JPH07162995A - 液圧駆動型スピーカ - Google Patents

液圧駆動型スピーカ

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JPH07162995A
JPH07162995A JP30774293A JP30774293A JPH07162995A JP H07162995 A JPH07162995 A JP H07162995A JP 30774293 A JP30774293 A JP 30774293A JP 30774293 A JP30774293 A JP 30774293A JP H07162995 A JPH07162995 A JP H07162995A
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hydraulic
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diaphragm
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Takao Fujii
隆雄 藤井
Hitoshi Kitayama
仁志 北山
Mitsuaki Hayashi
林  光昭
Noriko Kano
典子 鹿野
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IHI Corp
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Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極低周波から数百Hzまでの周波数の音を出
せる液圧駆動型スピーカを提供する。 【構成】 液圧スピーカ本体6の振動板1の変位を検出
すると共に振動板1がホームポジションを維持するため
の変位検出器7、制御対象の出力信号である信号板1の
加速度検出する加速度検出器8及び音声入力信号が入力
され、その音声入力信号に基づいてサーボ弁5に制御入
力信号を出力する補償制御器9からなり、補償制御器9
が、予め判った音声入力信号に対し振動板1で生じる固
有の周波数特性を加速度検出器8により実測した後、H
理論に基づいて、固有の周波数特性を補償するため
の補償制御を行なうよう構成し、その補償制御器で実際
の音声入力信号と加速度信号に基いて制御入力信号を作
ってサーボ弁5を駆動することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧駆動型スピーカに
関し、特に周波数特性を改善した液圧駆動型スピーカに
関する。
【0002】
【従来の技術】電気信号を音声に変換する装置にスピー
カがあり、スピーカには動電型アクチュエータ方式のス
ピーカと液圧駆動型スピーカとがある。
【0003】周知のように動電型アクチュエータ方式の
スピーカは電気信号でボイスコイルを駆動することによ
りコーンを振動させて音声に変換するものである。
【0004】これに対して液圧駆動型スピーカは、電気
信号でサーボ弁を制御してシリンダ内の液体の圧力を変
化させることによりピストンヘッドに取り付けられた振
動板を振動させて音声に変換するものである。
【0005】液圧駆動型スピーカは、重低音再生用スピ
ーカとして考案されたもので、従来型のスピーカ(動電
型アクチュエータ方式)と比較して構造的に以下の特徴
が挙げられる。
【0006】(1) 振動板がエッジレス構造であり、また
液圧ピストンで振動板が駆動されるため、ストロークが
大きくとれる。したがって低周波数の音が再生可能であ
る。
【0007】(2) 液圧駆動力を利用して大きな入力が可
能となるため、大音圧の出力が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液圧駆
動型スピーカは100Hz以下の極低周波の音は出せる
もののそれ以上の音が出しにくいという問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、極低周波から数百Hzまでの周波数の音を出せる液
圧駆動型スピーカを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、振動板と、振動板に取り付けられたピスト
ンロッドと、ピストンロッドを挿通させてこれを往復自
在に支承している液圧シリンダと、上記ピストンロッド
外周面に一体的に形成されてシリンダ内を前後2室に分
割するピストンヘッドと、制御入力信号に応じて各シリ
ンダ室への供給油量を制御すると共にピストンロッドを
介して振動板を振動させるサーボ弁と、振動板の変位を
検出すると共に振動板がホームポジションを維持するよ
うに位置フィードバックをかけるための変位検出器と、
制御対象の出力信号である振動板の加速度を検出する加
速度検出器と、音声入力信号が入力され、その音声入力
信号に基づいてサーボ弁に制御入力信号を出力する補償
