JPH07163985A - アルミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法 - Google Patents
アルミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法Info
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- JPH07163985A JPH07163985A JP31666093A JP31666093A JPH07163985A JP H07163985 A JPH07163985 A JP H07163985A JP 31666093 A JP31666093 A JP 31666093A JP 31666093 A JP31666093 A JP 31666093A JP H07163985 A JPH07163985 A JP H07163985A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 使用により老化したアルミニウム材加工用工
具洗浄液中から無用な不純物を効果的に分離除去するに
あたり、有価物である水酸化ナトリウムやアルミニウム
成分を有用な形で回収することができる処理方法を提供
する。 【構成】 アルミニウム含有の老化洗浄液に容易に溶解
して反応する珪酸及び/又は珪酸化合物を、老化洗浄液
中に元々存在する珪酸成分と合わせてSiO 2 /NaO
H重量比が0.005〜0.05の範囲内となるように
添加し、添加した珪酸及び/又は珪酸化合物の反応終了
後、生成した反応生成物と共に老化洗浄液中の固形分不
純物を分離除去するアルミニウム材加工用工具洗浄液の
処理方法である。
具洗浄液中から無用な不純物を効果的に分離除去するに
あたり、有価物である水酸化ナトリウムやアルミニウム
成分を有用な形で回収することができる処理方法を提供
する。 【構成】 アルミニウム含有の老化洗浄液に容易に溶解
して反応する珪酸及び/又は珪酸化合物を、老化洗浄液
中に元々存在する珪酸成分と合わせてSiO 2 /NaO
H重量比が0.005〜0.05の範囲内となるように
添加し、添加した珪酸及び/又は珪酸化合物の反応終了
後、生成した反応生成物と共に老化洗浄液中の固形分不
純物を分離除去するアルミニウム材加工用工具洗浄液の
処理方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム又はア
ルミニウム合金からなるアルミニウム材の塑性加工や切
削加工等の加工に使用した工具を水酸化ナトリウム溶液
からなる工具洗浄液で洗浄した際に生じる老化洗浄液の
処理方法に関する。
ルミニウム合金からなるアルミニウム材の塑性加工や切
削加工等の加工に使用した工具を水酸化ナトリウム溶液
からなる工具洗浄液で洗浄した際に生じる老化洗浄液の
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アルミニウム型材を製造する方
法としては、アルミニウム材の押出加工が広く一般に採
用されているが、この押出加工でアルミニウム型材を製
造する場合には製品の形状に応じてそれぞれのダイスが
用意され、素材としてのアルミニウム材はこのダイスを
通過して所定の形状に成形される。そして、この押出操
作が終了すると、アルミニウム材はダイス面に沿って機
械的に切断され、その一部がダイスの孔内部に残留する
が、引き続いて同じ断面で同じ材質のアルミニウム型材
を製造する等の特別な場合を除いて、通常の単純断面形
状のダイスではその修正や補修のため、また、複雑断面
形状のダイスにあってはその再使用のために、それぞれ
ダイスはその孔内部にアルミニウム材を残留させたまま
取り外され、次に使用されるまでの間に孔内部に残留し
たアルミニウム材が除去される。
法としては、アルミニウム材の押出加工が広く一般に採
用されているが、この押出加工でアルミニウム型材を製
造する場合には製品の形状に応じてそれぞれのダイスが
用意され、素材としてのアルミニウム材はこのダイスを
通過して所定の形状に成形される。そして、この押出操
作が終了すると、アルミニウム材はダイス面に沿って機
械的に切断され、その一部がダイスの孔内部に残留する
が、引き続いて同じ断面で同じ材質のアルミニウム型材
を製造する等の特別な場合を除いて、通常の単純断面形
状のダイスではその修正や補修のため、また、複雑断面
形状のダイスにあってはその再使用のために、それぞれ
ダイスはその孔内部にアルミニウム材を残留させたまま
取り外され、次に使用されるまでの間に孔内部に残留し
たアルミニウム材が除去される。
【0003】このダイスの孔内部に残留したアルミニウ
ム材の除去は、通常、濃度200〜450g/リットル
程度の水酸化アルミニウム溶液を洗浄液として80〜1
00℃程度の加温下にアルミニウム材を溶解することに
より行われているが、この洗浄液を繰り返し使用する
と、アルミニウムが洗浄液の水酸化アルミニウム中にア
ルミン酸ナトリウムとして次第に蓄積し、これに伴って
洗浄液のアルミニウム材に対する溶解速度が低下し、次
第にその作業性が低下するほか、結晶性水酸化アルミニ
ウム(ジブサイト)の溶解度以上になるとこのジブサイ
トが析出して白濁し、器壁等に付着する等の危険が生じ
るため、所定量の洗浄処理を経た後あるいは所定時間の
洗浄処理経過後にはこの老化した洗浄液を新しい水酸化
アルミニウム溶液に行進する必要がある。このため、所
定量のあるいは所定時間の洗浄処理経過後の老化した洗
浄液は、廃液として処理されることになる。
ム材の除去は、通常、濃度200〜450g/リットル
程度の水酸化アルミニウム溶液を洗浄液として80〜1
00℃程度の加温下にアルミニウム材を溶解することに
より行われているが、この洗浄液を繰り返し使用する
と、アルミニウムが洗浄液の水酸化アルミニウム中にア
