JPH093671A - アルミニウム材加工用工具の洗浄方法 - Google Patents
アルミニウム材加工用工具の洗浄方法Info
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- JPH093671A JPH093671A JP14733195A JP14733195A JPH093671A JP H093671 A JPH093671 A JP H093671A JP 14733195 A JP14733195 A JP 14733195A JP 14733195 A JP14733195 A JP 14733195A JP H093671 A JPH093671 A JP H093671A
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- cleaning
- liquid
- tool
- aluminum
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G1/00—Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
- C23G1/36—Regeneration of waste pickling liquors
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- Organic Chemistry (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 洗浄老化液中から不純物を分離除去し、有価
物である水酸化ナトリウムやアルミニウム成分を回収
し、回収した水酸化ナトリウムを再び工具洗浄液として
再利用できるアルミ洗浄方法を提供する。 【構成】 高NaOH濃度の水酸化ナトリウム溶液から
なる洗浄液を用い、アルミニウム材の工具に付着したア
ルミニウムを、洗浄処理槽1で溶解除去するアルミニウ
ム材加工用工具の洗浄方法において、洗浄液としてNa
OH濃度150〜250g/リットルの水酸化ナトリウ
ム溶液を使用し、洗浄処理槽から洗浄液の一部を洗浄老
化液として連続的に抜き出し、凝集沈降剤を添加して沈
降分離し、得られた上澄液を加水分解槽5に導入し、結
晶性水酸化アルミニウム種子の存在下に加水分解し、懸
濁液の一部を抜き出して固液分離し、結晶性水酸化アル
ミニウムを回収し、得られた清澄液を加熱後洗浄処理槽
に再生洗浄液として循環せしめる。
物である水酸化ナトリウムやアルミニウム成分を回収
し、回収した水酸化ナトリウムを再び工具洗浄液として
再利用できるアルミ洗浄方法を提供する。 【構成】 高NaOH濃度の水酸化ナトリウム溶液から
なる洗浄液を用い、アルミニウム材の工具に付着したア
ルミニウムを、洗浄処理槽1で溶解除去するアルミニウ
ム材加工用工具の洗浄方法において、洗浄液としてNa
OH濃度150〜250g/リットルの水酸化ナトリウ
ム溶液を使用し、洗浄処理槽から洗浄液の一部を洗浄老
化液として連続的に抜き出し、凝集沈降剤を添加して沈
降分離し、得られた上澄液を加水分解槽5に導入し、結
晶性水酸化アルミニウム種子の存在下に加水分解し、懸
濁液の一部を抜き出して固液分離し、結晶性水酸化アル
ミニウムを回収し、得られた清澄液を加熱後洗浄処理槽
に再生洗浄液として循環せしめる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム又はア
ルミニウム合金からなるアルミニウム材の塑性加工や切
削加工等の加工に使用した工具を水酸化ナトリウム含有
の工具洗浄液で洗浄するアルミニウム材加工用工具の洗
浄方法に関する。
ルミニウム合金からなるアルミニウム材の塑性加工や切
削加工等の加工に使用した工具を水酸化ナトリウム含有
の工具洗浄液で洗浄するアルミニウム材加工用工具の洗
浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アルミニウム型材を製造する方
法としては、アルミニウム材の押出加工が広く一般に採
用されているが、この押出加工でアルミニウム型材を製
造する場合には製品の形状に応じてそれぞれのダイスが
用意され、素材としてのアルミニウム材はこのダイスを
通過して所定の形状に成形される。そして、この押出操
作が終了すると、アルミニウム材はダイス面に沿って機
械的に切断され、その一部がダイスの孔内部に残留する
が、その修正や補修のためにダイスの孔内部に残留した
アルミニウム材が除去される。
法としては、アルミニウム材の押出加工が広く一般に採
用されているが、この押出加工でアルミニウム型材を製
造する場合には製品の形状に応じてそれぞれのダイスが
用意され、素材としてのアルミニウム材はこのダイスを
通過して所定の形状に成形される。そして、この押出操
作が終了すると、アルミニウム材はダイス面に沿って機
械的に切断され、その一部がダイスの孔内部に残留する
が、その修正や補修のためにダイスの孔内部に残留した
アルミニウム材が除去される。
【0003】このダイスの孔内部に残留したアルミニウ
ム材の除去は、通常、濃度200〜450g/リットル
程度の水酸化アルミニウム溶液を洗浄液として80〜1
00℃程度の加温下にアルミニウム材を溶解することに
より行われているが、この洗浄液を繰り返し使用する
と、アルミニウムが洗浄液の水酸化アルミニウム中にア
ルミン酸ナトリウムとして次第に蓄積し、これに伴って
洗浄液のアルミニウム材に対する溶解速度が低下し、次
第にその作業性が低下するほか、結晶性水酸化アルミニ
ウム(ジブサイト)の溶解度以上になるとこのジブサイ
トが析出して白濁し、器壁等に付着する等の危険が生じ
るため、所定量の洗浄処理を経た後あるいは所定時間の
洗浄処理経過後にはこの老化した洗浄液を新しい水酸化
アルミニウム溶液に更新する必要がある。このため、所
定量のあるいは所定時間の洗浄処理経過後の老化した洗
浄液は、廃液として処理されることになる。
ム材の除去は、通常、濃度200〜450g/リットル
程度の水酸化アルミニウム溶液を洗浄液として80〜1
00℃程度の加温下にアルミニウム材を溶解することに
より行われているが、この洗浄液を繰り返し使用する
と、アルミニウムが洗浄液の水酸化アルミニウム中にア
ルミン酸ナトリウムとして次第に蓄積し、これに伴って
洗浄液のアルミニウム材に対する溶解速度が低下し、次
第にその作業性が低下するほか、結晶性水酸化アルミニ
ウム(ジブサイト)の溶解度以上になるとこのジブサイ
トが析出して白濁し、器壁等に付着する等の危険が生じ
るため、所定量の洗浄処理を経た後あるいは所定時間の
洗浄処理経過後にはこの老化した洗浄液を新しい水酸化
アルミニウム溶液に更新する必要がある。このため、所
定量のあるいは所定時間の洗浄処理経過後の老化した洗
浄液は、廃液として処理されることになる。
【0004】しかしながら、このようにして工具洗浄処
理の際に排出される洗浄老化液は、通常、200〜45
0g/リットル程度の水酸化ナトリウムを含有している
ほか、アルミニウム分をAl/NaOH当量比で0.2
〜0.7程度の濃度で溶解しており、しかも、押出加工
時に使用された潤滑剤由来のカーボンや窒化硼素等の微
粒子や、アルミニウム材由来のMg、Fe,Si等の酸
化物等をコロイド状やゲル状等の懸濁状態あるいは溶解
状態で含有している。
理の際に排出される洗浄老化液は、通常、200〜45
