JPH07162077A - 半導体レーザ装置とその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ装置とその製造方法Info
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- JPH07162077A JPH07162077A JP30451493A JP30451493A JPH07162077A JP H07162077 A JPH07162077 A JP H07162077A JP 30451493 A JP30451493 A JP 30451493A JP 30451493 A JP30451493 A JP 30451493A JP H07162077 A JPH07162077 A JP H07162077A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、半導体発光装置、特に短波長帯の
レーザ素子のレーザ出力の端面破壊レベル低減化に関
し、元の結晶の端面付近の組成を変化させた場合に、格
子不整合に起因する転位がレーザ端面から入らない方法
を提案する。 【構成】 レーザ1がAlGaInPまたはGaInP
からなるクラッド層3と、砒素組成の小さなGaInA
sPからなる活性層4とで構成され、且つ、レーザ1の
片側または両側の端面1aが、砒素組成の小さなGaIn
AsPまたはGaInPからなるこのクラッド層3で構
成される。
レーザ素子のレーザ出力の端面破壊レベル低減化に関
し、元の結晶の端面付近の組成を変化させた場合に、格
子不整合に起因する転位がレーザ端面から入らない方法
を提案する。 【構成】 レーザ1がAlGaInPまたはGaInP
からなるクラッド層3と、砒素組成の小さなGaInA
sPからなる活性層4とで構成され、且つ、レーザ1の
片側または両側の端面1aが、砒素組成の小さなGaIn
AsPまたはGaInPからなるこのクラッド層3で構
成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体発光装置に係
り、特に短波長帯のレーザ素子のCOD(Cata-strophi
c optical damage) 低減化に関する。
り、特に短波長帯のレーザ素子のCOD(Cata-strophi
c optical damage) 低減化に関する。
【0002】近年、光磁気ディスク装置などでは短波長
でハイパワーのレーザ素子が要求されており、これに対
応する半導体レーザ装置の構造ならびに製造方法の開発
が必要となる。
でハイパワーのレーザ素子が要求されており、これに対
応する半導体レーザ装置の構造ならびに製造方法の開発
が必要となる。
【0003】
【従来の技術】図6、図7は可視光レーザの端面窒化処
理あるいは燐化処理による従来例の説明図である。
理あるいは燐化処理による従来例の説明図である。
【0004】31はレーザ、32はGaAs基板、33はAl
GaInPクラッド層、34はGaInP活性層、35はA
lGaInPクラッド層、37はGaAsキャップ層、38
はP(燐)N(窒素)置換領域、41はレーザ、42はGa
As基板、43はAlGaAsクラッド層、44はAlGa
As活性層、45はAlGaAsクラッド層、47はGaA
sコンタクト層、48はAsからPへの置換領域である。
従来から短波長の半導体素子はGaAs基板32に格子
整合される半導体化合物材料、例えばGaAs、AlG
aAs、GaInP、AlGaInP等で構成される
が、これらの材料によって構成されるレーザ素子の高出
力動作の制限を与える因子として、端面部分の劣化(C
OD)があり、問題となっていた。
GaInPクラッド層、34はGaInP活性層、35はA
lGaInPクラッド層、37はGaAsキャップ層、38
はP(燐)N(窒素)置換領域、41はレーザ、42はGa
As基板、43はAlGaAsクラッド層、44はAlGa
As活性層、45はAlGaAsクラッド層、47はGaA
sコンタクト層、48はAsからPへの置換領域である。
従来から短波長の半導体素子はGaAs基板32に格子
整合される半導体化合物材料、例えばGaAs、AlG
aAs、GaInP、AlGaInP等で構成される
が、これらの材料によって構成されるレーザ素子の高出