ルミン酸ナトリウムとして次第に蓄積し、これに伴って
洗浄液のアルミニウム材に対する溶解速度が低下し、次
第にその作業性が低下するほか、結晶性水酸化アルミニ
ウム(ジブサイト)の溶解度以上になるとこのジブサイ
トが析出して白濁し、器壁等に付着する等の危険が生じ
るため、所定量の洗浄処理を経た後あるいは所定時間の
洗浄処理経過後にはこの老化した洗浄液を新しい水酸化
アルミニウム溶液に行進する必要がある。このため、所
定量のあるいは所定時間の洗浄処理経過後の老化した洗
浄液は、廃液として処理されることになる。
【0004】しかしながら、このようにして工具洗浄処
理の際に排出される老化洗浄液は、通常、200〜45
0g/リットル程度の水酸化ナトリウムを含有している
ほか、アルミニウム分をAl/NaOH当量比で0.2
〜0.5程度の濃度で溶解しており、しかも、押出加工
時に使用された固体潤滑剤由来のカーボン微粒子や窒化
硼素微粒子等や、潤滑剤のベースオイルや、更には界面
活性剤やZn、Cr等の重金属類等も懸濁状態あるいは
溶解状態で含有しており、しかも、ダイス等の工具洗浄
処理の際に水酸化アルミニウムの析出を抑制するために
グルコン酸ナトリウム等の加水分解抑制剤等も含んでい
る。
理の際に排出される老化洗浄液は、通常、200〜45
0g/リットル程度の水酸化ナトリウムを含有している
ほか、アルミニウム分をAl/NaOH当量比で0.2
〜0.5程度の濃度で溶解しており、しかも、押出加工
時に使用された固体潤滑剤由来のカーボン微粒子や窒化
硼素微粒子等や、潤滑剤のベースオイルや、更には界面
活性剤やZn、Cr等の重金属類等も懸濁状態あるいは
溶解状態で含有しており、しかも、ダイス等の工具洗浄
処理の際に水酸化アルミニウムの析出を抑制するために
グルコン酸ナトリウム等の加水分解抑制剤等も含んでい
る。
【0005】このため、この老化洗浄液は、有用な水酸
化ナトリウムやアルミニウム分を多量に含有しているに
もかかわらず、カーボン微粒子や窒化硼素微粒子、ベー
スオイル、界面活性剤、重金属類、加水分解抑制剤等の
種々の無機又は有機の無用な不純物(固形分不純物を含
む)を懸濁状態あるいは溶解状態で含有しており、しか
も、これらの無用な不純物を効率良く分離除去する方法
もなく、中和処理して処分しているのが現状である。そ
して、この中和処理のみでは、高価な水酸化ナトリウム
やアルミニウム成分を無駄に消費するのみであり、ま
た、この中和処理のために多量の酸の使用が不可欠にな
り、しかも、中和処理により生じた多量の水分を含む含
水ゲル状水酸化アルミニウムスラッジの処理も加わり、
老化洗浄液の廃液処理が大きな経済的負担の一つになっ
ていた。
化ナトリウムやアルミニウム分を多量に含有しているに
もかかわらず、カーボン微粒子や窒化硼素微粒子、ベー
スオイル、界面活性剤、重金属類、加水分解抑制剤等の
種々の無機又は有機の無用な不純物(固形分不純物を含
む)を懸濁状態あるいは溶解状態で含有しており、しか
も、これらの無用な不純物を効率良く分離除去する方法
もなく、中和処理して処分しているのが現状である。そ
して、この中和処理のみでは、高価な水酸化ナトリウム
やアルミニウム成分を無駄に消費するのみであり、ま
た、この中和処理のために多量の酸の使用が不可欠にな
り、しかも、中和処理により生じた多量の水分を含む含
水ゲル状水酸化アルミニウムスラッジの処理も加わり、
老化洗浄液の廃液処理が大きな経済的負担の一つになっ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、このようなアルミニウム材加工用工具洗浄液の処理
方法について鋭意研究を重ねた結果、所定量のあるいは
所定時間の洗浄処理を経過して老化した老化洗浄液中に
特定の珪酸及び/又は珪酸化合物を特定の割合で添加
し、生成した反応生成物と共に老化洗浄液中の固形分不
純物を分離除去することにより、容易に無用な不純物を
分離除去できることを見出し、本発明方法を完成した。
は、このようなアルミニウム材加工用工具洗浄液の処理
方法について鋭意研究を重ねた結果、所定量のあるいは
所定時間の洗浄処理を経過して老化した老化洗浄液中に
特定の珪酸及び/又は珪酸化合物を特定の割合で添加
し、生成した反応生成物と共に老化洗浄液中の固形分不
純物を分離除去することにより、容易に無用な不純物を
分離除去できることを見出し、本発明方法を完成した。
【0007】従って、本発明の目的は、老化洗浄液中か
ら無用な不純物を効果的に分離除去するアルミニウム材
加工用工具洗浄液の処理方法を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、老化洗浄液中から無用な不純
物を分離除去し、有価物である水酸化ナトリウムやアル
ミニウム成分を有用な形で回収することができるアルミ
ニウム材加工用工具洗浄液の処理方法を提供することに
ある。
ら無用な不純物を効果的に分離除去するアルミニウム材
加工用工具洗浄液の処理方法を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、老化洗浄液中から無用な不純
物を分離除去し、有価物である水酸化ナトリウムやアル
ミニウム成分を有用な形で回収することができるアルミ
ニウム材加工用工具洗浄液の処理方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム
材の加工に使用した工具に付着するアルミニウムを水酸
化ナトリウム溶液からなる工具洗浄液で溶解除去し、こ
の際に発生したアルミニウム含有の老化洗浄液を処理す
るに際し、この老化洗浄液には、この老化洗浄液中に容
易に溶解して反応する珪酸及び/又は珪酸化合物を、老
化洗浄液中に元々存在する珪酸成分と合わせてSiO2
/NaOH重量比が0.005〜0.05の範囲内とな
るように添加し、添加した珪酸及び/又は珪酸化合物の
反応終了後、生成した反応生成物と共に老化洗浄液中の