0g/リットル程度の水酸化ナトリウムを含有している
ほか、アルミニウム分をAl/NaOH当量比で0.2
〜0.7程度の濃度で溶解しており、しかも、押出加工
時に使用された潤滑剤由来のカーボンや窒化硼素等の微
粒子や、アルミニウム材由来のMg、Fe,Si等の酸
化物等をコロイド状やゲル状等の懸濁状態あるいは溶解
状態で含有している。
【0005】このため、この洗浄老化液は、有用な水酸
化ナトリウムやアルミニウム分を多量に含有しているに
もかかわらず、無用な不純物を効率良く分離除去する方
法がなく、中和処理して処分しているのが現状である。
そして、この中和処理では、有用な水酸化ナトリウムや
アルミニウム成分を無駄に消費するのみであり、また、
この中和処理のために多量の酸の使用が不可欠になり、
しかも、中和処理により生じた多量の水分を含む含水ゲ
ル状水酸化アルミニウムスラッジの処理も加わり、洗浄
老化液の廃液処理が大きな経済的負担の一つになってい
た。
化ナトリウムやアルミニウム分を多量に含有しているに
もかかわらず、無用な不純物を効率良く分離除去する方
法がなく、中和処理して処分しているのが現状である。
そして、この中和処理では、有用な水酸化ナトリウムや
アルミニウム成分を無駄に消費するのみであり、また、
この中和処理のために多量の酸の使用が不可欠になり、
しかも、中和処理により生じた多量の水分を含む含水ゲ
ル状水酸化アルミニウムスラッジの処理も加わり、洗浄
老化液の廃液処理が大きな経済的負担の一つになってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、有用な水酸化ナトリウムやアルミニウム成分を無駄
に消費することなく、アルミニウム材加工用工具を効果
的に洗浄するための方法について鋭意研究を重ねた結
果、工具洗浄液として所定の濃度範囲の水酸化ナトリウ
ム溶液を使用し、所定量のあるいは所定時間の洗浄処理
を経過して老化した洗浄老化液中に凝集沈降剤を添加
し、次いで沈降分離することにより、不純物の微粒懸濁
物を容易に分離除去すると共に、回収された上澄液を再
生工具洗浄液として循環使用することができることを見
出し、本発明方法を完成した。
は、有用な水酸化ナトリウムやアルミニウム成分を無駄
に消費することなく、アルミニウム材加工用工具を効果
的に洗浄するための方法について鋭意研究を重ねた結
果、工具洗浄液として所定の濃度範囲の水酸化ナトリウ
ム溶液を使用し、所定量のあるいは所定時間の洗浄処理
を経過して老化した洗浄老化液中に凝集沈降剤を添加
し、次いで沈降分離することにより、不純物の微粒懸濁
物を容易に分離除去すると共に、回収された上澄液を再
生工具洗浄液として循環使用することができることを見
出し、本発明方法を完成した。
【0007】従って、本発明の目的は、アルミニウム材
加工用工具の洗浄老化液中から無用な不純物を効果的に
分離除去し、有価物である水酸化ナトリウムやアルミニ
ウム成分を有用な形で回収すると共に、回収した水酸化
ナトリウム溶液を再び工具洗浄液として再利用すること
ができるアルミニウム材加工用工具の洗浄方法を提供す
ることにある。
加工用工具の洗浄老化液中から無用な不純物を効果的に
分離除去し、有価物である水酸化ナトリウムやアルミニ
ウム成分を有用な形で回収すると共に、回収した水酸化
ナトリウム溶液を再び工具洗浄液として再利用すること
ができるアルミニウム材加工用工具の洗浄方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、高
NaOH濃度の水酸化ナトリウム溶液からなる工具洗浄
液を用い、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる
アルミニウム材の加工用工具に付着したアルミニウム
を、加熱手段を備えた工具洗浄処理槽で加熱下に溶解除
去するアルミニウム材加工用工具の洗浄方法において、
上記工具洗浄液としてNaOH濃度150〜250g/
リットルの水酸化ナトリウム溶液を使用し、上記工具洗
浄処理槽から工具洗浄液の一部を洗浄老化液として連続
的に抜き出し、この抜き出された洗浄老化液中に凝集沈
降剤を添加して沈降分離し、得られた上澄液を冷却して
加水分解槽に導入し、この加水分解槽で結晶性水酸化ア
ルミニウム種子の存在下に加水分解せしめ、加水分解槽
からは懸濁液の一部を抜き出して固液分離し、結晶性水
酸化アルミニウムを回収すると共に、得られた清澄液を
加熱した後上記工具洗浄処理槽に再生工具洗浄液として
循環せしめるアルミニウム材加工用工具の洗浄方法であ
る。
NaOH濃度の水酸化ナトリウム溶液からなる工具洗浄
液を用い、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる
アルミニウム材の加工用工具に付着したアルミニウム
を、加熱手段を備えた工具洗浄処理槽で加熱下に溶解除
去するアルミニウム材加工用工具の洗浄方法において、
上記工具洗浄液としてNaOH濃度150〜250g/
リットルの水酸化ナトリウム溶液を使用し、上記工具洗
浄処理槽から工具洗浄液の一部を洗浄老化液として連続
的に抜き出し、この抜き出された洗浄老化液中に凝集沈
降剤を添加して沈降分離し、得られた上澄液を冷却して
加水分解槽に導入し、この加水分解槽で結晶性水酸化ア
ルミニウム種子の存在下に加水分解せしめ、加水分解槽
からは懸濁液の一部を抜き出して固液分離し、結晶性水
酸化アルミニウムを回収すると共に、得られた清澄液を
加熱した後上記工具洗浄処理槽に再生工具洗浄液として
循環せしめるアルミニウム材加工用工具の洗浄方法であ
る。
【0009】本発明の洗浄方法において、その洗浄の対
象となるアルミニウム材加工用工具は、アルミニウム材
の塑性加工や切削加工等の加工の際に使用した工具、特
に押出加工等で使用したダイス等の工具である。また、
これらの工具を洗浄するための工具洗浄液は、NaOH
濃度150〜250g/リットル、好ましくは180〜
220g/リットルの水酸化ナトリウム溶液である必要
がある。この工具洗浄液のNaOH濃度が150g/リ
ットルより低いと、加水分解反応速度は大きくなるが、
本来の溶解度差が小さくなり、いたずらに処理溶液量が
増大し、装置も大型化してかえって不経済になり、反対
に、250g/リットルより高くなると、単位容積当た
りのアルミニウム分溶解量は増加しても、冷却による溶
解度差があまり増加せず、しかも、加水分解反応が遅く
なって単位時間及び単位容積当たりのアルミニウム分の
析出量がかえって減少し、生産性が低下するほか、例え
ばポリアクリル酸ナトリウム系の高分子凝集剤等の凝集
沈降剤を添加してもその効率のよい沈降分離は期待でき
ない。
象となるアルミニウム材加工用工具は、アルミニウム材
の塑性加工や切削加工等の加工の際に使用した工具、特
に押出加工等で使用したダイス等の工具である。また、
これらの工具を洗浄するための工具洗浄液は、NaOH
濃度150〜250g/リットル、好ましくは180〜
220g/リットルの水酸化ナトリウム溶液である必要
がある。この工具洗浄液のNaOH濃度が150g/リ
ットルより低いと、加水分解反応速度は大きくなるが、
本来の溶解度差が小さくなり、いたずらに処理溶液量が
増大し、装置も大型化してかえって不経済になり、反対
に、250g/リットルより高くなると、単位容積当た
りのアルミニウム分溶解量は増加しても、冷却による溶
解度差があまり増加せず、しかも、加水分解反応が遅く