力動作の制限を与える因子として、端面部分の劣化(C
OD)があり、問題となっていた。
【0005】これを防ぐために、絶縁膜での端面コー
ティング、端面への光集中を少なくすることや、端
面部分での光吸収を少なくすること、硫化物処理によ
る表面順位の安定化、端面部分の活性層を高バンドギ
ャップ化(ウインド構造にする) 事などが提案されてい
る。
ティング、端面への光集中を少なくすることや、端
面部分での光吸収を少なくすること、硫化物処理によ
る表面順位の安定化、端面部分の活性層を高バンドギ
ャップ化(ウインド構造にする) 事などが提案されてい
る。
【0006】この中で、は比較的実現しやすいが、そ
の効果は充分でない。その他の構造のうち、は非常に
効果があるが、その作成方法が困難であるため、簡単な
方法での構造を得る手段が要請されていた。
の効果は充分でない。その他の構造のうち、は非常に
効果があるが、その作成方法が困難であるため、簡単な
方法での構造を得る手段が要請されていた。
【0007】その方法として、図6に示すように、Ga
InP、AlGaInPのレーザ31の劈開端面31a を窒
化して、劈開端面31a の組成をGaInN、AlGaI
nNに変え、PとNの置換領域38を形成することによっ
てCODレベルを高めるという手段が提案されている。
(特開平3−89585号公報)また、図7に示すよう
に、GaAs、AlGaAs系レーザ41の端面41a を燐
化して、端面41a の組成をGaP、AlGaPに変え、
AsからPへの置換領域48を形成することによってCO
Dレベルを高めるという手段も提案されている。(特開
平−131082号公報)
InP、AlGaInPのレーザ31の劈開端面31a を窒
化して、劈開端面31a の組成をGaInN、AlGaI
nNに変え、PとNの置換領域38を形成することによっ
てCODレベルを高めるという手段が提案されている。
(特開平3−89585号公報)また、図7に示すよう
に、GaAs、AlGaAs系レーザ41の端面41a を燐
化して、端面41a の組成をGaP、AlGaPに変え、
AsからPへの置換領域48を形成することによってCO
Dレベルを高めるという手段も提案されている。(特開
平−131082号公報)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のレー
ザ端面を窒化する方法や燐化する方法は、レーザ端面の
バンドギャップを大きくし、CODレベルの向上には効
果があるが、窒化や燐化によって得られたGaInN、
AlGaInNやGaP、AlGaPは、基板の格子定
数との不整合率が大きく、窒化や燐化と同時に格子不整
合が生じ、レーザ端面付近に高密度転位による結晶内部
欠陥が発生してしまうという問題がある。
ザ端面を窒化する方法や燐化する方法は、レーザ端面の
バンドギャップを大きくし、CODレベルの向上には効
果があるが、窒化や燐化によって得られたGaInN、
AlGaInNやGaP、AlGaPは、基板の格子定
数との不整合率が大きく、窒化や燐化と同時に格子不整
合が生じ、レーザ端面付近に高密度転位による結晶内部
欠陥が発生してしまうという問題がある。
【0009】特に、GaAs系やAlGaInP系など
の可視光レーザの活性層では、転位が非発光再結合中心
として働き、転位線はダークラインになることが知られ
ている。このため、窒化や燐化によるウインド化で生成
した欠陥によって光吸収やキャリアの再結合等がおこ
り、端面のCODレベルを低くしてしまうといった問題
があった。
の可視光レーザの活性層では、転位が非発光再結合中心
として働き、転位線はダークラインになることが知られ
ている。このため、窒化や燐化によるウインド化で生成
した欠陥によって光吸収やキャリアの再結合等がおこ
り、端面のCODレベルを低くしてしまうといった問題
があった。
【0010】本発明では、元の結晶の端面付近の組成を
変化させた場合に、格子不整合に起因する転位がレーザ
端面から入らない方法を提案する。
変化させた場合に、格子不整合に起因する転位がレーザ
端面から入らない方法を提案する。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において、1はレーザ、2はn−GaAs
基板、3はn−クラッド層、4は活性層、5はp−クラ
ッド層、6はn−ブロック層、7はコンタクト層、8は