固形分不純物を分離除去するアルミニウム材加工用工具
洗浄液の処理方法である。
ルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム
材の加工に使用した工具に付着するアルミニウムを水酸
化ナトリウム溶液からなる工具洗浄液で溶解除去し、こ
の際に発生したアルミニウム含有の老化洗浄液を処理す
るに際し、この老化洗浄液には、この老化洗浄液中に容
易に溶解して反応する珪酸及び/又は珪酸化合物を、老
化洗浄液中に元々存在する珪酸成分と合わせてSiO2
/NaOH重量比が0.005〜0.05の範囲内とな
るように添加し、添加した珪酸及び/又は珪酸化合物の
反応終了後、生成した反応生成物と共に老化洗浄液中の
固形分不純物を分離除去するアルミニウム材加工用工具
洗浄液の処理方法である。
【0009】本発明方法において、その処理の対象とな
るアルミニウム材加工用工具洗浄液は、アルミニウム材
の塑性加工や切削加工等の加工の際に使用した工具、特
に押出加工等で使用したダイス等の工具を、水酸化ナト
リウム溶液からなる工具洗浄液で繰り返し洗浄した際
に、所定の洗浄処理を経た老化洗浄液であり、特に限定
されるものではないが、通常、水酸化ナトリウムを20
0〜450g/リットル程度で含有しているほか、アル
ミニウム分をAl/NaOH当量比で0.2〜0.5程
度の濃度で溶解しており、しかも、アルミニウム材の加
工時に使用された固体潤滑剤や潤滑剤等から混入するグ
ラファイトやカーボンブラック等のカーボン微粒子、窒
化硼素微粒子、ベースオイル、界面活性剤、重金属類等
が懸濁状態あるいは溶解状態で含有されているものであ
る。
るアルミニウム材加工用工具洗浄液は、アルミニウム材
の塑性加工や切削加工等の加工の際に使用した工具、特
に押出加工等で使用したダイス等の工具を、水酸化ナト
リウム溶液からなる工具洗浄液で繰り返し洗浄した際
に、所定の洗浄処理を経た老化洗浄液であり、特に限定
されるものではないが、通常、水酸化ナトリウムを20
0〜450g/リットル程度で含有しているほか、アル
ミニウム分をAl/NaOH当量比で0.2〜0.5程
度の濃度で溶解しており、しかも、アルミニウム材の加
工時に使用された固体潤滑剤や潤滑剤等から混入するグ
ラファイトやカーボンブラック等のカーボン微粒子、窒
化硼素微粒子、ベースオイル、界面活性剤、重金属類等
が懸濁状態あるいは溶解状態で含有されているものであ
る。
【0010】そして、本発明方法においては、この回収
された老化洗浄液を処理するに際して、この老化洗浄液
中に容易に溶解して反応する珪酸及び/又は珪酸化合物
を所定の割合で添加する。
された老化洗浄液を処理するに際して、この老化洗浄液
中に容易に溶解して反応する珪酸及び/又は珪酸化合物
を所定の割合で添加する。
【0011】ここで添加する珪酸及び/又は珪酸化合物
としては、それが老化洗浄液中に容易に溶解し、この老
化洗浄液中の水酸化ナトリウムやアルミン酸ナトリウム
と反応し、下記の化学式又は組成(110℃乾燥品)で
表される反応生成物(以下、「ソーダライト」と称す
る)を生成するものであればよく、 1〜1.1Na2 O・1.0〜1.3Al2 O3 ・2S
iO2 ・3H2 O 組成(Na2 O:18〜20%、Al2 O3 :34〜3
5%、SiO2 :33〜34%及びH2 O:13〜15
%) 具体的には、珪酸(SiO2 ・nH2 O)、水ガラス
(Na2 O・nSiO2 )、珪酸アルミニウム(Al2
O3 ・SiO2 ・nH2 O)、粘土〔(R2 O)・Al
2 O3 ・2SiO2 ・nH2 O、R=Na、K〕等が挙
げられる。これらの珪酸及び/又は珪酸化合物におい
て、好ましいものは、処理の対象となる老化洗浄液によ
っても異なるが、90℃以上に加温した際に30分以内
に溶解し、溶解後15〜180分程度でソーダライトを
生成するものであるのがよく、珪酸、水ガラス、珪酸ア
ルミニウム等が特によい。
としては、それが老化洗浄液中に容易に溶解し、この老
化洗浄液中の水酸化ナトリウムやアルミン酸ナトリウム
と反応し、下記の化学式又は組成(110℃乾燥品)で
表される反応生成物(以下、「ソーダライト」と称す
る)を生成するものであればよく、 1〜1.1Na2 O・1.0〜1.3Al2 O3 ・2S
iO2 ・3H2 O 組成(Na2 O:18〜20%、Al2 O3 :34〜3
5%、SiO2 :33〜34%及びH2 O:13〜15
%) 具体的には、珪酸(SiO2 ・nH2 O)、水ガラス
(Na2 O・nSiO2 )、珪酸アルミニウム(Al2
O3 ・SiO2 ・nH2 O)、粘土〔(R2 O)・Al
2 O3 ・2SiO2 ・nH2 O、R=Na、K〕等が挙
げられる。これらの珪酸及び/又は珪酸化合物におい
て、好ましいものは、処理の対象となる老化洗浄液によ
っても異なるが、90℃以上に加温した際に30分以内
に溶解し、溶解後15〜180分程度でソーダライトを
生成するものであるのがよく、珪酸、水ガラス、珪酸ア
ルミニウム等が特によい。
【0012】この珪酸及び/又は珪酸化合物の老化洗浄
液中への添加量は、この老化洗浄液中に元々存在する珪
酸成分と合わせてSiO2 /NaOH重量比が0.00
5〜0.05、好ましくは0.01〜0.03となる範
囲である。この添加量がSiO2 /NaOH重量比0.
005より少ないと、ソーダライトの生成量が少なくて
老化洗浄液中の無用な不純物を効率良く分離除去するこ
とが難しくなり、反対に、この添加量がSiO2 /Na
OH重量比0.05より多くなると、ソーダライトの生
成量が多くなりすぎ、老化洗浄液中の有用成分である水
酸化ナトリウムやアルミニウム成分を多量に消費するこ
とになって好ましくない。
液中への添加量は、この老化洗浄液中に元々存在する珪
酸成分と合わせてSiO2 /NaOH重量比が0.00
5〜0.05、好ましくは0.01〜0.03となる範
囲である。この添加量がSiO2 /NaOH重量比0.