なって単位時間及び単位容積当たりのアルミニウム分の
析出量がかえって減少し、生産性が低下するほか、例え
ばポリアクリル酸ナトリウム系の高分子凝集剤等の凝集
沈降剤を添加してもその効率のよい沈降分離は期待でき
ない。
【0010】本発明において、工具洗浄処理槽で工具洗
浄液により工具を洗浄する際には、洗浄効率を良くし、
老化した工具洗浄液を再生するための加水分解性(加水
分解駆動力)を高め、また、溶液の安定性のために、通
常80℃以上、好ましくは90〜110℃の加熱下で行
い、この工具洗浄処理槽からは工具洗浄液の一部を洗浄
老化液として連続的に抜き出す。この工具洗浄処理槽と
しては、工具洗浄処理に加熱が必要なことから、加熱手
段を備えていることが必要であり、この加熱手段として
は、電熱加熱や、スチームによる直接又は間接加熱等が
例示される。
浄液により工具を洗浄する際には、洗浄効率を良くし、
老化した工具洗浄液を再生するための加水分解性(加水
分解駆動力)を高め、また、溶液の安定性のために、通
常80℃以上、好ましくは90〜110℃の加熱下で行
い、この工具洗浄処理槽からは工具洗浄液の一部を洗浄
老化液として連続的に抜き出す。この工具洗浄処理槽と
しては、工具洗浄処理に加熱が必要なことから、加熱手
段を備えていることが必要であり、この加熱手段として
は、電熱加熱や、スチームによる直接又は間接加熱等が
例示される。
【0011】この工具洗浄処理槽で工具を洗浄して抜き
出される洗浄老化液は、そのNaOH濃度150〜25
0g/リットルにおいてはアルミニウム分をAl/Na
OH当量比で0.7程度まで可能であるが、好ましくは
0.30〜0.65程度、より好ましくはAl/NaO
H当量比0.35〜0.60程度の濃度で含有するもの
であるのがよく、この洗浄老化液には、アルミニウム分
のほかに、アルミニウム材の加工時に使用された潤滑剤
由来のカーボン、グラファイト、窒化硼素等の微粒子
や、アルミニウム材由来のMg、Fe,Si等の酸化物
等がコロイド状やゲル状等の懸濁状態(不溶性不純物)
あるいは溶解状態(可溶性不純物)で含有されている。
出される洗浄老化液は、そのNaOH濃度150〜25
0g/リットルにおいてはアルミニウム分をAl/Na
OH当量比で0.7程度まで可能であるが、好ましくは
0.30〜0.65程度、より好ましくはAl/NaO
H当量比0.35〜0.60程度の濃度で含有するもの
であるのがよく、この洗浄老化液には、アルミニウム分
のほかに、アルミニウム材の加工時に使用された潤滑剤
由来のカーボン、グラファイト、窒化硼素等の微粒子
や、アルミニウム材由来のMg、Fe,Si等の酸化物
等がコロイド状やゲル状等の懸濁状態(不溶性不純物)
あるいは溶解状態(可溶性不純物)で含有されている。
【0012】そして、本発明方法において、工具洗浄処
理槽から抜き出された洗浄老化液を処理するに際して
は、この洗浄老化液中に凝集沈降剤を添加して沈降分離
し、この老化洗浄液中に含まれている不純物、少なくと
も不溶性不純物を可及的に分離除去する。この目的で使
用する凝集沈降剤としては、高NaOH濃度の水酸化ナ
トリウム溶液である老化洗浄液中で使用可能なものであ
ればよく、例えば小麦粉やデンプン類、その他にポリア
クリル酸ナトリウム系の高分子凝集剤等が挙げられ、好
ましくはポリアクリル酸ナトリウム系の高分子凝集剤で
ある。
理槽から抜き出された洗浄老化液を処理するに際して
は、この洗浄老化液中に凝集沈降剤を添加して沈降分離
し、この老化洗浄液中に含まれている不純物、少なくと
も不溶性不純物を可及的に分離除去する。この目的で使
用する凝集沈降剤としては、高NaOH濃度の水酸化ナ
トリウム溶液である老化洗浄液中で使用可能なものであ
ればよく、例えば小麦粉やデンプン類、その他にポリア
クリル酸ナトリウム系の高分子凝集剤等が挙げられ、好
ましくはポリアクリル酸ナトリウム系の高分子凝集剤で
ある。
【0013】この凝集沈降剤の使用量は、老化洗浄液の
NaOH濃度やこの老化洗浄液中含まれている不純物、
特に不溶性不純物の量にもよるが、通常、老化洗浄液1
00万(1,000,000)重量部に対して3〜30
重量部、好ましくは5〜15重量部である。この凝集沈
降剤の使用量が3重量部より少ないと凝集沈降性に乏し
くて精製が困難であり、また、30重量部より多いと溶
存高分子化合物により加水分解性が低下するという問題
が生じる。
NaOH濃度やこの老化洗浄液中含まれている不純物、
特に不溶性不純物の量にもよるが、通常、老化洗浄液1
00万(1,000,000)重量部に対して3〜30
重量部、好ましくは5〜15重量部である。この凝集沈
降剤の使用量が3重量部より少ないと凝集沈降性に乏し
くて精製が困難であり、また、30重量部より多いと溶
存高分子化合物により加水分解性が低下するという問題
が生じる。
【0014】本発明において、洗浄老化液中に凝集沈降
剤を添加して接触させる際の条件は、この凝集沈降剤が
洗浄老化液中の不純物と充分に接触しさえすれば特に限
定されるものではないが、工具洗浄処理が加熱下で行わ
れる場合には、特に冷却することなく抜き出された洗浄
老化液に凝集沈降剤を添加し、好ましくは沈降性と溶液
の安定性を維持するために保温に留意し、攪拌下に接触
させるのがよい。例えば、工具洗浄処理が95℃の加熱
下で行われる場合、抜き出された洗浄老化液が好ましく
は70〜95℃、より好ましくは80〜95℃の間に攪
拌条件下で接触させるのがよい。
剤を添加して接触させる際の条件は、この凝集沈降剤が
洗浄老化液中の不純物と充分に接触しさえすれば特に限
定されるものではないが、工具洗浄処理が加熱下で行わ
れる場合には、特に冷却することなく抜き出された洗浄
老化液に凝集沈降剤を添加し、好ましくは沈降性と溶液
の安定性を維持するために保温に留意し、攪拌下に接触
させるのがよい。例えば、工具洗浄処理が95℃の加熱
下で行われる場合、抜き出された洗浄老化液が好ましく
は70〜95℃、より好ましくは80〜95℃の間に攪
拌条件下で接触させるのがよい。
【0015】本発明においては、この沈降分離によって
得られた上澄液は、次に冷却されて加水分解槽に導入さ
れ、この加水分解槽で結晶性水酸化アルミニウム種子の
存在下に加水分解され、また、不純物、特にその不溶性
不純物は、通常、全溶液量の5〜10%に相当する量の
濃密部に凝縮されて除去される。
得られた上澄液は、次に冷却されて加水分解槽に導入さ
れ、この加水分解槽で結晶性水酸化アルミニウム種子の
存在下に加水分解され、また、不純物、特にその不溶性
不純物は、通常、全溶液量の5〜10%に相当する量の
濃密部に凝縮されて除去される。
【0016】この老化洗浄液の沈降分離によって生じた
不純物を多量に含有する濃密部は、その量が1/10〜
1/25程度まで大幅に減少しているので、そのまま廃
液処理に付されても本発明の目的を達成することができ
る。しかしながら、まだ有価物である水酸化ナトリウム
やアルミニウム分を含有している一方、なお厄介な化学
的廃液処理工程を必要とし、あるいは、近傍の表面処理
工場の廃液と合流させて一括して廃液処理する場合、そ
こで生成する白色ゲル状水酸化アルミニウム質スラッジ
の利用を固体潤滑剤等により困難にしてしまう場合があ
り、かかる場合には上記濃密部を濾過等の方法で完全に
固液分離し、有用な溶液を回収して上澄液と合流させれ
ばよい。その場合、元来この工具洗浄液中の不溶物は極