ウインド領域である。
図である。図において、1はレーザ、2はn−GaAs
基板、3はn−クラッド層、4は活性層、5はp−クラ
ッド層、6はn−ブロック層、7はコンタクト層、8は
ウインド領域である。
【0012】転位が入らないようなウインド構造を得る
ためには、レーザ1のクラッド層3をGaAs基板2に
格子整合するAsを含まない組成の化合物半導体層、例
えばAlGaInPまたはGaInPで構成し、かつ活
性層4を、AsがすべてPに置換されても転位が入らな
いようなAs組成の小さな、従って、圧縮歪の小さなG
aInAsPで構成し、レーザ1の端面1aのみを活性層
4よりもAs組成の小さな、GaInAsPまたは、G
aInPにすれば良い。
ためには、レーザ1のクラッド層3をGaAs基板2に
格子整合するAsを含まない組成の化合物半導体層、例
えばAlGaInPまたはGaInPで構成し、かつ活
性層4を、AsがすべてPに置換されても転位が入らな
いようなAs組成の小さな、従って、圧縮歪の小さなG
aInAsPで構成し、レーザ1の端面1aのみを活性層
4よりもAs組成の小さな、GaInAsPまたは、G
aInPにすれば良い。
【0013】上記の構造はレーザ1のクラッド層3をG
aAs基板に格子整合するAlGaInPまたはGaI
nPなどのAsを含まない組成で構成し、且つ、活性層
4をAsがすべてPに置換されても転位が入らないよう
なAs組成の小さな、圧縮歪の小さなGaInAsPで
構成し、表面からV族空格子を領域選択的に導入するこ
とによって、領域選択的にブロック層6と活性層4間と
で、AsとPを相互拡散させることによって得ることが
できる。
aAs基板に格子整合するAlGaInPまたはGaI
nPなどのAsを含まない組成で構成し、且つ、活性層
4をAsがすべてPに置換されても転位が入らないよう
なAs組成の小さな、圧縮歪の小さなGaInAsPで
構成し、表面からV族空格子を領域選択的に導入するこ
とによって、領域選択的にブロック層6と活性層4間と
で、AsとPを相互拡散させることによって得ることが
できる。
【0014】また、その他にも、上記の構造は、レーザ
1のクラッド層3をGaAs基板2に格子整合するAl
GaInPまたはGaInPなどのAsを含まない組成
で構成し、かつ活性層4をAsがすべてPに置換されて
も転位が入らないようなAs組成の小さな、従って圧縮
歪の小さなGaInAsPで構成し、P雰囲気中の熱ア
ニールで、端面付近のAsをPに置換して活性層4の組
成を燐化によって燐リッチにすることによって得ること
ができる。
1のクラッド層3をGaAs基板2に格子整合するAl
GaInPまたはGaInPなどのAsを含まない組成
で構成し、かつ活性層4をAsがすべてPに置換されて
も転位が入らないようなAs組成の小さな、従って圧縮
歪の小さなGaInAsPで構成し、P雰囲気中の熱ア
ニールで、端面付近のAsをPに置換して活性層4の組
成を燐化によって燐リッチにすることによって得ること
ができる。
【0015】更に、その他の方法として、レーザ1のク
ラッド層3をGaAs基板2に格子整合するAlGaI
nPまたはGaInPなどの、Asを含まない組成で構
成し、かつ活性層4をAsがすべてPに置換されても転
位が入らないようなAs組成の小さな、従って圧縮歪の
小さなGaInAsPで構成し、燐雰囲気中でレーザ発
振させることによってレーザ1の端面1aの発光部付近の
みを選択的に加熱し、端面1a付近のAsをPに置換して
活性層4の組成を燐化によってPリッチにすることによ
っても得ることができる。
ラッド層3をGaAs基板2に格子整合するAlGaI
nPまたはGaInPなどの、Asを含まない組成で構
成し、かつ活性層4をAsがすべてPに置換されても転
位が入らないようなAs組成の小さな、従って圧縮歪の
小さなGaInAsPで構成し、燐雰囲気中でレーザ発
振させることによってレーザ1の端面1aの発光部付近の
みを選択的に加熱し、端面1a付近のAsをPに置換して
活性層4の組成を燐化によってPリッチにすることによ
っても得ることができる。
【0016】
【作用】クラッド層を構成する結晶のV族組成がPだけ
であれば、燐化などによってこれらの層は影響を受けな
い。また活性層をAsがすべてPに置換されても転位が
入らないようなAs組成の小さな、従って圧縮歪の小さ