制御器とを備え、補償制御器が、予め判った音声入力信
号に対しサーボ弁,液圧シリンダ,ピストンロッドを介
して駆動される振動板で生じる固有の周波数特性を加速
度検出器により実測した後、目的とする周波数域での出
力周波数特性をフラットにするためにH理論に基づい
て、固有の周波数特性を補償するための補償制御を行な
うよう構成し、その補償制御器で実際に入力される音声
入力信号と加速度信号に基いて制御入力信号を作り、サ
ーボ弁を駆動するようにしたものである。
【0011】また、本発明の液圧駆動型スピーカの補償
制御器は、低周波域での相補感度関数V(s)の周波数
特性をフラットにするために、数1式
【0012】
【数1】|WS ・V(s)| (但し、相補感度関数V(s)は(1+GK)-1、Gは
入力信号に対し振動板での固有周波数特性を実測した
後、モデリングを行って得られた制御対象の伝達関数、
KはGからH理論に基づいて導出された有理関数、
S は感度関数Vの重み関数)、を最小にする補償周波
数特性を有するものである。
【0013】また、本発明の液圧駆動型スピーカの補償
制御器は、低周波域での相補感度関数V(s)の周波数
特性をフラットにするために数2式
【0014】
【数2】|WT ・V(s)| (但し、相補感度関数V(s)は(1+GK)-1GK、
Gはピストンロッド、液圧シリンダ、ピストンヘッド及
びサーボ弁からなる液圧スピーカ本体の周波数特性を実
測した後モデリングを行って得られた液圧スピーカ本体
の伝達関数、KはGからH理論に基づいて導出され
た有理関数、WT は相補感度Vの重み関数)、を最小に
する補償周波数特性を有するものである。
【0015】また、本発明の液圧駆動型スピーカの補償
制御器は、低周波域での相補感度関数V(s)の周波数
特性をフラットにするために数3式
【0016】
【数3】
【0017】(但し、相補感度関数Tと感度関数Sは数
4式
【0018】
【数4】
【0019】Gはピストンロッド、液圧シリンダ、ピス
トンヘッド及びサーボ弁からなる液圧スピーカ本体の周
波数特性を実測した後モデリングを行って得られた液圧
スピーカ本体の伝達関数、KはGからH理論に基づ
いて導出された有理関数、WS およびWT はそれぞれ感
度関数S、相補感度関数Tの重み関数)、を最小にする
補償周波数特性を有するものである。
【0020】
【作用】上記構成によれば、H理論に基づいて設計
された補償制御器が、サーボ弁、液圧シリンダ、ピスト
ンロッドおよび振動板からなるスピーカ本体から出力さ
れる音声に相当する振動板加速度と、補償制御器に入力
される音声入力との偏差を検出し、この偏差と導出した
補償周波数特性に基いて制御入力信号を作ってサーボ弁
を駆動するので、あらかじめ分かってる液圧スピーカ本
体の周波数特性は逆の周波数特性を有する補償制御器で
矯正された後で液圧スピーカ本体に入力されて周波数特
性がフラットに整形される。整形された周波数特性に基
づいて振動板から発生する音声出力に相当する振動板加
速度は加速度検出器で検出されて補償制御器に入力さ
れ、その偏差に基づいて液圧スピーカ本体と、補償制御
器とで形成される閉ループの周波数特性がフラットにな
るように補償制御器の伝達関数が制御される。また、振
動板には位置フィードバックがかかっているので、振動
板の位置が一方に偏るのが防止される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0022】図1(a)は本発明の液圧駆動型スピーカ
の一実施例の概念図である。
【0023】図1(a)において、1は振動板であり、
2は振動板1に取り付けられ振動を生じさせるためのピ
ストンロッドである。3はピストンロッド2を挿通させ
てこれを往復自在に支承する液圧シリンダであり、4は
ピストンロッド2の外周面に一体的に形成されて液圧シ
リンダ3内を前後2室に分割するピストンヘッドであ
る。5は各シリンダ室3a,3bへの供給液量を制御す
るサーボ弁である。これらピストンロッド2、液圧シリ
ンダ3、ピストンヘッド4及びサーボ弁5で液圧スピー
カ本体6を形成している。
【0024】7はピストンロッド2の一端(図では左
端)に設けられ、振動板1の軸方向の変位xを検出する
ための変位検出器である。この変位検出器7により振動
板1がホームポジション(振動の中心位置)に戻るよう
に電気的な位置フィードバックがかかっている。8はピ
ストンロッド2の他端(右端)に設けられ、出力周波数
を振動板1の軸方向の加速度x″として検出する加速度
検出器である。
【0025】9はH理論に基づいて設計された補償
制御器であり、液圧スピーカ本体6と補償制御器9とか
らなる閉ループの周波数整形を行う。すなわち、予め判
った音声入力信号rに対しピストンロッド2,液圧シリ
ンダ3,サーボ弁5を介して駆動される振動板1で生じ
る固有の周波数特性を加速度検出器8により実測した
後、目的とする周波数域での出力周波数特性をフラット
にするためにH理論に基づいて、固有の周波数特性
を補償するための補償制御器を導出し、実際に入力され