めて微細であって再び分散状態になるとその固液分離が
困難になるが、その場合にはこの濃密部中に水酸化カル
シウム0.5〜10g/リットルを添加することによ
り、濾過等の方法で容易に清澄な液を得ることができ
る。
不純物を多量に含有する濃密部は、その量が1/10〜
1/25程度まで大幅に減少しているので、そのまま廃
液処理に付されても本発明の目的を達成することができ
る。しかしながら、まだ有価物である水酸化ナトリウム
やアルミニウム分を含有している一方、なお厄介な化学
的廃液処理工程を必要とし、あるいは、近傍の表面処理
工場の廃液と合流させて一括して廃液処理する場合、そ
こで生成する白色ゲル状水酸化アルミニウム質スラッジ
の利用を固体潤滑剤等により困難にしてしまう場合があ
り、かかる場合には上記濃密部を濾過等の方法で完全に
固液分離し、有用な溶液を回収して上澄液と合流させれ
ばよい。その場合、元来この工具洗浄液中の不溶物は極
めて微細であって再び分散状態になるとその固液分離が
困難になるが、その場合にはこの濃密部中に水酸化カル
シウム0.5〜10g/リットルを添加することによ
り、濾過等の方法で容易に清澄な液を得ることができ
る。
【0017】ここで、上記濃密部に添加する水酸化カル
シウムについては、特に限定されるものではなく、通常
の工業用水酸化カルシウムでよく、少量であれば他のア
ルカリ土類金属、例えばベリリウム(Be)、マグネシ
ウム(Mg)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(B
a)及びラジウム(Ra)の水酸化物や、強アルカリ性
の洗浄老化液中で水酸化物を生成するこれらのアルカリ
土類金属の炭酸塩、重炭酸塩、その他の塩類が一部混入
していてもよい。
シウムについては、特に限定されるものではなく、通常
の工業用水酸化カルシウムでよく、少量であれば他のア
ルカリ土類金属、例えばベリリウム(Be)、マグネシ
ウム(Mg)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(B
a)及びラジウム(Ra)の水酸化物や、強アルカリ性
の洗浄老化液中で水酸化物を生成するこれらのアルカリ
土類金属の炭酸塩、重炭酸塩、その他の塩類が一部混入
していてもよい。
【0018】また、水酸化カルシウムそれ自体に代え
て、この濃密部中の水酸化ナトリウムと反応して水酸化
カルシウムを生成するような物質、例えば炭酸カルシウ
ム等を洗浄老化液中に添加してもよく、この際の添加量
も洗浄老化液中で生成した水酸化カルシウム濃度が0.
5〜10g/リットルとなる範囲である必要がある。以
下、このような濃密部中の水酸化ナトリウムと反応して
水酸化カルシウムを生成するような物質も含めて単に
「水酸化カルシウム」と称する場合がある。
て、この濃密部中の水酸化ナトリウムと反応して水酸化
カルシウムを生成するような物質、例えば炭酸カルシウ
ム等を洗浄老化液中に添加してもよく、この際の添加量
も洗浄老化液中で生成した水酸化カルシウム濃度が0.
5〜10g/リットルとなる範囲である必要がある。以
下、このような濃密部中の水酸化ナトリウムと反応して
水酸化カルシウムを生成するような物質も含めて単に
「水酸化カルシウム」と称する場合がある。
【0019】ここで、特に好ましい水酸化カルシウムと
しては、通常の工業用水酸化カルシウムを用いることが
できるが、濃密部中での分散を容易にするために、水酸
化カルシウムの水懸濁物である石灰乳の形で、より好ま
しくはCa(OH)2 を10〜200g/リットルの割
合で含む石灰乳の形で使用するのがよい。
しては、通常の工業用水酸化カルシウムを用いることが
できるが、濃密部中での分散を容易にするために、水酸
化カルシウムの水懸濁物である石灰乳の形で、より好ま
しくはCa(OH)2 を10〜200g/リットルの割
合で含む石灰乳の形で使用するのがよい。
【0020】この水酸化カルシウムの添加量について
は、添加される濃密部中の不純物の種類、含有量、分散
状態等によっても異なるが、水酸化カルシウムを添加す
る場合、濃密部に対して水酸化カルシウムを「Ca(O
H)2 そのもの」として通常0.5〜10g/リット
ル、好ましくは1〜4g/リットルの範囲で添加するの
がよく、水酸化カルシウムの添加量が0.5g/リット
ルより少ないと、この水酸化カルシウムを添加する効果
が充分に発揮されず、また、10g/リットルより多く
添加すると、分離除去すべき固体不溶物が多くなりす
ぎ、固液分離操作が面倒になる。この水酸化カルシウム
の添加量は、濃密部の一部をサンプリングし、これに水
酸化カルシウムの定量を添加してサンプリングテストを
行うことにより、容易に決定することができる。
は、添加される濃密部中の不純物の種類、含有量、分散
状態等によっても異なるが、水酸化カルシウムを添加す
る場合、濃密部に対して水酸化カルシウムを「Ca(O
H)2 そのもの」として通常0.5〜10g/リット
ル、好ましくは1〜4g/リットルの範囲で添加するの
がよく、水酸化カルシウムの添加量が0.5g/リット
ルより少ないと、この水酸化カルシウムを添加する効果
が充分に発揮されず、また、10g/リットルより多く
添加すると、分離除去すべき固体不溶物が多くなりす
ぎ、固液分離操作が面倒になる。この水酸化カルシウム
の添加量は、濃密部の一部をサンプリングし、これに水
酸化カルシウムの定量を添加してサンプリングテストを
行うことにより、容易に決定することができる。
【0021】更に、この濃密部中に水酸化カルシウムを
添加して接触させる際の条件は、この水酸化カルシウム
が濃密部中の不純物と充分に接触しさえすれば特に限定
されるものではないが、沈降分離が保温下で行われる場
合には、特に冷却することなく抜き出された濃密部に水
酸化カルシウムを添加し、攪拌下に接触させるのがよ
い。また、この水酸化カルシウムによる処理後の固液分
離としては、設備や操業方法の単純化及び簡素化という
観点から、そのまま加圧濾過等の濾過方法が経済的で好
ましい。
添加して接触させる際の条件は、この水酸化カルシウム
が濃密部中の不純物と充分に接触しさえすれば特に限定
されるものではないが、沈降分離が保温下で行われる場
合には、特に冷却することなく抜き出された濃密部に水
酸化カルシウムを添加し、攪拌下に接触させるのがよ
い。また、この水酸化カルシウムによる処理後の固液分
離としては、設備や操業方法の単純化及び簡素化という
観点から、そのまま加圧濾過等の濾過方法が経済的で好
ましい。
【0022】本発明においては、凝集沈降剤を用いた沈
降分離で得られた上澄液やその濃密部に水酸化カルシウ
ムを添加して固液分離して得られた清澄液は、次に加水
分解槽に導入して結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイ
ト)種子の存在下に加水分解される。そして、この加水
分解方法については、特に限定されるものではなく従来
公知の方法を適宜採用することができるが、水酸化ナト
リウム溶液中のアルミニウムの溶解度は温度による影響
が大きいので、これら上澄液や清澄液については、これ
を好ましくは60℃以下、より好ましくは45〜55℃
に冷却し、次いでこの冷却された清澄液を加水分解槽に
導入し、この加水分解槽で結晶性水酸化アルミニウム種
子の存在下に加水分解せしめる。
降分離で得られた上澄液やその濃密部に水酸化カルシウ
ムを添加して固液分離して得られた清澄液は、次に加水