なGaInAsPで構成すれば、端面をすべて燐化して
も当然転位が入らなくなる。
であれば、燐化などによってこれらの層は影響を受けな
い。また活性層をAsがすべてPに置換されても転位が
入らないようなAs組成の小さな、従って圧縮歪の小さ
なGaInAsPで構成すれば、端面をすべて燐化して
も当然転位が入らなくなる。
【0017】また作成方法として、活性層領域を、Al
GaInPをバリアとしてGaInAsPをウェルとす
る構造で構成し、表面からV族空格子を領域選択的に導
入することによって、領域選択的にAsとPを相互拡散
させる。
GaInPをバリアとしてGaInAsPをウェルとす
る構造で構成し、表面からV族空格子を領域選択的に導
入することによって、領域選択的にAsとPを相互拡散
させる。
【0018】この事によって、ウェルの組成がPリッチ
になり、領域選択的にバンドギャップが大きな領域が作
成できる。このような選択的な拡散は、ウエハサイズで
出来るため量産性に富んでいる。
になり、領域選択的にバンドギャップが大きな領域が作
成できる。このような選択的な拡散は、ウエハサイズで
出来るため量産性に富んでいる。
【0019】また、端面のバンドギャップを大きくする
ことによって、簡単にウインド構造を得ることができ、
端面部分での光吸収が減少するため、COD破壊レベル
が向上する。また、活性層を燐化することは、活性層に
引っ張り歪を与えることになるが、InGaAsP活性
層が最初から圧縮側に歪んでいれば、P拡散によって歪
み量(エネルギ)が緩和するので転位が入り難い。また
歪みエネルギも小さくできるので容易に拡散させること
ができる。
ことによって、簡単にウインド構造を得ることができ、
端面部分での光吸収が減少するため、COD破壊レベル
が向上する。また、活性層を燐化することは、活性層に
引っ張り歪を与えることになるが、InGaAsP活性
層が最初から圧縮側に歪んでいれば、P拡散によって歪
み量(エネルギ)が緩和するので転位が入り難い。また
歪みエネルギも小さくできるので容易に拡散させること
ができる。
【0020】レーザ素子をP雰囲気中で熱アニールする
ことで、端面付近のGaInAsP活性層の組成をGa
InPに近ずけ、端面のバンドギャップを大きくするこ
とによって、簡単にウインド構造を得ることができる。
ウインド構造にすることによって、端面部分での光吸収
が減るため、COD破壊レベルが向上する。この場合、
クラッド層の組成がAsを含まないPだけのV族で形成
されていれば、活性層の周辺の組成は変化しない。した
がって、活性層に隣接するクラッド層にダメージを与え
ないように、燐化できるという利点がある。
ことで、端面付近のGaInAsP活性層の組成をGa
InPに近ずけ、端面のバンドギャップを大きくするこ
とによって、簡単にウインド構造を得ることができる。
ウインド構造にすることによって、端面部分での光吸収
が減るため、COD破壊レベルが向上する。この場合、
クラッド層の組成がAsを含まないPだけのV族で形成
されていれば、活性層の周辺の組成は変化しない。した
がって、活性層に隣接するクラッド層にダメージを与え
ないように、燐化できるという利点がある。
【0021】また、活性層を燐化することは、活性層に
引っ張り歪みを与えることになる。したがって、GaA
s等をP化すると、少ない燐化量で歪みに起因する欠陥
が生じてしまう。これに対して、InGaAsPのAs
組成の小さい場合は、完全に燐化されてもその歪み量は
微量であるので、燐化によるダメージを少なくでき、理
想的なウィンド構造ができる。InGaAsP活性層
が、最初から圧縮側に歪んでいれば、燐化量を大きくし
てもダメージが入りにくいという利点もある。
引っ張り歪みを与えることになる。したがって、GaA
s等をP化すると、少ない燐化量で歪みに起因する欠陥
が生じてしまう。これに対して、InGaAsPのAs
組成の小さい場合は、完全に燐化されてもその歪み量は
微量であるので、燐化によるダメージを少なくでき、理
想的なウィンド構造ができる。InGaAsP活性層
が、最初から圧縮側に歪んでいれば、燐化量を大きくし
てもダメージが入りにくいという利点もある。
【0022】また、P雰囲気中で、レーザを発振させる
と、レーザ端面が発熱することによって発光部分のみを
選択的に燐化することができる。これは、熱アニールを