る音声入力信号rを、導出した補償制御器と加速度x″
に基いて制御入力信号yを作ってサーボ弁5を駆動する
ものである。
【0026】以下補償制御器の設計法について説明す
る。図1(b)に示すブロック図は図1(a)に示した
液圧駆動型スピーカを表している。K(s)は補償制御
器を表し、G(s)は液圧スピーカ本体を表している。
図2は液圧スピーカ本体の周波数特性を表しており、横
軸が周波数を示し、縦軸が利得を示している。
【0027】図2において、曲線L1 (実線)は予め判
った音声入力信号に対して得られた周波数特性であり、
曲線L2 (一点鎖線)は液圧スピーカ本体6の物理法則
に基づいたモデルの周波数特性(数5式で与えられる)
である。
【0028】同図に示す曲線L2 で表されるようにこの
モデルは実測周波数特性の平均的な特性は表現してはい
るものの、共振特性、特に低域でのモデル誤差が大き
い。そこで実測データに基づくモデリングを行う。
【0029】
【数5】
【0030】実測した液圧スピーカ本体6の周波数特性
は、例えばフレキシブルアーム等に代表される分布定数
系或いは振動系固有の特性に類似していることが分か
る。フレキシブルアームを例にとって考えるとその伝達
関数は数6式で表され、それは「剛体モード+振動モー
ド」を意味している。
【0031】
【数6】
【0032】そこで振動モードを積極的に取り入れるた
めに数6式右辺第2項からモデリングを行った。その手
順を以下に示す。
【0033】(1) 図2の曲線L1 で表される実測データ
より共振周波数を読取り、制御対象としての液圧スピー
カ本体6の振動モードを決定する。
【0034】(2) 全周波数域の平均的なゲインを合わせ
る。
【0035】(3) 振動モードに合わせ各モードの減衰係
数、ゲインを決定する。
【0036】(4) ダイナミクスを付加する。
【0037】(5) 再度(3) を実行する。
【0038】(6) 無だ時間を付加する。
【0039】上記(1) 〜(6) に示した操作を行った結
果、数7式のモデルが得られる。その周波数特性を図2
の曲線L3 (破線)で表す。
【0040】
【数7】
【0041】図2に示す曲線L3 からほぼ完全に周波数
特性を再現していることがわかる。このことを考慮する
と、この制御系の伝達特性は数7式で十分に表わすこと
ができる。
【0042】ここで、H制御とは、注目する信号間
の閉ループの伝達関数をVとし、その周波数重み関数を
V としたとき、数8式の値が最小になるように制御対
象を制御するものである。
【0043】
【数8】|WV ・V| 図1(b)に示したフィードバック系に対して以下のよ
うな制御仕様を与える。
【0044】(制御仕様1)感度を最小化する。
【0045】伝達関数Vを数9式とし、この数9式の周
波数重み関数WS との積の絶対値(数10式)を最小に
することにより数9式を低周波域で低く抑えることにな
る。
【0046】
【数9】S(s)=(1+GK)-1
【0047】
【数10】|WS ・(1+GK)-1| (制御仕様2)ロバスト安定性(モデル化誤差があって
も頑健であること)を確保する。
【0048】伝達関数Vを数11式とし、この数11式
の周波数重み関数WT との積の絶対値(数12式)を最
小にすることによりその周波数特性をフラットにする。
【0049】
【数11】T(s)=GK(1+GK)-1
【0050】
【数12】|WT ・GK(1+GK)-1| ところで、制御仕様1、2を満たす補償制御器を求める
ことは、数3式を評価関数とするH制御理論の混合
感度問題に帰着することができる。すなわち、数3式を
最小にすることにより周波数整形を行うことになる。
【0051】この問題に対する一般化プラントPは数1
3式で与えられる。
【0052】
【数13】
【0053】ここで問題となるのは、制御対象が原点に
零点をもつことである(周波数特性を表す関数が原点で
−∞に発散すること)。その場合にはH問題の可解
制御が満たされない。そこで本発明者らは次の2つの対
策を講じた。
【0054】(対策1)重み関数の適切な選定によって
原点の零点を消去する。
【0055】(対策2)補償制御器9と液圧スピーカ本
体6とからなる開ループ(フィードバックがない場合)
の周波数特性が変わらない範囲で伝達関数G(s)の零
点をシフトさせる。
【0056】モデルを改良したノミナルモデルとして
は、補償制御器9の次数低減を考慮して、まず数7式で
4次の振動モードを取り去って低次元化した数14式の
モデルを用いる。またこのノミナルモデルは原点に零点
をもつことに注意してこの零点を少し右に移動した数1
5式のノミナルモデルも考える。
【0057】
【数14】
【0058】
【数15】
【0059】ノミナルモデルに不確かさΔ(s)が存在
するとき、重み関数WT が数16式を満たすように選定
する。
【0060】
【数16】
【0061】数17式及び数18式で表される2つの重
み関数WT1(s)、WT2(s)を選定する。
【0062】
【数17】
【0063】
【数18】
【0064】重み関数Wsとしては10Hz〜200H
