項6の殻付卵処理システム。
JP16244693A 1993-06-30 1993-06-30 洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理システム Pending JPH0716033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16244693A JPH0716033A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16244693A JPH0716033A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716033A true JPH0716033A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15754770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16244693A Pending JPH0716033A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716033A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6821353B1 (en) 2002-07-23 2004-11-23 Jeffrey B. Kuhl Method for cleaning eggs by conveying thereof upon multiple conveyors through washers which are vertically tiered
JP2005515770A (ja) * 2002-01-29 2005-06-02 エフ ピー エス フーヅ プロセッシング システムス ベスロテン フェンノートシャップ 洗卵システムおよび洗卵方法
JP2006325411A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Mayekawa Mfg Co Ltd 食鳥屠体の処理方法及び処理システム
KR100967257B1 (ko) * 2007-12-28 2010-07-01 장재유 계란 살균·세척장치
JP2019054795A (ja) * 2015-10-27 2019-04-11 ステリス インク 多孔質外面を有する食用物品を汚染除去する方法およびシステム
CN114532252A (zh) * 2022-01-17 2022-05-27 广州广兴共和机械有限公司 一种洁蛋加工方法
CN116967248A (zh) * 2023-07-07 2023-10-31 生态环境部南京环境科学研究所 一种实验室雏鸟孵化废弃物环保处理用的资源化处理装置
CN117178914A (zh) * 2023-11-07 2023-12-08 四川金艾格农牧机械有限公司 一种家禽养殖场使用的自动集蛋机
CN119453112A (zh) * 2024-12-31 2025-02-18 化州市鑫元农业有限公司 一种具有清洁功能的蛋类输送装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005515770A (ja) * 2002-01-29 2005-06-02 エフ ピー エス フーヅ プロセッシング システムス ベスロテン フェンノートシャップ 洗卵システムおよび洗卵方法
US6821353B1 (en) 2002-07-23 2004-11-23 Jeffrey B. Kuhl Method for cleaning eggs by conveying thereof upon multiple conveyors through washers which are vertically tiered
US6883528B2 (en) 2002-07-23 2005-04-26 Jeffrey B. Kuhl Apparatus for cleaning eggs by conveying thereof upon multiple conveyors through washers which are vertically tiered
JP2006325411A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Mayekawa Mfg Co Ltd 食鳥屠体の処理方法及び処理システム
KR100967257B1 (ko) * 2007-12-28 2010-07-01 장재유 계란 살균·세척장치
JP2019054795A (ja) * 2015-10-27 2019-04-11 ステリス インク 多孔質外面を有する食用物品を汚染除去する方法およびシステム
CN114532252A (zh) * 2022-01-17 2022-05-27 广州广兴共和机械有限公司 一种洁蛋加工方法
CN116967248A (zh) * 2023-07-07 2023-10-31 生态环境部南京环境科学研究所 一种实验室雏鸟孵化废弃物环保处理用的资源化处理装置
CN116967248B (zh) * 2023-07-07 2024-06-07 生态环境部南京环境科学研究所 一种实验室雏鸟孵化废弃物环保处理用的资源化处理装置
CN117178914A (zh) * 2023-11-07 2023-12-08 四川金艾格农牧机械有限公司 一种家禽养殖场使用的自动集蛋机
CN117178914B (zh) * 2023-11-07 2024-02-06 四川金艾格农牧机械有限公司 一种家禽养殖场使用的自动集蛋机
CN119453112A (zh) * 2024-12-31 2025-02-18 化州市鑫元农业有限公司 一种具有清洁功能的蛋类输送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5939115A (en) Method and apparatus for decontaminating poultry carcasses
AU2018204847B2 (en) Disinfecting, sterilizing, and packaging ready-to-eat produce
KR100254852B1 (ko) 식료품 산업에서 원료, 제품 및 생산수단을 처리하기 위한 방법 및 조성물
EP1538917B1 (en) Post-evisceration process and apparatus
TWI572283B (zh) 含四級銨與尿素的殺生物劑組成物以及彼之應用方法
JPH0716033A (ja) 洗卵方法及び洗卵装置及び殻付卵の処理システム
Knape et al. Comparison of eggshell surface microbial populations for in-line and off-line commercial egg processing facilities
JP2006519618A (ja) 抗菌溶液およびプロセス
JP2003250379A (ja) 卵の洗浄殺菌乾燥装置
KR100765957B1 (ko) 식품 살균시스템
RU2550479C1 (ru) Способ комбинированного обеззараживания зерна и семян с использованием электромагнитного поля сверхвысокой частоты
Moats Factors affecting bacterial loads on shells of commercially washed eggs
JPH0984482A (ja) 殻付卵の洗浄殺菌装置
US20060174922A1 (en) Device and method for disinfecting a milking component
Messens et al. Egg decontamination by washing
JPH11235135A (ja) 卵殻洗浄殺菌装置
AU1981899A (en) Method for sanitizing udders and milking units
JPH1132616A (ja) 卵の処理装置及び処理方法
US20160316774A1 (en) Automated Wax Sprayer System for Clean, Washed or Pasteurized Shell Eggs
JP2006014688A (ja) 卵殻の洗浄殺菌方法及び卵殻の洗浄殺菌装置
RU2749583C1 (ru) Способ санитарной обработки объектов птицеводческого хозяйства
Thermote Effective hygiene within the hatchery
Diehl Removal of spray residue from apples and pears in the Pacific Northwest
US20060182816A1 (en) Hypobromous acid system
Winter et al. Cleaning eggs with detergents and detergent-sanitizers