用いた場合に可視光レーザの端面以外でもAs−Pの相
互拡散が起こることを防止できるという利点がある。
と、レーザ端面が発熱することによって発光部分のみを
選択的に燐化することができる。これは、熱アニールを
用いた場合に可視光レーザの端面以外でもAs−Pの相
互拡散が起こることを防止できるという利点がある。
【0023】
【実施例】図1は本発明の原理説明図兼本発明の第1の
実施例の模式斜視図、図2〜図4は本発明の相互拡散を
用いた実施例の説明図、図5は本発明の可視光レーザの
端面燐化処理による実施例の説明図である。
実施例の模式斜視図、図2〜図4は本発明の相互拡散を
用いた実施例の説明図、図5は本発明の可視光レーザの
端面燐化処理による実施例の説明図である。
【0024】図において、1はレーザ、2はn−GaA
s基板、3はn−クラッド層、4は活性層、5はp−ク
ラッド層、6はn−ブロック層、7はコンタクト層、8
はウインド領域、11はレーザ、12はn−GaAs基板、
13はn−AlGaInPnクラッド層、14はGaInP
活性層、15はp−AlGaInPクラッド層、16はAl
GaInP電流ブロック層、17はGaAsコンタクト
層、18はAlGaInPリモート接合層、19はSiO2マス
ク、21はレーザ、21a はレーザ端面、22はn−GaAs
基板、23はn−AlGaInPクラッド層、24はp−G
aInAsPを井戸とするMQW活性層、25はp−Al
GaInPクラッド層、27はp−GaAsコンタクト
層、28はPリッチ領域、30aはTi/Pt/Auコンタ
クト電極、30bはAuGeコンタクト電極である。
s基板、3はn−クラッド層、4は活性層、5はp−ク
ラッド層、6はn−ブロック層、7はコンタクト層、8
はウインド領域、11はレーザ、12はn−GaAs基板、
13はn−AlGaInPnクラッド層、14はGaInP
活性層、15はp−AlGaInPクラッド層、16はAl
GaInP電流ブロック層、17はGaAsコンタクト
層、18はAlGaInPリモート接合層、19はSiO2マス
ク、21はレーザ、21a はレーザ端面、22はn−GaAs
基板、23はn−AlGaInPクラッド層、24はp−G
aInAsPを井戸とするMQW活性層、25はp−Al
GaInPクラッド層、27はp−GaAsコンタクト
層、28はPリッチ領域、30aはTi/Pt/Auコンタ
クト電極、30bはAuGeコンタクト電極である。
【0025】本発明の第1の実施例の模式斜視図を図1
に示す。レーザ素子として斜面発光型のレーザを用いて
いるが、その他リッジ型でも同様の効果がある。クラッ
ド層3が(Al0.7 Ga0.3 )0.5 In0.5 Pであり、
活性層4はMQW構造で、井戸は、Ga0.45In0.55A
s0.14P0.86の厚さ45Åの4層構成。クラッド層の両
側にある図示しないガイド層、バリア層は(Al 0.4 G
a0.6 )0.5 In0.5 Pの厚さ50Åである。
に示す。レーザ素子として斜面発光型のレーザを用いて
いるが、その他リッジ型でも同様の効果がある。クラッ
ド層3が(Al0.7 Ga0.3 )0.5 In0.5 Pであり、
活性層4はMQW構造で、井戸は、Ga0.45In0.55A
s0.14P0.86の厚さ45Åの4層構成。クラッド層の両
側にある図示しないガイド層、バリア層は(Al 0.4 G
a0.6 )0.5 In0.5 Pの厚さ50Åである。
【0026】PL波長は約688nm、歪み量は1%の
圧縮歪み量である。GaAs基板2は(100)面から
(111)A面方向に6度オフしたものであり、自然超
格子は無くなっている。レーザの共振器長は800μm
であり、そのうち片側の端面1aにウインド領域8が作
成されており、AR(アンチリフレクト)コーティング
されている。
圧縮歪み量である。GaAs基板2は(100)面から
(111)A面方向に6度オフしたものであり、自然超
格子は無くなっている。レーザの共振器長は800μm
であり、そのうち片側の端面1aにウインド領域8が作
成されており、AR(アンチリフレクト)コーティング
されている。
【0027】ウインド領域8は端面1aから約20μm
の領域で作成されており、この部分の量子井戸はほぼG
a0.45In0.55Pの組成に近く、PL波長は約640n
mと短波長化している。また、この時の歪み量は約0.