zの周波数域で感度関数S(s)を一様に低く抑えるも
のを選ぶ。対策2に対しては重み関数を数19式とす
る。
【0065】
【数19】
【0066】対策1の場合については原点零点を重み関
数WT1によって打ち消してはいるが、それは一般化プラ
ントに対する可解性を満たすものであって、本質的に零
点を打ち消すことはできない。したがって数19式のよ
うな重み関数では意味がない(なぜならばS(0)=0
dB)。対策1に対しては、原点での感度関数Sに対す
る重みを低く抑えた数20式を選ぶ。
【0067】
【数20】
【0068】以上より数式の一般化プラントを求めGl
over and Doyleの方法で解いた結果以下
の関数(数式21〜26)で表される補償制御器が得ら
れた。
【0069】(対策1)
【0070】
【数21】
【0071】(但し数21式中のKn1(s)は数22式
を満たし、Kd1(s)は数23式を満たす。)
【0072】
【数22】
【0073】
【数23】
【0074】(対策2)
【0075】
【数24】
【0076】(但し数24式中のKn2(s)は数25式
を満たし、Kd2(s)は数26式を満たす。)
【0077】
【数25】
【0078】
【数26】
【0079】これら数21、24式がそれぞれ補償制御
器を表わす関数である。
【0080】これら数24〜26式で表される関数を積
分器と増幅器とで構成すると図3のようになる。
【0081】同図において、10a〜10hは積分器で
あり、11a〜11rはアンプである。数25式中の各
係数は各アンプ11h〜11sにそれぞれ対応してお
り、数26式中の各係数は各アンプ11a〜11gにそ
れぞれ対応している。尚、補償制御器のアンプの数値が
多少異なっているのは微調整を行ったためである。
【0082】図4はこの補償制御器の周波数特性を示し
ており、横軸が周波数を示し、縦軸が利得を示してい
る。同図に示すように、図1に示した周波数特性曲線と
は逆方向の凹凸を有している。
【0083】次に実施例の作用を述べる。
【0084】H理論に基づいて設計された補償制御
器9が、振動板1,ピストンロッド2,液圧シリンダ3
およびサーボ弁5からなるスピーカ本体6から出力され
る音声に相当する振動板加速度信号と、補償制御器9に
入力される音声入力rとの偏差を検出し、この偏差と導
出した補償周波数特性に基いて制御入力信号yを作って
サーボ弁5を駆動するので、あらかじめ分かってる液圧
スピーカ本体6の周波数特性とは逆の周波数特性を有す
る補償制御器9で矯正された後で液圧スピーカ本体6に
入力されて周波数特性がフラットに整形される。整形さ
れた周波数特性に基づいて振動板1から発生する音声出
力に相当する振動板加速度は、加速度検出器8で検出さ
れて補償制御器9に入力され、その偏差に基づいて液圧
スピーカ本体6と、補償制御器9とで形成される閉ルー
プの周波数特性がフラットになるように伝達関数が制御
される。
【0085】図5は補償制御器と液圧スピーカとからな
る閉ループの周波数特性を示しており、横軸が周波数を
示し、縦軸が利得を示している。
【0086】同図に示すように液圧スピーカ本体6と補
償制御器9とで形成される閉ループの周波数特性が10
Hzから300Hz程度までフラットになっているのが
わかる(従来の液圧スピーカ本体の周波数特性は10か
ら100Hz程度であった)。また、振動板1には位置
フィードバックがかかっているので、振動板1の位置が
一方に偏るのが防止される。
【0087】以上において本実施例によれば、補償制御
器が、予め判った音声入力信号に対し振動板で生じる固
有の周波数特性を加速度検出器により実測した後、目的
とする周波数域での出力周波数特性をフラットにするた
めにH理論に基づいて、固有の周波数特性を補償す
るための補償制御器を導出し、導出した補償制御器が実
際に入力される音声入力信号と加速度信号に基いて制御
入力信号を作ってサーボ弁を駆動するので、極低周波か
ら数百Hzまでの周波数の音を出せる液圧駆動型スピー
カを実現することができる。また、本実施例に用いた補
償制御器は、積分器とアンプと(ハードウェア)で構成
したがこれに限定されるものではなく、ソフトウェアで
構成してもよい。
【0088】尚、本実施例では、補償制御器に感度最小
化とロバスト安定とを同時に施したが、これに限定され
るものではなく、感度最小化、あるいはロバスト安定の
いずれか一方を施してもよい。
【0089】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0090】補償制御器が、予め判った音声入力信号に
対し振動板で生じる固有の周波数特性を加速度検出器に
より実測した後、H理論に基づいて、固有の周波数
特性を補償するための補償制御器を導出し、導出した補
償制御器が実際に入力される音声入力信号と加速度信号
に基いて制御入力信号を作ってサーボ弁を駆動するよう
にしたので、極低周波から数百Hzまでの周波数の音を