分解槽に導入して結晶性水酸化アルミニウム(ジブサイ
ト)種子の存在下に加水分解される。そして、この加水
分解方法については、特に限定されるものではなく従来
公知の方法を適宜採用することができるが、水酸化ナト
リウム溶液中のアルミニウムの溶解度は温度による影響
が大きいので、これら上澄液や清澄液については、これ
を好ましくは60℃以下、より好ましくは45〜55℃
に冷却し、次いでこの冷却された清澄液を加水分解槽に
導入し、この加水分解槽で結晶性水酸化アルミニウム種
子の存在下に加水分解せしめる。
【0023】この加水分解の際に添加する結晶性水酸化
アルミニウム種子の量は、加水分解によって析出させる
結晶性水酸化アルミニウムの予定量の2〜6倍、好まし
くは3〜4倍程度であって、固体濃度150〜250g
/リットル程度であるのがよく、予定量の2倍より少な
いと、加水分解速度が遅くなって好ましくなく、6倍を
超えてあまりにも多過ぎると加水分解速度は向上するが
スラリーの攪拌による分散状態の維持が困難になる。
アルミニウム種子の量は、加水分解によって析出させる
結晶性水酸化アルミニウムの予定量の2〜6倍、好まし
くは3〜4倍程度であって、固体濃度150〜250g
/リットル程度であるのがよく、予定量の2倍より少な
いと、加水分解速度が遅くなって好ましくなく、6倍を
超えてあまりにも多過ぎると加水分解速度は向上するが
スラリーの攪拌による分散状態の維持が困難になる。
【0024】このようにして加水分解槽で加水分解され
た後、懸濁液の一部を抜き出して固液分離し、得られた
清澄液についてはこれを加熱した後、工具洗浄処理槽に
再生工具洗浄液として循環させ、また、得られた結晶性
水酸化アルミニウム(ジブサイト)についてはこれを有
価物として回収する。
た後、懸濁液の一部を抜き出して固液分離し、得られた
清澄液についてはこれを加熱した後、工具洗浄処理槽に
再生工具洗浄液として循環させ、また、得られた結晶性
水酸化アルミニウム(ジブサイト)についてはこれを有
価物として回収する。
【0025】ここで、加水分解槽から抜き出される懸濁
液の量は還流すべき溶液量及び固体濃度により決定し、
また、この懸濁液を固液分離する方法としては、加圧濾
過等の濾過方法でもよいが、好ましくは懸濁液を沈降分
離し、得られた上澄液を加熱して上記工具洗浄処理槽に
再生工具洗浄液として循環せしめ、この沈降分離により
得られた濃密部の一部を濾過して結晶性水酸化アルミニ
ウムを回収すると共に、濾液については上記濃密部の残
部と共に加水分解槽に循環せしめるのがよい。
液の量は還流すべき溶液量及び固体濃度により決定し、
また、この懸濁液を固液分離する方法としては、加圧濾
過等の濾過方法でもよいが、好ましくは懸濁液を沈降分
離し、得られた上澄液を加熱して上記工具洗浄処理槽に
再生工具洗浄液として循環せしめ、この沈降分離により
得られた濃密部の一部を濾過して結晶性水酸化アルミニ
ウムを回収すると共に、濾液については上記濃密部の残
部と共に加水分解槽に循環せしめるのがよい。
【0026】ここで、工具洗浄処理槽に循環せしめる再
生工具洗浄液の液量や水酸化ナトリウム量が工具洗浄処
理槽から抜き出される工具洗浄液(洗浄老化液)より少
なくてバランスが取れないような場合には、必要によ
り、工具洗浄処理槽に新しい水酸化ナトリウム溶液を適
宜導入し、全体の液量バランスを保つようにする。
生工具洗浄液の液量や水酸化ナトリウム量が工具洗浄処
理槽から抜き出される工具洗浄液(洗浄老化液)より少
なくてバランスが取れないような場合には、必要によ
り、工具洗浄処理槽に新しい水酸化ナトリウム溶液を適
宜導入し、全体の液量バランスを保つようにする。
【0027】更に、本発明方法において、工具洗浄処理
槽から抜き出された工具洗浄液(洗浄老化液)を冷却
し、また、この工具洗浄処理槽に再生工具洗浄液として
循環せしめる沈降分離の上澄液(更には、固液分離の清
澄液)を加熱する手段については、特に制限されるもの
ではなく、種々の冷却手段や加熱手段を採用できるが、
好ましくは向流二方向式のような熱交換器である。この
ような熱交換器を用いることにより、工具洗浄処理槽か
ら持ち出された熱を可及的に有効利用することができ
る。なお、冷却手段は加水分解槽内に設けてもよく、ま
た、加熱手段は工具洗浄処理槽に設けられた加熱手段と
兼用してもよい。
槽から抜き出された工具洗浄液(洗浄老化液)を冷却
し、また、この工具洗浄処理槽に再生工具洗浄液として
循環せしめる沈降分離の上澄液(更には、固液分離の清
澄液)を加熱する手段については、特に制限されるもの
ではなく、種々の冷却手段や加熱手段を採用できるが、
好ましくは向流二方向式のような熱交換器である。この
ような熱交換器を用いることにより、工具洗浄処理槽か
ら持ち出された熱を可及的に有効利用することができ
る。なお、冷却手段は加水分解槽内に設けてもよく、ま
た、加熱手段は工具洗浄処理槽に設けられた加熱手段と
兼用してもよい。
【0028】
【作用】本発明のアルミニウム材加工用工具の洗浄方法
によれば、使用する工具洗浄液のNaOH濃度を加水分
解可能な濃度、すなわち150〜250g/リットルの
範囲内に調整し、これによって凝集沈降剤による不純物
の沈降分離を可能にすると共に、回収された精製後の洗
浄老化液を連続的に加水分解できるようにし、再生工具
洗浄液として工具洗浄処理に循環させて再使用すること
ができ、有価物である水酸化ナトリウムを有効に活用で
きるほか、アルミニウム成分を有用な結晶性水酸化アル
ミニウム(ジブサイト)として回収することができる。
によれば、使用する工具洗浄液のNaOH濃度を加水分
解可能な濃度、すなわち150〜250g/リットルの
範囲内に調整し、これによって凝集沈降剤による不純物
の沈降分離を可能にすると共に、回収された精製後の洗
浄老化液を連続的に加水分解できるようにし、再生工具
洗浄液として工具洗浄処理に循環させて再使用すること
ができ、有価物である水酸化ナトリウムを有効に活用で
きるほか、アルミニウム成分を有用な結晶性水酸化アル
ミニウム(ジブサイト)として回収することができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
方法を具体的に説明する。なお、以下の実施例及び比較
例における不溶性金属酸化物微粒子の測定値「無水物換
算」とは、不溶物を精密濾紙で濾過して洗浄し、その
後、濾紙と共にか焼して全体の灰分重量を測定し、得ら
れた測定値から濾紙の灰分重量を減じて求めた値であ
る。
方法を具体的に説明する。なお、以下の実施例及び比較
例における不溶性金属酸化物微粒子の測定値「無水物換
算」とは、不溶物を精密濾紙で濾過して洗浄し、その
後、濾紙と共にか焼して全体の灰分重量を測定し、得ら
れた測定値から濾紙の灰分重量を減じて求めた値であ
る。
【0030】実施例1 アルミニウム材の押出加工用ダイスを94℃で洗浄した
後に洗浄老化液として回収され、NaOH濃度240g
/リットル、Al分88g/リットル、グラファイト系
微粒子20mg/リットル、及び、その他の不溶性金属
酸化物微粒子(無水物換算)0.6g/リットルを含む
灰黒色懸濁状のダイス洗浄老化液1リットルを用い、こ
れにポリアクリル酸ナトリウム系高分子凝集剤(興南化
学工業製:LTX−200S)0.1%溶液10mlを
添加し、85℃で5分間攪拌したのち、これを1リット
ルのメスシリンダーに入れ、85℃の恒温水槽内に静置