5%の圧縮歪みであり、ウインド領域の歪み量は緩和さ
れているため、格子不整合に起因した欠陥は存在しな
い。
の領域で作成されており、この部分の量子井戸はほぼG
a0.45In0.55Pの組成に近く、PL波長は約640n
mと短波長化している。また、この時の歪み量は約0.
5%の圧縮歪みであり、ウインド領域の歪み量は緩和さ
れているため、格子不整合に起因した欠陥は存在しな
い。
【0028】本発明の第2、第3の実施例を図2〜図4
に示す。レーザ11の素子構造は図2に示すような斜面発
光型である。このレーザ11のn−GaAsコンタクト層
17にSiO2マスク19をかけ、レーザ端面部分になるところ
のSiO2マスク19を図3に示すように除去する。
に示す。レーザ11の素子構造は図2に示すような斜面発
光型である。このレーザ11のn−GaAsコンタクト層
17にSiO2マスク19をかけ、レーザ端面部分になるところ
のSiO2マスク19を図3に示すように除去する。
【0029】図ではレーザ固体のみの部分だけを示して
いるが、ウエハ全面で同時にプロセスされている。そし
て、n−GaAsコンタクト層17を図4に示すように、
エッチングによって除去する。次に、MOVPE装置に
入れ、水素雰囲気中でホスフィンを10ccを流しなが
ら600℃に加熱することによって、p−AlGaIn
Pクラッド層17の露出した部分からPが抜けるため空格
子をSiO2マスク19以外の部分に発生させることができ
る。
いるが、ウエハ全面で同時にプロセスされている。そし
て、n−GaAsコンタクト層17を図4に示すように、
エッチングによって除去する。次に、MOVPE装置に
入れ、水素雰囲気中でホスフィンを10ccを流しなが
ら600℃に加熱することによって、p−AlGaIn
Pクラッド層17の露出した部分からPが抜けるため空格
子をSiO2マスク19以外の部分に発生させることができ
る。
【0030】ここでホスフィンを流すのは、過剰に空格
子を発生させないためであり、加熱によって適量の空格
子がGaInP活性層14まで到達する。これにより、活
性層14ではAsとPとの相互拡散が起こり、領域選択的
にPリッチなGaInP活性層14が実現できる。このあ
と、ホスフィン流量を上げて、表面部分に多量に発生し
ている空格子を消滅させてMOVPE装置から取り出
す。
子を発生させないためであり、加熱によって適量の空格
子がGaInP活性層14まで到達する。これにより、活
性層14ではAsとPとの相互拡散が起こり、領域選択的
にPリッチなGaInP活性層14が実現できる。このあ
と、ホスフィン流量を上げて、表面部分に多量に発生し
ている空格子を消滅させてMOVPE装置から取り出
す。
【0031】このあと、AuZn/Auによるp側コン
タクト電極と、AuGe/Auによるn側コンタクト電
極を付け、レーザアレイに劈開した。そして、アレイを
チップへと分解し、ヒートシンクへボンディングした。
尚、空格子の作成方法として、Pや水素などのイオンを
注入する方法がある。この方法では表面ばかりでなく、
クラッド層中にも空格子が生成できるという利点があ
る。
タクト電極と、AuGe/Auによるn側コンタクト電
極を付け、レーザアレイに劈開した。そして、アレイを
チップへと分解し、ヒートシンクへボンディングした。
尚、空格子の作成方法として、Pや水素などのイオンを
注入する方法がある。この方法では表面ばかりでなく、
クラッド層中にも空格子が生成できるという利点があ
る。
【0032】本発明の第4の実施例を図5に示す。この
レーザ素子は、p側電極としてTi/Pt/Auコンタ
クト電極30a を用いている。この理由は、熱アニールに
よってAuが活性層にまで拡散するのを防ぐため、高融
点金属のTiを用いた電極構成になっている。
レーザ素子は、p側電極としてTi/Pt/Auコンタ
クト電極30a を用いている。この理由は、熱アニールに
よってAuが活性層にまで拡散するのを防ぐため、高融
点金属のTiを用いた電極構成になっている。
【0033】これに対して、n側電極はAuGeコンタ
クト電極30b を用いており、熱アニールでAuが拡散し
てしまうが、n−GaAs基板22側のGaAs層が20
0μm程度と厚いため、MQW活性層24までAuは拡散
しない。
クト電極30b を用いており、熱アニールでAuが拡散し
てしまうが、n−GaAs基板22側のGaAs層が20
0μm程度と厚いため、MQW活性層24までAuは拡散
しない。