005より少ないと、ソーダライトの生成量が少なくて
老化洗浄液中の無用な不純物を効率良く分離除去するこ
とが難しくなり、反対に、この添加量がSiO2 /Na
OH重量比0.05より多くなると、ソーダライトの生
成量が多くなりすぎ、老化洗浄液中の有用成分である水
酸化ナトリウムやアルミニウム成分を多量に消費するこ
とになって好ましくない。
【0013】本発明方法においては、このように老化洗
浄液中に珪酸及び/又は珪酸化合物を添加し、反応させ
て生成した反応生成物のソーダライトと共に老化洗浄液
中の固形分不純物を分離除去する。反応生成物のソーダ
ライトが生成する際にあるいはこのソーダライトを分離
除去する際に、老化洗浄液中に含まれるカーボン微粒子
や窒化硼素微粒子、ベースオイル、界面活性剤、重金属
類、加水分解抑制剤等の種々の無機又は有機の無用な不
純物が同時に沈降し、あるいは、分離除去され、老化洗
浄液は水酸化ナトリウムとアルミン酸ナトリウムとを主
成分とするクリーンな精製洗浄液となる。
浄液中に珪酸及び/又は珪酸化合物を添加し、反応させ
て生成した反応生成物のソーダライトと共に老化洗浄液
中の固形分不純物を分離除去する。反応生成物のソーダ
ライトが生成する際にあるいはこのソーダライトを分離
除去する際に、老化洗浄液中に含まれるカーボン微粒子
や窒化硼素微粒子、ベースオイル、界面活性剤、重金属
類、加水分解抑制剤等の種々の無機又は有機の無用な不
純物が同時に沈降し、あるいは、分離除去され、老化洗
浄液は水酸化ナトリウムとアルミン酸ナトリウムとを主
成分とするクリーンな精製洗浄液となる。
【0014】ここで、老化洗浄液中に無用な不純物とし
て重金属類が多量に含まれている場合には、好ましくは
珪酸及び/又は珪酸化合物の添加と共に、硫化ソーダを
添加し、重金属類をその硫化物として沈澱させ、精製し
たソーダライトと共に分離除去するのがよい。この硫化
ソーダの添加量は、老化洗浄液中に含まれる重金属類の
量、NaOH濃度、許容残留重金属濃度等を勘案し、こ
の重金属類を可及的に除去できるだけでなく残留硫化ソ
ーダ濃度を可及的に少なくすることができる量にするの
がよく、老化洗浄液中の重金属類の含有量やNaOH濃
度を測定することで容易に決定することができる。そし
て、この硫化ソーダを添加して老化洗浄液を処理する場
合には、重金属類の硫化物の生成を円滑に行うために、
好ましくは全NaOH濃度200g/リットル以下の条
件下、より好ましくは全NaOH濃度150g/リット
ル以下の条件下で行うのがよい。
て重金属類が多量に含まれている場合には、好ましくは
珪酸及び/又は珪酸化合物の添加と共に、硫化ソーダを
添加し、重金属類をその硫化物として沈澱させ、精製し
たソーダライトと共に分離除去するのがよい。この硫化
ソーダの添加量は、老化洗浄液中に含まれる重金属類の
量、NaOH濃度、許容残留重金属濃度等を勘案し、こ
の重金属類を可及的に除去できるだけでなく残留硫化ソ
ーダ濃度を可及的に少なくすることができる量にするの
がよく、老化洗浄液中の重金属類の含有量やNaOH濃
度を測定することで容易に決定することができる。そし
て、この硫化ソーダを添加して老化洗浄液を処理する場
合には、重金属類の硫化物の生成を円滑に行うために、
好ましくは全NaOH濃度200g/リットル以下の条
件下、より好ましくは全NaOH濃度150g/リット
ル以下の条件下で行うのがよい。
【0015】本発明方法においては、老化洗浄液中に珪
酸及び/又は珪酸化合物を添加し、更に必要に応じて硫
化ソーダを添加し、生成した反応生成物のソーダライト
と共に老化洗浄液中の固形分不純物を分離除去すること
により無用な不純物を可及的に除去したクリーンな精製
洗浄液を得ることができるが、更に必要に応じて、例え
ばポリアクリル酸塩系の凝集剤を添加すれば、分離をよ
り一層容易にすることができる。このようにして得られ
た精製洗浄液は、アルミニウム化合物の原料として、あ
るいは、窯業用、製紙用、浄水用等として有用資源化す
ることができる。
酸及び/又は珪酸化合物を添加し、更に必要に応じて硫
化ソーダを添加し、生成した反応生成物のソーダライト
と共に老化洗浄液中の固形分不純物を分離除去すること
により無用な不純物を可及的に除去したクリーンな精製
洗浄液を得ることができるが、更に必要に応じて、例え
ばポリアクリル酸塩系の凝集剤を添加すれば、分離をよ
り一層容易にすることができる。このようにして得られ
た精製洗浄液は、アルミニウム化合物の原料として、あ
るいは、窯業用、製紙用、浄水用等として有用資源化す
ることができる。
【0016】更に、本発明方法においては、必要に応じ
て、上述のようにして得られた精製洗浄液に結晶性水酸
化アルミニウム(ジブサイト)を添加し、このジブサイ
トの存在下にアルミン酸ナトリウムを加水分解させ、精
製洗浄液中のアルミニウム分を結晶性水酸化アルミニウ
ムとして析出させ、これを有価物として分離し回収する
と共に、アルミニウム分の少なくなった濾液を工具の再
生洗浄液として、あるいは、アルミニウム材のエッチン
グの補給アルカリ源として循環使用させ、有効に利用す
ることができる。
て、上述のようにして得られた精製洗浄液に結晶性水酸
化アルミニウム(ジブサイト)を添加し、このジブサイ
トの存在下にアルミン酸ナトリウムを加水分解させ、精
製洗浄液中のアルミニウム分を結晶性水酸化アルミニウ
ムとして析出させ、これを有価物として分離し回収する
と共に、アルミニウム分の少なくなった濾液を工具の再
生洗浄液として、あるいは、アルミニウム材のエッチン
グの補給アルカリ源として循環使用させ、有効に利用す
ることができる。
【0017】この精製洗浄液にジブサイトを添加し、こ
のジブサイトの存在下にアルミン酸ナトリウムを加水分
解してアルミニウム分を結晶性水酸化アルミニウムとし
て析出させる際の加水分解反応の反応条件については、
特に限定されるものではないが、好ましくはNaOH:
90〜180g/リットルに調整したのち、40〜60
℃で結晶性水酸化アルミニウム種子を含有アルミニウム
分の100〜300%の割合で添加し、12〜48時間
攪拌をして行うのがよい。
のジブサイトの存在下にアルミン酸ナトリウムを加水分
解してアルミニウム分を結晶性水酸化アルミニウムとし
て析出させる際の加水分解反応の反応条件については、
特に限定されるものではないが、好ましくはNaOH:
90〜180g/リットルに調整したのち、40〜60
℃で結晶性水酸化アルミニウム種子を含有アルミニウム
分の100〜300%の割合で添加し、12〜48時間
攪拌をして行うのがよい。
【0018】
【作用】本発明方法によれば、老化洗浄液中に特定の珪