し、2時間後に上澄液800mlを採取し、その性状を
調べた。
後に洗浄老化液として回収され、NaOH濃度240g
/リットル、Al分88g/リットル、グラファイト系
微粒子20mg/リットル、及び、その他の不溶性金属
酸化物微粒子(無水物換算)0.6g/リットルを含む
灰黒色懸濁状のダイス洗浄老化液1リットルを用い、こ
れにポリアクリル酸ナトリウム系高分子凝集剤(興南化
学工業製:LTX−200S)0.1%溶液10mlを
添加し、85℃で5分間攪拌したのち、これを1リット
ルのメスシリンダーに入れ、85℃の恒温水槽内に静置
し、2時間後に上澄液800mlを採取し、その性状を
調べた。
【0031】この上澄液は、NaOH濃度238g/リ
ットル及びAl分87g/リットルであり、グラファイ
ト系微粒子2mg/リットル、及び、その他の不溶性金
属酸化物微粒子(無水物換算)3mg/リットルを含む
無色透明の液体であった。
ットル及びAl分87g/リットルであり、グラファイ
ト系微粒子2mg/リットル、及び、その他の不溶性金
属酸化物微粒子(無水物換算)3mg/リットルを含む
無色透明の液体であった。
【0032】比較例1 実施例1で用いたと同じ灰黒色懸濁状のダイス洗浄老化
液1リットルを用い、凝集沈降剤を用いた沈降分離に代
えてNo.24の濾紙を用いて80℃、0.5気圧の条
件で吸引濾過した。吸引濾過の操作は速やかに行われた
が、固体不純物の通過量が多く、得られた濾液はNaO
H濃度239g/リットル、Al分88g/リットル、
グラファイト系微粒子16mg/リットル、及び、その
他の不溶性金属酸化物微粒子(無水物換算)0.4g/
リットルの灰黒色懸濁状であって、吸引濾過前とほとん
ど変化がなかった。
液1リットルを用い、凝集沈降剤を用いた沈降分離に代
えてNo.24の濾紙を用いて80℃、0.5気圧の条
件で吸引濾過した。吸引濾過の操作は速やかに行われた
が、固体不純物の通過量が多く、得られた濾液はNaO
H濃度239g/リットル、Al分88g/リットル、
グラファイト系微粒子16mg/リットル、及び、その
他の不溶性金属酸化物微粒子(無水物換算)0.4g/
リットルの灰黒色懸濁状であって、吸引濾過前とほとん
ど変化がなかった。
【0033】実施例2 アルミニウム材の押出加工用ダイスを95℃で洗浄した
後に洗浄老化液として回収され、NaOH濃度210g
/リットル、Al分77g/リットル、窒化硼素系微粒
子15mg/リットル、及び、その他の不溶性金属酸化
物微粒子(無水物換算)0.25g/リットルを含む灰
色懸濁状のダイス洗浄老化液1リットルを用い、これに
ポリアクリル酸ナトリウム系高分子凝集剤(興南化学工
業製:LTX−200S)0.1%溶液10mlを添加
し、85℃で5分間攪拌したのち、これを1リットルの
メスシリンダーに入れ、85℃の恒温水槽内に静置し、
2時間後に上澄液800mlを採取した。
後に洗浄老化液として回収され、NaOH濃度210g
/リットル、Al分77g/リットル、窒化硼素系微粒
子15mg/リットル、及び、その他の不溶性金属酸化
物微粒子(無水物換算)0.25g/リットルを含む灰
色懸濁状のダイス洗浄老化液1リットルを用い、これに
ポリアクリル酸ナトリウム系高分子凝集剤(興南化学工
業製:LTX−200S)0.1%溶液10mlを添加
し、85℃で5分間攪拌したのち、これを1リットルの
メスシリンダーに入れ、85℃の恒温水槽内に静置し、
2時間後に上澄液800mlを採取した。
【0034】次に、得られた上澄液800mlに結晶性
水酸化アルミニウム(ジブサイト)種子168g(ジブ
サイト種子濃度210g/リットル)を添加し、55℃
で攪拌下に加水分解させ、その間24時間後、48時間
後及び72時間後に加水分解率を調べ、次いで濾過によ
り固液分離した。
水酸化アルミニウム(ジブサイト)種子168g(ジブ
サイト種子濃度210g/リットル)を添加し、55℃
で攪拌下に加水分解させ、その間24時間後、48時間
後及び72時間後に加水分解率を調べ、次いで濾過によ
り固液分離した。
【0035】24時間後の加水分解率は30%、48時
間後の加水分解率は36%及び72時間後の加水分解率
は39%であり、得られた結晶は純度99%以上の美麗
な白色であり、また、最終的に回収された濾液はNaO
H濃度210g/リットル、Al分41g/リットル、
グラファイト系微粒子1mg/リットル以下、及び、そ
の他の不溶性金属酸化物微粒子(無水物換算)1mg/
リットル以下の無色透明の液体であった。
間後の加水分解率は36%及び72時間後の加水分解率
は39%であり、得られた結晶は純度99%以上の美麗
な白色であり、また、最終的に回収された濾液はNaO
H濃度210g/リットル、Al分41g/リットル、
グラファイト系微粒子1mg/リットル以下、及び、そ
の他の不溶性金属酸化物微粒子(無水物換算)1mg/
リットル以下の無色透明の液体であった。
【0036】比較例2 実施例2で用いたと同じ灰黒色懸濁状のダイス洗浄老化
液1リットルを用い、凝集沈降剤を用いた沈降分離に代
えてNo.24の濾紙を用いて80℃、0.5気圧の条
件で吸引濾過し、得られた濾液について加水分解し、実
施例2と同様に加水分解率、得られた結晶の純度と性
状、及び濾液の組成を調べた。なお、加水分解後の固液
分離は、実施例2と同様には実施できず、遠心分離、リ
バルピング、遠心分離の操作を3回繰り返して行った。
液1リットルを用い、凝集沈降剤を用いた沈降分離に代
えてNo.24の濾紙を用いて80℃、0.5気圧の条
件で吸引濾過し、得られた濾液について加水分解し、実
施例2と同様に加水分解率、得られた結晶の純度と性
状、及び濾液の組成を調べた。なお、加水分解後の固液
分離は、実施例2と同様には実施できず、遠心分離、リ
バルピング、遠心分離の操作を3回繰り返して行った。
【0037】24時間後の加水分解率は24%、48時
間後の加水分解率は32%及び72時間後の加水分解率
は37%であり、得られた結晶は純度98%の灰色で粘
稠状であり、また、最終的に回収された濾液はNaOH
濃度210g/リットル、Al分45g/リットル、グ
ラファイト系微粒子2mg/リットル、及び、その他の
不溶性金属酸化物微粒子(無水物換算)6mg/リット
ルの懸濁不透明な液体であった。
間後の加水分解率は32%及び72時間後の加水分解率
は37%であり、得られた結晶は純度98%の灰色で粘
稠状であり、また、最終的に回収された濾液はNaOH
濃度210g/リットル、Al分45g/リットル、グ
ラファイト系微粒子2mg/リットル、及び、その他の
不溶性金属酸化物微粒子(無水物換算)6mg/リット
ルの懸濁不透明な液体であった。
【0038】実施例3 図1に示すように、図示外の加熱手段を備えた工具洗浄
処理槽1と、凝集沈降剤の接触槽2と、沈降分離槽3
と、熱交換器4と、加水分解槽5と、沈降分離槽6とを
接続し、また、この沈降分離槽6に固液分離装置として
真空濾過機7を接続し、更に、上記真空濾過機7の濾液
を必要に応じて沈降分離槽6の上澄液に合流させるため
の補助ライン8を設け、また、上記沈降分離槽3にはそ
こから抜き出される濃密部を石灰乳と接触させるための
接触槽9と真空濾過機10とを接続し、この真空濾過機
10からの濾液を沈降分離槽3の上澄液に合流させるラ
インを設け、ダイス洗浄ラインを構成した。
処理槽1と、凝集沈降剤の接触槽2と、沈降分離槽3
と、熱交換器4と、加水分解槽5と、沈降分離槽6とを