【0034】以上のように、電極まで付けた状態で劈開
を行い、先ずレーザ端面21a のみが現れたレーザアレイ
を作成する。そして、アニール装置内でターシャリブチ
ルホスフィン(TBP)を10cc/minで供給しな
がら、圧力50Torr、温度250℃で10分間アニ
ールした。このアレイのレーザ端面21a の部分の活性層
24は燐化されたPリッチ領域28となり、特に、レーザ端
面21a の表面部分は、GaInPになる。
を行い、先ずレーザ端面21a のみが現れたレーザアレイ
を作成する。そして、アニール装置内でターシャリブチ
ルホスフィン(TBP)を10cc/minで供給しな
がら、圧力50Torr、温度250℃で10分間アニ
ールした。このアレイのレーザ端面21a の部分の活性層
24は燐化されたPリッチ領域28となり、特に、レーザ端
面21a の表面部分は、GaInPになる。
【0035】以上のように燐化したのち表面の安定化も
かねて、SiO2による端面コーティングを行った。そし
て、アレイをチップへと分解し、ヒートシンクへボンデ
ィングした。
かねて、SiO2による端面コーティングを行った。そし
て、アレイをチップへと分解し、ヒートシンクへボンデ
ィングした。
【0036】以上の燐化処理は低温で行わなければなら
ないが、低温で燐化させる手段としては、プラズマ中で
の燐化や、光化学反応を使う燐化も考えられる。本発明
の第5の実施例を説明する。
ないが、低温で燐化させる手段としては、プラズマ中で
の燐化や、光化学反応を使う燐化も考えられる。本発明
の第5の実施例を説明する。
【0037】レーザ21はp側コンタクト電極としてTi
/Pt/Au30a を用いている。n側コンタクト電極は
AuGe30b を用いている。以上のようにコンタクト電
極まで付けた状態で、劈開を行い、先ずレーザ端面21a
のみが現れたレーザアレイを作成する。そして、アニー
ル装置内でホスフィン或いはTBPを10cc/min
で供給しながら、圧力760Torr、10分間、アレ
イ状態で上下から電流を流し、レーザ発振させた。この
アレイの端面部分では発光部分が選択的に発熱するの
で、活性層は燐化され、特に、端面の発熱が大きい部分
の表面部分はGa 0.55In0.45Pになる。
/Pt/Au30a を用いている。n側コンタクト電極は
AuGe30b を用いている。以上のようにコンタクト電
極まで付けた状態で、劈開を行い、先ずレーザ端面21a
のみが現れたレーザアレイを作成する。そして、アニー
ル装置内でホスフィン或いはTBPを10cc/min
で供給しながら、圧力760Torr、10分間、アレ
イ状態で上下から電流を流し、レーザ発振させた。この
アレイの端面部分では発光部分が選択的に発熱するの
で、活性層は燐化され、特に、端面の発熱が大きい部分
の表面部分はGa 0.55In0.45Pになる。
【0038】以上のように燐化したのち、表面の安定化
もかねて、SiO2による端面コーティングを行った。そし
て、アレイをチップへと分解し、ヒートシンクへボンデ
ィングした。
もかねて、SiO2による端面コーティングを行った。そし
て、アレイをチップへと分解し、ヒートシンクへボンデ
ィングした。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ素子の端面を燐化することによって、CODレベ
ルが高く、寿命の長い半導体レーザ装置の開発に寄与す
るところが大きい。
レーザ素子の端面を燐化することによって、CODレベ
ルが高く、寿命の長い半導体レーザ装置の開発に寄与す
るところが大きい。
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の相互拡散を用いた実施例の説明図
(その1)
(その1)
【図3】 本発明の相互拡散を用いた実施例の説明図
(その2)
(その2)
【図4】 本発明の相互拡散を用いた実施例の説明図
(その3)
(その3)
【図5】 本発明の可視光レーザの端面燐化処理による
実施例の説明図
実施例の説明図
【図6】 可視光レーザの端面窒化処理による従来例の
説明図
説明図
【図7】 可視光レーザの端面燐化処理による従来例の
説明図
説明図