酸及び/又は珪酸化合物を特定の割合で添加し、生成し
た反応生成物(ソーダライト)と共に老化洗浄液中の固
形分不純物を分離除去することにより、無用な不純物を
分離除去するようにしているので、生成したソーダライ
トが一種の凝集剤として作用し、老化洗浄液中に存在す
る無用な不純物はソーダライトの生成時にこのソーダラ
イトに取り込まれ、あるいは、固形分不純物を分離除去
する際にこのソーダライトに吸着され、このソーダライ
トと共に分離除去される。
酸及び/又は珪酸化合物を特定の割合で添加し、生成し
た反応生成物(ソーダライト)と共に老化洗浄液中の固
形分不純物を分離除去することにより、無用な不純物を
分離除去するようにしているので、生成したソーダライ
トが一種の凝集剤として作用し、老化洗浄液中に存在す
る無用な不純物はソーダライトの生成時にこのソーダラ
イトに取り込まれ、あるいは、固形分不純物を分離除去
する際にこのソーダライトに吸着され、このソーダライ
トと共に分離除去される。
【0019】また、この際に、硫化ソーダを添加するこ
とにより、老化洗浄液中の重金属類はその硫化物となっ
てより確実に分離除去される。更に、このようにして得
られたクリーンな精製洗浄液については、結晶性水酸化
アルミニウムの存在下に加水分解することにより、アル
ミニウム分を有価物の結晶性水酸化アルミニウムとして
回収でき、また、工具洗浄液やその他の用途に有用な水
酸化ナトリウム溶液を回収することができる。
とにより、老化洗浄液中の重金属類はその硫化物となっ
てより確実に分離除去される。更に、このようにして得
られたクリーンな精製洗浄液については、結晶性水酸化
アルミニウムの存在下に加水分解することにより、アル
ミニウム分を有価物の結晶性水酸化アルミニウムとして
回収でき、また、工具洗浄液やその他の用途に有用な水
酸化ナトリウム溶液を回収することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
方法を具体的に説明する。なお、以下の実施例及び比較
例において、「%」は「重量%」を意味する。
方法を具体的に説明する。なお、以下の実施例及び比較
例において、「%」は「重量%」を意味する。
【0021】実施例1 NaOH:300g/リットル、Al:87g/リット
ル、SiO2 :1.0g/リットル、Zn:50mg/
リットル、界面活性剤:分光法で++、固体潤滑剤由来
の懸濁物:20mg/リットル、及び、その他コロイド
状金属酸化物等の懸濁物:80mg/リットルを含むア
ルミニウム材押出加工用のダイス洗浄液の老化浴液(9
4℃)を試験用の老化洗浄液として用いた。
ル、SiO2 :1.0g/リットル、Zn:50mg/
リットル、界面活性剤:分光法で++、固体潤滑剤由来
の懸濁物:20mg/リットル、及び、その他コロイド
状金属酸化物等の懸濁物:80mg/リットルを含むア
ルミニウム材押出加工用のダイス洗浄液の老化浴液(9
4℃)を試験用の老化洗浄液として用いた。
【0022】この試験用の老化洗浄液(94℃)100
0リットル中に珪酸ナトリウム(JIS 1号相当品)
を、SiO2 /NaOH重量比が0.01となるよう
に、6kg添加し、94℃で2時間攪拌した後、耐アル
カリ濾布を使用したフィルタープレスで加圧濾過すると
共に洗浄し、濾液と濾洗液とを合わせて合計1050リ
ットルの精製洗浄液を得た。
0リットル中に珪酸ナトリウム(JIS 1号相当品)
を、SiO2 /NaOH重量比が0.01となるよう
に、6kg添加し、94℃で2時間攪拌した後、耐アル
カリ濾布を使用したフィルタープレスで加圧濾過すると
共に洗浄し、濾液と濾洗液とを合わせて合計1050リ
ットルの精製洗浄液を得た。
【0023】得られた精製洗浄液は清澄であり、組成は
NaOH:286g/リットル(損失率:0.03
%)、Al:85.8g/リットル(損失率:1.4
%)、Zn:40mg/リットル(残存率:80%)、
懸濁物濃度:2mg/リットル以下(残存率:2.5
%)、及び、界面活性剤:分光法でマイナス(−)であ
って、濾滓量は13kg(水分含有率50%)であっ
た。
NaOH:286g/リットル(損失率:0.03
%)、Al:85.8g/リットル(損失率:1.4
%)、Zn:40mg/リットル(残存率:80%)、
懸濁物濃度:2mg/リットル以下(残存率:2.5
%)、及び、界面活性剤:分光法でマイナス(−)であ
って、濾滓量は13kg(水分含有率50%)であっ
た。
【0024】実施例2 上記実施例1と同様にして、精製洗浄液1050リット
ルを熱水で3000リットルに希釈し、この希釈した精
製洗浄液に結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイト)3
00kgを添加し、50℃、36時間の条件で攪拌下に
加水分解し、濾過して析出した結晶性水酸化アルミニウ
ム108kg(水分含有率8%)を得た。
ルを熱水で3000リットルに希釈し、この希釈した精
製洗浄液に結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイト)3
00kgを添加し、50℃、36時間の条件で攪拌下に
加水分解し、濾過して析出した結晶性水酸化アルミニウ
ム108kg(水分含有率8%)を得た。
【0025】この時の加水分解率は40%であったが、
析出した結晶性水酸化アルミニウムを濾別した後のアル
ミン酸ナトリウム溶液を多重効用蒸発法によりNaOH
濃度300g/リットルに濃縮して再使用することによ
り、最終的に溶解アルミニウム分の96%を回収するこ
とができた。また、最終的なNaOH損失率は0.1%
であり、Al損失率は4%であり、濾滓量は37kg
(水分含有率50%)であった。
析出した結晶性水酸化アルミニウムを濾別した後のアル
ミン酸ナトリウム溶液を多重効用蒸発法によりNaOH
濃度300g/リットルに濃縮して再使用することによ
り、最終的に溶解アルミニウム分の96%を回収するこ
とができた。また、最終的なNaOH損失率は0.1%
であり、Al損失率は4%であり、濾滓量は37kg
(水分含有率50%)であった。
【0026】実施例3 上記実施例2と同様にして得られた希釈した精製洗浄液
3000リットルをアルミニウム表面処理工場のエッチ
ング老化浴液(NaOH濃度:87g/リットル、Al
濃度:25g/リットル)33000リットルに合流さ
せ、結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイト)2800
kgの存在下に、50℃、24時間の条件で攪拌して加
水分解し、析出した結晶性水酸化アルミニウム860k