接続し、また、この沈降分離槽6に固液分離装置として
真空濾過機7を接続し、更に、上記真空濾過機7の濾液
を必要に応じて沈降分離槽6の上澄液に合流させるため
の補助ライン8を設け、また、上記沈降分離槽3にはそ
こから抜き出される濃密部を石灰乳と接触させるための
接触槽9と真空濾過機10とを接続し、この真空濾過機
10からの濾液を沈降分離槽3の上澄液に合流させるラ
インを設け、ダイス洗浄ラインを構成した。
【0039】このダイス洗浄ラインにおいて、工具洗浄
処理槽1にはNaOH濃度210g/リットル及びAl
分80g/リットルの工具洗浄液3m3 を仕込み、この
工具洗浄処理槽1を95℃、浴交換量5.74m3 /日
で運転し、接触槽2には凝集沈降剤としてポリアクリル
酸ナトリウム系高分子凝集剤(興南化学工業製:LTX
−200S)0.1%溶液57リットル/日を連続的に
添加し、沈降分離槽3では90℃で連続的に沈降分離し
た。
処理槽1にはNaOH濃度210g/リットル及びAl
分80g/リットルの工具洗浄液3m3 を仕込み、この
工具洗浄処理槽1を95℃、浴交換量5.74m3 /日
で運転し、接触槽2には凝集沈降剤としてポリアクリル
酸ナトリウム系高分子凝集剤(興南化学工業製:LTX
−200S)0.1%溶液57リットル/日を連続的に
添加し、沈降分離槽3では90℃で連続的に沈降分離し
た。
【0040】上記沈降分離槽3からは90℃の上澄液
5.63m3 /日と90℃の濃密部0.42m3 /日と
を抜き出し、濃密部については接触槽9に導入し、ここ
でCa(OH)2 濃度100g/リットルの石灰乳21
リットル/日と接触させた後に真空濾過機10で濾過
し、回収された濾液(清澄液)0.44m3 /日を上記
沈降分離槽3の上澄液に合流させ、熱交換器4に導入し
て57℃まで冷却した。
5.63m3 /日と90℃の濃密部0.42m3 /日と
を抜き出し、濃密部については接触槽9に導入し、ここ
でCa(OH)2 濃度100g/リットルの石灰乳21
リットル/日と接触させた後に真空濾過機10で濾過
し、回収された濾液(清澄液)0.44m3 /日を上記
沈降分離槽3の上澄液に合流させ、熱交換器4に導入し
て57℃まで冷却した。
【0041】この熱交換器4で冷却された沈降分離槽3
の上澄液と真空濾過機10の濾液を加水分解槽5に装入
し、この加水分解槽5については溶液量15m3 、結晶
性水酸化アルミニウム濃度250〜280g/リット
ル、温度55℃に維持されるように運転し、沈降分離槽
6での滞留時間を1時間とし、この沈降分離槽6からそ
の上澄液5.88m3 /日を抜き出して熱交換器4で8
5℃まで加熱し、この加熱された上澄液にNaOH3k
g/日を補給して再生工具洗浄液とし、工具洗浄処理槽
1に循環させた。
の上澄液と真空濾過機10の濾液を加水分解槽5に装入
し、この加水分解槽5については溶液量15m3 、結晶
性水酸化アルミニウム濃度250〜280g/リット
ル、温度55℃に維持されるように運転し、沈降分離槽
6での滞留時間を1時間とし、この沈降分離槽6からそ
の上澄液5.88m3 /日を抜き出して熱交換器4で8
5℃まで加熱し、この加熱された上澄液にNaOH3k
g/日を補給して再生工具洗浄液とし、工具洗浄処理槽
1に循環させた。
【0042】また、上記沈降分離槽6からその濃密部の
一部1.1m3 /日を真空濾過機7に導き、そこで濾過
して得られた濾液を沈降分離槽6からの濃密部の残部
1.7m3 /日と合流させて再び加水分解槽5に循環さ
せ、また、結晶については真空濾過機7のケーキの上か
ら0.27m3 /日の水で水洗した後、製品として結晶
性水酸化アルミニウムを回収した。
一部1.1m3 /日を真空濾過機7に導き、そこで濾過
して得られた濾液を沈降分離槽6からの濃密部の残部
1.7m3 /日と合流させて再び加水分解槽5に循環さ
せ、また、結晶については真空濾過機7のケーキの上か
ら0.27m3 /日の水で水洗した後、製品として結晶
性水酸化アルミニウムを回収した。
【0043】上記工具洗浄処理槽1ではダイスに付着し
て持ち込まれたアルミニウム材約150kg/日が溶解
され、真空濾過機10では約50%水分含有率の濾滓1
3kg/日が回収され、また、水洗槽8からは製品とし
て結晶性水酸化アルミニウム(付着水分量:10重量
%)501kg/日が回収された。
て持ち込まれたアルミニウム材約150kg/日が溶解
され、真空濾過機10では約50%水分含有率の濾滓1
3kg/日が回収され、また、水洗槽8からは製品とし
て結晶性水酸化アルミニウム(付着水分量:10重量
%)501kg/日が回収された。
【0044】また、得られた結晶性水酸化アルミニウム
は、その純度が99%以上の美麗な白色の結晶であっ
た。更に、このダイス洗浄ラインを20日間連続運転し
たが、工具洗浄処理槽1内の工具洗浄液は予定のNaO
H濃度210g/リットル及びAl分80g/リットル
に維持され、円滑に運転された。
は、その純度が99%以上の美麗な白色の結晶であっ
た。更に、このダイス洗浄ラインを20日間連続運転し
たが、工具洗浄処理槽1内の工具洗浄液は予定のNaO
H濃度210g/リットル及びAl分80g/リットル
に維持され、円滑に運転された。
【0045】比較例3 工具洗浄処理槽にNaOH濃度300g/リットルの工
具洗浄液2.4m3 を仕込み、この工具洗浄処理槽を9
5℃、浴交換量平均1.2m3 /日で運転し、廃液とし
て抜き出された洗浄老化液(NaOH濃度300g/リ
ットル及びAl濃度125g/リットル)を、98%硫
酸480kg/日を用いて実容量10m 3 の希釈中和槽
で75m3 /日の速度で中和処理し、次いで沈降処理し
て固液分離して濾液を排水処理した。この際に、処理に
困難な75%水分含有の含水ゲル状水酸化アルミニウム
スラッジの発生量は1,900kg/日に達した。
具洗浄液2.4m3 を仕込み、この工具洗浄処理槽を9
5℃、浴交換量平均1.2m3 /日で運転し、廃液とし
て抜き出された洗浄老化液(NaOH濃度300g/リ
ットル及びAl濃度125g/リットル)を、98%硫
酸480kg/日を用いて実容量10m 3 の希釈中和槽
で75m3 /日の速度で中和処理し、次いで沈降処理し
て固液分離して濾液を排水処理した。この際に、処理に
困難な75%水分含有の含水ゲル状水酸化アルミニウム
スラッジの発生量は1,900kg/日に達した。
【0046】
【発明の効果】本発明のアルミニウム材加工用工具の洗
浄方法によれば、アルミニウム材加工用工具の洗浄処理
によって発生する洗浄老化液から無用な不純物を効果的
に分離除去し、有価物である水酸化ナトリウムやアルミ
ニウム成分を有用な形で回収することができる。
浄方法によれば、アルミニウム材加工用工具の洗浄処理
によって発生する洗浄老化液から無用な不純物を効果的
に分離除去し、有価物である水酸化ナトリウムやアルミ
ニウム成分を有用な形で回収することができる。
【0047】また、回収したアルミニウム材加工用工具
の洗浄老化液を効率良く再生し、再び再生工具洗浄液と
して循環再利用することができ、処理の困難な濾滓や含
水ゲル状水酸化アルミニウムスラッジの発生を可及的に
抑制でき、また、水酸化ナトリウムや中和のための硫酸
の消費量を大幅に低減することができる。
の洗浄老化液を効率良く再生し、再び再生工具洗浄液と
して循環再利用することができ、処理の困難な濾滓や含
水ゲル状水酸化アルミニウムスラッジの発生を可及的に