1 レーザ 2 n−GaAs基板 3 n−クラッド層 4 活性層 5 p−クラッド層 6 n−ブロック層 7 コンタクト層 8 ウインド領域 11 レーザ 12 n−GaAs基板 13 n−AlGaInPnクラッド層 14 GaInP活性層 15 p−AlGaInPクラッド層 16 AlGaInP電流ブロック層 17 GaAsコンタクト層 18 AlGaInPリモート接合層 19 SiO2マスク、21はレーザ 21a はレーザ端面 22 n−GaAs基板 23 n−AlGaInPクラッド層 24 p−GaInAsPを井戸とするMQW活性層 25 p−AlGaInPクラッド層 27 p−GaAsコンタクト層 28 Pリッチ領域 30a Ti/Pt/Auコンタクト電極 30b AuGeコンタクト電極
Claims (5)
- 【請求項1】 AlGaInPまたはGaInPからな
るクラッド層(3) と、GaInAsPからなる活性層
(4) と、レーザ(1) の片側、または両側の端面(1a)が、
GaInAsP又はGaInPからなることを特徴とす
る半導体レーザ装置。 - 【請求項2】請求項1記載の半導体レーザ装置であっ
て、活性層(4) をGaInAsPで形成し、GaInA
sP又はGaInPからなる端面(1a)を前記クラッド層
(3) のPと、該活性層(4) のAsとの領域選択相互拡散
により形成することを特徴とする半導体レーザ装置の製
造方法。 - 【請求項3】請求項1記載の半導体レーザ装置であっ
て、前記PとAsの前記領域選択相互拡散はホスフィン
又はアルシン雰囲気中の熱アニールで得られることを特
徴とする請求項2記載の半導体レーザ装置の製造方法。 - 【請求項4】請求項1記載の半導体レーザ装置であっ
て、レーザ(1) を燐雰囲気中または有機V族化合物雰囲
気中で加熱して、前記端面(1a)のみをAs−P置換する
ことを特徴とする請求項2、或いは請求項3記載の半導
体レーザ装置の製造方法。 - 【請求項5】請求項1記載の半導体レーザ装置であっ
て、前記該レーザ(1) を燐雰囲気中または有機V族化合
物雰囲気中でレーザ発振し、該レーザ(1) の前記端面(1
a)の発光部分のみを選択的に加熱して、該レーザ(1) の
該端面(1a)のみをAs−P置換することを特徴とする請
求項2、或いは請求項3記半導体レーザ装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30451493A JPH07162077A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 半導体レーザ装置とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30451493A JPH07162077A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 半導体レーザ装置とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07162077A true JPH07162077A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17933954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30451493A Withdrawn JPH07162077A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 半導体レーザ装置とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07162077A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11233896A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-08-27 | Mitsubishi Chemical Corp | 半導体発光素子の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP30451493A patent/JPH07162077A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11233896A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-08-27 | Mitsubishi Chemical Corp | 半導体発光素子の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010206 |