g(水分含有率8%)を有価物として回収すると共に、
濾液については必要によりNaOH濃度調整をしてエッ
チング処理液として循環使用した。この時に、ダイス洗
浄液の老化浴液側、すなわち希釈した精製洗浄液300
0リットル側のアルミニウム分は95%の割合で回収さ
れた。また、最終的なNaOH損失率は0.05%であ
り、Al損失率は5%であり、濾滓量は13kg(水分
含有率50%)であった。
3000リットルをアルミニウム表面処理工場のエッチ
ング老化浴液(NaOH濃度:87g/リットル、Al
濃度:25g/リットル)33000リットルに合流さ
せ、結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイト)2800
kgの存在下に、50℃、24時間の条件で攪拌して加
水分解し、析出した結晶性水酸化アルミニウム860k
g(水分含有率8%)を有価物として回収すると共に、
濾液については必要によりNaOH濃度調整をしてエッ
チング処理液として循環使用した。この時に、ダイス洗
浄液の老化浴液側、すなわち希釈した精製洗浄液300
0リットル側のアルミニウム分は95%の割合で回収さ
れた。また、最終的なNaOH損失率は0.05%であ
り、Al損失率は5%であり、濾滓量は13kg(水分
含有率50%)であった。
【0027】比較例1 実施例1で使用した試験用の老化洗浄液と同じ老化洗浄
液1000リットルを用い、実施例1で用いた珪酸ナト
リウムを添加することなく、そのまま実施例1と同様に
処理して加圧濾過した。この時の懸濁物の除去率は20
%以下に止まり、また、溶解成分については実質的に0
%であった。また、得られた濾過洗浄液を常法により中
和処理したところ、中和剤として98%濃度の硫酸36
5kgを要し、厄介な含水ゲル状水酸化アルミニウムス
ラッジ(Al分8重量%)1100kgが生成した。
液1000リットルを用い、実施例1で用いた珪酸ナト
リウムを添加することなく、そのまま実施例1と同様に
処理して加圧濾過した。この時の懸濁物の除去率は20
%以下に止まり、また、溶解成分については実質的に0
%であった。また、得られた濾過洗浄液を常法により中
和処理したところ、中和剤として98%濃度の硫酸36
5kgを要し、厄介な含水ゲル状水酸化アルミニウムス
ラッジ(Al分8重量%)1100kgが生成した。
【0028】実施例4 NaOH:305g/リットル、Al:89g/リット
ル、SiO2 :1.3g/リットル、Zn:420mg
/リットル、界面活性剤:分光法で++、固体潤滑剤由
来の懸濁物:18mg/リットル、及び、その他コロイ
ド状金属酸化物等の懸濁物:110mg/リットルを含
むダイス洗浄液1000リットルを熱水で希釈して32
00リットルとし、試験用の老化洗浄液として用いた。
ル、SiO2 :1.3g/リットル、Zn:420mg
/リットル、界面活性剤:分光法で++、固体潤滑剤由
来の懸濁物:18mg/リットル、及び、その他コロイ
ド状金属酸化物等の懸濁物:110mg/リットルを含
むダイス洗浄液1000リットルを熱水で希釈して32
00リットルとし、試験用の老化洗浄液として用いた。
【0029】この試験用の老化洗浄液中に、SiO2 /
NaOH重量比が0.023となるように、珪酸ナトリ
ウム(JIS 1号相当品)16kgを添加し、95℃
で3時間攪拌した後、18%Na2 S溶液2リットルを
加え、攪拌して混合し、耐アルカリ濾布を使用したフィ
ルタープレスで加圧濾過すると共に洗浄し、濾液と濾洗
液とを合わせて合計3300リットルの精製洗浄液を得
た。
NaOH重量比が0.023となるように、珪酸ナトリ
ウム(JIS 1号相当品)16kgを添加し、95℃
で3時間攪拌した後、18%Na2 S溶液2リットルを
加え、攪拌して混合し、耐アルカリ濾布を使用したフィ
ルタープレスで加圧濾過すると共に洗浄し、濾液と濾洗
液とを合わせて合計3300リットルの精製洗浄液を得
た。
【0030】得られた精製洗浄液は清澄であり、組成は
NaOH:92.5g/リットル(損失率:0.1
%)、Al:26g/リットル(損失率:3.5%)、
Zn:20mg/リットル(残存率:15%)、Na2
S:30mg/リットル、懸濁物濃度:2mg/リット
ル以下(残存率:2%以下)、及び、界面活性剤:分光
法でマイナス(−)であって、濾滓量は36kg(水分
含有率52%)であった。
NaOH:92.5g/リットル(損失率:0.1
%)、Al:26g/リットル(損失率:3.5%)、
Zn:20mg/リットル(残存率:15%)、Na2
S:30mg/リットル、懸濁物濃度:2mg/リット
ル以下(残存率:2%以下)、及び、界面活性剤:分光
法でマイナス(−)であって、濾滓量は36kg(水分
含有率52%)であった。
【0031】この精製洗浄液をアルミニウム表面処理工
場のエッチング老化浴液(NaOH濃度:87g/リッ
トル、Al濃度:25g/リットル)33000リット
ルに合流させ、結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイ
ト)2800kgの存在下に、50℃、36時間の条件
で攪拌して加水分解し、析出した結晶性水酸化アルミニ
ウム992kg(水分含有率8%)を有価物として回収
すると共に、濾液については必要によりNaOH濃度調
整をしてエッチング処理液として循環使用した。
場のエッチング老化浴液(NaOH濃度:87g/リッ
トル、Al濃度:25g/リットル)33000リット
ルに合流させ、結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイ
ト)2800kgの存在下に、50℃、36時間の条件
で攪拌して加水分解し、析出した結晶性水酸化アルミニ
ウム992kg(水分含有率8%)を有価物として回収
すると共に、濾液については必要によりNaOH濃度調
整をしてエッチング処理液として循環使用した。
【0032】この加水分解における加水分解率は35%
であったが、析出した結晶性水酸化アルミニウムを濾別
した後のアルミン酸ナトリウム溶液を循環使用すること
により、最終的に溶解アルミニウム分の94%を結晶性
水酸化アルミニウム(水分含有率8%で263kg)と
して回収することができた。
であったが、析出した結晶性水酸化アルミニウムを濾別
した後のアルミン酸ナトリウム溶液を循環使用すること
により、最終的に溶解アルミニウム分の94%を結晶性
水酸化アルミニウム(水分含有率8%で263kg)と
して回収することができた。
【0033】比較例2 実施例4で使用した試験用の老化洗浄液と同じ老化洗浄
液1000リットルを用い、実施例4で用いた珪酸ナト