抑制でき、また、水酸化ナトリウムや中和のための硫酸
の消費量を大幅に低減することができる。
【図1】 図1は、本発明の実施例3に係るアルミニウ
ム材加工用工具の洗浄方法を示すダイス洗浄ラインのフ
ロー図である。
ム材加工用工具の洗浄方法を示すダイス洗浄ラインのフ
ロー図である。
1…工具洗浄処理槽、2…凝集沈降剤の接触槽、3,6
…沈降分離槽、4…熱交換器、5…加水分解槽、7,1
0…真空濾過機、8…補助ライン、9…石灰乳の接触
槽。
…沈降分離槽、4…熱交換器、5…加水分解槽、7,1
0…真空濾過機、8…補助ライン、9…石灰乳の接触
槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23F 1/36 C23F 1/36 1/46 1/46 C23G 1/36 C23G 1/36 (72)発明者 田中 義朗 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽金 属株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 高NaOH濃度の水酸化ナトリウム溶液
からなる工具洗浄液を用い、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金からなるアルミニウム材の加工用工具に付着し
たアルミニウムを、加熱手段を備えた工具洗浄処理槽で
加熱下に溶解除去するアルミニウム材加工用工具の洗浄
方法において、上記工具洗浄液としてNaOH濃度15
0〜250g/リットルの水酸化ナトリウム溶液を使用
し、上記工具洗浄処理槽から工具洗浄液の一部を洗浄老
化液として連続的に抜き出し、この抜き出された洗浄老
化液中に凝集沈降剤を添加して沈降分離し、得られた上
澄液を冷却して加水分解槽に導入し、この加水分解槽で
結晶性水酸化アルミニウム種子の存在下に加水分解せし
め、加水分解槽からは懸濁液の一部を抜き出して固液分
離し、結晶性水酸化アルミニウムを回収すると共に、得
られた清澄液を加熱した後上記工具洗浄処理槽に再生工
具洗浄液として循環せしめることを特徴とするアルミニ
ウム材加工用工具の洗浄方法。 - 【請求項2】加水分解槽からは抜き出した懸濁液を沈降
分離し、得られた上澄液を加熱して上記工具洗浄処理槽
に再生工具洗浄液として循環せしめ、この沈降分離によ
り得られた濃密部の一部を濾過して結晶性水酸化アルミ
ニウムを回収すると共に、濾液については上記濃密部の
残部と共に加水分解槽に循環せしめる請求項1記載のア
ルミニウム材加工用工具の洗浄方法。 - 【請求項3】 工具洗浄処理槽では90〜110℃で工
具洗浄処理を行ってAl/NaOH当量比0.35〜
0.60の洗浄老化液を抜き出し、加水分解槽では45
〜60℃で加水分解すると共に、この加水分解槽から抜
き出された懸濁液を固液分離してAl/NaOH当量比
0.25〜0.40の清澄液を再生工具洗浄液として回
収し、工具洗浄処理槽に循環せしめる請求項1又は2に
記載のアルミニウム材加工用工具の洗浄方法。 - 【請求項4】 洗浄老化液に凝集沈降剤を添加したのち
沈降分離して回収された濃密部に、水酸化カルシウム
0.5〜10g/リットルを添加し、次いで濾過により
固液分離して清澄液を回収し、この回収した清澄液を加
水分解槽に循環せしめる請求項1〜3の何れかに記載の
アルミニウム材加工用工具の洗浄方法。 - 【請求項5】 水酸化カルシウムの添加として、Ca
(OH)2 10〜200g/リットル濃度の石灰乳を添
加する請求項4記載のアルミニウム材加工用工具の洗浄
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14733195A JPH093671A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | アルミニウム材加工用工具の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14733195A JPH093671A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | アルミニウム材加工用工具の洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH093671A true JPH093671A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15427773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14733195A Pending JPH093671A (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | アルミニウム材加工用工具の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH093671A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1932948A1 (en) * | 2006-12-07 | 2008-06-18 | Italtecno S.R.L. | Apparatus and method for recovering caustic soda from caustic solutions |
| DE102013017705A1 (de) * | 2013-10-24 | 2015-04-30 | Audi Ag | Verfahren zur Spanbearbeitung eines metallischen Werkstückes |
| CN111945165A (zh) * | 2020-08-17 | 2020-11-17 | 沈阳飞机工业(集团)有限公司 | 一种铝及铝合金化学铣切槽液循环利用方法 |
-
1995
- 1995-06-14 JP JP14733195A patent/JPH093671A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1932948A1 (en) * | 2006-12-07 | 2008-06-18 | Italtecno S.R.L. | Apparatus and method for recovering caustic soda from caustic solutions |
| DE102013017705A1 (de) * | 2013-10-24 | 2015-04-30 | Audi Ag | Verfahren zur Spanbearbeitung eines metallischen Werkstückes |
| DE102013017705B4 (de) * | 2013-10-24 | 2017-10-05 | Audi Ag | Verfahren zur Spanbearbeitung eines metallischen Werkstückes |
| CN111945165A (zh) * | 2020-08-17 | 2020-11-17 | 沈阳飞机工业(集团)有限公司 | 一种铝及铝合金化学铣切槽液循环利用方法 |
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