出せる液圧駆動型スピーカを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の液圧駆動型スピーカの一実施
例の概念図であり、(b)は(a)に示した液圧駆動型
スピーカのブロック図を表している。
【図2】液圧スピーカ本体の周波数特性を表す図であ
る。
【図3】図1(b)に示した補償制御器の一例としての
ブロック図である。
【図4】図2に示した補償制御器の周波数特性を示す図
である。
【図5】補償制御器と液圧スピーカとからなる閉ループ
の周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
1 振動板 2 ピストンロッド 3 液圧シリンダ 4 ピストンヘッド 5 サーボ弁 6 液圧スピーカ本体 7 変位検出器 8 加速度検出器 9 補償制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 光昭 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 鹿野 典子 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、該振動板に取り付けられたピ
    ストンロッドと、該ピストンロッドを挿通させてこれを
    往復自在に支承している液圧シリンダと、前記ピストン
    ロッド外周面に一体的に形成されてシリンダ内を前後2
    室に分割するピストンヘッドと、制御入力信号に応じて
    各シリンダ室への供給液量を制御すると共にピストンロ
    ッドを介して振動板を振動させるサーボ弁と、前記振動
    板の変位を検出すると共に前記振動板がホームポジショ
    ンを維持するように位置フィードバックをかけるための
    変位検出器と、制御対象の出力信号である振動板の加速
    度を検出する加速度検出器と、音声入力信号が入力さ
    れ、その音声入力信号に基づいて前記サーボ弁に制御入
    力信号を出力する補償制御器とを備え、補償制御器が、
    予め判った音声入力信号に対しサーボ弁,液圧シリン
    ダ,ピストンロッドを介して駆動される振動板で生じる
    固有の周波数特性を加速度検出器により実測した後、目
    的とする周波数域での出力周波数特性をフラットにする
    ためにH理論に基づいて、固有の周波数特性を補償
    するための補償制御を行なうよう構成し、その補償制御
    器で実際に入力される音声入力信号と加速度信号に基い
    て制御入力信号を作り、サーボ弁を駆動するようにした
    ことを特徴とする液圧駆動型スピーカ。
  2. 【請求項2】 前記補償制御器は、低周波域での相補感
    度関数V(s)の周波数特性をフラットにするために、
    数1式 【数1】|WS ・V(s)| (但し、相補感度関数V(s)は(1+GK)-1、Gは
    前記入力信号に対し振動板での固有周波数特性を実測し
    た後、モデリングを行って得られた制御対象の伝達関
    数、KはGからH理論に基づいて導出された有理関
    数、WS は感度関数Vの重み関数)、 を最小にする補償周波数特性を有する請求項1記載の液
    圧駆動型スピーカ。
  3. 【請求項3】 前記補償制御器は、低周波域での相補感
    度関数V(s)の周波数特性をフラットにするために数
    2式 【数2】|WT ・V(s)| (但し、相補感度関数V(s)は(1+GK)-1GK、
    Gは前記ピストンロッド、前記液圧シリンダ、前記ピス
    トンヘッド及び前記サーボ弁からなる液圧スピーカ本体
    の周波数特性を実測した後モデリングを行って得られた
    前記液圧スピーカ本体の伝達関数、KはGからH
    論に基づいて導出された有理関数、WT は相補感度関数
    Vの重み関数)、 を最小にする補償周波数特性を有する請求項1記載の液
    圧駆動型スピーカ。
  4. 【請求項4】 前記補償制御器は、低周波域での相補感
    度関数Tの周波数特性をフラットにするために数3式 【数3】 (但し、相補感度関数Tと感度関数Sは数4式 【数4】 Gは前記ピストンロッド、前記液圧シリンダ、前記ピス
    トンヘッド及び前記サーボ弁からなる液圧スピーカ本体
    の周波数特性を実測した後モデリングを行って得られた
    前記液圧スピーカ本体の伝達関数、KはGからH
    論に基づいて導出された有理関数、WS およびWT はそ
    れぞれ感度関数S、相補感度関数Tの重み関数)、 を最小にする補償周波数特性を有する請求項1記載の液
    圧駆動型スピーカ。
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JP2009147871A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Ihi Corp 水中音源の音圧安定化方法及び装置

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