リウム及び硫化ソーダを添加することなく、そのまま実
施例4と同様に処理して加圧濾過した。結果は、懸濁物
の除去率が20%以下であり、得られた濾液も清澄化し
ておらず、また、溶解されているNaOHやAl以外の
成分を除去することができず、これらNaOHやAlを
有効に回収することができなかった。
液1000リットルを用い、実施例4で用いた珪酸ナト
リウム及び硫化ソーダを添加することなく、そのまま実
施例4と同様に処理して加圧濾過した。結果は、懸濁物
の除去率が20%以下であり、得られた濾液も清澄化し
ておらず、また、溶解されているNaOHやAl以外の
成分を除去することができず、これらNaOHやAlを
有効に回収することができなかった。
【0034】比較例3 実施例4で使用した試験用の老化洗浄液と同じ老化洗浄
液1000リットルを用い、実施例4で用いた珪酸ナト
リウムは添加し、また、硫化ソーダは添加することな
く、実施例4と同様に処理して加圧濾過し、精製洗浄液
1050リットルを得た。得られた精製洗浄液は清澄で
あり、組成はNaOH:290g/リットル(損失率:
0.1%以下)、Al:82g/リットル(損失率:
3.3%)、Zn:399mg/リットル(残存率95
%)、懸濁物濃度:2mg/リットル以下(残存率:2
%以下)、及び、界面活性剤:分光法でマイナス(−)
であって、濾滓量は36kg(水分含有率52%)であ
った。
液1000リットルを用い、実施例4で用いた珪酸ナト
リウムは添加し、また、硫化ソーダは添加することな
く、実施例4と同様に処理して加圧濾過し、精製洗浄液
1050リットルを得た。得られた精製洗浄液は清澄で
あり、組成はNaOH:290g/リットル(損失率:
0.1%以下)、Al:82g/リットル(損失率:
3.3%)、Zn:399mg/リットル(残存率95
%)、懸濁物濃度:2mg/リットル以下(残存率:2
%以下)、及び、界面活性剤:分光法でマイナス(−)
であって、濾滓量は36kg(水分含有率52%)であ
った。
【0035】この精製洗浄液は、ダイス洗浄液としての
再使用は可能であったが、Znの残存率が高く、アルミ
ニウム表面処理工場のエッチング老化浴液と合流させて
再生処理し、エッチング処理液として循環使用すること
はできなかった。
再使用は可能であったが、Znの残存率が高く、アルミ
ニウム表面処理工場のエッチング老化浴液と合流させて
再生処理し、エッチング処理液として循環使用すること
はできなかった。
【0036】比較例4 実施例4で使用した試験用の老化洗浄液と同じ老化洗浄
液1000リットルを用いて希釈した以外は、実施例4
と同様に処理して加圧濾過した。この比較例4の場合に
は、ZnSが僅かしか生成せず、精製液中のZnは22
0mg/リットル(残存率:55%)であり、Znの除
去率は僅かに10%にすぎなかった。このため、上記比
較例3の場合と同様に、ダイス洗浄液としての再使用は
可能であったが、Znの残存率が高く、アルミニウム表
面処理工場のエッチング老化浴液と合流させて再生処理
し、エッチング処理液として循環使用することはできな
かった。
液1000リットルを用いて希釈した以外は、実施例4
と同様に処理して加圧濾過した。この比較例4の場合に
は、ZnSが僅かしか生成せず、精製液中のZnは22
0mg/リットル(残存率:55%)であり、Znの除
去率は僅かに10%にすぎなかった。このため、上記比
較例3の場合と同様に、ダイス洗浄液としての再使用は
可能であったが、Znの残存率が高く、アルミニウム表
面処理工場のエッチング老化浴液と合流させて再生処理
し、エッチング処理液として循環使用することはできな
かった。
【0037】実施例5 実施例4の場合と同じ試験用の老化洗浄液を用い、この
老化洗浄液中に、SiO2 /NaOH重量比が0.02
3となるように、珪酸ナトリウム(JIS 1号相当
品)16kgを添加し、95℃で3時間攪拌した後、1
8%Na2 S溶液2リットルを加え、更にポリアクリル
酸系凝集剤〔港南化学工業(株)製LTX−2000〕
15ppmを添加して攪拌し、次いで得られた処理液を
沈降槽に導入して10時間静置し、上部清澄液を下部濃
密液から分離し、得られた下部濃密液500リットルを
耐アルカリ濾布を使用したフィルタープレスで加圧濾過
すると共に洗浄し、上記上部清澄液と得られた下部濃密
液の濾液及び濾洗液とを合わせて合計3300リットル
の精製洗浄液を得た。
老化洗浄液中に、SiO2 /NaOH重量比が0.02
3となるように、珪酸ナトリウム(JIS 1号相当
品)16kgを添加し、95℃で3時間攪拌した後、1
8%Na2 S溶液2リットルを加え、更にポリアクリル
酸系凝集剤〔港南化学工業(株)製LTX−2000〕
15ppmを添加して攪拌し、次いで得られた処理液を
沈降槽に導入して10時間静置し、上部清澄液を下部濃
密液から分離し、得られた下部濃密液500リットルを
耐アルカリ濾布を使用したフィルタープレスで加圧濾過
すると共に洗浄し、上記上部清澄液と得られた下部濃密
液の濾液及び濾洗液とを合わせて合計3300リットル
の精製洗浄液を得た。
【0038】得られた精製洗浄液は清澄であり、組成は
NaOH:92.5g/リットル(損失率:0.1
%)、Al:26g/リットル(損失率:3.5%)、
Zn:20mg/リットル(残存率15%)、Na
2 S:30mg/リットル、懸濁物濃度:2mg/リッ
トル以下(残存率:2%以下)、及び、界面活性剤:分
光法でマイナス(−)であって、濾滓量は36kg(水
分含有率52%)であった。
NaOH:92.5g/リットル(損失率:0.1
%)、Al:26g/リットル(損失率:3.5%)、
Zn:20mg/リットル(残存率15%)、Na
2 S:30mg/リットル、懸濁物濃度:2mg/リッ
トル以下(残存率:2%以下)、及び、界面活性剤:分
光法でマイナス(−)であって、濾滓量は36kg(水
分含有率52%)であった。
【0039】この精製洗浄液についても、上記実施例4
と同様にしてアルミニウム表面処理工場のエッチング老
化浴液に合流させ、結晶性水酸化アルミニウム(ジブサ
イト)の存在下に加水分解し、析出した結晶性水酸化ア
ルミニウム992kg(水分含有率8%)を有価物とし
て回収すると共に、濾液については必要によりNaOH
濃度調整をしてエッチング処理液として循環使用した。
また、最終的に溶解アルミニウム分の94%を結晶性水
酸化アルミニウム(水分含有率8%で263kg)とし
て回収することができた。
と同様にしてアルミニウム表面処理工場のエッチング老
化浴液に合流させ、結晶性水酸化アルミニウム(ジブサ
イト)の存在下に加水分解し、析出した結晶性水酸化ア
ルミニウム992kg(水分含有率8%)を有価物とし
て回収すると共に、濾液については必要によりNaOH
濃度調整をしてエッチング処理液として循環使用した。
また、最終的に溶解アルミニウム分の94%を結晶性水
酸化アルミニウム(水分含有率8%で263kg)とし
て回収することができた。
【0040】
【発明の効果】本発明方法によれば、所定量のあるいは
所定時間の洗浄処理を経過して老化した老化洗浄液中か
ら無用な不純物を容易にかつ効果的に分離除去すること
ができるので、有価物である水酸化ナトリウムやアルミ
ニウム成分を有用な形で回収することができる。
所定時間の洗浄処理を経過して老化した老化洗浄液中か
ら無用な不純物を容易にかつ効果的に分離除去すること
ができるので、有価物である水酸化ナトリウムやアルミ
ニウム成分を有用な形で回収することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 昇 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 株式会社日軽技研内 (72)発明者 田中 義朗 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽金 属株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金から
なるアルミニウム材の加工に使用した工具に付着するア
ルミニウムを水酸化ナトリウム溶液からなる工具洗浄液
で溶解除去し、この際に発生したアルミニウム含有の老
化洗浄液を処理するに際し、この老化洗浄液には、この
老化洗浄液中に容易に溶解して反応する珪酸及び/又は
珪酸化合物を、老化洗浄液中に元々存在する珪酸成分と
合わせてSiO2 /NaOH重量比が0.005〜0.
05の範囲内となるように添加し、添加した珪酸及び/
又は珪酸化合物の反応終了後、生成した反応生成物と共
に老化洗浄液中の固形分不純物を分離除去することを特
徴とするアルミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のアルミニウム材加工用工
具洗浄液の処理方法において、珪酸及び/又は珪酸化合
物と共に、硫化ソーダを添加することを特徴とするアル
ミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法。 - 【請求項3】 請求項2記載のアルミニウム材加工用工
具洗浄液の処理方法において、硫化ソーダを添加して行
う処理を全NaOH濃度200g/リットル以下の条件
下で行うことを特徴とするアルミニウム材加工用工具洗
浄液の処理方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の方法で処
理された精製洗浄液を結晶性水酸化アルミニウムの存在
下に加水分解せしめ、精製洗浄液中のアルミニウム分を
結晶性水酸化アルミニウムとして析出させると共に、再
生した水酸化ナトリウム溶液を回収することを特徴とす
るアルミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31666093A JPH07163985A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | アルミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31666093A JPH07163985A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | アルミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07163985A true JPH07163985A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18079494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31666093A Pending JPH07163985A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | アルミニウム材加工用工具洗浄液の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07163985A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001040123A1 (en) * | 1999-12-01 | 2001-06-07 | Shoden System Limited | Method and apparatus for treating a liquid waste from die cleaning process |
| JP2002331204A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-11-19 | Hymo Corp | 水酸化アルミニウムスラッジの脱水方法 |
| KR100460566B1 (ko) * | 2002-05-07 | 2004-12-09 | 김용수 | 알루미늄 또는 알루미늄합금의 양극산화 처리시 발생하는 알카리폐액의 재활용방법 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31666093A patent/JPH07163985A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001040123A1 (en) * | 1999-12-01 | 2001-06-07 | Shoden System Limited | Method and apparatus for treating a liquid waste from die cleaning process |
| JP2002331204A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-11-19 | Hymo Corp | 水酸化アルミニウムスラッジの脱水方法 |
| KR100460566B1 (ko) * | 2002-05-07 | 2004-12-09 | 김용수 | 알루미늄 또는 알루미늄합금의 양극산화 처리시 발생하는 알카리폐액의 재활용방법 |
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